JP2001269875A - 押し込みナットの位置決め具 - Google Patents

押し込みナットの位置決め具

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JP2001269875A JP2000083371A JP2000083371A JP2001269875A JP 2001269875 A JP2001269875 A JP 2001269875A JP 2000083371 A JP2000083371 A JP 2000083371A JP 2000083371 A JP2000083371 A JP 2000083371A JP 2001269875 A JP2001269875 A JP 2001269875A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い空間内から取付穴に押し込みナットをセ
ットする際に、そのような狭い空間に押し込みナットを
導入し、かつ正確にその取付穴に対応させて位置決めす
ることのできる押し込みナットの位置決め具の提供。 【解決手段】 先端上部にナット保持部1を備えた長尺
板材2と、その下面側に構成した一対の車輪3、3と、
ナット保持部1の中心からの寸法を示す寸法目盛り4と
で構成する。ナット保持部1は押し込みナットのナット
本体を受け入れる六角孔1aを有するナット受け部1b
と、これを脱着自在に装着するナット受け部装入部1c
とで構成する。ナット受け部1bは平面から見て正方形
で、その内側に六角孔1aを上下貫通させてある。寸法
目盛り4はナット保持部1の中心からの寸法を長尺板材
2の後端方向に向かって記したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角筒材等のような
内側に狭い空間を有する部材の上板側に開口した取付穴
に、上方から押し込みナットの圧入補助具の引き寄せ螺
旋部を挿入し、下方に位置する押し込みナットの雌ねじ
部にねじ込んでこれを引き寄せ、その圧入固定部を該取
付穴に圧入固定すべく、該押し込みナットを上記狭い空
間内に装入して下方から該取付穴に位置決めするために
使用する押し込みナットの位置決め具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】押し込みナットは、ナット本体の軸方向
の一端に圧入固定部を備えたものであり、取付穴からの
抜け止めの観点や回転止めの観点から、その圧入固定部
の構成にはいくつかのタイプのものがあるが、いずれに
しても、その圧入固定部を取付対象パネルの取付穴に圧
入して固定するものである。そしてこのような押し込み
ナットの対象パネルへの取り付けは、文字通り、その圧
入固定部を該対象パネルの取付穴に押し込むことにより
行うものであるが、この押し込み操作は、油圧式又は空
圧式のプレス機を用いたり、ハンマーを用いたりして行
われている。
【0003】油圧式又は空圧式のプレス機を用いて押し
込みナットの押し込み操作を行う場合は、押し込みナッ
トの軸心を取付穴のそれと一致させて正確な押し込み深
さに押し込むことが可能になり、その点では好都合であ
るが、対象パネルが、平坦で単純な一枚板であれば、特
に問題は生じないが、複雑に屈曲されたり、何枚かが縦
横に結合されたり、あるいは角筒状に形成する等の何ら
かの形状に形づけられたりしたものであった場合には、
これをプレス機にセットすることが困難であったり、押
し込みナットの押圧側端部の上方にプレス機で押圧する
ためのスペースがない等の問題が生じるため、その様な
プレス機を用いた押し込み操作は殆ど不可能になる。
【0004】そこで取付穴にセットした押し込みナット
をハンマーを用いて叩き込むようなことが行われるが、
これは、該押し込みナットの軸心を取付穴のそれと一致
させることも正確な深さに押し込むことも困難であり、
品質の良い押し込みナットの取り付けを行うことは望み
薄である。またこのようなハンマーですら、叩き込みの
ためのスペースがないため用いることができない場合も
ある。
【0005】そこで本発明者は、以上の従来技術の問題
点を解決し、上記のような場合の悉くに、押し込みナッ
トの取付穴への圧入操作が簡単かつ正確に行える押し込
みナットの圧入補助具を開発し、これを提案した(特願
2000−1967。現時点ではまだ公知となっていな
い)。
【0006】これを簡単に説明すると、上記押し込みナ
ットの圧入補助具は、圧入固定部を対象パネルの取付穴
に対面させた状態の押し込みナットの雌ねじ部に、該対
象パネルを挟んで反対側から該取付穴を通じて螺合させ
る引き寄せ用螺旋部と、該引き寄せ用螺旋部に、その回
転操作を行うために結合した補助具本体であって、これ
を回転させて該引き寄せ用螺旋部を前記押し込みナット
の雌ねじ部に相対的に進入させようとする場合に、その
前面が前記対象パネルに当接して、該引き寄せ用螺旋部
を前記押し込みナット側に移動しないように規制するス
トッパ面となる補助具本体とで構成したものである。
【0007】そして上記押し込みナットの圧入補助具
は、対象パネルの取付穴の周囲のスペースが相当狭い場
合でも、余程小さな特別な場合でない限り、これをその
スペース中に装入することが可能であるため、押し込み
ナットの圧入が可能であり、更に圧入を取付穴に対して
軸心を一致させ、かつ正確な深さに進入させて行うこと
ができるものである。また次に示すように非常に簡単な
操作で押し込みナットの取付穴への圧入操作を行うこと
ができる。
【0008】まず押し込みナットの圧入固定部側を対象
パネルの取付穴に向けて当接させる。そうした上で、押
し込みナットの圧入補助具は、該対象パネルの反対側の
面から、その引き寄せ用螺旋部を該取付穴を通じて該押
し込みナットの雌ねじ部に螺合させる。押し込みナット
を回り止めしながら、補助具本体を、引き寄せ用螺旋部
が該押し込みナットの雌ねじ部に進入することとなる方
向に少し回転させると、該押し込みナットの圧入固定部
の先端が取付穴の周囲に当接した状態で、該補助具本体
の前面(ストッパ面)が対象パネルに当接するようにな
り、この状態になると、該押し込みナットは取付穴の周
囲との摩擦により、自由な回転が阻止される様になる。
【0009】この後は、補助具本体を回転させると、前
記引き寄せ用螺旋部は、前記押し込みナットの雌ねじ部
に相対的に進入することとなるが、該補助具本体の前面
が対象パネルの表面に当接していてストッパ面として作
用し、該引き寄せ用螺旋部の進出を妨げているので、相
手方である押し込みナットが引き寄せられることとな
り、その圧入固定部が徐々に取付穴に進入することとな
る。そして引き寄せ用螺旋部の回転に伴って、該圧入固
定部が必要なだけ進入すると、押し込みナットの対応す
る端面が対象パネルの表面に当接することとなり、これ
で押し込みナットの圧入動作は完了である。
【0010】その後は、圧入補助具の補助具本体を逆方
向に回転させ、その引き寄せ用螺旋部を押し込みナット
の雌ねじ部から抜き取れば作業完了である。
【0011】このように本発明者の提案した押し込みナ
ットの圧入補助具によれば、対象パネルに於いて押し込
みナットを取り付ける側の反対側に若干の空間があれ
ば、その取付作業は概ね容易に行えるものであるが、更
に多くの場合のテストの結果、押し込みナットをセット
する側に手を差し込むこともできないほどの狭い空間し
かない場合には、従来の手段による圧入は勿論、本発明
者の提案した前記圧入補助具による圧入も困難になって
しまうことが明らかになった。したがってこのような狭
い空間内に押し込みナットを導入して必要な位置に位置
決めする補助的な用具が望まれるところとなった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、以
上のような問題を解決し、容易に手を差し込むこともで
きないような狭い空間内から取付穴に押し込みナットを
セットせざるを得ないような場合であっても、そのよう
な位置への押し込みナットの位置決めを容易に行える補
助的な用具、即ち、そのような空間に押し込みナットを
導入し、かつ正確に取付穴に対応させて位置決めするこ
とのできる押し込みナットの位置決め具を提供すること
を解決の課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、内側に狭
い空間を有する部材の上面板側に開口した取付穴に、上
方から押し込みナットの圧入補助具の引き寄せ螺旋部を
挿入し、下方に位置する押し込みナットの雌ねじ部にね
じ込んでこれを引き寄せ、その圧入固定部を該取付穴に
圧入固定すべく、該押し込みナットを該狭い空間内に装
入して下方から該取付穴に位置決めする押し込みナット
の位置決め具であって、先端上部に押し込みナットのナ
ット本体を受け入れて保持するナット保持部を備えた長
尺部材と、上記長尺部材の先端付近の下部に構成した移
動手段と、上記ナット保持部の中心からの寸法を示す寸
法目盛りであって、上記長尺部材の上面にその後端方向
に向かって施した寸法目盛りとで構成した押し込みナッ
トの位置決め具である。
【0014】前記狭い空間とは、例えば、角筒状部材の
内部空間や二枚の板状部材に挟まれた隙間空間等であ
る。対象となる取付穴は、例えば、上記のような角筒状
部材の四面の内、上面板を構成するパネルに開口させた
取付穴であり、しかもその下面側から押し込みナットの
圧入固定部を圧入固定するそれである。本発明の押し込
みナットの位置決め具はこのような部位に押し込みナッ
トを装入し、かつ下方から該取付穴に概ね軸心を一致さ
せて位置決めするために用いるものである。
【0015】また位置決め対象である押し込みナット
は、対象パネルの取付穴に取り付ける取付対象である
が、これは寸法形状等を問わない。どのような寸法のも
のでも、前記ナット保持部の寸法等を対応させれば不都
合なく対応し、正確に位置決めすることができる。前記
押し込みナットは、特にその圧入固定部に種々の構成の
ものがあるがいずれも本発明の対象となる。圧入固定部
は、例えば、多くは、その先端にテーパ状挿入部を有
し、かつこれとナット本体との間に溝部を有している
が、これらの構成も、当然、限定されず、どのような構
成のものも本発明の対象となる。
【0016】前記ナット保持部は、押し込みナットを、
その圧入固定部を上向き状態にしつつナット本体の全部
又は一部をその中に装入して保持する構成であり、前記
取付穴に下方から位置決めして、上方から該取付穴に挿
入垂下した引き寄せ用螺旋部を該押し込みナットの雌ね
じ部にねじ込む場合に、該押し込みナットの回転止めの
役割も併せて果たすべきものである。
【0017】前記長尺部材は、これを掴んで前記狭い空
間内の所定取付穴の直下までナット保持部で保持した押
し込みナットを装入するための手段であり、そのために
必要な充分な長さの部材で構成する。例えば、そのよう
な長さを持った物差し状の板材で構成することができ
る。
【0018】前記移動手段は、前記長尺部材の外端部付
近を掴んで上記のようにして前記狭い空間内にそのナッ
ト保持部で保持した押し込みナットを装入する際に、該
狭い空間の底部をスムーズに移動させることのできるも
のであれば、特定の構成に限定する必要はない。例え
ば、適当な車輪やローラー部材等を採用できるし、場合
によっては上記底部をスライド移動することのできる摺
動手段でも採用可能である。
【0019】また前記寸法目盛りは、ナット保持部で保
持した押し込みナットを正しく対象の取付穴の直下まで
装入するための目安となるものである。前記狭い空間中
に、前記寸法目盛りを利用して、その入口から対象の取
付穴の中心までの長さ分だけ、押し込みナットを保持さ
せたナット保持部を装入することで、該押し込みナット
を該取付穴の直下に軸心を一致させて位置決めさせよう
とするものである。
【0020】したがって本発明の1の押し込みナットの
位置決め具によれば、狭い空間の上面板に開口した取付
穴、例えば、角筒状部材の四面の内、上面板を構成する
パネルに開口した取付穴にその下方から押し込みナット
を圧入しようとする場合に、その位置への該押し込みナ
ットの位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
【0021】まず長尺部材の先端のナット保持部に所定
の押し込みナットのナット本体を装入して保持させる。
当然、圧入固定部を上向きにしつつ保持させる。次い
で、前記長尺部材の後端部付近を掴んで、そのナット保
持部側を上記角筒状部材の入口から装入する。このと
き、前記移動手段が前記角筒状部材の底面側を走行乃至
摺動移動することで容易にその装入操作を行うことがで
きる。またこのとき装入距離、即ち、前記ナット保持部
の中心から上記角筒状部材の入口までの距離を、前記取
付穴の中心から上記角筒状部材の入口までの距離に一致
させることとする。これは前記長尺部材の上面に施した
寸法目盛りを利用して行うべきことは云うまでもない。
【0022】こうして押し込みナットのナット本体を保
持したナット保持部側を前記角筒状部材内に装入する際
に、方角を確かめて装入し、装入距離を寸法目盛りで確
認すれば、正確に前記所定の取付穴の直下に所定の押し
込みナットを位置決めすることができる。
【0023】このように準備した上で、前記所定の取付
穴に上方から前記押し込みナットの圧入補助具の引き寄
せ用螺旋部を挿入すれば、その下端が前記位置決め具の
ナット保持部に保持された押し込みナットの雌ねじ部上
端に当接することとなる。この後、前記圧入補助具の補
助具本体を掴んで所定方向に回転させれば、上記引き寄
せ用螺旋部は前記押し込みナットの雌ねじ部にねじ込ま
れ、前記補助具本体の前面が前記パネル前面に当接して
いずれ下降は不可能になるので、その後は、ねじ込みに
伴って該押し込みナットはその圧入固定部が前記取付穴
に圧入されることとなる。
【0024】なお前記ナット保持部は、前記引き寄せ用
螺旋部の回転による押し込みナットの雌ねじ部へのねじ
込みの際に、該押し込みナットに対する回転止めの作用
も果たしている。
【0025】前記のように引き寄せ用螺旋部が押し込み
ナットの雌ねじ部にねじ込まれ、該押し込みナットが引
き寄せられると、そのナット本体が前記ナット保持部か
ら抜け出ることとなるが、その時点では、圧入固定部の
上端周囲が取付穴の下端部周囲に当接し、または圧入固
定部が取付穴に既に進入状態にあり、これによって回転
止めがなされることとなる。
【0026】しかして更に必要なだけ引き寄せ用螺旋部
が回転させられると、前記雌ねじ部へのねじ込みが進
み、更に押し込みナットは引き寄せられ、押し込みナッ
トのナット本体の端面が前記パネル面に接するに至り、
押し込みナットの圧入操作は終了となる。
【0027】この後は、引き寄せ用螺旋部を逆回転させ
て押し込みナットの雌ねじ部から抜き取り、前記押し込
みナットの位置決め具を角筒状部材の内部空間から引き
出せば全ての作業は終了である。云うまでもなく、押し
込みナットのナット本体は前記ナット保持部から抜け出
ているので、位置決め具の引き出しには何の支障も生じ
ない。
【0028】このように本発明の1の押し込みナットの
位置決め具によれば、容易に手を差し込むこともできな
いような狭い空間内から取付穴に押し込みナットを圧入
する場合であっても、そのような位置への押し込みナッ
トの位置決めを容易に行うことができる。
【0029】本発明の2は、本発明の1の押し込みナッ
トの位置決め具に於いて、前記ナット保持部を、押し込
みナットのナット本体を受け入れる六角孔を有するナッ
ト受け部と、このナット受け部を脱着自在に装着するた
めのナット受け部装入部とで構成した押し込みナットの
位置決め具である。
【0030】したがって本発明の2の押し込みナットの
位置決め具によれば、ナット受け部の六角孔に種々のサ
イズのものを用意し、これを適宜交換することにより、
種々のサイズの押し込みナットの位置決めに用いること
ができる。
【0031】なお本発明の1及び本発明の2のいずれに
も関わりなく、取付穴への押し込みナットの圧入後に、
その圧入固定部と取付穴との結合固定に不安がある場合
には母材との間を溶接してその結合を補強することがで
きる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例
に基づき、かつ添付図を参照しつつ詳細に説明する。図
1(a)は一実施例の位置決め具の一部切欠概略正面
図、図1(b)は一実施例の位置決め具の一部切欠概略
側面図、図2は一実施例の位置決め具の向きを変え、か
つそのナット受け部装入部からナット受け部を抜き取っ
た状態の一部切欠概略正面図、図3(a)はナット受け
部の一例の概略正面図、図3(b)はナット受け部の一
例のA−A線概略断面図、図3(c)はナット受け部の
他の一例の概略正面図、図3(d)はナット受け部の更
に他の一例の概略正面図、図4は、ナット受け部装入部
にナット受け部を、そのナット受け部に押し込みナット
を、順次、装入しようとしている状態を示した位置決め
具の一部切欠側面図。
【0033】図5は角筒材内に位置決め具のナット保持
部側を装入した状態を示した一部切欠概略斜視図、図6
は角筒材内に位置決め具のナット保持部側を装入し、該
ナット保持部で保持した押し込みナットを上面パネルに
開口した取付穴に上下一致する位置に位置決めしようと
している状態を示した一部切欠概略側面断面図、図7は
上面パネルに取付穴を開口した角筒材と、位置決め具に
よって上記取付穴の直下に位置決めされた押し込みナッ
トと、上記押し込みナットを上記取付穴に圧入固定すべ
く、その上方に配置したワッシャー状部材及び圧入補助
具とを示した概略側面断面図、図8は上面パネルに取付
穴を開口した角筒材と、位置決め具によって上記取付穴
の直下に位置決めされた押し込みナットと、取付穴の周
囲の上面パネル上に配置したワッシャー状部材と、その
上方から引き寄せ用螺旋部を垂下してその下端周囲を押
し込みナットの雌ねじ部上端周囲に当接させた圧入補助
具とを示した概略側面断面図。
【0034】図9は上面パネルに取付穴を開口した角筒
材と、位置決め具によって上記取付穴の直下に位置決め
された押し込みナットと、取付穴の周囲の上面パネル上
に配置したワッシャー状部材と、その雌ねじ部に引き寄
せ用螺旋部をねじ込んで押し込みナットの圧入固定部の
上端周囲を上記取付穴周囲に当接させた圧入補助具と、
その上方に配置した六角棒スパナとを示した概略側面断
面図、図10は上面パネルに取付穴を開口した角筒材
と、圧入固定部が取付穴の中に引き込まれて固定された
押し込みナットと、取付穴の周囲の上面パネル上に配置
したワッシャー状部材と、その雌ねじ部に引き寄せ用螺
旋部をねじ込んで押し込みナットの圧入固定部を上記取
付穴内に引き込み固定した圧入補助具と、その補助具本
体の六角穴に下端を挿入した六角棒スパナとを示した概
略側面断面図。
【0035】図11は角筒材の上面パネルの取付穴に固
定した押し込みナットを示した概略側面断面図、図12
は圧入補助具の概略正面図、図13(a)は上記圧入補
助具の概略平面図、図13(b)は上記圧入補助具の概
略底面図、図14は押し込みナットの一部切欠概略正面
図である。
【0036】まず図1〜図14に基づいて本発明の一実
施例を説明する。図1〜図4に示すように、この実施例
の押し込みナットの位置決め具は、先端上部にナット保
持部1を備えた長尺板材(長尺部材)2と、上記長尺板
材2の下面側で、上記ナット保持部1に対応する位置の
両側に構成した一対の車輪3、3と、上記ナット保持部
1の中心からの寸法を示す寸法目盛り4とで構成したも
のである。
【0037】前記ナット保持部1は、押し込みナット1
0のナット本体10aを受け入れる六角孔1aを有する
ナット受け部1bと、このナット受け部1bを脱着自在
に装着するためのナット受け部装入部1cとで構成す
る。上記ナット受け部装入部1cは、図2に示すよう
に、平面から見て正方形の容器状の構成であり、その中
央部には上下貫通する円形孔1dを開口しておくものと
する。この円形孔1dは、前記ナット受け部1bで押し
込みナット10のナット本体10aを保持している状態
で、後述するように、圧入補助具6の引き寄せ用螺旋部
6aが雌ねじ部10cに螺合された際に、該引き寄せ用
螺旋部6aが長くて該押し込みナット10の雌ねじ部1
0cを突き抜けてその下方に進出した場合に対応できる
ようにしたものである。
【0038】また前記ナット受け部1bは、図1
(a)、(b)、図3(a)、(b)及び図4に示すよ
うに、平面から見て正方形で、その内側に上記六角孔1
aを上下貫通させた構成であり、このナット受け部1b
は、先に述べ、かつ図1(a)、(b)及び図4に示す
ように、前記ナット受け部装入部1cに着脱自在に装入
することができるようにする。
【0039】図3(c)は他の例のナット受け部11b
を示したもので、その中央部に若干小さい六角孔11a
を開口してある。また図3(d)は更に他の例のナット
受け部21bを示したもので、その中央部に更に若干小
さい六角孔21aを開口してある。
【0040】前記長尺板材2は、図1(a)、(b)に
示すように、概ね物差し状の板材で構成したものであ
る。例えば、接続筒体等を用いて、同様の板材を接続し
てその長さを必要なだけ延長することができるようにす
ることができる。
【0041】前記一対の車輪3、3は自由な回転が可能
に構成したものであり、例えば、前記長尺板材2の後端
付近を掴んでその長さ方向に自由に進退移動させること
ができるようにしたものである。
【0042】また前記寸法目盛り4は、図1(a)及び
図2に示すように、前記ナット保持部1の中心からの寸
法を前記長尺板材2の後端方向に向かって記したもので
あり、後記角筒材5のように内部の見えない空間に、位
置決め具を前記ナット保持部1側から装入した場合等
に、その寸法目盛り4の「読み」から前記ナット保持部
1がどこまで進入したかを正確に把握できるようにする
ためのものである。
【0043】更にこの実施例の押し込みナットの位置決
め具で対象の取付穴5bに押し込みナット10を位置決
めした上で、その押し込み作業を行うための押し込みナ
ットの圧入補助具6及び対象となる一例の押し込みナッ
ト10を予め説明することとする。
【0044】図12及び図13に示すように、この実施
例で使用する押し込みナットの圧入補助具6は、押し込
みナット10の雌ねじ部10cに適切に螺合し得る引き
寄せ用螺旋部6aと、これをその先端部に突設した補助
具本体6bとで基本的に構成したものである。
【0045】前記引き寄せ用螺旋部6aは、特に図8に
示すように、取付穴5bを貫通させて垂下した際に、位
置決め具のナット保持部1にナット本体10aが保持さ
れている押し込みナット10の雌ねじ部10cの上端周
囲に、その下端周囲が余裕を持って当接し得る程度の長
さを有するものとする。上記余裕が少なすぎると、図9
に示す取付穴5bへの押し込みナット10の圧入固定部
10bの圧入開始時点で雌ねじ部10cへの進入部分が
短すぎる結果となり、その後の引き寄せの際に該雌ねじ
部10cのねじ山を壊すおそれがあるし、長すぎるとそ
こまでの作業に手間がかかり過ぎて厄介である。場合に
応じて適切に定めるべきである。
【0046】前記補助具本体6bは、図12及び図13
に示すように、この実施例では、引き寄せ用螺旋部6a
側の小径部6b1とその外方の大径部6b2とで構成
し、大径部の外端面には六角穴6b3を形成したもので
ある。上記小径部6b1の前面は、後記取付対象の上面
パネル5aの表面に当接するストッパ面となるが、この
実施例では、この補助具本体6bを回転させる際に、取
付対象の上面パネル5aの当接面を損傷させないため
に、上記小径部6b1の前面と取付対象の上面パネル5
aの対応する面との間にワッシャー状部材7を介在させ
ることとする。
【0047】上記ワッシャー状部材7は、図7〜図10
に示すように、上面が平坦で、下面は途中から下方に向
かってテーパ状に突出したドーナツ状円板であり、アク
リル樹脂で成形した平滑な部材である。
【0048】また前記押し込みナット10は、図14に
示すように、ナット本体10aと、その一端から突出さ
せた圧入固定部10bとで構成したものであり、更に上
記圧入固定部10bは先端のテーパ部と、その手前の溝
部とで構成したものである。上記テーパ部は、その表面
に回転止めの多数の浅い溝が斜めに形成してある。また
前記押し込みナット10は、文字通り、ナット部材であ
るから、その内部には雌ねじ部10cを備えている。な
おこの押し込みナット10の構成は、特に圧入固定部1
0bの構成に関しては、以上の構成に限らないが、ここ
ではこれに即して説明する。他の構成のそれでも押し込
んで固定するという点では同じである。
【0049】したがってこの実施例の押し込みナットの
位置決め具によれば、狭い空間の上面板に開口した取付
穴に、その下方から押し込みナット10を圧入しようと
する場合に、その位置への該押し込みナット10の位置
決めを容易かつ正確に行うことができる。
【0050】ここでは、この実施例のナットの位置決め
具による位置決め及びその後の圧入補助具6による圧入
動作を、角筒材5の四面の内、上面板を構成する上面パ
ネル5aに開口した取付穴5bに対して行うものとして
説明する。
【0051】まず位置決め具のナット保持部1に所定の
押し込みナット10のナット本体10aを装入して保持
させる。上記ナット保持部1のナット受け部装入部1c
には、図1(a)、(b)及び図4に示すように、予め
所定の押し込みナット10のナット本体10aを装入す
るのに適合する寸法の六角孔1aを有するナット受け部
1bを装着しておき、その後、該押し込みナット10の
ナット本体10aをそのナット受け部1bの六角孔1a
中に装入して仮固定する。
【0052】上記押し込みナット10は、上記のよう
に、ナット本体10aを下向きにしてナット保持部1に
保持させるので、当然、その圧入固定部10bが上向き
に保持されることとなる。
【0053】次いで、前記位置決め具の長尺板材2の後
端部付近を掴んで、図5に示すように、そのナット保持
部1側を前記角筒材5の入口から装入する。このとき、
前記一対の車輪3、3が該角筒材5の底面側を走行移動
することで容易にその装入操作を行うことができる。ま
たこのとき前記長尺板材2の上面に記してある寸法目盛
り4を読み取ることで、前記ナット保持部1の中心から
上記角筒材5の入口までの距離を正確に測定し、これを
取付対象である取付穴5bの軸心から上記角筒材5の入
口までの距離と一致させることができる。
【0054】したがって前記位置決め具のナット保持部
1側を前記角筒材5内に装入する際に方角を確かめ、上
記のように、装入距離を寸法目盛り4で確認すれば、図
6に示すように、前記ナット保持部1の中心を前記取付
穴5bの中心とほぼ一致させ、これによってナット保持
部1で保持されている押し込みナット10の軸心を取付
穴5bの軸心とほぼ一致させることができる。
【0055】このように準備した上で、前記押し込みナ
ットの圧入補助具6を用いて前記所定の取付穴5bに位
置決め具のナット保持部1に保持されている押し込みナ
ット10の圧入固定部10bを圧入固定することができ
る。
【0056】この圧入の手順は次のように行う。図7に
示すように、まず前記取付穴5bに軸心を一致させて上
面パネル5aの上面側にワッシャー状部材7を配し、そ
の上方から圧入補助具6を垂下させ、図8に示すよう
に、更に該圧入補助具6の引き寄せ用螺旋部6aを該ワ
ッシャー状部材7及び取付穴5bを通過させてその下端
を前記位置決め具のナット保持部1に保持されている押
し込みナット10の雌ねじ部10cの開口端に当接させ
る。
【0057】次いで、図8中の回転矢印に示すように、
圧入補助具6の補助具本体6bを掴んでこれを回転さ
せ、その引き寄せ用螺旋部6aを押し込みナット10の
雌ねじ部10cにねじ込ませる。このとき該押し込みナ
ット10は、そのナット本体10aがナット保持部1の
ナット受け部1bに於ける六角孔1aで回転止めがされ
た状態に保持されているので、上記ねじ込みが良好に行
われ得るものである。
【0058】こうして引き寄せ用螺旋部6aが前記押し
込みナット10の雌ねじ部10cに螺合してその先端部
が該雌ねじ部10cに所定長さ分進入すると、図9に示
すように、圧入補助具6の補助具本体6bの前面(スト
ッパ面)がワッシャー状部材7を介して前記上面パネル
5aに当接するようになり、それ以上の下降は不可能と
なる。したがって更に継続して回転させると、今度は、
それに伴って押し込みナット10側が上昇し、その圧入
固定部10bの端部周側が前記取付穴5bの周側に当接
するに至る。
【0059】なお前記補助具本体6bの前面がワッシャ
ー状部材7を介して前記上面パネル5aに当接するよう
になる際には、上記ワッシャー状部材7のテーパ状の突
出した部分の作用により、これ自体の軸心が取付穴5b
の軸心に一致するように移動し、これによって補助具本
体6bの下端から垂下する前記引き寄せ螺旋部6aがほ
ぼ正確に取付穴5bの軸心に一致させられることとな
る。それ故、この引き寄せ用螺旋部6aが螺合する押し
込みナット10の軸心もまた取付穴5bの軸心と一致す
ることとなる。
【0060】前記のように押し込みナット10の圧入固
定部10bの端部周側が前記取付穴5bの周側に当接す
るに至るまでは、図9に示すように、該押し込みナット
10のナット本体10aはナット保持部1から抜けきら
ないので、その回転止めが働き、前記圧入補助具6の引
き寄せ用螺旋部6aの雌ねじ部10cへの相対的螺合進
入は良好に行われる。
【0061】この後は、引き続いて補助具本体6bを、
図9中、回転方向を示す矢印の方向に回転させると、前
記引き寄せ用螺旋部6aの回転に伴って押し込みナット
10の圧入固定部10bが取付穴5bに下方から進入す
ることとなるため、該補助具本体6bを手指の力で簡単
に回転させることはできなくなる。そこで、遅くともこ
の時点までには、図9中下向き矢印に示すように、前記
六角棒スパナ8の下端を前記補助具本体6bの大径部6
b2に於ける六角穴6b3に挿入し、これを用いて、図
9中、回転方向を示す矢印の方向に回転操作を行うこと
とする。
【0062】前記六角棒スパナ8を利用して補助具本体
6bを若干回転させると、これによる引き寄せ用螺旋部
6aの回転に伴って押し込みナット10が引き上げら
れ、そのナット本体10aが位置決め具のナット保持部
1から抜け出ることとなるが、その時点では既にその圧
入固定部10bが取付穴5bの内面に食い込み、その回
転が止められた状態にあるので、この後、前記六角棒ス
パナ8を利用して引き寄せ用螺旋部6aを回転させ、こ
れによって該押し込みナット10を引き上げる操作を行
うのに不都合は生じない。
【0063】こうして六角棒スパナ8による補助具本体
6bの回転操作を継続すると、図10に示すように、引
き寄せ用螺旋部6aの押し込みナット10に於ける雌ね
じ部10cへのねじ込みが進み、該押し込みナット10
を更に引き寄せ、そのナット本体10aの内端面が前記
上面パネル5aの下面に接するに至り、その圧入操作は
終了となる。
【0064】この圧入動作の完了時点は、その時点で、
補助具本体6bを回転させるトルクが急激に大きくなる
ので、これを知ることができる。これは、上記のよう
に、ナット本体10aの内端面が前記上面パネル5aの
下面に当接することとなるためである。そしてここで引
き込み方向の回転操作を停止する。
【0065】この後は、補助具本体6bを逆回転させて
引き寄せ用螺旋部6aを押し込みナット10の雌ねじ部
10cから抜き取り、ワッシャー状部材7を取り去り、
更に前記押し込みナットの位置決め具を角筒材5の内部
空間から引き出せば全ての作業は終了である。云うまで
もなく、押し込みナット10のナット本体10aは前記
ナット保持部1から抜け出ているので、位置決め具の引
き出しには何の支障も生じない。図11は圧入が完了
し、押し込みナットの位置決め具及び圧入補助具6等を
取り外した状態を示している。
【0066】このようにこの実施例の押し込みナットの
位置決め具によれば、容易に手を差し込むこともできな
いような角筒材5の狭い内部空間内からその取付穴5b
に押し込みナットを圧入する場合であっても、そのよう
な位置への押し込みナット10の位置決めを容易かつ正
確に行うことができる。またその後の圧入操作にも良好
に対応できるものである。
【0067】
【発明の効果】したがって本発明の1の押し込みナット
の位置決め具によれば、狭い空間の上面板に開口した取
付穴、例えば、角筒状部材の四面の内、上面板を構成す
るパネルに開口した取付穴にその下方から押し込みナッ
トを圧入しようとする場合に、その位置への該押し込み
ナットの位置決めを容易かつ正確に行うことができる。
【0068】また本発明の1の押し込みナットの位置決
め具によれば、その長尺部材の先端上部に構成したナッ
ト保持部が、ナット本体を保持することに加えて、前記
圧入補助具の回転による引き寄せ用螺旋部の押し込みナ
ットの雌ねじ部へのねじ込みの際に、該押し込みナット
に対する回転止めの作用も果たすこととなる。
【0069】本発明の2の押し込みナットの位置決め具
によれば、ナット受け部の六角孔に種々のサイズのもの
を用意し、これを適宜交換することにより、種々のサイ
ズの押し込みナットの位置決めに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は一実施例の位置決め具の一部切欠概略
正面図。(b)は一実施例の位置決め具の一部切欠概略
側面図。
【図2】一実施例の位置決め具の向きを変え、かつその
ナット受け部装入部からナット受け部を抜き取った状態
の一部切欠概略正面図。
【図3】(a)はナット受け部の一例の概略正面図。
(b)はナット受け部の一例のA−A線概略断面図。
(c)はナット受け部の他の一例の概略正面図。(d)
はナット受け部の更に他の一例の概略正面図。
【図4】ナット受け部装入部にナット受け部を、そのナ
ット受け部に押し込みナットを、順次、装入しようとし
ている状態を示した位置決め具の一部切欠概略側面図。
【図5】角筒材内に位置決め具のナット保持部側を装入
した状態を示した一部切欠概略斜視図。
【図6】角筒材内に位置決め具のナット保持部側を装入
し、該ナット保持部で保持した押し込みナットを上面パ
ネルに開口した取付穴に上下一致する位置に位置決めし
ようとしている状態を示した一部切欠概略側面断面図。
【図7】上面パネルに取付穴を開口した角筒材と、位置
決め具によって上記取付穴の直下に位置決めされた押し
込みナットと、上記押し込みナットを上記取付穴に圧入
固定すべく、その上方に配置したワッシャー状部材及び
圧入補助具とを示した概略側面断面図。
【図8】上面パネルに取付穴を開口した角筒材と、位置
決め具によって上記取付穴の直下に位置決めされた押し
込みナットと、取付穴の周囲の上面パネル上に配置した
ワッシャー状部材と、その上方から引き寄せ用螺旋部を
垂下して下端周囲を押し込みナットの雌ねじ部上端周囲
に当接させた圧入補助具とを示した概略側面断面図。
【図9】上面パネルに取付穴を開口した角筒材と、位置
決め具によって上記取付穴の直下に位置決めされた押し
込みナットと、取付穴の周囲の上面パネル上に配置した
ワッシャー状部材と、雌ねじ部に引き寄せ用螺旋部をね
じ込んで押し込みナットの圧入固定部の上端周囲を上記
取付穴周囲に当接させた圧入補助具と、その上方に配置
した六角棒スパナとを示した概略側面断面図。
【図10】上面パネルに取付穴を開口した角筒材と、圧
入固定部が取付穴の中に引き込まれて固定された押し込
みナットと、取付穴の周囲の上面パネル上に配置したワ
ッシャー状部材と、その雌ねじ部に引き寄せ用螺旋部を
ねじ込んで押し込みナットの圧入固定部を上記取付穴内
に引き込み固定した圧入補助具と、その補助具本体の六
角穴に下端を挿入した六角棒スパナとを示した概略側面
断面図。
【図11】角筒材の上面パネルの取付穴に固定した押し
込みナットを示した概略側面断面図。
【図12】圧入補助具の概略正面図。
【図13】(a)は上記圧入補助具の概略平面図。
(b)は上記圧入補助具の概略底面図。
【図14】押し込みナットの一部切欠概略正面図。
【符号の説明】
1 ナット保持部 1a、11a、21a 六角孔 1b、11b、21b ナット受け部 1c ナット受け部装入部 1d 円形孔 2 長尺板材(長尺部材) 3 車輪(移動手段) 4 寸法目盛り 5 角筒材 5a 上面パネル 5b 取付穴 6 押し込みナットの圧入補助具 6a 引き寄せ用螺旋部 6b 補助具本体 6b1 小径部 6b2 大径部 6b3 六角穴 7 ワッシャー状部材 10 押し込みナット 10a ナット本体 10b 圧入固定部 10c 雌ねじ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に狭い空間を有する部材の上面板側
    に開口した取付穴に、上方から押し込みナットの圧入補
    助具の引き寄せ螺旋部を挿入し、下方に位置する押し込
    みナットの雌ねじ部にねじ込んでこれを引き寄せ、その
    圧入固定部を該取付穴に圧入固定すべく、該押し込みナ
    ットを該狭い空間内に装入して下方から該取付穴に位置
    決めする押し込みナットの位置決め具であって、 先端上部に押し込みナットのナット本体を受け入れて保
    持するナット保持部を備えた長尺部材と、上記長尺部材
    の先端付近の下部に構成した移動手段と、上記ナット保
    持部の中心からの寸法を示す寸法目盛りであって、上記
    長尺部材の上面にその後端方向に向かって施した寸法目
    盛りとで構成した押し込みナットの位置決め具。
  2. 【請求項2】 前記ナット保持部を、押し込みナットの
    ナット本体を受け入れる六角孔を有するナット受け部
    と、このナット受け部を脱着自在に装着するためのナッ
    ト受け部装入部とで構成した請求項1の押し込みナット
    の位置決め具。
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