JP2001268132A - ネットワークシステムの相互接続のためのネットワークアドレス変換方法及び装置 - Google Patents

ネットワークシステムの相互接続のためのネットワークアドレス変換方法及び装置

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JP2001268132A
JP2001268132A JP2000073704A JP2000073704A JP2001268132A JP 2001268132 A JP2001268132 A JP 2001268132A JP 2000073704 A JP2000073704 A JP 2000073704A JP 2000073704 A JP2000073704 A JP 2000073704A JP 2001268132 A JP2001268132 A JP 2001268132A
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Taikun Yasuda
泰勲 安田
Yasunori Matsui
康範 松井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークアドレス変換の設定の量を減ら
し、ネットワーク数や端末数に対してスケーラブルなネ
ットワークアドレス変換の実現ができるネットワークシ
ステムの相互接続のためのネットワークアドレス変換方
法及び装置を提供する。 【解決手段】 プライベートアドレスの割り当ては各管
理ドメイン内で自由に行い、プライベートネットワーク
間を接続するグローバルネットワークでは各管理ドメイ
ン内と同等以上の大きさのアドレス空間を持つアドレス
体系を利用することでアドレス衝突を回避し、かつネッ
トワークアドレス変換をプライベートアドレスとグロー
バルアドレスの組を利用して自動的に行うことができる
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のネットワー
クシステムを相互に接続する方法及びその装置に関し、
特に、サブ通信ネットワークにおいてローカルに付与し
たアドレスの一意性を失わずに、中継通信ネットワーク
内でのアドレスヘの自動的な対応付けを低い管理コスト
で可能にするネットワークアドレス変換方法及びその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット式ネットワークにおいては、通
信はアドレスと呼ばれる端末識別子を用いて行われる。
例えば、現在のインターネットにおいては、アドレスは
インターネットプロトコルバージョン4(IPv4)と
呼ばれる32ビット(bit)長のアドレス体系のプロ
トコルを利用している。インターネットに接続する場合
は、通常、ネットワーク全体を通じて一意となるような
IPv4アドレス(以下グローバルアドレスと呼ぶ)の
割り当てをネットワークインフォメーションセンターの
ような公的機関から受けることになっている。しかしな
がら、アドレスの枯渇が深刻な問題となってきており、
新規の割り当てを受けることは現状では困難になってい
る。
【0003】そこで、サブ通信ネットワーク内でのみ一
意なアドレス(以下プライベートアドレスと呼ぶ)を利
用することがある。IPv4においては、一定のアドレ
スブロックがこのプライベートアドレスとして予約され
ていて、ローカルなネットワーク内でのみ自由に割り当
てて利用することができる。しかし、これらのアドレス
を付与した端末に対しては、インターネット全体でのア
ドレスの一意性が保証されないため、接続性が確保でき
ない。
【0004】この問題を解決するために、グローバルア
ドレスが付与されている端末からプライベートアドレス
を割り当てたネットワーク/端末への接続性を確保する
ネットワークアドレス変換(Network Addr
ess Translation:NAT)と呼ばれる
手法が提案されている(特開平11−298527号公
報、RFC1631等)。
【0005】ネットワークアドレス変換は、プライベー
トアドレスを割り当てられたホストとグローバルアドレ
スを割り当てられたホストとが通信する場合、中継ノー
ドがその通信のパケット内に含まれるプライベートアド
レスをネットワークアドレス変換用に割り当てられてい
るグローバルアドレスに書き換え、見掛け上グローバル
アドレスが割り当てられているように見せて通信を可能
にする技術である。
【0006】ところで、企業内ネットワーク等のイント
ラネットの進展に伴って、各サブ通信ネットワーク内の
端末にプライベートアドレスを割り当てられている場合
が多く発生している。この時、お互いのプライベートア
ドレスが重複していると、アドレス変換のためのアドレ
ス対応付けがうまく行かず通信ができないこととなる。
【0007】特開平11−112577号公報には、こ
のような問題を解決するためのネットワークアドレス変
換方法が記載されている。この方法では、中継ネットワ
ーク内において、各サブ通信ネットワークも含めた全て
のネットワーク内のホストに対して一意となるアドレス
を単一のアドレス空間を利用して割り当てている。しか
しながら、その情報を管理するためのコストが非常に大
きいため、多くのネットワークを接続することは現実的
には難しい。
【0008】ネットワークアドレス変換における問題
は、以上述べたように、管理コストとアドレス空間の広
さの限界から生じるアドレス衝突から発生する。そこ
で、グローバルアドレスに関してはよりアドレス空間の
広いアドレス体系(例えば32ビット空間のIPv4に
対して128ビット空間のIPv6)を使用することが
考えられる。例えば、特開平11−112571号公報
では、複数のプライベートネットワークをIPv6ネッ
トワークを介して接続する階層化ネットワークについて
提案している。この方式では、アドレス変換を行うため
に全ての端末の情報を登録しておかねばならず、その管
理コストが非常に大きいため、多くのネットワークを接
続することが困難となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、既
存の技術では、アドレスの対応付けについて、通信する
ネットワーク数とそのネットワーク内のホスト数とが増
えると指数関数的に管理コストが大きくなるため、大規
模なネットワークヘの適用には現実的には不可能であっ
た。
【0010】従って本発明の目的は、ネットワークアド
レス変換の設定の量を減らし、ネットワーク数や端末数
に対してスケーラブルなネットワークアドレス変換の実
現ができるネットワークシステムの相互接続のためのネ
ットワークアドレス変換方法及び装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プライ
ベートアドレスの割り当ては各管理ドメイン内で自由に
行い、プライベートネットワーク間を接続するグローバ
ルネットワークでは各管理ドメイン内と同等以上の大き
さのアドレス空間を持つアドレス体系を利用することで
アドレス衝突を回避し、かつネットワークアドレス変換
をプライベートアドレスとグローバルアドレスの組を利
用して自動的に行うことができるようにすることで、上
述の目的が達成される。
【0012】即ち、本発明によれば、あるビット長mの
アドレス体系を有する一つ以上のサブ通信ネットワーク
,i≧0が、ビット長nがm≦nであるようなアド
レス体系を有する中継通信ネットワークNを介して接続
されており、各サブ通信ネットワークMは中継ネット
ワークN内において一意となるようにネットワークアド
レスnを有する場合、その接続点にネットワークアド
レス変換装置を設置する。
【0013】ネットワークアドレス変換装置は、サブ通
信ネットワークM内のノードmからサブ通信ネット
ワークM内のノードmへ通信を行う際に、通信を行
う前に必要であるホストの名前解決の時に、ノードm
からのノードmに関する名前解決要求に対して、実際
にサブ通信ネットワークM内で割り当てられているア
ドレスmでは無く、サブ通信ネットワークM内で一
意となるアドレスm をサブ通信ネットワークM
ネットワークアドレスnとノードmの実際のアドレ
スmとからハッシュ関数を利用して生成し、そのアド
レスを返すと共にその変換情報を保持する。
【0014】パケットがサブ通信ネットワークMから
中継通信ネットワークNへ転送される場合、名前解決の
際に保持した情報又はアドレス変換の際に保持した情報
を元にパケットに含まれる宛先アドレスmをmb’
書き換え、さらに送信元アドレスm及び宛先アドレス
b’を各サブ通信ネットワークに割り当てられたネッ
トワークアドレスn及びnを用いて全中継通信ネッ
トワークN内で一意となるアドレス
【数11】 を生成し、パケットの元の送信元アドレス及び宛先アド
レスを新たに生成したアドレスに置き換える。
【0015】パケットが中継通信ネットワークNからサ
ブ通信ネットワークMへ転送される場合、パケットに
含まれる送信元アドレス
【数12】 からネットワークアドレス部n及びnを取り除いて
アドレスm及びmを取得し、さらに、アドレス変換
の際に保持した情報が存在する場合にはその情報を利用
して送信元アドレスmをサブ通信ネットワークM
で一意となるアドレスma’ に変換し、情報が存在し
ない場合にはハッシュ関数を用いて同様に送信元アドレ
スmをサブ通信ネットワークM内で一意となるアド
レスma’に変換してパケットを書き換え、その変換情
報を保持する。
【0016】このように、本発明によれば、ネットワー
クアドレス変換に用いるグローバルな情報は各ネットワ
ーク毎に割り当てられたネットワークアドレスnのみ
であり、ハッシュ関数によるアドレス変換をホストの名
前解決とパケット転送時との両方に適用することによっ
てアドレスの競合を解決し、さらにその情報を保持、検
索可能にすることによってアドレス変換情報の管理コス
トを低減することができる。その結果、本発明の方法は
多くのネットワークやホストを接続することを可能とす
るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態におけ
るネットワーク構成を概略的に示す図であり、図2は図
1の実施形態におけるネットワークアドレス変換装置1
00の構成を概略的に示す図である。
【0018】図1に示すように、サブ通信ネットワーク
及びMは、中継通信ネットワークNを介して互い
に接続されており、その各接続点にはネットワークアド
レス変換装置100が設置されている。
【0019】ネットワークアドレス変換装置100は、
図2に示すように、通信プロトコル処理部10と、ネッ
トワークアドレス変換処理部11と、アドレスマッピン
グテーブル管理部12と、ホスト名前解決処理部(DN
S)13と、ネットワークインターフェースNI1及び
NI2とを有する。
【0020】通信プロトコル処理部10は、図示しない
CPU等で構成されており、ネットワークアドレス変換
処理部11並びにネットワークインターフェースNI1
及びNI2に接続されている。ネットワークアドレス変
換処理部11は、図示しないCPU等で構成されてお
り、ネットワークプロトコル処理部10及びアドレスマ
ッピングテーブル管理部12に接続されている。アドレ
スマッピングテーブル管理部12は、メモリ等で構成さ
れており、ネットワークアドレス変換処理部11に接続
されている。ホスト名解決処理部13は、図示しないC
PU等で構成されており、アドレスマッピングテーブル
管理部12に接続されている。ネットワークインターフ
ェースNI1及びNI2はメモリ等で構成されており、
通信プロトコル処理部10に接続されている。
【0021】なお、図2に示す構成例において、実線の
矢印は通信データの経路を示し、破線の矢印はアドレス
変換情報の経路を示している。即ち、通信データは、ネ
ットワークインターフェースNI1から入力され、次に
ネットワークプロトコル処理部10に渡され、その後ネ
ットワークアドレス変換処理部11に渡される。ネット
ワークアドレス変換処理部11にわたってアドレス変換
処理を施された通信データは、来た経路と同じ経路をた
どってネットワークインターフェースNI2まで渡さ
れ、最後にネットワークインターフェースNI2から出
力される。
【0022】通信プロトコル処理部10は、一方のネッ
トワークインターフェースNI1又はNI2から入力さ
れた通信データを適切なネットワークインターフェース
NI2又はNI1を選択して出力するための手段の例で
あり、通信データに含まれるネットワークアドレスに基
づいて出力するネットフークインターフェースを決定す
る。
【0023】ネットワークアドレス変換部11は、ビッ
ト長がmのアドレスとビット長がnのアドレスとのネッ
トワークアドレス変換を行う手段の例である。即ち、ア
ドレスマッピングテーブル管理部12の情報に含まれる
ビットのネットワークアドレス又は変換すべき適切
なアドレスを元に、通信プロトコル処理部10から受け
取った通信データに含まれるmビット長のアドレスをn
ビット長のアドレスに、又はnビット長のアドレスをm
ビット長のアドレスに変換する。
【0024】アドレスマッピングテーブル管理部12
は、nビットのネットワークアドレスの検索と、通信
データの送信元のnビット長のアドレスとmビット長の
アドレスの変換情報を保存を行う手段の例である。即
ち、ネットワークアドレス変換部11からの検索要求に
従ってnビットのネットワークアドレスを返し、ネッ
トワークアドレス変換部11及びホスト名解決処理部1
3が行ったネットワークアドレス変換の情報を受取って
保持する。
【0025】ホスト名解決処理部13は図示しないホス
トからの要求に基づきホスト名とアドレスとのマッピン
グを解決する手段の例である。さらにホスト名解決の際
にアドレス変換を行い、ホスト名解決の際に変換したア
ドレスの情報をアドレスマッピングテーブル管理部12
に渡す。
【0026】図3は、以上述べた実施形態の動作を示す
フローチャートであり、以下同図を用いてこの実施形態
の動作説明を行う。
【0027】まず、ネットワークアドレス変換装置10
0のホスト名解決処理部13は、図示しない他のホスト
からホスト名解決要求を受け取ると(S11)、要求さ
れたホスト名に従って、自分自身又は他のネットワーク
アドレス変換装置のホスト名解決処理部(DNS)にお
けるネームサーバから、その解決したいホスト名を持つ
ホストが所属するネットワーク内での32ビット長のI
Pv4アドレスを取得する(S12)。次いで、その取
得したアドレスを、ホスト名解決要求を出したホストが
属するネットワーク内で一意となる32ビット長のIP
v4アドレスにハッシュ関数を用いて変換する(S1
3)。その変換結果はアドレスマッピングテーブル管理
部12に保持される(S14)。
【0028】その後、ネットワークアドレス変換装置1
00の通信プロトコル処理部10がネットワークインタ
ーフェースNI1又はNI2からパケットを受信すると
(S15)、ネットワークアドレス変換処理部11は、
パケットに含まれているアドレス長をチェックする(S
16)。
【0029】アドレスが32ビット長のIPv4アドレ
スの場合、変換すべき128ビット長のIPv6アドレ
スを、アドレスマッピングテーブル管理部12において
検索する(S17)。
【0030】検索の結果、変換すべき128ビット長の
IPv6アドレスが発見できなかった場合、予めネット
ワーク毎に割り当てられている64ビットのネットワー
クアドレスを取得し、32ビットのパディングを補完
し、元の32ビット長のIPv4アドレスと組み合わせ
て128ビット長のIPv6アドレスを生成する(S1
8)。
【0031】変換すべき128ビット長のIPv6アド
レスが見つかった場合、又はS18において変換すべき
128ビット長のIPv6アドレスの生成が終わると、
その結果をアドレスマッピングテーブル管理部12に保
存し、ネットワークアドレス変換処理部11はパケット
のアドレスを書き換える(S19)。
【0032】また、S16におけるアドレス長チェック
の結果、アドレスが128ビット長のIPv6アドレス
である場合、変換すべき32ビット長のIPv4アドレ
スを、アドレスマッピングテーブル管理部12において
検索する(S20)。
【0033】その検索の結果、変換すべき32ビット長
のIPv4アドレスが発見できなかった場合、元の12
8ビット長のIPv6アドレスをハッシュ関数にかけ、
アドレスマッピングテーブル管理部12の中で一意とな
る32ビット長のIPv4アドレスを生成する(S2
1)。
【0034】変換すべき32ビット長のIPv4アドレ
スが見つかった場合、又はS21において変換すべき3
2ビット長のIPv4アドレスの生成が終わると、その
結果をアドレスマッピングテーブル管理部12に保存
し、ネットワークアドレス変換処理部11はパケットの
アドレスを書き換える(S22)。
【0035】これら一連の処理はパケットに含まれる送
信元アドレス及び宛先アドレスの両方に対して実行され
る。
【0036】S19又はS22の処理が終わると、通信
プロトコル処理部10は、アドレスの書き換えの終了し
たパケットを適切なネットワークインターフェースNI
1又はNI2に対して送信する(S23)。
【0037】これらの処理がすべて終了したあとは、通
常の処理を継続することが可能である(S24)。
【0038】図4は、上述した実施形態における処理を
示すタイムチャートである。
【0039】ネットワークアドレス変換装置100にお
けるネットワークインターフェースNI1及びNI2は
通信プロトコル処理部10に適切に接続されており、パ
ケットの送受信に際して、適切なネットワークインター
フェースを選択する。
【0040】ネットワークアドレス変換装置100にお
いて、ホスト名解決処理部13は、ホスト名解決要求を
受け取ると、自分自身又は他のホスト上のホスト名解決
処理部を利用して、ホスト名と32ビット長のIPv4
アドレスとのマッピングを解決する。
【0041】取得した32ビット長のIPv4アドレス
は、ホスト名解決要求を出したホストが属するサブ通信
ネットワーク内で一意となる32ビット長のIPv4ア
ドレスに変換され、その変換情報はアドレスマッピング
テーブル管理部12に登録される。
【0042】ネットワークアドレス変換装置100にお
いて、通信プロトコル処理部10は、パケットをネット
ワークインターフェースNI1又はNI2から受け取る
と、受け取ったパケットをネットワークアドレス変換処
理部11の持つキューに挿入する。
【0043】ネットワークアドレス変換処理部11はキ
ューからパケットを取り出し、パケットの送信元/宛先
アドレス長をチェックする。
【0044】パケットの送信元/宛先アドレスに対して
変換すべきアドレスを見つけるために、アドレスマッピ
ングテーブル管理部12に対して検索をかける。
【0045】検索の結果、変換すべきアドレスが発見で
きない場合には、一意となるアドレスを生成する。
【0046】元のアドレスが32ビット長のIPv4ア
ドレスの場合には、予めネットワーク毎に割り当てられ
た64ビットのネットワークアドレスを元の32ビット
のアドレスを元に検索し、その64ビットのネットワー
クアドレスと32ビットのパディングを追加して128
ビットのIPv6アドレスを生成する。
【0047】元のアドレスが128ビット長のIPv6
アドレスの場合には、ハッシュ関数を用いてアドレスマ
ッピングテーブル管理部12の中で一意となるアドレス
を生成する。
【0048】変換すべきアドレスが発見又は生成される
と、そのアドレスを元にパケットを書き換える。
【0049】また、アドレスマッピングテーブル管理部
12は過去に変換したアドレスの情報を保持しており、
一度生成したデータは次回以降の変換の際に用いられ
る。
【0050】図5は上述した実施形態におけるアドレス
生成の様子を表した図である。
【0051】32ビット長のIPv4アドレスから12
8ビット長のIPv6アドレスの生成では、元の32ビ
ット長のIPv4アドレスに64ビット長のネットワー
クアドレスと32ビットのパディングを加え、一意とな
る128ビット長のIPv6アドレスを生成する。
【0052】128ビット長のIPv6アドレスから3
2ビット長のIPv4アドレスの生成では、ハッシュ関
数を用いて一意となる32ビット長のIPv4アドレス
を取得する。
【0053】プライベートアドレスを利用した場合に
は、同じ32ビット長のIPv4アドレスが複数のネッ
トワークで利用されている状況が起り得るが、ネットワ
ーク毎に異なるネットワークアドレスを含めてハッシュ
するため、一意となる32ビット長のIPv4アドレス
を取得可能になっており、複数のネットワークを通して
プライベートアドレス割り当てを調整する必要はない。
【0054】以上述べた実施形態は全て本発明を例示的
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、プライベートアドレスの割り当ては各管理ドメイン
内で自由に行い、プライベートネットワーク間を接続す
るグローバルネットワークでは各管理ドメイン内と同等
以上の大きさのアドレス空間を持つアドレス体系を利用
することでアドレス衝突を回避し、かつネットワークア
ドレス変換をプライベートアドレスとグローバルアドレ
スの組を利用して自動的に行うことができるようにして
いるため、ネットワークアドレス変換の設定の管理コス
トを最小限にとどめながら、多数のネットワーク(プラ
イベートネットワークを含む)を接続することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるネットワーク構成
を概略的に示す図である。
【図2】図1の実施形態におけるネットワークアドレス
変換装置100の構成を概略的に示す図である。
【図3】図1の実施形態における動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1の実施形態における処理を示すタイムテー
ブルである。
【図5】図1の実施形態におけるアドレス生成の様子を
表した図である。
【符号の説明】
10 通信プロトコル処理部 11 ネットワークアドレス変換処理部 12 アドレスマッピングテーブル管理部 13 ホスト名前解決処理部(DNS) 100 ネットワークアドレス変換装置 NI1、NI2 ネットワークインターフェース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット式通信ネットワークにおいて、 あるビット長mのアドレス体系を有する一つ以上のサブ
    通信ネットワークM,i≧0が、ビット長nがm≦n
    であるようなアドレス体系を有する中継通信ネットワー
    クNを介して接続されている環境下で、サブ通信ネット
    ワークMのノード 【数1】 はサブ通信ネットワーク内Mにおいて一意となるよう
    にアドレスを割り当てられており、サブ通信ネットワー
    クMは中継ネットワークN内において一意となるよう
    にネットワークアドレスnを有する場合、サブ通信ネ
    ットワークM内のノードmからサブ通信ネットワー
    クM内のノードmへ通信を行う際に、ノードm
    らの要求によりノードmのホスト名からアドレスm
    を解決する際、ノードmに返すアドレスを実際のアド
    レスmからサブ通信ネットワークM内で一意となる
    アドレスmb’にサブ通信ネットワークMのネットワ
    ークアドレスnを用いて変換してそのアドレスを返す
    段階と、 アドレスm及びmb’の変換情報を保存する段階と、 【数2】 へ実際にパケットを送信する際に、パケットがサブ通信
    ネットワークMから中継ネットワークNに転送される
    ときにパケットに含まれる宛先アドレスをmb’からm
    に書き換える段階と、 パケットに含まれるmビットの送信元アドレス 【数3】 及び宛先アドレス 【数4】 のネットワークアドレスを検索する段階と、 【数5】 とMnetとを利用して、中継通信ネットワークN内
    において一意となるようなアドレスaを生成して転送
    を行う段階と、 パケットが中継通信ネットワークNからサブ通信ネット
    ワークMへ転送されるときに、パケットに含まれるア
    ドレスa(mを含む)を利用してサブ通信ネットワ
    ークM内で一意となるアドレスma’を生成して、パ
    ケットを書き換えて転送を行う段階と、 アドレスm及びma’の変換情報を保存する段階とを
    有することを特徴とする、ネットワークシステムの相互
    接続のためのネットワークアドレス変換方法。
  2. 【請求項2】 パケット式通信ネットワークにおいて、 あるビット長mのアドレス体系を有する一つ以上のサブ
    通信ネットワークM,i≧0が、ビット長nがm≦n
    であるようなアドレス体系を有する中継通信ネットワー
    クNを介して接続されている環境下で、サブ通信ネット
    ワークMのノード 【数6】 はサブ通信ネットワーク内Mにおいて一意となるよう
    にアドレスを割り当てられており、サブ通信ネットワー
    クMは中継ネットワークN内において一意となるよう
    にネットワークアドレスnを有する場合、サブ通信ネ
    ットワークM内のノードmからサブ通信ネットワー
    クM内のノードmへ通信を行う際に、ノードm
    らの要求によりノードmのホスト名からアドレスm
    を解決する際、ノードmに返すアドレスを実際のアド
    レスmからサブ通信ネットワークM内で一意となる
    アドレスmb’にサブ通信ネットワークMのネットワ
    ークアドレスnを用いて変換してそのアドレスを返す
    手段と、アドレスm及びmb’の変換情報を保存する
    手段と、 【数7】 へ実際にパケットを送信する際に、パケットがサブ通信
    ネットワークMから中継ネットワークNに転送される
    ときにパケットに含まれる宛先アドレスをmb’からm
    に書き換える手段と、 パケットに含まれるmビットの送信元アドレス 【数8】 及び宛先アドレス 【数9】 のネットワークアドレスを検索する手段と、 【数10】 とMnetとを利用して、中継通信ネットワークN内
    において一意となるようなアドレスaを生成して転送
    を行う手段と、 パケットが中継通信ネットワークNからサブ通信ネット
    ワークMへ転送されるときに、パケットに含まれるア
    ドレスa(mを含む)を利用してサブ通信ネットワ
    ークM内で一意となるアドレスma’を生成して、パ
    ケットを書き換えて転送を行う手段と、 アドレスm及びma’の変換情報を保存する手段とを
    有することを特徴とする、ネットワークシステムの相互
    接続のためのネットワークアドレス変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7315888B2 (en) * 2000-12-21 2008-01-01 Hitachi, Ltd. Network management system
US7383357B2 (en) 2001-04-18 2008-06-03 Emc Corporation Implementing managed network services for customers with duplicate IP networks

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