JP2001266747A - 冷陰極電界電子放出構造体の評価装置 - Google Patents

冷陰極電界電子放出構造体の評価装置

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JP2001266747A
JP2001266747A JP2000071527A JP2000071527A JP2001266747A JP 2001266747 A JP2001266747 A JP 2001266747A JP 2000071527 A JP2000071527 A JP 2000071527A JP 2000071527 A JP2000071527 A JP 2000071527A JP 2001266747 A JP2001266747 A JP 2001266747A
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electrode
electric field
cold cathode
emitting substance
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な機構を有するにも拘わらず、正確に電子
放出層を構成する材料の評価やゲート電極の構造の評価
を行うことができる冷陰極電界電子放出構造体の評価装
置を提供する。 【解決手段】評価装置は、(イ)電界放出に基づき電子
を放出する電子放出物質12を載置するための試料ホル
ダー31、(ロ)電子放出物質12を加熱するためのヒ
ータ36、(ハ)電子放出物質12の上方に配設され、
開口部38を有し、電子放出物質12の近傍に電界を形
成するための電界形成用電極37、並びに、(ニ)電界
形成用電極37の上方に配設された支持体41に形成さ
れたアノード電極43を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極電界電子放
出表示装置に組み込むべき冷陰極電界電子放出素子を開
発するための冷陰極電界電子放出構造体を評価する評価
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機や情報端末機器に用
いられる表示装置の分野では、従来主流の陰極線管(C
RT)から、薄型化、軽量化、大画面化、高精細化の要
求に応え得る平面型(フラットパネル型)の表示装置へ
の移行が検討されている。このような平面型の表示装置
として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロルミネッ
センス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置(PD
P)、冷陰極電界電子放出表示装置(FED:フィール
ドエミッションディスプレイ)を例示することができ
る。このなかでも、液晶表示装置は情報端末機器用の表
示装置として広く普及しているが、据置き型のテレビジ
ョン受像機に適用するには、高輝度化や大型化に未だ課
題を残している。これに対して、冷陰極電界電子放出表
示装置は、熱的励起によらず、量子トンネル効果に基づ
き固体から真空中に電子を放出することが可能な冷陰極
電界電子放出素子(以下、電界放出素子と呼ぶ場合があ
る)を利用しており、高輝度及び低消費電力の点から注
目を集めている。
【0003】図4に、所謂平面型の電界放出素子を適用
した冷陰極電界電子放出表示装置(以下、表示装置と呼
ぶ場合がある)の構成例を一部端面図にて示す。この電
界放出素子は、基板111上に形成されたストライプ状
のカソード電極112と、基板111及びカソード電極
112上に形成された絶縁層114と、絶縁層114上
に形成されたゲート電極115と、ゲート電極115及
び絶縁層114を貫通した開口部116から構成されて
いる。そして、開口部116の底部に位置するカソード
電極112の表面には電子放出層113が形成されてお
り、開口部116の底部に露出した電子放出層113か
ら電子が放出される。一般に、カソード電極112とゲ
ート電極115とは、これらの両電極の射影像が互いに
直交する方向に各々ストライプ状に形成されており、こ
れらの両電極の射影像が重複する部分に相当する領域
(1画素分の領域に相当する。この領域を、以下、重複
領域と呼ぶ)に、1又は複数の電界放出素子が配列され
ている。更に、かかる重複領域が、カソードパネルCP
の有効領域(実際の表示画面として機能する領域)内
に、通常、2次元マトリクス状に配列されている。
【0004】一方、アノードパネルAPは、支持体12
1と、支持体121上に所定のパターンに従って形成さ
れた蛍光体層122と、支持体121及び蛍光体層12
2上に形成されたアノード電極123から構成されてい
る。1画素は、カソードパネルCP側のカソード電極1
12とゲート電極115との重複領域に配置された電界
放出素子と、電界放出素子に対面したアノードパネルA
P側の蛍光体層122によって構成されている。有効領
域には、かかる画素が、例えば数十万〜数百万個ものオ
ーダーにて配列されている。
【0005】アノードパネルAPとカソードパネルCP
とを、電界放出素子と蛍光体層122とが対向するよう
に配置し、周縁部において枠体(図示せず)を介して接
合した後、アノードパネルAPとカソードパネルCPと
枠体とによって囲まれた空間を真空にすることによっ
て、表示装置を得ることができる。
【0006】表示装置の作動においては、相対的な負電
圧を走査回路(図示せず)からカソード電極112に印
加し、相対的に正電圧を制御回路(図示せず)からゲー
ト電極115に印加し、ゲート電極115よりも更に高
い正電圧を加速電源(図示せず)からアノード電極12
3に印加する。かかる表示装置において表示を行う場
合、例えば、カソード電極112に走査回路から走査信
号を入力し、ゲート電極115に制御回路からビデオ信
号を入力する。カソード電極112とゲート電極115
との間に電圧を印加した際に生ずる電界により、量子ト
ンネル効果に基づき電子放出層113から電子が放出さ
れ、この電子がアノード電極123に引き付けられ、蛍
光体層122に衝突する。その結果、蛍光体層122が
励起されて発光し、所望の画像を得ることができる。つ
まり、この表示装置の動作は、基本的に、ゲート電極1
15に印加される電圧、及びカソード電極112を通じ
て電子放出層113に印加される電圧によって制御され
る。
【0007】こうような構造を有する表示装置を構成す
る電界放出素子の開発にあたっては、電子放出層113
を構成する材料を評価し、最適な材料を決定することが
重要である。また、ゲート電極115に設けられた開口
部116の平面形状や開口率を最適化することも重要で
ある。
【0008】従来、電子放出層113を構成する材料の
評価は、以下の方法に基づき行われている。即ち、シリ
コンウエハやガラス基板といった基板上に電子放出層を
構成する材料(試料)を塗布する。そして、基板の上方
にアノード電極及び蛍光体層が形成された支持体を真空
槽中に配置し、真空槽中を高真空状態とする。そして、
試料を接地し、アノード電極に数百ボルトから数キロボ
ルトの正の電圧を印加する。尚、試料から支持体までの
距離を0.1mm〜1mm程度とする。これによって、
試料近傍に高電界が形成され、試料から量子トンネル効
果に基づき電子が放出される。放出された電子はアノー
ド電極に引きつけられ、蛍光体層に衝突する。その結
果、蛍光体層が発光する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような構成に基づ
き試料の評価を行うと、アノード電極と試料との間で放
電が生じ易く、正確な評価が困難である。また、基板上
に試料を塗布するが、試料のエッジ部に電界が集中し、
正確な評価が行えないといった問題もある。
【0010】更には、試料の表面にガス分子が吸着して
いると、試料の電子放出特性が変化する。例えば、電界
強度を3×107V/cmとし、電子放出層113をタ
ングステンから構成した場合、酸素分子が電子放出層1
13の表面に吸着したとき、表面の仕事関数が1乃至2
eV増加することが知られている。そして、このような
仕事関数の変化によって、放出電子電流密度は、酸素分
子が吸着する前の放出電子電流密度と比較して1/10
0乃至1/10000程度にまで低下することが知られ
ている。それ故、評価前に試料を十分加熱し、試料及び
評価装置に吸着したガスを脱離させることが重要であ
る。しかしながら、従来の評価装置に試料を加熱する手
段を設けることは、加熱手段が大掛かりとなり、困難で
あった。また、たとえ加熱を設けても、試料や評価装置
の加熱に長時間を要し、評価時間が長くなり、試料評価
の効率が良くないといった問題もある。
【0011】電子放出層113から放出され、アノード
電極123に向かう電子の軌跡を正確に制御すること
が、表示装置における光学的クロストーク発生の防止等
の観点から重要である。そのためには、ゲート電極の構
造、特に、ゲート電極に設けられた開口部の平面形状や
開口率と、電子放出層113から放出された電子の発散
角との関係を評価する必要がある。然るに、従来の評価
装置では、試料から放出された電子の発散角を測定する
ことは困難である。
【0012】従って、本発明の目的は、簡素な機構を有
するにも拘わらず、正確に電子放出層を構成する材料の
評価やゲート電極の構造の評価を行うことができる冷陰
極電界電子放出構造体の評価装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の冷陰極電界電子放出構造体の評価装置は、 (イ)電界放出に基づき電子を放出する電子放出物質を
載置するための試料ホルダー、 (ロ)電子放出物質を加熱するためのヒータ、 (ハ)電子放出物質の上方に配設され、開口部を有し、
電子放出物質近傍に電界を形成するための電界形成用電
極、並びに、 (ニ)電界形成用電極の上方に配設された支持体に形成
されたアノード電極、を具備することを特徴とする。
【0014】ここで、冷陰極電界電子放出構造体とは、
冷陰極電界電子放出素子と基本的に同様の構造を有する
試験用の冷陰極電界電子放出素子である。但し、試験用
の冷陰極電界電子放出素子であるが故に、実際の冷陰極
電界電子放出素子とは、大きさや寸法、電子放出物質
(冷陰極電界電子放出素子の電子放出層に相当する)、
電界形成用電極(冷陰極電界電子放出素子のゲート電極
に相当する)の構成、配置、形状、絶縁層の有無等の少
なくとも一部が相違する。
【0015】本発明の冷陰極電界電子放出構造体の評価
装置(以下、単に評価装置と呼ぶ)においては、試料ホ
ルダーと電界形成用電極との間の距離を変更するための
距離可変機構(便宜上、第1の距離可変機構と呼ぶ)を
更に備えている構成とすることができる。更には、電界
形成用電極とアノード電極との間の距離を変更するため
の第2の距離可変機構を備えている構成とすることもで
きる。これらの距離可変機構を備えることによって、試
料ホルダーと電界形成用電極との間の距離の正確な制
御、電界形成用電極とアノード電極との間の距離の正確
な制御を行うことが可能となる。また、第2の距離可変
機構を備えた構成とすることによって、電界形成用電極
を通過した電子の発散角を正確に測定することが可能と
なる。第1若しくは第2の距離可変機構として、例え
ば、電気絶縁性のビーズ(例えば、液晶表示装置にて使
われるスペーサー)若しくはドーナツ状の絶縁体、薄板
を挙げることができる。即ち、例えば、薄板の厚さや枚
数を調節することによって、試料ホルダーと電界形成用
電極との間の距離、電界形成用電極とアノード電極との
間の距離を調節することができる。あるいは又、第2の
距離可変機構として、ボールネジ等のネジ機構を例示す
ることができる。
【0016】試料ホルダーの構造は、本質的には任意で
あるが、底部が開口し、上端が閉鎖された円筒形部材か
ら作製され、円筒形部材の上端面上に電子放出物質が載
置され、円筒形部材の内部にヒータが配設されている構
造とすることが、試料ホルダーの簡素化といった観点か
ら好ましい。円筒形部材は、高い導電性及び熱伝導性を
有するタングステン(W)やタンタル(Ta)といった
金属から作製することが好ましい。ヒータは、例えば、
コイル状のタングステン線材から構成することができ
る。試料ホルダーとして、具体的には、例えば、陰極線
管にて用いられているカソード構体を使用することがで
きる。
【0017】支持体には、更に、蛍光体層が形成されて
いる構成とすることもできる。蛍光体層は、高速電子励
起用蛍光体や低速電子励起用蛍光体といった周知の蛍光
体材料から構成すればよい。アノード電極は、例えば、
アルミニウムやITO(インジウム錫酸化物)、モリブ
デン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、ク
ロム(Cr)、コバルト(Co)、タングステン
(W)、ジルコニウム(Zr)、タンタル(Ta)、鉄
(Fe)、銅(Cu)、ニオブ(Nb)、白金(P
t)、亜鉛(Zn)等の金属、これらの金属元素を含む
合金あるいは化合物(例えばTiN等の窒化物や、WS
2、MoSi2、TiSi2、TaSi2等のシリサイ
ド)、あるいはシリコン(Si)等の半導体から形成す
ればよい。支持体は、少なくとも表面が絶縁性部材から
構成されていればよく、ガラス基板、表面に絶縁膜が形
成されたガラス基板、石英基板、表面に絶縁膜が形成さ
れた石英基板、表面に絶縁膜が形成された半導体基板を
挙げることができる。支持体上に、蛍光体層を形成し、
その上にアノード電極を形成してもよいし、支持体上
に、アノード電極を形成し、その上に蛍光体層を形成し
てもよい。後者の場合、アノード電極を構成する材料と
して、蛍光体層が発光する光に対して透明な材料を選択
する必要がある。
【0018】本発明の評価装置を使用した評価に際して
は、評価装置を真空槽内に格納し、真空槽内を高真空と
する。本発明の評価装置にあっては、電子放出物質の電
子放出特性(例えば、電界形成用電極に印加する電圧及
び電子放出物質に印加する電圧と放出電子電流密度との
関係、放出電子電流密度の時間的な揺らぎ、アノード電
極上に衝突する電子ビームのスポット形状及び密度分布
プロファイル)や、蛍光体層を構成する蛍光体材料(例
えば、発光効率の経時変化)を評価することができる。
あるいは又、1又は複数の開口部が形成された電界形成
用電極(冷陰極電界電子放出表示装置を構成する冷陰極
電界電子放出素子におけるゲート電極に相当する)の特
性(例えば、開口部を通過した電子ビームの軌道、発散
角)を評価することができる。更には、電界形成用電極
とアノード電極との間の距離を変更するための第2の距
離可変機構を備えている構成とすれば、電界形成用電極
の特性を正確に評価することができる。
【0019】支持体の上方に、例えばCCD固体撮像素
子から構成されたカメラを配置し、蛍光体層の発光状態
を観察し、あるいは又、真空槽に窓を設け、蛍光体層の
発光状態を目視観察し、あるいは又、電子放出物質から
放出された電子に基づく放出電子電流密度(アノード電
流)を測定することによって、これらの特性評価を行う
ことができる。
【0020】電子放出物質の電子放出特性や蛍光体層を
構成する蛍光体材料を評価する場合における電界形成用
電極の材料として、モリブデン(Mo)、ニッケル(N
i)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、コバルト(C
o)、タングステン(W)、ジルコニウム(Zr)、タ
ンタル(Ta)、鉄(Fe)、銅(Cu)、ニオブ(N
b)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)及び亜鉛
(Zn)から成る群から選択された少なくとも1種類の
金属、これらの金属元素を含む合金(例えば、Ni−M
n−Feの合金であるNMH合金)を例示することがで
き、これらの材料から成る薄層に1又は複数の開口部を
形成する。一方、1又は複数の開口部が形成された電界
形成用電極(冷陰極電界電子放出表示装置を構成する冷
陰極電界電子放出素子におけるゲート電極に相当する)
の特性を評価する場合や、蛍光体層を構成する蛍光体材
料を評価する場合には、電子放出物質として、例えば、
(Sr,Ba,Ca)単体、若しくは、その酸化物や炭
酸塩、あるいは又、(Sr,Ba,Ca)単体とその酸
化物及び/又は炭酸塩の混合物を用いればよい。
【0021】評価すべき電子放出物質として、例えば、
冷陰極電界電子放出素子におけるカソード電極を構成す
る材料よりも仕事関数Φの小さい材料を挙げることがで
きる。冷陰極電界電子放出素子におけるカソード電極を
構成する代表的な材料として、タングステン(Φ=4.
55eV)、ニオブ(Φ=4.02〜4.87eV)、
モリブデン(Φ=4.53〜4.95eV)、アルミニ
ウム(Φ=4.28eV)、銅(Φ=4.6eV)、タ
ンタル(Φ=4.3eV)、クロム(Φ=4.5e
V)、シリコン(Φ=4.9eV)を例示することがで
きる。電子放出層を構成する電子放出物質は、これらの
材料よりも小さな仕事関数Φを有していることが好まし
く、その値は概ね3eV以下であることが好ましい。か
かる材料として、炭素(Φ<1eV)、セシウム(Φ=
2.14eV)、LaB6(Φ=2.66〜2.76e
V)、BaO(Φ=1.6〜2.7eV)、SrO(Φ
=1.25〜1.6eV)、Y23(Φ=2.0e
V)、CaO(Φ=1.6〜1.86eV)、BaS
(Φ=2.05eV)、TiN(Φ=2.92eV)、
ZrN(Φ=2.92eV)を例示することができる
が、評価対象はこれらに限定するものではない。あるい
は又、電子放出物質として、かかる物質の2次電子利得
δがカソード電極を構成する導電性材料の2次電子利得
δよりも大きくなるような材料を挙げることができる。
即ち、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(A
u)、コバルト(Co)、銅(Cu)、モリブデン(M
o)、ニオブ(Nb)、ニッケル(Ni)、白金(P
t)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、ジルコ
ニウム(Zr)等の金属;シリコン(Si)、ゲルマニ
ウム(Ge)等の半導体;炭素やダイヤモンド等の無機
単体;及び酸化アルミニウム(Al23)、酸化バリウ
ム(BaO)、酸化ベリリウム(BeO)、酸化カルシ
ウム(CaO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化錫
(SnO2)、フッ化バリウム(BaF2)、フッ化カル
シウム(CaF2)等の化合物を例示することができ
る。更には、2次電子利得が大きい材料による積層構造
(主に、Metal‐Insulator‐Metal
構造やSemiconductor−Insulato
r‐Metal構造)からの電子放出も評価の対象とす
ることができる。
【0022】電子放出物質を試料ホルダーに載置するた
めの方法として、電子放出物質を試料ホルダーに塗布す
る方法、電子放出物質中に試料ホルダーをディッピング
する方法、スピンコーティング法にて電子放出物質から
成る層を試料ホルダー上に形成する方法、物理的気相成
長法(PVD法)あるいは化学的気相成長法(CVD
法)にて電子放出物質から成る層を試料ホルダー上に形
成する方法、電解溶液中にて試料ホルダーを電極とみな
して電着させる方法を例示することができる。
【0023】本発明の冷陰極電界電子放出構造体の評価
装置においては、冷陰極電界電子放出素子に類似した構
成の評価装置を用いることによって、簡素な構成である
にも拘わらず、正確に電子放出物質の電子放出特性や、
開口部が形成された電界形成用電極(冷陰極電界電子放
出表示装置を構成する冷陰極電界電子放出素子における
ゲート電極に相当する)の特性、あるいは又、蛍光体層
を構成する蛍光体材料の評価を行うことができる。しか
も、ヒータが配設されているので、短時間に、しかも、
確実に電子放出物質からの吸着ガスの脱離を図ることが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態に基づき本発明を説明する。
【0025】図1の(A)に本発明の冷陰極電界電子放
出構造体の評価装置10の概要を示し、図1の(B)
に、試料ホルダー等の模式的な断面図を示す。この評価
装置10は、評価時、真空槽11内に格納される。そし
て、図示しない真空ポンプ等によって、真空槽11内は
高真空状態とされる。
【0026】評価装置10は、電界放出に基づき電子を
放出する電子放出物質12を載置するための試料ホルダ
ー31と、電子放出物質12を加熱するためのヒータ3
6と、電界形成用電極37と、電界形成用電極37の上
方に配設された支持体41に形成されたアノード電極4
3を具備している。評価装置10は、支持台21に載置
され、非磁性体の性質を有するNMH合金から作製され
たハウジング30を備えている。ハウジング30内に、
試料ホルダー31、ヒータ36、電界形成用電極37が
収納されている。電界形成用電極37とアノード電極4
3との間の距離を変更するための第2の距離可変機構
(アルミナあるいはセラミックスといった絶縁材料の薄
板から作製されたスペーサ22から成る)が、ハウジン
グ30の上面と支持体41との間に配設されている。電
界形成用電極37とアノード電極43との間の距離は1
mm前後とされている。
【0027】試料ホルダー31は、底部が開口し、上端
が閉鎖された円筒形部材32から作製されている。円筒
形部材32は、タンタル(Ta)から製作されている。
円筒形部材32の外径を1.6mm、高さを10mmと
した。円筒形部材32の上端面33上に電子放出物質1
2が載置される。また、円筒形部材32の内部にヒータ
36が配設されている。ヒータ36は、表面にアルミナ
がコーティングされた直径0.05mmのタングステン
線材をコイル状に巻くことで製作されている。ヒータ3
6は、図示しない電源に接続されており、電源からの電
力によって、抵抗熱により所望の温度に試料ホルダー3
1を、更には、電子放出物質12を加熱することができ
る。試料ホルダー31は、アルミナやセラミックスとい
った絶縁材料から成る支持部材34を介して、ハウジン
グ30に着脱自在に取り付けられている。
【0028】ハウジング30の上部は開口しており、ハ
ウジング30の上部内面に、NMH合金から作製され、
開口部38を有する電界形成用電極37が溶接され、あ
るいは、導電性ペーストを使用して接着されている。電
界形成用電極37は、電子放出物質12の上方に配設さ
れており、電界形成用電極37に電圧を印加することに
よって電子放出物質12の近傍に電界を形成することが
できる。そして、試料ホルダー31と電界形成用電極3
7との間の距離を変更するための距離可変機構(アルミ
ナあるいはセラミックスといった絶縁材料のスペーサ3
5から成る第1の距離可変機構)が、試料ホルダー31
と電界形成用電極37との間、より具体的には、支持部
材34とハウジング30の上部内面との間に配設されて
いる。
【0029】支持体41には、更に、厚さ数百nmの蛍
光体層42が形成されている。具体的には、支持体41
上に蛍光体層42が形成され、その上に、アルミニウム
から成る厚さ数十nmのアノード電極43が形成されて
いる。支持体41の上方には、例えばCCD固体撮像素
子から構成されたカメラ(図示せず)が配置され、蛍光
体層42の発光状態を観察できるようになっている。
尚、真空槽に窓を設けておき、蛍光体層42の発光状態
を目視観察できるような構造としてもよい。
【0030】試料ホルダー31は接地され、電界形成用
電極37及びアノード電極43は図示しない電源回路に
接続されている。電源回路から電界形成用電極37に5
0〜100ボルトの電圧が印加され、アノード電極43
に数百〜数キロボルトの電圧が印加される。
【0031】電子放出物質12の電子放出特性を評価す
るにあたっては、例えば、電子放出物質中に試料ホルダ
ー31の上端面33をディッピングして、試料ホルダー
31の上端面33に電子放出物質12を載置する。そし
て、試料ホルダー31をハウジング30に支持部材34
を介してハウジング30に溶接可能なリテーナー(図示
せず)を用いて固定する。電界形成用電極37の下端面
と電子放出物質12との間の距離が所定の距離(例え
ば、10μm)となるように、予め、適切な厚さを有す
るスペーサ35をハウジング30の上部内面と支持部材
34との間に挿入しておく。また、電界形成用電極37
とアノード電極43との間の距離が所定の距離(例え
ば、1mm)となるように、予め、適切な厚さを有する
スペーサ22をハウジング30の上面と支持体41との
間に挿入しておく。
【0032】そして、評価装置10を真空槽11内に格
納し、真空ポンプ等によって真空槽11内を高真空状態
(例えば、10-2〜10-4Pa程度)とする。その後、
ヒータ36に電力を供給する。ヒータ36に印加した電
圧と、試料ホルダー31に載置された電子放出物質12
の温度との関係を測定した結果を、図2の(A)に例示
する。ヒータ36に6ボルト印加したとき、試料ホルダ
ー31に載置された電子放出物質12の温度は約100
0゜Kとなった。また、ヒータ36に電力を供給し始め
たときからの、試料ホルダー31に載置された電子放出
物質12の温度変化を測定した結果を、図2の(B)に
示す。ヒータ36に電力を供給し始めたときから数秒経
過後には、電子放出物質12の温度はほぼ一定となっ
た。ヒータ36に印加する電圧を制御することによっ
て、試料ホルダー31に載置された電子放出物質12の
温度を±10゜K以内に制御することができた。また、
評価前に電子放出物質12を十分加熱し、電子放出物質
12及び評価装置(特に試料ホルダー31)に吸着した
ガスを脱離させるための時間が、従来の評価装置と比較
して約1/10に短縮された。更には、電子放出物質1
2及び評価装置(特に試料ホルダー31)に吸着したガ
スに起因した放出電子電流密度の時間的な揺らぎを、約
15%低減させることができた。
【0033】電子放出物質12を十分加熱し、電子放出
物質12及び評価装置(特に試料ホルダー31)に吸着
したガスを脱離させた後、ヒータ36への電力の供給を
中止する。そして、電源回路から電界形成用電極37に
50〜100ボルトの電圧を印加し、アノード電極43
に数百〜数キロボルトの電圧を印加する。その結果、電
子放出物質12から量子トンネル効果に基づき電子が放
出され、電界形成用電極37に設けられた開口部38を
通過した電子ビームがアノード電極43に衝突し、蛍光
体層42が発光する。この状態で、蛍光体層42の発光
状態、電子放出物質12から放出された電子に基づく放
出電子電流密度(アノード電流)を測定すればよい。こ
うして、電子放出物質12の特性評価(例えば、電界形
成用電極37に印加する電圧及び電子放出物質12に印
加する電圧と放出電子電流密度との関係、放出電子電流
密度の時間的な揺らぎ、アノード電極43上に衝突する
電子ビームのスポット形状及び密度分布プロファイル)
を評価することができる。
【0034】このような電子放出物質12の特性評価を
行うことによって、最適な電子放出物質の選択を行うこ
とができる。また、小さな試料ホルダーを用いることが
できるので、少量の電子放出物質での評価が可能であ
る。
【0035】開口部が形成された電界形成用電極の特性
を評価するにあたっては、例えば標準電子放出物質とし
ての(Sr,Ba,Ca)の炭酸塩をホルダー31の上
端面33に吹きつけて、試料ホルダー31の上端面33
に電子放出物質12を載置する。そして、試料ホルダー
31をハウジング30に支持部材34を介してハウジン
グ30に溶接可能なリテーナー(図示せず)を用いて固
定する。電界形成用電極37の下端面と電子放出物質1
2との間の距離が所定の距離(例えば、10μm)とな
るように、予め、適切な厚さを有するスペーサ35をハ
ウジング30の上部内面と支持部材34との間に挿入し
ておく。また、電界形成用電極37とアノード電極43
との間の距離が所定の距離(例えば、1mm)となるよ
うに、予め、適切な厚さを有するスペーサ22をハウジ
ング30の上面と支持体41との間に挿入しておく。
【0036】そして、評価装置10を真空槽11内に格
納し、真空ポンプ等によって真空槽11内を高真空状態
(例えば、10-2〜10-4Pa程度)とし後、ヒータ3
6に電力を供給する。そして、電子放出物質12を十分
加熱し、電子放出物質12及び評価装置(特に試料ホル
ダー31)に吸着したガスを脱離させた後、ヒータ36
への電力の供給を中止する。そして、電源回路から電界
形成用電極37に50〜100ボルトの電圧を印加し、
アノード電極43に数百〜数キロボルトの電圧を印加す
る。その結果、電子放出物質12から量子トンネル効果
に基づき電子が放出され、電界形成用電極37に設けら
れた開口部38を通過し、電子ビームがアノード電極4
3に衝突し、蛍光体層42がスポット状に発光する。
【0037】例えば、図3に概念図を示すように、電界
形成用電極37が(A)に示す位置にあり、電子放出物
質12から放出された電子ビームの一部が電界形成用電
極37によって遮られている状態を想定する。電子放出
物質12の上面から蛍光体層42までの距離をXA、こ
の状態における蛍光体層42のスポット状に発光した部
分の大きさの1/2をYAとする。
【0038】次に、スペーサ35を交換し、図3に
(B)に示す状態として、即ち、試料ホルダー31と電
界形成用電極37との間の距離(X)を長くする。この
ときの電子放出物質12の上面から蛍光体層42までの
距離をXB、この状態における蛍光体層42のスポット
状に発光した部分の大きさの1/2をYBとする。
【0039】以上の測定結果から、電子放出物質12か
ら放出され、電界形成用電極37の開口部38を通過し
た電子ビームの発散角γは、以下の式(1)で求めるこ
とができる。
【0040】γ=tan-1{(YB−YA)/(XB
A)} (1)
【0041】実際に、上記の方法に基づき発散角γを求
めたところ、発散角γは約10度となる測定結果が得ら
れた。
【0042】このような発散角γの測定を行い、発散角
γが小さくなるようなゲート電極の開口部の構造(例え
ば、平面形状や大きさ、開口率、1つの冷陰極電界電子
放出素子における開口部の数など)を決定することによ
って、光学的クロストーク発生の防止を確実に図れるだ
けでなく、ゲート電極の上方に電子ビームの軌道を収束
させるための収束電極を設ける必要が無くなり、表示装
置の構造の簡素化を図ることができる。
【0043】蛍光体層を構成する蛍光体材料の特性を評
価するにあたっては、例えば標準電子放出物質としての
(Sr,Ba,Ca)の炭酸塩を試料ホルダー31の上
端面33に吹きつけて、試料ホルダー31の上端面33
に電子放出物質12を載置する。そして、電子放出物質
12の電子放出特性の評価方法と同様の方法を実行し、
例えば、蛍光体材料の発光効率や蛍光体材料の経時変化
を測定すればよい。
【0044】場合によっては、冷陰極電界電子放出素子
が形成されたカソードパネルCPの一部分を切り出し
て、試料ホルダー31に載置し、冷陰極電界電子放出素
子の評価を行うこともできる。尚、このような場合、冷
陰極電界電子放出素子の構造は平面型に限定されるもの
ではなく、所謂スピント(Spindt)型等、如何な
る構造の冷陰極電界電子放出素子であってもよい。
【0045】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。評価装置の構造、構成は例示であり、適宜変更する
ことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の冷陰極電界電子放出構造体の評
価装置においては、簡素な構成であるにも拘わらず、正
確に電子放出物質の電子放出特性や、開口部が形成され
た電界形成用電極(冷陰極電界電子放出表示装置を構成
する冷陰極電界電子放出素子におけるゲート電極に相当
する)の特性、あるいは又、蛍光体層を構成する蛍光体
材料の評価を行うことができる。しかも、ヒータが配設
されているので、短時間に、しかも、確実に電子放出物
質からの吸着ガスの脱離を図ることができ、電子放出物
質から放出される電子の安定度が増し、長時間の評価が
可能となる。また、電子放出物質から放出された電子が
アノード電極に至るまでの軌道中あるいは軌道の近傍
に、誘電体等、2次電子を放出するような物質が存在し
ないので、放電が発生し難い。以上のとおり、測定系に
起因する評価結果のばらつきを抑えることができる結
果、各種の電子放出物質や電界形成用電極、蛍光体材料
の比較を高い精度にて行うことが可能となる。更には、
試料ホルダーと電界形成用電極との間の距離を変更する
ための距離可変機構を備えれば、電子放出物質と電界形
成用電極との間の距離を数ミクロンのオーダーで一定距
離に制御することができる。また、電界形成用電極とア
ノード電極との間の距離を変更するための第2の距離可
変機構を備えていれば、電界形成用電極を通過した電子
の発散角、即ち、電子放出物質から放出された電子の広
がりを正確に測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極電界電子放出構造体の評価装置
の概要を示す図、及び、試料ホルダー等の模式的な断面
図である。
【図2】ヒータに印加した電圧と、試料ホルダーに載置
された電子放出物質の温度との関係を測定した結果、並
びに、ヒータに電力を供給し始めたときからの試料ホル
ダーに載置された電子放出物質の温度変化を測定した結
果を示すグラフである。
【図3】電子放出物質、電界形成用電極、アノード電極
の位置関係、及び、電子放出物質から放出された電子ビ
ームの状態を示す概念図である。
【図4】平面型冷陰極電界電子放出素子を備えた従来の
冷陰極電界電子放出表示装置の構成例を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10・・・評価装置、11・・・真空槽、12・・・電
子放出物質、21・・・支持台、22,35・・・スペ
ーサ、30・・・ハウジング、31・・・試料ホルダ
ー、32・・・円筒形部材、33・・・円筒形部材の上
端面、34・・・支持部材、36・・・ヒータ、37・
・・電界形成用電極、38・・・開口部、41・・・支
持体、42・・・蛍光体層、43・・・アノード電極、
111・・・基板、112・・・カソード電極、113
・・・電子放出層、114・・・絶縁層、115・・・
ゲート電極、116・・・開口部、121・・・支持
体、122・・・蛍光体層、123・・・アノード電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)電界放出に基づき電子を放出する電
    子放出物質を載置するための試料ホルダー、 (ロ)電子放出物質を加熱するためのヒータ、 (ハ)電子放出物質の上方に配設され、開口部を有し、
    電子放出物質近傍に電界を形成するための電界形成用電
    極、並びに、 (ニ)電界形成用電極の上方に配設された支持体に形成
    されたアノード電極、を具備することを特徴とする冷陰
    極電界電子放出構造体の評価装置。
  2. 【請求項2】試料ホルダーと電界形成用電極との間の距
    離を変更するための距離可変機構を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の冷陰極電界電子放出構造体の
    評価装置。
  3. 【請求項3】電界形成用電極とアノード電極との間の距
    離を変更するための第2の距離可変機構を備えているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の冷陰極電界電子放出構
    造体の評価装置。
  4. 【請求項4】試料ホルダーは、底部が開口し、上端が閉
    鎖された円筒形部材から作製され、 円筒形部材の上端面上に電子放出物質が載置され、 円筒形部材の内部にヒータが配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の冷陰極電界電子放出構造体の評
    価装置。
  5. 【請求項5】支持体には、更に、蛍光体層が形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の冷陰極電界電子
    放出構造体の評価装置。
  6. 【請求項6】電子放出物質の電子放出特性を評価するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷陰極電界電子放出構
    造体の評価装置。
  7. 【請求項7】開口部が形成された電界形成用電極の特性
    を評価することを特徴とする請求項3に記載の冷陰極電
    界電子放出構造体の評価装置。
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