JP2001266279A - 自動検針システム - Google Patents

自動検針システム

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JP2001266279A
JP2001266279A JP2000078828A JP2000078828A JP2001266279A JP 2001266279 A JP2001266279 A JP 2001266279A JP 2000078828 A JP2000078828 A JP 2000078828A JP 2000078828 A JP2000078828 A JP 2000078828A JP 2001266279 A JP2001266279 A JP 2001266279A
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gas
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JP2000078828A
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English (en)
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Kazuyoshi Takada
一良 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ガスボンベの交換を効率的に行う
ことができる自動検針システムを提供することを目的と
する。 【解決手段】 自動検針システムを、自動通報装置3と
パーソナルコンピュータ4とを備え、前記パーソナルコ
ンピュータ4が、ガスボンベ1内のガスの残量が予測用
設定値に達する時期を予測する予測手段を有する構成と
した。したがって、本発明に係る自動検針検針システム
では、予測用設定値として、ガスの残量がその予測用設
定値に達した時期がガスボンベ交換時期として適当とな
るように設定することにより、ガスボンベ交換時期を予
測することができ、その予測値に基づいて、複数の家庭
のガスボンベ1を同時に交換するようにガスボンベ1の
配送計画を立て、ガスボンベ1の交換を効率的に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各家庭におけるガスボ
ンベのガスの使用量を計量するガスメータ(マイコンメ
ータ)の検針値を、遠隔地(供給側等)に送信する自動
検針システムに係り、特に、ガスボンベの交換を効率よ
く行うことができる自動検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動検針システムとして
は、各家庭に設置されてガスメータの検針値を送信する
複数の自動通報装置と、ガス会社に設置されて前記検針
値を受信するホストコンピュータと、を備えたものが知
られている。このような、従来の自動検針システムにお
いては、ガスボンベ内のガスの残量が所定のレベルを割
ると、そのガスボンベに対応するガスメータが前記自動
通報装置を介して前記ホストコンピュータに警報信号を
送信し、前記ガス会社にガスの残量が、あと数日でなく
なることを知らせるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動検針システムのように、ガスの残量が所定のレ
ベルを割ってから警報信号を送信するのでは、警報信号
を送信している家庭の近隣に、近い将来に警報信号を送
信する別の家庭があったとしても、そのような家庭があ
ることをガス会社の作業員は知ることができなかった。
そのため、警報受信時には、その警報を送信してきた家
庭の近隣において、同様に前記警報を送信してきている
家庭を探し、その家庭のガスボンベを同時に交換できる
ようにガスボンベの配送計画を立てることしかできなか
った。その結果、警報信号を送信している家庭のガスボ
ンベを交換した直後に、前記家庭の近隣の別の家庭から
新たに警報信号を受信して、同じ地域に短期間に何度も
ガスボンベを配送することがあり、ガスボンベの交換の
効率を悪化させていた。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
ることを目的としてなされたものであり、ガスボンベの
交換を効率よく行うことができる自動検針システムを提
供することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の請求項1に係る自動検針システムは、ガ
スボンベのガスの使用量を計量するガスメータと、前記
ガスメータの検針値を送信する自動通報装置と、前記自
動通報装置が送信する前記検針値を受信するホストコン
ピュータと、を備えた自動検針システムにおいて、前記
ホストコンピュータは、受信した検針値に基づいて、前
記ガスボンベ内のガスの残量が予測用設定値に達する時
期を予測する予測手段を有することを特徴とする。
【0006】したがって、上記構成を備えたことによ
り、本発明の請求項1に係る自動検針システムは、例え
ば、予測用設定値として、ガスの残量がその予測用設定
値に達した時期がガスボンベの交換時期として適当とな
るように設定することにより、前記ガスボンベの交換時
期を予測することができ、ガスボンベ交換時期に達した
家庭の近隣に、ガスボンベ交換時期が間近に迫っている
家庭を探し、それらの家庭のガスボンベも同時に交換す
るようにガスボンベの配送計画を立てることができるた
め、ガスボンベの交換を効率よく行うことができる。
【0007】なお、予測手段は、受信した検針値に基づ
いて、前記ガスボンベ内のガスの残量が予測用設定値に
達する時期を予測することができればよく、例えば、過
去のデータに基づいて作成した、横軸が日数を示し縦軸
がその日数までのガス使用量を示すグラフを予め保持し
ておき、前記グラフに基づいて、現在の検針値では残量
が予測用設定値に達するまでどれくらいの日数がかかる
のかを予測するのでもよい。なお、前記過去のデータと
して、全国の家庭や同一地域に属する家庭の平均的なガ
ス使用量、若しくはそれらのデータのうち家族構成が同
一のもの、又は予測を行う家庭の前年同月の残量変化実
績を用いることが挙げられる。
【0008】また、予測手段で用いられる予測用設定値
は、少なくとも零以上とすれば問題ないが、通常は、予
測の誤差を考慮して零よりも大きい値とし、予測された
ガスボンベの交換時期が実際にガスが尽きる時期を超え
ないようにしておくことが好ましい。また、予測用設定
値は、交換にかかる手間を加味して各家庭毎に設定して
もよく、例えば、ガス会社から遠い家庭の予測用設定値
を、近い家庭の予測用設定値に比べて、大きくするよう
にしてもよい。予測用設定値を変えることにより、前記
残量が前記予測用設定値に達してから前記残量が尽きる
までにかかる残量消費時間を調整することができるた
め、例えば、ガス会社から遠い家庭に対しては、予測設
定値を高く設定することにより、残量消費時間を延長す
る一方、ガス会社から近い家庭に対しては、予測設定値
を低く設定することにより、残量消費時間を短縮し、ガ
スボンベの配送にかかる手間に応じた適切な残量消費時
間を各家庭に設定することができる。
【0009】さらに、前記ガスボンベ内のガスの残量の
変化率が大きいときの予測用設定値を、前記残量の変化
率が小さいときの予測用設定値に比べて、大きくするよ
うにしてもよく、ガスボンベ内のガスの残量の変化率が
大きい家庭に対しては、前記予測用設定値を高く設定す
ることにより、残量消費時間が極端に短くならないよう
にする一方、前記残量の変化率が小さい家庭に対して
は、前記予測用設定値を低く設定することにより、残量
消費時間が極端に長くならないようにし、各家庭の前記
残量消費時間を所望の値に保持することができる。
【0010】さらに、予測手段で予測される時期は、一
時点であってもよいし、予測の誤差を考慮して、幅をも
たせた期間であってもよい。また、ホストコンピュータ
が検針値を受信する間隔は、一定としてもよく、一定と
する場合には前記検針間隔を一日毎にする等、その間隔
を定期検針の間隔よりも十分に短くすることにより、ガ
ス使用量の最新の傾向を詳細に把握することができるた
め、予測の精度を向上することができる。
【0011】本発明の請求項2に係る自動検針システム
は、請求項1記載の自動検針システムにおいて、前記予
測手段は、受信した検針値に基づいてガスの残量の変化
率を推定する変化率推定手段を含んで構成され、前記変
化率推定手段の推定値に基づいて前記予測用設定値に達
する時期を予測するようになっていることを特徴とす
る。
【0012】したがって、本発明の請求項2に係る自動
検針システムでは、予測を行う家庭の前年同月の残量変
化実績など過去のデータを必要とせず、最近のデータの
みで予測を行うことができるため、予測を容易に実施で
きる。なお、変化率推定手段で推定する変化率はどのよ
うなものでもよく、任意の一時点の変化率、例えば、最
新の検針値とその一つ前の検針値とに基づいて推定され
る最新の変化率を用いてもよく、ある一定の期間におけ
る最大の変化率を用いてもよい。
【0013】本発明の請求項3に係る自動検針システム
は、請求項1又は2記載の自動検針システムにおいて、
前記ホストコンピュータは、前記ガスボンベ内のガスの
残量が少ないときの検針間隔を、前記残量が多いときの
検針間隔に比べて、短く設定する検針間隔設定手段を有
することを特徴とする。したがって、上記構成を備えた
ことにより、本発明の請求項3に係る自動検針システム
は、ガスボンベ内のガスの残量が少なくなりガスボンベ
の交換時期が間近に迫っているときに、ガス使用量の最
新の傾向を詳細に把握することができるので、予測の精
度を向上することができる。
【0014】また、ガスボンベ内のガスの使用量が少な
く、ガスボンベ内のガスの残量に余裕があるときには、
残量消費時間の予測値が実際の値と大きくずれていても
問題ないため、検針間隔を長く設定することができ、そ
れにより、自動通報装置が検針値を送信するのに要する
電力を抑制することができる。本発明の請求項4に係る
自動検針システムは、請求項1、2又は3記載の自動検
針システムにおいて、前記ホストコンピュータは、前記
ガスボンベ内のガスの残量が警告用設定値に達したとき
に警告を発するボンベ交換警告手段を有することを特徴
とする。
【0015】したがって、上記構成を備えたことによ
り、本発明の請求項4に係る自動検針システムは、警告
用設定値として、ガスの残量が前記警告用設定値に達し
た時期が少なくともガスボンベ交換作業を始めなければ
ならない時期として適当になるように設定することによ
り、前記予測手段で予測した時期よりも早く前記ガスボ
ンベ内のガスの残量が予測設定値に達してしまうとき、
ガス会社の作業員にボンベ交換作業を直ぐに始める必要
があることを知らせることができる。
【0016】なお、警告用設定値は、予測用設定値と同
様に、ガス会社から遠い家庭の警告用設定値を、近い家
庭の警告用設定値に比べて、大きくしてもよいし、前記
ガスボンベ内のガスの残量の変化率が大きいときの警告
用設定値を、前記残量の変化率が小さいときの警告用設
定値に比べて、大きくしてもよい。また、警告用設定値
は、予測用設定値と同じ値としてもよいし、異なる値と
してもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る検針システム
を図面に基づいて説明する。図1は、この発明がガスメ
ータの検針に適用された一実施形態を示し、図2は、図
1に示されるパーソナルコンピュータのシステム構成図
である。図1に示すように、検針システムは、各家庭の
ガスボンベ1に接続されて、ガスの使用量を計測するマ
イコンメータ2と、各マイコンメータ2の近傍に設置さ
れて、マイコンメータ2の検針値を送信する自動通報装
置3と、前記検針値を受信するパーソナルコンピュータ
4とにより構成される。
【0018】マイコンメータ2は、ボンベリセットボタ
ン2aを有し、ガスボンベ1を交換した際にそのボンベ
リセットボタン2aを作業員が押すことにより、パーソ
ナルコンピュータ4に、ボンベリセット信号及び検針値
を前記自動通報装置を介して送信するようになってい
て、ガスボンベ1が交換されたことを伝えることができ
る。
【0019】また、ガスボンベ1内のガスの残量を監視
しており、ガスの残量がガスボンベ1の容量の2/3ま
たは1/3を割った際には、パーソナルコンピュータ4
に残量警報を送信するようになっている。さらに、マイ
コンメータ2には、接続するガスボンベ1の容量を入力
することができるようになっていて、ガスボンベ1を交
換した際にそのガスボンベ1の容量を入力することによ
り、ガスボンベ1の容量をパーソナルコンピュータ4に
送信することができる。
【0020】パーソナルコンピュータ4は、図2に示す
ように、CPU5と、OS等のプログラムその他必要情
報を記憶するメインメモリ6と、画像メモリ7と、外部
に設けられるキーボード8、マウス9が接続されるイン
タフェース回路10と、それらCPU5、メインメモリ
6、画像メモリ7及びインタフェース回路10間を適宜
接続するシステムバス11と、画像メモリ7の出力信号
を表示画面としてのディスプレイ(例えば、CRTディ
スプレイ、液晶ディスプレイ等)12に供給するための
インタフェース回路13とから構成されている。
【0021】このパーソナルコンピュータ4を操作する
作業員は、キーボード8やマウス9等を操作して所定領
域に格納されている自動検針プログラムを起動させ、そ
のプログラムをCPU5に実行させる。自動検針プログ
ラムは、定期検針処理と、初期化処理と、交換日予測処
理とから構成される。定期検針処理は、定期検針日毎に
実行される処理であって、毎月のガスの使用量の演算を
行う。
【0022】また、初期化処理は、ガスボンベ交換時に
実行される処理であって、ガスボンベ交換時の検針値を
記憶する等、交換日予測処理で利用される変数の初期化
を行う。交換日予測処理は、前記残量警告を受信した日
または後述する予測検針日に実行される処理であって、
前記初期化処理で記憶したガスボンベ交換時の検針値に
基づいて前記ガスボンベのガスの使用量を演算し、その
演算値に基づいてガスボンベ交換日の予測を行う。
【0023】本実施形態における定期検針処理の内容
は、具体的には、その処理の手順の概要を表すフローチ
ャートである図3に示すように、先ずそのステップ10
1において、この処理を実行している日が定期検針日か
否かを判定するようになっている。このステップ101
における判定が「NO」の場合には、このまま今回の定
期検針処理を終了するが、判定が「YES」の場合に
は、ステップ102に移行する。
【0024】次に、ステップ102において、マイコン
メータ2から自動通報装置3を介して送信される今回の
検針値A1をパーソナルコンピュータ4に読み込み、ス
テップ103で、前のステップで読み込んだ今回の検針
値A1から、前回の定期検針日に読み込んだ前回の検針
値A1’を差し引いて、前回の定期検針から今回の定期
検針までの間に使用したガスの量、つまりガスの今期使
用量Hを演算する。
【0025】次いで、ステップ104において、前のス
テップで演算したガスの今期使用量Hをデータベースに
保存する。その後、保存されたデータに基づいて、料金
の請求が行われる。本実施形態における初期化処理の内
容は、具体的には、その処理の手順の概要を表すフロー
チャートである図4に示すように、先ずそのステップ2
01において、ボンベリセット信号を受信したか否かを
判定するようになっている。このステップ201におけ
る判定が「NO」の場合には、このまま今回の初期化処
理を終了するが、判定が「YES」の場合には、ステッ
プ202に移行し、メインメモリ6に記憶されているガ
スボンベ交換時の検針値A2を更新するとともに、交換
日予測処理で使用される変数Zを0に設定する。
【0026】本実施形態における交換日予測処理の内容
は、具体的には、その処理の手順の概要を表すフローチ
ャートである図5に示すように、先ずそのステップ30
1において、マイコンメータ2から自動通報装置3を介
して送信される残量警報信号を受信したか否かを判定す
るようになっている。このステップ301における判定
が「YES」の場合には、ステップ303に移行する。
また、判定が「NO」の場合には、ステップ302に移
行し、この処理を実行している日が後述する予測検針日
か否かを判定するようになっていて、判定が「NO」の
場合にはこのまま今回の交換日予測処理を終了するが、
判定が「YES」の場合にはステップ303に移行す
る。
【0027】次に、ステップ303において、マイコン
メータ2から現在の検針値A3およびガスボンベ1の容
量Bを読み込み、ステップ304で、前のステップで読
み込んだ現在の検針値A3およびガスボンベ1の容量B
に基づいて使用量比率Gを演算し、ステップ305に移
行する。使用量比率Gは、まず、現在の検針値A3から
メインメモリ6に記憶したガスボンベ交換時の検針値A
2を差し引いてガスの合計使用量を演算し、次に、その
演算値をガスボンベ1の容量Bで除して演算する。
【0028】そして、ステップ305では、前のステッ
プで演算した使用量比率Gが予め定められた設定値Cに
達しているか否かを判定するようになっている。このス
テップ305における判定が「NO」の場合には、ステ
ップ306に移行して、ガスボンベ1を早急に交換すべ
きことを促すボンベ交換警告を発し、交換日予測処理を
終了するが、判定が「YES」の場合には、ステップ3
07に移行して使用量比率の最新の変化率Jを演算す
る。使用量比率の最新の変化率Jは、今回の使用量比率
Gから前回の残量警報受信時または前回の予測検針日に
読み込んだ前回の使用量比率G’を差し引いた値を、前
回の検針値を取得した日Iから今回の検針値取得日I’
までの日数で除して演算する。なお、一回目の残量警報
受信時においては、前回の使用量比率G’として最後の
ガスボンベ交換時の使用量比率(G’=0)を使用し、
前回の検針値取得日I’として最後のガスボンベ交換日
を使用する。
【0029】つぎに、ステップ308に移行して、前の
ステップで演算した変化率に従って、使用量比率が推移
して設定値Cに達する日を演算し、ステップ309に移
行し、その演算した日をディスプレイ12に表示する。
次に、ステップ310に移行して変数Zに1を加え、ス
テップ311に移行して、その変数Zが2以上であるか
否かを判定するようになっている。このステップ311
における判定が「NO」の場合は、このまま交換日予測
処理を終了するが、判定が「YES」の場合は、ステッ
プ312に移行して次にこの交換日予測処理を実行する
予測検針日を設定し、交換日予測処理を終了する。な
お、予測検針日間の間隔は、一回目の残量警報を受信し
てから二回目の残量警報を受信するまでの間隔よりも短
い、一定の間隔に設定される。
【0030】次に、本実施形態の動作を具体的な状況を
交えて説明する。まず、作業員がガスボンベ1を交換
し、同時に、マイコンメータ2のボンベリセットボタン
2aを押し、マイコンメータ2が自動通報装置3を介し
てパーソナルコンピュータ4にボンベリセット信号を送
信している状態にあるとする。すると、ステップ201
の判定が「YES」となるため、ステップ202に移行
して、ガスボンベ交換時の検針値A2をメインメモリ6
に記憶するとともに、変数Zを0に設定する。
【0031】また、定期検針日になるまでは、ステップ
101の判定は「NO」を維持するため、特にステップ
102以降の処理は実行されない。それが、定期検針日
になると、ステップ101の判定が「YES」となるた
め、ステップ102に移行して、検針値A1を読み込
み、ステップ103で今期使用量Hを演算し、ステップ
104で、演算した値Hをデータベースに保存する。保
存されたデータは、後に、ガス使用料金の計算等に利用
される。
【0032】やがて、ガスボンベ1内のガスの消費され
て、ガスの残量がガスボンベ1の容量Bの2/3を割る
と、パーソナルコンピュータ4はマイコンメータ2から
残量警報を受信する。すると、ステップ301の判定が
「YES」となり、ステップ303に移行して現在の検
針値A3およびボンベ容量Bを読み込み、ステップ30
4で読み込んだ値に基づいて使用量比率Gを演算し、ス
テップ305に移行する。この時点では、ガスの使用量
は少なく、演算された使用量比率Gは設定値Cよりも低
いため、ステップ305の判定が「YES」となり、ス
テップ307に移行して、図6(a)に示すように、一
回目の残量警報受信時の検針値Mと最後のガスボンベ交
換時の検針値Lとに基づいてガスの使用量比率の最新の
変化率Jを演算し、ステップ308において、その演算
値に従ってガスの使用量比率が推移して、設定値Cに達
する日、つまり、ガスボンベ交換日Dを演算し、ステッ
プ309に移行して、ガスボンベ交換日Dをディスプレ
イ12に表示する。そして、ステップ310に移行して
変数Zに1を加えてZを1に設定し、ステップ311に
おいては、Zが2以下であるため、判定が「NO」とな
り、今回の交換日予測処理を終了する。
【0033】そして、次の残量警報信号を受信する日ま
では、交換日予測処理が実行されても、残量警報信号を
受信していないためステップ301が「NO」となり、
予測検針日でもないためステップ302も「NO」とな
るため、交換日予測処理はステップ303以下を実行せ
ずに終了してしまう。そして、ガスボンベ1内のガスが
さらに消費されて、ガスの残量がガスボンベ1の容量B
の1/3を割り、二回目の残量警報を受信すると、再び
ステップ301が「YES」となり、一回目の残量警報
受信時と同様に、ステップ303以下が実行される。な
お、ステップ307では、図6(b)に示すように、一
回目の残量警報受信時の検針値Mと二回目の残量警報受
信時の検針値Nとに基づいてガスボンベ交換日Dを予測
する。また、ステップ310において、変数Zに1を加
えてZを2に設定するため、ステップ311の判定が
「YES」となり、ステップ312に移行して、次に交
換日予測処理を実行する日である予測検針日を設定す
る。
【0034】そして、上記交換日予測処理を繰り返し実
行して、最新の検針値に基づく予測日をディスプレイ1
2に表示する。ディスプレイ12に表示された予測日を
見た作業員は、ガスボンベ交換日に達したある家庭の近
隣に、同様にガスボンベ交換日に達した家庭およびガス
ボンベ交換日が迫っている家庭を探し、それら家庭のガ
スボンベを同時に交換するようにガスボンベの配送計画
を立て、近隣の複数の家庭のガスボンベ1を同時に交換
する。
【0035】しかし、ガスボンベ1内のガスが急激に消
費されて、図6(c)に示すように、予め定めた設定値
Cに達する前にガスボンベ1を交換することができず、
ガスの使用量比率Oが設定値Cを超えてしまうと、ステ
ップ305の判定は「NO」となり、パーソナルコンピ
ュータ4はボンベ交換警告を発する。そして、前記交換
警報を受けた作業者は直ぐにガスボンベ1の交換作業を
始めなければならない。
【0036】かくして、本実施形態に係る自動検針シス
テムは、設定値Cとして、ガスの使用量がその設定値C
に達した日がガスボンベ1の交換日として適当となるよ
うに設定することにより、前記ガスボンベの交換時期を
予測することができるため、ガスボンベの配送計画を立
てて、ガスボンベの交換を効率的に行うことができる。
【0037】また、変化率に基づいて予測を行うため、
最近のデータのみで予測を行うことができ、ガスボンベ
1の交換日の予測を容易に実施することができる。ま
た、ガスボンベ1内のガスの残量が多いときは、残量警
報信号を受信したときだけガスボンベ交換日の予測を行
うことにより、検針間隔が長くなるため、自動通報装置
3が検針値を送信するのに要する電力を抑制することが
できる。
【0038】さらに、ガスボンベ1内のガスの残量が少
ないときに、検針間隔を短くするため、ガスボンベ1の
交換日が迫っている状態において、ガスボンベ交換日の
予測の精度を向上することができる。なお、上記実施形
態にあっては、マイコンメータ2はガスメータに対応
し、また、パーソナルコンピュータ4はホストコンピュ
ータに対応し、さらに、ステップ308は予測手段に対
応し、ステップ307は変化率推定手段に対応し、ステ
ップ312は検針間隔設定手段に対応し、また、ステッ
プ306はボンベ交換警告手段に対応し、設定値Cは予
測用設定値および警告用設定値に対応する。
【0039】また、上記実施形態は本発明に係る検針シ
ステムの一例を示したものであり、検針間隔の短縮方
法、予測に用いる変化率の種類、予測方法などを限定す
るものではない。例えば、2回目の残量警報受信後に検
針間隔を予め定めた間隔に短縮する例を示したが、その
残量警報信号を受信するまでのガス使用量の変化の傾向
に応じて短縮の度合いを決定するようにしてもよく、前
記残量警報信号を受信した後の最新のガス使用量の変化
の傾向に応じて次第に短くしてもよい。
【0040】また、検針間隔を短縮する際に残量警報信
号を利用するのではなく、ガスボンベ1の使用期間な
ど、ガスボンベ1内のガスの残量と相関関係を有する他
の物理量を利用してもよいし、何れの物理量も利用せ
ず、予め短い間隔で交換日予測処理を実行してもよい。
さらに、予測に使用量比率の変化率を用い、その変化率
として最新の変化率Jを用いた例を示したが、図7
(a)に実線で示すように、同一ボンベ使用時における
最大の変化率Pを用いてもよく、図7(b)に実線で示
すように、最新の変化率Jよりも数パーセント程度大き
な変化率Qを用いてもよい。このような最新の変化率J
よりも大きい変化率P、Qを用いることにより、ガスボ
ンベ1内のガスの残量が予測用設定値に達したときのガ
スの残量に余裕ができるため、ガス使用量の変化率が最
新の変化率Jから変動し、予測したボンベ交換時期より
も実際のボンベ交換時期が早まった場合にも、ボンベ内
のガスが切れるという最悪自体を避けることができる。
【0041】また、使用量比率の変化率に代えて、予測
を行う家庭の前年同月の検針値に基づいて作成した、横
軸が月日を示し縦軸がその月日までのガス使用量を示す
グラフを予め保持しておき、前記グラフに基づいて、今
の時期では残量が予測設定に達するまでどれくらいの月
日がかかるのかを予測するのでもよい。さらに、ガスボ
ンベ交換時期として、ガスボンベ交換日を予測する例を
示したが、図7(c)に示すように、前記ガス交換日の
前後に幅を持たせた期間Rを予測するとしてもよい。
【0042】また、ボンベ交換警告をパーソナルコンピ
ュータ4側で生成する例を示したが、残量警報信号と同
様に、マイコンメータ2側で信号を生成してパーソナル
コンピュータ4に送信し、前記信号を受信したパーソナ
ルコンピュータ4が前記ボンベ交換警告を発するように
してもよい。さらに、ボンベ交換警告手段を設けて、少
なくともボンベ交換作業を始めなくてはならない時期を
警告するものとしたが、必要に応じて予測手段によるボ
ンベ交換時期を知らせるのみとすることもでき、それに
より構成が簡単化される。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る自
動検針システムにおいては、ホストコンピュータは、ガ
スボンベ内のガスの使用量が予測用設定値に達する時期
を予測する予測手段を有するため、予測用設定値とし
て、ガスの残量がその予測用設定値に達した時期がガス
ボンベの交換時期として適当となるように設定すること
により、前記ガスボンベの交換時期を予測することがで
き、ガスボンベ交換時期に達したある家庭の近隣に、ガ
スボンベ交換時期が迫っている家庭を探して、それらの
家庭のガスボンベも同時に交換するようにガスボンベの
配送計画を立てることができるため、ガスボンベの交換
を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】パーソナルコンピュータのシステム構成図であ
る。
【図3】本実施例における処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図4】本実施例における処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図5】本実施例における処理の概要を示すフローチャ
ートである。
【図6】本実施例における交換日予測処理を説明するグ
ラフである。
【図7】本実施例の変形例を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 ガスボンベ 2 マイコンメータ 3 自動通報装置 4 パーソナルコンピュータ A2 ガスボンベ交換時の検針値 A3 現在の検針値 C 設定値 J 最新の変化率 P 最大の変化率

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベのガスの使用量を計量するガ
    スメータの検針値を送信する自動通報装置と、前記自動
    通報装置が送信する前記検針値を受信するホストコンピ
    ュータと、を備えた自動検針システムにおいて、 前記ホストコンピュータは、受信した検針値に基づい
    て、前記ガスボンベ内のガスの残量が予測用設定値に達
    する時期を予測する予測手段を有することを特徴とする
    自動検針システム。
  2. 【請求項2】 前記予測手段は、受信した検針値に基づ
    いてガスの残量の変化率を推定する変化率推定手段を含
    んで構成され、前記変化率推定手段の推定値に基づいて
    前記予測用設定値に達する時期を予測するようになって
    いることを特徴とする請求項1記載の自動検針システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、前記ガスボ
    ンベ内のガスの残量が少ないときの検針間隔を、前記残
    量が多いときの検針間隔に比べて、短く設定する検針間
    隔設定手段を有することを特徴とする請求項1又は2記
    載の自動検針システム。
  4. 【請求項4】 前記ホストコンピュータは、前記ガスボ
    ンベ内のガスの残量が警告用設定値に達したときに警告
    を発するボンベ交換警告手段を有することを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の自動検針システム。
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