JP2001265964A - 取引価格算出装置、取引価格算出方法およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体 - Google Patents

取引価格算出装置、取引価格算出方法およびその方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体

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JP2001265964A
JP2001265964A JP2000078195A JP2000078195A JP2001265964A JP 2001265964 A JP2001265964 A JP 2001265964A JP 2000078195 A JP2000078195 A JP 2000078195A JP 2000078195 A JP2000078195 A JP 2000078195A JP 2001265964 A JP2001265964 A JP 2001265964A
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buy
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JP2000078195A
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Yuji Ueno
裕治 上野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介したオンライン取引におい
て、複数の買い希望者および複数の売り希望者に対し
て、統一された適正な取引価格を算出する。 【解決手段】 買い要求データを価格の高い順に、売り
要求データを価格の低い順にそれぞれソートするステッ
プ(S120,S122)と、フラグがリセットされた
データについて買い要求データの最高値と売り要求デー
タの最低値とを検索して検索結果のデータを組合せた組
合せデータを生成するステップ(S126)と、買い希
望価格と売り希望価格とを比較するステップ(S12
8)と、買い希望価格が売り希望価格以上の場合にはフ
ラグをセットするステップと(S130)、フラグがリ
セットされた買い要求データの中にフラグがセットされ
た買い要求データと同じ価格がある場合にはその買い要
求データの買い希望価格を取引価格とするステップ(S
134)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインにて売
買取引する技術に関し、特に、コンピュータを用いた売
買取引における取引価格を算出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の通信ネットワークなどの発達によ
り、インターネットを介して物品の購入および売却を行
なうオンライン取引が盛んに行なわれている。このよう
なオンライン取引の一形態として、競りによるオンライ
ン取引がある。インターネットを介して提供されるある
競り対象に対して、複数の買い希望者が競り発注データ
を送信して、送信されたデータに基づいて競りを行い、
最も高い発注データを送信した者がその競り対象を落札
する。
【0003】特開平10−78992号公報に開示され
るように、従来のオンライン取引における自動競り方法
は、オンライン回線を介して受信した競り対象情報を表
示する表示ステップと、表示された対象のうち操作者に
よって指定された競り対象を選択する選択ステップと、
選択された対象について、競り希望価格と、購入個数
と、希望価格に対する競合時の最大許容価格とを含む競
り発注情報を生成する競り発注情報生成ステップと、発
注情報をオンライン回線を介して競り実行側の端末に送
信する送信ステップとを含む。
【0004】この自動競り方法によると、選択ステップ
は、表示ステップにて表示された対象のうち操作者によ
って指定された競り対象を選択する。競り発注情報生成
ステップは、選択ステップにて選択された対象につい
て、競り希望価格と、購入個数と、希望価格に対する競
合時の最大許容価格とを含む競り発注情報を生成する。
送信ステップは、生成した発注情報をオンライン回線を
介して競り実行側の端末に送信する。これにより、操作
者はオンライン回線を介して、競りに参加することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公報に開示された方法では、競りを前提としているた
め、通常、1人の売り希望者に対して多数の買い希望者
が存在する。このため、同じ物を売りたい売り希望者が
複数人存在する場合には、競りを2回以上行うことにな
る。このとき、同じ物であるにもかかわらず、異なる価
格で取引される場合があると、買い希望者および売り希
望者に不公平が発生する。たとえば、ある競りにおい
て、自己の入札した価格では落札できなかった買い希望
者は、参加しなかった他の競りにおいて、自己の入札し
た価格よりもかなり低い価格で他の者が同じ物を落札し
た場合などに、不公平感を感じる。そのため、このよう
な買い希望者は、落札値が適正な価格でないと感じる。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであって、ネットワークを介したオンライン
取引において、複数の買い希望者および複数の売り希望
者に不公平感が発生しにくい、取引価格算出装置、取引
価格算出方法およびその方法を実現するプログラムを記
録した機械読取可能な記録媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る取引価
格算出装置は、ネットワークを介して、複数のクライア
ントから受信した買い注文データと売り注文データとに
基づいて、オンライン取引価格を算出する取引価格算出
装置であって、ネットワークに接続され、複数のクライ
アントとデータ通信するための通信手段と、通信手段に
接続され、買い希望価格を含む買い注文データと、売り
希望価格を含む売り注文データとを、複数のクライアン
トから受信するための受信手段と、受信手段に接続さ
れ、受信手段により受信した買い注文データと売り注文
データとを記憶するための記憶手段と、記憶手段に接続
され、記憶手段に記憶されたデータに基づいて、統一さ
れた取引価格を算出するための取引価格算出手段とを含
み、取引価格は、取引価格以上の買い希望価格を含む買
い注文データの数が取引価格よりも低い売り希望価格を
含む売り注文データの数以上、かつ、取引価格以下の売
り希望価格を含む売り注文データの数が取引価格よりも
高い買い希望価格を含む買い注文データの数以上となる
価格である。
【0008】第1の発明によると、受信手段は、通信手
段を介して、買い希望価格を含む買い注文データと、売
り希望価格を含む売り注文データとを、複数のクライア
ントから受信する。受信手段により受信した買い注文デ
ータと売り注文データとを記憶する。取引価格算出手段
は、記憶手段に記憶されたデータに基づいて、統一され
た取引価格であって、その取引価格以上の買い希望価格
を含む買い注文データの数が取引価格よりも低い売り希
望価格を含む売り注文データの数以上、かつ、その取引
価格以下の売り希望価格を含む売り注文データの数が取
引価格よりも高い買い希望価格を含む買い注文データの
数以上となる取引価格を算出する。これにより、算出さ
れた取引価格により、多数の買い注文データと売り注文
データとの組合せのなかで最も多くの取引を成立させる
ことができる。その取引価格よりも高い買い希望価格を
含む買い注文データを送信したクライアントの全ておよ
び取引価格よりも低い売り希望価格を含む売り注文デー
タを送信したクライアントの全てがその取引価格で売買
取引が可能となる。その結果、ネットワークを介したオ
ンライン取引において、複数の買い希望者および複数の
売り希望者に不公平感が発生しにくい、取引価格算出装
置を提供することができる。
【0009】第2の発明に係る取引価格算出装置は、第
1の発明の構成に加えて、記憶手段に予め定めたデータ
量が記憶されると、買い注文データは買い希望価格の高
い順に、売り注文データは売り希望価格の低い順に、記
憶手段に記憶された買い注文データと売り注文データと
を組合せた組合せデータを生成するための組合せデータ
生成手段をさらに含み、取引価格算出手段は、組合せデ
ータ生成手段により生成された、組合せデータの中の買
い希望価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデー
タに含まれる、注文データの希望価格に基づいて、統一
された取引価格を算出するための手段を含む。
【0010】第2の発明によると、記憶手段に予め定め
たデータ量が記憶されると、組合せデータ生成手段は、
買い注文データは買い希望価格の高い順に、売り注文デ
ータは売り希望価格の低い順に、記憶手段に記憶された
買い注文データと売り注文データとを組合せた組合せデ
ータを生成する。取引価格算出手段は、組合せデータの
中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回った組合
せデータに含まれる、注文データの希望価格に基づい
て、統一された取引価格を算出する。これにより、多数
の買い注文データと売り注文データとの組合せのなか
で、買い希望価格が売り希望価格を下回るまで(すなわ
ち、取引が不可能になるまで)取引価格を算出するた
め、最も多くの取引を成立させることができる取引価格
を算出できる。その結果、ネットワークを介したオンラ
イン取引において、複数の買い希望者および複数の売り
希望者に不公平感が発生しにくい、取引価格算出装置を
提供することができる。
【0011】第3の発明に係る取引価格算出装置は、第
2の発明の構成に加えて、取引価格算出手段は、組合せ
データの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回
る直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以上か
つ売り希望価格以下であり、かつ、組合せデータの中の
買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデー
タに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望価格以上
である任意の価格を、統一された取引価格として算出す
るための手段を含む。
【0012】第3の発明によると、取引価格算出手段
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格以上かつ売り希望価格以下であり、かつ、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上である任意の価格を、統一された取引価格と
して算出する。これにより、算出された取引価格は、買
い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の組合せ
データに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希望価格
以下の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格
以下かつ売り希望価格以上であるため、買い希望者と売
り希望者とが利益を得ることができる。また、たとえ
ば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオ
ンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格
であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、この
取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、
買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少
なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在する可
能性が高いので、この取引価格以下の買い希望価格とす
る)を決定できたりする。
【0013】第4の発明に係る取引価格算出装置は、第
3の発明の構成に加えて、任意の価格は、組合せデータ
の中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前
の組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価
格とにより形成される範囲の中間価格であって、組合せ
データの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回
る組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価
格とにより形成される範囲の中間価格である。
【0014】第4の発明によると、取引価格算出手段
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間価格
であって、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希望
価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間価
格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価格
として算出する。これにより、算出された取引価格は、
買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の組合
せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格とに
より形成される範囲の中間価格であって、組合せデータ
の中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組合
せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格とに
より形成される範囲の中間価格であるため、買い希望者
と売り希望者とに利益を与えることができ、両者にとっ
て不公平感のないものとなる。また、たとえば、この取
引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライン取
引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれば買
い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価格以
上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希望者
は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくともこ
の取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が高い
ので、この取引価格以下の買い希望価格とする)を決定
できたりする。
【0015】第5の発明に係る取引価格算出装置は、第
2の発明の構成に加えて、組合せデータ生成手段と取引
価格算出手段とに接続され、組合せデータの中で買い希
望価格が売り希望価格以上である組合せデータごとに取
引が可能であることを示す取引可能フラグをセットして
記憶するための取引可能フラグ記憶手段をさらに含み、
取引価格算出手段は、取引可能フラグがセットされた買
い注文データにおいて、組合せデータの中で買い希望価
格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含ま
れる買い希望価格と同じ買い希望価格を含む買い注文デ
ータが存在する場合には、存在した買い注文データに含
まれる買い希望価格を、統一された取引価格として算出
するための手段を含む。
【0016】第5の発明によると、取引可能フラグ記憶
手段は、組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価
格以上である組合せデータごとに取引が可能であること
を示す取引可能フラグをセットして記憶する。取引価格
算出手段は、取引可能フラグがセットされた買い注文デ
ータにおいて、組合せデータの中で買い希望価格が売り
希望価格を最初に下回った組合せデータに含まれる買い
希望価格と同じ買い希望価格を含む買い注文データが存
在する場合には、存在した買い注文データに含まれる買
い希望価格を、統一された取引価格として算出する。こ
れにより、取引が可能でない買い注文データの中で最も
高い買い希望価格が取引価格となる。たとえば、この取
引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライン取
引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれば買
い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価格以
上の売り希望価格とする)を決定できる。
【0017】第6の発明に係る取引価格算出装置は、第
5の発明の構成に加えて、取引価格算出手段は、取引可
能フラグがセットされた売り注文データにおいて、組合
せデータの中で買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回った組合せデータに含まれる売り希望価格と同じ売り
希望価格を含む売り注文データが存在する場合には、存
在した売り注文データに含まれる売り希望価格を、統一
された取引価格として算出するための手段を含む。
【0018】第6の発明によると、取引価格算出手段
は、取引可能フラグがセットされた買い注文データにお
いて、組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望価格
と同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在する場
合には、存在した売り注文データに含まれる売り希望価
格を、統一された取引価格として算出する。これによ
り、取引が可能でない売り注文データの中で最も低い売
り希望価格が取引価格となる。たとえば、この取引価格
を参考にして、買い希望者は次回のオンライン取引の買
い希望価格(少なくともこの取引価格であれば売り希望
者が存在する可能性が高いので、この取引価格以下の買
い希望価格とする)を決定できる。
【0019】第7の発明に係る取引価格算出装置は、第
1〜第6の発明のいずれかの発明の構成に加えて、取引
価格算出手段に接続され、取引価格算出手段により算出
された取引価格を用いて、オンライン取引に関する処理
をするためのオンライン取引処理手段をさらに含む。
【0020】第7の発明によると、オンライン取引処理
手段は、算出された取引価格を用いて、オンライン取引
に関する処理をする。これにより、算出された取引価格
を実際に用いるオンライン取引などをすることができ
る。
【0021】第8の発明に係る取引価格算出装置は、第
7の発明の構成に加えて、オンライン取引処理手段は、
取引価格算出手段により算出された取引価格を、売り注
文データおよび買い注文データを送信した複数のクライ
アントへ送信する手段を含む。
【0022】第8の発明によると、オンライン取引処理
手段は、算出された取引価格を、売り注文データおよび
買い注文データを送信した複数のクライアントへ送信す
る。これにより、買い注文データおよび売り注文データ
を送信したクライアントは、取引価格を入手できる。取
引可能な者はこの入手した取引価格でオンライン取引な
どをすることができる。
【0023】第9の発明に係る取引価格算出装置は、第
7の発明の構成に加えて、オンライン取引処理手段は、
取引価格算出手段により算出された取引価格を表示する
ための手段を含む。
【0024】第9の発明によると、オンライン取引処理
手段は、算出された取引価格を、表示手段に表示する。
これにより、表示手段に取引価格が表示される。表示さ
れた取引価格に基づいて、表示を見た者はこの表示され
た取引価格で取引などをすることができる。
【0025】第10の発明に係る取引価格算出装置は、
第7の発明の構成に加えて、オンライン取引処理手段
は、取引価格算出手段により算出された取引価格を用い
て売買取引するための取引手段を含む。
【0026】第10の発明によると、オンライン取引処
理手段は、算出された取引価格を用いて、オンライン取
引をする。これにより、算出された取引価格を用いて、
実際にオンライン取引をすることができる。
【0027】第11の発明に係る取引価格算出方法は、
ネットワークを介して、複数のクライアントから受信し
た買い注文データと売り注文データとに基づいて、オン
ライン取引価格を算出する取引価格算出方法であって、
複数のクライアントから、買い希望価格を含む買い注文
データと、売り希望価格を含む売り注文データとを受信
する受信ステップと、受信ステップにて受信した買い注
文データと売り注文データとを記憶する記憶ステップ
と、記憶ステップにて記憶されたデータに基づいて、統
一された取引価格を算出する取引価格算出ステップとを
含み、取引価格は、取引価格以上の買い希望価格を含む
買い注文データの数が取引価格よりも低い売り希望価格
を含む売り注文データの数以上、かつ、取引価格以下の
売り希望価格を含む売り注文データの数が取引価格より
も高い買い希望価格を含む買い注文データの数以上とな
る価格である。
【0028】第11の発明によると、受信ステップは、
複数のクライアントから、買い希望価格を含む買い注文
データと、売り希望価格を含む売り注文データとを受信
する。記憶ステップは、受信ステップにて受信した買い
注文データと売り注文データとを記憶する。取引価格算
出ステップは、記憶ステップにて記憶されたデータに基
づいて、統一された取引価格であって、その取引価格以
上の買い希望価格を含む買い注文データの数が取引価格
よりも低い売り希望価格を含む売り注文データの数以
上、かつ、その取引価格以下の売り希望価格を含む売り
注文データの数が取引価格よりも高い買い希望価格を含
む買い注文データの数以上となる取引価格を算出する。
これにより、算出された取引価格により、多数の買い注
文データと売り注文データとの組合せのなかで最も多く
の取引を成立させることができる。その取引価格よりも
高い買い希望価格を含む買い注文データを送信したクラ
イアントの全ておよび取引価格よりも低い売り希望価格
を含む売り注文データを送信したクライアントの全てが
その取引価格で売買取引が可能となる。その結果、ネッ
トワークを介したオンライン取引において、複数の買い
希望者および複数の売り希望者に不公平感が発生しにく
い、取引価格算出方法を提供することができる。
【0029】第12の発明に係る取引価格算出方法は、
第11の発明の構成に加えて、記憶ステップにて記憶し
たデータが予め定めたデータ量を超えると、買い注文デ
ータは買い希望価格の高い順に、売り注文データは売り
希望価格の低い順に、記憶ステップにて記憶した買い注
文データと売り注文データとを組合せた組合せデータを
生成する組合せデータ生成ステップをさらに含み、取引
価格算出ステップは、組合せデータ生成ステップにて生
成された、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回った組合せデータに含まれる、注文デ
ータの希望価格に基づいて、統一された取引価格を算出
するステップを含む。
【0030】第12の発明によると、記憶ステップにて
予め定めたデータ量が記憶されると、組合せデータ生成
ステップは、買い注文データは買い希望価格の高い順
に、売り注文データは売り希望価格の低い順に、記憶ス
テップにて記憶された買い注文データと売り注文データ
とを組合せた組合せデータを生成する。取引価格算出ス
テップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回った組合せデータに含まれる、注文デ
ータの希望価格に基づいて、統一された取引価格を算出
する。これにより、多数の買い注文データと売り注文デ
ータとの組合せのなかで、買い希望価格が売り希望価格
を下回るまで(すなわち、取引が不可能になるまで)取
引価格を算出するため、最も多くの取引を成立させるこ
とができる取引価格を算出できる。その結果、ネットワ
ークを介したオンライン取引において、複数の買い希望
者および複数の売り希望者に不公平感が発生しにくい、
取引価格算出方法を提供することができる。
【0031】第13の発明に係る取引価格算出方法は、
第12の発明の構成に加えて、取引価格算出ステップ
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格以上かつ売り希望価格以下であり、かつ、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上である任意の価格を、統一された取引価格と
して算出するステップを含む。
【0032】第13の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以上かつ売り希望価格以下であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売
り希望価格以上である任意の価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希
望価格以下の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希
望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希
望価格以下かつ売り希望価格以上であるため、買い希望
者と売り希望者とが利益を得ることができる。また、た
とえば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回
のオンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引
価格であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、
この取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できた
り、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格
(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在す
る可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望価格
とする)を決定できたりする。
【0033】第14の発明に係る取引価格算出方法は、
第13の発明の構成に加えて、任意の価格は、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希
望価格とにより形成される範囲の中間価格であって、組
合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に
下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希
望価格とにより形成される範囲の中間価格である。
【0034】第14の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間
価格であって、組合せデータの中の買い希望価格が売り
希望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い
希望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間
価格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格
とにより形成される範囲の中間価格であって、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格
とにより形成される範囲の中間価格であるため、買い希
望者と売り希望者とに利益を与えることができ、両者に
とって不公平感のないものとなる。また、たとえば、こ
の取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライ
ン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれ
ば買い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価
格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希
望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくと
もこの取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が
高いので、この取引価格以下の買い希望価格とする)を
決定できたりする。
【0035】第15の発明に係る取引価格算出方法は、
第12の発明の構成に加えて、組合せデータの中で買い
希望価格が売り希望価格以上である組合せデータごとに
取引が可能であることを示す取引可能フラグをセットし
て記憶する取引可能フラグ記憶ステップをさらに含み、
取引価格算出ステップは、取引可能フラグがセットされ
た買い注文データにおいて、組合せデータの中で買い希
望価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに
含まれる買い希望価格と同じ買い希望価格を含む買い注
文データが存在する場合には、存在した買い注文データ
に含まれる買い希望価格を、統一された取引価格として
算出するステップを含む。
【0036】第15の発明によると、取引可能フラグ記
憶ステップは、組合せデータの中で買い希望価格が売り
希望価格以上である組合せデータごとに取引が可能であ
ることを示す取引可能フラグをセットして記憶する。取
引価格算出ステップは、取引可能フラグがセットされた
買い注文データにおいて、組合せデータの中で買い希望
価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含
まれる買い希望価格と同じ買い希望価格を含む買い注文
データが存在する場合には、存在した買い注文データに
含まれる買い希望価格を、統一された取引価格として算
出する。これにより、取引が可能でない買い注文データ
の中で最も高い買い希望価格が取引価格となる。この取
引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライン取
引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれば買
い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価格以
上の売り希望価格とする)を決定できる。
【0037】第16の発明に係る取引価格算出方法は、
第15の発明の構成に加えて、取引価格算出ステップ
は、取引可能フラグがセットされた売り注文データにお
いて、組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望価格
と同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在する場
合には、存在した売り注文データに含まれる売り希望価
格を、統一された取引価格として算出するステップを含
む。
【0038】第16の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、取引可能フラグがセットされた買い注文データ
において、組合せデータの中で買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望
価格と同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在す
る場合には、存在した売り注文データに含まれる売り希
望価格を、統一された取引価格として算出する。これに
より、取引が可能でない売り注文データの中で最も低い
売り希望価格が取引価格となる。この取引価格を参考に
して、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価
格(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在
する可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望価
格とする)を決定できる。
【0039】第17の発明に係る取引価格算出方法は、
第11〜第16の発明のいずれかの構成に加えて、取引
価格算出ステップにて算出された取引価格を用いて、オ
ンライン取引に関する処理をするオンライン取引処理ス
テップをさらに含む。
【0040】第17の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を用いて、オンライ
ン取引に関する処理をする。これにより、算出された取
引価格を実際に用いるオンライン取引などをすることが
できる。
【0041】第18の発明に係る取引価格算出方法は、
第17の発明の構成に加えて、オンライン取引処理ステ
ップは、取引価格算出ステップにて算出された取引価格
を、売り注文データまたは買い注文データを送信した複
数のクライアントへ送信するステップを含む。
【0042】第18の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を、売り注文データ
および買い注文データを送信した複数のクライアントへ
送信する。これにより、買い注文データおよび売り注文
データを送信したクライアントは、取引価格を入手でき
る。取引可能な者はこの入手した取引価格でオンライン
取引などをすることができる。
【0043】第19の発明に係る取引価格算出方法は、
第17の発明の構成に加えて、オンライン取引処理ステ
ップは、取引価格算出ステップにて算出された取引価格
を表示するステップを含む。
【0044】第19の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を、表示ステップに
て表示する。これにより、表示ステップにて取引価格が
表示される。表示された取引価格に基づいて、表示を見
た者はこの表示された取引価格で取引などをすることが
できる。
【0045】第20の発明に係る取引価格算出方法は、
第17の発明の構成に加えて、オンライン取引処理ステ
ップは、取引価格算出ステップにて算出された取引価格
を用いて売買取引する取引ステップを含む。
【0046】第20の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を用いて、オンライ
ン取引をする。これにより、算出された取引価格を用い
て、実際にオンライン取引をすることができる。
【0047】第21の発明に係る記録媒体は、ネットワ
ークを介して、複数のクライアントから受信した買い注
文データと売り注文データとに基づいて、オンライン取
引価格を算出する取引価格算出方法を実現するプログラ
ムを記録した機械読取可能な記録媒体であって、プログ
ラムは、複数のクライアントから、買い希望価格を含む
買い注文データと、売り希望価格を含む売り注文データ
とを受信する受信ステップと、受信ステップにて受信し
た買い注文データと売り注文データとを記憶する記憶ス
テップと、記憶ステップにて記憶されたデータに基づい
て、統一された取引価格を算出する取引価格算出ステッ
プとを含み、取引価格は、取引価格以上の買い希望価格
を含む買い注文データの数が取引価格よりも低い売り希
望価格を含む売り注文データの数以上、かつ、取引価格
以下の売り希望価格を含む売り注文データの数が取引価
格よりも高い買い希望価格を含む買い注文データの数以
上となる価格である。
【0048】第21の発明によると、受信ステップは、
複数のクライアントから、買い希望価格を含む買い注文
データと、売り希望価格を含む売り注文データとを受信
する。記憶ステップは、受信ステップにて受信した買い
注文データと売り注文データとを記憶する。取引価格算
出ステップは、記憶ステップにて記憶されたデータに基
づいて、統一された取引価格であって、その取引価格以
上の買い希望価格を含む買い注文データの数が取引価格
よりも低い売り希望価格を含む売り注文データの数以
上、かつ、その取引価格以下の売り希望価格を含む売り
注文データの数が取引価格よりも高い買い希望価格を含
む買い注文データの数以上となる取引価格を算出する。
これにより、算出された取引価格により、多数の買い注
文データと売り注文データとの組合せのなかで最も多く
の取引を成立させることができる。その取引価格よりも
高い買い希望価格を含む買い注文データを送信したクラ
イアントの全ておよび取引価格よりも低い売り希望価格
を含む売り注文データを送信したクライアントの全てが
その取引価格で売買取引が可能となる。その結果、ネッ
トワークを介したオンライン取引において、複数の買い
希望者および複数の売り希望者に不公平感が発生しにく
い、取引価格算出方法を実現するプログラムを記録した
機械読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0049】第22の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第21の発明の構成に加えて、記憶ステ
ップにて記憶したデータが予め定めたデータ量を超える
と、買い注文データは買い希望価格の高い順に、売り注
文データは売り希望価格の低い順に、記憶ステップにて
記憶した買い注文データと売り注文データとを組合せた
組合せデータを生成する組合せデータ生成ステップをさ
らに含み、取引価格算出ステップは、組合せデータ生成
ステップにて生成された、組合せデータの中の買い希望
価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含
まれる、注文データの希望価格に基づいて、統一された
取引価格を算出するステップを含む。
【0050】第22の発明によると、記憶ステップにて
予め定めたデータ量が記憶されると、組合せデータ生成
ステップは、買い注文データは買い希望価格の高い順
に、売り注文データは売り希望価格の低い順に、記憶ス
テップにて記憶された買い注文データと売り注文データ
とを組合せた組合せデータを生成する。取引価格算出ス
テップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回った組合せデータに含まれる、注文デ
ータの希望価格に基づいて、統一された取引価格を算出
する。これにより、多数の買い注文データと売り注文デ
ータとの組合せのなかで、買い希望価格が売り希望価格
を下回るまで(すなわち、取引が不可能になるまで)取
引価格を算出するため、最も多くの取引を成立させるこ
とができる取引価格を算出できる。その結果、ネットワ
ークを介したオンライン取引において、複数の買い希望
者および複数の売り希望者に不公平感が発生しにくい、
取引価格算出方法を実現するプログラムを記録した機械
読取可能な記録媒体を提供することができる。
【0051】第23の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第22の発明の構成に加えて、取引価格
算出ステップは、組合せデータの中の買い希望価格が売
り希望価格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれ
る、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下であり、か
つ、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以
下かつ売り希望価格以上である任意の価格を、統一され
た取引価格として算出するステップを含む。
【0052】第23の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以上かつ売り希望価格以下であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売
り希望価格以上である任意の価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希
望価格以下の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希
望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希
望価格以下かつ売り希望価格以上であるため、買い希望
者と売り希望者とが利益を得ることができる。また、た
とえば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回
のオンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引
価格であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、
この取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できた
り、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格
(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在す
る可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望価格
とする)を決定できたりする。
【0053】第24の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第23の発明の構成に加えて、任意の価
格は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希
望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間価
格であって、組合せデータの中の買い希望価格が売り希
望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希
望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間価
格である。
【0054】第24の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間
価格であって、組合せデータの中の買い希望価格が売り
希望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い
希望価格と売り希望価格とにより形成される範囲の中間
価格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格
とにより形成される範囲の中間価格であって、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格
とにより形成される範囲の中間価格であるため、買い希
望者と売り希望者とに利益を与えることができ、両者に
とって不公平感のないものとなる。また、たとえば、こ
の取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライ
ン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれ
ば買い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価
格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希
望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくと
もこの取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が
高いので、この取引価格以下の買い希望価格とする)を
決定できたりする。
【0055】第25の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第22の発明の構成に加えて、組合せデ
ータの中で買い希望価格が売り希望価格以上である組合
せデータごとに取引が可能であることを示す取引可能フ
ラグをセットして記憶する取引可能フラグ記憶ステップ
をさらに含み、取引価格算出ステップは、取引可能フラ
グがセットされた買い注文データにおいて、組合せデー
タの中で買い希望価格が売り希望価格を最初に下回った
組合せデータに含まれる買い希望価格と同じ買い希望価
格を含む買い注文データが存在する場合には、存在した
買い注文データに含まれる買い希望価格を、統一された
取引価格として算出するステップを含む。
【0056】第25の発明によると、取引可能フラグ記
憶ステップは、組合せデータの中で買い希望価格が売り
希望価格以上である組合せデータごとに取引が可能であ
ることを示す取引可能フラグをセットして記憶する。取
引価格算出ステップは、取引可能フラグがセットされた
買い注文データにおいて、組合せデータの中で買い希望
価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含
まれる買い希望価格と同じ買い希望価格を含む買い注文
データが存在する場合には、存在した買い注文データに
含まれる買い希望価格を、統一された取引価格として算
出する。これにより、取引が可能でない買い注文データ
の中で最も高い買い希望価格が取引価格となる。この取
引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライン取
引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれば買
い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価格以
上の売り希望価格とする)を決定できる。
【0057】第26の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第25の発明の構成に加えて、取引価格
算出ステップは、取引可能フラグがセットされた売り注
文データにおいて、組合せデータの中で買い希望価格が
売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含まれる
売り希望価格と同じ売り希望価格を含む売り注文データ
が存在する場合には、存在した売り注文データに含まれ
る売り希望価格を、統一された取引価格として算出する
ステップを含む。
【0058】第26の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、取引可能フラグがセットされた買い注文データ
において、組合せデータの中で買い希望価格が売り希望
価格を最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望
価格と同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在す
る場合には、存在した売り注文データに含まれる売り希
望価格を、統一された取引価格として算出する。これに
より、取引が可能でない売り注文データの中で最も低い
売り希望価格が取引価格となる。この取引価格を参考に
して、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価
格(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在
する可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望価
格とする)を決定できる。
【0059】第27の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第21〜第26の発明の構成に加えて、
取引価格算出ステップにて算出された取引価格を用い
て、オンライン取引に関する処理をするオンライン取引
処理ステップをさらに含む。
【0060】第27の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を用いて、オンライ
ン取引に関する処理をする。これにより、算出された取
引価格を実際に用いるオンライン取引などをすることが
できる。
【0061】第28の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第27の発明の構成に加えて、オンライ
ン取引処理ステップは、取引価格算出ステップにて算出
された取引価格を、売り注文データまたは買い注文デー
タを送信した複数のクライアントへ送信するステップを
含む。
【0062】第28の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を、売り注文データ
および買い注文データを送信した複数のクライアントへ
送信する。これにより、買い注文データおよび売り注文
データを送信したクライアントは、取引価格を入手でき
る。取引可能な者はこの入手した取引価格でオンライン
取引などをすることができる。
【0063】第29の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第27の発明の構成に加えて、オンライ
ン取引処理ステップは、取引価格算出ステップにて算出
された取引価格を表示するステップを含む。
【0064】第29の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を、表示ステップに
て表示する。これにより、表示ステップにて取引価格が
表示される。表示された取引価格に基づいて、表示を見
た者はこの表示された取引価格で取引などをすることが
できる。
【0065】第30の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第27の発明の構成に加えて、オンライ
ン取引処理ステップは、取引価格算出ステップにて算出
された取引価格を用いて売買取引するステップを含む。
【0066】第30の発明によると、オンライン取引処
理ステップは、算出された取引価格を用いて、オンライ
ン取引をする。これにより、算出された取引価格を用い
て、実際にオンライン取引をすることができる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一
の部品には同一の符号を付してある。それらの名称およ
び機能も同じである。したがってそれらについての詳細
な説明の繰返しは適宜省略する。
【0068】本発明の実施の形態に係る取引価格算出装
置は、たとえば、図1に示される取引価格算出装置10
0である。図1を参照して、取引価格算出装置100
は、インターネット200を介して、複数のクライアン
トパソコン(パーソナルコンピュータ)300から一定
の期間内に受信した多数の買い注文データと売り注文デ
ータとに基づいて、統一された適正なオンライン取引価
格を算出する。
【0069】本実施の形態に係る取引価格算出装置10
0における処理は、パーソナルコンピュータまたはワー
クステーションなど、コンピュータ上で実行されるソフ
トウェアにより実現される。
【0070】図2に、取引価格算出装置の一例であるコ
ンピュータの外観を示す。図2を参照して、この取引価
格算出装置100は、FD(Floppy Disk)駆動装置1
14およびCD−ROM(Compact Disc-Read Only Mem
ory)駆動装置110を備えたコンピュータ本体102
と、モニタ104と、キーボード106と、マウス10
8とを含む。
【0071】図3に、このコンピュータ本体102の構
成をブロック図形式で示す。図3に示すように、コンピ
ュータ本体102は、前述のFD駆動装置114および
CD−ROM駆動装置110に加えて、相互にバスで接
続されたCPU(Central Processing Unit)120
と、メモリ122と、固定ディスク124と、インター
ネット200に接続された通信インターフェイス126
とを含む。FD駆動装置114にはFD116が装着さ
れる。CD−ROM駆動装置110にはCD−ROM1
12が装着される。
【0072】既に述べたように、取引価格算出装置10
0を実現する装置は、コンピュータハードウェアとCP
U120により実行されるソフトウェアとにより実現さ
れる。一般的にこうしたソフトウェアは、FD116、
CD−ROM112などの記録媒体に格納されて流通
し、FD駆動装置114またはCD−ROM駆動装置1
10などにより記録媒体から読取られて固定ディスク1
24に一旦格納される。さらに固定ディスク124から
メモリ122に読出されて、CPU120により実行さ
れる。図2および図3に示したコンピュータのハードウ
ェア自体は一般的なものである。したがって、本発明の
最も本質的な部分は、FD116、CD−ROM11
2、固定ディスク124などの記録媒体に記録されたソ
フトウェアである。なお、図2および図3に示したコン
ピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳
細な説明は繰返さない。
【0073】図4を参照して、本実施の形態に係る取引
価格算出装置100が受信する買い注文データと売り注
文データとについて説明する。取引価格算出装置100
の通信インタフェース126およびインターネット20
0を介して、クライアントパソコン300から一定の期
間内に受信した多数の買い注文データおよび売り注文デ
ータは、図4に示すような買い希望分布曲線400と売
り希望分布曲線500とで表すことができる。図4にお
いて、横軸は、購入または売却の取引対象商品の個数で
あり、縦軸は、買い希望価格または売り希望価格であ
る。以下に、図4に示す買い希望分布曲線および売り希
望分布曲線について説明する。
【0074】買い希望者は、買い希望価格があまりにも
低いとそれに対応する売り注文データがないと考え、買
い希望価格があまりにも高いと自分が買う気を喪失する
という観点から、買い希望価格を決定する。このような
買い希望データが多数集まると、買い希望分布曲線は正
規分布のような曲線となる。総じて、買い希望者は、取
引対象商品をなるべく安く買いたいため、買い希望分布
曲線400のピークは希望価格の低い部分に位置する。
【0075】一方、売り希望者は、売り希望価格があま
りにも高いとそれに対応する買い注文データがないと考
え、売り希望価格があまりにも低いと自分が売る気を喪
失するという観点から、売り希望価格を決定する。この
ような売り希望データが多数集まると、売り希望分布曲
線は、買い希望分布曲線と同様に、正規分布のような曲
線となる。総じて、売り希望者は、取引対象商品をなる
べく高く売りたいため、売り希望分布曲線500のピー
クは希望価格の高い部分に位置する。
【0076】このとき、少なくとも、買い希望分布曲線
の買い希望価格の最高値は、売り希望分布曲線の売り希
望価格の最低値よりも高い。
【0077】固定ディスク124に記憶された買い注文
データと売り注文データとから、図4に示す買い希望分
布曲線400および売り希望分布曲線500のような分
布曲線が作成される場合に、本実施の形態に係る取引価
格算出装置100において、取引価格を算出する方法に
ついて説明する。
【0078】図5を参照して、本実施の形態に係る取引
価格算出装置100で実行されるプログラムは、以下の
ような制御構造を有する。
【0079】ステップ(以下ステップをSと略す)10
0にて、CPU120は、通信インタフェース126お
よびインターネット200を介してクライアントパソコ
ン300へ取引情報を送信する。ここで取引情報とは、
取引対象となる物品名や参考価格などをいう。参考価格
については後述する。
【0080】S102にて、CPU120は、クライア
ントパソコン300から送信される取引希望データの申
込を受付ける。ここで取引希望データとは、購入および
売却の取引対象物品の希望価格と個数とを含む買い注文
データおよび売り注文データをいう。また、買い注文デ
ータおよび売り注文データは、取引希望者の電子メール
の送信先アドレスを含む。受付けられた買い注文データ
および売り注文データは、固定ディスク124に記憶さ
れる。
【0081】S104にて、CPU120は、CPU1
20に内蔵したカレンダー機能およびクロック機能を用
いて、予め定められた受付時間が終了したか否かを判断
する。この受付時間は、予め取引価格算出装置100の
キーボード106から入力されている。取引希望データ
の受付時間が終了すると(S104にてYES)、処理
はS106へ移される。一方、取引希望データの受付時
間が終了しないと(S104にてNO)、処理はS10
2へ戻され、取引価格算出装置100はクライアントパ
ソコン300からの取引希望データの申込を受付ける。
【0082】S106にて、CPU120は、S102
で受付け、固定ディスク124に記憶された買い注文デ
ータおよび売り注文データに基づいて、取引価格の算出
処理を行なう。この取引価格の算出処理の詳細について
は後述する。
【0083】S108にて、CPU120は、S106
にて算出した取引価格を、取引希望の申込者に通知す
る。この通知は、S102において取引希望の申込を受
付けたときに、固定ディスク124に記憶された電子メ
ールの送信先アドレスに基づいて、電子メールを用いて
行なわれる。
【0084】また、S108にて、CPU120は、算
出された取引価格を、この取引対象商品の参考価格とし
て、固定ディスク124に記憶する。この参考価格は、
これ以降に行なわれる同じ取引対象商品の取引希望デー
タを受付ける場合に、S100にてクライアントパソコ
ン300へ取引情報の一部のデータとして送信される。
【0085】さらに、S108において、CPU120
は、算出された取引価格を、取引対象商品とともにモニ
タ104に表示することもできる。表示された取引価格
に基づいて、買い注文者と売り注文者との間で取引が行
なわれる。また、S108において、CPU120は、
算出された取引価格と、固定ディスク124に記憶され
た買い注文データと売り希望データとに基づいて、オン
ライン取引を実行することもできる。これにより買い注
文者と売り注文者との間でオンライン取引が実際に行な
われる。
【0086】S110にて、CPU120は、予め定め
られた取引スケジュールに従って、次回の取引があるか
否かを判断する。次回の取引があると判断されると(S
110にてYES)、処理はS112へ移される。一
方、次回の取引があると判断されないと(S110にて
NO)、処理は終了する。
【0087】S112にて、CPU120は、受付締切
時間を更新する。この更新については、前回の受付締切
時間に予め定められた時間を加算することなどにより行
なわれる。S114にて、S106にて取引価格を算出
した後、後述する取引可能フラグがリセットされた状態
の買い注文データおよび売り注文データを次回の取引価
格算出処理に引き継ぐ処理を行なう。具体的には、取引
可能フラグがリセットされた状態の買い注文データおよ
び売り注文データを、新規に受付けた取引希望データと
して固定ディスク124に記憶する。このS114での
処理後、処理はS102へ戻され、取引価格算出装置1
00は、クライアントパソコン300からの取引希望の
申込を受付ける。
【0088】図6を参照して、本実施の形態に係る取引
価格算出装置100で実行されるプログラムは、取引価
格算出処理に関し、以下のような制御構造を有する。
【0089】S120にて、CPU120は、S102
にて受付け、固定ディスク124に記憶された買い注文
データをメモリ122に読出し、買い希望価格の高い順
にソートして、ソートした順に買い注文データをメモリ
122に記憶する。このとき、買い注文データには、高
い順に番号が付される。
【0090】S122にて、CPU120は、S102
にて受付け、固定ディスク124に記憶された売り注文
データをメモリ122に読出し、売り希望価格の低い順
にソートして、ソートした順に売り注文データをメモリ
122に記憶する。このとき、売り注文データには、低
い順に番号が付される。
【0091】なお、S120およびS122における処
理において、買い希望価格または売り希望価格が同じ価
格である、複数の買い注文データまたは売り注文データ
が存在する場合には、受付けられた時間が早い順にソー
トする。
【0092】ここで、取引価格算出処理の手順を詳細に
説明する前に、取引価格算出処理において算出される取
引価格について説明する。図7は、図4に示した買い希
望分布曲線と売り希望分布曲線とが重なっている部分付
近の拡大図である。図7に示すように、買い希望分布曲
線および売り希望分布曲線は、希望価格ごとの、買い希
望個数と売り希望個数とにより形成される。たとえば、
買い希望価格1010円の買い希望個数は、買い注文デ
ータ26〜31の6個存在する。なお、この場合、S1
02にて、買い注文データ26は、買い注文データ27
よりも早く受付けられている。買い希望分布における番
号は、S120にて買い注文データを買い希望価格の高
い順にソートした結果付された番号である。また、売り
希望分布における番号は、S122にて売り注文データ
の売り希望価格の低い順にソートした結果を付された番
号である。
【0093】取引価格は、その取引価格以上の買い希望
価格を含む買い注文データの数がその取引価格よりも低
い売り希望価格を含む売り注文データの数以上になるよ
うな価格であって、かつ、その取引価格以下の売り希望
価格を含む売り注文データの数がその取引価格よりも高
い買い希望価格を含む買い注文データの数以上となるよ
うな価格である。たとえば、図7を参照して、取引価格
(¥1,070)は、その取引価格以上の買い希望価格
を含む買い注文データの数(買い注文データ01〜08
の8個)が、取引価格よりも低い売り希望価格を含む売
り注文データの数(売り注文データ01〜04の4個)
以上となる価格である。さらに、その取引価格以下の売
り希望価格を含む売り注文データの数(売り注文データ
01〜06の6個)が、取引価格よりも高い買い希望価
格を含む買い注文データの数(買い注文データ01〜0
5の5個)以上となる価格である。このような取引価格
を設定すると、この取引価格より高い買い希望価格を含
む買い注文データを送信した買い希望者のすべてが、取
引対象商品を購入することができ、この取引価格より低
い売り希望価格を含む売り注文データを送信した売り希
望者のすべてが、取引対象商品を売却することができ
る。すなわち、この取引価格よりも高い買い希望価格を
送信した買い希望者は、その買い希望価格よりも低いか
等しい取引価格で取引対象商品を購入できる。また、こ
の取引価格よりも低い売り希望価格を送信した売り希望
者は、その売り希望価格よりも高いか等しい取引価格で
取引対象商品を売却できる。
【0094】取引価格算出処理の手順に戻り、S124
にて、CPU120は、メモリ122に記憶した、すべ
ての買い注文データまたはすべての売り注文データの、
取引可能フラグがセットされているか否かを判断する。
取引可能フラグの詳細については後述する。すべての買
い注文データの取引可能フラグがセットされているか、
または、すべての売り注文データの取引可能フラグがセ
ットされていると(S124にてYES)、処理はS1
32へ移される。一方、少なくとも1の買い注文データ
の取引可能フラグがセットされておらず、かつ、少なく
とも1の売り注文データの取引可能フラグがセットされ
ていないと(S124にてNO)、処理はS126へ移
される。
【0095】S126にて、CPU120は、取引可能
フラグがリセットされた状態の買い注文データの買い希
望価格の最高値と、取引可能フラグがリセットされた状
態の売り注文データの売り希望価格の最低値とを検索し
て、検索された買い注文データと売り注文データとを組
にした組合せデータを生成する。
【0096】S128にて、CPU120は、S126
にて生成された組合せデータの買い希望価格と売り希望
価格とを比較する。買い希望価格が売り希望価格よりも
小さい場合には(S128にてYES)、処理はS13
2へ移される。一方、買い希望価格が売り希望価格より
も小さくない場合は(S128にてNO)、処理はS1
30へ移される。
【0097】S130にて、CPU120は、S128
にて判断した組合せデータに含まれる買い注文データお
よび売り注文データの取引可能フラグをセット状態にす
る。ここで、取引可能フラグとは、S126にて生成さ
れた組合せデータにおいて、買い希望価格の方が売り希
望価格よりも高いか等しいため、売買が成立する可能性
があることを示すフラグをいう。
【0098】S126にて生成しS128にて判断した
組合せデータについて説明する。図6のS126で生成
される組合せデータとは、図7における同じ番号の買い
注文データと売り注文データとからなる1組のデータを
いう。
【0099】図7における買い注文データ01〜06と
売り注文データ01〜06とからなる組合せデータは、
S128での判断の結果、組合せデータに含まれる買い
希望価格が売り希望価格よりも小さくないため(買い希
望価格が売り希望価格よりも高いか、買い希望価格と売
り希望価格とが同じ)、S130にて組合せデータに含
まれる買い注文データおよび売り注文データの取引可能
フラグがセットされている。すなわち、図7における黒
い部分の買い要求データおよび売り要求データの取引可
能フラグはセットされた状態であり、白い部分の買い要
求データおよび売り要求データの取引可能フラグはリセ
ットされた状態である。図7に示すような状態は、図6
のS124〜S130の動作を繰返し行なうことにより
生成される。
【0100】S128にて、買い希望価格が売り希望価
格よりも低い場合(S128にてYES)には、売買が
成立する可能性がないため、処理はS132以降の処理
へ移される。
【0101】S132にて、CPU120は、取引可能
フラグがリセットされた状態の買い注文データの中に、
取引可能フラグがセットされた状態の買い注文データと
同じ買い希望価格を含むものがあるか否かを判断する。
この判断において、同じ買い希望価格を含むものがある
と判断される場合は、たとえば、図7に示すように、買
い希望価格が1070円において、取引可能フラグがセ
ットされた状態の買い注文データ06と、取引可能フラ
グがリセットされた状態の買い注文データ07,08と
が存在する場合である。すなわち、同じ買い希望価格で
取引可能フラグがセットされた状態のものとリセットさ
れた状態のものとが混在する場合である。取引可能フラ
グがリセットされた状態の買い注文データの中に取引可
能フラグがセットされた状態の買い注文データと同じ買
い希望価格があると(S132にてYES)、処理はS
134へ移される。一方、取引可能フラグがリセットさ
れた状態の買い注文データの中に取引可能フラグがセッ
トされた状態の買い注文データと同じ価格がないと判断
されると(S132にてNO)、処理はS136へ移さ
れる。
【0102】S134にて、CPU120は、取引価格
を、S132における買い注文データの買い希望価格と
する。
【0103】S136にて、CPU120は、取引可能
フラグがリセットされた状態の売り注文データの中に、
取引可能フラグがセットされた状態の売り注文データと
同じ売り希望価格を含むものがあるか否かを判断する。
この判断において、同じ売り希望価格を含むものがある
と判断される場合は、たとえば、図8に示すように、売
り希望価格が1080円において、取引可能フラグがセ
ットされた状態の売り注文データ05と、取引可能フラ
グがリセットされた状態の売り注文データ06とが存在
する場合である。すなわち、同じ売り希望価格で取引可
能フラグがリセットされた状態ものとリセットされた状
態のものとが混在する場合である。取引可能フラグがリ
セットされた状態の売り注文データの中に取引可能フラ
グがセットされた状態の売り注文データと同じ売り希望
価格があると(S136にてYES)、処理はS138
へ移される。一方、取引可能フラグがリセットされた状
態の売り注文データの中に取引可能フラグがセットされ
た状態の売り注文データと同じ価格がないと判断される
と(S136にてNO)、処理はS140へ移される。
【0104】S138にて、CPU120は、取引価格
を、S136における売り注文データの売り希望価格と
する。
【0105】S140にて、CPU120は、[取引可
能フラグがセットされた状態の買い注文データの買い希
望価格≧取引価格≧取引可能フラグがセットされた状態
の売り注文データの売り希望価格]かつ{取引可能フラ
グがリセットされた状態の買い注文データの買い希望価
格≦取引価格≦取引可能フラグがリセットされた状態の
売り注文データの売り希望価格}となるように取引価格
を算出する。これは、図9を参照して、取引可能フラグ
がセットされた状態の買い注文データに含まれる買い希
望価格と同じ買い希望価格を含む、取引可能フラグがリ
セットされた状態の買い注文データがなく、かつ、取引
可能フラグがセットされた状態の売り注文データに含ま
れる売り希望価格と同じ売り希望価格を含む、取引可能
フラグがリセットされた状態の売り注文データがない場
合に、取引価格を算出するものである。図9に示すよう
に、この場合、取引価格は1080〜1110円とな
る。取引価格が一定の範囲を有する場合には、この範囲
の最も高い価格を取引価格として算出すると、売り希望
者に最大の利益が与えられ、この範囲の最も低い価格を
取引価格として算出すると、買い希望者に最大の利益が
与えられる。このような場合、買い希望者と売り希望者
の双方に均等に利益が与えられるように、この範囲の中
間の値(最高価格と最低価格の平均価格)を取引価格と
して算出することが好ましい。
【0106】以上のような構造およびフローチャートに
基づく、取引価格算出装置100の動作について説明す
る。
【0107】[全体動作]取引価格算出装置100は、
取引情報である取引対象の物品名、その取引対象物品の
参考価格および取引申込締切時間などの取引情報を、ク
ライアントパソコン300へ送信する(S100)。送
信されたクライアントパソコン300では、送信された
取引情報を表示モニタなどに表示する。クライアントパ
ソコン300では、表示された取引情報に基づいて、買
い希望者は、買い希望価格と買い希望個数とを含む買い
注文データを、売り希望者は、売り希望価格と売り希望
個数とを含む売り注文データを、電子メールの送信先ア
ドレスとともに、取引価格算出装置100へ送信する。
取引価格算出装置100では、受信した取引希望データ
の申込を受付け(S102)、固定ディスク124に買
い注文データと売り注文データとを記憶する。
【0108】取引希望の受付時間が終了すると(S10
4にてYES)、取引価格算出装置は取引価格算出処理
を行なう(S106)。取引価格算出処理が終了する
と、算出した取引価格を電子メールで送信する(S10
8)。このとき、取引価格算出装置100の表示モニタ
104に算出された取引価格が表示されたり、算出され
た取引価格と固定ディスク124に記憶された買い注文
データと売り注文データとに基づいて実際にオンライン
取引が実行されたりする。
【0109】取引価格算出処理において、取引可能フラ
グがセットされなかった買い注文データおよび売り注文
データについては、次回の取引がある場合には(S11
0にてYES)、次回の取引価格算出処理に引き継がれ
る(S114)。
【0110】[取引価格算出処理]取引情報の受付時間
が終了すると(S104にてYES)、取引価格の算出
処理が始まる。固定ディスク124に記憶された買い注
文データがメモリ122に読出され、買い注文データが
買い希望価格の高い順にソートされ、買い希望価格の高
い順に番号が付されて、メモリ122に記憶される(S
120)。固定ディスク124に記憶された売り注文デ
ータがメモリ122に読出され、売り注文データの売り
希望価格の低い順にソートされ、売り希望価格の低い順
に番号が付されて、メモリ122に記憶される(S12
2)。
【0111】メモリ122に記憶された、買い注文デー
タと売り注文データとに基づいて、少なくとも1の買い
注文データの取引可能フラグがセットされておらず、か
つ、少なくとも1の売り注文データの取引可能フラグが
セットされていないと(S124にてNO)、取引可能
フラグがリセットされた買い注文データおよび売り注文
データについて、買い注文データの買い希望価格の最高
値と、売り注文データの売り希望価格の最低値とを検索
する。検索した結果の買い注文データと売り注文データ
とを組合せた組合せデータを生成する(S126)。組
合せデータにおける買い希望価格が売り希望価格よりも
小さくなければ(S128にてNO)、その組合せデー
タの取引可能フラグをセットする(S130)。このと
き、その組合せデータに含まれる買い注文データとおよ
び売り注文データの双方の取引可能フラグがセットされ
る。その後、処理はS124に移され、取引可能フラグ
がリセットされた状態である買い注文データおよび売り
注文データについて、さらに組合せデータを生成する。
【0112】組合せデータにおいて買い希望価格が売り
希望価格よりも低くなった場合には(S128にてYE
S)、取引可能フラグがセットされた状態の買い注文デ
ータに含まれる買い希望価格と同じ買い希望価格を含
む、取引可能フラグがリセットされた買い注文データが
あるか否かを判断し、同じ買い希望価格を含む買い注文
データ(取引可能フラグがリセット状態)がある場合は
(S132にてYES)、取引価格をその買い注文デー
タの買い希望価格とする(S134)。
【0113】一方、同じ買い希望価格を含む買い注文デ
ータ(取引可能フラグがリセット状態)がない場合は
(S132にてNO)、取引可能フラグがセットされた
状態の売り注文データに含まれる売り希望価格と同じ売
り希望価格を含む、取引可能フラグがリセットされた売
り注文データがあるか否かを判断し、同じ売り希望価格
を含む売り注文データ(取引可能フラグがリセット状
態)がある場合は(S136にてYES)、取引価格を
その売り注文データの売り希望価格とする(S13
8)。
【0114】さらに、同じ売り希望価格を含む売り注文
データ(取引可能フラグがリセット状態)がない場合は
(S136にてNO)、[取引可能フラグがセットされ
た買い希望価格≧取引価格≧取引可能フラグがセットさ
れた売り希望価格]かつ[取引可能フラグがリセットされ
た買い希望価格≦取引価格≦取引可能フラグがリセット
された売り希望価格]となるように取引価格を算出する
(S140)。このとき、取引価格が範囲を有する場合
には、その最高価格と最低価格の平均値を取引価格とし
て算出する。
【0115】なお、S134にて取引価格が算出された
場合には、図7に示す取引価格となり、S138にて取
引価格が算出された場合には図8に示す取引価格とな
り、S140にて取引価格が算出された場合には図9に
示すような取引価格となる。
【0116】以上のようにして、本発明の実施の形態に
係る取引価格算出装置は、ネットワークを介したオンラ
イン取引において、複数の買い希望者および複数の売り
希望者に対して、統一された適正な取引価格を算出する
処理ができる。その結果、ネットワークを介したオンラ
イン取引において、複数の買い希望者および複数の売り
希望者に不公平感が発生しにくい、取引価格算出装置を
提供できる。
【0117】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る取引価格算出シス
テムの全体構成図である。
【図2】 図1に示す取引価格算出装置を実現するコン
ピュータの外観図である。
【図3】 図2に示すコンピュータの制御ブロック図で
ある。
【図4】 取引希望価格と取引希望個数との間におけ
る、買い希望分布と売り希望分布とを説明する説明図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態に係る取引価格算出装置
における処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態に係る取引価格算出装置
における取引価格算出処理の手順を示すフローチャート
である。
【図7】 取引価格を算出する方法を説明するための説
明図(その1)である。
【図8】 取引価格を算出する方法を説明するための説
明図(その2)である。
【図9】 取引価格を算出する方法を説明するための説
明図(その3)である。
【符号の説明】
100 取引価格算出装置、102 コンピュータ本
体、104 モニタ、106キーボード、108 マウ
ス、110 CD−ROM駆動装置、114FD駆動装
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月2日(2001.7.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項23
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項24
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第3の発明に係る取引価格算出装置は、第
2の発明の構成に加えて、取引価格算出手段は、組合せ
データの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回
る直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以下
つ売り希望価格以上であり、かつ、組合せデータの中の
買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデー
タに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下
である任意の価格を、統一された取引価格として算出す
るための手段を含む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】第3の発明によると、取引価格算出手段
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希
望価格以下である任意の価格を、統一された取引価格と
して算出する。これにより、算出された取引価格は、買
い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の組合せ
データに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望価格
以上の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格
以上かつ売り希望価格以下であるため、買い希望者と売
り希望者とが利益を得ることができる。また、たとえ
ば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオ
ンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格
であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、この
取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、
買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少
なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在する可
能性が高いので、この取引価格以下の買い希望とする)
を決定できたりする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】第4の発明に係る取引価格算出装置は、第
3の発明の構成に加えて、任意の価格は、組合せデータ
の中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前
の組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り
希望価格以上であり、かつ、組合せデータの中の買い希
望価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデータに含
まれる、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下である
という条件を満たす価格帯の中間価格である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】第4の発明によると、取引価格算出手段
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希
望価格以下であるという条件を満たす価格帯の中間価
格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価格
として算出する。これにより、算出された取引価格は、
買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の組合
せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望価
以上であり、かつ、組合せデータの中の買い希望価格
が売り希望価格を最初に下回る組合せデータに含まれ
る、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下であるとい
う条件を満たす価格帯の中間価格であるため、買い希望
者と売り希望者とに利益を与えることができ、両者にと
って不公平感のないものとなる。また、たとえば、この
取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライン
取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれば
買い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価格
以上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希望
者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくとも
この取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が高
いので、この取引価格以下の買い希望とする)を決定で
きたりする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】第13の発明に係る取引価格算出方法は、
第12の発明の構成に加えて、取引価格算出ステップ
は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望
価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り希
望価格以下である任意の価格を、統一された取引価格と
して算出するステップを含む。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】第13の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売
り希望価格以下である任意の価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希
望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希
望価格以上かつ売り希望価格以下であるため、買い希望
者と売り希望者とが利益を得ることができる。また、た
とえば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回
のオンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引
価格であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、
この取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できた
り、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格
(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在す
る可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望とす
る)を決定できたりする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】第14の発明に係る取引価格算出方法は、
第13の発明の構成に加えて、任意の価格は、組合せデ
ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ
売り希望価格以上であり、かつ、組合せデータの中の買
い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデータ
に含まれる、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下で
あるという条件を満たす価格帯の中間価格である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】第14の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ
り希望価格以下であるという条件を満たす価格帯の中間
価格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上であり、かつ、組合せデータの中の買い希望
価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデータに含ま
れる、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下であると
いう条件を満たす価格帯の中間価格であるため、買い希
望者と売り希望者とに利益を与えることができ、両者に
とって不公平感のないものとなる。また、たとえば、こ
の取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライ
ン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれ
ば買い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価
格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希
望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくと
もこの取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が
高いので、この取引価格以下の買い希望とする)を決定
できたりする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】第23の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第22の発明の構成に加えて、取引価格
算出ステップは、組合せデータの中の買い希望価格が売
り希望価格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれ
る、買い希望価格以下かつ売り希望価格以上であり、か
つ、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を
最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格
かつ売り希望価格以下である任意の価格を、統一され
た取引価格として算出するステップを含む。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】第23の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売
り希望価格以下である任意の価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上の価格であり、かつ、買い希望価格が売り希
望価格を最初に下回る組合せデータに含まれる、買い希
望価格以上かつ売り希望価格以下であるため、買い希望
者と売り希望者とが利益を得ることができる。また、た
とえば、この取引価格を参考にして、売り希望者は次回
のオンライン取引の売り希望価格(少なくともこの取引
価格であれば買い希望者が存在する可能性が高いので、
この取引価格以上の売り希望価格とする)を決定できた
り、買い希望者は次回のオンライン取引の買い希望価格
(少なくともこの取引価格であれば売り希望者が存在す
る可能性が高いので、この取引価格以下の買い希望とす
る)を決定できたりする。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】第24の発明に係る記録媒体に記録された
プログラムは、第23の発明の構成に加えて、任意の価
格は、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格
を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希
望価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合せ
データの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回
る組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ売り
希望価格以下であるという条件を満たす価格帯の中間価
格である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】第24の発明によると、取引価格算出ステ
ップは、組合せデータの中の買い希望価格が売り希望価
格を最初に下回る直前の組合せデータに含まれる、買い
希望価格以下かつ売り希望価格以上であり、かつ、組合
せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
回る組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ
り希望価格以下であるという条件を満たす価格帯の中間
価格、たとえばこれらの平均価格を、統一された取引価
格として算出する。これにより、算出された取引価格
は、買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
組合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希
望価格以上であり、かつ、組合せデータの中の買い希望
価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデータに含ま
れる、買い希望価格以上かつ売り希望価格以下であると
いう条件を満たす価格帯の中間価格であるため、買い希
望者と売り希望者とに利益を与えることができ、両者に
とって不公平感のないものとなる。また、たとえば、こ
の取引価格を参考にして、売り希望者は次回のオンライ
ン取引の売り希望価格(少なくともこの取引価格であれ
ば買い希望者が存在する可能性が高いので、この取引価
格以上の売り希望価格とする)を決定できたり、買い希
望者は次回のオンライン取引の買い希望価格(少なくと
もこの取引価格であれば売り希望者が存在する可能性が
高いので、この取引価格以下の買い希望とする)を決定
できたりする。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、複数のクライア
    ントから受信した買い注文データと売り注文データとに
    基づいて、オンライン取引価格を算出する取引価格算出
    装置であって、 前記ネットワークに接続され、前記複数のクライアント
    とデータ通信するため の通信手段と、前記通信手段に接続され、買い希望価格
    を含む前記買い注文データと、売り希望価格を含む前記
    売り注文データとを、前記複数のクライアントから受信
    するための受信手段と、 前記受信手段に接続され、前記受信手段により受信した
    前記買い注文データと前記売り注文データとを記憶する
    ための記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、前記記憶手段に記憶されたデ
    ータに基づいて、統一された取引価格を算出するための
    取引価格算出手段とを含み、 前記取引価格は、前記取引価格以上の買い希望価格を含
    む買い注文データの数が前記取引価格よりも低い売り希
    望価格を含む売り注文データの数以上、かつ、前記取引
    価格以下の売り希望価格を含む売り注文データの数が前
    記取引価格よりも高い買い希望価格を含む買い注文デー
    タの数以上となる価格である、取引価格算出装置。
  2. 【請求項2】 前記取引価格算出装置は、 前記記憶手段に予め定めたデータ量が記憶されると、前
    記買い注文データは前記買い希望価格の高い順に、前記
    売り注文データは前記売り希望価格の低い順に、前記記
    憶手段に記憶された前記買い注文データと前記売り注文
    データとを組合せた組合せデータを生成するための組合
    せデータ生成手段をさらに含み、 前記取引価格算出手段は、前記組合せデータ生成手段に
    より生成された、前記組合せデータの中の買い希望価格
    が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに含まれ
    る、注文データの希望価格に基づいて、統一された取引
    価格を算出するための手段を含む、請求項1に記載の取
    引価格算出装置。
  3. 【請求項3】 前記取引価格算出手段は、前記組合せデ
    ータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る
    直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以上かつ
    売り希望価格以下であり、かつ、前記組合せデータの中
    の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組合せデ
    ータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望価格以
    上である任意の価格を、統一された取引価格として算出
    するための手段を含む、請求項2に記載の取引価格算出
    装置。
  4. 【請求項4】 前記任意の価格は、前記組合せデータの
    中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前の
    組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価格
    とにより形成される範囲の中間価格であって、前記組合
    せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下
    回る組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望
    価格とにより形成される範囲の中間価格である、請求項
    3に記載の取引価格算出装置。
  5. 【請求項5】 前記取引価格算出装置は、前記組合せデ
    ータ生成手段と前記取引価格算出手段とに接続され、前
    記組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格以上
    である組合せデータごとに取引が可能であることを示す
    取引可能フラグをセットして記憶するための取引可能フ
    ラグ記憶手段をさらに含み、 前記取引価格算出手段は、前記取引可能フラグがセット
    された買い注文データにおいて、前記組合せデータの中
    で買い希望価格が売り希望価格を最初に下回った組合せ
    データに含まれる買い希望価格と同じ買い希望価格を含
    む買い注文データが存在する場合には、前記存在した買
    い注文データに含まれる買い希望価格を、統一された取
    引価格として算出するための手段を含む、請求項2に記
    載の取引価格算出装置。
  6. 【請求項6】 前記取引価格算出手段は、前記取引可能
    フラグがセットされた売り注文データにおいて、前記組
    合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格を最初に
    下回った組合せデータに含まれる売り希望価格と同じ売
    り希望価格を含む売り注文データが存在する場合には、
    前記存在した売り注文データに含まれる売り希望価格
    を、統一された取引価格として算出するための手段を含
    む、請求項5に記載の取引価格算出装置。
  7. 【請求項7】 前記取引価格算出装置は、前記取引価格
    算出手段に接続され、前記取引価格算出手段により算出
    された前記取引価格を用いて、オンライン取引に関する
    処理をするためのオンライン取引処理手段をさらに含
    む、請求項1〜6のいずれかに記載の取引価格算出装
    置。
  8. 【請求項8】 前記オンライン取引処理手段は、前記取
    引価格算出手段により算出された前記取引価格を、前記
    売り注文データまたは前記買い注文データを送信した前
    記複数のクライアントへ送信する手段を含む、請求項7
    に記載の取引価格算出装置。
  9. 【請求項9】 前記オンライン取引処理手段は、前記取
    引価格算出手段により算出された前記取引価格を表示す
    るための手段を含む、請求項7に記載の取引価格算出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記オンライン取引処理手段は、前記
    取引価格算出手段により算出された前記取引価格を用い
    て売買取引するための取引手段を含む、請求項7に記載
    の取引価格算出装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して、複数のクライ
    アントから受信した買い注文データと売り注文データと
    に基づいて、オンライン取引価格を算出する取引価格算
    出方法であって、 前記複数のクライアントから、買い希望価格を含む前記
    買い注文データと、売り希望価格を含む前記売り注文デ
    ータとを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにて受信した前記買い注文データと前
    記売り注文データとを記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップにて記憶されたデータに基づいて、統
    一された取引価格を算出する取引価格算出ステップとを
    含み、 前記取引価格は、前記取引価格以上の買い希望価格を含
    む買い注文データの数が前記取引価格よりも低い売り希
    望価格を含む売り注文データの数以上、かつ、前記取引
    価格以下の売り希望価格を含む売り注文データの数が前
    記取引価格よりも高い買い希望価格を含む買い注文デー
    タの数以上となる価格である、取引価格算出方法。
  12. 【請求項12】 前記取引価格算出方法は、 前記記憶ステップにて記憶したデータが予め定めたデー
    タ量を超えると、前記買い注文データは前記買い希望価
    格の高い順に、前記売り注文データは前記売り希望価格
    の低い順に、前記記憶ステップにて記憶した前記買い注
    文データと前記売り注文データとを組合せた組合せデー
    タを生成する組合せデータ生成ステップをさらに含み、 前記取引価格算出ステップは、前記組合せデータ生成ス
    テップにて生成された、前記組合せデータの中の買い希
    望価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに
    含まれる、注文データの希望価格に基づいて、統一され
    た取引価格を算出するステップを含む、請求項11に記
    載の取引価格算出方法。
  13. 【請求項13】 前記取引価格算出ステップは、前記組
    合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に
    下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以
    上かつ売り希望価格以下であり、かつ、前記組合せデー
    タの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組
    合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望
    価格以上である任意の価格を、統一された取引価格とし
    て算出するステップを含む、請求項12に記載の取引価
    格算出方法。
  14. 【請求項14】 前記任意の価格は、前記組合せデータ
    の中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前
    の組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価
    格とにより形成される範囲の中間価格であって、前記組
    合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に
    下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希
    望価格とにより形成される範囲の中間価格である、請求
    項13に記載の取引価格算出方法。
  15. 【請求項15】 前記取引価格算出方法は、前記組合せ
    データの中で買い希望価格が売り希望価格以上である組
    合せデータごとに取引が可能であることを示す取引可能
    フラグをセットして記憶する取引可能フラグ記憶ステッ
    プをさらに含み、 前記取引価格算出ステップは、前記取引可能フラグがセ
    ットされた買い注文データにおいて、前記組合せデータ
    の中で買い希望価格が売り希望価格を最初に下回った組
    合せデータに含まれる買い希望価格と同じ買い希望価格
    を含む買い注文データが存在する場合には、前記存在し
    た買い注文データに含まれる買い希望価格を、統一され
    た取引価格として算出するステップを含む、請求項12
    に記載の取引価格算出方法。
  16. 【請求項16】 前記取引価格算出ステップは、前記取
    引可能フラグがセットされた売り注文データにおいて、
    前記組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格を
    最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望価格と
    同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在する場合
    には、前記存在した売り注文データに含まれる売り希望
    価格を、統一された取引価格として算出するステップを
    含む、請求項15に記載の取引価格算出方法。
  17. 【請求項17】 前記取引価格算出方法は、 前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を用いて、オンライン取引に関する処理をするオンライ
    ン取引処理ステップをさらに含む、請求項11〜16の
    いずれかに記載の取引価格算出方法。
  18. 【請求項18】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を、前記売り注文データまたは前記買い注文データを送
    信した前記複数のクライアントへ送信するステップを含
    む、請求項17に記載の取引価格算出方法。
  19. 【請求項19】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を表示するステップを含む、請求項17に記載の取引価
    格算出方法。
  20. 【請求項20】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を用いて売買取引する取引ステップを含む、請求項17
    に記載の取引価格算出方法。
  21. 【請求項21】 ネットワークを介して、複数のクライ
    アントから受信した買い注文データと売り注文データと
    に基づいて、オンライン取引価格を算出する取引価格算
    出方法を実現するプログラムを記録した機械読取可能な
    記録媒体であって、前記プログラムは、 前記複数のクライアントから、買い希望価格を含む前記
    買い注文データと、売り希望価格を含む前記売り注文デ
    ータとを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにて受信した前記買い注文データと前
    記売り注文データとを記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップにて記憶されたデータに基づいて、統
    一された取引価格を算出する取引価格算出ステップとを
    含み、 前記取引価格は、前記取引価格以上の買い希望価格を含
    む買い注文データの数が前記取引価格よりも低い売り希
    望価格を含む売り注文データの数以上、かつ、前記取引
    価格以下の売り希望価格を含む売り注文データの数が前
    記取引価格よりも高い買い希望価格を含む買い注文デー
    タの数以上となる価格である、取引価格算出方法を実現
    するプログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記プログラムは、 前記記憶ステップにて記憶したデータが予め定めたデー
    タ量を超えると、前記買い注文データは前記買い希望価
    格の高い順に、前記売り注文データは前記売り希望価格
    の低い順に、前記記憶ステップにて記憶した前記買い注
    文データと前記売り注文データとを組合せた組合せデー
    タを生成する組合せデータ生成ステップをさらに含み、 前記取引価格算出ステップは、前記組合せデータ生成ス
    テップにて生成された、前記組合せデータの中の買い希
    望価格が売り希望価格を最初に下回った組合せデータに
    含まれる、注文データの希望価格に基づいて、統一され
    た取引価格を算出するステップを含む、請求項21に記
    載の取引価格算出方法を実現するプログラムを記録した
    機械読取可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記取引価格算出ステップは、前記組
    合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に
    下回る直前の組合せデータに含まれる、買い希望価格以
    上かつ売り希望価格以下であり、かつ、前記組合せデー
    タの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る組
    合せデータに含まれる、買い希望価格以下かつ売り希望
    価格以上である任意の価格を、統一された取引価格とし
    て算出するステップを含む、請求項22に記載の取引価
    格算出方法を実現するプログラムを記録した機械読取可
    能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記任意の価格は、前記組合せデータ
    の中の買い希望価格が売り希望価格を最初に下回る直前
    の組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希望価
    格とにより形成される範囲の中間価格であって、前記組
    合せデータの中の買い希望価格が売り希望価格を最初に
    下回る組合せデータに含まれる、買い希望価格と売り希
    望価格とにより形成される範囲の中間価格である、請求
    項23に記載の取引価格算出方法を実現するプログラム
    を記録した機械読取可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記プログラムは、前記組合せデータ
    の中で買い希望価格が売り希望価格以上である組合せデ
    ータごとに取引が可能であることを示す取引可能フラグ
    をセットして記憶する取引可能フラグ記憶ステップをさ
    らに含み、 前記取引価格算出ステップは、前記取引可能フラグがセ
    ットされた買い注文データにおいて、前記組合せデータ
    の中で買い希望価格が売り希望価格を最初に下回った組
    合せデータに含まれる買い希望価格と同じ買い希望価格
    を含む買い注文データが存在する場合には、前記存在し
    た買い注文データに含まれる買い希望価格を、統一され
    た取引価格として算出するステップを含む、請求項22
    に記載の取引価格算出方法を実現するプログラムを記録
    した機械読取可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記取引価格算出ステップは、前記取
    引可能フラグがセットされた売り注文データにおいて、
    前記組合せデータの中で買い希望価格が売り希望価格を
    最初に下回った組合せデータに含まれる売り希望価格と
    同じ売り希望価格を含む売り注文データが存在する場合
    には、前記存在した売り注文データに含まれる売り希望
    価格を、統一された取引価格として算出するステップを
    含む、請求項25に記載の取引価格算出方法を実現する
    プログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記プログラムは、前記取引価格算出
    ステップにて算出された前記取引価格を用いて、オンラ
    イン取引に関する処理をするオンライン取引処理ステッ
    プをさらに含む、請求項21〜26のいずれかに記載の
    取引価格算出方法を実現するプログラムを記録した機械
    読取可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を、前記売り注文データまたは前記買い注文データを送
    信した前記複数のクライアントへ送信するステップを含
    む、請求項27に記載の取引価格算出方法を実現するプ
    ログラムを記録した機械読取可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を表示するステップを含む、請求項27に記載の取引価
    格算出方法を実現するプログラムを記録した機械読取可
    能な記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記オンライン取引処理ステップは、
    前記取引価格算出ステップにて算出された前記取引価格
    を用いて売買取引するステップを含む、請求項27に記
    載の取引価格算出方法を実現するプログラムを記録した
    機械読取可能な記録媒体。
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