JP2001265575A - ソフトウェア再構成装置、ソフトウェア再構成方法、及び記憶媒体 - Google Patents

ソフトウェア再構成装置、ソフトウェア再構成方法、及び記憶媒体

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JP2001265575A
JP2001265575A JP2000080459A JP2000080459A JP2001265575A JP 2001265575 A JP2001265575 A JP 2001265575A JP 2000080459 A JP2000080459 A JP 2000080459A JP 2000080459 A JP2000080459 A JP 2000080459A JP 2001265575 A JP2001265575 A JP 2001265575A
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JP
Japan
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program
software
reconfiguration
name
unit
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JP2000080459A
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Kazuyuki Toyama
和幸 外山
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、作業者によって修正された
プログラムを元にして、自動的にソフトウェア全体を再
構成するICテストシステム用のソフトウェア再構成装
置、ソフトウェア再構成方法、及び記憶媒体を実現する
ことである。 【解決手段】 複数のプログラムからなるICテスト
システム用のソフトウェアを再構成するソフトウェア再
構成装置1において、端末11,12によってプログラ
ムが修正された際に、修正されたプログラムを記憶媒体
7内のプログラム領域に記憶し、修正プログラムのファ
イル名を記憶媒体7内のファイル名領域に格納する。そ
して、ファイル名領域に修正プログラムのファイル名が
記憶されている場合、ファイル名称に対応するプログラ
ムを読み出して、ソフトウェアに組み込んでソフトウェ
アを再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICテストシステ
ムに係り、詳細には、ICテストシステム用ソフトウェ
アを再構成するソフトウェア再構成装置、ソフトウェア
再構成方法、及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ICテストシステムは、ICテスト装置
と、ICテスト装置を制御するためにデータを入出力す
る装置(以下、コンソール端末と呼ぶ)とを備えてい
る。そして、ICテストシステムのソフトウェア(O
S、アプリケーションソフト等により構成される)は、
全てコンソール端末の記憶媒体に格納されている。
【0003】従来、ソフトウェアの再構成(バージョン
アップやバグ修正等)を行う際には、ソフトウェア再構
成装置において該当するアプリケーションソフトのみを
再構成し、再構成したアプリケーションソフトをDAT
テープ等に記録していた。そして、ICテストシステム
のオペレータ(作業者)が、DATテープに記録された
アプリケーションソフトをコンソール端末にインストー
ルしていた。
【0004】しかし、複数のアプリケーションソフトが
DATテープに記録されている場合、オペレータにとっ
てインストール作業が面倒であった。更に、複数のIC
テストシステムが設置されている場合には、全てのIC
テストシステムにそれぞれインストールする必要があ
り、インストール漏れが発生する可能性があった。
【0005】そこで、従来のソフトウェア再構成装置で
は、ICテストシステム用のソフトウェア全体を再構成
していた。すなわち、該当するアプリケーションソフト
を修正した後、修正したアプリケーションソフトを組み
込んでソフトウェア全体を再構成し、再構成したソフト
ウェア全体をDATテープに記憶していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、アプ
リケーションソフトの修正後、手作業でアプリケーショ
ンソフトをソフトウェア全体に組み込んでいたため、ソ
フトウェアの再構成に多くの労力と時間を要していた。
また、ソフトウェアの再構成中には、別のアプリケーシ
ョンソフトを修正した作業者が、ソフトウェア再構成装
置にアクセスできなかったため、アプリケーションソフ
トを修正した後、ソフトウェアの再構成を忘れる可能性
があった。
【0007】本発明の課題は、作業者によって修正され
たプログラムを元にして、自動的にソフトウェア全体を
再構成するICテストシステム用のソフトウェア再構成
装置、ソフトウェア再構成方法、及び記憶媒体を実現す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、複数のプログラムからなる
ICテストシステム用のソフトウェアを再構成するソフ
トウェア再構成装置(例えば、図1に示すソフトウェア
再構成装置1)において、前記ソフトウェアを構成する
プログラムを修正するプログラム修正手段(例えば、図
1に示す端末11,12)と、前記プログラム修正手段
により前記プログラムが修正された際に、前記修正され
たプログラムを記憶するプログラム記憶手段(例えば、
図2に示すプログラム領域73)と、前記プログラム修
正手段により前記プログラムが修正された際に、前記修
正されたプログラムの名称を登録するプログラム名称登
録手段(例えば、図2に示すファイル名領域72)と、
前記プログラム名称登録手段にプログラム名称が登録さ
れているか否かを判断する名称判断手段(例えば、図3
に示すフローチャートのステップS2)と、前記名称判
断手段によって前記プログラム名称登録手段にプログラ
ム名称が登録されていると判断された場合、前記プログ
ラム名称に対応する修正プログラムを、前記プログラム
記憶手段から読み出して、前記ソフトウェアに組み込ん
でソフトウェアを再構成する再構成手段(例えば、図3
に示すフローチャートのステップS7)と、前記再構成
手段により再構成されたソフトウェアを記憶するソフト
ウェア記憶手段(例えば、図3に示すフローチャートの
ステップS9)と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、複数のプロ
グラムからなるICテストシステム用のソフトウェアを
再構成するソフトウェア再構成装置において、プログラ
ム修正手段により、前記ソフトウェアを構成するプログ
ラムを修正し、プログラム記憶手段により、前記プログ
ラム修正手段によって修正されたプログラムを記憶し、
プログラム名称登録手段により、前記修正されたプログ
ラムの名称を登録し、名称判断手段により、前記プログ
ラム名称手段にプログラム名称が登録されているか否か
を判断し、前記再構成手段により、プログラム名称が登
録されていると判断された場合、前記プログラム名称に
対応する修正プログラムを、前記プログラム記憶手段か
ら読み出して、前記ソフトウェア記憶手段に記憶された
ソフトウェアに組み込んで、ソフトウェアを再構成し、
ソフトウェア記憶手段により、前記再構成手段によって
再構成されたソフトウェアを記憶する。
【0010】請求項4記載の発明は、複数のプログラム
からなるICテストシステム用のソフトウェアを再構成
するためのソフトウェア再構成方法であって、前記IC
テストシステム用のソフトウェアを構成するプログラム
を修正する工程と、前記プログラムが修正された際に、
前記修正されたプログラムを記憶する工程と、前記プロ
グラムが修正された際に、前記修正されたプログラムの
名称を登録する工程と、前記プログラム名称が登録され
ているか否かを判断する工程と、前記プログラム名称が
登録されていると判断された場合、前記プログラム名称
に対応する修正プログラムを、前記ソフトウェアに組み
込んでソフトウェアを再構成する工程と、前記再構成さ
れたソフトウェアを記憶する工程と、を含むことを特徴
とする。
【0011】請求項4記載の発明によれば、ICテスト
システム用のソフトウェアを構成するプログラムを修正
する際に、修正プログラムを記憶し、修正プログラムの
名称を登録する。そして、修正プログラムの名称が登録
されている場合、登録された名称に対応する修正プログ
ラムを、前記ソフトウェアに組み込んでソフトウェアを
再構成し、再構成されたソフトウェアを記憶する。
【0012】請求項7記載の発明は、複数のプログラム
からなるICテストシステム用のソフトウェアを再構成
するためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納
した記憶媒体であって、前記ソフトウェアを構成するプ
ログラムをプログラム修正手段により修正するためのプ
ログラムコードと、前記プログラム修正手段により前記
プログラムが修正された際に、前記修正されたプログラ
ムをプログラム記憶手段に記憶するためのプログラムコ
ードと、前記プログラム修正手段により前記プログラム
が修正された際に、前記修正されたプログラムの名称を
プログラム名称登録手段に登録するためのプログラムコ
ードと、前記プログラム名称登録手段にプログラム名称
が登録されているか否かを名称判断手段により判断する
ためのプログラムコードと、前記名称判断手段によって
前記プログラム名称登録手段にプログラム名称が登録さ
れていると判断された場合、前記プログラム名称に対応
する修正プログラムを、前記プログラム記憶手段から読
み出して、前記ソフトウェアに組み込んでソフトウェア
を再構成するためのプログラムコードと、前記再構成さ
れたソフトウェアをソフトウェア記憶手段に記憶するた
めのプログラムコードと、を含むプログラムを格納し
た。
【0013】従って、請求項1、4、7の何れかに記載
の発明によれば、修正したプログラムを記憶し、修正プ
ログラムの名称を登録するだけで、自動的にソフトウェ
アを再構成できる。このため、ソフトウェアの再構成に
要する時間と労力を大幅に削減できる。また、ソフトウ
ェア再構成装置のユーザは、ソフトウェア記憶手段に記
憶されたソフトウェアを管理するだけで、最新バージョ
ンのソフトウェアを容易に管理できる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載のソ
フトウェア再構成装置において、前記ソフトウェアの再
構成が正常終了したか否かを判断する正常終了判断手段
(例えば、図3に示すフローチャートのステップS8)
と、前記正常終了判断手段により正常終了していないと
判断された場合、前記プログラムを修正したプログラム
修正手段に対して異常を通知する異常通知手段(例え
ば、図3に示すフローチャートのステップS12)と、
を更に備えることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載のソ
フトウェア再構成方法において、前記ソフトウェアの再
構成が正常終了したか否かを判断する工程と、ソフトウ
ェアの再構成が正常終了していないと判断された場合、
前記プログラムの修正元に対して異常を通知する工程
と、を更に含むことを特徴とする。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項7記載の記
憶媒体において、前記ソフトウェアの再構成が正常終了
したか否かを正常終了判断手段により判断するためのプ
ログラムコードと、前記正常終了判断手段により正常終
了していないと判断された場合、前記プログラムを修正
したプログラム修正手段に対して、異常通知手段により
異常を通知するためのプログラムコードと、を更に含む
プログラムを格納したことを特徴とする。
【0017】請求項2、5、8の何れかに記載の発明に
よれば、修正されたプログラムを組み込んだソフトウェ
アの再構成作業が失敗した場合、プログラムの修正元に
対して異常を通知するので、プログラムを修正した作業
者は、すぐに再構成失敗の要因を解析できる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載のソ
フトウェア再構成装置において、前記正常終了判断手段
による判断結果を、再構成されたソフトウェアのバージ
ョンとともに記憶する再構成履歴記憶手段(例えば、図
2に示す履歴ファイル領域75;図3に示すフローチャ
ートのステップS10)を更に備えることを特徴とす
る。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載のソ
フトウェア再構成方法において、前記ソフトウェアの再
構成が正常終了したか否かの判断結果を、前記再構成さ
れたソフトウェアのバージョンとともに記憶する工程を
更に含むことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8記載の記
憶媒体において、前記正常終了判断手段による判断結果
を、再構成されたソフトウェアのバージョンとともに再
構成履歴記憶手段に記憶するためのプログラムコードを
更に含むプログラムを格納したことを特徴とする。
【0021】請求項3、6、9の何れかに記載の発明に
よれば、再構成されたソフトウェアのバージョンを容易
に把握することができる。また、プログラムの修正内
容、再構成日時を履歴に記憶することによって、ソフト
ウェア再構成装置のユーザだけでなく、ICテストシス
テムのユーザが、ソフトウェアの内容を容易に認識でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0023】まず、構成を説明する。図1に示すよう
に、ソフトウェア再構成装置1は、CPU2、入力部
3、表示部4、RAM5、記憶装置6、記憶媒体7、通
信部8、及び複数の端末11,12により構成される。
ここで、端末11,12は、通信部8に接続され、記憶
媒体7と端末11,12を除く各部は、バス9により接
続される。
【0024】CPU(Central Processing Unit)2
は、記憶媒体7のアプリケーション領域71に記憶され
たソフトウェア再構成装置1に対応するアプリケーショ
ンプログラムを読み出して、RAM5のワークメモリエ
リア51に格納する。そして、CPU2は、入力部3か
ら入力される各種指示及び入力データをワークメモリエ
リア51に格納するとともに、格納したアプリケーショ
ンプログラムに従って、後述する「ソフトウェア再構成
処理」を実行する。
【0025】CPU2は、前記「ソフトウェア再構成処
理」で再構成されたソフトウェアをワークメモリエリア
51に格納し、再構成履歴をRAM5の履歴エリア53
に格納するとともに表示部4に表示する。さらに、CP
U2は、入力部3からの指示に基づいて、ワークメモリ
エリア51に格納したソフトウェアを、記憶媒体7のソ
フトウェア領域74に記憶し、履歴エリア53に格納し
た再構成履歴を、記憶媒体7の履歴ファイル領域75に
記憶する。
【0026】ここで、ソフトウェアは、複数のプログラ
ム(OS、アプリケーションソフト)によって構成され
ており、ICテストシステムのコンソール端末にインス
トールされるソフトウェア全体のことである。後述の端
末11,12によってプログラムが修正された場合、C
PU2は、修正されたプログラムをソフトウェアに組み
込むことによって、ソフトウェアの再構成を行う。
【0027】CPU2は、端末11,12によって修正
されたプログラムを通信部8から受信し、受信したプロ
グラムを記憶媒体7のプログラム領域73に記憶すると
ともに、修正されたプログラムのファイル名を記憶媒体
7のファイル名領域72に記憶する。
【0028】入力部3は、カーソルキー、数字入力キ
ー、及び各種機能キー等によって構成されるキーボー
ド、及びマウスによって構成される。入力部3は、ユー
ザによる入力キー等の押下信号、またはマウスの操作信
号をCPU2に出力する。
【0029】表示部4は、CRT(Cathode Ray Tube)
や液晶表示部等によって構成されており、CPU2を介
して入力されるデータ等を表示する。
【0030】RAM5は、図2(a)に示すように、ワ
ークメモリエリア51、ファイル名エリア52、及び履
歴エリア53により構成される。ワークメモリエリア5
1には、後述する記憶媒体7のアプリケーション領域7
1から読み出されたアプリケーションプログラム、プロ
グラム領域73から読み出されたプログラム、及びソフ
トウェア領域74から読み出されたソフトウェアが格納
される。ファイル名エリア52には、後述する記憶媒体
7のファイル名領域72から読み出されたファイル名が
格納される。履歴エリア53には、後述する記憶媒体7
の履歴ファイル領域75から読み出されたソフトウェア
再構成の履歴が格納される。
【0031】記憶装置6は、内部に記憶媒体7を格納
し、この記憶媒体7は、図2(b)に示すように、アプ
リケーション領域71、ファイル名領域72、プログラ
ム領域73、ソフトウェア領域74、及び履歴ファイル
領域75等により構成される。
【0032】ここで、アプリケーション領域71には、
ソフトウェア再構成装置1に対応するアプリケーション
プログラム71が記憶され、ファイル名領域72には、
端末11,12によって修正されたプログラムのファイ
ル名が記憶される。プログラム領域73には、ソフトウ
ェアを構成する複数のプログラムが記憶され、ソフトウ
ェア領域74には、前回再構成されたソフトウェアが記
憶される。履歴ファイル領域75には、再構成の履歴を
格納する履歴ファイルが記憶される。ここで、再構成の
履歴は、再構成を行った日時、修正箇所(修正したプロ
グラムの名称、内容等)、バージョン、及び正常終了し
たか否かの結果等である。
【0033】また、記憶媒体7は、磁気的、光学的記憶
媒体、若しくは半導体メモリで構成される。記憶媒体7
は、記憶装置6に固定的に設けられたもの、若しくは着
脱自在に装着される。
【0034】通信部8は、プログラムの修正(バグ修正
や新規機能追加等によるバージョンアップ)を行う複数
の端末11,12が接続され、各端末11,12と通信
を行う。詳細は後述するが、各端末から受信した修正プ
ログラムと、修正プログラムのファイル名をCPU2に
送信し、CPU2から受信した再構成結果や異常メッセ
ージ(後述)を、プログラムを修正した端末に対して送
信する。
【0035】複数の端末11,12は、ソフトウェアを
構成する複数のプログラムを修正(バグ修正や新規機能
追加等)するための端末であり、通信部8に接続され
る。各端末は、記憶媒体7のプログラム領域73に格納
された複数のプログラムのうち、修正が必要なプログラ
ムを通信部8から受信し、受信したプログラムを修正す
る。そして、修正したプログラムと、修正プログラムの
ファイル名を通信部8に送信する。
【0036】次に、本実施の形態の動作を説明する。
【0037】先ず、端末11,12によってプログラム
が修正された後、CPU2は、ユーザの指示に基づい
て、端末によって修正されたプログラムと、修正プログ
ラムのファイル名を通信部8により受信し、受信した修
正プログラムを記憶媒体7のプログラム領域73に記憶
し、修正プログラムのファイル名をファイル名領域72
に記憶する。
【0038】図3に示すフローチャートにおいて、CP
U2は、ユーザの開始コマンド入力による再構成開始指
令を受信すると(ステップS1)、記憶媒体7のファイ
ル名領域72にファイル名が記憶されているか否かを判
別する(ステップS2)。これにより、CPU2は、修
正されたプログラムの有無を確認し、ソフトウェアの再
構成が必要であるか否かを判別する。
【0039】ここで、ファイル名が記憶されている場合
(ステップS2;Yes)、CPU2は、記憶媒体7の
ファイル名領域72から1つのファイル名を読み出し
て、RAM5のファイル名エリア52に格納する(ステ
ップS3)。この時、記憶媒体7の履歴ファイル領域7
5から再構成の履歴を読み出して、RAM5の履歴エリ
ア53に展開する。また、ファイル名が記憶されていな
い場合(ステップS2;No)、すなわちソフトウェア
の再構成が不要の場合には、本処理を終了する。
【0040】次に、CPU2は、ファイル名エリア52
に格納したファイル名に対応する修正プログラムが、記
憶媒体7のプログラム領域73に記憶されているか否か
を判別し(ステップS4)、プログラムが記憶されてい
る場合(ステップS4;Yes)、プログラムをプログ
ラム領域73から読み出してRAM5のワークメモリエ
リア51に格納するとともに(ステップS5)、前回再
構成されたソフトウェアを記憶媒体7のソフトウェア領
域74から読み出してRAM5のワークメモリエリア5
1に格納する(ステップS6)。また、プログラムが記
憶されていない場合(ステップS4;No)、例えば、
端末によってファイル名領域72に記憶するファイル名
を間違えて付けられたため、ファイル名に対応するプロ
グラムがプログラム領域73に記憶されていない場合、
CPU2は、プログラムを修正した端末に対して、ファ
イル名の異常等を通知する異常メッセージを出力し(ス
テップS12)、ステップS13に移行する。
【0041】そして、CPU2は、修正されたプログラ
ムを前回再構成されたソフトウェアに組み込むことによ
って、ソフトウェアの再構成を実行し(ステップS
7)、ソフトウェアの再構成が正常に終了したか否かを
判別する(ステップS8)。
【0042】ここで、正常に終了した場合(ステップS
8;Yes)、CPU2は、再構成されたソフトウェア
をワークメモリエリア51に格納するとともに、ソフト
ウェア領域74に記憶し(ステップS9)、今回の再構
成作業の履歴をRAM5の履歴エリア53に格納すると
ともに、履歴ファイル領域75に記憶する(ステップS
10)。この時、CPU2は、正常終了を通知するメッ
セージを端末に出力することによって、端末でプログラ
ムを修正した担当者は、再構成作業の完了を容易に認識
できる。
【0043】また、正常に終了しなかった場合(ステッ
プS8;No)、CPU2は、再構成の失敗を通知する
異常メッセージを端末に出力し、履歴を履歴エリア53
に格納するとともに、履歴ファイル領域75に記憶し
(ステップS12)、ステップS13に移行する。
【0044】次に、CPU2は、記憶媒体7のファイル
名領域72に他にファイル名が記憶されているか否かを
判別し(ステップS13)、他のファイル名が記憶され
ている場合(ステップS13;Yes)、ステップS3
に戻り、別のプログラム修正に対応するソフトウェア再
構成を実行する。また、他のファイル名が記憶されてい
ない場合(ステップS13;No)、すなわち、他にプ
ログラム修正が無くソフトウェア再構成が不要の場合に
は、本処理を終了する。
【0045】以上のように、記憶媒体7内にファイル名
領域72を設け、端末で修正されたプログラムのファイ
ル名を記憶した。すなわち、修正されたプログラムの数
だけファイル名領域72にファイル名を記憶した。そし
て、CPU2は、ファイル名領域72にファイル名が記
憶されている場合、このファイル名に対応するプログラ
ムと、前回再構成されたソフトウェアを読み出して、プ
ログラムをソフトウェアに組み込んでソフトウェアの再
構成作業を実行した。
【0046】従って、ユーザは、端末で修正したプログ
ラムとその名称を、ソフトウェア再構成装置1に転送し
て記憶するだけで、ソフトウェアの再構成が自動的に実
行される。このため、従来のソフトウェアの再構成作業
と比較して、労力を低減でき、時間を短縮できる。ま
た、ソフトウェア再構成装置1によって自動的に再構成
作業が行われるため、確実にソフトウェアを再構成でき
る。また、記憶媒体7のソフトウェア領域74に記憶さ
れたソフトウェアを管理するだけで、容易に最新バージ
ョンのソフトウェアを管理できる。
【0047】なお、以上の実施の形態においては、ユー
ザの開始コマンド入力によって、ソフトウェアの再構成
を開始する構成としたが、ソフトウェア再構成装置1に
計時手段を設けて、計時手段が所定時間を計時した際
に、ソフトウェアの再構成を実行する構成としてもよ
い。
【0048】また、通信部8に接続される端末の数も任
意である。
【0049】また、記憶媒体7のファイル名領域72に
おけるファイル名の記憶方式も任意であり、例えば、修
正されたプログラムのファイル名をテーブルに登録する
方法がある。
【0050】
【発明の効果】請求項1、4、7の何れかに記載の発明
によれば、修正プログラムを記憶し、修正プログラムの
名称を登録するだけで、自動的にソフトウェアを再構成
できる。このため、ソフトウェアの再構成に要する時間
と労力を大幅に削減できる。また、ソフトウェア記憶手
段に記憶されたソフトウェアを管理するだけで、最新バ
ージョンのソフトウェアを容易に管理できる。
【0051】請求項2、5、8の何れかに記載の発明に
よれば、修正されたプログラムを組み込んだソフトウェ
ア再構成が失敗した場合、プログラムの修正元に対して
異常を通知するので、プログラムを修正した作業者が、
すぐに再構成失敗の要因を解析できる。
【0052】請求項3、6、9の何れかに記載の発明に
よれば、再構成されたソフトウェアのバージョンを容易
に把握することができる。また、プログラムの修正内
容、再構成日時を履歴に記憶することによって、ソフト
ウェア再構成装置のユーザだけでなく、ICテストシス
テムのユーザが、ソフトウェアの内容を容易に認識でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したICテストシステム用のソフ
トウェア再構成装置1の構成を示す図である。
【図2】図1のRAM5及び記憶媒体7の構成を示す図
である。
【図3】CPU2における「ソフトウェア再構成処理」
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ソフトウェア再構成装置 2 CPU 3 入力部 4 表示部 5 RAM 51 ワークメモリエリア 52 ファイル名エリア 53 履歴エリア 6 記憶装置 7 記憶媒体 71 アプリケーション領域 72 ファイル名領域 73 プログラム領域 74 ソフトウェア領域 75 履歴ファイル領域 8 通信部 9 バス 11 端末 12 端末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプログラムからなるICテストシス
    テム用のソフトウェアを再構成するソフトウェア再構成
    装置において、 前記ソフトウェアを構成するプログラムを修正するプロ
    グラム修正手段と、 前記プログラム修正手段により前記プログラムが修正さ
    れた際に、前記修正されたプログラムを記憶するプログ
    ラム記憶手段と、 前記プログラム修正手段により前記プログラムが修正さ
    れた際に、前記修正されたプログラムの名称を登録する
    プログラム名称登録手段と、 前記プログラム名称登録手段にプログラム名称が登録さ
    れているか否かを判断する名称判断手段と、 前記名称判断手段によって前記プログラム名称登録手段
    にプログラム名称が登録されていると判断された場合、
    前記プログラム名称に対応する修正プログラムを、前記
    プログラム記憶手段から読み出して、前記ソフトウェア
    に組み込んでソフトウェアを再構成する再構成手段と、 前記再構成手段により再構成されたソフトウェアを記憶
    するソフトウェア記憶手段と、 を備えることを特徴とするソフトウェア再構成装置。
  2. 【請求項2】前記ソフトウェアの再構成が正常終了した
    か否かを判断する正常終了判断手段と、 前記正常終了判断手段により正常終了していないと判断
    された場合、前記プログラムを修正したプログラム修正
    手段に対して異常を通知する異常通知手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載のソフトウ
    ェア再構成装置。
  3. 【請求項3】前記正常終了判断手段による判断結果を、
    再構成されたソフトウェアのバージョンとともに記憶す
    る再構成履歴記憶手段を更に備えることを特徴とする請
    求項2記載のソフトウェア再構成装置。
  4. 【請求項4】複数のプログラムからなるICテストシス
    テム用のソフトウェアを再構成するためのソフトウェア
    再構成方法であって、 前記ICテストシステム用のソフトウェアを構成するプ
    ログラムを修正する工程と、 前記プログラムが修正された際に、前記修正されたプロ
    グラムを記憶する工程と、 前記プログラムが修正された際に、前記修正されたプロ
    グラムの名称を登録する工程と、 前記プログラム名称が登録されているか否かを判断する
    工程と、 前記プログラム名称が登録されていると判断された場
    合、前記プログラム名称に対応する修正プログラムを、
    前記ソフトウェアに組み込んでソフトウェアを再構成す
    る工程と、 前記再構成されたソフトウェアを記憶する工程と、 を含むことを特徴とするソフトウェア再構成方法。
  5. 【請求項5】前記ソフトウェアの再構成が正常終了した
    か否かを判断する工程と、 ソフトウェアの再構成が正常終了していないと判断され
    た場合、前記プログラムの修正元に対して異常を通知す
    る工程と、 を更に含むことを特徴とする請求項4記載のソフトウェ
    ア再構成方法。
  6. 【請求項6】前記ソフトウェアの再構成が正常終了した
    か否かの判断結果を、前記再構成されたソフトウェアの
    バージョンとともに記憶する工程を更に含むことを特徴
    とする請求項5記載のソフトウェア再構成方法。
  7. 【請求項7】複数のプログラムからなるICテストシス
    テム用のソフトウェアを再構成するためのコンピュータ
    が実行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記ソフトウェアを構成するプログラムをプログラム修
    正手段により修正するためのプログラムコードと、 前記プログラム修正手段により前記プログラムが修正さ
    れた際に、前記修正されたプログラムをプログラム記憶
    手段に記憶するためのプログラムコードと、 前記プログラム修正手段により前記プログラムが修正さ
    れた際に、前記修正されたプログラムの名称をプログラ
    ム名称登録手段に登録するためのプログラムコードと、 前記プログラム名称登録手段にプログラム名称が登録さ
    れているか否かを名称判断手段により判断するためのプ
    ログラムコードと、 前記名称判断手段によって前記プログラム名称登録手段
    にプログラム名称が登録されていると判断された場合、
    前記プログラム名称に対応する修正プログラムを、前記
    プログラム記憶手段から読み出して、前記ソフトウェア
    に組み込んでソフトウェアを再構成するためのプログラ
    ムコードと、 前記再構成されたソフトウェアをソフトウェア記憶手段
    に記憶するためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  8. 【請求項8】前記ソフトウェアの再構成が正常終了した
    か否かを正常終了判断手段により判断するためのプログ
    ラムコードと、 前記正常終了判断手段により正常終了していないと判断
    された場合、前記プログラムを修正したプログラム修正
    手段に対して、異常通知手段により異常を通知するため
    のプログラムコードと、 を更に含むプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項7記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】前記正常終了判断手段による判断結果を、
    再構成されたソフトウェアのバージョンとともに再構成
    履歴記憶手段に記憶するためのプログラムコードを更に
    含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8記
    載の記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286600A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Hitachi Building Systems Co Ltd 遠隔監視システムの制御プログラム書替え方法

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