JP2001265525A - ポインティングデバイス、キーボード及び電子機器 - Google Patents

ポインティングデバイス、キーボード及び電子機器

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JP2001265525A
JP2001265525A JP2000079329A JP2000079329A JP2001265525A JP 2001265525 A JP2001265525 A JP 2001265525A JP 2000079329 A JP2000079329 A JP 2000079329A JP 2000079329 A JP2000079329 A JP 2000079329A JP 2001265525 A JP2001265525 A JP 2001265525A
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strain sensors
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strain
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Atsuomi Inukai
厚臣 犬飼
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切り込み溝9の終端の周辺領域における電気
抵抗体7を抵抗的に不安定な状態にしないようにトリミ
ング加工することが可能にする。 【解決手段】 平板状のセンサ基板1に立設されたステ
ィック部材5と、センサ基板1上にスティック部材5を
挟んで対称となるように配設された一対の歪みセンサ6
a・6cと、その一対の歪みセンサ6a・6cに対して
スティック部材5を中心として90度回転した位置に設
けられた他の一対の歪みセンサ6b・6dとを備えてい
る。これらの歪みセンサ6a〜6dは、対向する一対の
電極8・8間に設けられた電気抵抗体7と、その抵抗値
がスティック部材5を挟んで略対称となるように電気抵
抗体7にレーザ光によるトリミング加工で形成された切
り込み溝9と、切り込み溝9の形成方向に一致するよう
に予め列設された電気抵抗体7の存在しない多数の窓部
10とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータやワ
ードプロセッサ等の電子機器におけるディスプレイ上で
ポインタやカーソルを任意の位置に移動させる際に使用
されるポインティングデバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサ等のよ
うにディスプレイ付きの電子機器には、通常、ディスプ
レイ上のポインタやカーソルをキー操作以外の方法で任
意の位置に移動させることができるポインティングデバ
イスが接続または搭載されている。このポインティング
デバイスには、キーボード内に突出されたスティック部
材を指で押圧して前後左右に力を加えたときの歪み量を
検出し、この歪み量に基づいてポインタやカーソルを移
動させる方式のものがある(図3参照)。
【0003】具体的には、図9に示すように、歪み検出
用基板51の中心部にスティック部材52を設けると共
に、スティック部材52を中心として前後左右の四方向
に歪みセンサ53を設けた後、これらのセンサ53によ
るオフセット電圧のバラツキを解消するため、例えば歪
みセンサ53の端部からレーザ光を照射しながら走査し
て電気抵抗体を除去することにより切り込み溝53aを
形成する(トリミング加工)。この後、歪み検出用基板
51をベース基板54に対して両基板51・54間に隙
間ができるように取り付ける。そして、スティック部材
52に力を加えたときに、ベース基板54との隙間で生
じた歪み検出用基板51の歪み量を歪みセンサ53を流
れる電流により検出し、検出電流値をベース基板54側
に設けた処理回路で信号処理するように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、図10に示すように、歪みセンサ53の
トリミング加工時において、歪みセンサ53の端部から
レーザ光を照射しながら走査したときに、走査の終了位
置(切り込み溝53aの終端)でレーザ光が一点に集中
するため、レーザ光による大きな熱量が切り込み溝53
aの終端に付与される。そして、この大きな熱量が終端
の周辺領域53bの電気抵抗体を過剰に昇温させること
によって、この電気抵抗体を熱ストレスにより抵抗的に
不安定な状態、即ち、温度や電流値、物理的ノイズによ
り抵抗値を変化させ易い状態にする。この結果、周辺領
域53bにおける抵抗値の変化分が電流iを増減させて
検出電流値のノイズ成分として作用し、ポインティング
デバイスを搭載した電子機器の誤動作を引き起こす要因
になるという問題がある。
【0005】従って、本発明は、切り込み溝53aの終
端の周辺領域53bにおける電気抵抗体を抵抗的に不安
定な状態にしないようにトリミング加工することができ
るポインティングデバイス、キーボード及び電子機器を
提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、平板状の基板に立設されたステ
ィック部材と、前記基板上に前記スティック部材を挟ん
で対称となるように配設された少なくとも一対の歪みセ
ンサと、を備えるポインティングデバイスにおいて、前
記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設けられた電
気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部材を挟んで
略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ光によるト
リミング加工で形成された切り込み溝と、該切り込み溝
の形成方向に一致するように予め列設された前記電気抵
抗体の存在しない多数の窓部と、を有してなることを特
徴としている。
【0007】上記の構成によれば、切り込み溝の形成方
向と窓部の列設方向とが一致されているため、レーザ光
の停止位置である切り込み溝の終端は、窓部の内部また
は隣接する窓部間に位置することになる。これにより、
切り込み溝の終端においてレーザ光による大きな熱量が
付与された場合であっても、電気抵抗体の存在しない窓
部により周辺領域への熱量の伝達が防止されるため、熱
ストレスにより抵抗的に不安定になる電気抵抗体の領域
を減少させることができる。この結果、例えば温度や電
流の変化や物理的ノイズが外乱として発生した場合であ
っても、この外乱が歪みセンサの検出電流にノイズ成分
として殆ど作用しないため、パーソナルコンピュータ等
の電子機器の誤動作を十分に防止することができる。
【0008】請求項2の発明は、平板状の基板に立設さ
れたスティック部材と、前記基板上に前記スティック部
材を挟んで対称となるように配設された一対の歪みセン
サと、その一対の歪みセンサに対して前記スティック部
材を中心として90度回転した位置に設けられた他の一
対の歪みセンサと、を備えるポインティングデバイスに
おいて、前記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設
けられた電気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部
材を挟んで略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ
光によるトリミング加工で形成された切り込み溝と、該
切り込み溝の形成方向に一致するように予め列設された
前記電気抵抗体の存在しない多数の窓部と、を有してな
ることを特徴としている。
【0009】上記の構成によれば、請求項1の発明と同
様に、切り込み溝の終端においてレーザ光による大きな
熱量が付与された場合であっても、窓部により周辺領域
への熱量の伝達が防止されるため、熱ストレスにより抵
抗的に不安定になる電気抵抗体の領域を減少させること
ができる。この結果、温度や電流の変化や物理的ノイズ
が外乱として発生した場合であっても、歪みセンサの検
出電流にノイズ成分として殆ど作用しないため、パーソ
ナルコンピュータ等の電子機器の誤動作を十分に防止す
ることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載のポインティングデバイスであって、前記窓部で、前
記切り込み溝の終端が納まっていることを特徴としてい
る。上記の構成によれば、熱量の電気抵抗体への伝達を
一層確実に防止することができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1または2に記
載のポインティングデバイスであって、前記歪みセンサ
は、前記基板上に印刷又は蒸着により形成され、前記窓
部は、印刷又は蒸着のパターニングによって形成される
ことを特徴としている。上記の構成によれば、窓部を間
隔を詰めて多数配置することができるため、窓部による
デジタル的な抵抗調整であっても精度を上げることがで
きる。
【0012】請求項5の発明は、キーを有する本体部の
操作面の一部に、請求項1ないし4の何れか1項に記載
のポインティングデバイスを搭載したキーボードである
ことを特徴としている。上記の構成によれば、ノイズの
発生し難いポインティングデバイスを備えたキーボード
を得ることができる。
【0013】請求項6の発明は、キーボードを有する本
体部と、その本体部の一端において、当該本体部に対し
て開閉可能に支持された表示部とを備えると共に、前記
本体部に、請求項1ないし4の何れか1項に記載のポイ
ンティングデバイスを搭載した電子機器であることを特
徴としている。上記の構成によれば、誤動作の少ない電
子機器を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図8に基づいて以下に説明する。本実施の形態に係るポ
インティングデバイスは、図3に示すように、円盤形状
に形成されたセンサ基板1と、センサ基板1が上面に取
り付けられた平面視四角形状のベース基板2とを備えて
いる。これらの基板1・2は、プリント配線が可能な絶
縁材料からなっている。尚、このような絶縁材料として
は、ホーローメタル基板等の金属板に絶縁膜を形成した
ものや、樹脂、ガラス、セラミックス、シリコン等の単
結晶、ガラスエポキシ等が挙げられる。
【0015】上記のセンサ基板1の上面中心部には、支
柱部材3が接着剤等により取り付けられている。支柱部
材3には、図5に示すように、ラバーキャップ4が嵌合
されており、これらの支柱部材3とラバーキャップ4と
は、センサ基板1に対して立設されたスティック部材5
(ポインティングスティック)を構成している。尚、支
柱部材3の取り付けは、センサ基板1と支柱部材3とを
ネジ部材で締結することにより行われていても良く、こ
の場合には、センサ基板1に対する支柱部材3の取り付
け状態を横荷重に強く且つ剛性の高いものにすることが
できる。
【0016】一方、図1に示すように、センサ基板1の
裏面には、4つの歪みセンサ6a〜6dが形成されてい
る。歪みセンサ6a〜6dは、支柱部材3を中心として
90度回転した位置に配置されている。具体的には、支
柱部材3の取り付け位置であるセンサ基板1の中心点を
原点OとしたX座標軸およびY座標軸の座標系を考えた
場合において、歪みセンサ6a〜6dは、X座標軸上の
+X側、Y座標軸上の+Y側、X座標軸上の−X側、Y
座標軸上の−Y側にそれぞれこの順に配置されている。
そして、各歪みセンサ6a〜6dは、配置されたX座標
軸またはY座標軸に対して軸対称の形状および厚みに形
成されており、座標軸を挟んで対称に発生した歪みを相
殺可能にされている。
【0017】上記の各歪みセンサ6a〜6dは、応力に
より抵抗値が変化する二酸化ルテニウム等の電気抵抗材
料からなる電気抵抗体7と、電気抵抗体7の幅方向の両
端部に接続された一対の電極8・8とを有している。電
気抵抗体7は、真空蒸着法やスパッタリング法、気相成
長法等の膜付着技術により電気抵抗材料をセンサ基板1
に付着することにより形成されている。そして、歪みセ
ンサ6a〜6dは、電気抵抗体7が膜付着技術により同
時に同一条件下で形成されることによって、特性のばら
つきが最小限に抑制され、高い歪み検出精度で歪み量を
検出可能にされている。尚、歪みセンサ6a〜6dは、
上述の膜付着技術の他、導電性インクを用いた印刷技
術、フォトリソグラフィやエッチング等による写真製版
技術によっても形成することができる。
【0018】さらに、各歪みセンサ6a〜6dにおける
一対の電極8・8間には、長手方向の両端から中心方向
に向けて切り込み溝9・9がそれぞれ形成されている。
切り込み溝9は、レーザ光を照射しながら走査すること
により電気抵抗体7を蒸発させて除去するトリミング加
工により形成されている。ここで、歪みセンサ6a〜6
dの長手方向とは、歪みセンサ6a〜6dの中心を通過
する座標軸に対して直交する方向のことであり、歪みセ
ンサ6a〜6dの幅方向とは、中心を通過する座標軸に
対して平行な方向のことである。
【0019】上記の切り込み溝9は、図2に示すよう
に、歪みセンサ6a〜6dの一端(始端)から切り込み
溝9の終端にかけて不感領域A1・A2を出現させるこ
とによって、この不感領域A1・A2において歪みセン
サ6a〜6dの歪み抵抗素子としての機能を消失させて
いる。これにより、歪みセンサ6a〜6dは、長手方向
の両端から切り込み溝9・9が形成されることによっ
て、座標軸の両側に形成された一方の有効領域B1と他
方の有効領域B2とを軸対称に備えていると共に、有効
領域B1・B2に対応した抵抗値を有している。
【0020】また、歪みセンサ6a〜6dには、電気抵
抗体7の存在しない矩形状の窓部10が多数形成されて
いる。これらの窓部10は、トリミング加工前である電
気抵抗体7の形成時にパターニングされることによっ
て、切り込み溝9の形成方向に一致するように列設され
ている。窓部10の内部には、レーザ光の大きな熱量を
電気抵抗体7に伝達させないように切り込み溝9の終端
が納められている。尚、窓部10の形状は、矩形状の
他、三角形状や多角形形状、円形状であっても良いし、
切り込み溝9の形成方向に交差するように配置された線
状であっても良い。
【0021】また、歪みセンサ6a〜6dは、図4に示
すように、ブリッジ回路11の回路構成にされている。
即ち、歪みセンサ6a・6b間には、5V等の電源電圧
が印加される電源端子12が接続されており、歪みセン
サ6d・6c間には、GND端子13が接続されてい
る。また、歪みセンサ6a・6c間には、X軸出力端子
14が接続されており、歪みセンサ6b・6d間には、
Y軸出力端子15が接続されている。そして、X座標軸
上に配置された一対の歪みセンサ6a・6cとX軸出力
端子14とは、X座標軸における変位量を検出するX側
トランスデューサ16aを構成し、Y軸上に配置された
一対の歪みセンサ6b・6dとY軸出力端子15とは、
Y座標軸における変位量を検出するY側トランスデュー
サ16bを構成している。さらに、全トランスデューサ
16a〜16dの全出力を組み合わせることによって、
Z座標軸方向の歪み量を検出するZ側トランスデューサ
を構成している。
【0022】上記のトランスデューサ16a・16bを
備えたセンサ基板1は、図5に示すように、ベース基板
2上に取り付けられている。ベース基板2に対するセン
サ基板1の取り付けは、センサ基板1の周縁部の複数箇
所を所定ピッチごとに半田付けすることにより行われて
いる。そして、各箇所の半田形成部17は、センサ基板
1とベース基板2との間に0.1mm等の所定長の隙間
を出現させ、この隙間により支柱部材3を中心としたセ
ンサ基板1の歪み動作を可能にしている。
【0023】上記のベース基板2には、図示しない増幅
器等を備えた信号処理回路の回路部品が搭載されてい
る。信号処理回路は、図4の各トランスデューサ9a・
9bの信号出力を増幅し、歪み量検出信号としてセンサ
基板1の外部に出力可能にされている。また、図3に示
すように、ベース基板2における四隅のコーナー部に
は、装着穴2aが形成されている。これらの装着穴2a
には、図5に示すように、ベース基板2をキーボード基
板19の裏面に取り付ける際に、ネジ部材18が貫挿さ
れるようになっている。また、センサ基板1とキーボー
ド基板19との間には、複数のスペーサ部材20が介装
されるようになっており、スペーサ部材20は、センサ
基板1とキーボード基板19との間に所定長の隙間を出
現させることによって、ベース基板2上に設けられた回
路部品等のキーボード基板19への接触を防止してい
る。
【0024】上記のようにしてセンサ基板1が装着され
るキーボード基板19には、スティック用穴19aが形
成されている。スティック用穴19aは、キーボード基
板19上に配列された例えば“G”および“H”を示す
キー部材23・23間に配置されており、スティック部
材5を前後左右に押圧しても接触しない程度の開口径に
設定されている。そして、これらのベース基板2、セン
サ基板1およびキーボード基板19は、例えば図6に示
すように、ノートブック型のパーソナルコンピュータや
ワードプロセッサ等の電子機器24に搭載されている。
【0025】上記の電子機器24は、機器本体25と、
機器本体25の一端部に設けられたヒンジ部26におい
て機器本体25に対して開閉可能に軸支された液晶ディ
スプレイ27(表示部)とを有している。機器本体25
の上面には、キー部材23からなるキーボード28が配
置されており、このキーボード28の略中心部には、上
述のスティック部材5が配置されている。一方、機器本
体25の内部には、図7に示すように、CPU29やR
OM30、RAM31、入力出力インターフェース32
等が設けられた回路基板が収納されていると共に、記録
装置としてハードディスク装置(HDD)33が収納さ
れている。上記の入力出力インターフェース32は、ハ
ードディスク装置33やスティック部材22、キーボー
ド28、液晶ディスプレイ27等に接続されており、こ
れら構成部品と回路基板側のCPU29等との間におけ
るデータの入出力を可能にしている。
【0026】また、ROM30やハードディスク装置3
3には、データの入力や編集時等に実行されるポインテ
ィング制御プログラムが格納されている。このプログラ
ムは、図3に示すように、スティック部材5の操作量お
よび操作方向に応じてセンサ基板1が変位したとき、こ
のセンサ基板1の変位量を検出した各トランスデューサ
16a・16bからの検出信号に基づいて図6の液晶デ
ィスプレイ27に表示された矢印形状のポインタ27a
の移動方向および移動速度を求め、これらの移動内容で
もってポインタ27aを移動させるように処理する。さ
らに、上記のプログラムは、両トランスデューサ16a
・16bからの検出信号が所定以上であれば、クリック
の操作信号が入力された状態となるように処理する。
【0027】上記の構成において、ポインティングデバ
イスを製造する場合には、図1に示すように、先ず、ガ
ラスエポキシ等のプリント基板材料からなる平板をセン
サ基板1およびベース基板2のサイズおよび形状に切り
出した後、ベース基板2においては、装着穴2aを例え
ばプレス装置の打抜き加工により形成する。尚、これら
各部の形成は、ウオータージェット等の切断加工により
行われても良い。
【0028】上記のようにしてセンサ基板1およびベー
ス基板2の外形を形成すると、続いて、センサ基板1の
下面にスピンコータやロールコータによりアンダーコー
ト材料を塗布することによって、アンダーコート膜を形
成する。この後、アンダーコート膜上に歪みセンサ6a
〜6dとなる電気抵抗材料のゲージ膜を真空蒸着法やス
パッタリング法、気相成長法等の膜付着技術により形成
し、ゲージ膜上に感光性レジスト膜を塗布する。そし
て、フォトリソグラフィやエッチング処理を施すことに
よって、窓部10に対応するパターンを含むレジストパ
ターンを形成し、このパターンをマスクとしてゲージ膜
の電気抵抗材料を除去して歪み膜パターンを形成する。
次いで、レジストを除去すると共に有機絶縁材料からな
る保護膜を形成することによって、電気抵抗体7の存在
しない多数の窓部10を有した歪みセンサ8a〜8dを
形成する。
【0029】尚、この歪みセンサ8a〜8dの形成時に
おいて、他のプリント配線17等を並行して形成しても
良い。また、センサ基板1の形成とは別に、ベース基板
2に対するプリント配線を行うと共に、信号処理回路の
各種の回路部品を実装しておく。
【0030】センサ基板1におけるプリント配線や歪み
センサ6a〜6dの形成が完了すると、歪みセンサ6a
〜6dに対するトリミング加工を行う。即ち、センサ基
板1をレーザ加工機にセットし、図4に示すように、例
えば歪みセンサ6aの抵抗値R1 (+X) を測定しながら、
レーザ加工機から歪みセンサ6aの上面にレーザ光を照
射する。そして、レーザ光の照射点を歪みセンサ6aの
一端から他端方向に移動させるように走査することによ
って、歪みセンサ6aに図1の切り込み溝9を形成して
抵抗値R1 (+X) を減少させ、この抵抗値R1 (+X) が所定
値となったときに、レーザ光の照射を停止し、歪みセン
サ6aに対するトリミング加工を終了する。
【0031】この後、上記と同様にして、残りの歪みセ
ンサ6b〜6dに対してトリミング加工をそれぞれ施す
ことによって、全ての抵抗値R1(+X)・R2(-X)・R3(+Y)・
R4(-Y)を調整する。この結果、各歪みセンサ6a〜6d
によるオフセット電圧のバラツキが解消されることによ
って、X軸出力端子14およびY軸出力端子15から出
力される歪み量の検出信号の取扱いを容易にすることが
できる。
【0032】また、上記のトリミング加工時において
は、切り込み溝9の終端位置が窓部10の内部に位置す
るように、レーザ光の走査距離を調整する。これによ
り、レーザ光の走査の終了位置(切り込み溝9の終端)
でレーザ光が大きな熱量を付与した場合であっても、こ
の熱量は、窓部10内における熱伝導度の小さなセンサ
基板1に直接的に付与されるため、窓部10の周囲に位
置する電気抵抗体7へ拡大することはない。この結果、
切り込み溝9の終端における周辺領域の電気抵抗体7が
過剰に昇温することによる熱ストレスを受けることがな
いため、歪みセンサ6a〜6dは、トリミング加工後に
おいても抵抗的に安定な状態を維持する。
【0033】尚、切り込み溝9の終端は、窓部10の内
部に納まっていることが望ましいが、窓部10から外れ
た位置であっても良い。これは、窓部10・10間の電
気抵抗体7にレーザ光の大きな熱量が付与されたとき
に、この熱量の伝達を窓部10が遮るため、熱ストレス
による抵抗的に不安定な領域の拡大を最小限に抑制する
ことができるからである。
【0034】次に、図5に示すように、センサ基板1を
ベース基板2に対して所定長の隙間が出現するように取
り付ける。この後、支柱部材3をセンサ基板1に接着剤
で貼設し、支柱部材3の上方からラバーキャップ4を嵌
め込むことによりスティック部材5とする。そして、ベ
ース基板2をスペーサ部材20を介してキーボード基板
19の裏面に取り付けた後、図6に示すように、キーボ
ード基板19を機器本体25に装着してキーボード28
とすると共に、機器本体25に液晶ディスプレイ27等
を取り付けることにより電子機器24を組み立てる。
【0035】上記のようにしてセンサ基板1を備えた電
子機器24は、文書の作成や表計算、図面の作成等の各
種の情報処理に使用される。この際、情報処理に使用さ
れる文字データや数値データ等を入力する場合には、ス
ティック部材5を操作することなく、キーボード28を
操作することによりデータ入力が行われる。一方、デー
タの入力時や編集時等において、液晶ディスプレイ27
の表示画面上でポインタ27aを任意の位置に移動させ
る場合には、スティック部材22が主に操作される。
【0036】即ち、スティック部材5が操作されておら
ず、如何なる応力も加えられていない状態においては、
図1に示すように、各歪みセンサ6a〜6dがX座標軸
およびY座標軸に対して軸対称に配置されているため、
各歪みセンサ6a〜6dの抵抗値に変化はない。従っ
て、図4のX軸出力端子14(X側トランスデューサ1
6a)およびY軸出力端子15(Y側トランスデューサ
16b)における信号出力は、所定電圧を維持すること
になり、この信号出力を歪み量検出信号として取り込ん
だ図7のCPU29は、スティック部材5が操作されて
いないと認識することによって、ポインタ27aを停止
させた状態に維持する。
【0037】また、例えば温度や電流の変化、物理的ノ
イズが外乱として発生した場合であっても、切り込み溝
9の終端を窓部10の内部に納めたトリミング加工が抵
抗的に不安定な電気抵抗体7の出現を防止しているた
め、歪みセンサ6a〜6dの抵抗値は殆ど変化しない。
この結果、上記の外乱が検出電流値のノイズ成分として
殆ど作用しないため、ポインタ27aが移動する等の誤
動作を生じることはない。
【0038】次に、オペレータがスティック部材5を例
えばX座標軸方向およびY座標軸方向の+側に向かって
力を加える操作をした場合には、センサ基板1がスティ
ック部材5の操作方向および操作量に応じて撓むことに
より変位する。この変位は、X座標軸上の+側に存在す
る一方の歪みセンサ6aに対して引っ張り歪みを発生さ
せることにより抵抗値を増加させる一方、X座標軸上の
−側に存在する他方の歪みセンサ6cに対して圧縮歪み
を発生させることにより抵抗値を減少させる。また、Y
座標軸上の+側に存在する一方の歪みセンサ6bにおい
ては、Y座標軸の右側部分で引っ張り歪みによる抵抗値
の増加が生じ、Y座標軸の左側部分で圧縮歪みによる抵
抗値の減少が生じる。また同様に、Y座標軸上の−側に
存在する他方の歪みセンサ6dにおいては、Y座標軸の
右側部分で引っ張り歪みによる抵抗値の増加が生じ、Y
座標軸の左側部分で圧縮歪みによる抵抗値の減少が生じ
る。
【0039】この結果、歪みセンサ6a〜6dの抵抗値
が変化することによって、X軸出力端子14(X側トラ
ンスデューサ16a)およびY軸出力端子15(Y側ト
ランスデューサ16b)の信号出力が変化することにな
る。そして、信号出力が増幅等されて歪み量検出信号と
された後、ポインティング制御プログラムを実行する図
7のCPU29に取り込まれることによって、ポインタ
27aの移動方向および移動速度の決定に用いられるこ
とになる。
【0040】以上のように、本実施形態のポインティン
グデバイスは、図1に示すように、平板状のセンサ基板
1に立設されたスティック部材5と、センサ基板1上に
スティック部材5を挟んで対称となるように配設された
一対の歪みセンサ6a・6cと、その一対の歪みセンサ
6a・6cに対してスティック部材5を中心として90
度回転した位置に設けられた他の一対の歪みセンサ6b
・6dとを備えている。そして、これらの歪みセンサ6
a〜6dは、対向する一対の電極8・8間に設けられた
電気抵抗体7と、その抵抗値がスティック部材5を挟ん
で略対称となるように電気抵抗体7にレーザ光によるト
リミング加工で形成された切り込み溝9と、切り込み溝
9の形成方向に一致するように予め列設された電気抵抗
体7の存在しない多数の窓部10とを有した構成にされ
ている。
【0041】これにより、切り込み溝9の形成方向と窓
部10の列設方向とが一致されているため、レーザ光の
停止位置である切り込み溝9の終端は、窓部10の内部
または隣接する窓部10間に位置することになる。従っ
て、切り込み溝9の終端においてレーザ光による大きな
熱量が付与された場合であっても、電気抵抗体7の存在
しない窓部10が周辺領域への熱量の伝達を防止するた
め、熱ストレスにより抵抗的に不安定になる電気抵抗体
7の領域を減少させることができる。この結果、例えば
温度や電流の変化、物理的ノイズが外乱として発生した
場合であっても、この外乱が歪みセンサ6a〜6dの検
出電流にノイズ成分として殆ど作用しないため、パーソ
ナルコンピュータ等の電子機器の誤動作を十分に防止す
ることが可能になっている。
【0042】特に、本実施形態においては、切り込み溝
9の終端が窓部10の内部に納められているため、抵抗
値の不安点な領域が一層減少されることによって、上記
の電子機器の誤動作を確実に防止することが可能になっ
ている。
【0043】尚、本実施形態においては、4つの歪みセ
ンサ6a〜6dによりセンサ基板1の歪み量を検出して
いるが、これに限定されるものではなく、スティック部
材5を挟んで対称となるように配設された少なくとも一
対の歪みセンサを備えていれば良い。
【0044】また、本実施形態における切り込み溝9
は、抵抗値がスティック部材5を挟んで略対称となるよ
うに各歪みセンサ6a〜6dの長手方向の両端から形成
されているが、これに限定されるものでもない。即ち、
図8に示すように、切り込み溝9は、歪みセンサ6a’
〜6d’の幅方向の一端から幅方向に形成されていても
良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、平板状の基板に立設
されたスティック部材と、前記基板上に前記スティック
部材を挟んで対称となるように配設された少なくとも一
対の歪みセンサと、を備えるポインティングデバイスに
おいて、前記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設
けられた電気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部
材を挟んで略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ
光によるトリミング加工で形成された切り込み溝と、該
切り込み溝の形成方向に一致するように予め列設された
前記電気抵抗体の存在しない多数の窓部と、を有してな
る構成である。
【0046】上記の構成によれば、切り込み溝の形成方
向と窓部の列設方向とが一致されているため、レーザ光
の停止位置である切り込み溝の終端は、窓部の内部また
は隣接する窓部間に位置することになる。これにより、
切り込み溝の終端においてレーザ光による大きな熱量が
付与された場合であっても、電気抵抗体の存在しない窓
部により周辺領域への熱量の伝達が防止されるため、熱
ストレスにより抵抗的に不安定になる電気抵抗体の領域
を減少させることができる。この結果、例えば温度や電
流の変化や物理的ノイズが外乱として発生した場合であ
っても、この外乱が歪みセンサの検出電流にノイズ成分
として殆ど作用しないため、パーソナルコンピュータ等
の電子機器の誤動作を十分に防止することができる。
【0047】請求項2の発明は、平板状の基板に立設さ
れたスティック部材と、前記基板上に前記スティック部
材を挟んで対称となるように配設された一対の歪みセン
サと、その一対の歪みセンサに対して前記スティック部
材を中心として90度回転した位置に設けられた他の一
対の歪みセンサと、を備えるポインティングデバイスに
おいて、前記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設
けられた電気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部
材を挟んで略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ
光によるトリミング加工で形成された切り込み溝と、該
切り込み溝の形成方向に一致するように予め列設された
前記電気抵抗体の存在しない多数の窓部と、を有してな
る構成である。
【0048】上記の構成によれば、請求項1の発明と同
様に、切り込み溝の終端においてレーザ光による大きな
熱量が付与された場合であっても、窓部により周辺領域
への熱量の伝達が防止されるため、熱ストレスにより抵
抗的に不安定になる電気抵抗体の領域を減少させること
ができる。この結果、温度や電流の変化や物理的ノイズ
が外乱として発生した場合であっても、歪みセンサの検
出電流にノイズ成分として殆ど作用しないため、パーソ
ナルコンピュータ等の電子機器の誤動作を十分に防止す
ることができる。
【0049】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載のポインティングデバイスであって、前記窓部で、前
記切り込み溝の終端が納まっている構成である。上記の
構成によれば、熱量の電気抵抗体への伝達を一層確実に
防止することができる。
【0050】請求項4の発明は、請求項1または2に記
載のポインティングデバイスであって、前記歪みセンサ
は、前記基板上に印刷又は蒸着により形成され、前記窓
部は、印刷又は蒸着のパターニングによって形成される
構成である。上記の構成によれば、窓部を間隔を詰めて
多数配置することができるため、窓部によるデジタル的
な抵抗調整であっても精度を上げることができる。
【0051】請求項5の発明は、キーを有する本体部の
操作面の一部に、請求項1ないし4の何れか1項に記載
のポインティングデバイスを搭載したキーボードである
構成である。上記の構成によれば、ノイズの発生し難い
ポインティングデバイスを備えたキーボードを得ること
ができる。
【0052】請求項6の発明は、キーボードを有する本
体部と、その本体部の一端において、当該本体部に対し
て開閉可能に支持された表示部とを備えると共に、前記
本体部に、請求項1ないし4の何れか1項に記載のポイ
ンティングデバイスを搭載した電子機器である構成であ
る。上記の構成によれば、誤動作の少ない電子機器を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切り込み溝が形成された歪みセンサの配置状態
を示す説明図である。
【図2】窓部の列設状態を示す説明図である。
【図3】ポインティングデバイスの斜視図である。
【図4】歪みセンサおよびチップ抵抗の接続関係を示す
説明図である。
【図5】キーボード基板に取り付けられたセンサ基板の
断面図である。
【図6】電子機器の斜視図である。
【図7】電子機器のブロック図である。
【図8】切り込み溝が形成された歪みセンサの配置状態
を示す説明図である。
【図9】従来例を示すものであり、切り込み溝が形成さ
れた歪みセンサの配置状態を示す説明図である。
【図10】熱ストレスによる抵抗的に不安定な領域を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 センサ基板 2 ベース基板 3 支柱部材 4 ラバーキャップ 5 スティック部材 6a〜6d 歪みセンサ 7 電気抵抗体 8 電極 9 切り込み溝 10 窓部 11 ブリッジ回路 12 電源端子 13 GND端子 14 X軸出力端子 15 Y軸出力端子 16a X側トランスデューサ 16b Y側トランスデューサ 19 キーボード基板 23 キー部材 24 電子機器 25 機器本体 28 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/16 G01D 5/16 S Fターム(参考) 2F051 AA21 AB09 AC01 BA00 DA02 2F077 AA11 AA49 EE07 TT05 TT16 TT51 VV21 VV33 4E351 AA00 BB06 BB22 BB24 BB31 BB32 CC01 CC11 DD32 FF08 FF09 FF18 5B020 CC01 DD02 DD03 5B087 AA02 AC00 BC02 BC12 BC19 BC33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基板に立設されたスティック部
    材と、前記基板上に前記スティック部材を挟んで対称と
    なるように配設された少なくとも一対の歪みセンサと、
    を備えるポインティングデバイスにおいて、 前記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設けられた
    電気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部材を挟ん
    で略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ光による
    トリミング加工で形成された切り込み溝と、該切り込み
    溝の形成方向に一致するように予め列設された前記電気
    抵抗体の存在しない多数の窓部と、を有してなることを
    特徴とするポインティングデバイス。
  2. 【請求項2】 平板状の基板に立設されたスティック部
    材と、前記基板上に前記スティック部材を挟んで対称と
    なるように配設された一対の歪みセンサと、その一対の
    歪みセンサに対して前記スティック部材を中心として9
    0度回転した位置に設けられた他の一対の歪みセンサ
    と、を備えるポインティングデバイスにおいて、 前記歪みセンサは、対向する一対の電極間に設けられた
    電気抵抗体と、その抵抗値が前記スティック部材を挟ん
    で略対称となるように前記電気抵抗体にレーザ光による
    トリミング加工で形成された切り込み溝と、該切り込み
    溝の形成方向に一致するように予め列設された前記電気
    抵抗体の存在しない多数の窓部と、を有してなることを
    特徴とするポインティングデバイス。
  3. 【請求項3】 前記窓部で、前記切り込み溝の終端が納
    まっていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    ポインティングデバイス。
  4. 【請求項4】 前記歪みセンサは、前記基板上に印刷又
    は蒸着により形成され、前記窓部は、印刷又は蒸着のパ
    ターニングによって形成されることを特徴とする請求項
    1または2に記載のポインティングデバイス。
  5. 【請求項5】 キーを有する本体部の操作面の一部に、
    請求項1ないし4の何れか1項に記載のポインティング
    デバイスを搭載したことを特徴とするキーボード。
  6. 【請求項6】 キーボードを有する本体部と、その本体
    部の一端において、当該本体部に対して開閉可能に支持
    された表示部とを備えると共に、前記本体部に、請求項
    1ないし4の何れか1項に記載のポインティングデバイ
    スを搭載したことを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006515071A (ja) * 2003-01-11 2006-05-18 エレクセン・リミテッド 手動で付与された圧力を測定するためのデバイス

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