JP2001265343A - 楽音発生装置および記憶媒体 - Google Patents

楽音発生装置および記憶媒体

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JP2001265343A
JP2001265343A JP2000080395A JP2000080395A JP2001265343A JP 2001265343 A JP2001265343 A JP 2001265343A JP 2000080395 A JP2000080395 A JP 2000080395A JP 2000080395 A JP2000080395 A JP 2000080395A JP 2001265343 A JP2001265343 A JP 2001265343A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 発生中の楽音の音量レベルを正確に検出し、
この検出された音量レベルに応じて的確な楽音制御を行
うことが可能な楽音発生装置および記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 音色フィルタ部154を通過する前また
は後の波形データのいずれかは、選択部A157によっ
て選択されて、音量エンベロープを抽出するために、ピ
ーク抽出部158に供給される。音量データVOLが合
成される前または後の音量制御エンベロープのいずれか
選択部B159によって選択されて、合成部B160に
供給される。合成部B160には、ピーク抽出部158
によって抽出された音量エンベロープも供給され、合成
部B160により、両エンベロープ値が合成されて、音
源レジスタ150に書き込まれる。この合成結果が、波
形メモリ音源15から発生中の楽音の実音量レベルとし
て、CPUにより読み出され、各種楽音制御に用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波形メモリに記憶
された、音量エンベロープが時間変化する波形データを
読み出し、この波形データに基づいて楽音を発生する楽
音発生装置および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】波形メモリに記憶された波形データを読
み出し、この波形データに基づいて楽音を発生する楽音
発生装置は、従来より知られており、たとえば次のよう
なものがある。
【0003】すなわち、各音色および各周波数毎の波形
データを波形メモリに記憶し、この波形メモリから、発
生すべき楽音に対応する波形データを読み出し、読み出
された波形データの音量を、振幅エンベロープ発生器
(AEG;amplitude envelopegenerator)で発生した
音量制御エンベロープにより制御する。そして、同時に
複数の楽音を発生させるために、複数の発音チャンネル
を形成し、各発音チャンネルでの楽音発生処理を時分割
で行うようにしている。なお、楽音発生処理は、通常、
CPU制御下でのDSP(digital signal processor)
により行われる。
【0004】また、各発音チャンネルは、上述のよう
に、時分割動作しているので、発音チャンネル数を無制
限に多くすることはできず、楽音の同時発音数を有限個
に制限せざるを得ない。このため、新たな発音指示(ノ
ートオンイベント)が発生したときに、すべての発音チ
ャンネルにおいて楽音生成処理がなされていた場合、す
なわち、すべての発音チャンネルに対して発音割り当て
がなされていた場合には、いずれかの発音チャンネルを
選択し、その発音チャンネルで発音中の楽音の音量を急
速に減衰(ダンプ)させ、その発音チャンネルを新たな
楽音生成のために解放する、いわゆるトランケート処理
を行う必要がある。そして、トランケート処理を施すべ
きチャンネル(トランケートチャンネル)としては、全
発音チャンネル中、現在発音中の楽音の音量が最も小さ
いチャンネルを選択する方法が一般的である。
【0005】このように、各発音チャンネルでそれぞれ
発音中の楽音の音量を検出する必要があり、上記従来の
楽音発生装置では、上記振幅エンベロープ発生部で発生
した音量制御エンベロープの値を検出できるようになっ
ていた。
【0006】発音中の楽音の音量を検出する必要性は、
これに限らず、たとえば、ある発音チャンネルで発音中
の楽音に対応した残響音を発生させるときに、当該発音
チャンネルで発音中の楽音の音量に基づいて残響音の音
量を決定し、別の発音チャンネルで、この決定された音
量の残響音を発生させる場合や、現在発音中の楽音の音
量に基づいて、当該楽音のピッチや音色、自動演奏の演
奏テンポ、自動伴奏のパート数、付加音の数等を制御す
る場合等にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の楽
音発生装置では、発音中の楽音の音量を検出するため
に、発音中の楽音の音量そのものではなく、その音量制
御に用いている音量制御エンベロープの値を検出するよ
うにしていた、換言すると、発音中の楽音の音量を間接
的に検出するようにしていたので、発音中の楽音の音量
が音量制御エンベロープにのみ依存する場合には、音量
制御エンベロープの値は当該楽音の音量レベルに対応し
た値になるため問題は生じないが、発音中の楽音の音量
が音量制御エンベロープにのみ依存しない場合には、音
量制御エンベロープの値は当該楽音の音量レベルに対応
した値にならないため、音量制御エンベロープの値を検
出したとしても、発音中の楽音の音量を検出したことに
ならない。
【0008】特に、近年の波形メモリを備えた楽音発生
装置では、波形メモリに記憶されている波形データは、
音量エンベロープが時間変化するものを含む場合が多
い。この種の波形データとしては、最初に1度だけ読み
出すアタック部と、アタック部の読み出しに続いて繰り
返し読み出すループ部を備えたものがあり、そのうちの
アタック部は、通常、その音量エンベロープが時間変化
する。
【0009】図6は、音量エンベロープが時間変化する
波形データに基づいて発生させた楽音の推移の一例を示
す図であり、(a)は、アタック部とループ部からなる
波形データを読み出したときのアタック部Waとループ
部Wbの読み出し状態の推移を示し、(b)は、(a)
の読み出し状態における音量エンベロープの推移を示
し、(c)は、(b)の音量エンベロープを制御するた
めの音量制御エンベロープの推移を示し、(d)は、
(b)の音量エンベロープを(c)の音量制御エンベロ
ープで制御することにより発生した楽音の音量レベルの
推移を示している。
【0010】同図(b)に示すように、波形データのア
タック部Waの音量エンベロープは時間変化するため、
アタック部Waの音量レベルを制御すべき音量制御エン
ベロープとしては、同図(c)に示すように、時間変化
しない所定値が採られている。一方、波形データのルー
プ部Wbの音量エンベロープは時間変化しないため、ル
ープ部Wbの音量レベルを制御すべき音量制御エンベロ
ープとしては、時間変化する値(図示例では、線形的に
変化する値)が採られ、ノートオフが指示された後の音
量制御エンベロープも、同様に、時間変化する値(ただ
し、ダンプさせるため、ノートオフが指示される前より
も傾きが急で線形的に変化する値)が採られている。
【0011】このように音量制御エンベロープの値を制
御する結果、同図(d)に示すように、ノートオンから
ノートオフに亘って、自然な楽音が発生するようにして
いる。
【0012】すなわち、図6のように、音量エンベロー
プが時間変化する波形データに対しては、その波形デー
タに付与すべき音量制御エンベロープを検出しただけで
は、当該発音中の楽音の実際の音量レベルを検出したこ
とにならないので、このような場合には、その後の音量
レベルを用いた各種制御に支障をきたすことがある。た
とえば、上記トランケートチャンネルを決定するとき
に、各発音チャンネル間で発生されている各楽音を、当
該各楽音の実際の音量レベルに基づいて比較できないた
め、大きな音量レベルで発音中の発音チャンネルを、実
際にはそれより小さな音量レベルで発音中の発音チャン
ネルより先にトランケートしてしまうことがあった。ま
た、トランケート処理以外の、音量レベルに応じた制御
処理においても、各発音チャンネルそれぞれで発生中の
各楽音の実際の音量レベルを検出できないために、適切
な楽音制御を行えないこともあった。
【0013】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、波形メモリに記憶された、音量エンベロープが
時間変化する波形データを読み出し、この波形データに
基づいて楽音を発生する場合に、発生中の楽音の音量レ
ベルを正確に検出し、この検出された音量レベルに応じ
て的確な楽音制御を行うことが可能な楽音発生装置およ
び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の楽音発生装置は、音量エンベロー
プが時間変化する複数の波形データを記憶する波形デー
タ記憶手段と、該記憶された複数の波形データから目的
の波形データを読み出す読み出し手段と、該読み出され
た波形データの音量を制御するための音量制御エンベロ
ープを発生するエンベロープ発生手段と、該発生された
音量制御エンベロープに基づいて、前記読み出された波
形データの音量を制御する音量制御手段と、該音量の制
御された波形データに基づいて、楽音を発生する楽音発
生手段と、前記読み出された波形データの音量エンベロ
ープを抽出する抽出手段と、該抽出された音量エンベロ
ープおよび前記発生された音量制御エンベロープに基づ
いて、当該発生中の楽音の音量レベルを検出する検出手
段と、該検出された音量レベルに基づいて、当該発生中
の楽音に関連する制御を行う楽音制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0015】ここで、波形データの読み出し方法として
は、たとえば、波形データをサンプリングしたときの周
波数と波形データを読み出すときの周波数とが必ずしも
一致しないようにした場合には、整数部と小数部とを含
む実数アドレスを発生させ、波形メモリ中、発生したア
ドレスの整数部が示す位置の波形データと、その隣接す
る所定数の波形データを読み出し、これら読み出された
波形データを、発生したアドレスの小数部に基づいて、
所定の補間方法で補間する方法がある。この事情は、以
下、請求項が変わっても同様である。
【0016】また、請求項2に記載の楽音発生装置は、
音量エンベロープが時間変化する複数の波形データを記
憶する波形データ記憶手段と、新たな楽音の発生を指示
する指示手段と、該新たな楽音の発生が指示されたとき
に、形成された複数の発音チャンネルからいずれかを選
択して発音割り当てを行う割り当て手段と、該割り当て
手段によって割り当てられた各発音チャンネルにおい
て、前記指示手段により、それぞれ指示された楽音に対
応する各波形データを読み出す読み出し手段と、該読み
出された各波形データの音量を、当該各発音チャンネル
毎に制御するための各音量制御エンベロープを発生する
エンベロープ発生手段と、該発生された各音量制御エン
ベロープに基づいて、前記読み出された各波形データの
音量を、当該各発音チャンネル毎に制御する音量制御手
段と、該音量の制御された各波形データに基づいて、当
該各発音チャンネル毎に楽音を発生する楽音発生手段
と、前記読み出された各波形データの音量エンベロープ
を、当該各発音チャンネル毎に抽出する抽出手段と、該
抽出された各音量エンベロープおよび前記発生された各
音量制御エンベロープに基づいて、当該各発音チャンネ
ルにおいてそれぞれ発生中の各楽音の音量レベルを検出
する検出手段とを有し、前記割り当て手段は、前記新た
な楽音の発生が指示されたときに、前記複数の発音チャ
ンネルがすべて発音割り当てされている場合には、前記
各発音チャンネルにおいてそれぞれ検出された各楽音の
音量レベルに基づいて、トランケートすべき発音チャン
ネルを選定し、該選定された発音チャンネルに対して発
音割り当てを行うことを特徴とする。
【0017】好ましくは、前記割り当て手段は、前記ト
ランケートすべき発音チャンネルを選定するときに、前
記複数の発音チャンネルから、所定の条件を満たす発音
チャンネルを選択し、該選択された各発音チャンネルに
おいて、前記検出手段によりそれぞれ検出された各楽音
の音量レベルに基づいて、トランケートすべき発音チャ
ンネルを選定し、該選定された発音チャンネルに対して
発音割り当てを行うことを特徴とする(請求項3)。
【0018】ここで、所定の条件としては、たとえば、
「所定のパートの楽音を発生中の発音チャンネル」、
「所定の音域の楽音を発生中の発音チャンネル」、「所
定の音色グループの楽音を発生中の発音チャンネル」等
を挙げることができる。そして、「所定のパートの楽音
を発生中の発音チャンネル」という条件を採用した場合
には、さらに具体的な条件として、「1つ以上の発音チ
ャンネルに発音割り当てがされているパートであって、
かつ、楽音を発生させる優先度の低いパート」や、「各
パート毎に発音割り当て予約チャンネル数を決定してお
き、現在発音割り当てされている発音チャンネル数が、
その予約チャンネル数を最も多く超えているパート」等
を挙げることができる。この事情は、以下、請求項が変
わっても同様である。
【0019】上記目的を達成するため、請求項4に記載
の記憶媒体は、音量エンベロープが時間変化する複数の
波形データを記憶する波形データ記憶手段から目的の波
形データを読み出す読み出しモジュールと、該読み出さ
れた波形データの音量を制御するための音量制御エンベ
ロープを発生するエンベロープ発生モジュールと、該発
生された音量制御エンベロープに基づいて、前記読み出
された波形データの音量を制御する音量制御モジュール
と、該音量の制御された波形データに基づいて、楽音を
発生する楽音発生モジュールと、前記読み出された波形
データの音量エンベロープを抽出する抽出モジュール
と、該抽出された音量エンベロープおよび前記発生され
た音量制御エンベロープに基づいて、当該発生中の楽音
の音量レベルを検出する検出モジュールと、該検出され
た音量レベルに基づいて、当該発生中の楽音に関連する
制御を行う楽音制御モジュールとを含むことを特徴とす
る。
【0020】また、請求項5に記載の記憶媒体は、音量
エンベロープが時間変化する複数の波形データを記憶手
段に記憶する記憶モジュールと、指示手段によって新た
な楽音の発生が指示されたときに、形成された複数の発
音チャンネルからいずれかを選択して発音割り当てを行
う割り当てモジュールと、該割り当てモジュールで割り
当てられた各発音チャンネルにおいて、前記指示手段に
より、それぞれ指示された楽音に対応する各波形データ
を読み出す読み出しモジュールと、該読み出された各波
形データの音量を、当該各発音チャンネル毎に制御する
ための各音量制御エンベロープを発生するエンベロープ
発生モジュールと、該発生された各音量制御エンベロー
プに基づいて、前記読み出された各波形データの音量
を、当該各発音チャンネル毎に制御する音量制御モジュ
ールと、該音量の制御された各波形データに基づいて、
当該各発音チャンネル毎に楽音を発生する楽音発生モジ
ュールと、前記読み出された各波形データの音量エンベ
ロープを、当該各発音チャンネル毎に抽出する抽出モジ
ュールと、該抽出された各音量エンベロープおよび前記
発生された各音量制御エンベロープに基づいて、当該各
発音チャンネルにおいてそれぞれ発生中の各楽音の音量
レベルを検出する検出モジュールとを含み、前記割り当
てモジュールでは、前記新たな楽音の発生が指示された
ときに、前記複数の発音チャンネルがすべて発音割り当
てされている場合には、前記各発音チャンネルにおいて
それぞれ検出された各楽音の音量レベルに基づいて、ト
ランケートすべき発音チャンネルを選定し、該選定され
た発音チャンネルに対して発音割り当てを行うことを特
徴とする。
【0021】好ましくは、前記割り当てモジュールで
は、前記トランケートすべき発音チャンネルを選定する
ときに、前記複数の発音チャンネルから、所定の条件を
満たす発音チャンネルを選択し、該選択された各発音チ
ャンネルにおいて、前記検出手段によりそれぞれ検出さ
れた各楽音の音量レベルに基づいて、トランケートすべ
き発音チャンネルを選定し、該選定された発音チャンネ
ルに対して発音割り当てを行うことを特徴とする(請求
項6)。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態に係る楽音
発生装置の概略構成を示すブロック図である。
【0024】同図に示すように、本実施の形態の楽音発
生装置は、音高情報を入力するための鍵盤1と、各種情
報を入力するための複数の操作子を備えたパネル操作子
2と、鍵盤1の各鍵の押鍵状態を検出する押鍵検出回路
3と、パネル操作子2の各操作子の操作状態を検出する
操作子検出回路4と、装置全体の制御を司るCPU5
と、該CPU5が実行する制御プログラムや、各種テー
ブルデータ等を記憶するROM6と、演奏データ、各種
入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM7
と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を
計時するタイマ8と、各種情報等を表示する、たとえば
液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(L
ED)等を備えたパネル表示器9と、記憶媒体であるフ
ロッピディスク(FD)20をドライブするフロッピデ
ィスクドライブ(FDD)10と、前記制御プログラム
を含む各種アプリケーションプログラムや各種データ等
を記憶するハードディスク(図示せず)をドライブする
ハードディスクドライブ(HDD)11と、前記制御プ
ログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種
データ等を記憶するコンパクトディスク−リード・オン
リ・メモリ(CD−ROM)21をドライブするCD−
ROMドライブ(CD−ROMD)12と、外部からの
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)信
号を入力したり、MIDI信号を外部に出力したりする
MIDIインターフェース(I/F)13と、通信ネッ
トワーク101を介して、たとえばサーバコンピュータ
102とデータの送受信を行う通信インターフェース
(I/F)14と、各音色および各周波数毎の波形デー
タを記憶した波形メモリを備え、鍵盤1から入力された
演奏データや予め設定された演奏データ等に基づいて、
波形メモリから波形データを読み出し、この波形データ
を加工することにより、デジタル楽音信号を生成する波
形メモリ音源15と、該波形メモリ音源15からのデジ
タル楽音信号をアナログ楽音信号に変換するDAC(Di
gital-to-Analog Converter)16と、該DAC16か
らのアナログ楽音信号を音響に変換する、たとえばアン
プやスピーカ等からなるサウンドシステム17とにより
構成されている。
【0025】上記構成要素3〜16は、バス18を介し
て相互に接続され、CPU5にはタイマ8が接続され、
MIDII/F13には他のMIDI機器100が接続
され、通信I/F14には通信ネットワーク101が接
続され、波形メモリ音源15にはDAC16が接続さ
れ、DAC16にはサウンドシステム17が接続されて
いる。
【0026】HDD11のハードディスクには、前述の
ように、CPU5が実行する制御プログラムも記憶で
き、ROM6に制御プログラムが記憶されていない場合
には、このハードディスクに制御プログラムを記憶させ
ておき、それをRAM7に読み込むことにより、ROM
6に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作を
CPU5にさせることができる。このようにすると、制
御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行え
る。
【0027】CD−ROMドライブ12のCD−ROM
21から読み出された制御プログラムや各種データは、
HDD11内のハードディスクにストアされる。これに
より、制御プログラムの新規インストールやバージョン
アップ等が容易に行える。なお、このCD−ROMドラ
イブ12以外にも、外部記憶装置として、光磁気ディス
ク(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用するた
めの装置を設けるようにしてもよい。
【0028】MIDII/F13は、専用のものに限ら
ず、RS−232CやUSB(ユニバーサル・シリアル
・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー139
4)等の汎用のインターフェースより構成してもよい。
この場合、MIDIメッセージ以外のデータをも同時に
送受信してもよい。
【0029】通信I/F14は、上述のように、たとえ
ばLAN(Local Area Network)やインターネット、電
話回線等の通信ネットワーク101に接続されており、
該通信ネットワーク101を介して、サーバコンピュー
タ102に接続される。HDD11内のハードディスク
に上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていな
い場合には、通信I/F14は、サーバコンピュータ1
02からプログラムやパラメータをダウンロードするた
めに用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本
実施の形態では、楽音発生装置)は、通信I/F14お
よび通信ネットワーク101を介してサーバコンピュー
タ102へとプログラムやパラメータのダウンロードを
要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータ10
2は、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパ
ラメータを、通信ネットワーク101を介してコンピュ
ータへと配信し、コンピュータが通信I/F14を介し
て、これらプログラムやパラメータを受信してHDD1
1内のハードディスクに蓄積することにより、ダウンロ
ードが完了する。
【0030】この他、外部コンピュータ等との間で直接
データのやりとりを行うためのインターフェースを備え
てもよい。
【0031】なお、本実施の形態の楽音発生装置は、上
述の構成から分かるように、汎用的なパーソナルコンピ
ュータ上に構築されたものであるが、これに限らず、本
発明を実施できる最小限要素のみから構成した専用装置
上に構築してもよい。
【0032】図2は、波形メモリ音源15の詳細な構成
を示すブロック図である。同図には、バス18も図示さ
れており、波形メモリ音源15とバス18とは、音源レ
ジスタ150を介して接続されている。CPU5は、バ
ス18を介して、音源レジスタ150に各種情報を書き
込むことで、波形メモリ音源15に対する楽音制御を行
う。なお、波形メモリ音源15は、複数の発音チャンネ
ルを形成し、該各発音チャンネルでの楽音発生処理を時
分割で行うようにして、同時に複数の楽音を発生するよ
うに構成されている。つまり、図2に示される各ブロッ
クは、機能毎に1つのブロックで表されているが、それ
ぞれ時分割で複数ブロック分の動作を行っている。特
に、各発音チャンネルの楽音発生処理に関わる151〜
155,161,162の各ブロック、および、音量レ
ベル検出に関わる157〜160の各ブロックは、それ
ぞれ発音チャンネル数分の動作を時分割で行っている。
以下に述べる各ブロックの説明では、その時分割チャン
ネル動作の中の1つのチャンネルに注目して説明を行っ
ている。
【0033】音源レジスタ150には、アドレス発生部
151、音色フィルタ部154、AEG(振幅エンベロ
ープ発生器)部161および合成部A162に供給され
るデータ(各発音チャンネルで生成する楽音を制御する
ためのデータ)を記憶する領域、混合&エフェクト処理
部156に供給されるデータを記憶する領域、選択部A
157および選択部B159等に供給されるデータ(セ
レクトデータ)を記憶する領域が設けられ、CPU5
は、バス18を介して、これら各領域にデータを書き込
むことができるように構成されている。
【0034】また、音源レジスタ150には、各発音チ
ャンネル毎に、該各発音チャンネルでそれぞれ生成中の
各楽音の音量レベルを示すデータを記憶する領域も設け
られ、CPU5は、この領域に記憶されているデータを
読み出すことができるように構成されている。ただし、
CPU5は、音量レベル等のデータを読み出すに先立っ
て、その読み出し動作を制御するためのデータ、具体的
には、読み出したい発音チャンネルを示すデータや選択
部A157および選択部B159の各状態を決定するた
めのデータ等を、音源レジスタ150の所定領域に書き
込んでおく必要がある。すなわち、この所定領域に目的
のデータを書き込むと、これに対応する音量レベルを示
すデータが、対応する領域に格納され、CPU5は、こ
の格納された音量レベルを読み出すことができる。
【0035】音源レジスタ150は、CPU5によって
書き込まれた、当該発音チャンネルの楽音制御のための
情報をアドレス発生部151に供給し、アドレス発生部
151は、この情報に基づいて、波形メモリ152から
読み出すべき波形データのアドレスを発生する。本実施
の形態では、波形データをサンプリングしたときの周波
数と波形データを読み出すときの周波数とが必ずしも一
致しないように構成されているため、発生するアドレス
は、通常、サンプリングされていない音高の波形デー
タ、すなわち、波形メモリ152に記憶されていない波
形データを指示する。換言すると、発生するアドレス
は、整数部と小数部を含む実数値となる。そして、アド
レス発生部151は、発生したアドレス値の整数部を波
形メモリ152に供給し、小数部をサンプル間補間部1
53に供給する。
【0036】波形メモリ152からは、供給されたアド
レス値の整数部により示される波形データと、その次に
位置する波形データの2つの波形データが読み出され
て、サンプル間補間部153に供給される。サンプル間
補間部153は、この2つの波形データを、前記供給さ
れたアドレス値の小数部に応じて、たとえば線形補間す
ることにより、発生されたアドレス値(実数値)に相当
する波形データを生成する。なお、本実施の形態では、
隣接する2つの波形データを用いて線形補間することに
より、目的の波形データを生成するようにしたが、用い
る波形データの数は、2つに限らず、3つ以上であって
もよいし、補間方法も線形補間に限らず、たとえばラグ
ランジュ補間等の非線形補間であってもよい。サンプル
間補間部153は、補間により生成した波形データを音
色フィルタ部154および選択部A157に供給する。
【0037】音色フィルタ部154は、前記音源レジス
タ150から供給された、当該発音チャンネルの楽音制
御のための情報に基づいて、サンプル間補間部153か
ら供給された波形データをフィルタリングした後、音量
制御部155および前記選択部A157に供給する。音
量制御部155は、合成部A162から出力される合成
出力(合成後の音量制御エンベロープ)に応じて、フィ
ルタリング後の波形データの音量エンベロープを制御
し、混合&エフェクト処理部156に供給する。混合&
エフェクト処理部156は、前記音源レジスタ150か
ら供給された楽音制御のための情報に基づいて、音量エ
ンベロープが制御された(各発音チャンネル毎の)波形
データ混合処理およびエフェクト処理を行い(楽音制御
情報によっては、効果を付与しない場合もある)、各発
音チャンネル毎の波形データを複数の系列で混合すると
ともに、混合後の波形データに、前記楽音制御情報に基
づいて、当該系列毎に効果を付与して、前記DAC16
に出力する。
【0038】選択部A157は、サンプル間補間部15
3および音色フィルタ部154からそれぞれ供給された
波形データのいずれかを選択して、当該波形データの音
量エンベロープを抽出するために、ピーク抽出部158
に供給する。ここで、いずれの波形データを選択するか
を示すセレクトデータは、前述のように、音源レジスタ
150に設けられた領域に書き込まれており、選択部A
157は、このセレクトデータによって示される波形デ
ータを選択して、ピーク抽出部158に出力する。
【0039】前述のように、波形メモリ152から読み
出された波形データは、音色フィルタ部154によって
フィルタリングされた後に、音量制御部155によって
音量制御エンベロープに応じた音量制御が行われる。こ
こで、音色フィルタ部154によって波形データをフィ
ルタリングしたときに、その波形データの主要な周波数
成分の一部または全部が、音色フィルタ部154の周波
数特性における減衰量が大きい周波数帯域に入ることが
あり、この場合には、当該周波数成分の一部または全部
がカットされることになる。これにより、その波形デー
タによって生成される楽音全体としての音量レベルが減
少する。すなわち、当該楽音の実際の音量レベル(実音
量レベル)は、音色フィルタ部154によるフィルタリ
ング後の波形データに、さらに音量制御エンベロープに
応じた音量制御を施したものによって生成される楽音の
音量レベルである。したがって、この場合には、音色フ
ィルタ部154から出力された波形データの音量エンベ
ロープを抽出することにより、その楽音の実音量レベル
を取得することができる。
【0040】一方、音色フィルタ部154に供給される
前の波形データの音量エンベロープを抽出することによ
り、音色フィルタ部154のフィルタ特性に左右されな
い音量エンベロープを抽出することができる。たとえ
ば、前記パネル操作子2の操作に応じて、音色フィルタ
部154のカットオフ周波数が一時的に変更された後に
再び元に戻された場合には、フィルタリング後の波形デ
ータの音量レベルが一時的に減少した後に再び元に戻る
ことがある。このときに、フィルタリング後の波形デー
タの音量エンベロープを抽出し、この抽出結果に基づい
てトランケートを行うと、一時的に音量レベルが低下し
再び元に戻る楽音を発生中の発音チャンネルをトランケ
ートしてしまう可能性がある。したがって、この場合に
は、音色フィルタ部154に供給される前の波形データ
の音量エンベロープを抽出することにより、音色フィル
タ部154によって一時的に音量レベルが低下している
楽音をトランケートしないようにすることができる。
【0041】図3は、ピーク抽出部158の詳細な構成
を示すブロック図であり、同図に示すように、ピーク抽
出部158は、絶対値化部170、ラッチ部A171、
ラッチ部B172および比較部173によって構成され
ている。
【0042】選択部A157から供給された波形データ
は、絶対値化部170に入力され、絶対値化部170
は、この入力された波形データを絶対値化した後に、ラ
ッチ部A171および比較部173に供給する。
【0043】ラッチ部A171は、ラッチした波形デー
タ(絶対値)をラッチ部B172および比較部173に
供給する。比較部173は、絶対値化部170からの波
形データと、ラッチ部A171からの波形データとを比
較し、絶対値化部170からの波形データの値がラッチ
部A171からの波形データの値より大きくなったとき
に、ラッチ部A171に対して、絶対値化部170から
の波形データをラッチするように指示する。ラッチ部A
171は、この指示に応じて、絶対値化部170からの
波形データをラッチする。
【0044】ラッチ部A171およびラッチ部B172
には、所定周期のタイミング信号(パルス信号)φが供
給されており、たとえばその立ち上がりで、ラッチ部A
171にラッチされている波形データがラッチ部B17
2にラッチされるとともに、ラッチ部A171にラッチ
されている値がゼロクリアされる。そして、ラッチ部B
172にラッチされた値が、後述する合成部B160に
出力される。ここで、タイミング信号φの周期は、入力
される波形データの基本波の周期より長い周期(たとえ
ば、数Hz〜数十Hz)に設定されている。
【0045】なお、ピーク抽出部158も、各発音チャ
ンネルに対応して時分割動作をしている。具体的には、
ラッチ部A171およびラッチ部B172は、それぞ
れ、全発音チャンネル分の記憶領域を備え、検出中のピ
ーク値と、検出されたピーク値を保持している。
【0046】図2に戻り、ピーク抽出部158によって
検出された波形データの音量エンベロープは、合成部B
160に供給される。合成部B160には、選択部B1
59からの出力、すなわち、AEG部161からの出力
および合成部A162からの出力のうち、選択されたい
ずれか一方の出力が供給される。
【0047】AEG部161は、前記音源レジスタ15
0から供給された、当該発音チャンネルの楽音制御のた
めの情報に基づいて、音量制御エンベロープを生成し、
この音量制御エンベロープを選択部B159および合成
部A162に供給する。合成部A162は、前記音源レ
ジスタ150から供給された楽音制御のための情報、具
体的には音量データVOLに基づいて、音量制御エンベ
ロープを合成する。そして、この合成後の音量制御エン
ベロープを選択部B159および音量制御部155に出
力する。
【0048】選択部B159は、選択部A157と同様
にして、いずれの波形データを選択するかを示すセレク
トデータ(音源レジスタ150に設けられた領域に書き
込まれたデータ)によって示される音量制御エンベロー
プ、すなわち、AEG部161が発生した音量制御エン
ベロープそのもの、または、この音量制御エンベロープ
と音量データVOLを合成した合成後の音量制御エンベ
ロープのいずれかを選択して、合成部B160に出力す
る。
【0049】前述のように、波形メモリ音源15で発生
される楽音の音量レベルは、音量制御部155により、
合成部A162から出力された、合成後の音量制御エン
ベロープに基づいて制御されるため、この合成後の音量
制御エンベロープを検出することで、当該楽音の実音量
レベルを取得することができる(ただし、波形データが
持つ音量エンベロープも時間変化しているため、該音量
制御エンベロープは、波形メモリ音源15の当該発音チ
ャンネルで発生される楽音の音量レベルそのものではな
い)。
【0050】しかし、前記パネル操作子2の操作に応じ
て、音量データVOLの値が一時的に絞られる場合があ
り、このような場合に、合成後の音量制御エンベロープ
を検出したのでは、当該発音チャンネルで発生する楽音
の実質的な音量レベル(または、一時的ではない音量レ
ベル)を正確に取得しているとは言い得ない。
【0051】このため、選択部B159は、合成部A1
62による合成前後の音量制御エンベロープのうち、い
ずれかの音量制御エンベロープを選択するようにしてい
る。
【0052】合成部B160は、ピーク抽出部158か
ら出力された音量エンベロープと、選択部B159から
出力された音量制御エンベロープとを合成し、合成後の
エンベロープを、音源レジスタ150の所定位置に確保
されたエンベロープ記憶領域に書き込む。このように、
音量エンベロープと音量制御エンベロープとを合成した
ものを、最終的な音量レベルとして検出するようにした
のは、当該楽音の実音量レベルは両エンベロープによっ
て決定されるため、その実音量レベルを正確に求めるよ
うにしたからである。ここで、合成の方法は、音量エン
ベロープおよび音量制御エンベロープがともにデシベル
(dB)値で表されているときには、単なる加算演算に
相当し、音量エンベロープおよび音量制御エンベロープ
がともに実値で表されているときには、乗算演算に相当
する。
【0053】ここで、AEG部16が発生する音量制御
エンベロープ、および、合成部B160から出力される
音量制御エンベロープは、ともにデシベル値である場合
が多い。そのため、ピーク抽出部158の絶対値化部1
70またはラッチ部B172の内部に実値からデシベル
値に変換する変換手段を設け、ピーク抽出部158から
出力される波形データの音量エンベロープがデシベル値
となるようにすると好都合である。この変換手段が行う
具体的な変換方法としては、波形データの実値の上位の
符号と同じ値の連続するビット数をカウントしてその数
に応じたデシベル値を生成する方法や、波形データの実
値で、実値からデシベル値に変換するテーブルを参照し
て、対応するデシベル値を得る方法や、その他、演算式
を用いる方法等がある。
【0054】CPU5は、このようにして合成され、エ
ンベロープ記憶領域に書き込まれたエンベロープ値を読
み出し、このエンベロープ値に応じて、チャンネルトラ
ンケート等の制御を行う。
【0055】なお、本実施の形態では、音量エンベロー
プおよび音量制御エンベロープの合成結果を音源レジス
タ150のエンベロープ記憶領域に書き込むようにして
いるが、これに限らず、図2中、波線で示すように、ピ
ーク抽出部158から出力された音量エンベロープをそ
のまま、音源レジスタ150の所定位置に確保された音
量エンベロープ記憶領域に書き込むとともに、選択部B
159から出力された音量制御エンベロープをそのま
ま、音源レジスタ150の所定位置に確保された音量制
御エンベロープ記憶領域に書き込み、CPU5は、音量
エンベロープ記憶領域および音量制御エンベロープ記憶
領域に書き込まれた各値をそれぞれ読み出した後、自ら
合成し、その合成結果を各種制御に使用するようにして
もよい。
【0056】また、本実施の形態では、波形メモリ音源
15は、波形メモリ152を外部メモリとするDSPに
よって構成しているため、図2中、波形メモリ152お
よび一部のブロック(音源レジスタ150等)を除いた
各ブロックの機能は、マイクロプログラムの実行による
ソフトウェアで実現されている。もちろん、これに限ら
ず、すべてハードウェアにより波形メモリ音源を実現す
るようにしてもよい。
【0057】以上のように構成された楽音発生装置が実
行する制御処理を、図4および図5を参照して説明す
る。
【0058】図4は、本実施の形態の楽音発生装置にお
いて、楽音の発生開始を指示するイベント(ノートオン
イベント)が発生したときに、CPU5が実行するノー
トオンイベント処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0059】同図において、まず、発生されたノートオ
ンイベントから、そのパート番号、ノート番号およびベ
ロシティ値を検出し、各検出値を、前記RAM7の所定
位置に確保された領域PT,NN,VLにそれぞれ格納
する(ステップS1)。
【0060】次に、全発音チャンネルから、発音割り当
てされていない空きチャンネル(ch)を検出し、その
結果、空きチャンネルが検出されたときには、その空き
チャンネルのチャンネル番号を、RAM7の所定位置に
確保された領域AS(その内容を、以下、「ASch」
という)に格納する一方、空きチャンネルが検出されな
いときには、トランケートチャンネルを決定し、その決
定されたチャンネルのチャンネル番号を上記領域ASに
格納するトランケートチャンネル決定処理サブルーチン
を実行した(ステップS5)後に、ASchで発生中の
楽音に対する急速減衰処理(ダンプ処理)を実行する
(ステップS6)。
【0061】ここで、空きチャンネルとは、波形メモリ
音源15の複数の発音チャンネルのうち、CPU5が、
「楽音生成に使用されていない発音チャンネル」として
認定した発音チャンネルをいう。CPU5は、発音チャ
ンネルに対するノートオフから充分な時間が経過したと
き、または、発音チャンネルで生成される楽音の音量レ
ベルが十分に小さいことが検出されたとき、等に上記認
定を行う。このステップS4またはS5,S6の処理に
より、波形メモリ音源15のASchが、当該ノートオ
ンイベントに応じた新規の楽音を発生するための発音チ
ャンネルとして確保されたことになる。
【0062】図5は、上記ステップS5のトランケート
チャンネル決定処理サブルーチンの詳細な手順を示すフ
ローチャートである。
【0063】同図において、まず、全パートの中から、
トランケートチャンネルをサーチするパート範囲、すな
わちサーチ対象パートptを決定する(ステップS1
1)。ここで、サーチ対象パートptの決定方法として
は、たとえば、「1つ以上の発音チャンネルに発音割り
当てがされているパートであって、かつ、楽音を発生さ
せる優先度の低いパート」や、「各パート毎に発音割り
当て予約チャンネル数を決定しておき、現在発音割り当
てされている発音チャンネル数が、その予約チャンネル
数を最も多く超えているパート」等を挙げることができ
る。
【0064】なお、サーチ範囲の規制の方法は、上記パ
ート単位に限る必要はなく、たとえば、音域単位、音色
グループ単位等であってもよい。
【0065】また、トランケートチャンネルのサーチ範
囲を規制するようにしたのは、これにより、トランケー
トチャンネルの決定が高速化されるからである。したが
って、CPU5として、トランケートチャンネルの決定
を高速化する意味がないほど十分高速な演算速度のもの
を採用した場合には、トランケートチャンネルのサーチ
範囲を規制しないようにしてもよい。
【0066】次に、決定されたパートptで発音中の発
音チャンネルを、前記音源レジスタ150の、各発音チ
ャンネル毎に設けられた領域に記憶されているパート番
号PT(後述するステップS7参照)に基づいて、全発
音チャンネルから検出し(ステップS12)、この検出
された発音チャンネル(通常、複数個検出される)の各
チャンネルでそれぞれ発音中の楽音の音量レベルを、前
記エンベロープ記憶領域中、当該各チャンネルに対応す
る領域から読み出して取得する(ステップS13)。
【0067】そして、取得された音量レベル(エンベロ
ープ値)中、音量レベルが最小の発音チャンネルを検出
して、トランケートチャンネルに決定し(ステップS1
4)、この決定されたトランケートチャンネルのチャン
ネル番号を前記領域ASに格納した(ステップS15)
後に、本トランケートチャンネル決定処理を終了する。
【0068】図4に戻り、ステップS7では、音源レジ
スタ150に、各発音チャンネル毎に設けられた記憶領
域であって、該各発音チャンネルでそれぞれ生成する楽
音を制御するためのデータを記憶する領域中、ASch
に対応する領域に、前記パート番号PT、ノート番号N
Nおよびベロシティ値VLに応じた楽音を生成するため
の各種パラメータを書き込む。
【0069】続くステップS8では、上記ASchに対
応する領域に、発音開始を指示する情報を書き込んだ後
に、本ノートオンイベント処理を終了する。
【0070】本ノートオンイベント処理により、波形メ
モリ音源15に対する当該ノートオンイベントに応じた
新規の楽音の発音指示がなされ、当該発音指示に応じた
楽音の生成は、専ら波形メモリ音源15が行う。
【0071】なお、本実施の形態では、音色フィルタ部
154の直前または直後の波形データの音量エンベロー
プを抽出するようにしたが、これに代えて、音量制御部
155が出力する波形データの音量エンベロープを抽出
するようにしてもよい。または、サンプル間補間部15
3の直前の波形データの音量エンベロープを抽出するよ
うにしてもよい。
【0072】また、本実施の形態では、音色フィルタ部
154の直前または直後の波形データのいずれかの音量
エンベロープを抽出するようにしたが、これに限らず、
その両方の音量エンベロープを抽出して、波形メモリ音
源15の制御を行うようにしてもよい。または、サンプ
ル間補間部153の直前、音色フィルタ部154の直
前、音色フィルタ部154の直後、音量制御部155の
直後のいずれか2個所以上の波形データの音量エンベロ
ープを抽出して、波形メモリ音源15の制御を行うよう
にしてもよい。
【0073】ここで、サンプル間補間部153の直前お
よび音色フィルタ部154の直前の波形データは、波形
メモリ152から読み出されたままの波形データであ
り、音色フィルタ部154の直後および音量制御部15
5の直後の波形データは、波形メモリ152から読み出
された波形データが加工された後の波形データである。
その両者の音量エンベロープを用いれば、入力する演奏
データに応じた波形メモリ音源15の制御をより適切に
行うことができる。
【0074】このように、本実施の形態では、各発音チ
ャンネル毎に、当該各チャンネルで発生中の楽音の音量
レベルを正確に検出するようにしたので、音量レベルに
応じた楽音制御を的確に行うことができる。
【0075】なお、上述した実施の形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは
装置のコンピュータ(またはCPU5やMPU)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行するこ
とによっても、本発明の目的が達成されることは言うま
でもない。
【0076】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することに
なり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発
明を構成することになる。
【0077】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、たとえば、前記フロッピー(登録商標)デ
ィスク20、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM21、CD−R、磁気テープ、不揮
発性のメモリカード、ROM6などを用いることができ
る。また、他のMIDI機器100や通信ネットワーク
101を介してサーバコンピュータ102からプログラ
ムコードが供給されるようにしてもよい。
【0078】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる
ことは言うまでもない。
【0079】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU5などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって上述した実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または4
に記載の発明によれば、波形メモリから読み出された波
形データの音量を制御するための音量制御エンベロープ
が発生され、前記読み出された波形データの音量エンベ
ロープが抽出され、該抽出された音量エンベロープおよ
び前記発生された音量制御エンベロープに基づいて、当
該発生中の楽音の音量レベルが検出され、該検出された
音量レベルに基づいて、当該発生中の楽音に関連する制
御が行われるので、発生中の楽音の音量レベルが正確に
検出され、この検出された音量レベルに応じて的確な楽
音制御を行うことができる。
【0081】また、請求項2または3に記載の発明によ
れば、発音割り当てされた各発音チャンネルにおいて、
指示手段により、それぞれ指示された楽音に対応する各
波形データが読み出され、該読み出された各波形データ
の音量を、当該各発音チャンネル毎に制御するための各
音量制御エンベロープが発生され、前記読み出された各
波形データの音量エンベロープが、当該各発音チャンネ
ル毎に抽出され、該抽出された各音量エンベロープおよ
び前記発生された各音量制御エンベロープに基づいて、
当該各発音チャンネルにおいてそれぞれ発生中の各楽音
の音量レベルが検出される。そして、新たな楽音の発生
が指示されたときに、前記複数の発音チャンネルがすべ
て発音割り当てされている場合には、前記各発音チャン
ネルにおいてそれぞれ検出された各楽音の音量レベルに
基づいて、トランケートすべき発音チャンネルを選定
し、該選定された発音チャンネルに対して発音割り当て
がなされるので、意図通りのチャンネルをトランケート
チャンネルとして選定することができる。
【0082】さらに、前記トランケートすべき発音チャ
ンネルを選定するときに、前記複数の発音チャンネルか
ら、所定の条件を満たす発音チャンネルが選択され、該
選択された各発音チャンネルにおいて、前記検出された
各楽音の音量レベルに基づいて、トランケートすべき発
音チャンネルが選定され、該選定された発音チャンネル
に対して発音割り当てがなされるので、トランケートチ
ャンネルの選定に要する演算処理の処理量および処理時
間を削減でき、これにより、演算処理装置として、演算
能力があまり高くなく、価格が廉価なものを採用するこ
とができ、装置全体のコストを低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る楽音発生装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の波形メモリ音源の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図2のピーク抽出部の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 図1の楽音発生装置において、楽音の発生開
始を指示するイベント(ノートオンイベント)が発生し
たときに、CPUが実行するノートオンイベント処理の
手順を示すフローチャートである。
【図5】 図4のトランケートチャンネル決定処理サブ
ルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
【図6】 音量エンベロープが時間変化する波形データ
に基づいて発生させた楽音の推移の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 鍵盤(指示手段) 5 CPU(楽音制御手段、割り当て手段) 16 DAC(楽音発生手段) 17 サウンドシステム(楽音発生手段) 151 アドレス発生部(読み出し手段) 152 波形メモリ(波形データ記憶手段) 155 音量制御部(音量制御手段) 156 混合&エフェクト処理部(楽音発生手段) 158 ピーク抽出部(抽出手段) 160 合成部B(検出手段) 161 AEG部(エンベロープ発生手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音量エンベロープが時間変化する複数の
    波形データを記憶する波形データ記憶手段と、 該記憶された複数の波形データから目的の波形データを
    読み出す読み出し手段と、 該読み出された波形データの音量を制御するための音量
    制御エンベロープを発生するエンベロープ発生手段と、 該発生された音量制御エンベロープに基づいて、前記読
    み出された波形データの音量を制御する音量制御手段
    と、 該音量の制御された波形データに基づいて、楽音を発生
    する楽音発生手段と、 前記読み出された波形データの音量エンベロープを抽出
    する抽出手段と、 該抽出された音量エンベロープおよび前記発生された音
    量制御エンベロープに基づいて、当該発生中の楽音の音
    量レベルを検出する検出手段と、 該検出された音量レベルに基づいて、当該発生中の楽音
    に関連する制御を行う楽音制御手段とを有することを特
    徴とする楽音発生装置。
  2. 【請求項2】 音量エンベロープが時間変化する複数の
    波形データを記憶する波形データ記憶手段と、 新たな楽音の発生を指示する指示手段と、 該新たな楽音の発生が指示されたときに、形成された複
    数の発音チャンネルからいずれかを選択して発音割り当
    てを行う割り当て手段と、 該割り当て手段によって割り当てられた各発音チャンネ
    ルにおいて、前記指示手段により、それぞれ指示された
    楽音に対応する各波形データを読み出す読み出し手段
    と、 該読み出された各波形データの音量を、当該各発音チャ
    ンネル毎に制御するための各音量制御エンベロープを発
    生するエンベロープ発生手段と、 該発生された各音量制御エンベロープに基づいて、前記
    読み出された各波形データの音量を、当該各発音チャン
    ネル毎に制御する音量制御手段と、 該音量の制御された各波形データに基づいて、当該各発
    音チャンネル毎に楽音を発生する楽音発生手段と、 前記読み出された各波形データの音量エンベロープを、
    当該各発音チャンネル毎に抽出する抽出手段と、 該抽出された各音量エンベロープおよび前記発生された
    各音量制御エンベロープに基づいて、当該各発音チャン
    ネルにおいてそれぞれ発生中の各楽音の音量レベルを検
    出する検出手段とを有し、 前記割り当て手段は、前記新たな楽音の発生が指示され
    たときに、前記複数の発音チャンネルがすべて発音割り
    当てされている場合には、前記各発音チャンネルにおい
    てそれぞれ検出された各楽音の音量レベルに基づいて、
    トランケートすべき発音チャンネルを選定し、該選定さ
    れた発音チャンネルに対して発音割り当てを行うことを
    特徴とする楽音発生装置。
  3. 【請求項3】 前記割り当て手段は、前記トランケート
    すべき発音チャンネルを選定するときに、前記複数の発
    音チャンネルから、所定の条件を満たす発音チャンネル
    を選択し、該選択された各発音チャンネルにおいて、前
    記検出手段によりそれぞれ検出された各楽音の音量レベ
    ルに基づいて、トランケートすべき発音チャンネルを選
    定し、該選定された発音チャンネルに対して発音割り当
    てを行うことを特徴とする請求項2に記載の楽音発生装
    置。
  4. 【請求項4】 音量エンベロープが時間変化する複数の
    波形データを記憶する波形データ記憶手段から目的の波
    形データを読み出す読み出しモジュールと、 該読み出された波形データの音量を制御するための音量
    制御エンベロープを発生するエンベロープ発生モジュー
    ルと、 該発生された音量制御エンベロープに基づいて、前記読
    み出された波形データの音量を制御する音量制御モジュ
    ールと、 該音量の制御された波形データに基づいて、楽音を発生
    する楽音発生モジュールと、 前記読み出された波形データの音量エンベロープを抽出
    する抽出モジュールと、 該抽出された音量エンベロープおよび前記発生された音
    量制御エンベロープに基づいて、当該発生中の楽音の音
    量レベルを検出する検出モジュールと、 該検出された音量レベルに基づいて、当該発生中の楽音
    に関連する制御を行う楽音制御モジュールとを含む、コ
    ンピュータが実現できるプログラムを格納した記憶媒
    体。
  5. 【請求項5】 音量エンベロープが時間変化する複数の
    波形データを記憶手段に記憶する記憶モジュールと、 指示手段によって新たな楽音の発生が指示されたとき
    に、形成された複数の発音チャンネルからいずれかを選
    択して発音割り当てを行う割り当てモジュールと、 該割り当てモジュールで割り当てられた各発音チャンネ
    ルにおいて、前記指示手段により、それぞれ指示された
    楽音に対応する各波形データを読み出す読み出しモジュ
    ールと、 該読み出された各波形データの音量を、当該各発音チャ
    ンネル毎に制御するための各音量制御エンベロープを発
    生するエンベロープ発生モジュールと、 該発生された各音量制御エンベロープに基づいて、前記
    読み出された各波形データの音量を、当該各発音チャン
    ネル毎に制御する音量制御モジュールと、 該音量の制御された各波形データに基づいて、当該各発
    音チャンネル毎に楽音を発生する楽音発生モジュール
    と、 前記読み出された各波形データの音量エンベロープを、
    当該各発音チャンネル毎に抽出する抽出モジュールと、 該抽出された各音量エンベロープおよび前記発生された
    各音量制御エンベロープに基づいて、当該各発音チャン
    ネルにおいてそれぞれ発生中の各楽音の音量レベルを検
    出する検出モジュールとを含む、コンピュータが実現で
    きるプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記割り当てモジュールでは、前記新たな楽音の発生が
    指示されたときに、前記複数の発音チャンネルがすべて
    発音割り当てされている場合には、前記各発音チャンネ
    ルにおいてそれぞれ検出された各楽音の音量レベルに基
    づいて、トランケートすべき発音チャンネルを選定し、
    該選定された発音チャンネルに対して発音割り当てを行
    うことを特徴とする記憶媒体。
  6. 【請求項6】 前記割り当てモジュールでは、前記トラ
    ンケートすべき発音チャンネルを選定するときに、前記
    複数の発音チャンネルから、所定の条件を満たす発音チ
    ャンネルを選択し、該選択された各発音チャンネルにお
    いて、前記検出手段によりそれぞれ検出された各楽音の
    音量レベルに基づいて、トランケートすべき発音チャン
    ネルを選定し、該選定された発音チャンネルに対して発
    音割り当てを行うことを特徴とする請求項5に記載の記
    憶媒体。
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