JP2001263882A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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JP2001263882A
JP2001263882A JP2000075131A JP2000075131A JP2001263882A JP 2001263882 A JP2001263882 A JP 2001263882A JP 2000075131 A JP2000075131 A JP 2000075131A JP 2000075131 A JP2000075131 A JP 2000075131A JP 2001263882 A JP2001263882 A JP 2001263882A
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JP
Japan
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refrigerant
heat exchanger
pump device
heat pump
compressor
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JP2000075131A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yabu
知宏 薮
Atsushi Yoshimi
敦史 吉見
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクション回路を備えたヒートポンプ
装置において、効率よくデフロストを行うことができる
ようにし、またデフロスト運転時に起こる暖房能力の低
下を防止する。 【解決手段】 このヒートポンプ装置の冷媒回路に、デ
フロスト運転時に冷媒を加熱するヒータ(5,16)を
設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ装置
に関し、特にインジェクション機構及びヒータを備えて
デフロスト運転が可能であるヒートポンプ装置に関する
技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平5−22319
4号公報に示されるように、冷媒を加熱するヒータを圧
縮機の吐出側の配管に設けたヒートポンプ装置が知られ
ている。このヒートポンプ装置では、冷媒の流れ方向を
逆サイクルにして行うデフロスト運転時に、冷媒を直接
加熱して室外側熱交換器の着霜部に送るようにしてお
り、それにより、デフロスト時間の短縮を図っている。
【0003】また、冷媒の流れ方向は変えずに正サイク
ルにして行うデフロスト運転時に、圧縮機から吐出され
る高温ガスの一部を室外側熱交換器に送ることにより、
着霜部の冷媒の温度を上げて、除霜するという方法も公
知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者の従
来例のように逆サイクルのデフロスト運転を行った場合
には、室内側熱交換器に暖房運転時よりも冷たい冷媒が
流れ込むことによって、この室内側熱交換器が冷やされ
てしまう。そのために暖房能力が通常時よりも低下する
という問題があった。また、上記のように室内側熱交換
器が冷やされているので、デフロスト運転終了後に暖房
運転へ復帰したときには、その立上がり性能が低下する
という問題もあった。
【0005】一方、上記後者の従来例のように正サイク
ルのデフロスト運転を行った場合には、圧縮機から室外
側熱交換器へ送られる高温の冷媒ガスに加えて、室内側
熱交換器からも低温の冷媒が室外側熱交換器へ送られて
くるために、室外側熱交換器での冷媒の温度が低下し、
デフロスト時間が長くなって室温が低下してしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主たる目的とするところは、ヒータを旨く
利用することで効率よくデフロストを行い、デフロスト
運転時に起こる暖房能力の低下を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、インジェクション回路を備えたヒ
ートポンプ装置において、デフロスト運転時に冷媒を加
熱するヒータを設けるようにした。
【0008】具体的には、請求項1の発明では、圧縮機
(1)、利用側熱交換器(3)、膨張手段(4,7)、
ガス冷媒生成手段(6)及び熱源側熱交換器(8)を閉
回路で接続してなる冷媒回路と、上記ガス冷媒生成手段
(6)で生成されたガス冷媒を上記圧縮機(1)にイン
ジェクションするインジェクション回路(11)とを備
えたヒートポンプ装置において、上記熱源側熱交換器
(8)を除霜するデフロスト運転時に圧縮機(1)から
出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するヒータ(5,1
6)が設けられているようにした。
【0009】上記の構成により、冷媒はヒータ(5,1
6)によって加熱されてその温度が高くなるので、短時
間でデフロストすることができるインジェクション回路
を備えたヒートポンプ装置とすることができる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1のヒートポ
ンプ装置において、デフロスト運転時に冷媒が熱源側熱
交換器(8)へ圧縮機(1)から送られるように構成さ
れ、ヒータ(5,16)は、上記熱源側熱交換器(8)
から出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するものとされ
ていることを特徴とする。
【0011】上記の構成により、熱源側熱交換器(8)
でのデフロストに必要な熱量をヒータ(5,16)で補
うために、圧縮機(1)から高温冷媒を熱源側熱交換器
(8)へ送って効率よくデフロストができるものとな
る。
【0012】請求項3の発明では、請求項1のヒートポ
ンプ装置において、デフロスト運転時に冷媒が利用側及
び熱源側熱交換器(8)の双方へ圧縮機(1)から送ら
れるように構成され、ヒータ(5,16)は、上記利用
側熱交換器(3)から出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加
熱するものとされていることを特徴とする。
【0013】上記の構成により、利用側熱交換器(3)
を通過して温度が低下した冷媒に対してヒータ(5,1
6)で加熱することにより、冷媒の温度を高く維持しつ
つ熱源側熱交換器(8)へ送ることができるので、デフ
ロストの効率を向上させることができる。
【0014】請求項4の発明では、請求項2のヒートポ
ンプ装置において、デフロスト運転時に利用側熱交換器
(3)へ冷媒が流れるのを禁止するようにした。
【0015】上記の構成により、暖房運転時よりも冷た
い冷媒が利用側熱交換器(3)へ流れてこないので、利
用側での温度低下を防止することができる。また、デフ
ロスト運転から暖房運転へ復帰したときの立上がり性能
を向上させることができる。
【0016】請求項5の発明では、請求項4のヒートポ
ンプ装置において、膨張手段(4,7)は、利用側熱交
換器(3)とガス冷媒生成手段(6)との間に設けられ
た第1膨張手段(4)と、ガス冷媒生成手段(6)と熱
源側熱交換器(8)との間に設けられた第2膨張手段
(7)とからなり、上記第1膨張手段(4)と熱源側熱
交換器(8)との間の冷媒回路に分岐接続され、冷媒を
圧縮機(1)へ送るための第1連通路(12)と、上記
第1連通路(12)に設けられ、デフロスト運転時にの
み開かれる第1開閉弁(13)とを備え、ヒータ(5,
16)は、上記第1連通路(12)への分岐部と熱源側
熱交換器(8)との間の冷媒回路に設けられており、上
記第1及び第2膨張手段(4,7)のうち、第1連通路
(12)への分岐部と利用側熱交換器(3)側との間に
位置する膨張手段がデフロスト運転時にのみ閉鎖される
ように構成するようにした。
【0017】上記の構成により、本発明に係るヒートポ
ンプ装置の冷媒回路を具体化することができる。
【0018】請求項6の発明では、請求項5のヒートポ
ンプ装置において、ガス冷媒生成手段は気液分離器
(6)であり、ヒータ(16)は、気液分離器(6)に
設けられていることを特徴とする。
【0019】上記の構成により、ヒータの配置とガス冷
媒生成手段(6)とを具体化することができる。
【0020】請求項7の発明では、請求項5のヒートポ
ンプ装置において、第1連通路(12)は、インジェク
ション回路(11)であるようにした。
【0021】上記の構成により、デフロスト運転時に熱
源側熱交換器(8)から圧縮機(1)へ冷媒を送るため
の専用の配管を設ける必要がないため、ヒートポンプ装
置の構造を簡単にすることができる。
【0022】請求項8の発明では、請求項5のヒートポ
ンプ装置において、第1連通路(12)は、インジェク
ション回路(11)とは異なる通路であり、インジェク
ション回路(11)にはデフロスト運転時にのみ閉鎖さ
れる第2開閉弁(15)が設けられていることを特徴と
する。
【0023】上記の構成により、本発明に係るヒートポ
ンプ装置の冷媒回路を具体化することができる。
【0024】請求項9の発明では、請求項3のヒートポ
ンプ装置において、膨張手段(4,7)は、利用側熱交
換器(3)とガス冷媒生成手段(6)との間に設けられ
た第1膨張手段(4)と、ガス冷媒生成手段(6)と熱
源側熱交換器(8)との間に設けられた第2膨張手段
(7)とからなり、上記第2膨張手段(7)と熱源側熱
交換器(8)との間の冷媒回路に分岐接続され、圧縮機
(1)に連通する第2連通路(20)と、上記第2連通
路(20)に設けられ、デフロスト運転時にのみ開かれ
る第3開閉弁(21)とを備え、ヒータ(5,16)
は、上記第2膨張手段(7)と利用側熱交換器(3)と
の間の冷媒回路に設けられており、デフロスト運転時に
第1膨張手段(4)が開かれて、第2膨張手段(7)が
閉鎖されるように構成するようにした。
【0025】上記の構成により、熱源側熱交換器(8)
へ圧縮機(1)からの高温ガスを送って除霜する冷媒回
路と、利用側熱交換器(3)へ圧縮機(1)からの高温
ガスを送って暖房運転する冷媒回路との2つの閉回路を
組むことができる。そのため、熱源側でのデフロスト運
転と、利用側での暖房運転とを同時に行うことができる
ので、デフロスト運転中の利用側の温度低下を防止する
ことができる。
【0026】請求項10の発明では、請求項1〜9のい
ずれか1つのヒートポンプ装置において、ヒータ(5,
16)は、電磁誘導加熱方式のヒータであるようにし
た。
【0027】上記の構成により、冷媒を素早く加熱する
ことができ、またヒータ(5,16)の制御性を高める
ことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、本発明の
実施形態1に係るヒートポンプ装置を示し、デフロスト
運転時の冷媒の流れと各開閉弁の状態を示している(図
中「閉」は、デフロスト運転時に各開閉弁の閉状態を、
またそれ以外は、開状態を示している。)。このヒート
ポンプ装置の冷媒回路は、図示するように、圧縮機
(1)、四路切換弁(2)、室内熱交換器(3)、第1
電子膨張弁(4)、気液分離器(6)、第2電子膨張弁
(7)、室外熱交換器(8)、及びアキュムレータ
(9)が、冷媒配管(10)により順に接続されて閉回
路となる冷媒回路に構成されている。また、気液分離器
(6)のガス出口(6a)が、インジェクション回路
(11)により圧縮機(1)のインジェクションポート
(1a)に接続されている。
【0029】すなわち、第1電子膨張弁(4)は、室内
熱交換器(3)と気液分離器(6)との間に設けられ、
第2電子膨張弁(7)は、気液分離器(6)と室外熱交
換器(8)との間に設けられている。
【0030】また、第1電子膨張弁(4)は、暖房運転
時、高圧冷媒を所定の中間圧まで減圧するように開度が
設定され、第2電子膨張弁(7)は、中間圧冷媒を所定
の低圧まで減圧するように設定されている。
【0031】なお、上記四路切換弁(2)は、4つのポ
ートの接続を切り換えることによって、暖房運転と冷房
運転とを選択的に設定できるように構成されている。
【0032】そして、本実施形態1において、インジェ
クション回路(11)とは異なる通路である第1連通路
(12)が第1電子膨張弁(4)と気液分離器(6)と
の間の冷媒回路に分岐接続されており、冷媒をアキュム
レータ(9)を介して圧縮機(1)へ送るようになされ
ている。そして、この第1連通路(12)に室外熱交換
器(8)を除霜するデフロスト運転時にのみ開かれる第
1開閉弁(13)が設けられ、インジェクション回路
(11)には同じくデフロスト運転時にのみ閉鎖される
第2開閉弁(15)が設けられている。
【0033】(5)はヒータであり、第1連通路(1
2)への分岐部(12a)と気液分離器(6)との間の
冷媒回路に設けられて、デフロスト運転時に室外熱交換
器(8)から出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するよ
うになされている。
【0034】上記ヒータ(5)には、電磁誘導加熱方式
の電気ヒータが用いられている。このヒータ(5)は、
図2に示すように、支持部材(5a)によって配管(1
0)の内部に固定された鉄心(5b)と、鉄心(5b)
の周囲に位置するように配管(10)の外周面に巻かれ
たコイル(5c)とを備えている。鉄心(5b)は、磁
性金属の棒状部材で構成され、コイル(5c)は高周波
電源(5d)に接続されている。この構成において、コ
イル(5c)に高周波電流を流すと、その回りに高周波
磁界(F)が発生して、鉄心(5b)に渦電流(C)が
発生する。このため、鉄心(5b)が瞬時に高温に加熱
され、その熱が配管(10)内を流れる冷媒に伝達され
る。なお、コイル(5c)は、断熱材(5e)によって
全体が覆われている。
【0035】次に、このように構成されたヒートポンプ
装置における冷媒の循環動作を説明する。暖房運転時に
は、まず、第1及び第2電子膨張弁(7)は所定の開度
で開かれており、インジェクション回路(11)の第2
開閉弁(15)は開かれ、第1連通路(12)の第1開
閉弁(13)閉じられている。そして、四路切換弁
(2)は圧縮機(1)から室内熱交換器(3)へ冷媒を
流して、さらに室外熱交換器(8)から圧縮機(1)へ
冷媒を流すような状態に切り換えられる。
【0036】このようにして、冷媒は、圧縮機(1)か
ら室内熱交換器(3)及び第1電子膨張弁(4)を介し
て気液分離器(6)へ送られる。そして、この気液分離
器(6)において冷媒は、液冷媒とガス冷媒とに分離さ
れ、ガス冷媒はインジェクション回路(11)を介して
圧縮機(1)へと送られる。一方液冷媒は、第2電子膨
張弁(7)、室外熱交換器(8)及びアキュムレータ
(9)を介して圧縮機(1)へと送られる。このように
して、冷媒回路に冷媒を循環させて暖房運転を行うよう
になされている。
【0037】そして、室外熱交換器(8)の冷媒配管を
除霜するデフロスト運転時には、第1及び第2電子膨張
弁(4,7)のうち、第1連通路(12)への分岐部
(12a)と室内熱交換器(3)側との間に位置する膨
張弁である第1電子膨張弁(4)を閉じる。そして、イ
ンジェクション回路(11)の第2開閉弁(15)は閉
じられ、第1開閉弁(13)は開かれる。また、四路切
換弁(2)は圧縮機(1)から室外熱交換器(8)へ冷
媒を流すような状態に切り換えられ、ヒータ(5)に通
電して冷媒を加熱するようにする。
【0038】このようにして、冷媒は、圧縮機(1)か
ら室外熱交換器(8)、第2電子膨張弁(7)及び気液
分離器(6)を介してヒータ(5)の配設されていると
ころまで送られる。ここで、冷媒はヒータ(5)の加熱
によって蒸発され、またその温度が上げられて圧縮機
(1)へと送られる。そして、高温の冷媒を室外熱交換
器(8)へ送るようにして短時間で除霜するようになさ
れている。
【0039】また、このとき室内熱交換器(3)へ冷媒
が流れるのを禁止するように第1電子膨張弁(4)は閉
じられているので、室内熱交換器(3)の内部の冷媒の
温度低下を防止する。
【0040】そのとき、室外熱交換器(8)でのデフロ
ストに必要な熱量をヒータ(5)で補うために、圧縮機
(1)から高温冷媒を室外熱交換器(8)へ送って短時
間で効率よくデフロストができるものとなる。
【0041】また、デフロスト運転時において第1電子
膨張弁(4)が閉じられることにより、暖房運転時より
も冷たい冷媒が室内熱交換器(3)へ流れてこないの
で、室内側での温度低下を防止することができる。ま
た、デフロスト運転から暖房運転へ復帰したときの立上
がり性能を向上させることができる。
【0042】そして、ヒータ(5)を電磁誘導加熱方式
のものとすることにより、冷媒を素早く加熱することが
でき、またヒータの制御性を高めることができる。
【0043】以上の構成により、冷媒はヒータ(5)に
よって加熱されてその温度が高くなるので、短時間でデ
フロストすることができるインジェクション回路を備え
たヒートポンプ装置とすることができる。
【0044】−変形例1− 図3は、実施形態1の変形例1を示し(尚、以下の各変
形例では、図1と同じ部分については同じ符号を付して
その詳細な説明は省略する)、実施形態1の冷媒回路に
おいて、第1連通路(12)をインジェクション回路
(11)に連通させたものである。
【0045】すなわち、実施形態1では、第1連通路
(12)は、冷媒を第1電子膨張弁(4)と気液分離器
(6)との間の分岐部(12a)からアキュムレータ
(9)を介して圧縮機(1)へ送るようになされている
のに対し、分岐部(12a)からインジェクション回路
(11)の第2開閉弁(15)の配設されている位置よ
りも圧縮機(1)側部分へ送るようになされている。
【0046】また、この変形例1におけるヒートポンプ
装置の作動は上記実施形態1と同様であり、室内熱交換
器(3)へ冷媒が流れないようにしてデフロスト運転が
行われる。
【0047】−変形例2− 図4は、実施形態1の変形例2を示し、実施形態1の冷
媒回路において、第1連通路(12)がインジェクショ
ン回路(11)であるようにしたものである。
【0048】すなわち、気液分離器(6)のガス出口
(6a)と、圧縮機(1)のインジェクションポート
(1a)とを接続するインジェクション回路(11)
が、実施形態1における第1連通路(12)を兼ねてお
り、またインジェクション回路(11)に設けられてい
る第2開閉弁(15)が実施形態1における第1開閉弁
(13)を兼ねている。
【0049】そして、この変形例2のヒートポンプ装置
では、暖房時には、第1電子膨張弁(4)及び第2開閉
弁(15)が開かれて、圧縮機(1)から室内熱交換器
(3)、第1電子膨張弁(4)、気液分離器(6)、第
2電子膨張弁(7)及び室外熱交換器(8)を経て再び
圧縮機(1)へと冷媒を循環させて暖房運転を行う。一
方デフロスト運転時には、四路切換弁(2)を切り換え
て、第1電子膨張弁(4)を閉じて、さらにヒータ
(5)による冷媒の加熱を行うことにより高温冷媒を室
外熱交換器(8)へ循環させて除霜を行う。
【0050】そのとき、デフロスト運転時に室外熱交換
器(8)から圧縮機(1)へ冷媒を送るための専用の配
管を設ける必要がないため、ヒートポンプ装置の冷媒回
路を簡単にすることができる。
【0051】−変形例3− 図5は、実施形態1の変形例3を示し、実施形態1の冷
媒回路において、第1連通路(12)の接続位置及びヒ
ータ(5)の位置を変更したものである。
【0052】すなわち、第1連通路(12)が第2電子
膨張弁(7)と室外熱交換器(8)との間の冷媒回路に
分岐接続されており、冷媒をアキュムレータ(9)を介
して圧縮機(1)へ送るようになされている。そして、
ヒータ(5)は、第1連通路(12)への分岐部(12
a)と室外熱交換器(8)との間の冷媒回路に設けられ
ている。
【0053】このようにして、圧縮機(1)からの高温
冷媒を室外熱交換器(8)へ送り、その後ヒータ(5)
によって冷媒を加熱して圧縮機(1)へ循環させて、デ
フロスト運転するようにする。
【0054】−変形例4− 図6は、実施形態1の変形例4を示し、実施形態1の冷
媒回路において、第1連通路(12)の接続位置及びヒ
ータの位置を変更したものである。
【0055】すなわち、第1連通路(12)が第1電子
膨張弁(4)と気液分離器(6)との間の冷媒回路に分
岐接続されており、冷媒をアキュムレータ(9)を介し
て圧縮機(1)へ送るようになされている。そして、ヒ
ータ(16)を気液分離器(6)に設けている。
【0056】この構成においても、ヒータ(16)には
電磁誘導加熱方式の電気ヒータが用いられている。この
ヒータ(16)は、図7に示すように、気液分離器
(6)の容器(6b)内に固定された発熱体(16a)
と、該容器(6b)の下面側に配置されたコイル(16
b)とから構成されている。発熱体(16a)は、磁性
金属の板状部材により構成され、コイル(16b)は高
周波電源(図示せず)に接続されている。したがって、
コイル(16b)に高周波電流を流すと、発熱体(16
a)に渦電流が発生して該発熱体(16a)が加熱さ
れ、その熱が気液分離器(6)内の冷媒に伝達される。
【0057】そして、デフロスト運転時には、第1電子
膨張弁(4)及び第2開閉弁(15)が閉じられて、圧
縮機(1)からの高温冷媒を室外熱交換器(8)へ送
り、その後気液分離器(6)においてヒータ(16)に
よって冷媒を加熱し、圧縮機(1)へ循環させるように
する。
【0058】−変形例5− 図8は、実施形態1の変形例5を示し、実施形態1の冷
媒回路において、第1連通路(12)がインジェクショ
ン回路(11)であるようにし、かつヒータの位置を変
更したものである。
【0059】すなわち、変形例4と同様にヒータ(1
6)は、気液分離器(6)に設けられており、インジェ
クション回路(11)が、実施形態1における第1連通
路(12)を兼ねており、またインジェクション回路
(11)に設けられている第2開閉弁(15)が実施形
態1における第1開閉弁(13)を兼ねている。
【0060】このようにして、デフロスト運転時には、
第1電子膨張弁(4)が閉じられて、室外熱交換器
(8)からの冷媒が気液分離器(6)でヒータ(16)
によって加熱され、圧縮機(1)へ送られて循環するよ
うになる。
【0061】尚、上記実施形態1において、室内熱交換
器(3)と四路切換弁(2)との間に、暖房運転時には
開かれてデフロスト運転時には閉じられる補助開閉弁
(17)を設けるようにしてもよい。この実施形態1及
び各変形例1〜5の各々に補助開閉弁(17)を配設し
たものをそれぞれ図9〜14に示す。
【0062】このようにすることにより、デフロスト運
転時において室内熱交換器(3)への冷媒の流出及び流
入を確実に防止することができる。
【0063】(実施形態2)図15は、実施形態2を示
し(尚、図1と同じ部分については同じ符号を付してそ
の詳細な説明は省略する)、デフロスト運転時の冷媒の
流れと各開閉弁の状態を示している。このヒートポンプ
装置の冷媒回路は、デフロスト運転時に冷媒が室内及び
室外熱交換器(3,8)へ圧縮機(1)から送られるよ
うに構成され、ヒータ(5)は、室内熱交換器(3)か
ら出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するようにしたも
のである。
【0064】すなわち、インジェクション回路(11)
とは異なる通路である第2連通路(20)が第2電子膨
張弁(7)と室外熱交換器(8)との間の冷媒回路に分
岐接続されており、その他端が圧縮機(1)と四路切換
弁(2)との間の冷媒回路に接続されている。また、ヒ
ータ(5)は、第1電子膨張弁(4)と気液分離器
(6)との間の冷媒回路に配設されている。
【0065】そして、この第2連通路(20)に室外熱
交換器(8)を除霜するデフロスト運転時にのみ開かれ
る第3開閉弁(21)が設けられ、インジェクション回
路(11)には同じくデフロスト運転時にのみ閉鎖され
る第2開閉弁(15)が設けられている。
【0066】次に、このように構成されたヒートポンプ
装置における冷媒の循環動作を説明する。暖房運転時に
は、まず、第1及び第2電子膨張弁(4,7)はそれぞ
れ所定の開度で開かれており、インジェクション回路
(11)の第2開閉弁(15)は開かれ、第2連通路
(20)の第3開閉弁(21)は閉じられている。そし
て、四路切換弁(2)は圧縮機(1)から室内熱交換器
(3)へ冷媒を流し、さらに室外熱交換器(8)から圧
縮機(1)へ冷媒を流すような状態に切り換えられる。
【0067】このようにして、冷媒は、圧縮機(1)か
ら室内熱交換器(3)及び第1電子膨張弁(4)を介し
て気液分離器(6)へ送られる。そして、この気液分離
器(6)において冷媒は、液冷媒とガス冷媒とに分離さ
れ、ガス冷媒はインジェクション回路(11)を介して
圧縮機(1)へと送られる。一方液冷媒は、第2電子膨
張弁(7)、室外熱交換器(8)及びアキュムレータ
(9)を介して圧縮機(1)へと送られる。このように
して、冷媒回路に冷媒を循環させて暖房運転を行うよう
になされている。
【0068】そして、デフロスト運転時には、第2電子
膨張弁(7)を閉じる。そして第3開閉弁(21)は開
かれる。また、ヒータ(5)によって冷媒を加熱するよ
うにする。
【0069】このようにして、冷媒は、圧縮機(1)か
ら室外熱交換器(8)へ送られて、この室外熱交換器
(8)で除霜を行う。そして、この除霜と同時に、冷媒
は圧縮機(1)から室内熱交換器(3)へ送られて暖房
運転を行う。そして、室内熱交換器(3)からヒータ
(5)の配設されているところまで送られる。ここで、
冷媒はヒータ(5)の加熱によって蒸発され、またその
温度が上げられて圧縮機(1)へと送られる。そして、
高温の冷媒を室外熱交換器(8)へ送るようにして短時
間で除霜するようになされている。
【0070】そのとき、室内熱交換器(3)を通過して
温度が低下した冷媒に対してヒータ(5)で加熱するこ
とにより、冷媒の温度を高く維持しつつ室外熱交換器
(8)へ送ることができるので、図23(a)にも示す
ように、短時間で効率よくデフロストを行うことがで
き、またデフロスト運転からの立上がり時間を短縮する
ことができる。
【0071】そして、同図(b)に示すように、本発明
の実施形態2に係るヒートポンプ装置の成績係数(CO
P)は、従来の逆サイクルのデフロスト運転を行うもの
よりも向上する。
【0072】また、室外熱交換器(8)へ圧縮機(1)
からの高温ガスを送って除霜する冷媒回路と、室内熱交
換器(3)へ圧縮機(1)からの高温ガスを送って暖房
運転する冷媒回路との2つの閉回路を組むことができ
る。そのため、本発明の実施形態2に係るヒートポンプ
装置は、室外側でのデフロスト運転と、室内側での暖房
運転とを同時に行うことができるので、同図(c)にも
示すように、従来の逆サイクルのデフロスト運転を行う
ものよりも、デフロスト運転中の室内側の温度低下を防
止することができる。
【0073】−変形例1− 図16は、実施形態2の変形例1を示し(尚、以下の各
変形例では、図15と同じ部分については同じ符号を付
してその詳細な説明は省略する)、実施形態2の冷媒回
路において、第2連通路(20)の分岐部(20a)と
室外熱交換器(8)との間に四路切換弁(22)を配設
したものである。
【0074】このように、この四路切換弁(22)を設
けることにより、室外熱交換器(8)に流れる冷媒の方
向を変えることができる。そして、冷媒の流れ方向を切
り換えることにより、短時間で除霜を行うことができ
る。
【0075】−変形例2− 図17は、実施形態2の変形例2を示し、実施形態2の
冷媒回路において、第2連通路(20)の分岐部(20
a)と室外熱交換器(8)との間に四路切換弁(22)
及び逆止弁ブリッジ(23)を配設したものである。
【0076】そして、同図におけるデフロスト運転時の
室外熱交換器(8)を通る冷媒の流れは次のようにな
る。すなわち、圧縮機(1)から吐出された冷媒は、第
2連通路(20)を介して逆止弁ブリッジ(23)へ送
られ、その後四路切換弁(22)を介して室外熱交換器
(8)へ送られる。そして、この室外熱交換器(8)で
除霜した冷媒は四路切換弁(22)を介して再び逆止弁
ブリッジ(23)へと送られる。この逆止弁ブリッジ
(23)で冷媒は、圧縮機へ戻る方向と再び室外熱交換
器(8)へ向かう方向とに分かれて流れるようになる。
【0077】−変形例3− 図18は、実施形態2の変形例3を示し、変形例2の冷
媒回路において、四路切換弁(22)及び逆止弁ブリッ
ジ(23)の代わりに、第2連通路(20)の分岐部
(20a)と室外熱交換器(8)との間に双方向電磁弁
ブリッジ(24)を配設したものである。
【0078】−変形例4− 図19は、実施形態2の変形例4を示し、実施形態2の
冷媒回路において、第2連通路(20)の分岐部(20
a)の位置を変更し、さらに第3連通路(25)を設け
たものである。
【0079】すなわち、第2連通路(20)は、四路切
換弁(2)と室外熱交換器(8)との間の冷媒回路に分
岐接続されており、その他端が圧縮機(1)と四路切換
弁(2)との間の冷媒回路に接続されている。そして、
この分岐部(20a)と四路切換弁(2)との間にデフ
ロスト運転時にのみ閉じられる第4開閉弁(27)が設
けられている。
【0080】さらに、第3連通路(25)が、第2電子
膨張弁(7)と室外熱交換器(8)との間の冷媒回路に
分岐接続されており、その他端がアキュムレータ(9)
と四路切換弁(2)との間の冷媒回路に接続されてい
る。そして、この第3連通路(25)にデフロスト運転
時にのみ開かれる第5開閉弁(26)が設けられてい
る。
【0081】−変形例5− 図20は、実施形態2の変形例5を示し、実施形態2の
冷媒回路において、第2連通路(20)の代わりに第4
連通路(28)を接続して、さらに変形例4と同様に第
3連通路(25)を設けたものである。
【0082】すなわち、第4連通路(28)は、四路切
換弁(2)と室内熱交換器(3)との間の冷媒回路に分
岐接続されており、その他端が圧縮機(1)と四路切換
弁(2)との間の冷媒回路に接続されている。そして、
この第4連通路(28)にデフロスト運転時にのみ開か
れる第6開閉弁(29)が設けられている。また、この
分岐部(28a)と四路切換弁(2)との間にデフロス
ト運転時にのみ閉じられる第7開閉弁(30)が設けら
れている。
【0083】さらに、変形例4と同様に第3連通路(2
5)が、第2電子膨張弁(7)と室外熱交換器(8)と
の間の冷媒回路に分岐接続されており、その他端がアキ
ュムレータ(9)と四路切換弁(2)との間の冷媒回路
に接続されている。そして、この第3連通路(25)に
デフロスト運転時にのみ開かれる第5開閉弁(26)が
設けられている。
【0084】−変形例6− 図21は、実施形態2の変形例6を示し、実施形態2の
冷媒回路において、ヒータ(5)の配設位置を変更した
ものである。
【0085】すなわち、実施形態2ではヒータ(5)
は、第1電子膨張弁(4)と気液分離器(6)との間の
冷媒回路に配設されていたが、その代わりに本変形例6
では、室内熱交換器(3)と第1電子膨張弁(4)との
間の冷媒回路に配設されている。
【0086】−変形例7− 図22は、実施形態2の変形例7を示し、実施形態2の
冷媒回路において、ヒータ(5)の配設位置を変更した
ものである。
【0087】すなわち、実施形態2ではヒータ(5)
は、第1電子膨張弁(4)と気液分離器(6)との間の
冷媒回路に配設されていたが、その代わりに本変形例7
では、気液分離器(6)にヒータ(16)が配設された
ものである。尚、本実施例7におけるヒータ(16)
は、実施形態1の変形例4及び5におけるヒータ(1
6)と同じ構成をもつものである。
【0088】尚、上記本実施形態1及び2において、冷
媒回路にガス冷媒生成手段として気液分離器(6)を設
けるようにしたが、例えば2重管熱交換器等を設けて、
この2重管熱交換器と膨張弁とを組み合わせて、この2
重管熱交換器から圧縮機(1)へインジェクションする
ように構成した冷媒回路に本発明の構成を適用してもよ
い。
【0089】また、上記本実施形態のヒートポンプ装置
におけるヒータは、電磁誘導式のヒータに限らず、他の
例えば電気抵抗の発熱によるヒータ等であってもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、圧縮機、利用側熱交換器、膨張手段、ガス冷媒
生成手段及び熱源側熱交換器を閉回路で接続してなる冷
媒回路と、ガス冷媒生成手段で生成されたガス冷媒を圧
縮機にインジェクションするインジェクション回路とを
備えたヒートポンプ装置において、熱源側熱交換器を除
霜するデフロスト運転時に圧縮機から出て圧縮機に戻る
冷媒を加熱するヒータを設けるようにしたことにより、
短時間でデフロストすることができるインジェクション
回路を備えたヒートポンプ装置とすることができる。
【0091】請求項2の発明では、デフロスト運転時に
冷媒が熱源側熱交換器へ圧縮機から送られるように構成
され、ヒータは、熱源側熱交換器から出て圧縮機に戻る
冷媒を加熱するものとしたことにより、圧縮機から高温
冷媒を熱源側熱交換器へ送って効率よくデフロストがで
きるものとなる。
【0092】請求項3の発明では、デフロスト運転時に
冷媒が利用側及び熱源側熱交換器の双方へ圧縮機から送
られるように構成され、ヒータは、利用側熱交換器から
出て圧縮機に戻る冷媒を加熱するものとしたことによ
り、冷媒の温度を高く維持しつつ熱源側熱交換器へ送る
ことができるので、デフロストの効率を向上させること
ができる。
【0093】請求項4の発明では、デフロスト運転時に
利用側熱交換器へ冷媒が流れるのを禁止するようにした
ことにより、利用側での温度低下を防止することができ
る。また、デフロスト運転から暖房運転へ復帰したとき
の立上がり性能を向上させることができる。
【0094】請求項5の発明では、膨張手段は、利用側
熱交換器とガス冷媒生成手段との間に設けられた第1膨
張手段と、ガス冷媒生成手段と熱源側熱交換器との間に
設けられた第2膨張手段とからなり、第1膨張手段と熱
源側熱交換器との間の冷媒回路に分岐接続され、冷媒を
圧縮機へ送るための第1連通路と、第1連通路に設けら
れ、デフロスト運転時にのみ開かれる第1開閉弁とを備
え、ヒータは、第1連通路への分岐部と熱源側熱交換器
との間の冷媒回路に設けられており、第1及び第2膨張
手段のうち、第1連通路への分岐部と利用側熱交換器側
との間に位置する膨張手段がデフロスト運転時にのみ閉
鎖されるように構成するようにしたことにより、本発明
に係るヒートポンプ装置の冷媒回路を具体化することが
できる。
【0095】請求項6の発明では、ガス冷媒生成手段は
気液分離器であり、ヒータは、気液分離器に設けられる
ようにしたことにより、ヒータの配置とガス冷媒生成手
段とを具体化することができる。
【0096】請求項7の発明では、請求項5のヒートポ
ンプ装置において、第1連通路は、インジェクション回
路であるようにしたことにより、デフロスト運転時に熱
源側熱交換器から圧縮機へ冷媒を送るための専用の配管
を設ける必要がないため、ヒートポンプ装置の構造を簡
単にすることができる。
【0097】請求項8の発明では、請求項5のヒートポ
ンプ装置において、第1連通路は、インジェクション回
路とは異なる通路であり、インジェクション回路にはデ
フロスト運転時にのみ閉鎖される第2開閉弁が設けられ
ているようにすることにより、本発明に係るヒートポン
プ装置の冷媒回路を具体化することができる。
【0098】請求項9の発明では、膨張手段は、利用側
熱交換器とガス冷媒生成手段との間に設けられた第1膨
張手段と、ガス冷媒生成手段と熱源側熱交換器との間に
設けられた第2膨張手段とからなり、第2膨張手段と熱
源側熱交換器との間の冷媒回路に分岐接続され、圧縮機
に連通する第2連通路と、第2連通路に設けられ、デフ
ロスト運転時にのみ開かれる第3開閉弁とを備え、ヒー
タは、第2膨張手段と利用側熱交換器との間の冷媒回路
に設けられており、デフロスト運転時に第1膨張手段が
開かれて、第2膨張手段が閉鎖されるように構成するよ
うにしたことにより、熱源側でのデフロスト運転と、利
用側での暖房運転とを同時に行うことができ、またデフ
ロスト運転中の利用側の温度低下を防止することができ
る。
【0099】請求項10の発明では、ヒータは、電磁誘
導加熱方式のヒータであるようにしたことにより、冷媒
を素早く加熱することができ、またヒータの制御性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るヒートポンプ装置の
冷媒回路図である。
【図2】図1のヒートポンプ装置に用いているヒータの
概略構造を示す断面図である。
【図3】実施形態1の変形例1に係るヒートポンプ装置
の図1相当図である。
【図4】実施形態1の変形例2に係るヒートポンプ装置
の図1相当図である。
【図5】実施形態1の変形例3に係るヒートポンプ装置
の図1相当図である。
【図6】実施形態1の変形例4に係るヒートポンプ装置
の図1相当図である。
【図7】図6のヒートポンプ装置に用いているヒータの
概略構造を示す断面図である。
【図8】実施形態1の変形例5に係るヒートポンプ装置
の図1相当図である。
【図9】実施形態1の変形例1に係るヒートポンプ装置
のその他の例を示す図1相当図である。
【図10】実施形態1の変形例1に係るヒートポンプ装
置のその他の例を示す図1相当図である。
【図11】実施形態1の変形例2に係るヒートポンプ装
置のその他の例を示す図1相当図である。
【図12】実施形態1の変形例3に係るヒートポンプ装
置のその他の例を示す図1相当図である。
【図13】実施形態1の変形例4に係るヒートポンプ装
置のその他の例を示す図1相当図である。
【図14】実施形態1の変形例5に係るヒートポンプ装
置のその他の例を示す図1相当図である。
【図15】本発明の実施形態2に係るヒートポンプ装置
の冷媒回路図である。
【図16】実施形態2の変形例1に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図17】実施形態2の変形例2に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図18】実施形態2の変形例3に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図19】実施形態2の変形例4に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図20】実施形態2の変形例5に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図21】実施形態2の変形例6に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図22】実施形態2の変形例7に係るヒートポンプ装
置の図15相当図である。
【図23】本発明の実施形態2に係るヒートポンプ装置
と従来のヒートポンプ装置とを比較して示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室内熱交換器(利用側熱交換器) 4 第1電子膨張弁(第1膨張手段) 5 ヒータ 6 気液分離器(ガス冷媒生成手段) 7 第2電子膨張弁(第2膨張手段) 8 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 11 インジェクション回路 12 第1連通路 13 第1開閉弁 15 第2開閉弁 16 ヒータ 20 第2連通路 21 第3開閉弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(1)、利用側熱交換器(3)、
    膨張手段(4,7)、ガス冷媒生成手段(6)及び熱源
    側熱交換器(8)を閉回路で接続してなる冷媒回路と、 上記ガス冷媒生成手段(6)で生成されたガス冷媒を上
    記圧縮機(1)にインジェクションするインジェクショ
    ン回路(11)とを備えたヒートポンプ装置において、 上記熱源側熱交換器(8)を除霜するデフロスト運転時
    に圧縮機(1)から出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱
    するヒータ(5,16)が設けられていることを特徴と
    するヒートポンプ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のヒートポンプ装置において、 デフロスト運転時に冷媒が熱源側熱交換器(8)へ圧縮
    機(1)から送られるように構成され、 ヒータ(5,16)は、上記熱源側熱交換器(8)から
    出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するものとされてい
    ることを特徴とするヒートポンプ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のヒートポンプ装置において、 デフロスト運転時に冷媒が利用側及び熱源側熱交換器
    (3,8)の双方へ圧縮機(1)から送られるように構
    成され、 ヒータ(5,16)は、上記利用側熱交換器(3)から
    出て圧縮機(1)に戻る冷媒を加熱するものとされてい
    ることを特徴とするヒートポンプ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のヒートポンプ装置において、 デフロスト運転時に利用側熱交換器(3)へ冷媒が流れ
    るのを禁止するようにしたことを特徴とするヒートポン
    プ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4のヒートポンプ装置において、 膨張手段(4,7)は、利用側熱交換器(3)とガス冷
    媒生成手段(6)との間に設けられた第1膨張手段
    (4)と、ガス冷媒生成手段(6)と熱源側熱交換器
    (8)との間に設けられた第2膨張手段(7)とからな
    り、 上記第1膨張手段(4)と熱源側熱交換器(8)との間
    の冷媒回路に分岐接続され、冷媒を圧縮機(1)へ送る
    ための第1連通路(12)と、 上記第1連通路(12)に設けられ、デフロスト運転時
    にのみ開かれる第1開閉弁(13)とを備え、 ヒータ(5,16)は、上記第1連通路(12)への分
    岐部と熱源側熱交換器(8)との間の冷媒回路に設けら
    れており、 上記第1及び第2膨張手段(4,7)のうち、第1連通
    路(12)への分岐部と利用側熱交換器(3)側との間
    に位置する膨張手段がデフロスト運転時にのみ閉鎖され
    るように構成されていることを特徴とするヒートポンプ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5のヒートポンプ装置において、 ガス冷媒生成手段は気液分離器(6)であり、 ヒータ(16)は、気液分離器(6)に設けられている
    ことを特徴とするヒートポンプ装置。
  7. 【請求項7】 請求項5のヒートポンプ装置において、 第1連通路(12)は、インジェクション回路(11)
    であることを特徴とするヒートポンプ装置。
  8. 【請求項8】 請求項5のヒートポンプ装置において、 第1連通路(12)は、インジェクション回路(11)
    とは異なる通路であり、 インジェクション回路(11)にはデフロスト運転時に
    のみ閉鎖される第2開閉弁(15)が設けられているこ
    とを特徴とするヒートポンプ装置。
  9. 【請求項9】 請求項3のヒートポンプ装置において、 膨張手段(4,7)は、利用側熱交換器(3)とガス冷
    媒生成手段(6)との間に設けられた第1膨張手段
    (4)と、ガス冷媒生成手段(6)と熱源側熱交換器
    (8)との間に設けられた第2膨張手段(7)とからな
    り、 上記第2膨張手段(7)と熱源側熱交換器(8)との間
    の冷媒回路に分岐接続され、圧縮機(1)に連通する第
    2連通路(20)と、 上記第2連通路(20)に設けられ、デフロスト運転時
    にのみ開かれる第3開閉弁(21)とを備え、 ヒータ(5,16)は、上記第2膨張手段(7)と利用
    側熱交換器(3)との間の冷媒回路に設けられており、 デフロスト運転時に第1膨張手段(4)が開かれて、第
    2膨張手段(7)が閉鎖されるように構成されているこ
    とを特徴とするヒートポンプ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つのヒート
    ポンプ装置において、 ヒータ(5,16)は、電磁誘導加熱方式のヒータであ
    ることを特徴とするヒートポンプ装置。
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