JP2001259524A - 偏平型直流モータ - Google Patents

偏平型直流モータ

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JP2001259524A
JP2001259524A JP2000074985A JP2000074985A JP2001259524A JP 2001259524 A JP2001259524 A JP 2001259524A JP 2000074985 A JP2000074985 A JP 2000074985A JP 2000074985 A JP2000074985 A JP 2000074985A JP 2001259524 A JP2001259524 A JP 2001259524A
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JP
Japan
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armature
permanent magnet
motor
flat
commutator
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Application number
JP2000074985A
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English (en)
Inventor
Kenji Aihara
健志 相原
Akira Nikaido
旦 二階堂
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Citizen Electronics Co Ltd
Original Assignee
Citizen Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動モータの加振力を向上させると同時に薄
型化、小型化をはかる。 【解決手段】 磁性材料からなる下ケース104上に4
個の扇状の永久磁石片100a、100b、100c、
100dを、空間101a、101b、101c、10
1d設けて相互に分離し、電機子(図略)と対向する永
久磁石片の磁極面が交互に異磁極性に着磁して配設し、
相隣れる空間101a、101d内に一対のブラシ10
2、103が整流子106と対向する方向に変位させて
配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器に用いら
れている振動モータに関するもので、特に小型化薄型化
を可能とする振動モータの構成要素である永久磁石と電
機子コイルの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からPHS(登録商標)や携帯電話
等の携帯機器には、コンサート会場や病院等の受信時の
静粛な環境を乱さないように、受信音による発音によら
ず、振動モータの振動によって受信を携帯機器の利用者
に感知させる振動モータが搭載されている場合が多い。
前述の振動モータには、軽薄短小化、低消費電力化、加
振力の向上及び低コスト化を図るために、一層の改善が
要求されている。このために、当然振動モータの簡略化
した構成が種々試みられている。例えば、複数個の電機
子コイル(3個)を用いた偏心回転子による振動用の偏
平型直流モータの構成例としては、特開平6ー2055
65号(文献A)及び電機子コイル(1個)を用いた偏
心回転子による振動用の偏平型直流モータの構成例とし
ては、特願平9ー136733号(文献B)が知られて
いる。
【0003】文献Aには、電機子コイルを3個用いた偏
平型直流モータの主要構成が図3、図4のように示され
ている。図3は、主要断面図を示し、図4は3個の電機
子コイルの配設を示す。以下では文献Aを図面に基づい
て説明する。
【0004】図3、図4に示すように、この振動発生用
の偏平型直流モータ300は、ケーシング302の底部
に固定された厚み方向に4極に着磁された円板状永久磁
石303と、空隙を介して面対向する3個の扇型コイル
306a、306b、306cがほぼ同一平面状に配設
されて、回転子軸305に複数個のセグメントを有する
整流子308と共に固定されてなる電機子304と、前
記整流子308に接触する一対のブラシ309から構成
される。一対のブラシ309に直流電源が接続される
と、3個の扇型のコイル306a、306b、306c
には整流された電流が流れて電機子304は所定の方向
に回転する。振動発生用モータとして用いるためには、
電機子304を大きく偏芯させることによって電機子3
04に大きな遠心力が発生して回転することで装置全体
に強い振動が発生することになる。
【0005】文献Aでは、電機子304を偏芯させるこ
とで電機子304に回転することによる大きな遠心力が
発生して装置全体に強い振動が発生することは示されて
いるが、更に小形化、薄形化を可能とする偏平型の直流
モータの構造については、言及されていない。
【0006】また、文献Bでは図5に概要を示すよう
に、起動死点をなくすために、扇形の1個の電機子コイ
ルを搭載した電機子210の停止位置を決める磁性体2
00が前記電機子210に埋設され、更に前記電機子2
00が偏芯されて構成されている。そして、前記電機子
200が回転することで大きな遠心力が発生して装置全
体に強い振動が発生することは示されているが、小型
化、薄型化を図るための偏平型の直流モータの構造につ
いては、開示されていない。
【0007】文献A、文献Bは図6に示すように、電機
子コイルが3個または2個の違いはあるもの、回転子軸
305に厚みが一定のコイルを搭載した電機子304
と、厚みが一定の永久磁石303とで構成されている。
この結果、小型化、薄型化を図るための偏平型の直流モ
ータの構成は開示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、偏平型直流
モータの小型化、薄型化を図ることを目的として、電機
子コイルの個数には関係なく、同一平面上に複数個の前
記永久磁石の磁極面を交互に異磁極性となるように空間
を設けて分離し、該空間に前記整流子と係合する一対の
ブラシを配設する電機子コイルと永久磁石の構成に関す
るものである。課題を解決するためになされた本発明の
請求項1は、厚み方向に複数極が着磁された円盤状の永
久磁石の磁極面と対向するカップ状ケースとで形成され
る磁場中に、前記永久磁石の磁極面と空隙を介して複数
個の扇型コイルがほぼ同一平面状に配設されて、回転軸
に複数個のセグメントからなる整流子と共に固定されて
なる電機子と、前記整流子に接触する一対のブラシから
なる振動モータにおいて、前記電機子中心に関してほぼ
対称に、同一平面上に複数個の前記永久磁石の磁極面を
交互に異磁極性となるように空間を設けて分離し、該空
間に前記整流子と係合する一対のブラシを配設したこと
を特徴とするものである。
【0009】課題を解決するためになされた本発明の請
求項2は、前記複数個の永久磁石を、前記電機子コイル
の上下または一方に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0010】課題を解決するためになされた本発明の請
求項3は、前記電機子コイルの構成を1個または2個と
して前記電機子中心に対して偏芯させたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例
を示す偏平型直流モータの複数個の永久磁石とブラシに
関する上面図である。図2は本発明の図1のAーA線断
面図である。図1、図2において、4個の扇状の永久磁
石片100a、100b、100c、100dは、磁性
材料からなる下ケース104上に、空間101a、10
1b、101c、101dによって相互に分離され、電
機子(図略)と対向する永久磁石片100a、100
b、100c、100dの磁極面が交互に異磁極性に着
磁されて配設されている。空間101a、101b、1
01c、101dの中の相隣れる空間例えば101a、
101dには、一端が下ヨーク104と絶縁されて固定
された一対のブラシ102、103が電機子と対向する
方向に変位させられて配設されている。一対のブラシ1
02、103他端は、柔らかいばね性を保持して電気的
な導通を完全にするために複数個に分岐されて電機子の
下面に設設された整流子(図省略)と係合する。
【0012】本発明の実施例では、整流子と電機子の構
成を簡単化するには都合のよいので永久磁石を4個とし
ているが、これに限定される必要はない。
【0013】また、振動モータの加振力を向上させるた
めにできるだけ電機子コイルの重心を電機子の外周側の
配設することは当然行われてよい。
【0014】従来例の文献A、Bでは、いずれも一対の
ブラシが円板状の永久磁石の中抜きされた円板状中空部
に配設されているために、振動モータの直径方向が縮小
されないという根本的な欠点があった。
【0015】これに対して、本発明の実施例では空間1
01a、101b、101c、101dの中の相隣れる
空間例えば101a、101dには、一端が下ヨーク1
04と絶縁されて固定された一対のブラシ102、10
3が電機子と対向する方向に変位させられて配設されて
いるため、その分だけ直径方向を縮小することができ
る。
【0016】また、永久磁石片100a、100b、1
00c、100dに囲まれた中空部105に点線で表示
された整流子106の一部が入るように配設されるなら
ば、厚み方向を縮小して偏平型振動モータの薄型化が図
られる。
【0017】また、電機子コイルの重心を偏平型振動モ
ータの外周側に配設すれば当然振動加振力を向上させる
ことができる。
【0018】また、本発明では、高エネルギー積35〜
40MGOeのNdFeB磁石のを用いて高出力で小型化、薄
型化を実現する振動モータを供給することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で振動モー
タの加振力を向上させることができ、部品点数も少なく
コスト/パフォーマンスが優れた振動モータを実現する
ことができる。
【0020】また、本発明によれば、永久磁石と電機子
を厚み方向に効果的に配設されるので振動モータの薄型
化が容易に図れることである。実施例では、9(mm)φ
×3(mm)の振動モータが実現でき、実用効果は顕著で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す偏平型直流モータ
の複数個の永久磁石とブラシに関する上面図である。
【図2】本発明の図1のAーA線断面図である。
【図3】従来例の文献Aの主要断面の説明図を示す。
【図4】従来例の文献Aの3個の電機子コイルの配設を
示す説明図である。
【図5】従来例の文献Bの平面図の説明図である。
【図6】従来例の断面図の説明図である。
【符号の説明】
100a、100b、100c、100d 永久磁石片 101a、101b、101c、101d101 空間 102、103 ブラシ 104 下ヨーク 105 中空部 106 整流子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D107 AA02 BB08 DD09 5H605 AA08 BB05 BB09 BB14 BB20 CC07 EA22 5H623 AA10 BB06 GG13 GG17 GG23 HH02 HH09 JJ01 LL13 LL14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に複数極が着磁された円盤状の
    永久磁石の磁極面と対向するカップ状ケースとで形成さ
    れる磁場中に、前記永久磁石の磁極面と空隙を介して複
    数個の扇型コイルがほぼ同一平面状に配設されて、回転
    軸に複数個のセグメントからなる整流子と共に固定され
    てなる電機子と、前記整流子に接触する一対のブラシか
    らなる振動モータにおいて、 前記電機子中心に関してほぼ対称に、同一平面上に複数
    個の前記永久磁石の磁極面を交互に異磁極性となるよう
    に空間を設けて分離し、該空間に前記整流子と係合する
    一対のブラシを配設したことを特徴とする偏平型直流モ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記複数個の永久磁石を、前記電機子コ
    イルの上下または一方に配設したことを特徴とする請求
    項1に記載の偏平型直流モータ。
  3. 【請求項3】 前記電機子コイルの構成を1個または2
    個として前記永久磁石の極数を4極とし、前記電機子中
    心に対して偏芯させたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の偏平型直流モータ。
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