JP2001258972A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2001258972A
JP2001258972A JP2000073582A JP2000073582A JP2001258972A JP 2001258972 A JP2001258972 A JP 2001258972A JP 2000073582 A JP2000073582 A JP 2000073582A JP 2000073582 A JP2000073582 A JP 2000073582A JP 2001258972 A JP2001258972 A JP 2001258972A
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massage
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cycle
motor
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Kiyohito Harakawa
清仁 原川
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Marutaka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】呼吸が楽になり、リラックス感が増すマッサー
ジ装置を提供すること。 【解決手段】マッサージ装置は、背もたれ部10内に上
下動可能なマッサージユニット21を備える。ユニット
21には任意の幅位置に制御可能な2つのもみ玉24が
装着されている。本発明においては、呼吸に伴う動きを
補助するようにもみ玉を動かす。吸気時には胸郭は上方
に移動しながら横方向にも開くので、もみ玉を脊柱の中
心から外上方へ斜めに移動させる。呼気時には逆に内下
方へ移動させる。更に移動周期を呼吸周期と合わせる。
本発明においては、肋間筋や横隔膜の動きが補助される
ので、呼吸が楽になってリラックス感が増す。更に、脳
脊髄液の流れのリズムである5〜8回/分で同様のマッ
サージを行うことにより、リラックス感が更に増す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マッサージ装置
に関し、特に呼吸が楽になり、リラックス感が増すマッ
サージ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マッサージ装置において、呼吸と
関連して刺激を行うものが提案されている。例えば特開
昭60−83670号広報、特公昭62−59584号
広報、特許第2776869号公報、特開平7−204
238号公報には、呼吸周期と連動して刺激を行うマッ
サージ装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のマッサ
ージ装置においては、刺激の周期を呼吸の周期と連動さ
せる点に着目しているが、刺激の与え方については従来
の手法を踏襲しており、マッサージを受ける人の呼吸時
の骨や筋肉の動きに着目し、呼吸が楽になるような、あ
るいは呼吸を補助し、より多くの空気を誘導することに
よりリラックス感が増すようなマッサージ装置は存在し
なかった。また、脳脊髄液の流れのリズムに着目したマ
ッサージ装置も存在しなかった。この発明の目的は、上
記従来技術の問題点を解決し、呼吸が楽になり、リラッ
クス感が増すマッサージ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のマッサージ装
置は、呼吸に伴う解剖学的な肋骨の動き、あるいは脳脊
髄液の流れのリズムに着目し、呼吸に伴う動きを補助す
るように施療子であるもみ玉を動かす点、あるいは呼吸
の周期より遅い周期でもみ玉を動かす点に特徴がある。
吸気時には胸郭は上方に移動しながら横方向にも開く。
この胸郭の動きを補助するために、例えばもみ玉を脊柱
の中心から外上方へ斜めに移動させる。呼気時には逆に
内下方へ移動させる。
【0005】本発明においては、呼吸時に必要な肋間筋
や横隔膜の働きが補助されるので、呼吸が楽になってリ
ラックス感が増す。また、自律神経系に刺激を与え、筋
肉の収縮、弛緩をコントロールしている中枢を刺激する
ことにより、より中枢からリラックス感を導くことがで
きる。更に、もみ玉を能動的に動かすことにより、より
深い呼吸を誘導することができ、新鮮な空気を肺に送り
込むことができる。また、脳脊髄液の流れのリズムに合
わせてマッサージを行うことによりリラックス感が更に
増し、体調不良の原因を取り除くことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図7は、本発明のマッサージ装置の外観を
示す斜視図である。また、図1は、本発明のマッサージ
装置の全体構成を示す説明図である。マッサージ装置は
背もたれ部10、シート部11、アームレスト部12か
らなる。シート部11内部には、図示しない電動リクラ
イニング機構および制御装置が収納されている。マッサ
ージ装置の背もたれ10内には背枠20が配置されてい
る。背枠20の内部には、マッサージユニット21が上
下に摺動可能に背枠20に保持されている。マッサージ
ユニット21は送りネジ22と嵌合しており、送りねじ
22は回動可能に背枠20に保持されている。
【0007】送りネジ22の下部にはプーリーが取り付
けられており、背枠20に取り付けられた上下動用モー
タ23とベルトを介してつながっている。上下動用モー
タ23は後述する制御装置(CPU)の制御に基づき任
意の速度で正転および逆転が可能である。上下動用モー
タ23の回転は送りネジ22に伝えられ、背枠20に取
り付けられた図示しない上下の移動限界位置検出用リミ
ットスイッチの間をマッサージユニット21が移動可能
であるように構成されている。
【0008】マッサージユニット21は、後述するよう
にクラッチと施療駆動用モータ25を搭載しており、施
療駆動用モータ25の回転により、施療子であるローラ
ー(もみ玉)24が前後および/または左右に揺動し
て、叩きマッサージ、揉み(又は指圧)マッサージ、揉
み叩き(又は指圧たたき)動作を行う。
【0009】図2は、図1の状態のマッサージユニット
21を下方から見た場合の部品配置を示す説明図(1)
である。また、図3は、図2に描かれた部品を正面から
見た場合の配置を示す説明図である。図2、図3におい
ては、施療駆動用モータ25、クラッチ、ウォームギア
部分のみが描かれている。施療駆動用モータ25は後述
する制御装置の制御に基づき任意の速度で正転および逆
転が可能である。回転動力は2つのタイミングベルト3
0、31によって1wayクラッチ32および電動クラ
ッチ33に伝達される。
【0010】1wayクラッチ32は正転時のみ回転力
を叩きウォームギア36に伝達し、逆転時には空転(停
止)する。電動クラッチ33は、ソレノイド35により
駆動され揉みウォームギア37に伝達される回転力をオ
ン/オフする。叩きウォームギア36は、叩きシャフト
39に固着された叩きスパイラルギア38と係合してお
り、叩きウォームギア36が回転すると、叩きシャフト
39が回転し、両端に固着された偏芯軸40、41が回
転する。
【0011】揉みウォームギア37は、ヘリカルギア4
3に固着された揉みスパイラルギア42と係合してお
り、ヘリカルギア43およびスパイラルギア42は叩き
シャフト39とは無関係に回動可能に構成されている。
従って、揉みウォームギア37が回転すると、ヘリカル
ギア43が回転し、図4に示す揉みシャフト51が回転
する。揉みおよび叩きの各動作と、施療駆動用モーター
25、クラッチ33の関係は以下のようになる。(1)
もみ動作(又は指圧動作)…モータ逆転、クラッチオ
ン、(2)揉み叩き動作(又は指圧たたき動作)…モー
タ正転、クラッチオン、(3)叩き動作…モータ正転、
クラッチオフ。
【0012】図4は、本発明のマッサージユニット21
の構造を示す説明図(2)である。図4はマッサージユ
ニット21を正面から見た場合の部品配置を示してお
り、叩きシャフト39、揉みシャフト51、ローラーア
ーム56、ローラー(もみ玉、施療子)24のみを示し
ている。また、図5は、ローラー24が開いた状態を示
す説明図である。叩きシャフト39の両端に固着された
偏芯軸40、41と2つのローラーアーム56とはそれ
ぞれボールジョイント57によって係合されている。ボ
ールジョイント57は偏芯軸40、41の軸方向に摺動
可能であり、かつ偏芯軸40、41と2つのローラーア
ーム56とが任意の角度で係合可能に構成されている。
【0013】ヘリカルギア43は、揉みシャフト51に
固着されたヘリカルギア50と係合している。揉みシャ
フト51には両端に2つの偏芯傾斜円筒部材54が固着
されており、また、回転位置を検出するための永久磁石
52が固着されている。更に、図4に示すローラー24
の幅が最も狭くなる回転位置における永久磁石52と対
向する位置にホール素子53が配置されている。偏芯傾
斜円筒部材54には、略長方形の外形を有するスライダ
ー55が偏芯傾斜円筒部材54に対して回転可能に装着
されており、スライダー55はほぼ図4の紙面に平行な
方向にのみ摺動可能にローラーアーム56と嵌合してい
る。
【0014】次に、各動作について説明する。「叩き」
の場合には、前述したように、施療駆動用モータ25を
正回転させ、クラッチ33を切る。モータ25の動力が
叩きウォーム36に伝わり、叩きシャフト39が回転す
る。すると、それぞれ180度位相が異なる回転位置に
配置された偏芯軸40、41が偏芯しながら回転するの
で、ボールジョイント57を介してローラーアーム5
6、ローラー24が回転駆動され、左右のローラー24
が交互に突出して叩き動作を行う。ローラー24の任意
の幅位置で叩きが可能である。
【0015】「揉み」の場合、モータ25を逆回転さ
せ、ソレノイドを駆動させてクラッチを入れる。モータ
25の動力が揉みウォームギア37にのみ伝わり、揉み
シャフト51が回転する。揉みシャフト51には両端に
2つの偏芯傾斜円筒部材54が固着されており、偏芯傾
斜円筒部材54には、略長方形の外形を有するスライダ
ー55が偏芯傾斜円筒部材54に対して回転可能に装着
されており、更にスライダー55はほぼ図4の紙面に平
行な方向にのみ摺動可能にローラーアーム56と嵌合し
ている。
【0016】従って、揉みシャフト51を回転させる
と、偏芯傾斜円筒部材54の傾斜面の方向が回転し、ス
ライダー55、ローラーアーム56の面も前記傾斜面と
同じ面を維持するので、偏芯傾斜円筒部材54を中心と
してローラーアーム56およびローラー24が左右に揺
動し、ローラー24の間隔が広くなったり狭くなったり
する。
【0017】揉みシャフト51が回転することにより、
ホール素子53が永久磁石52を検出したとき、左右の
ローラー間の幅が最も狭い位置となる。揉み回数は、こ
のホール素子の検出信号によりカウントされている。な
お、ローラー24の幅位置は、ホール素子53で検出さ
れる幅狭位置を基準に、モータ25の駆動電圧および駆
動時間の設定により定められる。従って、ホール素子5
3からの検出信号に基づき、モータ25の駆動電圧およ
び駆動時間を制御することにより、ローラー24の幅位
置を任意に移動制御可能である。揉みと叩きの双方を同
時に行う場合には、モータを正回転させ、クラッチ33
をオンにする。すると、モータ25の動力が叩きシャフ
ト39および揉みシャフト51に伝達され、前述した揉
みと叩きの動作を同時に行う。
【0018】図6は、本発明のマッサージ装置の制御装
置の構成を示すブロック図である。操作表示部71はマ
ッサージ装置の各種動作の設定を行うためのスイッチお
よびマッサージ装置の状態を示す表示器を備えている。
操作情報入出力回路72は、操作表示部の各種スイッチ
の状態を検出して状態情報をCPU70に出力する。ま
た、CPU70から出力される表示情報を操作表示部7
1に出力する。
【0019】リミットスイッチ73は、少なくとも背枠
20上部および下部に装着され、マッサージユニット2
1が該装着位置に来た場合にオンとなる複数のスイッチ
である。上下位置検出回路74は、リミットスイッチ7
3の状態をそれぞれ検出してCPU70に出力する。前
述したホール素子53の出力信号は幅位置検出回路76
を介してCPU70に出力される。
【0020】CPU70は、前記した各種監視情報に基
づき、本発明の揉み動作あるいは揉み叩き動作を行うた
めに、モータやソレノイドの駆動制御信号を出力する。
ソレノイド駆動回路77は、CPU70からの制御信号
に基づきソレノイド35を駆動する。施療用モータ駆動
回路79はCPU70からの制御信号に基づき施療駆動
用モータ25の駆動電圧を制御し、モータ25を任意の
回転速度で正転あるいは逆転させる。
【0021】上下用モータ駆動回路81はCPU70か
らの制御信号に基づき上下用モータ23の駆動電圧を制
御し、モータ23を任意の回転速度で正転あるいは逆転
させる。リクライニング動作制御回路83はCPU70
からの制御信号に基づき図示しないリクライニング機構
を制御する。
【0022】図8は、本発明の施療子であるローラーの
動作を示す説明図である。図8の中央部にマッサージを
受ける人の脊柱の位置が示されており、左右の矢印付き
の線がローラーの軌跡を示している。図8(a)は軌跡
が円弧あるいはその他の任意の曲線を示す例であり、マ
ッサージユニットがマッサージを行いながら上昇してい
く例を示している。図示するように、吸気時にローラー
を上方外側に移動させることにより、肋骨が上横に広が
り、吸気を補助する。呼気時にはローラーを下方内側に
移動させる。
【0023】図8(b)は軌跡が直線を示す例であり、
やはりマッサージユニットがマッサージを行いながら上
昇していく例を示している。図8(c)はローラーの幅
は一定とし、マッサージユニットの上下への移動のみで
マッサージを行いながら上昇していく例を示している。
肋骨は、呼吸によって上下にも動くので、ローラーの上
下への移動のみでも呼吸を補助することができる。
【0024】図9は、本発明のローラーの位置および速
度の変化を示す波形図である。図9(k)は人の呼吸の
リズムを示す曲線である。人の呼吸周期は通常15〜2
0回/分であり、揉みの周期としては、例えば人の呼吸
周期の平均値を採用する。図9(ah)は、図8(a)
の実施例に対応するローラーの幅位置の変化を示すグラ
フであり、図9(av)は、図8(a)の実施例に対応
するローラーの上下位置の変化を示すグラフである。ま
た、図9(bh)は、図8(b)の実施例に対応するロ
ーラーの幅位置の変化を示すグラフであり、図9(b
v)は、図8(b)の実施例に対応するローラーの上下
位置の変化を示すグラフである。
【0025】図9(ax)は図8(a)の実施例に対応
するローラーの幅の変化速度を示すグラフであり、図9
(ay)は、図8(a)の実施例に対応するローラーの
上下の変化速度を示すグラフである。速度の波形は位置
波形を微分した波形となる。制御装置(CPU)は、ロ
ーラーが例えば図9(ax)、(ay)の幅速度および
上下速度で移動するように、上下動用モータ23および
施療用モータ25を可変駆動する。
【0026】図10は、制御装置における本発明の呼吸
補助揉み動作処理の内容を示すフローチャートである。
なおこのフローチャートは図8(b)の実施例に相当す
るものである。S10においては、CPU70はマッサ
ージユニット(ローラー)を下方に移動させる。S11
においては、CPU70はローラー幅を最小にする。な
お、S10とS11とは同時に実行可能である。S12
においては、タイマーの設定時間T1およびT2の和が
人の呼吸周期の平均値となるようにT1、T2を設定
し、タイマT1を起動する。なおT1とT2とは等しく
てもよいし、T1が吸気時間の平均値、T2が呼気時間
の平均値となるようにしてもよい。S13においては、
ローラー24が所定の速度V1で上昇しながら、所定の
速度でローラー幅を広げるように制御する。時間T1で
ローラーが最も広がるようにローラー幅を広げる速度を
設定する。S14においては、タイマT1がタイムアッ
プしたか否かが判定され、結果が否定の場合にはS13
に戻る。
【0027】S15においては、マッサージユニットが
上限に達したか否かが判定され、判定結果が否定の場合
にはタイマT2を起動してS16に移行する。S16に
おいては、ローラー24がV1より小さい速度V2で下
降しながら、ローラー幅を狭めるように制御する。時間
T2でローラーが最も狭まるようにローラー幅を狭める
速度を設定する。S17においては、タイマT2がタイ
ムアップしたか、あるいはローラー幅が最小の位置に来
たか否かが判定され、結果が否定の場合にはS16に戻
るが、肯定の場合にはS13に戻る。以上の様な構成お
よび動作によって、例えば図8(b)に示すようなロー
ラーの動作が可能となる。
【0028】次に第2の実施例について説明する。前述
した第1の実施例は呼吸の周期および動きに関連してマ
ッサージを行うものであったが、第2の実施例は脳脊髄
液の流れのリズムに着目したマッサージに関するもので
ある。脳脊髄液は、ほぼ脳の中心にある第3脳室から出
て脊柱管中の脊髄のまわりを流れ、その先端(腰のあた
り)まで行き戻ってくる。神経系に栄養などを供給して
いるリンパ液のようなものであるといわれている。この
脳脊髄液の循環は5〜8回/分のほぼ一定の周期で行わ
れている。このリズムが狂ってくると、種々の体調不良
の原因になると言われている。マッサージ機による背骨
に沿った刺激は背骨の中を循環している脳脊髄液に直接
伝わり、刺激を与えることが可能であるものと推定され
る。第2実施例においては、第1実施例と同様のもみ玉
の動きで、背骨に沿って指圧、揉み、ローリング等のマ
ッサージを行うが、ローラーの動作を呼吸周期より遅い
脳脊髄液の流れのリズムである5〜8回/分でマッサー
ジを行うことにより、リラックス感が更に増し、体調不
良の原因を取り除くことができる。
【0029】以上、本発明の実施例を開示したが、本発
明には下記のような変形例も考えられる。実施例におい
ては、マッサージを行いながら上昇する例を開示した
が、任意の高さを維持してマッサージを繰り返すように
することも可能である。実施例においては、マッサージ
の周期を呼吸周期とする例を開示したが、マッサージ周
期を手動で増減できるようにしても良く、また、マッサ
ージを受ける人の呼吸周期を測定して、測定周期および
位相に同期してマッサージを行うようにしてもよい。更
に、所定の周期から始まり、次第に周期が長くなるよう
にしてもよい。
【0030】ローラーの上下の移動は送りねじを使用し
ているので、モータ23の回転数と上下の移動速度は比
例している。しかし、幅方向の移動は偏芯傾斜円筒部材
54の傾斜面の方向の変化を利用しているので、施療用
モータ25を等速で駆動した場合には、幅の変化範囲の
中央部分で幅の変化速度が最も大きくなり、両端では零
となる。従って、上下移動用モータ23および施療駆動
用モータ25を共に等速で駆動した場合には、ローラー
の軌跡はS字状となるが、S字状の軌跡でマッサージを
行ってもよい。実施例においては、背中からもみ玉によ
ってマッサージを行う装置に本発明を適用する例を開示
したが、本発明は、呼吸時の肋骨や筋肉の動きを補助す
ることが可能であれば、任意の施療位置を任意の手法で
マッサージするマッサージ装置に適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
呼吸に伴う解剖学的な肋骨の動きに着目し、呼吸に伴う
動きを補助するように施療子であるもみ玉を動かす点に
特徴がある。従って、本発明においては、呼吸時に必要
な肋間筋や横隔膜の動きが補助されるので、呼吸が楽に
なってリラックス感が増すという効果がある。また、自
律神経系に刺激を与え、筋肉の収縮、弛緩をコントロー
ルしている中枢を刺激することにより、より中枢からリ
ラックス感を導くことができるという効果もある。更
に、もみ玉を能動的に動かすことにより、より深い呼吸
を誘導することができ、新鮮な空気を肺に送り込むこと
ができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマッサージ装置の全体構成を示す説明
図である。
【図2】マッサージユニットの部品配置を示す説明図
(1)である。
【図3】図2に描かれた部品を正面から見た場合の配置
を示す説明図である。
【図4】マッサージユニットの部品配置を示す説明図
(2)である。
【図5】ローラー24が開いた状態を示す説明図であ
る。
【図6】本発明のマッサージ装置の制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明のマッサージ装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図8】本発明の施療子であるローラーの動作を示す説
明図である。
【図9】本発明のローラーの位置および速度の変化を示
す波形図である。
【図10】呼吸補助揉み動作処理の内容を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10…背もたれ部、11…シート部、12…アームレス
ト部、20…背枠、21…マッサージユニット、22…
送りネジ、23…上下動用モータ、24…ローラー(も
み玉)、25…施療駆動用モータ、30、31…タイミ
ングベルト、32…1wayクラッチ、33…電動クラ
ッチ、34…リンク部材、35…ソレノイド、36…叩
きウォームギア、37…揉みウォームギア、38…叩き
スパイラルギア、39…叩きシャフト、40、41…偏
芯軸、42…揉みスパイラルギア、43、50…ヘリカ
ルギア、51…揉みシャフト、52…永久磁石、53…
ホール素子、54…偏芯傾斜円筒部材、55…スライダ
ー、56…ローラーアーム、57…ボールジョイント、
70…CPU、71…操作表示部、72…情報入出力回
路、73…リミットスイッチ、74…上下位置検出回
路、76…幅位置検出回路、77…ソレノイド駆動回
路、79…施療用モータ駆動回路、81…上下用モータ
駆動回路、83…グリクライニング動作制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施療子および施療子駆動手段を備えたマッ
    サージ装置において、 人の呼吸の周期に合わせて、施療子を上下動させる制御
    手段を備えたことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 【請求項2】施療子および施療子駆動手段を備えたマッ
    サージ装置において、 人の呼吸の周期より遅い周期で施療子を上下動させる制
    御手段を備えたことを特徴とするマッサージ装置。
  3. 【請求項3】マッサージ装置。前記制御手段は施療子を
    上方に移動させる時に施療子の間隔を広げ、施療子を下
    方に移動させる時に施療子の間隔を狭めることを特徴と
    する請求項1あるいは2に記載のマッサージ装置。
  4. 【請求項4】マッサージ装置。前記制御手段は施療子の
    上方への移動距離を下方への移動距離よりも長くするこ
    とを特徴とする請求項1あるいは2に記載のマッサージ
    装置。
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