JP2001255925A - 生産計画の最適化システム - Google Patents

生産計画の最適化システム

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JP2001255925A
JP2001255925A JP2000066886A JP2000066886A JP2001255925A JP 2001255925 A JP2001255925 A JP 2001255925A JP 2000066886 A JP2000066886 A JP 2000066886A JP 2000066886 A JP2000066886 A JP 2000066886A JP 2001255925 A JP2001255925 A JP 2001255925A
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plant
day
production
production plan
unit
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JP2000066886A
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Tatsuyuki Asakura
立行 朝倉
Tourukai Metein
トゥルカイ メティン
Yoshihisa Masaiwa
義久 政岩
Haruyoshi Onishi
治佳 大西
Satohiko Takeshita
聡彦 竹下
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Mitsubishi Chemical Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験、勘などに基づいて試行錯誤的に策定す
るのではなく、短時間で合理的に策定でき、しかも構成
の複雑なプラント・コンプレックスにも適用できる、生
産計画の最適化システムを提供する。 【解決手段】 本生産計画の最適化システム10は、プ
ラント・コンプレックス内で生産計画の最適化の対象と
なるプラントが入力される対象プラント設定部12と、
対象プラントに対する制約条件が入力される制約条件入
力部14と、対象プラント設定部及び制約条件入力部か
ら出力された情報に基づいて、対象プラントの運転中止
の必要性の検討を含めた生産計画問題を数理計画問題と
して定式化するロジック定義部16と、原単位式、マテ
リアルバランス式等を数理計画モデルとして定式化する
プラントモデル定義部18と、ロジック定義部16及び
プラントモデル定義部18で定式化された数理計画問題
モデルに従って計算して、所要生産コストが最小になる
ように、生産計画を最適化する最適化計算部20と、計
算結果を出力する出力部22とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント・コンプ
レックスの生産計画の最適化システムに関し、更に詳細
には、相互に関連する複数個のプラントを有するプラン
ト・コンプレックスの生産計画を策定するに当たり、所
与の制約条件の下で、少なくともいずれかのプラントの
運転中止の必要性を含めて、所要生産コストが最小にな
るように、プラント・コンプレックスの生産計画を最適
化する、生産計画の最適化システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石油化学プラント、石油精製プラント、
或いはこれらの混合プラント等は、相互に関連する複数
個のプラントを有し、複数種の製品を生産する複雑なプ
ラント・コンプレックスとして構成されている。プラン
ト・コンプレックスは、例えば、図8に示すように、外
部から供給された原料から2種類の第1の中間製品X、
Yを製造する最も上流のプラントAと、プラントAで製
造された種類Xの第1の中間製品を原料として第2の中
間製品を製造するプラントBと、プラントBで製造され
た第2の中間製品を原料として最終製品Z1 を製造する
プラントCと、プラントAで製造された種類Yの第1の
中間製品を原料として最終製品Z2 を製造するプラント
Dとを備えている。更に、プラント・コンプレックス
は、プラントA〜Dからそれぞれ供給される燃料油又は
燃料ガスを燃焼させ、蒸気を発生させてプラントA〜D
に供給するボイラ、更にはタービンを駆動して発電し、
電力を供給する自家発電装置等のユーティリティ設備を
備えている。
【0003】現実には、プラントAからプラントCの間
には、プラントBのみが介在するとは限らず、更に多数
のプラントが介在していたり、更にはプラントAからプ
ラントB、Dとは別の系列のプラント列に別の種類の第
1の中間製品が供給され、別の種類の製品が生産されて
いたり、また、ユーティリティ設備として、プラントA
からDに、それぞれ、燃料を供給する燃料供給装置、冷
却水を供給する冷却水装置、不活性ガスを供給するガス
供給装置等が設けてある例が多い。
【0004】プラント・コンプレックスは、相互に密接
に関連したプラントの集合であるから、プラント・コン
プレックスで種々の製品を生産する場合、プラント間で
原料/製品、或いは原料/中間製品、中間製品/最終製
品の流れ、量的な需要/供給関係等が、プラント間の制
約条件として確立されている。そして、プラント・コン
プレックス内のプラントを運転する際には、それら制約
条件に基づいて、プラント・コンプレックス全体に対し
て綿密な生産計画を作成することが必要である。それ
は、若し、生産計画がないと、てんでのばらばらに個々
のプラントを運転することになり、統制が取れた経済的
な生産を持続することができなくなるからである。
【0005】プラント・コンプレックスの生産計画は、
プラント・コンプレックスを構成する各プラントの生産
能力、各プラントの製品の生産特性等を制約条件とし
て、生産コストを最小にするように、即ち最適化するよ
うに策定される。ここで、各プラントの製品の生産特性
とは、単位量の製品を生産するのに必要な原料、ユーテ
ィリティー等の量的関係を表すのものであって、以下、
原単位式と呼ばれる関係式である。そして、従来から、
プラント・コンプレックスの生産計画は、所与の原単位
式を線形に近似して、数理計画法を適用することによ
り、作成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の生産計
画の策定手法では、影響の大きな制約条件が生じた場合
に、例えば使用可能な工業用水の量が大きく制限された
場合に、各プラントを稼働させ続けるか、又は一旦運転
中止させるかという問題を含めた生産計画の最適化は、
制約条件の定式化が困難なために、数理計画法を適用す
ることが難しいという問題があった。そして、このよう
な制約条件が前提となる場合は、人が、予め、制約条件
を満足できるように、運転停止するプラントを適当に決
定した上で、生産計画を策定していた。
【0007】つまり、従来の生産計画の策定手法の第1
の問題点は、原料、ユーティリティ等の供給に制約があ
る場合、プラントを稼働させるか、停止させるかを含め
た最適な生産計画の最適化計算が困難であることから、
人が、経験、勘などに基づいて試行錯誤により、プラン
トの稼働・停止を含む生産計画を決定するしかなかった
ということである。
【0008】また、プラントの数が多く、構成が複雑な
プラント・コンプレックスの生産計画の策定に数理計画
法を適用したとき、生産計画問題が、整数変数混合型の
数理計画問題となることから、第2の問題点は、現実的
な計算時間内で整数変数混合型の数理計画問題を計算し
て、最適な生産計画を得ることが困難であるということ
である。その結果、策定した生産計画が、最適な生産計
画、つまりコスト最小となる計画から逸脱した計画にな
らざるを得なかった。
【0009】更には、生産計画の最適化の計算精度が低
いという第3の問題点である。プラント・コンプレック
スの各プラントの原単位式は、図2に示すように、プラ
ントの生産量に対して非線形的に変化することが多い。
しかし、従来の生産計画の策定手法では、プラントの原
単位式を最も頻度の高い生産量に基づいて単純な1本の
直線で近似して、生産計画の最適化計算の所要時間を実
用的な計算時間内に収めるようにしていた。その結果、
近似させた原単位式の生産量からはずれた低い生産量の
領域では、非線形関係式の近似精度が劣るために、実際
のマテリアルバランスから逸脱してしまい、生産計画の
最適化の計算精度が低下していた。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、経験、勘などに基づいて試行錯誤的に策定す
るのではなく、短時間で合理的に策定でき、しかも構成
の複雑なプラント・コンプレックスにも適用できる、生
産計画の最適化システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、プラント・
コンプレックスの生産計画を数理計画問題として定式化
することにより、生産計画を最適化することを着想し、
研究の末に、本発明を発明するに到った。上記目的を達
成するために、上述の知見に基づいて、本発明に係る生
産計画の最適化システムは、相互に関連する複数個のプ
ラントを有するプラント・コンプレックスの生産計画を
策定するに当たり、所与の制約条件の下で、少なくとも
いずれかのプラントの運転中止の必要性の検討を含め
て、所要生産コストが最小になるように、プラント・コ
ンプレックスの生産計画を最適化する、生産計画の最適
化システムであって、(1)プラント・コンプレックス
内で生産計画の対象となるプラントの識別符号が入力さ
れ、記憶される対象プラント設定部と、(2)対象プラ
ントの運転の停止操作時に発生する不合格製品による損
失額、及び下限生産量を含めて、対象プラントに対する
制約条件が入力され、記憶される制約条件入力部と、
(3)対象プラント設定部及び制約条件入力部からそれ
ぞれ出力された対象プラント情報及び制約条件情報に基
づいて、対象プラントの稼働・停止論理関係を数理計画
問題として定式化するロジック定義部と、(4)原料及
びユーティリティの単価、製品の単価等のコストデータ
を定義し、対象プラントのマテリアルバランス式及び複
数個の対象プラント間のマテリアルバランス式を数理計
画問題として定式化するプラントモデル定義部と、
(5)ロジック定義部、及びプラントモデル定義部から
それぞれ出力された、定式化稼働・停止論理関係、及び
定式化マテリアルバランス式に基づいて、プラント・コ
ンプレックス全体の生産計画を1つの数理計画問題とし
て定式化し、定式化された数理計画問題モデルに従って
計算を実行し、所要コストが最小になる生産計画を策定
する最適化計算部と、(6)最適化計算部で得た結果を
出力する出力部とを備えることを特徴としている。
【0012】本発明の生産計画の最適化システムは、少
なくともいずれかのプラントの運転を中止することが、
所要生産コストを最小にする上で、必要かどうかをも検
討して、生産計画を最適化する。つまり、数理計画問題
モデルを目的関数として目的関数が最小になるように最
適化計算部で計算する。本発明に係る生産計画の最適化
システムでは、生産計画の対象となるプラントの識別符
号、対象プラントに対する制約条件、及び対象プラント
及び複数個の対象プラント間のマテリアルバランス式
が、生産計画の最適化の制約条件として入力され、記憶
される。尚、対象プラントに対する制約条件、及びマテ
リアルバランス式には、それらに係わるコスト情報も含
まれる。また、マテリアルバランス式とは、原単位式、
及び対象プラントの各製品と、所要原料及び所要ユーテ
ィリティ等との量的関係を言う。
【0013】本発明で、対象プラントの運転の停止操作
時に発生する不合格製品とは、プラント停止操作時に、
通常、発生する、製品としての規格に合わないために廃
棄せざるを得ない不合格製品であって、その損害額が制
約条件として入力される。対象プラントに対する稼働・
停止論理関係とは、プラントの稼動、停止のパターンに
関する制約条件を関係式として表現したものであって、
例えば、本日、対象プラントを停止し、次いで翌日稼働
させ、更に翌々日再び停止するなどを繰り返して実施す
ると、設備にも負荷がかかり、効率が悪くなるので、一
旦対象プラントを停止させると、連続して停止させてお
く等の制限を言う。また、下限生産量とは、これより小
さい生産量では、プラントを稼働できない生産量の下限
値を言う。
【0014】生産計画の最適化システムは、入力装置、
記憶装置、演算装置、出力装置等を備える既知の構成の
コンピュータを使用して形成することができる。対象プ
ラント設定部、及び制約条件入力部は、キーボード等の
入力装置と記憶装置とで構成され、ロジック定義部、プ
ラントモデル定義部、及び最適化計算部は演算装置で構
成され、出力部は、画面表示装置、プリンター等の出力
装置で構成される。プラント・コンプレックス全体の生
産計画が数理計画問題として定式化されれば、市販の最
適化ソルバーなどを利用して、実際の最適化計算を最適
化計算部で行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態例を挙げ、添付
図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細
に説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係る生産計画の最適化システ
ムの実施形態の一例であって、図1は本実施形態例の生
産計画の最適化システムの構成を示すブロック図であ
る。本実施形態例の生産計画の最適化システム10は、
図1に示すように、プラント・コンプレックス内で生産
計画の最適化の対象となるプラント(以下、対象プラン
トと言う)の識別符号が入力され、記憶される対象プラ
ント設定部12と、対象プラントに対する制約条件が入
力され、記憶される制約条件入力部14と、対象プラン
ト設定部12及び制約条件入力部14から出力された情
報に基づいて、対象プラントの運転中止の必要性の検討
を含めた生産計画問題を数理計画問題として定式化する
ロジック定義部16と、製品とユーティリティ間等の関
係を規定する原単位式、マテリアルバランス式等を数理
計画モデルとして定式化するプラントモデル定義部18
と、ロジック定義部16及びプラントモデル定義部18
で定式化された数理計画問題モデルに従って計算して、
所要生産コストが最小になるように、生産計画を最適化
する最適化計算部20と、最適化計算部20で得た計算
結果を出力する出力部22とを備えている。
【0016】プラント設定部12では、プラント・コン
プレックス内で生産計画最適化の対象となる対象プラン
トが、入力され、記憶される。尚、入力する際には、プ
ラント・コンプレックス内の全てのプラントを対象プラ
ントとすることもできるし、一部のプラントだけを対象
プラントとすることもできる。
【0017】制約条件入力部14には、対象プラント設
定部12で指定された対象プラントの制約条件が入力さ
れる。制約条件とは、例えば対象プラントのプラント停
止時に要するロス(損失)、プラントを稼働するときの
下限生産量などの制約条件である。
【0018】ロジック定義部16は、対象プラント設定
部12及び制約条件入力部14からそれぞれ出力された
対象プラント情報及び制約条件情報に基づいて、対象プ
ラントの稼働・停止の必要性を検討する生産計画問題を
数理計画問題として以下のように定式化する。ここで
は、簡単にするために、一度運転停止させたプラント
は、運転停止した以降の生産計画の対象期間中、停止さ
せたままにする場合を例にして、以下のように、生産計
画問題を数理計画問題として定式化する。
【0019】 zsd(p,day) ≧yp(p,day−1)−yp(p,day) (1) Σ(zsd(p、day))≦1 (2) zsu(p,day) ≧yp(p,day)−yp(p,day−1) (3) Σ(zsu(p,day))≦1 (4) zsd(p,day)+zsu(p,day)≦1 (5) zsd(p,day)+yp(p,day)≦1 (6) zsd(p,day)−yp(p,day−1)≦0 (7) zsu(p,day)−yp(p,day)≦0 (8) zsu(p,day)+yp(p,day−1)≦1 (9) Σ(zsd(p、day))及びΣ(zsu(p,da
y))は、それぞれ、プラントp毎に、zsd(p、d
ay)及びzsu(p,day)を加算したものであ
る。
【0020】ここで、インデックスのp及びdayは、
以下のように定義されている。 p:プラントの識別番号 day:生産計画計算対象の各日 zsd(p,day)は、プラントpがdayの日にプ
ラント停止されるのであれば、つまり前日までは稼働し
ていて、この日から停止されるのであれば1、そうでな
ければ0となる整数変数である。yp(p,day)
は、プラントpがdayの日に停止していれば0、稼働
していれば1となる整数変数である。zsu(p,da
y)は、プラントpがdayの日にプラント稼働開始さ
れるのであれば、つまり前日までは停止していて、この
日から稼働されるのであれば1、そうでなければ0とな
る整数変数である。
【0021】プラントモデル定義部18は、対象プラン
トのマテリアルバランス式、及び複数個の対象プラント
間のマテリアルバランス式を数理計画問題として定式化
する。これは一般に広く知られている方法であり、1次
式の数理計画問題として定式化されておれば良い。ここ
で、マテリアルバランス式とは、原単位式、及び対象プ
ラントの各製品と、所要原料及び所要ユーティリティ等
との量的関係を言う。
【0022】例えば、次に数理計画問題として定式化し
た例を示す。 Σ(α(r,p,m,day)×x(p,m,day)) =b(r,day) (10) ここで、 r:各マテリアルバランス式の識別番号 p:各プラントの識別番号 m:生産又は消費される、製品、ユーティリティ等の識
別番号 day:生産計画計算対象の各日 Σ(α(p,m,day)×x(p,m,day))
は、各r(マテリアルバランス式)毎に、かつ各day
毎に、各式の係数αが0でないα(p,m,day)×
x(p,m,day)を加算したものである。すなわ
ち、式(10)は、各プラントの原単位式、各製品、ユ
ーティリティ間の流れの結合関係式等から構成される、
プラント・コンプレックス全体の各製品、ユーティリテ
ィ等のマテリアルバランスを表している。b(r,da
y)は、各対象プラントの原単位式、各製品、ユーティ
リティ間の流れの結合関係式等における定数項を表す。
【0023】 xmin ≦x(p,m,day)≦xmax (11) xmax :xU(p,m,day) xmin :xL(p,m,day) (11)式中、xmin 、すなわちxL(p,m,da
y)は各変数xの下限値、及びxmax 、すなわちxU
(p,m,day)は各変数xの上限値を表す。
【0024】ここで、インデックスのp、m、dayは
以下のように定義されている。 p:プラントの識別番号 m:製品、ユーティリティ等の生産、消費されるものの
識別番号 day:生産計画計算対象の各日 αは、各プラントの原単位式、各製品、ユーティリティ
間の流れの結合関係式等を表すそれぞれの式の係数であ
る。xは、各製品の生産量、原料消費量、ユーティリテ
ィ消費量等の最適な生産計画によって求められる変数で
ある。bは、各プラントの原単位式、各製品、ユーティ
リティ間の流れの結合関係式等における定数項を表す。
【0025】最適化計算部20は、ロジック定義部18
で定式化された関係式、及びプラントモデル定義部16
で定式化された関係式を結合し、結合した全体をプラン
ト・コンプレックスの生産計画の1つの数理計画問題モ
デルとして定義し、最適化計算を実施する。最適化計算
では、数理計画問題モデルに従って数理計画問題を計算
して、原料、燃料購入コスト等の総生産コストが最小と
なるように生産計画を決定する。実際の最適化計算は、
生産計画を数理計画問題として定式化すれば、市販の最
適化ソフト等を利用することにより行うことができる。
【0026】出力部22は、最適化計算部20で得られ
た最適な生産計画をユーザが見やすいように、所定のフ
ォーマットに従って、各対象プラントの各日毎の製品の
生産計画表、各日の必要原料量、燃料量一覧表などを表
示する。そして、プラント・コンプレックス内のプラン
トを運転する際、出力部22で出力された最適な生産計
画に基づき、プラントの生産計画、原料量、燃料量など
の供給計画を実行する、つまり各プラントの各日の実際
の運転を行う。
【0027】実施形態例2 本実施形態例は、本発明に係る生産計画の最適化システ
ムの実施形態の別の例である。本実施形態例では、原単
位式を折線近似により近似させることにより、最適化の
計算精度を向上させている。ここで、図2を参照して折
線近似の手法を説明する。図2は、横軸に生産量を、縦
軸にユーティリティの消費量を取り、原単位式(プラン
トの生産特性)を生産量に応じて3分割してそれぞれを
直線近似させた例を示すグラフである。一般には、プラ
ントの生産量が増加するにつれて、プラントの生産効率
が高くなるので、原単位式は、通常、図2の細実線で示
すように、生産量の非線形関数として示される。そし
て、原単位式は、生産量の小さい区分1では接線の傾斜
が急な曲線となり、区分1より生産量が大きな区分2で
は接線の傾斜が区分1より緩やかな曲線となり、区分2
より生産量が大きな区分3では傾斜が区分2より緩やか
なほぼ直線状となる。
【0028】従って、従来のように、区分3で適用した
1本の直線状の原単位式を、図2の太実線で示すよう
に、区分1から区分3の生産量の全範囲にわたる原単位
式として援用して、最適化計算を行うと、生産計画の最
適化の計算精度が低下する。そこで、本実施形態例で
は、区分1、区分2及び区分3毎に、それぞれの区分の
原単位式を表す曲線を直線近似することにより、つまり
図2の破線で示すように直線近似して、全体的に精度良
い原単位式を求めている。以下では、このようにして、
対象プラントの生産量の範囲を複数個の設定小範囲に区
分し、設定小範囲毎にマテリアルバランス式を線形一次
式で近似させて、原単位式の近似式とする手法を、折線
近似法と呼ぶ。
【0029】ところで、生産量の区分毎に折線近似した
原単位式に基づいて、数理計画法を適用し、線形計画問
題として最適な生産計画を求める場合、どの区分を選択
したかを示すために、新たに、0、1の整数変数を導入
することが必要になる。しかし、大規模なプラントで
は、広い範囲の生産量を小区分に区分し、区分毎に折線
近似させた原単位式を設定すると、整数変数の数が膨大
となり、現実的な計算時間内で計算して、最適な生産計
画を得ることは難しい。
【0030】つまり、プラントの原単位式(生産特性)
の近似精度を向上させるためには、生産量に応じて複数
の区分に分割した折線で、原単位式及びプラントの各製
品とユーティリティとの量的な関係を近似させることが
好ましいものの、大規模なプラントの生産計画では、全
ての折線状の原単位式を数理計画問題に導入して定式化
することは、整数変数の数が膨大になり、現実的な計算
時間では最適な生産計画を求めることができない。
【0031】そこで、本実施形態例のプラントモデル定
義部16は、以下に示すような手法によって、大規模で
複雑なプラント・コンプレックスについても、短時間の
計算によって最適な生産計画を求めることができるよう
にしている。即ち、本実施形態例では、次の手順によっ
て整数変数の数を大幅に削減している。
【0032】(1)折線の分類 convex型の原単位式は、一般に知られているよう
に、整数変数を必要とすることなく定式化できるので、
先ず、原単位式の折線形状をconvex型とnonc
onvex型とに分類する。図3(a)及び(b)を参
照して、convex型及びnonconvex型の折
線を説明する。図3(a)及び図3(b)は、それぞ
れ、convex型の折線の例、及びnonconve
x型の折線の例を示す。convex型の折線形状と
は、図3(a)に示すように、各生産量区分の折線の傾
きが、横軸の生産量の大きな生産量区分に移るに従って
増大していき、かつ、各直線がそれぞれの生産量区分の
境界で連続するものである。また、目的関数を最小化す
る場合、nonconvex型の折線とは、conve
x型の折線でない全ての折線を意味し、例えば図3
(b)に示すように、各生産量区分の折線の傾きが、横
軸の生産量の大きな生産量区分に移るに従って必ずしも
増大してはいないものである。
【0033】ここで、次の(12)から(14)の一次
式によってそれぞれ規定される3本の直線から構成され
る折線で表される原単位式を例として挙げる。 x0≦x≦x1では、y=a1x+b1 (12) x1≦x≦x2では、y=a2x+b2 (13) x2≦x≦x3では、y=a3x+b3 (14) x=x1では、a1×x1+b1=a2×x1+b2 (15) x=x2では、a2×x2+b2=a3×x2+b3 (16) ここで、a1、a2、a3はそれぞれxの係数、b1、
b2、b3はそれぞれ定数を表す。
【0034】(2)前処理 convex型の折線は、整数変数を導入することな
く、次のようにして定式化できる。即ち、折線が、co
nvex型であれば、つまりa1<a2<a3であれ
ば、変数Dx(i)及びDy(i)を導入して、次のよ
うに定式化される。ここで、変数Dx(i)及びDy
(i)は、インデックスのiが1であれば(12)式、
2であれば(13)式、3であれば(14)式に対応す
る変数であることを意味する。 y=ΣDy(i)+b1 (17) x=ΣDx(i) (18) x0≦Dx(1)≦x1では、Dy(1)=a1×Dx(1) (19) x0≦Dx(2)≦x2では、Dy(2)=0.2×Dx(2) (20) x0≦Dx(3)≦x3では、Dy(3)=0.3×Dx(3) (21)
【0035】ここで、 x0:(12)式の直線範囲の下限値 x1:(12)式の直線範囲の上限値 x2:(13)式の直線範囲の上限値 x3:(14)式の直線範囲の上限値 (15)式に示すように、(12)式の折線及び(1
3)式の折線はx=x1で連続しており、(16)式に
示すように、(13)式の折線及び(14)式の折線は
x=x2で連続している。
【0036】一方、(12)式〜(14)式で表される
折線がnonconvex型の折線である場合には、変
数Dx(i)、Dy(i)に加えて、整数変数z(i)
を導入して、次のように定式化される。 y=ΣDy(i) (22) x=ΣDx(i) (23) x0×z(1)≦Dx(1)≦x1×z(1)では、 Dy(1)=a1×Dx(1)+b1×z(1) (24) x1×z(2)≦Dx(2)≦x2×z(2)では、 Dy(2)=0.2×Dx(2)+b2×z(2) (25) x2×z(3)≦Dx(3)≦x3×z(3)では、 Dy(3)=0.3×Dx(3)+b3×z(3) (26) Σz(i)=1 (27)
【0037】ここで、z(i)は各折線毎に定義される
整数変数であり、(12)式が選択された場合はz
(1)=1となり、z(2)及びz(3)は共に0とな
る。また、(13)式が選択された場合には、z(2)
=1となり、z(1)及びz(3)は共に0となる。更
には、(14)式が選択された場合には、z(3)=1
となり、z(1)及びz(2)は共に0となる。本実施
形態例では、上述のように前処理を行って、nonco
nvex型の折線についてのみ整数変数を導入してい
る。
【0038】(3)計算手順 1度に計算すべき整数変数の数が増大すると、計算量が
膨大になって計算時間が長時間となるので、その数を削
減するために、本実施形態例では、図4に示す手順に従
って、混合整数型線形計画問題モデルに基づいて計算
し、所要生産コストが最小になる最適な生産計画を求め
ている。図4は整数変数の数を減少させる際の手順を示
すフローチャートである。
【0039】先ず、図4に示すように、1回目の線形計
画法の計算を行うステップS1 では、各折線状の原単位
式を近似するに当たり、折線中の適当な直線を初期値と
して決定して、整数を含まない線形計画問題として計算
し、最適な生産計画を求める。例えば図5は区分3の近
似直線を選択した場合を示している。次いで、ステップ
2 では、線形計画問題として計算した計算値が、選択
された直線のどの区分にあるかをチェックし、計算した
結果が予め選択した直線の生産量区分に入っていれば、
その直線は収束したと言い、その折線式について、選択
した1本の直線として2回目の線形計画法の計算を実施
する。
【0040】次に、ステップS3 では、計算した結果
が、予め選択した直線の生産量区分に入っていない場合
は、収束していないとして、その折線式に関して計算結
果の生産量に対応する直線を新たに選択して、再度、整
数を含まない線形計画問題として2回目の線形計画法の
計算を実施する。図6は、計算結果が最初に選択された
区分3とは異なる区分2になったことを示している。こ
の場合は、図7に示すように、2回目の線形計画問題で
は、前回の計算結果である区分2の直線を選択して2回
目の線形計画法の計算を行う。そして、各折線式の計算
結果に関して、全ての折線式についてどの直線を選択す
るかが全て決定されたか、又は予め決められた回数だ
け、上述の手順と同じ手順で繰り返す。
【0041】次に、ステップS4 では、収束していない
折線に関してのみ直線選択のための整数変数を導入し
て、つまり収束している折線式について決定された直線
を利用して、混合整数型線形計画問題として最適な生産
計画を求める。これにより、整数変数の個数を著しく減
少させることができるので、現実的な計算時間内に最適
な生産計画を求めることができる。そして、プラント・
コンプレックス内のプラントを運転する際、得た最適な
生産計画を元に各プラントの各日の実際の運転を行う。
【0042】計算例 本計算例は、図9に示すような簡単な構成のプラント・
コンプレックスに適用したものであるい。図9のプラン
ト・コンプレックスは、燃料を消費して高圧蒸気を発生
させるボイラー、高圧蒸気により駆動して発電し、電力
を供給するタービンと発電機(タービン1、発電機1、
タービン2、発電機2)、原料、及びタービンの抽気と
して発生する中圧蒸気、低圧蒸気、電力を消費すること
により、製品を製造するプラント(プラントA、プラン
トB、プラントC)から構成される。
【0043】各機器の生産特性(原単位式)は、次のよ
うに定義されるとする。ここで、簡単にするために、原
単位式の係数、定数項は各日によらず一定とし、各日に
おいて同じ係数を利用する。各式の係数、定数項は、実
際には、生産計画の最適化システム10のユーザにより
入力される値である。以下の(28)式〜(19)式
が、プラントモデル定義部18で定義されるプラントモ
デルとなる。ここでは10日間の生産計画を最適化する
ため(28)式〜(19)式はそれぞれ各日毎に定義さ
れるので合計19式×10日=190式から構成される
こととなる。ボイラー Pf(day)=0.123×Phsm_b(day)+2.3 (28) ここで、Pfはボイラー燃料消費量を、Phsm_bは
ボイラー高圧蒸気発生量を表す。また、インデックスの
dayは生産計画対象の各日を表す。従って、(28)
式は計算対象の日数分の式から構成されることとなり、
計算対象が10日間であれば、式の数は10式となる。
以下の式においても、インデックスdayの意味は同様
である。
【0044】タービン1、発電機1 タービン消費、抽気蒸気量と発電機出力の関係を表すタ
ービンの発電原単位式は、以下のように定義される。 Pow1(day) =0.11×Phsm_t1(day) −0.22×Pmsm_t1(day)+1.1 (29) ここで、Pow1は発電機1の発電量を、Phsm_t
1はタービン1の高圧蒸気消費量、Pmsm_t1はタ
ービン1の中圧蒸気抽気量を表す。
【0045】 タービンのマテリアルバランス式 Phsm_t1(day) =Pmsm_t1(day)+PLsm_t1(day) (30) ここで、PLsm_t1はタービン1の低圧蒸気抽気量
である。
【0046】タービン2、発電機2 タービン消費、抽気蒸気量と発電機出力の関係を表すタ
ービンの発電原単位式は、以下のように定義される。 Pow2(day) =0.15×Phsm_t2(day) −0.25×Pmsm_t2(day)+1.6 (31) ここで、Pow2は発電機2の発電量、Phsm_t2
はタービン2の高圧蒸気消費量、Pmsm_t2はター
ビン2の中圧蒸気抽気量を表す。
【0047】 タービンのマテリアルバランス式 Phsm_t2(day) =Pmsm_t2(day)+PLsm_t2(day) (32) ここで、PLsm_t2はタービン2の低圧蒸気抽気量
を表す。
【0048】稼働・停止対象プラント 稼働・停止対象プラントはプラントA、プラントB、プ
ラントCである。プラントAの原単位式 1)原料消費量原単位式 PrA(day) =0.4×PpA(day)+3×yp_PA(day) (33−1) 0≦PpA≦15 PrA(day) =0.5×PpA(day)+2×yp_PA(day) (33−2) 15≦PpA 尚、生産量が15以下の場合は、(33−1)式で原料
消費量が計算され、15以上の場合は(33−2)式で
原料消費量が計算される。ここで、PrAはプラントA
の原料消費量、PpAは製品Aの生産量、またこの原単
位式は生産量PpAにより2分割される折線式である。
また、yp_PA(day)はdayの日にプラントA
が停止していれば0、稼働していれば1となる整数変数
である。
【0049】 2)中圧蒸気消費量原単位式 PsmA(day) =0.33×PpA(day)+2.3×yp_PA(day) (34) ここで、PsmAはプラントAの中圧蒸気消費量を表
す。 3)電力消費量原単位式 PowA(day) =1.2×PpA(day)+2.1×yp_PA(day) (35) ここで、PowAはプラントAの電力消費量を表す。
【0050】プラントBの原単位式 1)原料消費量原単位式 PrB(day) =1.5×PpB(day)+2.1×yp_PB (36) ここで、PrBはプラントBの原料消費量を、PpBは
製品Bの生産量を表す。 2)中圧蒸気消費量原単位式 PsmBM(day) =0.9×PpB(day)+1.8×yp_PB(day) (37) ここで、PsmBMはプラントBの中圧蒸気消費量を表
す。 3)低圧蒸気消費量原単位式 PsmBL(day) =0.8×PpB(day)+3.4×yp_PB(day) (38) ここで、PsmBLはプラントBの低圧蒸気消費量を表
す。 4)電力消費量原単位式 PowB(day) =0.9×PpB(day)+0.2×yp_PB(day) (39) ここで、PowBはプラントBの電力消費量を表す。
【0051】プラントCの原単位式 1)原料消費量原単位式 PrC(day) =0.14×PpC(day)+5.3×yp_PC(day) (40) ここで、PrCはプラントCの原料消費量を、PpCは
製品Cの生産量を表す。 2)低圧蒸気消費量原単位式 PsmC(day) =0.66×PpC(day)+0.7×yp_PC(day) (41) ここで、PsmCはプラントCの低圧蒸気消費量を表
す。 3)電力消費量原単位式 PowC(day) =0.8×PpC(day)+2.4×yp_PC(day) (42) ここで、PowCはプラントCの電力消費量を表す。
【0052】各機器間のマテリアルバランス式 1)ボイラーと各タービン間の高圧蒸気式 Phsm_b(day) =Phsm_t1(day)+Phsm_t2(day) (43) 2)全体の電力マテリアルバランス式 Pow1(day)+Pow2(day) =PowA(day)+PowB(day)+PowC(day)(44) 3)全体の中圧蒸気マテリアルバランス式 Pmsm_t1(day)+Pmsm_t2(day) =PsmA(day)+PsmBM(day) (45) 4)全体の低圧蒸気マテリアルバランス式 Pmsm_t1(day)+Pmsm_t2(day) =PsmBL(day)+PsmC(day) (46) ここでは、簡単なため生産計画は1月毎の10日間の最
適化計算を実施すると仮定する。
【0053】目的関数 最適化計算部20で計算する目的関数は、次のように定
義される。 最小化:−PpA(day)×PpA(day) −PpB(day)×PpB(day) −PpC(day)×PpC(day) +PrA(day)×PrA(day) +PrB(day)×PrB(day) +PrC(day)×PrC(day) +Pf(day)×Pf(day) (47) ここで、PpAはプラントAの製品Aの単価、PpBは
プラントBの製品Bの単価、PpCはプラントCの製品
Cの単価を表す。また、PrAはプラントAの原料Aの
単価、PrBはプラントBの原料Bの単価、PrCはプ
ラントCの原料Cの単価、Pfはボイラー燃料の単価を
表す。PpA、PpB、PpC、PrA、PrB、Pr
C、Pfの各単価はユーザにより予め入力される値であ
る。(47)式の各項は、それぞれ各日毎に計算される
ので、(47)式の項の数は7項×10日=70個とな
る。
【0054】プラントモデルにおける入力データは(2
8)〜(42)式の原単位式の各係数及び各原単位式の
定数項、目的関数(47)式の各単価である。更に、制
約条件として次のデータも入力される。ボイラー燃料の
流量上下限、ボイラー発生高圧蒸気量上下限、各発電機
の発電量上下限、各タービンの流入高圧蒸気量上下限、
各タービン中圧蒸気抽気量上下限、各タービン低圧蒸気
抽気量上下限、各プラント原料量上下限、プラントA及
びプラントBの中圧蒸気消費量上下限、プラントB、プ
ラントCの低圧蒸気消費量上下限値、各プラント電力消
費量上下限値が入力される。
【0055】次に、稼働・停止対象プラント設定部にお
いて稼働・停止対象とするプラントが設定される。ここ
では、プラントA、プラントB、プラントCが対象と仮
定する。制約条件入力部14には、各プラントの停止時
のロス金額、プラントの生産量下限値が以下のように設
定される。 プラントAの停止ロス金額=PAstop プラントBの停止ロス金額=PBstop プラントCの停止ロス金額=PCstop プラントAの製品Aの生産量下限=PALow プラントBの製品Bの生産量下限=PBLow プラントCの製品Cの生産量下限=PCLow
【0056】数理計画問題 プラントロジック定義部16は、以下のように、数理計
画問題を定義する。 zsd_PA(day) ≧yp_PA(day−1)−yp_PA(day) (48) zsd_PB(day) ≧yp_PB(day−1)−yp_PB(day) (49) zsd_PC(day) ≧yp_PC(day−1)−yp_PC(day) (50) ここで、インデックスのdayは生産計画計算対象の各
日を表す。従って、48)、(49)、(50)式はそ
れぞれ1日目から10日目までの10式から構成され
る。((48)〜(50)式は3式×10日=30式か
ら構成される。)
【0057】また、zsd_PA(day)はプラント
Aがdayの日にプラント停止されるのであれば、つま
り前日までは稼働していて、この日から停止されるので
あれば1、そうでなければ0となる整数変数である。z
sd_PB(day)はプラントBがdayの日にプラ
ント停止されるのであれば、つまり前日までは稼働して
いて、この日から停止されるのであれば1、そうでなけ
れば0となる整数変数である。そして、zsd_PC
(day)はプラントCがdayの日にプラント停止さ
れるのであれば、つまり前日までは稼働していて、この
日から停止されるのであれば1、そうでなければ0とな
る整数変数である。また、yp_PA(day)はプラ
ントAがdayの日に停止していれば0、稼働していれ
ば1となる整数変数である。yp_PB(day)はプ
ラントCがdayの日に停止していれば0、稼働してい
れば1となる整数変数である。同様に、yp_PC(d
ay)はプラントCがdayの日に停止していれば0、
稼働していれば1となる整数変数である。
【0058】 Σzsd_PA(day)≦1 (51) Σzsd_PB(day)≦1 (52) Σzsd_PC(day)≦1 (53) ここで、Σzsd_PA(day)はdayが1日目か
ら10日目までにわたりzsd_PA(day)を加算
したものを表す。Σzsd_PB(day)はdayが
1日目から10日目までにわたりzsd_PB(da
y)を加算したものを表す。同様にしてΣzsd_PC
(day)はdayが1日目から10日目までにわたり
zsd_PC(day)を加算したものを表す。
【0059】 zsu_PA(day) ≧yp_PA(day)−yp_PA(day−1) (54) zsu_PB(day) ≧yp_PB(day)−yp_PB(day−1) (55) zsu_PC(day) ≧yp_PC(day)−yp_PC(day−1) (56) ここで、(54)式〜(56)式はそれぞれ1日目から
10日目までの10式から構成される。((54)式〜
(56)式は3式×10日=30式から構成される。)
【0060】zsu_PA(day)はプラントAがd
ayの日にプラント稼働開始されるでのあれば、つまり
前日までは停止しており、この日から稼働開始されるの
であれば1、そうでなければ0となる整数変数である。
zsu_PB(day)はプラントBがdayの日にプ
ラント稼働開始されるでのあれば、つまり前日までは停
止しており、この日から稼働開始されるのであれば1、
そうでなければ0となる整数変数である。同様にzsu
_PC(day)はプラントCがdayの日にプラント
稼働開始されるでのあれば、つまり前日までは停止して
おり、この日から稼働開始されるのであれば1、そうで
なければ0となる整数変数である。
【0061】 Σzsu_PA(day)≦1 (57) Σzsu_PB(day)≦1 (58) Σzsu_PC(day)≦1 (59) ここで、Σzsu_PA(day)はdayが1日目か
ら10日目までにわたりzsu_PA(day)を加算
したものを表す。Σzsu_PB(day)はdayが
1日目から10日目までにわたりzsu_PB(da
y)を加算したものを表す。同様にしてΣzsu_PC
(day)はdayが1日目から10日目までにわたり
zsu_PC(day)を加算したものを表す。
【0062】 zsd_PA(day)+zsu_PA(day)≦1 (60) zsd_PB(day)+zsu_PB(day)≦1 (61) zsd_PC(day)+zsu_PC(day)≦1 (62) 各式はプラントの停止と起動は同一日には起こらないこ
とを意味している。ここで(60)式〜(62)式はそ
れぞれ1日目から10日目までの10式から構成され
る。((60)式〜(62)式は3式×10日=30式
から構成される。)
【0063】 zsd_PA(day)+yp_PA(day)≦1 (63) zsd_PB(day)+yp_PB(day)≦1 (64) zsd_PC(day)+yp_PC(day)≦1 (65) 各式は、プラントの停止日開始日(その日から停止する
日)がプラント停止となることを意味する。例えばzs
d_PAが1となる日にはyp_PAは必ず0となるこ
とを意味する。ここで、(63)式〜(64)式はそれ
ぞれ1日目から10日目までの10式から構成される。
((63)式〜(64)式は3式×10日=30式から
構成される。)
【0064】 zsd_PA(day)−yp_PA(day−1)≦0 (66) zsd_PB(day)−yp_PB(day−1)≦0 (67) zsd_PC(day)−yp_PC(day−1)≦0 (68) 各式は、プラントの停止開始日がその前日は必ず稼働し
ていることを意味する。ここで、(66)式〜(68)
式はそれぞれ1日目から10日目までの10式から構成
される。((66)式〜(68)式は3式×10日=3
0式から構成される。) zsu_PA(day)−yp_PA(day)≦0 (69) zsu_PB(day)−yp_PB(day)≦0 (70) zsu_PC(day)−yp_PC(day)≦0 (71) 各式は、プラントの稼働開始日(前日まで停止でその日
から稼働開始する日)が必ずプラント稼働していること
を意味する。ここで、(69)式〜(71)式はそれぞ
れ1日目から10日目までの10式から構成される。
((69)式〜(71)式は3式×10日=30式から
構成される。)
【0065】 zsu_PA(day)+yp_PA(day−1)≦1 (72) zsu_PB(day)+yp_PB(day−1)≦1 (73) zsu_PC(day)+yp_PC(day−1)≦1 (74) 各式はプラント起動開始日がその前日は必ずプラント停
止していることを意味する。ここで、(72)式〜(7
4)式はそれぞれ1日目から10日目までの10式から
構成される。((72)式〜(74)式は3式×10日
=30式から構成される。)
【0066】以上からプラント稼働・停止ロジック定義
部で定義される式は、合計で216式となる。変数はz
su_PA(day)、zsu_PB(day)、zs
u_PC(day)、zsd_PA(day)、zsd
_PB(day)、zsd_PC(day)、yp_P
A(day)、yp_PB(day)、yp_PC(d
ay)の合計90変数となる。それぞれは、各日毎に定
義される。
【0067】稼働・停止対象プラント関連の上下限値制
約式が次のように定義される。 PrA_LO(day)×yp_PA(day) ≦PrA(day) ≦PrA_UP(day)×yp_PA(day) (75) PsmA_LO(day)×yp_PA(day) ≦PsmA(day) ≦PsmA_UP(day)×yp_PA(day) (76) PowA_LO(day)×yp_PA(day) ≦PowA(day) ≦PowA_UP(day)×yp_PA(day) (77) PrB_LO(day)×yp_PB(day) ≦PrB(day) ≦PrB_UP(day)×yp_PB(day) (78)
【0068】 PsmBM_LO(day)×yp_PB(day) ≦PsmBM(day) ≦PsmBM_UP(day)×yp_PB(day) (79) PsmBL_LO(day)×yp_PL(day) ≦PsmBL(day) ≦PsmBL_UP(day)×yp_PB(day) (80) PowB_LO(day)×yp_PB(day) ≦PowB(day) ≦PowB_UP(day)×yp_PB(day) (81) PrC_LO(day)×yp_PC(day) ≦PrC(day) ≦PrC_UP(day)×yp_PC(day) (82) PsmC_LO(day)×yp_PC(day) ≦PsmC(day) ≦PsmC_UP(day)×yp_PC(day) (83) PowC_LO(day)×yp_PC(day) ≦PowC(day) ≦PowC_UP(day)×yp_PC(day) (84)
【0069】ここで、PrA_LO、PrA_UPはそ
れぞれプラントAの原料消費量下限、上限値であり、P
smA_LO、PsmA_UPはそれぞれプラントAの
中圧蒸気消費量下限、上限値、PowA_LO、Pow
A_UPはそれぞれプラントAの電力消費量下限、上限
値を表す。またPrB_LO、PrB_UPはそれぞれ
プラントBの原料消費量下限、上限値であり、PsmB
M_LO、PsmBM_LOはそれぞれプラントBの中
圧蒸気消費量下限、上限値であり、PsmBL_LO、
PsmBL_LOはそれぞれプラントBの低圧蒸気消費
量下限、上限値であり、PowB_LO、PowB_U
PはそれぞれプラントBの電力消費量下限、上限値を表
す。またPrC_LO、PrC_UPはそれぞれプラン
トCの原料消費量下限、上限値であり、PsmC_L
O、PsmC_UPはそれぞれプラントCの低圧蒸気消
費量下限、上限値、PowC_LO、PowC_UPは
それぞれプラントCの電力消費量下限、上限値を表す。
【0070】各式の上下限値は予めユーザが入力する。
上述の(48)式〜(57)式はそれぞれ計算対象期間
(ここでは10日間)存在するので、合計で10式×1
0日間=100式から構成される。
【0071】目的関数 プラント稼働・停止ロジック定義部16に関する目的関
数は次のように定義される。 Σzsd_PA(day)×PAstop+Σzsd_PB(day) ×PBstop+Σzsd_PC(day)×PCstop (85) 以上から、図9に示した簡単なプラントの混合整数線形
計画問題は、次のように定式化される。目的関数((4
7)式と(58)式を考慮することにより) 最小化:−PpA×PpA−PpB×PpB−PpC×PpC +PrA×PrA+PrB×PrB+PrC×PrC+Pf×Pf +Σzsd_PA(day)×PAstop +Σzsd_PB(day)×PBstop +Σzsd_PC(day)×PCstop
【0072】制約条件 (28)式〜(46)式および(21)式〜(57)式
の合計406式から構成される。入力するデータは、
(28)式〜(42)式の各原単位式の係数および定数
項、各変数の上下限値である。式の数が406式もあり
これを手で計算することは不可能であるので通常は最適
化計算用の市販ツールを利用して最適化計算を実施す
る。この例では計算結果として得られる結果は、次のよ
うなものとなる。 ・ボイラーでの各日の高圧蒸気発生量、燃料消費量 ・各タービンでの各日の高圧蒸気消費量、中圧蒸気、低
圧蒸気抽気量 ・各発電機での各日の発電量 ・各プラントの各日の製品生産量、原料消費量、中圧蒸
気、低圧蒸気消費量 ・目的関数の値 ここで最適化計算結果としてプラントが停止となった期
間に関しては、そのプラントの製品生産量、原料消費
量、中圧蒸気、低圧蒸気消費量は全て0となる。
【0073】表1及び表2は、それぞれ、この計算例で
得た各プラント電力消費量一覧及び各プラント製品生産
量を示す。この例ではプラントAの製品Aの生産量が計
算対象初日から10日目までそれぞれ(25、25、2
5、20、20、20、10、10、22、22)、プ
ラントBの製品Bの生産量が計算初日から10日目まで
それぞれ(10、10、10、10、12、12、1
0、20、20、10)、プラントCの製品Cの生産量
が計算対象初日から10日目までそれぞれ(30、3
0、15、15、15、15、29、0、0、0)とな
った場合を表している。プラントCは7日目から停止と
なっている。
【表1】
【表2】
【0074】表1中のプラントAの各日の電力消費量は
(35)式から次のように計算されている。 1日目:1.2×25+2.1=32.1 2日目:1.2×25+2.1=32.1 3日目:1.2×25+2.1=32.1 4日目:1.2×20+2.1=26.1 5日目:1.2×20+2.1=26.1 6日目:1.2×20+2.1=26.1 7日目:1.2×10+2.1=14.1 8日目:1.2×10+2.1=14.1 9日目:1.2×22+2.1=28.5 10日目:1.2×22+2.1=28.5 同様にしてプラントBの各日の電力消費量は(39)式
から、プラントCの各日の電力消費量は(42)式から
計算されている。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、プラント・コンプレッ
クス全体の生産計画を1つの数理計画問題として定式化
し、定式化された数理計画問題モデルに従って計算を実
行し、所要コストが最小になる生産計画を策定すること
により、プラント・コンプレックス内の各プラントの生
産特性を精度良くかつ、1年365日を同時にかつ連続
して考慮した日々の最適な生産計画を合理的かつ比較的
短時間で策定することができる。また、あるプラントに
トラブルが発生した時の対策の検討、プラントの能力増
大の可否、プラントの新規建設等種々の問題を容易に検
討することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例の生産計画の最適化システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】生産特性を3分割にした区分毎に折線近似した
例を示すグラフである。
【図3】図3(a)及び(b)は、それぞれ、conv
ex型折線形状及びnonconvex型折線形状の例
を示すグラフである。
【図4】整数変数の数を減少させる際の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図5】区分3の折線を選択した場合を示すグラフであ
る。
【図6】計算結果が折線の区分2になった場合を示すグ
ラフである。
【図7】区分3の折線を選択した場合を示すグラフであ
る。
【図8】プラント・コンプレックスの構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】計算例のプラント・コンプレックスの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10 実施形態例の生産計画の最適化システム 12 対象プラント設定部 14 制約条件入力部 16 ロジック定義部 18 プラントモデル定義部 20 最適化計算部 22 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 政岩 義久 岡山県倉敷市潮通3丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内 (72)発明者 大西 治佳 岡山県倉敷市潮通3丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内 (72)発明者 竹下 聡彦 岡山県倉敷市潮通3丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内 Fターム(参考) 5B049 AA04 AA06 BB07 CC11 CC21 DD01 EE03 EE31 EE39 FF03 9A001 BB02 BB03 BB04 GG07 HZ32 JJ44 KK36 KK55

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に関連する複数個のプラントを有す
    るプラント・コンプレックスの生産計画を策定するに当
    たり、所与の制約条件の下で、少なくともいずれかのプ
    ラントの運転中止の必要性の検討を含めて、所要生産コ
    ストが最小になるように、プラント・コンプレックスの
    生産計画を最適化する、生産計画の最適化システムであ
    って、 (1)プラント・コンプレックス内で生産計画の対象と
    なるプラントの識別符号が入力され、記憶される対象プ
    ラント設定部と、 (2)対象プラントの運転の停止操作時に発生する不合
    格製品による損失額、及び下限生産量を含めて、対象プ
    ラントに対する制約条件が入力され、記憶される制約条
    件入力部と、 (3)対象プラント設定部及び制約条件入力部からそれ
    ぞれ出力された対象プラント情報及び制約条件情報に基
    づいて、対象プラントの稼働・停止論理関係を数理計画
    問題として定式化するロジック定義部と、 (4)原料及びユーティリティの単価、製品の単価等の
    コストデータを定義し、対象プラントのマテリアルバラ
    ンス式及び複数個の対象プラント間のマテリアルバラン
    ス式を数理計画問題として定式化するプラントモデル定
    義部と、 (5)ロジック定義部、及びプラントモデル定義部から
    それぞれ出力された、定式化稼働・停止論理関係、及び
    定式化マテリアルバランス式に基づいて、プラント・コ
    ンプレックス全体の生産計画を1つの数理計画問題とし
    て定式化し、定式化された数理計画問題モデルに従って
    計算を実行し、所要コストが最小になる生産計画を策定
    する最適化計算部と、 (6)最適化計算部で得た結果を出力する出力部とを備
    えることを特徴とする生産計画の最適化システム。
  2. 【請求項2】 マテリアルバランス式が対象プラントの
    生産量の非線形関数として定義されているときには、プ
    ラントモデル定義部では、対象プラントの生産量の範囲
    を複数個の設定小範囲に区分し、設定小範囲毎にマテリ
    アルバランス式を線形一次式で近似することを特徴とす
    る請求項1に記載の生産計画の最適化システム。
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