JP2001255892A - ステレオ信号符号化方法 - Google Patents

ステレオ信号符号化方法

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JP2001255892A JP2000068219A JP2000068219A JP2001255892A JP 2001255892 A JP2001255892 A JP 2001255892A JP 2000068219 A JP2000068219 A JP 2000068219A JP 2000068219 A JP2000068219 A JP 2000068219A JP 2001255892 A JP2001255892 A JP 2001255892A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左、右信号が著しく類似している時に、情報
量が少ない場合でも、品質の劣化を小さくする。 【解決手段】 左、右信号L,Sの和、差ベクトルM,
Sを求め(12)、これらをその平均振幅σM ,σS
正規化してM^,S^を作り(14L,14R)、σM
2 /σS 2 >T(Tは例えば1.5)か否かを判定し
(31)、T以下であれば量子化ひずみDの計算時の重
み係数σM′=σM r 、σS′=σS r (r=0.7)と
し(32)、T以上であれば、σM′=σM 、σS′=0
としV(=M^,S^)をσM′,σS′を用いてDが最
小になる再生ベクトルVj (=Mj′,Sj′)を決定す
る。σM 2 /σS 2 <TでσM ,σS を振幅符号σ
M ,σ^S とし、σM 2 /σS 2 >Tでσ^M
σM 、σ^S =0とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は楽音や音声信号な
どの2チャネルステレオ信号を、和の信号と差の信号に
変換してできるだけ少ない情報量でディジタル符号化す
るステレオ信号符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステレオ信号の多くは、右と左の信号が
類似しており、独立していることは少ない。そこで和の
信号のパワーは差の信号のパワーより大きく、これにあ
わせた情報割り当てや量子化を行うことで量子化ひずみ
を小さくできる。図7に従来のステレオ信号の符号化方
法を示す。入力端子11L,11Rよりのディジタル化
されたステレオの左信号L、右信号Rは和差変換部12
で和信号ベクトルM(=L+R)と差信号ベクトルS
(=L−R)に変換し、振幅符号化部13L,13Rで
それぞれ和信号ベクトルM、差信号ベクトルSの各パワ
ーを求め、その各パワーの平方根を量子化して振幅符号
σ^M ,σ^S を求め、これらσ^M ,σ^S をそれぞ
れ逆量子化して平均振幅値σM ,σS を求め、これら平
均振幅値σM ,σS で和信号ベクトルM、差信号ベクト
ルSを正規化部14L,14Rにおいて割ることで、正
規化し、正規化和信号ベクトルM^、正規化差信号ベク
トルS^を作る。すなわち次式を計算する。
【0003】 M^=M/σM (1) S^=S/σS (2) M^とS^を一括して、ベクトルV(=M^,S^)を
作り、ベクトル量子化部15でベクトル量子化する。す
なわち符号帳16のなかから量子化ひずみ(量子化誤差
又はベクトル間距離とも云う)Dが最小となる再生ベク
トルVj′(=Mj′,Sj′)を、歪計算、ベクトル選
択部17により選択し、その選択した再生ベクトル
j′のインデックスjを波形符号とする。
【0004】このときの量子化する情報量(ビット数)
が十分大きいときにはM^,S^両方のひずみDは次の
ようになる。 D=σM 2 ‖M^−Mj′‖2 +σS 2 ‖S^−Sj′‖2 (3) つまりこの式(3)を歪計算、ベクトル選択部17で計
算して、量子化ひずみDが最小になるように符号帳16
からVj′を選択する。なお、jを決定したあとで、D
をさらに小さくするためにσM とσS を決定しなおすこ
ともある。前記決定したjと、振幅符号化部14L,1
4Rでそれぞれ求めた振幅符号σ^M ,σ^S をマルチ
プレクサ18で多重化して符号化出力とする。
【0005】なお念のために、この符号化出力を復号す
る復号器を図8を参照して説明する。入力端子21から
の多重化符号はデマルチプレクサ22で形状符号のイン
デックスjと、振幅符号σ^M とσ^S に分離され、イ
ンデックスjは逆量子化部23で符号帳からベクトルV
j (=Mj′,Sj′)が取出され、また逆量子化部24
M,24Sでそれぞれσ^M ,σ^S が振幅値σM ,σ
S に逆量子化され、逆正規化部25M,25Sでそれぞ
れMj′,Sj′に対し、σM ,σS が乗算され、これら
乗算値σM j′とσS j′が和差逆変換部26でその
和σM j′+σS j′=Lと差σM j′−σS j
=Rが計算されて左信号ベクトルLと右信号ベクトルR
との再生信号が得られる。
【0006】先に述べたように形状符号のインデックス
jを決定すると、Sの量子化ひずみを求める際の重みσ
S が小さいために選択されたS′そのものの値も小さく
なる場合があり、左右の差の小さい信号が再生され、ス
テレオ感が損なわれる。また差信号の量子化ひずみが著
しく小さくなっても、全体としての量子化ひずみDが小
さいベクトルVj′(=Mj′,Sj′)を決定する必要
から実際のS^と大きく異なる、Sj′を選択してしま
うことがあり、この場合は、量子化雑音が大きくなる。
そこで、量子化ひずみDの計算に用いる重み付け係数を
σS ,σM ではなく、これらに対し、1以下の定数(た
とえば0.7)のrをべき乗した値σM r とσS r を使
い、σM r とσS r との差がσM とσSとの差より小
さくしていた。
【0007】 D^=σM 2r‖M^−Mj′‖2 +σS 2r‖S^−Sj′‖2 (4) しかし、量子化にわりあてる情報(ビット数)が少ない
場合は、式(4)のようにすると、和の信号、差の信号
ともに量子化雑音が大きくなり、品質が低下した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、ス
テレオ信号の二つのチャネルの信号が非常に似ている場
合には情報量が少なくても、再生信号の品質の低下を抑
える符号化方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によればステレ
オ信号の第1チャネル信号と第2チャネル信号とが非常
に類似しているとき、または情報量が少ないときに、適
応的に第1、第2チャネルの和の信号のみを強調し、第
1、第2チャネルの差の信号を抑えることで、ステレオ
感のバランスを考慮した総合的な品質の改善を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施例を適用し
た符号器を示し、図7と対応する部分に同一符号を付け
てある。以下においては1フレームについての処理を説
明する。なお1フレームは例えば20〜30mS、10
24サンプルであり、ベクトル量子化は1フレームを分
割して、10〜20サンプル程度のベクトルについて行
われる。
【0011】入力された左信号L、左信号は和差変換部
12で和信号ベクトルM(=L+R)と差信号ベクトル
S(=L−R)に変換され、振幅符号化部13L,13
Rで、MとSの各パワーをそれぞれ求め、その平方根を
量子化し、更に逆量子化後の平方根値、つまり平均振幅
値σM ,σS を求め、これらσM ,σS でMとSを正規
化部14L,14Rにおいて割ることで、正規化し、以
下のようにM^とS^を作る。
【0012】 M^=M/σM (5) S^=S/σS (6) さらにM^とS^を一括して、ベクトルV(=M^,S
^)を作り、ベクトル量子化部15で量子化ひずみDが
最小となるように再生ベクトルVj′(=Mj′,
j′)を選択する。ここまでの処理の枠組みは従来の
符号器と同じである。この実施例では、再生ベクトルを
選択する時の距離尺度、つまり量子化ひずみDを適応的
に制御する。この処理は判定、重み算出、振幅符号変更
の3つのステップから構成する。最も単純な判定例とし
てはこのときの量子化する情報量(ビット数)が十分大
きく、例えば各サンプル当り2ビット以上であり、Mと
Sのエネルギー差が一定値Tより小さいとき、すなわ
ち、σM 2 /σS 2 <Tのときには、ベクトル量子化の
ひずみDの計算に用いる重み係数σM′とσS′として、
1以下の定数(たとえば0.7)のrを使って、σM r
とσS r を使う。また出力する振幅符号σ^M とσ^S
は正規化部14L,14Rで用いた平均振幅σM ,σS
をそのまま用いる。すなわち 重み係数: σM′=σM r ,σS′=σS r (7) 振幅符号: σ^M=σM ,σ^S =σS (8) とする。
【0013】また、反対にσM 2 /σS 2 ≧Tのときは
差信号ベクトルの量子化ひずみに対する重みを0とす
る。同時に出力する振幅符号σ^S も0とする。すなわ
ち、 重み係数: σM′=σM ,σS′=0 (9) 振幅符号: σ^M =σM ,σ^S =0 (10) とする。
【0014】つまり図1において、判定部31に振幅符
号化部13L,13Rよりそれぞれ平均振幅σM ,σS
を入力して、σM 2 ,σS 2 を計算し、その比σM 2
σS 2 が所定値T以上か否かを判定する。Tとしては
1.5程度、またはそれ以上の値、3〜5がよいことが
実験的に確認されたが、対象情報、割当てビット数など
により好ましい値が決められる。σM 2 /σS 2>Tと判
定されると、重み算出部32で入力された平均振幅
σM,σS をrのべき乗した値σM′=σM r 、σS′=
σS r を算出し、これらベクトル量子化部15へ供給
し、また振幅符号変更部33において、σM ,σS の量
子化符号を振幅符号σ^M ,σ^S として出力する。一
方、判定部31でσM 2/σS 2 ≦Tと判定されると、
重み算出部32で、σM′=σM 、σS′=0としてベク
トル量子化部15へ供給し、振幅符号変更部33におい
て、σM の量子化符号を振幅符号σ^M とし、振幅符号
σ^S =0として出力する。ベクトル量子化部15では
入力された重み係数σM′,σS′を用いて量子化ひずみ
Dを次式により計算してひずみDが最小となる再生ベク
トルV′(=Mj′,Sj′)を求める。
【0015】 D=σM2‖M^−Mj′‖2 +σS2‖S^−Sj′‖2 (11) このようにσM 2 /σS 2 <T、つまり左信号ベクトル
と右信号ベクトルの波形類似度が所定値以下であれば、
この実施例ではひずみDの計算の重み係数として式
(7)の値が用いられ、和成分の重み係数と差成分の重
み係数との差が緩和され、差成分の重み係数が小さいた
めに、S′そのものが小さくなり、左右の差の小さい信
号が再生され、ステレオ感がなくなるおそれがない。な
おσM 2 /σ S 2 <Tの場合は、σM′=σM 、σS′=
σS としてもよい。
【0016】この実施例で重要なことはσM 2 /σS 2
≧Tの場合、つまり左信号ベクトルと右信号ベクトルの
波形類似度が所定値以上であれば、量子化ひずみDの計
算に用いる重み係数として式(9)が用いられ、式(1
1)中の右辺2項目、つまり差信号ベクトルS^に対す
る量子化歪(量子化誤差)を0として無視し、和信号ベ
クトルM^に対する量子化歪(量子化誤差)のみを最小
化するように符号化され、ステレオ感はなくなるが、差
信号ベクトルS^と全く異なるベクトルSj が選択さ
れ、大きな量子化雑音が発生するようなおそれはない。
【0017】上記実施例では左信号ベクトルと右信号ベ
クトルの波形類似度が所定値以上であれば、つまりσM
2 /σS 2 ≧Tであれば差信号ベクトルS^に対する量
子化ひずみ計算の重み係数σS′を0とし、差信号ベク
トルS^に対する量子化ひずみを無視したが、この量子
化ひずみをσM 2 /σS 2 が大きくなるに従って大きく
軽視するようにしてもよい。例えば図2Aに示すよう
に、σM 2 /σS 2 が1以下では、r=0.7程度の1
以下の一定値とし、1を超えるとrが比較的急に増加
し、1.5程度でr=1とし、3程度でr=4とする。
この場合はσM 2/σS 2 が大きくなる程σM′=σM
r とσS′=σS r との差が著しく大きくなりそれだけ
M^に対する量子化ひずみが重要視され、S^に対する
量子化ひずみが軽視され、逐にはS^に対する量子化ひ
ずみは実質的には無視される状態になる。
【0018】この場合は図3に図1と対応する部分に同
一符号を付けて示すように演算部35でσM 2 /σS 2
の演算を行い、重み算出部32で、予め用意した図2A
に示す特性のテーブルをσM 2 /σS 2 により参照し
て、rを求め、そのrでσM′=σM r 、σM σS′=
σS r を演算すればよい。図2A中に破線で示すように
σM 2 /σS 2 が1以下でσM 2 /σS 2 が小さくなる
に従ってrが小さくなるようにしてもよい。
【0019】図2Bに示すようにσM 2 /σS 2 がT
(例えば1.5)以下でr=0.7などの1以下の一定
とし、σM 2 /σS 2 がT以上でr=4などの比較的大
きな一定値としてもよい。この場合も左信号ベクトルと
右信号ベクトルの波形類似度が所定値以上であれば、σ
M 2 /σS 2 >Tとなり、r=4となり、σM′=
σM 4 、σS′=σS 4 となり、M^に対する量子化ひず
みに対し、S^に対する量子化ひずみは0とされない
が、著しく軽視され、V(=M^,S^)のベクトル量
子化は主としてM^に対する量子化ひずみが最小となる
ようにして求まる。
【0020】なお、重み係数のrを図2AではσM 2
σS 2 の連続関数とした場合であり、図2Bは階段関数
とした場合である。このように、重み係数σM′,σS
を決定した場合は、出力する振幅符号のσ^S としてσ
S を符号化したものを用いると復号器で良好な再生をす
ることができない。つまりrが大きい程、σ^S を小さ
くする必要がある。このようにS^に対する量子化ひず
みを軽視した場合における振幅符号σ^S の調整は次の
ようにすればよい。
【0021】振幅符号σ^M ,σ^S を形状符号化、即
ちV(=M^,S^)に対するベクトル量子化の結果を
使って、出力する振幅符号σ^M,σ^Sを、ベクトル量
子化ひずみ分が最小となるように再計算する。量子化ひ
ずみDを書き換えると D=‖σM M^−σ^M j′‖2 +‖σS S^−σ^S j′‖2 (12) となり、これを最小とするσ^M ,σ^S は、上記式の
両辺をσ^M ,σ^S で偏微分した結果を0として、以
下のように決定できる。ただしTはベクトルの転置で、
T BはAとBの内積で、‖A‖2 =AT Aである。
【0022】 σ^M =(M^T M′/‖M′‖2 )σM (13) σ^S =(S^T S′/‖S′‖2 )σS (14) 図3中の振幅再計算符号化部36に、逆量子化部37で
量子化インデックスjを逆量子化部37で符号帳16を
参照して再生したVj (=Mj′,Sj′)と、正規化部
14L,14RからのM^,S^と、振幅符号化部13
L,13RからのσM ,σS を入力して、式(13)、
式(14)を計算し、その結果σ^M ,σ^S を符号化
して振幅符号σ^M ,σ^S として出力する。
【0023】ベクトル量子化(形状符号化)のインデッ
クスjを決定した後で振幅を決めなおす処理自体はすで
に知られている。この発明の形状符号化における量子化
ひずみDの計算における重み係数の変更と、この振幅再
調整と組み合わせると、重み係数が小さく与えられたS
^に対するひずみが大きく、ベクトルの方向を含めたS
^とS′の差が大きいため、これの内積S^T S′は小
さくなり、式(14)で求まる差信号ベクトルの振幅σ
S の値は自動的に0に近くなり、Mの成分の利得がひ
ずみ最小基準で最適化される。
【0024】上述においては左信号ベクトルLと右信号
ベクトルRとの波形の類似度としてパワー比σM 2 /σ
S 2 を求めたが、左信号ベクトルLと右信号ベクトルR
との内積を原信号のエネルギーで正規化した値LT R/
√(|L|2 |R|2 )を用いてもよい。この値が大き
い程、波形類似度が大きいことになる。更に上述の各例
で求めた符号化出力j、σ^M ,σ^S を図8に示した
従来の復号器に入力すれば、ステレオ信号再生すること
ができることは容易に理解されよう。
【0025】上述した符号化の処理手順を図4に示す、
左信号L、右信号Rをフレーム単位に分割し(S1)、
和信号ベクトルMと差信号ベクトルSを生成し(S
2)、Mの平均振幅σM ,Sの平均性幅σS を求め(S
3)、σM ,σS でM,Sをそれぞれ正規化して、正規
化和信号ベクトルM^、正規化差信号ベクトルS^を作
り(S4)、左信号ベクトルLと右信号ベクトルRの波
形類似度をパワー比σM 2/σS 2 又は正規化内積LT
R/√(|L|2 |R|2 )により求め(S5)、この
類似度が所定値以上か否かを調べ(S6)、所定値以上
であれば、S^に対する量子化ひずみの計算における重
み係数を小とする(S7)。次にM^,S^をベクトル
量子化してインデックスjを求め(S8)、必要に応じ
てσM ,σSを再計算してその結果を振幅符号化してσ
M ,σ^S を求め(S9)、j,σ^M ,σ^S を符
号化出力とする(S10)。
【0026】なお左信号と右信号との和信号、差信号を
予め作った後、フレーム分割し、更にベクトル単位でス
テップS3以後を実行してもよい。上述ではステレオ信
号を時間領域のベクトルを量子化したが、周波数領域に
変換したベクトルを用いてもよい。その実施例を図5
に、図3と対応する部分に同一符号を付けて示す。入力
端子11L,11Rよりの左信号、右信号はそれぞれ直
交変換部41L,41Rで離散コサイン変換などにより
周波数領域の係数に変換され、これら周波数領域の係数
は和差変換部12で周波数領域の和係数ベクトルMと差
係数ベクトルSとに変換される。これら和係数ベクトル
M、差係数ベクトルSはそれぞれスペクトル概形計算部
42L,42Rでそれぞれ、例えば小帯域ごとの代表振
幅よりなるスケールファクタがスペクトル概形(包絡)
として求められ、かつこれらの和係数ベクトルM、差係
数ベクトルSの各平均振幅を求め、これら平均振幅およ
びスペクトル包絡EM ,ES により、和係数ベクトル
M、差係数ベクトルSがスペクトル包絡正規化部43
L,43Rでそれぞれ割算されて正規化され、M/EM
=M^、S/ES =S^が求められる。
【0027】またスペクトル包絡EM ,ES は演算部3
5に入力されEM 2 /ES 2 が演算され、その演算結果
に応じて重み算出部32で先に述べたと同様な手法の何
れかにより、重み係数EM′,ES′が算出され、これら
がベクトル量子化部15へ供給され、M^,S^がベク
トル量子化され、インデックスjが出力される。インデ
ックスjは逆量子化部37で逆量子化され、その逆量子
化ベクトルVj (=M j′,Sj′)とM^,S^と、E
M ,ES とが振幅再計算符号化部36に入力され、スペ
クトル包絡EM ,ES が再計算され、その結果が符号化
され、E^M ,E^S として出力される。
【0028】なお図5において左信号Lと右信号Rとを
和信号と差信号とに変換し、これら和信号、差信号をそ
れぞれ直交変換して周波数領域の係数とされ、これらを
分割して和係数ベクトルM、差係数ベクトルSとしても
よい。上述では形状符号化にベクトル量子化を用い、そ
の重み係数を制御して、量子化ひずみを制御したが、ベ
クトルM,Sに対し、適応ビット割当て量子化における
ビット割当てを、左信号ベクトルと右信号ベクトルの類
似度に応じて制御してもよい。例えば図6に示すよう
に、正規化された和ベクトルM^、差ベクトルS^はそ
れぞれ量子化部45M,45Sに入力される。一方、平
均振幅値σM ,σ S は判定部31に入力され、パワー
比σM 2 /σS 2 がT以上か否かが判定され、T以下で
あればビット割当部46でlog2 σM ,log2 σS
が計算され、これらの計算結果に応じたビット割当情報
bM,IbSが量子化部45M,45Sにそれぞれ供給さ
れ、量子化部45M,45Sではその入力されたビット
割当情報IbM,IbSの符号化ビット数となるように、M
^,S^をそれぞれ1サンプルごとのスカラ量子化、あ
るいはベクトル量子化され、それぞれの形状符号がマル
チプレクサ18へ出力される。なおIbM+IbSは一定値
b とされる。
【0029】判定部31の判定結果がT以上であれば、
ビット割当部46はIbM=Ib とし、つまり全ビットを
量子化部45Mに割当て、量子化部45Sにはビットを
割当てない、従ってS^は量子化されず量子化部45S
の出力がゼロとなる。振幅符号変更部33では、σM 2
/σS 2 がT以上か否かに応じて、図1で説明したよう
に振幅符号が変更されてσ^M ,σ^S が出力される。
この適応ビット割当量子化においても、和ベクトルMと
差ベクトルSとの波形類似度に応じて、類似度が高い
程、量子化部45Sに割当てるビット数が少なくなるよ
うにしてもよい。この場合、量子化部45Sに対するビ
ット割当てが少ない程、振幅符号σ^Sの再生振幅が小
さくなるように振幅符号σ^M,σ^Sを再調整するとよ
い。
【0030】上述の何れの形状符号化においても聴覚的
に最良な再生信号が得られるように、例えば符号帳の各
ベクトルMj′,Sj′を聴覚的に変形したものを用いる
など聴覚重み付け量子化をしてもよい。また上述でもス
テレオ信号の左信号と右信号の符号化にこの発明を適用
したがステレオ信号の前方信号と後方信号などの符号化
にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によればステ
レオ信号の第1チャネル信号と第2チャネル信号とが著
しく類似している場合には差信号の量子化ひずみを軽視
又は無視し、主として和信号の量子化ひずみが小さくな
るように、形状符号化することにより、情報量が少ない
場合でも、量子化雑音を小さく、品質劣化を抑えること
ができる。この場合ステレオ感はなくなるが左右信号が
類似しており、もともとステレオ感はほとんど貢献して
いないので実害がない。なお、左右信号が類似していな
いときにはこの発明は自動的に作用しないので、ステレ
オ感と雑音感のバランスをとった設定に影響はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を適用したステレオ符
号化器の機能構成を示すブロック図。
【図2】重み付け係数を制御するパラメータの関数例を
示す図。
【図3】振幅符号を再調整する場合のこの発明の実施例
におけるステレオ符号化器の機能構成を示すブロック
図。
【図4】この発明方法の処理手順の例を示す流れ図。
【図5】周波数領域に変換して符号化する場合にこの発
明の実施例におけるステレオ符号化器の機能構成を示す
ブロック図。
【図6】適応情報割当符号化をこの発明に適用した実施
例におけるステレオ符号化器の機能構成を示すブロック
図。
【図7】従来のステレオ符号化器を示すブロック図。
【図8】従来のステレオ復号器を示すブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神 明夫 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森 岳至 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5D045 DA11 5D062 AA05 5J064 AA01 BA13 BB01 BB12 BC02 BC16 BC17 BC25 BD02 5K041 AA05 CC01 CC09 EE35 EE38 HH12 HH30 9A001 BB04 EE05 GG05 GG16 HH15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステレオの第1チャネル信号と第2チャ
    ネル信号のベクトル単位での和の信号ベクトルMと、差
    の信号ベクトルSを求め、これら和の信号ベクトルMと
    差の信号ベクトルSとを量子化誤差が小さくなるように
    形状符号化すると共に、上記和の信号ベクトルMおよび
    差の信号ベクトルSの各振幅情報を符号化する方法にお
    いて、 上記第1チャネル信号ベクトルと第2チャネル信号ベク
    トルの波形の類似度を求め、 上記類似度が所定値より大きいか否かを判定し、 上記類似度が大きいと判定されると、上記形状符号化に
    おいて、上記差の信号ベクトルSの量子化誤差を軽視ま
    たは無視し、上記和の信号ベクトルMの量子化誤差を主
    として最小化して形状符号化し、 かつ上記差の信号ベクトルSの振幅を小さくした符号化
    符号とする、 ことを特徴とするステレオ信号符号化方法。
  2. 【請求項2】 上記和の信号ベクトルMおよび差の信号
    ベクトルSのそれぞれの平均振幅σM およびσS を求
    め、 上記平均振幅σM ,σS で上記和の信号ベクトルM、差
    の信号ベクトルSをそれぞれ正規化し、その正規化され
    た和の信号ベクトルM、差の信号ベクトルSに対し上記
    形状符号化を行うことを特徴とする請求項1記載のステ
    レオ信号符号化方法。
  3. 【請求項3】 上記形状符号化した後に、量子化誤差が
    最小になるように上記振幅情報の符号化符号を再調整す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のステレオ信号
    符号化方法。
  4. 【請求項4】 上記和の信号ベクトルMおよび上記差の
    信号ベクトルSの各パワーσM 2 およびσS 2 をそれぞ
    れ求め、これらパワーの比σM 2 /σS 2 を上記波形の
    類似度とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
    に記載のステレオ信号符号化方法。
  5. 【請求項5】 上記第1チャネル信号ベクトルと上記第
    2チャネル信号ベクトルの内積をその原信号のエネルギ
    ーで正規化し、その値を上記波形の類似度とすることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のステレオ信
    号符号化方法。
  6. 【請求項6】 上記第1チャネル信号および上記第2チ
    ャネル信号をそれぞれ直交変換して、周波数領域の上記
    第1チャネル信号ベクトルおよび上記第2チャネル信号
    ベクトルを得ることを特徴とする請求項1乃至5の何れ
    かに記載のステレオ信号符号化方法。
  7. 【請求項7】 上記第1チャネル信号と上記第2チャネ
    ル信号との和信号と、差信号とを求め、これら和信号お
    よび差信号をそれぞれ直交変換して、周波数領域の上記
    和の信号ベクトルおよび上記差の信号ベクトルを得るこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のステレ
    オ信号符号化方法。
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