JP2001255884A - 音声合成システム、そのシステムを使用してボイスメッセージの受注配送を行うことのできるボイスデリバリシステム、及びボイスデリバリ方法 - Google Patents

音声合成システム、そのシステムを使用してボイスメッセージの受注配送を行うことのできるボイスデリバリシステム、及びボイスデリバリ方法

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JP2001255884A
JP2001255884A JP2000068071A JP2000068071A JP2001255884A JP 2001255884 A JP2001255884 A JP 2001255884A JP 2000068071 A JP2000068071 A JP 2000068071A JP 2000068071 A JP2000068071 A JP 2000068071A JP 2001255884 A JP2001255884 A JP 2001255884A
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voice
message
delivery
voice message
application
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JP2000068071A
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Iwao Suzuki
巌 鈴木
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ANTENA KK
Original Assignee
ANTENA KK
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 需要者の要求に応じて音声を自動的に合成
し、任意のメッセージを作成することができ、音声メッ
セージ送付の申し込みから発送まで総合的なサービスと
してボイスメッセージの受注配送を行うことのできるボ
イスデリバリシステムを提供する。 【解決手段】 本発明のボイスデリバリシステムは、イ
ンターネット3に接続され、申込人4から音声メッセー
ジの申し込みを受け付けるボイスデリバリサーバ1と、
音声メッセージ作成配送サービスの料金決算を行う電子
マネー取り扱いシステム2と、音声メッセージを制作
し、送付先6に音声メッセージを送付するメッセージ制
作送付システム10と、メッセージ制作送付システムで
制作された音声メッセージを再生する音声ストリーミン
グ再生サーバ20と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声を自動的に合
成して任意のメッセージを作成することができる音声合
成システム、そのシステムを使用してボイスメッセージ
の受注配送を行うことのできるボイスデリバリシステ
ム、及びボイスデリバリ方法に関する。特には、需要者
の要求に応じて音声を自動的に合成し、任意のメッセー
ジを作成することができる音声合成システム、そのシス
テムを使用してインターネットなどのコンピュータネッ
トワークを介して、ボイスメッセージの受注配送を行う
ことのできるボイスデリバリシステム、及びボイスデリ
バリ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、結婚やお祝い事などに際し
て、電報を利用したメッセージの送付が行われている。
この電報送付においては、電報送付者が電話申し込みに
よって行っている。このとき、送付する電報の文面は、
電話会社で予め準備されている定型的なメッセージから
選択する方法と、自分で自由にメッセージを考えてそれ
を文面にする方法がある。また、付加的に、予め準備さ
れている定型的な音楽を選択して、送付するメッセージ
に添えて送ることもできる。
【0003】一方、従来から、複数のコンピュータを通
信回線などによって接続し、データやプログラムなどを
複数のコンピュータ同士で蓄積交換したり、データなど
を共有するコンピュータ・ネットワーク(以下、単に
「ネットワーク」とも言う)が構築されている。
【0004】このようなネットワークの方式としては、
所定の通信プロトコルなどに準拠すれば、原則として自
由にコンピュータの接続ができるオープン型ネットワー
ク方式と、ネットワークをホスト・コンピュータなどで
管理し、接続されるコンピュータなどの端末装置に一定
のセキュリティなどの制限を設けて、管理外のコンピュ
ータ・ノードをネットワークに接続させないようにする
クローズ型ネットワーク方式がある。
【0005】上述のオープン型ネットワーク方式の代表
的なものとして、インターネットがある。このインター
ネットにおいては、通信プロトコルにTCP(Transfer
Control Protocol)/IP(Internet Protocol)が採
用されており、原則としてこの通信プロトコルを遵守し
たコンピュータであればネットワークに接続することが
できる。
【0006】近年において、インターネットのような自
由なネットワーク環境を背景に、WWW(World Wide W
eb)などのマルチメディア環境が整備されてきた。特
に、最近では、このインターネットを利用して特定のサ
ービスを行うインターネットビジネスといわれるものが
多く提案され運営されている。
【0007】このインターネットにおいては、グリーテ
ィングカードといったような文字メッセージと動画像な
どを送るサービスも存在している。また、MP3などの
ように、音声などを記録したファイルを、インターネッ
トを介して送受信することができ、それをPC(Person
al Computer)などで再生できるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の電報などにおいては、送信するメッセージを音
声にすることが困難なため、メッセージを音声で送るこ
とができないという問題があった。
【0009】また、インターネットを利用してグリーテ
ィングカードや音声などを記録したファイルを送信する
場合、その送受信はEメールアドレスを利用して行われ
るため、受信者がEメールアドレスを有していない場合
には利用できないという問題があった。
【0010】さらに、従来においては、メッセージ送付
の受注から発送まで行うサービスビジネスにおいては、
文字で書かれたメッセージから音声を自動的に合成して
音声メッセージを作成し、その音声メッセージを送付す
るといったような総合的なサービスを行うことができる
システムがなかった。
【0011】したがって、上記の点に鑑み、本発明の目
的は、需要者の要求に応じて音声を自動的に合成し、任
意のメッセージを作成することができる音声合成システ
ム、そのシステムを使用してインターネットなどのコン
ピュータネットワークを介し、音声メッセージ送付の申
し込みから発送まで総合的なサービスとしてボイスメッ
セージの受注配送を行うことのできるボイスデリバリシ
ステム、及びボイスデリバリ方法を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の音声合成システムは、音素を記憶する記憶
手段と、記憶手段から所定の音素を抽出する抽出手段
と、抽出手段で抽出された所定の音素から所定のメッセ
ージを生成するメッセージ生成手段と、を備えることを
特徴とする。
【0013】また、上記課題を解決するため、本発明の
ボイスデリバリシステムは、インターネットなどのコン
ピュータネットワークに接続され、音声メッセージ作成
配送サービスを行うボイスデリバリシステムであって、
音声メッセージの申し込みを受け付けるボイスデリバリ
サーバと、ボイスデリバリサーバからの照会に応じて、
音声メッセージ作成配送サービスの料金決算を行う電子
マネー取り扱いシステムと、ボイスデリバリサーバから
の音声メッセージ作成要求に応じて音声メッセージを制
作し、送付先に音声メッセージを送付するメッセージ制
作送付システムと、を備えることを特徴とする。
【0014】ここで、上述の音声合成システムにおいて
は、メッセージ生成手段は、抽出手段で抽出された所定
の音素を並び替える音素並び替え手段と、音素並び替え
手段で並び替えられた音素のアクセントを調整するアク
セント調整手段と、を備えるようにするとよい。また、
上述したメッセージ制作送付システムには、上述の音声
合成システムを備えることができる。
【0015】また、上記課題を解決するため、本発明の
ボイスデリバリ方法は、インターネットなどのコンピュ
ータネットワークを利用して、音声メッセージの作成及
び配送サービスを行うボイスデリバリ方法であって、
(A)コンピュータネットワークを介して受信した音声
メッセージ送付申し込みの要求に応じて、当該申し込み
要求を受理するか否かを決定するステップと、(B)申
し込み要求に含まれる申し込み情報に基づいて、音声メ
ッセージを生成するステップと、(C)生成した音声メ
ッセージを送付先に送付するステップと、を備えること
を特徴とする。ここで、ステップ(B)は、(B1)申
し込み要求に含まれる申し込み情報に基づいて、所定の
音素を抽出するステップと、(B2)抽出した所定の音
素を並び替えるステップと、(B3)並び替えた音素の
アクセントを調整するステップと、を有することもでき
る。
【0016】申し込み者の要求に応じて音声を自動的に
合成して任意のメッセージを作成することができ、イン
ターネットなどのコンピュータネットワークを介し、音
声メッセージ送付の申し込みから発送まで総合的なサー
ビスとしてボイスメッセージの受注配送を行うことがで
きる
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の任意のメッセージ
を作成することができる音声合成システム、そのシステ
ムを使用してインターネットなどのコンピュータネット
ワークを介し、ボイスメッセージの受注配送を行うこと
のできるボイスデリバリシステム、及びボイスデリバリ
方法について図面を参照しつつ説明する。
【0018】図1は、本発明によるインターネットなど
のコンピュータネットワークを介してボイスメッセージ
の受注配送を行うボイスデリバリシステムの概略を示す
図である。また、図2は、音声メッセージの送付処理の
概念を示す図である。
【0019】図1において、このボイスデリバリシステ
ムは、コンピュータネットワークであるインターネット
3に接続され、申込人4からWeb上で音声メッセージ
の申し込みを受け付けるボイスデリバリサーバ(以下、
単に「ボイス・デリ」ともいう)1と、インターネット
3に接続され、音声メッセージ作成配送サービスの料金
決算を行う電子マネー取り扱いシステム2と、ボイス・
デリ1からの音声メッセージ作成要求に応じて音声メッ
セージを制作し、送付先(相手先)6(6a〜6d)に
音声メッセージを送付するメッセージ制作送付システム
10と、メッセージ制作送付システムで制作された音声
メッセージを再生する音声ストリーミング再生サーバ
(以下、単に「音声再生サーバ」ともいう)20と、を
備えている。
【0020】ここで、図1に示すように、申し込み人4
から音声メッセージの制作及び送付サービスの料金を代
行して徴収し、申し込み人4に対して、申し込みを容易
にするための申し込み情報を与えるようなサービスを行
う料金徴収代行システム5を備えるようにするとよい。
この料金徴収代行システム5は、コンビニエンスストア
(以下、単に「コンビニ」ともいう)などに設置して、
料金徴収代行サービスをコンビニなどに委託するように
するとよい。
【0021】図3は、図1及び図2に示したボイスデリ
バリシステムによるボイスデリバリサービスの処理を示
すフローチャートである。以下、図面を参照して、ボイ
スデリバリサービスの処理について説明する。
【0022】図1〜図3において、まず、需要者である
申し込み人4は、音声メッセージ(以下、「ボイスメッ
セージ」ともいう)の申し込み準備を行う(ステップ3
01)。この申し込み準備は、例えば、需要者である申
し込み人4が、予め当該サービスを利用する分の料金を
料金徴収代行システム5に払い込む。これに応じて、例
えば、料金徴収代行システム5から申し込み人4に対し
て、プリペイドカードなどを発行するようにするとよ
い。このとき、申し込み人4は、料金徴収代行システム
5に対してパスワードを入力するようにし、料金徴収代
行システム5は、発行するプリペイドカードにプリペイ
ドカードIDを付して発行する。また、料金徴収代行シ
ステム5は、プリペイドカードID、そのプリペイドカ
ードIDに対応する払込済み料金額、及びプリペイドカ
ードIDに対応するパスワードを、インターネット3な
どを介して電子マネー取り扱いシステム2に通知する。
電子マネー取り扱いシステム2では、料金徴収代行シス
テム5から送信されてきたプリペイドカードIDと、支
払済み料金額と、パスワードとを関連付けて記憶してお
く。このようにして、ボイスメッセージの申し込みの準
備を行うことができる。
【0023】次に、申し込み人4は、PC(Personal C
omputer)や携帯電話などからインターネット3を介し
てボイス・デリ1にアクセスし、申し込みメッセージを
決定し、申し込み情報を送信する(ステップ302)。
この申し込みの際には、メッセージ制作送付システム1
0に相手先6に送信する定型的なボイスメッセージを予
め準備しておき、申し込み人4がボイス・デリ1でその
準備されたボイスメッセージから所望するボイスメッセ
ージを選択することができるようにしておく。また、メ
ッセージ制作送付システム10にボイスメッセージに付
加できる背景音楽(BGM)を予め準備しておき、これ
を申し込み人4に選択させることができるようにする。
さらに、メッセージ送付者の名前をボイスメッセージに
加えるようにすることもできる。
【0024】したがって、申し込み人4は、送付するボ
イスメッセージとして、以下の組み合わせで自由に選択
して申し込みを行うことができる。 定型メッセージ(準備されたメッセージ) 定型メッセージ+BGM 定型メッセージ+送付者名 定型メッセージ+送付者名+BGM 自由メッセージ(申し込み人4の作成メッセージ) 自由メッセージ+BGM 自由メッセージ+送付者名 自由メッセージ+送付者名+BGM
【0025】ここで、ボイス・デリ1が申し込み人4か
ら受信する申し込み情報には、プリペイドカードID、
パスワード、申し込みメッセージの情報(上記の〜
)、申し込み人4の氏名、申し込み人4の住所または
Eメールアドレス、送り先(相手先6)の氏名または名
称、及び住所、居所またはEメールアドレス、送付媒体
(送付形態)などを含むことができる。
【0026】ボイス・デリ1は、電子マネー取り扱いシ
ステム2に対して、プリペイドカードIDとパスワード
を送信して、メッセージの申し込みを受け得るか否かを
問い合わせる(ステップ303)。
【0027】この問い合わせに応じて、電子マネー取り
扱いシステム2は、メッセージの申し込みを受け付ける
かどうかを判断する(ステップ304)。具体的には、
電子マネー取り扱いシステム2は、以下の検証を行う。 プリペイドカードIDとパスワードの対応の検証 プリペイドカードIDに対応する支払済み料金額(料
金残高)と、申し込みメッセージの費用の比較
【0028】このとき、パスワードの不一致や料金の不
足などがある場合には、申し込み不許可のメッセージを
その理由と共にボイス・デリ1に送信する。ボイス・デ
リ1は、電子マネー取り扱いシステム2からの返答結果
を申し込み人4に通知(ステップ305)して、申し込
み内容の変更をするかどうかを問い合わせる(ステップ
306)。
【0029】申し込み人4が、申し込み内容を変更する
場合には、再びステップ302の処理から行うようにす
る。また、申し込み人4が、申し込みを中止するとき
は、ボイスデリバリサービスの処理は終了する。
【0030】一方、ステップ304で、電子マネー取り
扱いシステム2が、申し込みを許可できる場合には、申
し込み許可の通知をボイス・デリ1に送信する(ステッ
プ307)。ボイス・デリ1は、申し込み人4に対し
て、受付完了を通知する。このとき、申し込み人4がE
メールアドレスを持っている場合には、そのアドレスに
対して受付確認メールを送付するようにしてもよい(ス
テップ308)。
【0031】次に、ボイス・デリ1は、申し込み人4か
ら送信されてきた申し込み情報をメッセージ制作送付シ
ステム10に送信する(ステップ309)。
【0032】メッセージ制作送付システム10は、申し
込み情報に含まれる申し込みメッセージ情報から送付す
るボイスメッセージを制作する(ステップ310)。以
下、このボイスメッセージの作成について詳述する。
【0033】図4は、メッセージ制作送付システム10
に設けられている音声合成システムを示す図である。図
4において、音声合成システム30は、予め準備された
定型メッセージを記憶する定型メッセージデータベース
31と、サンプリング音声を記憶するサンプリング音声
データベース32と、BGMを記憶するBGMデータベ
ース33と、各データベース31〜33から必要な音声
を抽出する音声抽出部34と、サンプリング音声データ
ベース32から抽出した音素から所定のメッセージを生
成するメッセージ生成部35と、メッセージ生成部35
で生成されたボイスメッセージ、音声抽出部34で抽出
した定型メッセージ及び音声抽出部34で抽出したBG
Mを合成して送付するボイスメッセージを制作する合成
部38と、合成部38で合成されたボイスメッセージを
所定の記録媒体に記録する媒体記録部39と、を備えて
いる。
【0034】ここで、メッセージ生成部35は、サンプ
リング音声データベース32から抽出した音素を音声抽
出部34から受け取り、その音素を並び替えて所定のメ
ッセージを作成する音素並び替え部36と、音素並び替
え部36で作成されたメッセージのアクセントを調整す
るアクセント調整部37と、を備えている。
【0035】また、サンプリング音声データベース32
には、任意のボイスメッセージを制作するための音素が
記憶されている。この音素とは、日本語の仮名発音によ
る46音(ア行〜ン行)、濁音ガ行5音、鼻音ガ行5
音、ザ行5音、ダ行5音、バ行5音、パ行5音、キャ行
3音、シャ行3音、チャ行3音、ニャ行3音、ヒャ行3
音、ミャ行3音、リャ行3音、ギャ行3音、ジャ行3
音、ビャ行3音、ピャ行3音をいい、合計112音あ
る。さらに、各音素を3つの周波数(高周波数、基準周
波数、低周波数)でサンプリングし、合計336(11
2×3)音のサンプリング音素をサンプリング音声デー
タベース32に記憶している。
【0036】図5は、3つの周波数の一例を示す図であ
る。図5に示すように、実際の発生音が「山田太郎」の
場合、最初の音である「ヤ」が基準周波数となる。そし
て、次の音の「マ」が高周波数となり、名前の2番目の
音「ロ」が低周波数となる。
【0037】以上のようにして、サンプリング音声デー
タベース32には、任意のボイスメッセージを制作する
ための336音のサンプリング音素が記憶されている。
【0038】以下においては、申し込み人4から申し込
まれたメッセージの種類が「定型メッセージ+送付者
名+BGM」の場合について説明する。
【0039】図6は、ボイスメッセージ制作の処理を示
すフローチャートである。図4〜図6において、先ず、
音声抽出部34は、申し込み人4が指定した定型メッセ
ージ及びBGMを定型メッセージデータベース31及び
BGMデータベース33から抽出し合成部38に転送す
る。また、音声抽出部34は、送付者名(例えば、「山
田太郎」)を生成するためにサンプリング音声データベ
ース32から送付者名に対応した音素(「ウ」、
「タ」、「マ」、「ヤ」、「ロ」、「ダ」)を抽出し
て、メッセージ生成部35に転送する(ステップ60
1)。このとき、音声抽出部34は、人名単語の持つ発
生イントネーション(図5参照)にしたがって音素を抽
出する。
【0040】メッセージ生成部35の音素並び替え部3
6は、音声抽出部34で抽出された音素(「ウ」、
「タ」、「マ」、「ヤ」、「ロ」、「ダ」)を指定され
た人名になるように並び替え「ヤマダタロウ」(メッセ
ージ)を作成する(ステップ602)。
【0041】次に、アクセント調整部37では、必要に
応じて、促音調整(ステップ603)とイントネーショ
ン調整(ステップ604)を行う。まず、ステップ60
3の促音調整では、促音となる音素の発声時間を1/2
にし、その後に1音分の無音時間を設けてから次の音を
出すようにする。例えば、1音の発声時間が20[m
s]で「カット」というメッセージの場合には、「か」
10[ms]+「無音」20[ms]+「と」20[m
s]となる。
【0042】また、ステップ604のイントネーション
調整では、標準的な単語発声のイントネーションと作成
したメッセージのイントネーションを音声スペクトラム
分析(倍音成分分析)で比較し、音素毎に声の高さの微
調整を行う。これは、例えば、日本語発声の特徴などを
考慮した場合、声立て部分(単語の文頭)では、基本周
波数が相対的に高くなり、また、末尾には相対的に低く
なるという特徴を自動的にメッセージに反映させるよう
にする。
【0043】以上の各調整が終了して、メッセージ生成
部35において、最終的なメッセージ(上述の場合には
人名単語)が生成される(ステップ605)。
【0044】メッセージ生成部35で生成されたメッセ
ージ(人名単語)は、合成部38に送られる。合成部3
8は、音声抽出部34から受け取った定型メッセージ及
びBGMと、メッセージ生成部35からのメッセージ
(人名単語)を合成して、「定型メッセージ+送付者名
+BGM」のボイスメッセージを作成する(ステップ6
06)。
【0045】次に、媒体記録部39は、送付形態に応じ
た形態でボイスメッセージを記録媒体に記録する(ステ
ップ607)。
【0046】以上が、図3のステップ310に示した、
ボイスメッセージの制作処理である。再び説明を図3に
戻す。図3において、ステップ310に続いて、申し込
みメッセージ情報で指定されている送付形態に応じて、
ステップ310で制作したボイスメッセージを相手先6
に送付する(ステップ311)。ここで、ボイスメッセ
ージの送付形態の一例として、図2に示したような、以
下のものが考えられる。 CT(Compact Tape)、MD(Mini Disk)、CD−
ROM(Compact Disk -Read Only Memory)などに記録
して相手先6aに郵送する。 MP3ファイルにして相手先6bにボイス・デリ1か
らインターネット3を介して、Eメールで送信する。 送付先毎に特定のメッセージ専用Webを音声再生サ
ーバ20に設けてボイスメッセージをこの音声再生サー
バ20に準備しておく。このとき、ボイスメッセージの
保存期限を決めておくとよい。また、相手先がこの音声
再生サーバ20にアクセスするためのパスワードを設定
するとよい。メッセージ制作送付システム10から相手
先6cへは、ボイス・デリ1からEメールなどで、この
専用Webのアドレスを連絡するようにする。 相手先6dに電話回線でボイスメッセージを音声とし
て送付する。
【0047】以上、本発明のインターネットなどのコン
ピュータネットワークを介し、ボイスメッセージの受注
配送を行うことのできるボイスデリバリシステム、及び
ボイスデリバリ方法について説明したが、サンプリング
音声データベース32に記憶しておくサンプリング音素
を、俳優や女優、声優、プロスポーツ選手、政治家など
の著名人、有名人の声からサンプリングしたものにする
こともできる。
【0048】また、定型メッセージデータベース31に
記憶している定型メッセージにおいても、同様に俳優や
女優、声優、プロスポーツ選手、政治家などの著名人、
有名人の声で記録して準備しておくことができる。
【0049】このとき、申し込み人4は、メッセージの
音声の人物を、申し込みの際にボイス・デリ1で選択で
きるようにすることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の音声合成システ
ム、そのシステムを使用したボイスデリバリシステム及
びボイスデリバリ方法によれば、需要者の要求に応じて
音声を自動的に合成して任意のメッセージを作成するこ
とができ、インターネットなどのコンピュータネットワ
ークを介し、音声メッセージ送付の申し込みから発送ま
で総合的なサービスとしてボイスメッセージの受注配送
を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボイスデリバリシステムの一形態を示
す図である。
【図2】本発明のボイスデリバリシステムによる音声メ
ッセージ送付の形態を示す図である。
【図3】本発明のボイスデリバリ方法の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明の音声合成システムの一形態を示す図で
ある。
【図5】人名による音素の一例を示す図である。
【図6】音声メッセージ制作処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ボイスデリバリサーバ 2 電子マネー取扱いシステム 3 インターネット 4 申し込み人 5 料金徴収代行システム 6、6a、6b、6c、6d 相手先 10 メッセージ制作送付システム 20 音声再生サーバ 30 音声合成システム 31 定型メッセージデータベース 32 サンプリング音声データベース 33 BGMデータベース 34 音声抽出部 35 メッセージ生成部 36 音素並び替え部 37 アクセント調整部 38 合成部 39 媒体記録部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/54 G10L 5/04 F 5K101 12/58 3/00 H 9A001 H04M 3/42 Q 3/533 H04L 11/20 101B 11/10 Fターム(参考) 5B049 AA02 BB31 CC05 CC09 CC10 DD03 FF06 FF07 GG02 5D045 AA09 AB30 5K015 AA00 AB00 GA00 GA04 GA06 5K024 AA02 AA72 BB00 CC00 CC09 EE06 FF06 GG03 GG06 GG07 5K030 GA00 HA06 HC04 JT01 KA20 5K101 KK05 LL01 MM07 NN03 NN14 NN16 NN23 RR12 RR27 SS08 9A001 HH18 JJ13 JJ25 JJ27 KK60

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音素を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から所定の音素を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された前記所定の音素から所定のメ
    ッセージを生成するメッセージ生成手段と、 を備えることを特徴とする音声合成システム。
  2. 【請求項2】前記メッセージ生成手段は、前記抽出手段
    で抽出された前記所定の音素を並び替える音素並び替え
    手段と、 前記音素並び替え手段で並び替えられた音素のアクセン
    トを調整するアクセント調整手段と、 を備えることを特徴とする請求項1記載の音声合成シス
    テム。
  3. 【請求項3】インターネットなどのコンピュータネット
    ワークに接続され、音声メッセージ作成配送サービスを
    行うボイスデリバリシステムであって、 音声メッセージの申し込みを受け付けるボイスデリバリ
    サーバと、 前記ボイスデリバリサーバからの照会に応じて、音声メ
    ッセージ作成配送サービスの料金決算を行う電子マネー
    取り扱いシステムと、 前記ボイスデリバリサーバからの音声メッセージ作成要
    求に応じて音声メッセージを制作し、送付先に音声メッ
    セージを送付するメッセージ制作送付システムと、 を備えることを特徴とするボイスデリバリシステム。
  4. 【請求項4】前記メッセージ制作送付システムは、前記
    請求項1または2記載の音声合成システムを備えること
    を特徴とする請求項3記載のボイスデリバリシステム。
  5. 【請求項5】インターネットなどのコンピュータネット
    ワークを利用して、音声メッセージの作成及び配送サー
    ビスを行うボイスデリバリ方法であって、(A)コンピ
    ュータネットワークを介して受信した音声メッセージ送
    付申し込みの要求に応じて、当該申し込み要求を受理す
    るか否かを決定するステップと、(B)前記申し込み要
    求に含まれる申し込み情報に基づいて、音声メッセージ
    を生成するステップと、(C)生成した音声メッセージ
    を送付先に送付するステップと、を備えることを特徴と
    するボイスデリバリ方法。
  6. 【請求項6】前記ステップ(B)は、(B1)前記申し
    込み要求に含まれる申し込み情報に基づいて、所定の音
    素を抽出するステップと、(B2)抽出した前記所定の
    音素を並び替えるステップと、(B3)並び替えた音素
    のアクセントを調整するステップと、を有することを特
    徴とする請求項5記載のボイスデリバリ方法。
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