JP2001255282A - 圧電セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置 - Google Patents
圧電セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置Info
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Abstract
効率よく,高精度の検査を行う。 【解決手段】 圧電セラミックスの欠陥検査時の検査光
の明度,色相を一定にする手段として,検査光の明度調
整,色相調整を行った。
Description
の欠陥検査方法及び欠陥検査装置に関する。
で,圧電セラミックスの圧電効果を利用して駆動力を得
る圧電アクチュエータが注目されている。
に示すように,支持台41と支持台41に設けた支持軸
42と,支持軸42に固定された弾性体44と,弾性体
44の一方の面に接着層47を介して接着された圧電素
子45と,圧電素子45に一端を接続し,励振信号を供
給するリード線48とを備える。リード線は,絶縁基板
49に接合され,絶縁基板49は,支持台41に接合さ
れる。また,リード線48と圧電素子45との接合は,
支持台41に設けたリード通孔41bを通しておこなわ
れる。ここで,圧電素子45は,薄膜形成した電極パタ
ーン46を有し,弾性体44と接着して振動体43を構
成する。圧電アクチュエータの動作としては,前記のよ
うに構成された振動子に励振信号を入力すると,弾性体
44に設けた突起44aが振動し,図示しない円盤状の
振動子が支持軸42を回転案内として回転する。
ば特開平7−15111号公報に記載されるような焼成
前の圧電セラミックスのグリーンシートで検査する方法
がある。
て検出する欠陥の検査方法としては,特開平10−14
8619号公報に提案されているが,反射される光沢面
が必要であり,反射の少ない圧電セラミックスの検査方
法には適用できない。
クチュエータに用いられる圧電セラミックスは、焼成中
ならびに焼成後に内部に欠陥を持ち、この欠陥は、グリ
ーンシートの状態では発見されない。また、表面を検査
しただけでは、見つけることができない。したがって、
検査光を圧電セラミックスに透過させて検査することが
必要である。
や色相が経年変化や電源電圧の変動によって変化した
り,周囲の明るさなどが変化することによって,検査結
果がばらついてしまうということが課題であった。
検査工程において,効率よく,高精度の検査を行う圧電
セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置を提供す
ることにある。
は,検査光を圧電セラミックスに照射し,圧電セラミッ
クスを透過した光の強度を検出することで欠陥を測定す
る欠陥検査方法において,検査光を基準とする圧電セラ
ミックスに照射し,基準明度を取り込む工程と,被検査
体に検査光を照射し,その透過光を画像処理する工程
と,前記基準明度と被検査体の明度を比較して,検査可
否範囲の内外を判定する工程とを有することで検査が精
密にできることを特徴とする。ここで画像処理とは,撮
像カメラで撮像した画像データを,例えば256段階の
明度を持つように演算を行い,明度差による検査判定を
することである。また,基準明度とは検査の際に基準と
なる明度のことで,所定の照度の検査光を,基準とする
圧電セラミックスに照射し,画像処理したときに得られ
る明度である。
これは検査を行う毎に取り込む必要はなく,あらかじめ
用意しておいた基準明度を用いることが含まれる。
電源電圧の変動によって変化したり,周囲の明るさなど
が変化しても,検査を正しくおこなうことができる。
内外を判定する工程を有することによって,検査結果の
信頼性を向上させる。
欠陥を検査する工程において,明度範囲外である場合
は,欠陥を検査する工程以前に,検査光の照度を調整す
る工程を有することを特徴とする。ここで,検査光の照
度を電圧などによって,変化させることができる。
することで,照度を一定に保つことができる。
よって変化していた検査光の照度は一定に保たれ,精度
の高い検査結果を得ることができる。
欠陥を検査する工程において,色相範囲外である場合
は,欠陥を検査する工程以前に,検査光の色相フィルタ
を変更することを特徴とする。ここで,色相を変更する
とは,検査に必要のない光を通過させない方法として,
例えば赤色や青色のセロファンフィルムや着色ガラスや
紫外線フィルタを用いる,もしくは,検査光の赤青緑な
どの強度を変化させることが含まれる。
られる検査光の色相を一定に保つことで,撮像カメラの
誤検出がなくなる。
よって検査光の色相が変化したり,必要以外の光が撮像
カメラに入ることがなくなり,精度の高い検査結果を得
ることができる。
と,被検査体を撮像する手段と,撮像した画像を基準画
像と比較演算する手段と,検査可否範囲の内外を判定
し,明度範囲外である場合は,検査光の照度を調整し,
色相範囲外である場合は,検査光の色相フィルタを変更
する手段を有することを特徴とする。
調整したり,検査光の色相を変更することで,照度およ
び色相を一定に保つことができる。
よって変動していた検査光の照度および色相は一定に保
たれ,精度の高い検査結果を得ることができる。
わる実施の形態を詳細に説明する。 {実施の形態1}先ず,検査工程について説明する。
程は画像撮像1,画像処理2,基準画像3,明度判定
4,明度調整5,色相判定6,色相調整7,欠陥検査8
からなる。
像し,画像処理装置に取り込む。画像処理2は取り込ん
だ撮像データと,あらかじめ取り込んでおいた基準画像
3とを比較演算する。明度判定4は演算した明度があら
かじめ定められた範囲外になっていないかを判定する。
明度調整5は明度判定4で演算した明度が,あらかじめ
定められた範囲内になるように検査光を調整する。色相
判定6は演算した色相があらかじめ定められた範囲外に
なっていないかを判定する。色相調整7は色相判定6で
演算した色相が,あらかじめ定められた範囲内になるよ
うに検査光またはフィルタを調整する。欠陥検査8は被
検査体に欠陥がないかを判定する。
によって変化する検査光の影響を受けることなく,精度
の高い検査結果を得ることができた。 {実施の形態2}検査装置について説明する。
置は,撮像カメラ21,画像処理装置22,基準画像2
3,検査光24,検査光制御装置25,検査ステージ2
6,基準圧電セラミックス27から構成されている。
ステージ26に置き,検査光24を照射し,撮像カメラ
21で撮像された画像データと基準画像23とを画像処
理装置22で比較処理することで,検査光24が明度範
囲外になっていないかを判定することができる。
ス27を検査ステージ26に置き,検査光24を照射
し,撮像カメラ21で撮像された画像データを画像処理
装置22で処理し,その結果によって検査光制御装置2
5を制御することにより,検査光24の照度を調整をす
ることができる。
て,検査光の照度を一定に保つことができ,安定した検
査をおこなうことができた。
かった場合,欠陥のない被検査体の50%が不良品の判
定となった。この原因として,検査光の照度が適切でな
い場合,欠陥のない被検査体の撮像データ中にノイズ成
分が発生し,誤判定してしまうことが考えられ,検査光
の照度調整をすることが不可欠であるとの結果となっ
た。
とにより,人手による調整行為をなくすことができるた
め,生産効率が高められた。 {実施の形態3}また,図3において,基準圧電セラミ
ックス37は,透明アクリル製の検査ステージ36に載
せ,検査ステージ36と検査光34との間に,赤色フィ
ルタ38a,青色フィルタ38b,緑色フィルタ38c
のフィルムで構成されている色相フィルタを配置した。
ここで,色相フィルタ38a,38b,38cは,フィ
ルタ駆動装置39によって切り替えることができる。ま
た,フィルタ駆動装置39は,画像処理装置32に接続
されている。撮像カメラ31によって取り込まれた基準
圧電セラミックス37の画像は,画像処理装置32にお
いて,基準画像33と比較処理される。この処理結果を
もって,前記画像処理装置32に色相フィルタ切り替え
の指示がおこなわれる。
わなかった場合,欠陥をもつ被検査体の20%が良品の
判定となった。この原因としては,撮像カメラが持つ波
長特性によるものと考えられ,色相フィルタをもちい
て,色相調整することが不可欠であるとの結果となっ
た。
とにより,人手による調整行為をなくすことができるた
め,生産効率が高められる。
度・色相を一定にすることができる。したがって,検査
光の照度や色相の変化にかかわらず,圧電アクチュエー
タの表面および内部の欠陥を効率よく,高精度に検査す
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 検査光を基準とする圧電セラミックスに
照射し,基準明度を取り込む工程と,被検査体に検査光
を照射し,その透過光を画像処理する工程と,前記基準
明度と被検査体の明度を比較して,検査可否範囲の内外
を判定し,欠陥を検査する工程とを有する圧電セラミッ
クスの欠陥検査方法。 - 【請求項2】 前記検査可否範囲の内外を判定し,欠陥
を検査する工程において,明度範囲外である場合は,欠
陥を検査する工程以前に,検査光の照度を調整する工程
を有する請求項1記載の圧電セラミックスの欠陥検査方
法。 - 【請求項3】 前記検査可否範囲の内外を判定し,欠陥
を検査する工程において,色相範囲外である場合は,欠
陥を検査する工程以前に,検査光の色相を変化させるこ
とを特徴とする請求項1記載の圧電セラミックスの欠陥
検査方法。 - 【請求項4】 被検査対象に検査光を照射する手段と,
被検査体を撮像する手段と,撮像した画像を基準画像と
比較演算する手段と,検査可否範囲の内外を判定し,明
度範囲外である場合は,検査光の照度を調整する手段と
を有する圧電セラミックスの欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000069274A JP2001255282A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 圧電セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000069274A JP2001255282A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 圧電セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001255282A true JP2001255282A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18588190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000069274A Pending JP2001255282A (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | 圧電セラミックスの欠陥検査方法及び欠陥検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001255282A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047681A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩処理用金型の検査装置 |
JP2020041889A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 日本電気硝子株式会社 | ワーク検査方法及びワーク検査システム |
-
2000
- 2000-03-13 JP JP2000069274A patent/JP2001255282A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011047681A (ja) * | 2009-08-25 | 2011-03-10 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 防眩処理用金型の検査装置 |
CN101995409A (zh) * | 2009-08-25 | 2011-03-30 | 住友化学株式会社 | 防眩处理用模具的检查装置 |
JP2020041889A (ja) * | 2018-09-10 | 2020-03-19 | 日本電気硝子株式会社 | ワーク検査方法及びワーク検査システム |
JP7054450B2 (ja) | 2018-09-10 | 2022-04-14 | 日本電気硝子株式会社 | ワーク検査方法 |
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