JP2001253342A - 列車ドアの開閉制御装置 - Google Patents

列車ドアの開閉制御装置

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JP2001253342A
JP2001253342A JP2000064346A JP2000064346A JP2001253342A JP 2001253342 A JP2001253342 A JP 2001253342A JP 2000064346 A JP2000064346 A JP 2000064346A JP 2000064346 A JP2000064346 A JP 2000064346A JP 2001253342 A JP2001253342 A JP 2001253342A
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door opening
switch
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doors
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Toshio Numano
稔夫 沼野
Minoru Tomita
實 富田
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East Japan Transport Technology Co Ltd
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East Japan Transport Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車ドアの開閉制御装置の一部ドア開きスイ
ッチスイッチのリセット操作が、全部ドア開きスイッチ
又は全部ドア閉じスイッチのオン操作によりなされるこ
とでスイッチ操作を簡易化する。 【構成】 複数の運転室に、左右夫々側の全部のドアの
ドア開き又はドア閉じを指令する全部ドア開きスイッチ
AAOS、BAOS又は全部ドア閉じスイッチAAS
S、BASSと、左右夫々側の一部のドア開きを指示す
る一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSとを有し、
全部ドア開きスイッチAAOS、BAOSの一つ又は全
部ドア閉じスイッチAASS、BASSの一つの指令に
伴い、ドア開き指示位置にある一部ドア開きスイッチA
POS、BPOSを非指示位置にリセットするスイッチ
リセット手段ANRB、BNFB、又はATR、BTR
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電車、気動車などの
旅客列車(以下、列車と略称する)のドアの開閉制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗降のためプラットホ−ム側の
列車の全部のドア(以下、これを全部ドアと称する)を一
せいに開閉動作するよう、列車ドアの開閉制御装置は構
成されている。しかし、乗降客の少ない閑散駅では、冬
期は車両毎に例えば一個所ないし二個所のドア(以下、
これを一部ドアと称する)のみを一せいに開くようにし
て、車内の暖気を保ち、寒風の吹き込みを防止する列車
ドアの開閉制御装置が、最近、使用されつつある。かか
る列車ドアの開閉制御装置は、図示省略したが運転室
に、全部ドア開きスイッチ、全部ドア閉じスイッチと、
一部ドアの開き動作を指示する一部ドア開きスイッチス
イッチとが設けてある。制御構成は、一の一部ドア開き
スイッチをドア開き動作指示位置に投入することによっ
て列車の一部ドアが一せいに開かれ、そして一部ドア開
きスイッチが投入されない位置(非指示位置)にあるとき
のみ、全部ドア開きスイッチ、全部ドア閉じスイッチの
投入によって全部ドアの開閉が行われるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の列車ドアの
開閉制御装置では、列車のすべての運転室の一部ドア開
きスイッチが上記非指示位置にあるときのみ、全部ドア
の開閉を全部ドア開きスイッチ、全部ドア閉じスイッチ
のオン操作によって行うことができる。従って例えば折
返し駅に到着したときのように車掌室を運転室に切り換
える際には、一部ドア開きスイッチをその都度、ドア開
き動作指示位置から非指示位置に戻し操作しておく必要
がある。例えば折返し駅(終点駅)が一部ドア開き実施駅
のとき、車掌のスイッチの正しい操作手順は次の通りと
なる。 (1)折返し駅に到着すると、車掌室の一部ドア開きスイ
ッチを非指示位置に戻し操作するか、又は非指示位置に
あることを確認する。 (2)全部ドア開きスイッチをオン操作する。これにより
全部ドアは開かれて乗客は降り、新たな乗客が乗る。 (3)車掌は今までの車掌室から新たな車掌室(今までの運
転室)へ移動し、一部ドア開きスイッチをドア開き動作
指示位置に投入する。これにより各車両の一部のドアは
開いたままで残りのドア(以下、これを残部ドアと称す
る)は閉じる。 (4)折返し駅出発の直前に、現在の車掌室の一部ドア開
きスイッチを非指示位置に戻す。 (5)全部ドア閉じスイッチをオン操作して全部のドアは
閉じられ、列車は出発する。 このように全部ドア開閉のための全部ドア開きスイッチ
のオン操作と全部ドア閉じスイッチのオン操作の都度、
車掌室の一部ドア開きスイッチを非指示位置に戻すか、
又は非指示位置にあることを確認する必要がある。従っ
て折返し駅到着時など車掌室を運転室に切り換える際に
は、一部ドア開きスイッチをその都度、ドア開き動作指
示位置から非指示位置に戻し操作しておく必要がある。
ところが折返し駅到着時は運行ダイヤの確認、行く先駅
名表示変更など、多くの必要作業があるため、このよう
な一部ドア開きスイッチの戻し操作(リセット操作)を忘
れてしまう恐れがある。また、編成が長い列車では、運
転室と車掌室が対となつている一編成単位を、複数編成
単位、連結している。この列車では中間位置の運転室と
車掌室の一部ドア開きスイッチは、非指示位置に置かれ
ていなければならず、複数編成単位に連結したときも一
部ドア開きスイッチの非指示位置への戻し操作又は、非
指示位置にあることの確認に手数がかかる。この発明
は、一部ドアの開き動作を指示する一部ドア開きスイッ
チスイッチが設けられている列車ドアの開閉制御装置に
おいて、かかるスイッチ操作の複雑さを解消して、全部
ドア開閉操作と一部ドア開き操作が、確実、簡易に行い
得るよう工夫したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この発明の列車ドアの開閉制御装置は、請求項1では列
車編成における複数の運転室(車掌室A、車掌室B)に、
左右夫々の側の全部のドアのドア開き動作又はドア閉じ
動作を夫々一せい指令する全部ドア開きスイッチAAO
S、BAOS又は全部ドア閉じスイッチAASS、BA
SSと、左右夫々の側の車両毎の一部のドア開き動作を
一せい指示する一部ドア開きスイッチAPOS、BPO
Sとが設けてあり、全部ドア開きスイッチAAOS、B
AOSの一つ又は全部ドア閉じスイッチAASS、BA
SSの一つの上記指令に伴い、上記ドア開き動作指示位
置にある一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSを非
指示位置にリセットするスイッチリセット手段ANF
B、BNFB、又はATR、BTRを有していることを
特徴としている。一部ドア開きスイッチAPOS、BP
OSを一部ドア開き動作指示位置に投入したまま、他の
車掌室に移っても、他の車掌室の全部ドア開きスイッチ
AAOS、BAOSの一つをドア開き指令位置に操作す
るか、或いは他の車掌室の全部ドア閉じスイッチAAS
S、BASSの一つをドア閉じ指令位置に操作すること
で一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSはスイッチ
リセット手段ANFB、BNFB、又はATR、BTR
によって非指示位置にリセットされる。これにより、前
の停車駅でのドア開閉操作の前歴が次の停車駅での全部
ドア開き操作、一部ドア開き操作に全く影響しない。非
指示位置へのこのリセットは、駅出発の際に必ず行われ
る全部ドア閉じスイッチスイッチのオン操作、或いは駅
到着時に必ず行われる全部ドア開きスイッチのオン操作
に連動して行われるため、一部ドア開きスイッチをリセ
ットするための特別な操作は不用で、しかも、うっかり
忘れるという恐れは無い。これにより冬期における停車
駅でのドア操作は確実、簡易に行われ、複数編成単位の
列車における一部ドア開きスイッチの非指示位置へのリ
セット操作、確認の手数は省かれる。
【0005】そして請求項2の発明では、請求項1の列
車ドアの開閉制御装置において、スイッチリセット手段
を、全部ドア開きスイッチAAOS、BAOSの一つ又
は全部ドア閉じスイッチAASS、BASSの一つによ
る上記指令に伴い、上記ドア開き動作指示位置にあるす
べての一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSを非指
示位置にトリップ動作にてリセットさせるトリップスイ
ッチANFB、BNFBによって構成したことを特徴と
している。すべての一部ドア開きスイッチAPOS、B
POSは、全部ドア開きスイッチAAOS、BAOSの
一つ又は全部ドア閉じスイッチAASS、BASSの一
つによる上記指令に伴い非指示位置へトリップスイッチ
ANFB、BNFBによってリセットされるので、列車
の定時運行に最も大切であるドア開閉制御に必要なリセ
ット動作は、振動、動揺の激しい車両での作動信頼性の
高いトリップスイッチANRB、BNFBによって安
全、確実に実行できる。
【0006】そして請求項3の発明では、請求項1の列
車ドアの開閉制御装置において、スイッチリセット手段
を、全部ドア開きスイッチAAOS、BAOSの一つ又
は全部ドア閉じスイッチAASS、BASSの一つによ
る上記指令に伴い、上記ドア開き動作指示位置にあるす
べての一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSを非指
示位置にトリップ動作にてリセットさせるトリップリレ
−ATR、BTRによって構成したことを特徴としてい
る。すべての一部ドア開きスイッチAPOS、BPOS
は、全部ドア開きスイッチAAOS、BAOSの一つ又
は全部ドア閉じスイッチAASS、BASSの一つによ
る上記指令に伴い非指示位置へトリップリレ−ATR、
BTRによってリセットされるので、列車の定時運行に
最も大切であるドア開閉制御に必要なリセット動作は、
振動、動揺の激しい車両での作動信頼性の高いトリップ
リレ−ATR、BTRによって安全、確実に実行でき
る。
【0007】そして請求項4の発明では、請求項1、2
又は3の列車ドアの開閉制御装置において、一部ドア開
きスイッチAPOS、BPOSの上記ドア開き動作指示
を点灯表示する一部ドア開表示灯ALED、BLEDを
各運転室(車掌室A、車掌室B)に設けていることを特徴
としている。各車両に1個設けてある側灯の点灯は、該
車両の1ヵ所以上のドア開きによって表示され、一部の
ドア開か、または全部のドア開か、従来では不明であ
る。この発明の上記一部ドア開表示灯ALED、BLE
Dの点灯によって一部ドア開き動作指示中であること
を、運転室にて知ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づき説明する。図1は列車ドアの開閉制御装置の第1
実施例の回路図である。回路図では、例えば最後部の車
掌室Aと最前部の車掌室B(運転室)の例えば左側のドア
の開閉制御を行う電気回路のみを図示し、右側のドアの
開閉制御を行う電気回路や、車掌室、運転室以外の他の
車両及び中間の他の車掌室、運転室は、説明簡略のため
図示を省略した。そして、説明簡略のため回路構成は、
車掌室Aについて説明し、動作説明のとき、車掌室Bの
回路構成(車掌室Aと同一構成)について言及することに
した。このドア開閉制御装置の回路は、車掌室Aでは列
車の左側の全部のドアのドア開き動作又はドア閉じ動作
を投入(オン)操作によって夫々指令する全部ドア開きス
イッチAAOS、全部ドア閉じスイッチAASSと、車
両毎の一部のドアのドア開き動作を投入(オン)操作によ
って全車両に一せい指示する一部ドア開きスイッチAP
OSと、全部ドア開きスイッチAAOS或いは全部ドア
閉じスイッチAASSの上記指令に伴い、上記ドア開き
動作指示位置にある一部ドア開きスイッチAPOSを非
指示位置にリセットするスイッチリセット手段の一例と
してのトリップスイッチANFBとを備えている。車両
の各ドアに対応してドア開閉装置及び、ドア開きアクチ
ュエ−タとドア閉じアクチュエ−タとが設けられ、ドア
開きアクチュエ−タ或いはドア閉じアクチュエ−タに通
電されると、ドア開閉装置が働いて対応するドアが開か
れ、或いはドアが閉じられる。これらのドア開状態、ド
ア閉状態は、新たなドア閉じ指令、ドア開き指令を受け
る迄持続するよう構成されている。これらドア開閉装
置、ドア開きアクチュエ−タとドア閉じアクチュエ−タ
を制御する制御回路を、説明便宜のため、図1では車掌
室Aのものをドア制御部ACとして、車掌室Bのものを
ドア制御部BCとして示している。
【0009】次に、これらのスイッチの投入に伴うドア
開きアクチュエ−タ、ドア閉じアクチュエ−タへの通電
の様子を説明して回路構成を例示的に詳述する。 (a)電源Eに接続されている車掌室Aのある車両(最後部
車両)の全部ドア開きスイッチAAOSの投入(オン)に
より、ドア制御部AC、BCは次のように最後部車両、
車掌室Bのある最前部の車両のドア開きアクチュエ−タ
を作動してドア開閉装置が動作し、最後部、最前部の車
両の左側の全部ドアを開く。 (a-1)全部ドア閉じ状態で車掌室Aの全部ドア開きスイ
ッチAAOS投入のとき ドア制御部ACにより最後部車両の全部ドアは(閉→開)
となる。同時に配線AAOL1からこれにつながる引き
通し配線COL1を経て最前部車両のドア制御部BCに
よりドア開きアクチュエ−タを作動してドア開閉装置が
動作し、最前部車両の左側の全部ドアが(閉→開)とな
る。 (a-2)車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOS、車掌
室Bの一部ドア開きスイッチBPOS何れか一つの既投
入による一部ドア開き状態で全部ドア開きスイッチAA
OS投入のとき 一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSは後述するよ
うにスイッチリセット手段であるトリップスイッチAN
FB、BNFBによってリセットされて左側の一部ドア
開のまま、残部ドアは(閉→開)となる。即ち最後部車両
ではドア制御部ACにより左側の一部ドア開のまま、残
部ドアは(閉→開)となる。同時に配線AAOL2からこ
れにつながる引き通し配線COL2を経てドア制御部B
Cにより最前部車両のドア開きアクチュエ−タを作動し
てドア開閉装置が動作し、最前部車両の左側の残部ドア
が(閉→開)となる。このようにして他の車両を含む列車
の左側の全部のドアが開く。 (a-3)車掌室Bの全部ドア開きスイッチBAOS投入の
とき 上記車掌室Aの全部ドア開きスイッチAAOSの投入に
よるときと同様に、全部ドア閉じ状態では、ドア制御部
BCにより最前部車両の左側の全部ドアが(閉→開)に、
配線BAOL1、引き通し配線COL3、ドア制御部A
Cにより最後部車両の左側の全部ドアが(閉→開)にな
り、一部ドア開き状態では、ドア制御部BCにより最前
部車両の左側の一部ドア開のまま、残部ドアは(閉→開)
に、配線BAOL2、引き通し配線COL4、ドア制御
部ACにより最後部車両の左側の一部ドア開のまま、残
部ドアは(閉→開)になる。
【0010】(b)電源Eに接続されている車掌室Aの全
部ドア閉じスイッチAASSの投入(オン)により、ドア
制御部AC、BCは次のように最後部、最前部の車両の
ドア閉じアクチュエ−タを作動してドア開閉装置が動作
して最後部、最前部の車両の左側の全部ドアを閉じる。 (b-1)全部ドア開き状態で全部ドア閉じスイッチAAS
S投入のとき ドア制御部ACにより最後部車両の全部ドアは(開→閉)
となる。同時に配線AASL1からこれにつながる引き
通し配線CSL1を経て最前部車両のドア制御部BCに
よりドア閉じアクチュエ−タを作動してドア開閉装置が
動作し、最前部車両の左側の全部ドアが(開→閉)とな
る。 (b-2)一部ドア開きスイッチAPOS、BPOS既投入
による一部ドア開き状態で車掌室Aの全部ドア閉じスイ
ッチAASSを投入のとき 左側の残部ドアは閉のまま、一部ドアは(開→閉)とな
る。即ち最後部車両ではドア制御部ACにより左側の残
部ドアは閉のまま、一部ドアは(開→閉)となる。同時に
配線AASL2からこれにつながる引き通し配線CSL
2を経てドア制御部BCにより最前部車両のドア閉じア
クチュエ−タを作動してドア開閉装置が動作し、この最
前部車両の左側の残部ドアは閉のまま、一部ドアは(開
→閉)となる。このようにして他の車両を含む列車の左
側の全部ドアが閉じる。 (b-3)車掌室Bの全部ドア閉じスイッチBASS投入の
とき 上記車掌室Aの全部ドア閉じスイッチAASSの投入に
よるときと同様に、全部ドア開き状態ではドア制御部B
Cにより最前部車両の左側の全部ドアが(開→閉)に、配
線BASL1、引き通し配線CSL3、ドア制御部AC
により最後部車両の左側の全部ドアが(開→閉)になり、
一部ドア開き状態ではドア制御部BCにより最前部車両
の左側の残部ドア閉のまま、一部ドアは(開→閉)に、配
線BASL2、引き通し配線CSL4、ドア制御部AC
により最後部車両の左側の残部ドア閉のまま、一部ドア
は(開→閉)になる。
【0011】例示した一部ドア開きスイッチAPOS
は、ノ−ヒュズブレ−カタイプのスイッチリセット手段
の一例としてのトリップスイッチANFBを備えてい
る。トリップスイッチANFBは、トリップコイルAN
Cに通電されるとブレ−カ接片ANFがブレ−カ端子A
NTを開く構造である。一部ドア開きスイッチAPOS
のスイッチ接片ASFとブレ−カ接片ANFとは一体に
動作して、スイッチ接片ASFのスイッチ端子AST閉
じとブレ−カ接片ANFのブレ−カ端子ANT閉じ及
び、スイッチ接片ASFのスイッチ端子AST開きとブ
レ−カ接片ANFのブレ−カ端子ANT開きは、連動す
る。ブレ−カ端子ANTは、全部ドア閉じスイッチAA
SSからの逆流を阻止する逆流阻止ダイオ−ドAODを
介して全部ドア開きスイッチAAOSに接続され、か
つ、全部ドア開きスイッチAAOSからの逆流を阻止す
る逆流阻止ダイオ−ドASDを介して全部ドア閉じスイ
ッチAASSに接続されている。
【0012】(c)電源Eに接続されている車掌室Aの一
部ドア開きスイッチAPOSの投入(オン)によりスイッ
チ接片ASFがスイッチ端子ASTを閉じ、トリップス
イッチANFBのブレ−カ接片ANFがブレ−カ端子A
NTを閉じると、ドア制御部AC、BCは次のように最
後部、最前部の車両のドア閉じアクチュエ−タを作動し
てドア開閉装置が動作して最後部、最前部の車両の左側
の一部ドアが開き位置となる。 (c-1)全部ドア閉じ状態で車掌室Aの一部ドア開きスイ
ッチAPOS投入のとき ドア制御部ACによりドア開きアクチュエ−タによって
ドア開閉装置が働いて最後部車両の左側の残部ドアは閉
のまま、一部ドアが閉じ位置から開き位置(閉→開)とな
る。同時に配線APOL1からこれにつながる引き通し
配線CPL1を経てドア制御部BCによりドア開きアク
チュエ−タによってドア開閉装置が働いて最前部車両の
左側の残部ドアは閉のまま、一部ドアが閉じ位置から開
き位置(閉→開)となる。そして車掌室Aでは発光ダイオ
−ドの如き表示灯ALEDが、車掌室Bでは発光ダイオ
−ドの如き表示灯BLEDが、夫々点灯して一部ドア開
きを表示する。 (c-2)全部ドア開き状態で一部ドア開きスイッチAPO
S投入のとき ドア制御部ACによりドア開きアクチュエ−タによって
ドア開閉装置が働いて最後部車両の左側の一部ドアは開
のまま、残部ドアが開き位置から閉じ位置(開→閉)とな
る。同時に配線APOL2からこれにつながる引き通し
配線CPL2を経てドア制御部BCによりドア開きアク
チュエ−タによってドア開閉装置が働いて最前部車両の
左側の一部ドアは開のまま、残部ドアが開き位置から閉
じ位置(開→閉)となる。そして一部ドア開表示灯ALE
D、BLEDが点灯する。 (c-3)車掌室Bの一部ドア開きスイッチBPOS投入の
とき 上記車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOSの投入に
よるときと同様に、全部ドア閉じ状態では、ドア制御部
BCにより最前部車両の左側の残部ドアは閉のまま、一
部ドアの閉→開と、配線BPOL1から引き通し配線C
PL3を経てドア制御部ACにより最後部車両の左側の
残部ドアは閉のまま、一部ドアの閉→開とが行われ、全
部ドア開き状態ではドア制御部BCにより最前部車両の
左側の一部ドアは開のまま、残部ドアの開→閉が行わ
れ、配線BPOL2から引き通し配線CPL4を経てド
ア制御部ACにより最後部車両の左側の一部ドアは開の
まま、残部ドアの開→閉とが行われる。
【0013】(d)一部ドア開きスイッチAPOS、BP
OSのリセット手段であるトリップスイッチANFB、
BNFBは、全部ドア開きスイッチAAOS、BAOS
又は全部ドア閉じスイッチ、AASS、BASSの何れ
か一つのオン操作によって次のようにリセットされる。 (d-1)車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOS投入(一
部ドア開)状態で他車(車掌室B)の全部ドア開きスイッ
チBAOS投入のとき 一部ドア開きスイッチAPOS投入状態のため、トリッ
プスイッチANFBのスイッチ接片ASFがスイッチ端
子ASTを閉じ、ブレ−カ接片ANFがブレ−カ端子A
NTを閉じている。配線BAOL2から引き通し配線C
OL4、配線AL1、逆流阻止ダイオ−ドAODを経て
車掌室Aの閉じているブレ−カ端子ANTからトリップ
コイルANCに通電され、ブレ−カ端子ANTとスイッ
チ端子ASTは開いてトリップスイッチANFBはトリ
ップし、一部ドア開きスイッチAPOSは開かれて非投
入位置にリセットされる。一部ドア開きスイッチAPO
Sのリセットにより前記のようにドア制御部ACにより
最後部車両の左側の一部ドアは開いたまま、残部ドアは
(閉→開)になって全部のドアが開かれる。車掌室Bでは
一部ドア開きスイッチBPOSは非投入なのでドア制御
部BCにより最前部車両の左側の一部ドアは開いたま
ま、残部ドアは(閉→開)になって全部のドアが開かれ
る。このようにして車掌室A、車掌室Bを含む列車の左
側の全部のドアが開く。このとき、車掌室Bの一部ドア
開きスイッチBPOSも投入されていると、車掌室Bの
全部ドア開きスイッチBAOSの上記投入により配線B
L1から閉じているトリップスイッチBNFBのブレ−
カ端子BNTを経てトリップコイルBNCに通電され、
ブレ−カ端子BNTとスイッチ端子BSTは開いてトリ
ップスイッチBNFBはトリップし、一部ドア開きスイ
ッチBPOSは開かれて非投入位置にリセットされる。
車掌室A、車掌室Bのほかの車掌室の一部ドア開きスイ
ッチが投入されているときも一の全部ドア開きスイッチ
の投入により一斉に非投入位置にリセットされる。 こ
のとき、車掌室Bの一部ドア開きスイッチBPOSも投
入されていると、車掌室Bの全部ドア開きスイッチBA
OSの上記投入により配線BL1から閉じているトリッ
プスイッチBNFBのブレ−カ端子BNTを経てトリッ
プコイルBNCに通電され、ブレ−カ端子BNTとスイ
ッチ端子BSTは開いてトリップスイッチBNFBはト
リップし、一部ドア開きスイッチBPOSは開かれて非
投入位置にリセットされる。車掌室A、車掌室Bのほか
の車掌室の一部ドア開きスイッチが投入されているとき
も一の全部ドア開きスイッチの投入により一斉に非投入
位置にリセットされる。 (d-2)車掌室Bの一部ドア開きスイッチBPOS投入状
態で他車(車掌室A)の全部ドア開きスイッチ投入のとき 上記のように配線AAOL2から引き通し配線COL
2、配線BLIを経て車掌室Bの閉じているブレ−カ端
子BNTからトリップコイルBNCに通電され、ブレ−
カ端子BNTとスイッチ端子BSTは開いてトリップス
イッチBNFBはトリップし、一部ドア開きスイッチB
POSは開かれて非投入位置にリセットされる。一部ド
ア開きスイッチBPOSのリセットにより前記のように
ドア制御部BCにより最前部車両の左側の一部ドアは開
いたまま、残部ドアは(閉→開)になって全部のドアが開
かれる。車掌室Aでは一部ドア開きスイッチAPOSは
非投入なのでドア制御部ACにより最前部車両の左側の
一部ドアは開いたまま、残部ドアは(閉→開)になって全
部のドアが開かれる。このようにして最前部、最後部を
含む列車の左側の全部のドアが開く。
【0014】(d-3)車掌室Aの一部ドア開きスイッチA
POS投入状態で他車(車掌室B)の全部ドア閉じスイッ
チBASSの投入とき、 配線BASL2から引き通し配線CSL4、配線AL
2、逆流阻止ダイオ−ドASD、を経て車掌室Aの閉じ
ているブレ−カ端子ANTからトリップコイルANCに
通電され、ブレ−カ端子ANTとスイッチ端子ASTは
開いてトリップスイッチANFBはトリップし、一部ド
ア開きスイッチAPOSは開かれて非投入位置にリセッ
トされる。一部ドア開きスイッチAPOSのリセットに
より前記のようにドア制御部ACにより最後部車両の左
側の残部ドアは閉じたまま、一部ドアは(開→閉)になっ
て全部のドアが閉じる。車掌室Bでは一部ドア開きスイ
ッチBPOSは非投入なのでドア制御部BCにより最前
部車両の左側の残部ドアは閉じたまま、一部ドアは(開
→閉)になって全部のドアは閉じる。このようにして車
掌室A、車掌室Bを含む列車の左側の全部のドアが閉じ
る。このように例えば車掌室Aの一部ドア開きスイッチ
APOSを一部のドア開き動作指示位置に投入したま
ま、他の車掌室Bに移っても、他の車掌室Bの全部ドア
開きスイッチBAOSをオンし、又は全部ドア閉じスイ
ッチBASSをオンすることで車掌室Aの一部ドア開き
スイッチAPOSはトリップスイッチANFBによって
非指示位置にリセットされ、勿論、自車である車掌室B
の一部ドア開きスイッチBPOSを含む列車のすべての
ドア開きスイッチがリセットされる。
【0015】従って折返し駅(終点駅)が一部ドア開き実
施駅のとき、 (1)折返し駅に到着して最後部車両である車掌室Aの全
部ドア開きスイッチAAOSをオンして全部ドアを開
き、乗客は降りて新たな乗客が乗る。 (2)車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOSを一部の
ドア開き動作指示位置に投入して一部ドアを開く。 (3)車掌室Aから車掌室B(今までの運転室で新たな最後
部車両)へ移動する。 (4)発車の少し前に車掌室Bの全部ドア開きスイッチB
AOSをオンして全部ドアを開く。これにより車掌室A
の一部ドア開きスイッチAPOSは非投入位置にリセッ
トされる。 (5)車掌室Bの全部ドア閉じスイッチBASSをオンし
て全部ドアを閉じ、発車する。 このように上記(4)の車掌室Bの全部ドア開きスイッチ
BAOSをオンにより最前部車両である車掌室Aの一部
ドア開きスイッチAPOSは非投入位置にリセットされ
る。一部ドア開きスイッチの非指示位置へのこのリセッ
トは、駅出発の少し前に必ず行われる全部ドア開きスイ
ッチのオン操作、或いは駅到着時に必ず行われる全部ド
ア開きスイッチのオン操作に連動して行われるため、別
個のリセット操作は不用で、しかも、うっかり忘れると
いう恐れは無い。これにより、前の停車駅でのドア開閉
操作の前歴が次の停車駅での全部ドア開き操作、或いは
一部ドア開き操作に全く影響しない。冬期における停車
駅でのドア操作は確実、簡易に行われ、複数編成単位の
列車における一部ドア開きスイッチのリセット操作、確
認の手数は省かれる。
【0016】図2に、この発明の列車ドアの開閉制御装
置の第2実施例の指令回路図を示した。この第2実施例
の指令回路は、例えば車掌室Aの全部ドア開きスイッチ
AAOS又は全部ドア閉じスイッチAASSのオン操作
に伴い、一部ドア開き動作指示位置にあるすべての一部
ドア開きスイッチAPOS、BPOSを非指示位置にト
リップ動作にてリセットさせるスイッチリセット手段
を、トリップリレ−ATR、BTRによって構成したも
のである。前記図1の第1実施例と同一の構成部材につ
いては共に同一符号を付してその構造の説明は省略し
た。上記図1と同様、最後部の車掌室Aと最前部の車掌
室B(運転室)の例えば左側のドアの開閉制御を行う電気
指令回路のみを図示し、説明簡略のため指令回路構成
は、車掌室Aについて説明し、動作説明の時、車掌室B
の指令回路構成(車掌室Aと同一構成)について言及する
ことにした。
【0017】この第2実施例の指令回路は、車掌室Aで
は全部ドア開きスイッチAAOS、全部ドア閉じスイッ
チAASS、一部ドア開きスイッチAPOSと、全部ド
ア閉じスイッチAASSのオン操作に伴い、上記ドア開
き動作指示位置にある一部ドア開きスイッチAPOS、
BPOSを非指示位置にリセットするスイッチリセット
手段としてのトリップリレ−ATRとを備え、車掌室B
では全部ドア開きスイッチBAOS、全部ドア閉じスイ
ッチBASS、一部ドア開きスイッチBPOSと、全部
ドア閉じスイッチBASSのオン操作に伴い、上記ドア
開き動作指示位置にある一部ドア開きスイッチAPO
S、BPOSを非指示位置にリセットするスイッチリセ
ット手段としてのトリップリレ−BTRとを備えてい
る。次に、これらのスイッチの投入に伴うドア開きアク
チュエ−タ、ドア閉じアクチュエ−タへの通電の様子を
説明して回路構成を例示的に詳述する。例示した車掌室
Aの一部ドア開きスイッチAPOSは、トリップリレ−
ATRを介して電源Eに接続され、一部ドア開き保持回
路APOHを介してドア制御部ACに接続される。例示
した車掌室Aのトリップリレ−ATRは、電源Eに接続
される常閉接点ATRbと、通電により常閉接点ATR
bを開路するトリップコイルATCとからなる。トリッ
プコイルATCは、全部ドア閉じスイッチAASSから
の逆流を阻止する逆流阻止ダイオ−ドAODを介して全
部ドア開きスイッチAAOSに接続され、かつ、全部ド
ア開きスイッチAAOSからの逆流を阻止する逆流阻止
ダイオ−ドASDを介して全部ドア閉じスイッチAAS
Sに接続されている。一部ドア開きスイッチAPOSの
オンは配線AL3により一部ドア開き保持回路APOH
へセット入力され、常閉接点ATRbの開路は配線AL
4により一部ドア開き保持回路APOHにリセット入力
される。車掌室Bのトリップリレ−BTRは、電源Eに
接続される常閉接点BTRbと、通電により常閉接点B
TRbを開路するトリップコイルBTCとからなる。ト
リップコイルBTCは、全部ドア閉じスイッチBASS
からの逆流を阻止する逆流阻止ダイオ−ドBODを介し
て全部ドア開きスイッチBAOSに接続され、かつ、全
部ドア開きスイッチBAOSからの逆流を阻止する逆流
阻止ダイオ−ドBSDを介して全部ドア閉じスイッチB
ASSに接続されている。一部ドア開きスイッチBPO
Sのオンは配線BL3により一部ドア開き保持回路BP
OHへセット入力され、常閉接点BTRbの開路は配線
BL4により一部ドア開き保持回路BPOHにリセット
入力される。
【0018】一部ドア開き保持回路APOH、BPOH
の何れかに上記セット入力があると、全部ドア閉じ状態
では前記(c-1)のように残部ドアは閉じたまま、一部ド
アは(閉→開)となり、全部ドア開き状態では前記(c-2)
のように一部ドアは開いたまま、残部ドアは(開→閉)と
なる。 (e)一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSのリセッ
ト手段であるトリップリレ−ATR、BTRは、全部ド
ア開きスイッチAAOS、BAOS又は全部ドア閉じス
イッチAASS、BASSの何れか一をオン操作するこ
とにより、次のようにリセットされる。 (e-1)車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOSオンに
よる一部ドア開き保持回路APOHがセット入力状態で
他車(車掌室B)の全部ドア開きスイッチBAOS投入の
とき ドア制御部BCは配線BAOL2と引き通し配線COL
4を介して配線AL1、逆流阻止ダイオ−ドAODから
トリップコイルATCに通電するので常閉接点ATRb
は開路する。この開路信号は配線AL4から一部ドア開
き保持回路APOHへリセット入力され、一部ドア開き
保持回路APOHの自己保持を解除するため、トリップ
リレ−ATRはリセットされる。トリップリレ−ATR
のこのリセットによりドア制御部ACはドア開きアクチ
ュエ−タを作動してドア開閉装置が動作し、この最後部
車両の左側の一部ドアは開のまま、残部ドアは(閉→開)
となる。同時にドア制御部BCはドア開きアクチュエ−
タを作動してドア開閉装置が動作し、この最前部車両の
左側の一部ドアは開のまま、残部ドアは(閉→開)とな
る。このようにして最後部、最前部の車両を含む列車の
左側の全部のドアが開く。 (e-2)車掌室Aの一部ドア開きスイッチAPOSオンで
自車(車掌室A)の全部ドア開きスイッチAAOS投入
のとき 上記車掌室Bの全部ドア開きスイッチBAOSの投入に
よるときと同様、トリップコイルATCに通電されて常
閉接点ATRbは開路して一部ドア開き保持回路APO
Hの自己保持を解除するためトリップリレ−ATRはリ
セットされる。
【0019】(e-3)車掌室Aの一部ドア開きスイッチA
POSオンで他車(車掌室B)の全部ドア閉じスイッチB
ASS投入のとき ドア制御部BCは配線BASL2と引き通し配線CSL
4を介して配線AL2、逆流阻止ダイオ−ドASDから
トリップコイルATCに通電するので常閉接点ATRb
は開路する。この開路信号は配線AL4から一部ドア開
き保持回路APOHへリセット入力され、一部ドア開き
保持回路APOHの自己保持を解除するため、トリップ
リレ−ATRはリセットされる。トリップリレ−ATR
のこのリセットによりドア制御部ACはドア閉じアクチ
ュエ−タを作動してドア開閉装置が動作し、この最後部
車両の左側の残部ドアは閉のまま、一部ドアは(開→閉)
となる。同時にドア制御部BCはドア閉じアクチュエ−
タを作動してドア開閉装置が動作し、この最前部車両の
左側の残部ドアは閉のまま、一部ドアは(開→閉)とな
る。このようにして最後部、最前部の車両を含む列車の
左側の全部のドアは閉じる。
【0020】このように列車のすべての車掌室の一部ド
ア開きスイッチは、一つの全部ドア開きスイッチ或いは
一つの全部ドア閉じスイッチの投入によって非投入位置
にリセットされる。従ってこの第2実施例においても前
記第1実施例と同様、前の停車駅でのドア開閉操作の前
歴が次の停車駅での全部ドア開き操作、或いは一部ドア
開き操作に全く影響せず、冬期における停車駅でのドア
操作は確実、簡易に行われ、複数編成単位の列車におけ
る一部ドア開きスイッチの非指示位置へのリセット操
作、確認の手数は省かれる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明の列車ドアの開閉
制御装置によれば、次の効果が得られる。請求項1発明
によれば、一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSを
一部ドア開き動作指示位置に投入したまま、他の車掌室
に移っても、他の車掌室の全部ドア開きスイッチAAO
S、BAOSの一つをドア開き指令位置に操作するか、
或いは他の車掌室の全部ドア閉じスイッチAASS、B
ASSの一つをドア閉じ指令位置に操作することで一部
ドア開きスイッチAPOS、BPOSはスイッチリセッ
ト手段ANFB、BNFB、又はATR、BTRによっ
て非指示位置にリセットされる。これにより、前の停車
駅でのドア開閉操作の前歴が次の停車駅での全部ドア開
き操作、一部ドア開き操作に全く影響しない。非指示位
置へのこのリセットは、駅出発の際に必ず行われる全部
ドア閉じスイッチスイッチのオン操作、或いは駅到着時
に必ず行われる全部ドア開きスイッチのオン操作に連動
して行われるため、一部ドア開きスイッチをリセットす
るための特別な操作は不用で、しかも、うっかり忘れる
という恐れは無い。これにより冬期における停車駅での
ドア操作は確実、簡易に行われ、複数編成単位の列車に
おける一部ドア開きスイッチの非指示位置へのリセット
操作、確認の手数は省かれる。
【0022】そして請求項2の発明によれば、すべての
一部ドア開きスイッチAPOS、BPOSは、全部ドア
開きスイッチAAOS、BAOSの一つ又は全部ドア閉
じスイッチAASS、BASSの一つによる上記指令に
伴い非指示位置へトリップスイッチANFB、BNFB
によってリセットされるので、列車の定時運行に最も大
切であるドア開閉制御に必要なリセット動作は、振動、
動揺の激しい車両での作動信頼性の高いトリップスイッ
チANRB、BNFBによって安全、確実に実行でき
る。
【0023】また請求項3の発明によれば、すべての一
部ドア開きスイッチAPOS、BPOSは、全部ドア開
きスイッチAAOS、BAOSの一つ又は全部ドア閉じ
スイッチAASS、BASSの一つによる上記指令に伴
い非指示位置へトリップリレ−ATR、BTRによって
リセットされるので、列車の定時運行に最も大切である
ドア開閉制御に必要なリセット動作は、振動、動揺の激
しい車両での作動信頼性の高いトリップリレ−ATR、
BTRによって安全、確実に実行できる。
【0024】さらに請求項4の発明によれば、各車両に
1個設けてある側灯の点灯は、該車両の1ヵ所以上のド
ア開きによって表示され、一部のドア開か、または全部
のドア開か、従来では不明である。この発明の上記一部
ドア開表示灯ALED、BLEDの点灯によって一部ド
ア開き動作指示中であることを、運転室にて知ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の列車ドアの開閉制御装置の第1実施
例を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
A、B 車掌室 AAOS、BAOS 全部ドア開きスイッチ AASS、BASS 全部ドア閉じスイッチ APOS、BPOS 一部ドア開きスイッチ ANFB、BNFB スイッチリセット手段(トリッ
プスイッチ) ATR、BTR スイッチリセット手段(トリッ
プリレ−) ALED、BLED 一部ドア開表示灯

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車編成における複数の運転室に、左右
    夫々の側の全部のドアのドア開き動作又はドア閉じ動作
    を夫々一せい指令する全部ドア開きスイッチ又は全部ド
    ア閉じスイッチと、左右夫々の側の車両毎の一部のドア
    開き動作を一せい指示する一部ドア開きスイッチとが設
    けてあり、一つの全部ドア開きスイッチ又は一つの全部
    ドア閉じスイッチの上記指令に伴い、上記ドア開き動作
    指示位置にある一部ドア開きスイッチを非指示位置にリ
    セットするスイッチリセット手段を有していることを特
    徴とする列車ドアの開閉制御装置。
  2. 【請求項2】 スイッチリセット手段を、一つの全部ド
    ア開きスイッチ又は一つの全部ドア閉じスイッチによる
    上記指令に伴い、上記ドア開き動作指示位置にあるすべ
    ての一部ドア開きスイッチを非指示位置にトリップ動作
    にてリセットさせるトリップスイッチによって構成した
    ことを特徴とする請求項1の列車ドアの開閉制御装置。
  3. 【請求項3】 スイッチリセット手段を、一つの全部ド
    ア閉じスイッチ又は一つの全部ドア閉じスイッチによる
    上記指令に伴い、上記一部ドア開き動作指示位置にある
    すべての一部ドア開きスイッチを非指示位置にトリップ
    動作にてリセットさせるトリップリレ−によって構成し
    たことを特徴とする請求項1の列車ドアの開閉制御装
    置。
  4. 【請求項4】 一部ドア開きスイッチの上記一部ドア開
    き動作指示を点灯表示する一部ドア開表示灯を各運転室
    に設けていることを特徴とする請求項1、2又は3の列
    車ドアの開閉制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100411723B1 (ko) * 2001-08-17 2003-12-18 신희섭 에너지 절약형 출입문 제어장치
US9815482B2 (en) 2013-05-20 2017-11-14 Mitsubishi Electric Corporation Train-information management device and train-crew support method

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