JP2001252484A - カッターの刃物ホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 封筒などを開封するカッターの刃物を、製造
過程でカッター本体に埋設又は挟持するなどの工程を要
せず。また、刃先が摩耗したり欠損した場合に容易に刃
物を交換できるカッターの刃物を支持する刃物ホルダー
を提供する。 【構成】 刃物３の外形と厚みに適合する凹部４を成形
した合成樹脂Ａ１に刃物３を嵌入し、これに平断面を持
つ同形の合成樹脂Ｂ２を密着させて刃物３を支持し、こ
の密着させた合成樹脂の下部を凸状５に成形してカッタ
ー本体６の穴７に嵌入する構造のカッターの刃物ホルダ
ー。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、封筒や袋菓子などの
袋を切裂するカッターの刃物を支持するホルダーに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、封筒を開封する為のさまざまなカ
ッターが市販されているが、それらの刃物はいずれも製
造過程でカッター本体に埋設されており、刃先が摩耗し
たり欠損した場合に刃物を交換することができなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の封筒カッターは
刃物が製造過程でカッター本体に埋設されており、製造
時に刃物を挟持又は接着する工程が必要であり、又、刃
先が摩耗したり欠損した場合に刃物を交換することがで
きなかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この手段は、刃物３の外
形と厚みに適合する凹部４を成形した合成樹脂Ａ１に刃
物３を嵌入し、これに平断面を持つ同形の合成樹脂Ｂ２
を密着させて刃物３を支持し、この密着させた合成樹脂
の下部を凸状５に成形してカッター本体６の穴に嵌入す
る構造を持ったカッターの刃物ホルダーを提供する。

【０００５】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づき記述する。請
求項１に於いては、刃物３の外形と厚みに適合する凹部
４を成形した合成樹脂Ａ１の凹部４に刃物３を嵌入し、
これに平断面を持つ同形の合成樹脂Ｂ２を密着させて刃
物３を支持し、この密着させた合成樹脂の下部を凸状５
に成形してカッター本体６の穴７に嵌入する。さらに双
方の合成樹脂の接合を強固にする為に合成樹脂の片方に
接合ピン８を突出させ、もう一方の合成樹脂にこのピン
を受け入れるピン穴９を設ける。また、請求項２に於い
ては、合成樹脂Ａ１又は合成樹脂Ｂ２のいずれか一方を
カッター本体６と一体に成型したものである。

【０００６】

【発明の効果】以上に説明したように本発明は、カッタ
ーの刃物を簡易に支持ししかも取り外しが可能なカッタ
ーの刃物ホルダーであり次のような効果を持つ。 イ．製造過程に於いて刃物を挟持したり接着する工程が
不要となる。 ロ．刃先が減耗したり欠損した場合に刃物を交換するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の見取図。

【図２】本発明の刃物を支持した見取図。

【図３】カッター本体の見取図。

【図４】本発明をカッター本体に嵌入した見取図。

【符号の説明】

１．．合成樹脂Ａ ２．．合成樹脂Ｂ ３．．刃
物 ４．．凹部 ５．．凸状 ６．．カ
ッター本体 ７．．穴 ８．．接合ピン ９．．ピ
ン穴

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】刃物３の外形と厚みに適合する凹部４を成
   形した合成樹脂Ａ１に刃物３を嵌入し、これに平断面を
   持つ同形の合成樹脂Ｂ２を密着して刃物３を支持し、こ
   の密着させた合成樹脂の下部を凸状５に成形してカッタ
   ー本体６の穴７に嵌入する構造のカッターの刃物ホルダ
   ー。
2. 【請求項２】合成樹脂Ａ１又は合成樹脂Ｂ２のいずれか
   一方をカッター本体６と一体に成型した、請求項１の刃
   物ホルダー。