JP2001252103A

JP2001252103A - 健康中敷およびそれを用いるための履物の本底

Info

Publication number: JP2001252103A
Application number: JP2000068109A
Authority: JP
Inventors: Shigehiro Shiomi; 茂浩塩見
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-03-13
Filing date: 2000-03-13
Publication date: 2001-09-18

Abstract

(57)【要約】【課題】中敷を一定の時間使用したら、裏返して、足
裏を押さないか、または表側とは異なった足裏のツボを
押すことのできる健康中敷で、長時間同じ足裏のツボを
押さないようにする。【解決手段】中敷１の一方の面２に、足裏の１または
複数のツボに対応した位置のそれぞれに、１または複数
の突部３を設け、他方の面４には、突部を設けないか、
または、前記一方の面の突部が対応する足裏のツボと異
なるツボに対応する位置に、１または複数の突部を設
け、裏返して一対の履物に載置して使用することを可能
とする。中敷の厚さの全部または一途を嵌合できる凹部
を本底の上面に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、足裏のツボを押
すための中敷と、それを用いるための履物の本底に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、サンダルや靴等の履物を履いて歩
行すれば、自然に足裏のツボを押すことができるよう
に、履物の底の上面に、足裏のツボに対応して突部を設
けた健康履物がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の健康履物は、短
時間の使用は、足裏のツボを適度に押して健康によい
が、長時間使用すると、かえって体の外の部分に影響し
て障害がある。従来の健康履物を履いて外出したような
場合には、外の履物に履き変えることができず、長時間
の使用になることが多く、体の変調を起こしやすい。こ
の発明は、表裏のいずれか一方には、足裏のツボに対応
した箇所に突部を設け、他方には突部を設けないで、突
部を設けた面を上にした場合には、その突部が足裏のツ
ボを押し、中敷を裏返して、突部の内面を上にした場合
には、通常の履物として使用でき、長時間の使用による
障害を避けることのできる、健康中敷およびそれを用い
るための履物の本底を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】中敷の一方の面に、足裏
の１または複数のツボに対応した位置のそれぞれに、１
または複数の突部を設け、他方の面には、突部を設けな
いか、または、前記一方の面の突部が対応する足裏のツ
ボとは異なるツボに対応する位置に、１または複数の突
部を設け、裏返して一対の履物の左右反対の履物に載置
して使用することを可能とする。

【０００５】履物の本底の上面に、中敷の厚さの全部ま
たは一部を嵌合できる、凹部を設ける。

【０００６】本底の上面の凹部の底面に、中敷の突部の
全体または先端部を挿入しうる凹部を設けるのが好まし
い。

【０００７】

【発明の実施の形態】この発明を図面に基づきき説明す
る。図１は、この発明に係る左右一対の健康中敷（以下
中敷と言う）の一方の中敷を示すものである。図１
（Ａ）に示す中敷１の表面２は左足のためのもので、表
面２には、足裏のツボに対応した位置に、かつ、足裏の
凹凸に対応した高さの突部３を設ける。図において突部
３は多数の小突部で構成しているが、１つの大きな突部
または少数のやや大きな突部であってもよい。

【０００８】また、図１（Ａ）においては、足裏の土踏
まずに対応して突部３を設けているが、他のツボに対応
する位置に設けてもよく、また、複数のツボに対応して
複数の位置に突部３を設けてもよい。

【０００９】更に、表面１の前面にわたって、一様の高
さの多数の突部を設けてもよく、また、表面１の全面に
わたって多数の突部を設けるにあたって、足裏の１また
は複数のツボに対応する部分の突部の高さを他の部分の
突部の高さよりも高くしてもよい。

【００１０】図１（Ｂ）示すものは、図１（Ａ）に示す
中敷１を裏返し右足用に使用するためのもので、中敷の
裏面４には、突部３を設けないか、または図示していな
いが、表面２に設けた突部３と異なったツボを押すため
に、そのツボに対応した位置に突部を設ける。

【００１１】この中敷１は、弾性合成樹脂、ゴム、革ま
たは木、竹等の１種類の材料を用いて形成するか、また
は、上記材料の内複数の材料を組合せて形成する。木や
竹等硬い材料の場合には、複数の溝を設けて、歩行に応
じて曲がるようにする。

【００１２】この中敷１は、歩行中に足裏のツボを押し
たいときには、押したいツボに対応した位置に突部３の
ある中敷１の左右対称のものを、突部３のある表面２を
上にして履物の底の上面に載置して歩行し、その歩行時
間を勘案して、中敷１を裏返して、裏面４を上にして、
履物の左右を交換して、その履物の底の上面に載置して
歩行する。裏面４に突部を設けてないときには、ツボ押
しを休むことになり、裏面４に表面２の突部とは違った
位置に突部を設けてある場合には、先の場合と違ったツ
ボを押すことになる。

【００１３】この中敷１は、一般の履物の本底の上に載
置して用いることができるが、図２に示すように、中敷
１を嵌合できる凹部６を設けた左右対称の一対の本底５
を用いてもよい。図３は本底５の凹部６に中敷１を嵌合
した状態を示す。凹部６の深さは、図３に示すように、
中敷の厚みとほぼ同じにするか、または、中敷１の厚み
よりも浅くても、または、深くてもよい。

【００１４】図示省略しているが、中敷１の表面の突部
３、または裏面に突部を設けた場合には、凹部６の底面
に、それらの突部３の高さの全部または一部が挿入でき
る凹部を設けてもよい。なお、突部３が複数の場合に
は、凹部はそれら突部３をまとめて挿入できる孔でよ
い。この凹部は、中敷１を裏返して凹部６に嵌合させた
ときに、下側の面の突部が足裏をあまり刺激させないた
めのものである。

【００１５】本底５には、通常の方法で、鼻緒、ベル
ト、甲部、側面部、後面部等を取付けて履物とする。

【００１６】鼻緒付の履物に使用する中敷は、図４に示
すように、中敷１ａの先端から内方へスリット７を設
け、スリット７の先端開口８を鼻緒の元緒を対向させ
て、中敷１ａを押して鼻緒の元緒をスリット７の奥９に
入れればよい。

【００１７】

【発明の効果】この発明に係る中敷は、表裏のいずれか
一方には、足裏のツボに対応した箇所に突部を設け、他
方には突部を設けないで、突部を設けた面を上にした場
合には、その突部が足裏のツボを押し、中敷を裏返し
て、突部の内面を上にした場合には、通常の履物として
使用でき、裏側に表側の突部の位置とことなる位置に突
部を設けた場合には、裏返すことにより表裏異なるつぼ
を押すことができ、長時間の使用による障害を避けるこ
とのできる。

【００１８】この発明に係る履物の本底は、底の状面に
凹部を有し、上記中敷を嵌合させて安定させることがで
きる。本底の凹部の底面に、更に、中敷の突部の高さの
全部または一部を挿入する凹部を設けた場合には、中敷
の下面の突部が足裏を刺激するのを緩和する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る中敷の斜視図である。

【図２】この発明に係る本底の斜視図である。

【図３】本底に中敷を嵌合した状態の斜視図である。

【図４】鼻緒付履物に使用する中敷の斜視図である。

【符号の説明】

１中敷２表面３突部４裏面５本底６凹部７スリット８開口９奥

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一方の面に、足裏の１または複数のツボ
に対応した位置のそれぞれに、１または複数の突部を設
け、他方の面には、突部を設けないか、または、前記一
方の面の突部が対応する足裏のツボとは異なるツボに対
応する位置に、１または複数の突部を設けてなり、裏返
して一対の履物の左右反対の履物に載置して使用するこ
とのできる、履物の健康中敷。
【請求項２】一方の面に、足裏の１または複数のツボ
に対応した位置のそれぞれに、１または複数の突部を設
け、他方の面には、突部を設けないか、または、前記一
方の面の突部が対応する足裏のツボとは異なるツボに対
応する位置に、１または複数の突部を設けてなり、裏返
して一対の履物の左右反対の履物に載置して使用するこ
とのできる履物の健康中敷を嵌合できる、凹部を上面に
設けてなる履物の本底。
【請求項３】本底の上面の凹部の底面に、中敷の突部
の全体または先端部を挿入しうる凹部を設けたことを特
徴とする請求項２に記載の履物の本底。