JP2001251773A - バッテリ式電気車両 - Google Patents
バッテリ式電気車両Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2510/00—Input parameters relating to a particular sub-units
- B60W2510/24—Energy storage means
- B60W2510/242—Energy storage means for electrical energy
- B60W2510/244—Charge state
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Y—INDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
- B60Y2200/00—Type of vehicle
- B60Y2200/10—Road Vehicles
- B60Y2200/15—Fork lift trucks, Industrial trucks
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転者がバッテリの残存容量を直感的に把握
することができるバッテリ式電気車両を提供する。 【解決手段】 バッテリ2の放電電流Aとそのときの放
電時間Hのデータに基づいて現在までの電力消費量Cx
を演算するとともに、バッテリ2の完全充電時の容量C
yと前記電力消費量Cxとから現在の残存容量Czを算出
する残存容量算出手段10と、この残存容量算出手段1
0で算出された残存容量Czを表示する表示手段6とを
備えている。
することができるバッテリ式電気車両を提供する。 【解決手段】 バッテリ2の放電電流Aとそのときの放
電時間Hのデータに基づいて現在までの電力消費量Cx
を演算するとともに、バッテリ2の完全充電時の容量C
yと前記電力消費量Cxとから現在の残存容量Czを算出
する残存容量算出手段10と、この残存容量算出手段1
0で算出された残存容量Czを表示する表示手段6とを
備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ式フォー
クリフト、モノレール工作車、電気自動車等のように、
バッテリを駆動源とするバッテリ式電気車両に係り、特
には、バッテリの残存容量を把握するための技術に関す
る。
クリフト、モノレール工作車、電気自動車等のように、
バッテリを駆動源とするバッテリ式電気車両に係り、特
には、バッテリの残存容量を把握するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、バッテリ式フォークリフト、モ
ノレール工作車、電気自動車等のように、バッテリを駆
動源とするバッテリ式電気車両においては、バッテリの
放電により残存容量が極度に少なくなると、走行不能に
なるため、常に、バッテリの残存容量を把握しながら運
転することが必要である。
ノレール工作車、電気自動車等のように、バッテリを駆
動源とするバッテリ式電気車両においては、バッテリの
放電により残存容量が極度に少なくなると、走行不能に
なるため、常に、バッテリの残存容量を把握しながら運
転することが必要である。
【0003】ところで、上記のバッテリ式電気車両にお
いて、バッテリの電力消費量は、バッテリの放電電流A
と、その放電電流Aが得られる場合の放電時間Hとの積
A・Hとして表される。したがって、バッテリが完全充
電されてから現在までに使用された電力消費量Cxは、 Cx=Σ(A・H) (a) となる。
いて、バッテリの電力消費量は、バッテリの放電電流A
と、その放電電流Aが得られる場合の放電時間Hとの積
A・Hとして表される。したがって、バッテリが完全充
電されてから現在までに使用された電力消費量Cxは、 Cx=Σ(A・H) (a) となる。
【0004】そして、従来技術では、バッテリの現在の
状態が確認できるように、上記(a)式で示される電力
消費量Cxが表示パネルに表示されるようになってい
る。
状態が確認できるように、上記(a)式で示される電力
消費量Cxが表示パネルに表示されるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、バッテリの電力消費量の総和Cxを表示す
るだけでは、運転者は、現時点でのバッテリの残存容量
Czを直感的に把握することができない。
術のように、バッテリの電力消費量の総和Cxを表示す
るだけでは、運転者は、現時点でのバッテリの残存容量
Czを直感的に把握することができない。
【0006】すなわち、車両が走行不能状態に陥らない
ためには、バッテリの残存容量Czを知ることが最も重
要であるのに、表示パネルに実際に表示されているのは
上記(a)式に基づいて得られる電力消費量Cxであるか
ら、運転者がバッテリの残存容量Czを把握するために
は、運転者自身がその都度、メモ用紙を用いたり暗算に
よって、たとえば、バッテリの完全充電時の容量Cyか
ら現在までの電力消費量Cxを差し引く計算、 Cz=Cy−Cx (b) をして残存容量Czを算出する必要があり、手間がかか
って煩雑であった。
ためには、バッテリの残存容量Czを知ることが最も重
要であるのに、表示パネルに実際に表示されているのは
上記(a)式に基づいて得られる電力消費量Cxであるか
ら、運転者がバッテリの残存容量Czを把握するために
は、運転者自身がその都度、メモ用紙を用いたり暗算に
よって、たとえば、バッテリの完全充電時の容量Cyか
ら現在までの電力消費量Cxを差し引く計算、 Cz=Cy−Cx (b) をして残存容量Czを算出する必要があり、手間がかか
って煩雑であった。
【0007】また、上記の(a),(b)式に基づいて残
存容量Czを算出する場合でも、従来技術では、バッテ
リの放電容量Czに及ぼす放電電流Aの大きさの影響に
ついては十分に考慮されておらず、このために、次のよ
うな不都合も生じていた。
存容量Czを算出する場合でも、従来技術では、バッテ
リの放電容量Czに及ぼす放電電流Aの大きさの影響に
ついては十分に考慮されておらず、このために、次のよ
うな不都合も生じていた。
【0008】バッテリの放電容量は、放電電流Aの大き
さによって変化し、たとえば、比較的大きな放電電流と
なるいわゆる高率放電では、バッテリの完全充電時の容
量Cyに比べて実際に取り出せる放電容量は少なくな
る。つまり、高率放電時には、完全充電時の容量Cyの
全部をそのまま放電容量として利用することができな
い。
さによって変化し、たとえば、比較的大きな放電電流と
なるいわゆる高率放電では、バッテリの完全充電時の容
量Cyに比べて実際に取り出せる放電容量は少なくな
る。つまり、高率放電時には、完全充電時の容量Cyの
全部をそのまま放電容量として利用することができな
い。
【0009】したがって、前述のようにして残存容量C
zを算出する場合においても、その際の放電電流Aの大
きさによって実際に取り出せる放電容量が変化する点を
考慮しないと、(a),(b)式に基づいて得られる残存
容量Czは未だ零になっていないにもかかわらず、実際
には、バッテリの残存容量が零になってしまって、走行
不能になるという不具合が生じる。
zを算出する場合においても、その際の放電電流Aの大
きさによって実際に取り出せる放電容量が変化する点を
考慮しないと、(a),(b)式に基づいて得られる残存
容量Czは未だ零になっていないにもかかわらず、実際
には、バッテリの残存容量が零になってしまって、走行
不能になるという不具合が生じる。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、運転者がバッテリの残存容量を直感的
に把握できるようにするとともに、バッテリの残存容量
がより一層正確に算出されるようにして、車両が走行不
能になるというような不具合が生じないバッテリ式電気
車両を提供することを目的とする。
なされたもので、運転者がバッテリの残存容量を直感的
に把握できるようにするとともに、バッテリの残存容量
がより一層正確に算出されるようにして、車両が走行不
能になるというような不具合が生じないバッテリ式電気
車両を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、請求項1記載の発明に係るバッテリ式
電気車両では、バッテリの放電電流とそのときの放電時
間のデータに基づいて現在までの電力消費量を演算する
とともに、バッテリの完全充電時の容量と前記電力消費
量とから現在の残存容量を算出する残存容量算出手段
と、この残存容量算出手段で算出された残存容量を表示
する表示手段とを備えることを特徴としている。
達成するために、請求項1記載の発明に係るバッテリ式
電気車両では、バッテリの放電電流とそのときの放電時
間のデータに基づいて現在までの電力消費量を演算する
とともに、バッテリの完全充電時の容量と前記電力消費
量とから現在の残存容量を算出する残存容量算出手段
と、この残存容量算出手段で算出された残存容量を表示
する表示手段とを備えることを特徴としている。
【0012】これにより、自動的にバッテリの現在の残
存容量が算出されてその結果が表示されるため、運転者
がバッテリの残存容量を直感的に把握することができ
る。しかも、残存容量を自ら算出するといった手間や煩
雑さを解消することができる。
存容量が算出されてその結果が表示されるため、運転者
がバッテリの残存容量を直感的に把握することができ
る。しかも、残存容量を自ら算出するといった手間や煩
雑さを解消することができる。
【0013】また、請求項2記載のバッテリ式電気車両
では、請求項1記載の構成において、バッテリの放電電
流の大きさに応じて前記電力消費量の値を補正する補正
手段を備えることを特徴としている。
では、請求項1記載の構成において、バッテリの放電電
流の大きさに応じて前記電力消費量の値を補正する補正
手段を備えることを特徴としている。
【0014】これにより、バッテリの放電容量が放電電
流の大きさによって影響を受けるときには、これに応じ
て電力消費量が補正されるため、より一層正確に残存容
量を算出することができ、車両が走行不能になるといっ
た事態を未然に回避することができる。
流の大きさによって影響を受けるときには、これに応じ
て電力消費量が補正されるため、より一層正確に残存容
量を算出することができ、車両が走行不能になるといっ
た事態を未然に回避することができる。
【0015】なお、上記の補正手段としては、請求項3
に記載のように、バッテリの放電電流の大きさに応じて
実際に取出可能な放電容量の定格容量に対する割合を求
め、この割合に基づいて前記放電電流の値を補正する構
成とすることができる。
に記載のように、バッテリの放電電流の大きさに応じて
実際に取出可能な放電容量の定格容量に対する割合を求
め、この割合に基づいて前記放電電流の値を補正する構
成とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
るバッテリ式電気車両が備える残存容量表示装置の構成
を示すブロック図である。
るバッテリ式電気車両が備える残存容量表示装置の構成
を示すブロック図である。
【0017】図1において、1は残存容量表示装置の全
体を示し、2は鉛蓄電池からなるバッテリ、3はバッテ
リ2の放電電流Aを検出する電流検出器、4はバッテリ
2の定格容量Ctやその定格容量Ctの修正係数k(0<k
≦1)などを予め設定するためのスイッチなどからなる
設定部である。
体を示し、2は鉛蓄電池からなるバッテリ、3はバッテ
リ2の放電電流Aを検出する電流検出器、4はバッテリ
2の定格容量Ctやその定格容量Ctの修正係数k(0<k
≦1)などを予め設定するためのスイッチなどからなる
設定部である。
【0018】また、5は電流検出器3によって放電電流
Aが検出される場合の放電時間Hを順次計時するタイ
マ、6は後述の演算制御部8で算出されたバッテリ2の
残存容量Czのデータを表示するLCD等からなる表示
手段としての表示部である。
Aが検出される場合の放電時間Hを順次計時するタイ
マ、6は後述の演算制御部8で算出されたバッテリ2の
残存容量Czのデータを表示するLCD等からなる表示
手段としての表示部である。
【0019】7はバッテリ2の放電電流Aの大きさに応
じて実際にバッテリ2から取出可能な放電容量の定格容
量Ctに対する割合Mを示すデータが予め記憶されてい
るメモリである。
じて実際にバッテリ2から取出可能な放電容量の定格容
量Ctに対する割合Mを示すデータが予め記憶されてい
るメモリである。
【0020】すなわち、このメモリ7には、図2および
図3に示すように、実際にバッテリ2から取出可能な放
電容量の定格容量Ctに対する割合Mと放電電流Aの目
安となる時間率HRとの関係を示すデータや、放電電流
Aと時間率HRとの関係を示すデータが予め対応付けて
記憶されている。なお、この実施の形態で使用するバッ
テリ2は、JIS D 5301で規定されている5時
間率(HR)では、放電電流Aは20アンペアで(図3
参照)、バッテリ2から取出可能な放電容量の定格容量
Ctに対する割合MはM=1、つまり100%になって
いる(図2参照)。
図3に示すように、実際にバッテリ2から取出可能な放
電容量の定格容量Ctに対する割合Mと放電電流Aの目
安となる時間率HRとの関係を示すデータや、放電電流
Aと時間率HRとの関係を示すデータが予め対応付けて
記憶されている。なお、この実施の形態で使用するバッ
テリ2は、JIS D 5301で規定されている5時
間率(HR)では、放電電流Aは20アンペアで(図3
参照)、バッテリ2から取出可能な放電容量の定格容量
Ctに対する割合MはM=1、つまり100%になって
いる(図2参照)。
【0021】また、8はマイクロコンピュータ等からな
る演算制御部で、この演算制御部8は、バッテリ2の放
電電流Aと放電時間Hのデータを入力して現在までの電
力消費量Cxを求めるとともに、この電力消費量Cxと完
全充電時の容量Cyとからバッテリ2の現在の残存容量
Czを算出する残存容量算出手段10と、バッテリ2の
放電電流Aの大きさに応じて上記の電力消費量Cxを補
正する補正手段12とを含んでいる。
る演算制御部で、この演算制御部8は、バッテリ2の放
電電流Aと放電時間Hのデータを入力して現在までの電
力消費量Cxを求めるとともに、この電力消費量Cxと完
全充電時の容量Cyとからバッテリ2の現在の残存容量
Czを算出する残存容量算出手段10と、バッテリ2の
放電電流Aの大きさに応じて上記の電力消費量Cxを補
正する補正手段12とを含んでいる。
【0022】次に、上記構成を備えたバッテリ式電気車
両の残存容量表示装置1の動作について説明する。
両の残存容量表示装置1の動作について説明する。
【0023】設定部4のスイッチ等を操作してバッテリ
2の定格容量Ctや、その定格容量Ctに対する修正係数
kなどを予め設定入力する。なお、この場合の修正係数k
(0<k≦1)は、バッテリ2の使用環境や経時変化お
よび余裕度などを考慮して設定される数値であって、た
とえば、k=0.8に設定される。
2の定格容量Ctや、その定格容量Ctに対する修正係数
kなどを予め設定入力する。なお、この場合の修正係数k
(0<k≦1)は、バッテリ2の使用環境や経時変化お
よび余裕度などを考慮して設定される数値であって、た
とえば、k=0.8に設定される。
【0024】演算制御部8の残存容量算出手段10は、
上記のようにして設定部4で設定された各値Ct,kに基
づいてバッテリ2の完全充電時の容量Cyを次式によっ
て算出する。 Cy=k・Ct
上記のようにして設定部4で設定された各値Ct,kに基
づいてバッテリ2の完全充電時の容量Cyを次式によっ
て算出する。 Cy=k・Ct
【0025】一方、補正手段12は、電流検出器3で検
出されるバッテリ2の放電電流Aのデータを取り込み、
まず、メモリ7に記憶されている図3に示す関係を用い
て、放電電流Aに対応する時間率HRを求める。引き続
いて、これにより求まった時間率HRから、メモリ7に
記憶されている図2に示す関係を用いて、実際にバッテ
リ2から取出可能な放電容量の定格容量Ctに対する割
合Mを求める。たとえば、放電電流Aが30アンペアの
場合には、時間率HRは2.7となるので、この時間率
HRに対応する割合Mは0.84となる。
出されるバッテリ2の放電電流Aのデータを取り込み、
まず、メモリ7に記憶されている図3に示す関係を用い
て、放電電流Aに対応する時間率HRを求める。引き続
いて、これにより求まった時間率HRから、メモリ7に
記憶されている図2に示す関係を用いて、実際にバッテ
リ2から取出可能な放電容量の定格容量Ctに対する割
合Mを求める。たとえば、放電電流Aが30アンペアの
場合には、時間率HRは2.7となるので、この時間率
HRに対応する割合Mは0.84となる。
【0026】引き続いて、補正手段12は、こうして求
まった割合Mの値から次式によって電流検出器3で得ら
れる放電電流Aを補正した値Afを求める。 Af=A/M これは、電流検出器3で検出される実際の放電電流Aが
大きくて高率放電となる場合には、バッテリ2から実際
に取り出せる放電容量は少なくなるので、見掛け上の放
電電流Afを増加させることを意味する。続いて、補正
手段12は、式で得られた補正後の放電電流Afの値
を残存容量算出手段10に与える。
まった割合Mの値から次式によって電流検出器3で得ら
れる放電電流Aを補正した値Afを求める。 Af=A/M これは、電流検出器3で検出される実際の放電電流Aが
大きくて高率放電となる場合には、バッテリ2から実際
に取り出せる放電容量は少なくなるので、見掛け上の放
電電流Afを増加させることを意味する。続いて、補正
手段12は、式で得られた補正後の放電電流Afの値
を残存容量算出手段10に与える。
【0027】残存容量算出手段10は、補正後の放電電
流Afとタイマ5で計時された放電時間Hの両データに
基づいて、完全充電時から現在までの電力消費量Cxを
次式によって算出する。 Cx=Σ(Af・H)
流Afとタイマ5で計時された放電時間Hの両データに
基づいて、完全充電時から現在までの電力消費量Cxを
次式によって算出する。 Cx=Σ(Af・H)
【0028】続いて、残存容量算出手段10は、前述の
式で得られたバッテリの完全充電時の容量Cyと上記
の式で得られた電力消費量Cxの両データから、次式
によって残存容量Czを算出する。 Cz=Cy−Cx そして、残存容量算出手段10は、式で得られた残存
容量Czのデータを表示部6に出力する。
式で得られたバッテリの完全充電時の容量Cyと上記
の式で得られた電力消費量Cxの両データから、次式
によって残存容量Czを算出する。 Cz=Cy−Cx そして、残存容量算出手段10は、式で得られた残存
容量Czのデータを表示部6に出力する。
【0029】したがって、表示部6には、従来のような
電力消費量Cxの表示ではなく、残存容量Czが直接表示
されるため、運転者はバッテリ2の残存容量Czを直感
的に把握することができる。しかも、電力消費量Cxは
電流検出器3で検出される放電電流Aの大きさに応じて
補正されているため、残存容量Czが従来よりも一層正
確に算出されている。
電力消費量Cxの表示ではなく、残存容量Czが直接表示
されるため、運転者はバッテリ2の残存容量Czを直感
的に把握することができる。しかも、電力消費量Cxは
電流検出器3で検出される放電電流Aの大きさに応じて
補正されているため、残存容量Czが従来よりも一層正
確に算出されている。
【0030】なお、上記の実施の形態について次のよう
な変形例や応用例を考えることができる。 (1) 上記の実施の形態では、バッテリ2として鉛蓄
電池の場合を例にとって説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、他のバッテリ、たとえば、ニ
ッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池など
のアルカリ蓄電池などを使用する場合にも同様に適用す
ることが可能である。
な変形例や応用例を考えることができる。 (1) 上記の実施の形態では、バッテリ2として鉛蓄
電池の場合を例にとって説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、他のバッテリ、たとえば、ニ
ッケル・カドミウム蓄電池やニッケル・水素蓄電池など
のアルカリ蓄電池などを使用する場合にも同様に適用す
ることが可能である。
【0031】(2) 上記の実施の形態では、補正手段
12によって電流検出器3で検出される放電電流Aを補
正することで、バッテリの残存容量Czがより正確に算
出されるようにしたが、残存容量Czを大雑把に把握す
るだけで十分な場合には、演算制御部8によって、前記
(a)式および(b)式に基づいて残存容量Czを算出
し、この残存容量Czの値をそのまま表示部6に出力す
るようにしてもよい。
12によって電流検出器3で検出される放電電流Aを補
正することで、バッテリの残存容量Czがより正確に算
出されるようにしたが、残存容量Czを大雑把に把握す
るだけで十分な場合には、演算制御部8によって、前記
(a)式および(b)式に基づいて残存容量Czを算出
し、この残存容量Czの値をそのまま表示部6に出力す
るようにしてもよい。
【0032】(3) さらに、上記の実施の形態では、
バッテリ2の残存容量Czを算出する場合に、バッテリ
2の放電容量に及ぼす放電電流Aの大きさの影響を考慮
するようにしたが、さらにこれに加えて温度の影響を考
慮して電力消費量Cxを補正することも可能である。
バッテリ2の残存容量Czを算出する場合に、バッテリ
2の放電容量に及ぼす放電電流Aの大きさの影響を考慮
するようにしたが、さらにこれに加えて温度の影響を考
慮して電力消費量Cxを補正することも可能である。
【0033】(4) この実施の形態では、図2および
図3に示したように、時間率HRを介して放電電流Aと
割合Mとを対応付けるようにしたが、放電電流Aと割合
Mとを直接に対応付けたデータを予め作成してメモリ7
に記憶させておくことも可能である。
図3に示したように、時間率HRを介して放電電流Aと
割合Mとを対応付けるようにしたが、放電電流Aと割合
Mとを直接に対応付けたデータを予め作成してメモリ7
に記憶させておくことも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明のバッテリ式電気車両において
は、次の効果が得られる。 (1) 請求項1記載の発明では、自動的にバッテリの
残存容量が算出されてその結果が表示されるため、運転
者がバッテリの残存容量を直感的に把握することがで
き、しかも、残存容量を自ら算出するといった従来の手
間や煩雑さを解消することができる。
は、次の効果が得られる。 (1) 請求項1記載の発明では、自動的にバッテリの
残存容量が算出されてその結果が表示されるため、運転
者がバッテリの残存容量を直感的に把握することがで
き、しかも、残存容量を自ら算出するといった従来の手
間や煩雑さを解消することができる。
【0035】(2) また、請求項2記載の発明では、
バッテリの放電容量が放電電流の大きさによって影響を
受けるときには、これに応じて電力消費量が補正される
ため、より一層正確に残存容量を把握することができ、
車両が走行不能になるといった事態を未然に回避するこ
とができる。
バッテリの放電容量が放電電流の大きさによって影響を
受けるときには、これに応じて電力消費量が補正される
ため、より一層正確に残存容量を把握することができ、
車両が走行不能になるといった事態を未然に回避するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態におけるバッテリ式電気車
両が備える残存容量表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
両が備える残存容量表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】鉛蓄電池をバッテリとして使用する場合におい
て、実際にバッテリから取出可能な放電容量の定格容量
に対する割合Mと時間率HRとの関係を示す特性図であ
る。
て、実際にバッテリから取出可能な放電容量の定格容量
に対する割合Mと時間率HRとの関係を示す特性図であ
る。
【図3】鉛蓄電池をバッテリとして使用する場合におい
て、放電電流Aと時間率HRとの関係を示す特性図であ
る。
て、放電電流Aと時間率HRとの関係を示す特性図であ
る。
1 残存容量表示装置 2 バッテリ 3 電流検出器 4 設定部 5 タイマ 6 表示部(表示手段) 7 メモリ 8 演算制御部 10 残存容量算出手段 12 補正手段
Claims (3)
- 【請求項1】 バッテリの放電電流とそのときの放電時
間のデータに基づいて現在までの電力消費量を演算する
とともに、バッテリの完全充電時の容量と前記電力消費
量とから現在の残存容量を算出する残存容量算出手段
と、 この残存容量算出手段で算出された残存容量を表示する
表示手段と、を備えることを特徴するバッテリ式電気車
両。 - 【請求項2】 バッテリの放電電流の大きさに応じて前
記電力消費量の値を補正する補正手段を備えることを特
徴とする請求項1記載のバッテリ式電気車両。 - 【請求項3】 前記補正手段は、バッテリの放電電流の
大きさに応じて実際に取出可能な放電容量の定格容量に
対する割合を求め、この割合に基づいて前記放電電流の
値を補正するものであることを特徴とする請求項2記載
のバッテリ式電気車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000057169A JP2001251773A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | バッテリ式電気車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000057169A JP2001251773A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | バッテリ式電気車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001251773A true JP2001251773A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18578005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000057169A Pending JP2001251773A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | バッテリ式電気車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001251773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032809A1 (en) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Battery control apparatus and hybrid forklift having the same |
JP2014202732A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリの充電量検出装置およびバッテリの充電量検出方法 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000057169A patent/JP2001251773A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032809A1 (en) * | 2006-09-11 | 2008-03-20 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Battery control apparatus and hybrid forklift having the same |
US7990100B2 (en) | 2006-09-11 | 2011-08-02 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Battery control device and hybrid forklift truck equipped with the device |
JP2014202732A (ja) * | 2013-04-10 | 2014-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | バッテリの充電量検出装置およびバッテリの充電量検出方法 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040804 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041125 |