JP2001251122A - フェーズドアレイアンテナ装置 - Google Patents

フェーズドアレイアンテナ装置

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JP2001251122A
JP2001251122A JP2000058611A JP2000058611A JP2001251122A JP 2001251122 A JP2001251122 A JP 2001251122A JP 2000058611 A JP2000058611 A JP 2000058611A JP 2000058611 A JP2000058611 A JP 2000058611A JP 2001251122 A JP2001251122 A JP 2001251122A
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antenna module
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Tetsuya Takimoto
哲也 滝本
Tomoyuki Nozaki
智之 野崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格子状に配置された複数のアンテナモジュー
ルを個別に制御することで送受信電波の指向方向を制御
するフェーズドアレイアンテナ装置において、アンテナ
制御装置とアンテナ間のデータラインの数を削減するこ
とを目的とする。 【解決手段】 アンテナに行方向のデータラインを切り
替えるセレクタと、列方向のデータラインを切り替える
セレクタとを付加することにより、アンテナ制御装置と
アンテナ間のデータラインの数を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のアンテナ
モジュールを個別に制御することで送受信電波の指向方
向を制御するフェーズドアレイアンテナ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4(a)は、この種のフェーズドアレ
イアンテナ装置の構造を送受信系を含めて示したもので
ある。図4(a)において、1は送信信号を生成する送
信機、2は電波の送受信方向を設定するアンテナモジュ
ール制御データを生成するアンテナ制御装置、3は上記
送信機1からの送信信号をアンテナ制御装置2からのア
ンテナモジュール制御データを基に空間へ放射し、また
空間から到来する電波を受信するアンテナ、4はアンテ
ナ3で受信した受信信号を増幅する受信機、5a〜5i
はアンテナモジュールである。なお、符号の末尾に付け
足したa〜iは各々の区別を明らかにして説明を容易に
するためのものである。
【0003】この種のフェーズドアレイアンテナ装置に
おけるアンテナは、複数のアンテナモジュール5から構
成されており、図4(b)は9つのアンテナモジュール
が格子状に配置された場合のアンテナ制御装置とアンテ
ナモジュールの接続を示すブロック図である。
【0004】図のように構成されたフェーズドアレイア
ンテナ装置において、例えば第1のアンテナモジュール
5aと第2のアンテナモジュール5bが成す方向を行方
向、第1のアンテナモジュール5aと第4のアンテナモ
ジュール5dが成す方向を列方向と定義し、第1のアン
テナモジュール5aから第3のアンテナモジュール5c
の並びを第1の行方向、第4のアンテナモジュール5d
から第6のアンテナモジュール5fの並びを第2の行方
向、第7のアンテナモジュール5gから第9のアンテナ
モジュール5iの並びを第3の行方向、第1のアンテナ
モジュール5aから第7のアンテナモジュール5gの並
びを第1の列方向、第2のアンテナモジュール5bから
第8のアンテナモジュール5hの並びを第2の列方向、
第3のアンテナモジュール5cから第9のアンテナモジ
ュール5iの並びを第3の列方向とする。6aは第1の
行方向のアンテナモジュール制御データを送受するデー
タライン、6bは第2の行方向のアンテナモジュール制
御データを送受するデータライン、6cは第3の行方向
のアンテナモジュール制御データを送受するデータライ
ン、6dは第1の列方向のアンテナモジュール制御デー
タを送受するデータライン、6eは第2の列方向のアン
テナモジュール制御データを送受するデータライン、6
fは第3の列方向のアンテナモジュール制御データを送
受するデータラインである。
【0005】図5(a)は従来のフェーズドアレイアン
テナ装置におけるデータライン上を流れるアンテナモジ
ュール制御データの構成を示す図である。7はアンテナ
モジュール制御データの先頭を示すスタートビット、8
はデータライン上のアンテナモジュール制御データが有
効であることを示すイネーブルビット、9はアンテナモ
ジュール制御用の制御データ、10は送受信電波の指向
方向制御用の移相データである。
【0006】図5(b)はアンテナモジュールのブロッ
ク図であり、11は図4で示されるアンテナ制御装置2
から送出されたアンテナモジュール制御データを入力
し、またはアンテナモジュール内に設定されているアン
テナモジュール制御データをアンテナ制御装置2へ出力
する行方向および列方向のデータ入出力器、12はアン
テナモジュール制御データに応じて動作するデータ制御
器、13はアンテナモジュール制御データに含まれる移
相データを保持する行方向および列方向の移相データレ
ジスタ、14は移相データレジスタ13に保持された移
相データを基に送受信信号を遅延させる移相器、15は
送受信信号の給電ライン、16は素子アンテナである。
【0007】図4と図5を用いてデータラインマトリク
ス制御方式によりアンテナモジュール制御データを設定
する場合のアンテナモジュールの動作を説明する。アン
テナモジュールは、行方向と列方向のアンテナモジュー
ル制御データを個別に授受するために、個々にデータ入
出力器11と移相データレジスタ13とを有しており、
アンテナ制御装置2から送出されたアンテナモジュール
制御データを各々のデータ入出力器11a,11bで入
力する。第1の行方向のデータライン6a、第2の行方
向のデータライン6bおよび第3の行方向のデータライ
ン6cのアンテナモジュール制御データはデータ入出力
器11aで、第1の列方向のデータライン6d、第2の
列方向のデータライン6eおよび第3の列方向のデータ
ライン6fのアンテナモジュール制御データはデータ入
出力器11bで授受する。
【0008】データ制御器12は、行方向と列方向の双
方のデータ入出力器11a、11bにイネーブルビット
8がセットされたアンテナモジュール制御データが揃っ
て入力された場合のみ、それらのアンテナモジュール制
御データをスタートビット7を先頭に予め定められた数
のビット数だけを保持する。このとき制御データ9に移
相データの書き込みが設定されていた場合は、保持した
データに含まれる移相データを各々の移相データレジス
タ13a,13bに書き込む。移相データレジスタ13
に移相データが書き込まれると、これを基に移相器14
に遅延量が設定される。送信の場合は、給電ライン15
上の送信信号が移相器14で遅延され素子アンテナ16
によって空間へ放射される。受信の場合は、素子アンテ
ナ16で受信された受信信号が移相器14で遅延され給
電ライン15へ送られる。
【0009】例えば図4(c)に示した第9のアンテナ
モジュール5iへ移相データを設定する場合は、アンテ
ナ制御装置2はイネーブルビット8をセットし、制御デ
ータ9に移相データ書き込みを設定したアンテナモジュ
ール制御データを第3の行方向のデータライン6cと第
3の列方向のデータライン6fへ同時に出力する。各々
のアンテナモジュールでは、イネーブルビット8がセッ
トされたアンテナモジュール制御データが行方向と列方
向の双方に揃って入力された場合のみ、そのデータを保
持するため、第9のアンテナモジュール5iのみがこの
条件を満たし、アンテナ制御装置2が出力したアンテナ
モジュール制御データを受け取り、移相データが書き込
まれる。
【0010】なお、図4(c)では分かり易くするため
に、移相データを授受しないデータラインと動作しない
アンテナモジュールは破線で示し、移相データを授受す
るデータラインは矢印を移相データの送られる向きとし
て太線で示した。
【0011】図6は、フェーズドアレイアンテナ装置に
おける送受信信号の指向方向制御の動作原理を説明する
ためのものである。
【0012】次に、図6を用いてフェーズドアレイアン
テナ装置における送受信信号の指向方向の動作原理を説
明する。図6(a)に示すとおり、送信機1からの送信
信号はアンテナモジュール内の移相器14によって個々
に移相量を付加されたあと、素子アンテナ16から空間
へ放射される。図6(b)〜(e)は、4個の素子アン
テナから送信信号を同時に放射した場合に、遅延時間τ
毎に送信電波が広がっていく様子を示したものである。
図6(e)における破線は送信電波の先頭の波面を示し
ており、図のとおり波面は正面からずれた方向(太矢印
で示す方向)へ進んで行く。このとき送信周波数をf、
波長をλ、素子アンテナの間隔をd、隣接した素子アン
テナ間の遅延時間をτとすると、素子アンテナが向く方
向に対して波面が進む方向が成す角度すなわち送受信電
波の指向角θは次式で表される。
【0013】sinθ=f×λ×τ÷d
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなフェーズ
ドアレイアンテナ装置では、行および列単位でアンテナ
モジュール制御データをアンテナモジュールへ送るた
め、アンテナ制御装置とアンテナの間には行と列を合わ
せた数だけデータラインが必要であった。
【0015】これに伴い部品点数・製造工数・質量・コ
ストが増し、逆に信頼性の低下を招くという問題点があ
った。
【0016】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、アンテナ制御装置とアンテナ間
の配線を削減することで、部品点数・製造工数・質量・
コストを削減し、信頼性の向上を図ることを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明によるフェー
ズドアレイアンテナ装置は、転送された制御データに含
まれるセレクトデータを基に行方向、および列方向のデ
ータラインを切り替えるようにしたものである。
【0018】また、第2の発明によるフェーズドアレイ
アンテナ装置は、制御データに含まれるセレクトデータ
をアンテナ制御装置で予めデコードすることを特徴とす
るものである。
【0019】第3の発明によるフェーズドアレイアンテ
ナ装置は、セレクトデータに応じて複数のデータライン
へ同時にアンテナモジュール制御データを出力するよう
にしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
によるフェーズドアレイアンテナ装置の実施の形態1を
示す図である。図1(a)は行数3、列数3で9個のア
ンテナモジュールが格子状に配置された場合のアンテナ
の例を示している。図において5〜10は従来のフェー
ズドアレイアンテナ装置と全く同一のものである。17
aは第1の行方向から3のアンテナモジュール制御デー
タを送受するデータライン、17bは第1の列方向から
3のアンテナモジュール制御データを送受するデータラ
イン、18aは行方向のデータライン6aから6cを切
換えるデータセレクタ、18bは行方向のデータライン
6dから6fを切換えるデータセレクタ、19はアンテ
ナモジュール制御データにこのデータセレクタのセレク
トデータを付加するセレクトデータ付加器である。図1
(b)はアンテナモジュール制御データの例を示してお
り、20は上記データセレクタのセレクトデータであ
る。
【0021】例えば第9のアンテナモジュールにアンテ
ナモジュール制御データを設定する手順を以下に示す。
アンテナ制御装置2は、イネーブルビット8をセット
し、図1(c)に示すとおりセレクトデータ付加器19
によってセレクトデータ20を3(2進数で011)と
したアンテナモジュール制御データを行方向のデータラ
イン17aへ、同じくイネーブルビットをセットしセレ
クトデータ付加器19によってセレクトデータ20を3
としたアンテナモジュール制御データを列方向のデータ
ライン17bへ、同時に出力する。
【0022】アンテナ内の行方向データラインのセレク
タ18aは、スタートビット7を検出すると、これに続
くイネーブルビット8がセットされていると有効なデー
タとみなし、次に続くセレクトデータ20の内容をに応
じてデータラインを第3の行方向のデータライン6cに
切り替え、続いて転送される制御データ9および移相デ
ータ10をデータライン6cへ供給する。同じく列方向
データラインのセレクタ18bは、スタートビット7を
検出すると、これに続くイネーブルビット8がセットさ
れていると有効なデータとみなし、次に続くセレクトデ
ータ20の内容に応じてデータラインを列方向3のデー
タライン6fに切り替え、イネーブルビット8に続いて
転送される制御データ9および移相データ10をデータ
ライン6fへ供給する。
【0023】アンテナモジュールは、イネーブルビット
8がセットされたアンテナモジュール制御データが行方
向データラインと列方向データラインに揃って供給され
た場合のみ、それらのアンテナモジュール制御データを
スタートビットを先頭に予め定められた数のビット数だ
け受け取るため、この場合は第9のアンテナモジュール
5iのみがアンテナモジュール制御データを受け取る。
図1(d)は、アンテナモジュール制御データを授受し
ないデータラインと動作しないアンテナモジュールは破
線で示し、アンテナモジュール制御データを授受するデ
ータラインは矢印をアンテナモジュール制御データの送
られる向きとして太線で示したものである。
【0024】これにより、複数のデータラインを介して
アンテナモジュール制御データを送受する場合において
も、同一方向のデータラインを共有化できるため、アン
テナ制御装置とアンテナ間のデータラインを削減するこ
とができる。
【0025】実施の形態2.図2はこの発明によるフェ
ーズドアレイアンテナ装置の実施の形態2を示す図であ
る。図2(a)において5〜10、17〜20は実施の
形態1と全く同一のものである。また、21はセレクト
データ20を予めデコードするセレクトデータデコーダ
である。図2(b)は行方向アンテナモジュール制御デ
ータの例を、図2(c)は列方向アンテナモジュール制
御データの例を示している。20は上記データセレクタ
のセレクトデータである。なお、符号の末尾に付け足し
たa〜fは各々の区別を明らかにして説明を容易にする
ためのものである。
【0026】この発明におけるアンテナモジュール制御
データにおいては、行方向のセレクトデータの各ビット
は行方向のデータラインへ、列方向のセレクトデータの
各ビットは列方向のデータラインへ関連付けされる。例
えば、行方向のセレクトデータの最初のビット20aは
第1の行方向のデータライン、次のビット20bは第2
の行方向のデータライン、最後のビット20cは第3の
行方向のデータラインへ、また列方向のセレクトデータ
の最初のビット20dは第1の列方向のデータライン、
次のビット20eは第2の列方向のデータライン、最後
のビット20fは第3の列方向のデータラインへ関連付
けされ、各方向のアンテナモジュール制御データにおい
ては、同時に複数のビットがセットされることはないも
のと仮定する。データセレクタ18は、セレクトデータ
のセットされたビットに対応したデータラインへ、アン
テナモジュール制御データを供給する。
【0027】例えば第9のアンテナモジュールにアンテ
ナモジュール制御データを設定する手順を以下に示す。
アンテナ制御装置2は、イネーブルビット8をセット
し、かつセレクトデータデコーダ21によって001と
デコードされたセレクトデータ20をセレクトデータ付
加器19によって付加したアンテナモジュール制御デー
タを行方向のデータライン17aへ、同じくイネーブル
ビット8をセットし、かつセレクトデータデコーダ21
によって001とデコードされたセレクトデータ20を
セレクトデータ付加器19によって付加したアンテナモ
ジュール制御データを列方向のデータライン17bへ、
同時に出力する。アンテナ内の行方向データラインのセ
レクタ18aは、スタートビット7を検出すると、これ
に続くイネーブルビット8がセットされていると有効な
データとみなし、次に続くセレクトデータ20の内容に
応じてデータラインを行方向3のデータライン6cに切
り替え、続いて転送される制御データ9および移相デー
タ10をデータライン6cへ供給する。
【0028】同じく列方向データラインのセレクタ18
bは、スタートビット7を検出すると、これに続くイネ
ーブルビット8がセットされていると有効なデータとみ
なし、次に続くセレクトデータ20の内容に応じてデー
タラインを第3の列方向のデータライン6fに切り替
え、イネーブルビット8に続いて転送される制御データ
9および移相データ10をデータライン6fへ供給す
る。アンテナモジュールは、イネーブルビット8がセッ
トされたアンテナモジュール制御データが行方向データ
ラインと列方向データラインに揃って供給された場合の
み、それらのアンテナモジュール制御データをスタート
ビットを先頭に予め定められた数のビット数だけ受け取
るため、この場合は第9のアンテナモジュール5iのみ
がアンテナモジュール制御データを受け取る。
【0029】これにより、アンテナ内のデータセレクタ
の構成を簡略化することができる。
【0030】実施の形態3.図3はこの発明によるフェ
ーズドアレイアンテナ装置の実施の形態3を示す図であ
る。図3(a)において5〜10、17〜21は実施の
形態2と全く同一のものである。また、22は複数のセ
レクトデータから複数データラインの同時選択用セレク
トデータを生成するセレクトデータ合成器である。
【0031】例えば第7から第9の3つのアンテナモジ
ュール5g、5h、5iへアンテナモジュール制御デー
タを同時に設定する手順を以下に示す。同時設定の場合
は、セレクトデータセレクタ18によって複数のデータ
ラインが同時選択できるよう、個々のデータラインに対
するセレクトデータは、セレクトデータ合成器22によ
って複数ビットが同時にセットされた形に加工される。
例えば論理加算することによって、このセレクトデータ
は生成される。第3の行方向への同時設定の場合、第1
の列方向に対するセレクトデータ001と、同じく第2
の列方向に対するセレクトデータ010、および第3の
列方向に対するセレクトデータ100は、セレクトデー
タ合成器22によって論理加算されることで111とな
る。
【0032】アンテナ制御装置2は、イネーブルビット
8をセットし、かつセレクトデータデコーダ21によっ
て001とデコードされたセレクトデータ20をセレク
トデータ付加器19によって付加したアンテナモジュー
ル制御データを行方向のデータライン17aへ、同じく
イネーブルビット8をセットし、かつセレクトデータ合
成器22によって111と加工されたセレクトデータ2
0をセレクトデータ付加器19によって付加したアンテ
ナモジュール制御データを行方向のデータライン17b
へ、同時に出力する。アンテナ内の行方向データライン
のセレクタ18aは、スタートビット7を検出すると、
これに続くイネーブルビット8がセットされていると有
効なデータとみなし、次に続くセレクトデータ20の内
容に応じてデータラインを第3の行方向のデータライン
6cに切り替え、続いて転送される制御データ9および
移相データ10をデータライン6cへ供給する。
【0033】同じく列方向データラインのセレクタ18
bは、スタートビット7を検出すると、これに続くイネ
ーブルビット8がセットされていると有効なデータとみ
なし、次に続くセレクトデータ20の内容に応じてデー
タラインを切換える。データセレクタ18は、セレクト
データのセットされたビットに対応したデータライン
へ、アンテナモジュール制御データを供給するため、こ
の場合は第1の列方向のデータライン6d、第2の列方
向のデータライン6e、および第3の列方向のデータラ
イン6fへ同時に供給される。アンテナモジュールで
は、イネーブルビット8がセットされたアンテナモジュ
ール制御データが行方向データラインと列方向データラ
インに揃って供給された場合のみ、それらのアンテナモ
ジュール制御データをスタートビットを先頭に予め定め
られた数のビット数だけ受け取るため、この場合は第7
〜第9のアンテナモジュール5g、5h、5iがアンテ
ナモジュール制御データを受け取る。
【0034】これにより、任意の位置にある複数のアン
テナモジュールに対し同時にアンテナモジュール制御デ
ータを設定することができるため、その設定時間を短縮
することができる。
【0035】
【発明の効果】第1の発明によれば、アンテナ制御装置
とアンテナ間のデータライン数は行方向と列方向の各1
本で済むため、製造工程・部品点数・質量・コストが削
減できる。また、部品点数が削減されることによって故
障率が下がり、信頼性が向上する。
【0036】また、第2の発明によれば、アンテナ内の
データセレクタの構成を簡略化することによってデータ
ラインの切換え時間が短縮され、アンテナモジュール制
御データの設定時間を短縮することができる。
【0037】第3の発明によれば、複数のデータライン
へ同時にデータを供給することによってデータ設定回数
を削減でき、アンテナモジュール制御データの設定時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるフェーズドアレイアンテナ装
置の実施の形態1を示す図である。
【図2】 この発明によるフェーズドアレイアンテナ装
置の実施の形態2を示す図である。
【図3】 この発明によるフェーズドアレイアンテナ装
置の実施の形態3を示す図である。
【図4】 従来装置の実施例を示す図である。
【図5】 従来装置におけるアンテナモジュール制御デ
ータとアンテナモジュールの実施例を示す図である。
【図6】 従来装置における送受信信号の指向方向制御
の動作原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 送信機、2 アンテナ制御装置、3 アンテナ、4 受
信機、5 アンテナモジュール、6 データライン、11
データ入出力器、12 データ制御器、13移相データ
レジスタ、14 移相器、15 給電ライン、16 素子
アンテナ、17 データライン、18 データセレクタ、
19 セレクトデータ付加器、21 セレクトデータデコ
ーダ、22 セレクトデータ合成器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格子状に配置された複数のアンテナモジ
    ュールを有するアンテナと、上記複数のアンテナモジュ
    ールをそれぞれ制御することにより送受信電波の指向方
    向を制御するためのアンテナ制御装置とを備えたフェー
    ズドアレイアンテナ装置において、上記アンテナ制御装
    置とアンテナとを接続するデータライン上の信号を各ア
    ンテナモジュールに選択的に分配するデータセレクタ
    と、上記データライン上の信号に上記データセレクタを
    切り替える信号を付加するセレクトデータ付加器とを備
    えたことを特徴とするフェーズドアレイアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 上記データセレクタを切り替える信号を
    デコードして上記セレクトデータ付加器へ出力するセレ
    クトデータデコーダを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のフェーズドアレイアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 上記セレクトデータデコーダの出力を複
    数個合成して上記セレクトデータ付加器へ出力するセレ
    クトデータ合成器を備えたことを特徴とする請求項2記
    載のフェーズドアレイアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339507A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Hitachi Maxell Ltd リーダライタ装置及び情報認識システム

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