JP2001251107A - インピーダンス整合器 - Google Patents

インピーダンス整合器

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JP2001251107A JP2000059109A JP2000059109A JP2001251107A JP 2001251107 A JP2001251107 A JP 2001251107A JP 2000059109 A JP2000059109 A JP 2000059109A JP 2000059109 A JP2000059109 A JP 2000059109A JP 2001251107 A JP2001251107 A JP 2001251107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、インピーダンス整合器の制
御回路を簡単にすると共に、インピーダンス整合器にお
ける検波信号の補正を容易に行うことである。 【解決手段】 インピーダンス整合器1は、E分岐導波
管50a〜50dのショートプランジャ51a〜51d
の位置を調整し、導波管60の特性インピーダンスを変
化させる。また、センサ部20に検出された導波管60
内の定在波分布に基づいて、制御部10が、ショートプ
ランジャ51a〜51dを電動機40aにより差動的に
連動するように移動させる。同様に、ショートプランジ
ャ51c,51dは、電動機40bにより差動的に連動
するように移動させる。したがって、インピーダンス整
合器1は、4つのショートプランジャ51a〜51dを
2つの電動機40a,40bによって制御でき、制御回
路(制御部10および電動機40a,40b)が簡単な
構造となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波管を含む回路
のインピーダンス整合を行うインピーダンス整合器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造装置によるエッチング
工程やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)
装置による薄膜形成工程において、プラズマを利用した
エッチングや薄膜形成が行われている。そして、これら
エッチング工程や薄膜形成工程において利用されるプラ
ズマは、マイクロ波を用いて生成される。
【0003】このとき用いられるマイクロ波は、高周波
電源において発生され、導波管を伝送線路として高周波
電源から負荷に供給される。このマイクロ波は、安定し
た電力で供給する必要があるが、高周波電源と負荷との
間に生じる反射波による電力(反射波電力)が存在する
と、負荷に供給されるマイクロ波の電力が減衰される。
そのため、高周波電源から入射された電力が負荷側で十
分に消費されず、安定した電力を供給できない。
【0004】そこで、反射波電力を低減するために、イ
ンピーダンス整合器によって、高周波電源と負荷とのイ
ンピーダンス整合が行われている。インピーダンス整合
は、インピーダンス整合器によって、導波管の特性イン
ピーダンスを調整することにより行われる。インピーダ
ンス整合器は、主に、導波管内の定在波分布を検出する
センサ部と、導波管の特性インピーダンスを変化させて
高周波電源と負荷とをインピーダンス整合させるインピ
ーダンス整合部と、センサ部によって検出された定在波
分布に基づいて、高周波電源と負荷との間の反射波電力
が減衰するようにインピーダンス整合部を制御する制御
部とから構成される。
【0005】また、インピーダンス整合部には、主に、
スタブチューナ、Eチューナ、EHチューナが用いられ
ている。図3〜図5は、それぞれスタブチューナ、Eチ
ューナ、EHチューナを示す概略図である。
【0006】図3において、スタブチューナ100は、
伝送線路となる方形導波管のE面(マイクロ波の電界方
向と垂直な面)から、複数のスタブ棒110a〜110
cが、導波管内に挿入された構成となっており、それぞ
れのスタブ棒の挿入長は変化させることが可能である。
そして、センサ部120により検出された導波管内の定
在波分布に基づいて、制御部に制御された電動機130
a〜130cが、それぞれのスタブ棒の挿入長を適切に
変化させる。すると、導波管の特性インピーダンスが調
整され、これによって、導波管の両端に接続された高周
波電源と負荷とのインピーダンスが整合される。
【0007】図4において、Eチューナ200は、伝送
線路となる方形導波管のE面に複数のE分岐導波管を備
えている。特に、図4に示すEチューナのように4つの
E分岐導波管210a〜210dを備えたものは、フォ
ーEチューナと呼ばれ、各E分岐導波管210a〜21
0dは、所定の間隔で配設されている。即ち、導波管内
を伝搬するマイクロ波の管内波長をλgとすると、E分
岐導波管a,b間はλg/4、E分岐導波管b,c間は
(λg/8)の奇数倍(図4では、λgの3/8)、E分
岐導波管c,d間はλg/4となっている。
【0008】また、Eチューナの各E分岐導波管には、
ショートプランジャ(短絡板)211a〜211dが備
えられている。このショートプランジャ211a〜21
1dは、各E分岐導波管210a〜210d内で位置調
整が可能である。そして、センサ部220により検出さ
れた導波管内の定在波分布に基づいて、制御部に制御さ
れた電動機230a〜230dが、これらショートプラ
ンジャ211a〜211dをそれぞれ適当な位置に変化
させる。すると、導波管の特性インピーダンスが調整さ
れ、これによって、導波管の両端に接続された高周波電
源と負荷とのインピーダンスが整合される。
【0009】図5において、EHチューナ300は、伝
送線路となる方形導波管のE面に一つのE分岐導波管3
10aを備え、H面(マイクロ波の磁界方向と垂直な
面)に一つのH分岐導波管310bを備えている。これ
らE分岐導波管310aおよびH分岐導波管310bに
は、ショートプランジャ311a,311bが備えられ
ている。このショートプランジャは、Eチューナと同様
に、E分岐導波管310a内およびH分岐導波管310
b内で位置調整が可能である。そして、センサ部320
により検出された導波管内の定在波分布に基づいて、制
御部に制御された電動機330a,330bが、これら
ショートプランジャ311a,311bをそれぞれ適当
な位置に変化させる。すると、導波管の特性インピーダ
ンスが調整され、これによって、導波管の両端に接続さ
れた高周波電源と負荷とのインピーダンスが整合され
る。
【0010】ここで、上述のスタブチューナは、導波管
内を伝搬するマイクロ波が大電力になると、スタブ棒の
先端と導波管の内面との間で放電現象を起こしやすいた
め、インピーダンス整合が困難になる。
【0011】また、EHチューナは、E分岐導波管およ
びH分岐導波管がそれぞれ1系統しかないため、広範囲
にわたるインピーダンス整合を行うためには、ショート
プランジャの位置調整範囲を広く取る必要がある。さら
に、EHチューナは、E面およびH面にそれぞれ分岐導
波管装置を備えている。したがって、EHチューナは、
装置が大型化するという問題がある。また、EHチュー
ナは、H分岐導波管により、伝搬されるマイクロ波の周
波数に対する不要な高次モードが発生しやすく、定在波
の電力分布に乱れが生じやすい。この場合、インピーダ
ンス整合が困難になるという問題がある。
【0012】一方、フォーEチューナは、導波管内を大
電力のマイクロ波が伝搬した場合にも放電することがな
く、また、4つのE分岐導波管によってインピーダンス
整合を行うため、それぞれのショートプランジャの位置
調整範囲は比較的狭くてよいという利点がある。
【0013】ところで、上述のスタブチューナ、Eチュ
ーナおよびEHチューナのセンサ部は、共に、3つの検
波ダイオードが、導波管の長手方向にλg/6の距離を
隔てて配設されており、各検波ダイオードの検波部(ア
ンテナ)は、導波管内に挿入されている。
【0014】そして、これら検波ダイオードの入出力特
性は非線形であり、さらに、それぞれの検波ダイオード
の入出力特性は、不均一であることから、各検波ダイオ
ードの出力電圧は、補正が加えられた後、制御部に出力
される。
【0015】このとき加えられる補正の方法として、検
波ダイオードを積算器に見立てる方法がある。即ち、こ
の方法では、検波ダイオードの出力信号が低レベルであ
る場合には、検波ダイオードの入力電圧と出力電圧は比
例しているとみなしてそのまま制御部に出力し、検波ダ
イオードの出力電圧が所定のレベルより高くなった場合
には、検波ダイオードの出力電圧をリニアライズ(直線
化)して、制御部に出力する。
【0016】この方法では、予め定められた近似式に基
づいて検波ダイオードの出力電圧を処理することによ
り、検波ダイオードの入力電圧(電力)、即ち、導波管
内の定在波電圧(電力)を算出する。このような方法の
具体例として、例えば、特開平10―233606号に
開示された補正方法が挙げられる。
【0017】特開平10―233606に開示された補
正方法は、以下のようなものである。
【0018】まず、検波ダイオードと検波部(アンテ
ナ)を分離する。次に、この検波ダイオードに基準電力
を入力し、検波ダイオードのみの場合の出力電圧特性を
測定する。そして、この出力電圧特性から、5次程度の
近似式を導出し、この近似式に基づいて補正を行うため
のプログラムをメモリIC等の記憶装置に格納する。
【0019】次いで、導波管に接続された検波ダイオー
ドの検波部の結合度を測定し、測定された検波部の結合
度を記憶装置に格納する。
【0020】そして、インピーダンス整合を行う場合、
インピーダンス整合器にマイクロ波が入射されると、ア
ンテナ部と接続された検波ダイオードの出力電圧が得ら
れる。この出力電圧を制御部のCPU(Central Proces
sing Unit)が、記憶部に記憶された補正のためのプロ
グラムに基づいて処理し、検波ダイオードに入力された
基準電力を算出する。さらに、CPUは、算出された基
準電力を検波部の結合度に基づいて補正することによ
り、検波部に入力された電力、即ち、導波管内の定在波
電力を算出する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
フォーEチューナは、4つのショートプランジャを備え
ることから、それぞれのショートプランジャを移動させ
るために4つの電動機を備えると、必要となる電動機の
ドライバ回路が増加すると共に、各電動機を制御する制
御回路が複雑化するという問題があった。
【0022】また、検波ダイオードの出力電圧を補正す
る従来の方法において、補正に用いる近似式は、5次以
上の多項式となる場合がある。このような近似式に基づ
いて、センサ部の出力を演算処理する場合、制御部のC
PUには多大な負担がかかることとなる。さらに、この
近似式を得るために、検波ダイオードを検波部と分離
し、検波ダイオードの入出力特性を測定した後、検波部
の結合度を測定する等、種々の煩雑な工程を経る必要が
あった。
【0023】本発明の課題は、インピーダンス整合器の
制御回路を簡単にすると共に、インピーダンス整合器に
おける検波信号の補正を容易に行うことである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
導波管を含む回路の電源と負荷のインピーダンス整合を
行うインピーダンス整合器において、導波管の所定面に
所定間隔で配設された複数の分岐導波管(例えば、図1
のE分岐導波管50a〜50d)と、前記分岐導波管の
内部を移動し、分岐導波管内を伝搬するマイクロ波を反
射する短絡板(例えば、図1のショートプランジャ51
a〜51d)と、前記複数の分岐導波管に備えられた短
絡板のうち、2つを差動的に移動させる移動手段(例え
ば、図1の電動機50a,50b)と、を備えることを
特徴としている。
【0025】この請求項1記載の発明によれば、導波管
を含む回路の電源と負荷のインピーダンス整合を行うイ
ンピーダンス整合器において、分岐導波管は、導波管の
所定面に所定間隔で複数配設され、短絡板は、前記分岐
導波管の内部を移動し、分岐導波管内を伝搬するマイク
ロ波を反射し、移動手段は、前記複数の分岐導波管に備
えられた短絡板のうち、2つを差動的に移動させる。
【0026】したがって、この請求項1記載の発明によ
って、1つの電動機により、2つの短絡板を制御できる
ため、制御に必要な電動機が減少され、インピーダンス
整合器の制御回路が簡単な構造となる。
【0027】また、制御回路が簡単になることによっ
て、装置が小型化でき、さらに、製造等におけるコスト
ダウンを図ることができる。
【0028】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンピーダンス整合器において、導波管内を伝搬するマイ
クロ波の電力を検出する検出手段(例えば、図1のセン
サ部20)と、前記検出手段の出力信号を所定の方法で
直線化し、補正出力信号を出力する補正手段(例えば、
図1のリニアライズ回路11a)と、前記補正出力信号
に基づいて、前記移動手段を制御する制御手段(例え
ば、図1のインピーダンス演算回路11b、位相演算回
路11cおよびドライバ回路12a,12b)と、をさ
らに備えることを特徴としている。
【0029】この請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載のインピーダンス整合器において、検出手段は、
導波管内を伝搬するマイクロ波の電力を検出し、補正手
段は、前記検出手段の出力信号を所定の方法で直線化
し、補正出力信号を出力し、制御手段は、前記補正出力
信号に基づいて、前記移動手段を制御する。
【0030】したがって、この請求項2記載の発明によ
って、検出手段の出力信号が、所定の方法(発明の実施
の形態に記載の簡単な近似式等)で直線化されるため、
制御部の演算部(CPU等)にかかる負担が軽減され、
処理効率が向上する。また、より高精度に直線化するこ
とができる。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項2記載のイ
ンピーダンス整合器において、前記制御手段は、前記補
正出力信号に基づいて、前記移動手段を制御する際の制
御量を算出する制御量算出手段と、前記制御量とインピ
ーダンス整合状態となる制御量の基準値とを比較する比
較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記移
動手段が前記短絡板を移動させる移動量を制御する移動
制御手段と、を備えることを特徴としている。
【0032】この請求項3記載の発明によれば、請求項
2記載のインピーダンス整合器において、前記制御手段
に備えられた、制御量算出手段は、前記補正出力信号に
基づいて、前記移動手段を制御する際の制御量を算出
し、比較手段は、前記制御量とインピーダンス整合状態
となる制御量の基準値とを比較し、移動制御手段は、前
記比較手段の比較結果に基づいて、前記移動手段が前記
短絡板を移動させる移動量を制御する。
【0033】したがって、この請求項3記載の発明によ
って、容易、かつ、迅速に、インピーダンス整合器の制
御を行うことができる。
【0034】また、請求項4記載の発明のように、請求
項3記載のインピーダンス整合器において、前記制御量
は、負荷のインピーダンスおよび導波管内を伝搬するマ
イクロ波の位相であることとしてもよい。
【0035】この請求項4記載の発明によれば、負荷の
インピーダンスおよびマイクロ波の位相は簡単に算出で
きるため、制御部の演算部(CPU等)にかかる負担が
軽減され、処理効率が向上する。
【0036】また、インピーダンスにかかる制御と位相
にかかる制御は、独立して行うことができるため、高速
にインピーダンス整合を行うことができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
インピーダンス整合器の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したインピーダンス整合器1の構
成を示す図である。
【0038】インピーダンス整合器1は、4つのE分岐
導波管50a〜50dを備えたフォーEチューナであ
り、E分岐導波管50a〜50dに備えられたショート
プランジャ51a〜51dの位置を調整することによ
り、導波管60の特性インピーダンスを変化させる。ま
た、インピーダンス整合器1は、センサ部20によって
検出された導波管60内の定在波分布に基づいて、制御
部10が、ショートプランジャ51a〜51dの位置調
整を行う。この際、ショートプランジャ51a,51b
は、電動機40aにより差動的に連動するように移動さ
れる。また、同様に、ショートプランジャ51c,51
dは、電動機40bにより差動的に連動するように移動
される。したがって、インピーダンス整合器1は、4つ
のショートプランジャ51a〜51dを2つの電動機4
0a,40bによって制御でき、ショートプランジャ5
1a〜51dの制御回路(制御部10および電動機40
a,40b)が簡単な構造となる。
【0039】また、制御部10は、センサ部20の出力
電圧から定在波の位相(偏角)φおよび負荷のインピー
ダンスZを算出し、位相φが0度、インピーダンスZが
高周波電源の特性インピーダンスZ0となるように、シ
ョートプランジャ51a〜51dを調整する。これら位
相φおよびインピーダンスZを算出する方法は比較的簡
単であるため、制御部10が行う処理における負担は小
さなものとなる。また、制御部10は、これら位相φお
よびインピーダンスZに基づいて、それぞれ独立したイ
ンピーダンス整合のための動作を行う。即ち、位相φに
基づく調整を電動機40aで行い、これとは独立して、
インピーダンスZに基づく調整を電動機40bで行う。
したがって、インピーダンス整合のための調整が効率よ
く行える。
【0040】まず構成を説明する。図1は、本実施の形
態におけるインピーダンス整合器1の構成を示す図であ
る。図1において、インピーダンス整合器1は、制御部
10、センサ部20、アンプ部30、E分岐導波管50
a〜50b、電動機40a,40b、導波管60から構
成される。
【0041】まず、制御部10の構成について説明す
る。図1において、制御部10は、演算部11、ドライ
バ回路12a,12bを備え、さらに、演算部11は、
リニアライズ回路11a、インピーダンス演算回路11
b、位相演算回路11cを備えている。この演算部は、
例えば、MPU(Micro Processing Unit)によって構
成される。
【0042】リニアライズ回路11aは、アンプ部30
によって、増幅されたセンサ部20の出力電圧が入力さ
れると、入力されたセンサ部20の出力電圧レベルを検
出する。そして、後述するリニアライズ方法により、検
出した出力電圧レベルに基づいて、この出力電圧をリニ
アライズ(直線化)する。なお、リニアライズされるこ
とによって補正された出力電圧(以下、補正出力電圧と
いう。)は、センサ部20における検波ダイオードの入
力電圧に換算されている。そして、リニアライズ回路1
1aは、この補正出力電圧をインピーダンス演算回路1
1bおよび位相演算回路11cに出力する。
【0043】ここで、リニアライズ回路11aにおい
て、センサ部20の出力電圧をリニアライズ(直線化)
する方法について説明する。
【0044】まず、検波ダイオードが理想的な出力特性
を示すと想定した場合の出力電圧を基準検波電圧xとす
る。また、マイクロ波の各入力電力に対応する基準検波
電圧をx=xn(nは正の整数)とする。
【0045】そして、x0からxnの範囲で適当数の基準
検波電圧xm(ただし、m=0,1,2,…,n)を定め
る。次いで、これらの基準検波電圧xmを検波ダイオー
ドに入力し、これらに対応する実際の検波電圧umをそ
れぞれ求める。
【0046】次に、基準検波電圧xm、検波電圧umをそ
れぞれ次式(I)に代入すると、任意の基準検波電圧x
と対応する検波電圧uの関係が導かれる。なお、次式
(I)におけるxk、xk-1、uk、uk-1は、リニアライ
ズ回路11aに入力された検波電圧uに応じ、uk-1
u<ukを満たすように選択される。
【0047】
【数1】 (ただし、xk-1<x<xk、k=1,2,…,n)
【0048】ここで、検波電圧uに補正を加え、理想的
な検波ダイオードの出力電圧としたものを補正出力電圧
zとおく。そして、uk、uk-1、xk、xk-1、zk、z
k-1を次式に代入すると、任意の基準検波電圧xと対応
する補正出力電圧zの関係が導かれる。なお、zkは、
各基準検波電圧xkに対する補正出力電圧であり、理想
的な検波ダイオードの出力電圧であることから、z
kは、基準検波電圧xkと等しくなる。
【0049】
【数2】 (ただし、xk-1<x<xk、k=1,2,…,n)
【0050】上記(I)および(II)式から、検波ダイ
オードの検波電圧uと補正出力電圧zとの関係が導か
れ、理想的な検波ダイオードの出力電圧、即ち、検波ダ
イオードの入力電圧を算出することができる。
【0051】インピーダンス演算回路11bは、リニア
ライズ回路11aから入力された補正出力電圧に基づい
て、導波管60を含む負荷のインピーダンスZを算出す
る。ここで、インピーダンス演算回路11bにおいて、
補正出力電圧から負荷のインピーダンスZを算出する方
法について説明する。インピーダンスZは、次式により
算出される。なお、a、b、cは、それぞれセンサ部2
0の検波ダイオード20a〜20cの出力電圧に対する
補正出力電圧である。
【0052】
【数3】
【0053】インピーダンス演算回路11bは、以上の
ように算出されたインピーダンスZを高周波電源の特性
インピーダンスZ0と比較する。そしてインピーダンス
Zが特性インピーダンスZ0と一致していない場合、イ
ンピーダンス演算回路11bは、“特性インピーダンス
0に対するインピーダンスZの大小”を判断し、ま
た、その“度合い”を算出する。そして、インピーダン
ス演算回路11bは、“特性インピーダンスZ0に対す
るインピーダンスZの大小”およびその“度合い”をド
ライバ回路12aに出力する。
【0054】なお、インピーダンスZが特性インピーダ
ンスZ0と一致している場合、インピーダンス演算回路
11bは出力を行わない。
【0055】位相演算回路11cは、リニアライズ回路
11aから入力された補正出力電圧に基づいて、導波管
60内を伝搬するマイクロ波の位相を算出する。ここ
で、位相演算回路11cにおいて、補正出力電圧から導
波管60内を伝搬するマイクロ波の位相を算出する方法
について説明する。マイクロ波の位相は、次式により算
出される。
【0056】
【数4】
【0057】位相演算回路11cは、以上のように算出
された位相φが0であるか否かの判定を行う。そして位
相φが0でないと判定した場合、位相φをドライバ回路
12bに出力する。
【0058】なお、位相φが0である場合、位相演算回
路11cは出力を行わない。
【0059】ドライバ回路12aは、インピーダンス演
算回路11bから入力された特性インピーダンスZ0
対するインピーダンスZの大小およびその度合いに応じ
て、電動機40aの駆動量および駆動方向を算出する。
そして、ドライバ回路12aは、電動機40aに算出し
た駆動量および駆動方向に応じた駆動信号を出力する。
【0060】ドライバ回路12bは、位相演算回路11
cから入力された位相φに応じて、電動機40aの駆動
量および駆動方向を算出し、ドライバ回路12aと同様
に、電動機40bに算出した駆動量および駆動方向に応
じた駆動信号を出力する。
【0061】センサ部20は、3つの検波ダイオードを
備えており、これら3つの検波ダイオードは、導波管6
0の管軸方向に、それぞれλg/6ずつ隔てて、直列に
配設される。また、それぞれの検波ダイオードには、導
波管60内のマイクロ波を受信するアンテナが備えられ
ている。
【0062】アンプ部30は、センサ部20から入力さ
れた各検波ダイオードの出力電圧を適当なレベルに増幅
する。
【0063】電動機40aは、ドライバ回路12aから
入力された駆動信号に基づいて、ショートプランジャ5
1a,51bを差動的に連動するように移動させる。即
ち、電動機40aは、ショートプランジャ51a,51
bを同時に移動し、E分岐導波管50a,50bについ
ての制御を一括して行う。
【0064】電動機40bは、ドライバ回路12bから
入力された駆動信号に基づいて、電動機40aと同様
に、ショートプランジャ51c,51dを差動的に連動
するように移動させる。即ち、電動機40bは、ショー
トプランジャ51c,51dを同時に移動し、E分岐導
波管50c,50dについての制御を一括して行う。
【0065】E分岐導波管50aは、導波管60のE面
に垂直に備えられた分岐導波管であり、ショートプラン
ジャ51aを備えている。そして、導波管60内を伝搬
するマイクロ波のうち、一部がE分岐導波管50aに分
岐する。また、ショートプランジャ51aは、E分岐導
波管50aの内部を上下に移動する構造となっており、
電動機50aにより、インピーダンスを整合させるため
の適当な位置に移動される。さらに、ショートプランジ
ャ51aは、導波管60内を伝搬するマイクロ波のう
ち、E分岐導波管50aに分岐した成分を反射する。
【0066】また、E分岐導波管50b,50c,50
dは、E分岐導波管50aと同様に、それぞれショート
プランジャ51b,51c,51dを備えており、ショ
ートプランジャ51b〜51dは、ショートプランジャ
51aと同様に、各E分岐導波管に分岐したマイクロ波
を反射する。
【0067】さらに、E分岐導波管50a,50bおよ
びE分岐導波管50c,50dは、管軸方向にそれぞれ
λg/4(λgは、管内波長)隔てられて並設される。ま
た、E分岐導波管50bとE分岐導波管50cは、管軸
方向に(3/8)λg隔てられて並設される(図1参
照)。
【0068】また、ショートプランジャ51a,51b
は、電動機50aの回転軸に固着された腕の両端に、支
持部がそれぞれ回動自在に取り付けられ、電動機50a
の回転軸が回転すると、ショートプランジャ51a,5
1bが上下逆方向に移動する。したがって、ショートプ
ランジャ51a,51bは、電動機50aが回転するこ
とにより差動的に連動して移動される。
【0069】同様に、ショートプランジャ51c,51
dは、電動機50bの回転軸の両端に支持部がそれぞれ
回動自在に取り付けられ、電動機50bの回転軸が回転
すると、ショートプランジャ51c,51dが上下逆方
向に移動する。したがって、ショートプランジャ51
c,51dは、電動機50bが回転することにより差動
的に連動して移動される。
【0070】導波管60は、高周波電源から入力された
マイクロ波を負荷に伝達する。また、導波管60に備え
られたインピーダンス整合器1によって、導波管60
は、特性インピーダンスが変化される。このインピーダ
ンス整合器1を含む導波管60および負荷のインピーダ
ンスが、高周波電源の特性インピーダンスZ0と一致し
た場合、高周波電源と負荷のインピーダンスは整合す
る。
【0071】次に、動作を説明する。図2は、インピー
ダンス整合器1が行うインピーダンス整合処理を示すフ
ローチャートである。
【0072】インピーダンス整合処理において、インピ
ーダンス整合器1は、まず、導波管60内を伝搬するマ
イクロ波の電力をセンサ部20によって検出し、センサ
部20の出力電圧をアンプ部30に入力する(ステップ
S1)。
【0073】そして、インピーダンス整合器1は、セン
サ部20の出力電圧をアンプ部30によって適当なレベ
ルに増幅し、リニアライズ回路11aに入力する(ステ
ップS2)。
【0074】次に、インピーダンス整合器1は、アンプ
部30において増幅したセンサ部20の出力電圧をリニ
アライズ回路11aによって所定のリニアライズ方法で
リニアライズ(直線化)し、補正出力電圧としてインピ
ーダンス演算回路11bおよび位相演算回路11cに入
力する(ステップS3)。
【0075】次いで、インピーダンス整合器1は、補正
出力電圧に基づいて、インピーダンス演算回路11bに
よって負荷のインピーダンスZを算出し、同時に、位相
演算回路11cによって導波管60内を伝搬するマイク
ロ波の位相φを算出する(ステップS4)。そして、イ
ンピーダンスZが特性インピーダンスZ0と一致してい
るか否か、および、位相φが0であるか否かの判定を行
う(ステップS5)。
【0076】ステップS5において、インピーダンスZ
が高周波電源の特性インピーダンスZ0と一致すると判
定され、かつ、位相φが0であると判定された場合、イ
ンピーダンス整合器1は、ショートプランジャ41a〜
41dの制御を行わず、ステップS3に移行する。
【0077】ステップS5において、インピーダンスZ
が高周波電源の特性インピーダンスZ0と異なると判定
された場合、および、位相φが0でないと判定された場
合、インピーダンス整合器1は、ドライバ回路12aあ
るいはドライバ回路12bに所定のデータを入力する。
即ち、インピーダンスZが特性インピーダンスZ0と異
なると判定され、位相φが0であると判定された場合、
インピーダンス演算回路11bによってドライバ回路1
2aに“特性インピーダンスZ0に対するインピーダン
スZの大小”およびその“度合い”を入力し、位相演算
回路11cによってドライバ回路12bにデータの入力
は行わない。また、インピーダンスZが高周波電源の特
性インピーダンスZ0と一致すると判定され、位相φが
0でないと判定された場合、位相演算回路11cによっ
てドライバ回路12bに位相φを入力し、インピーダン
ス演算回路11bによってドライバ回路12aにデータ
の入力は行わない(ステップS6)。
【0078】そして、インピーダンス整合器1は、ドラ
イバ回路12aに“特性インピーダンスZ0に対するイ
ンピーダンスZの大小”およびその“度合い”が入力さ
れた場合、ドライバ回路12aにおいてインピーダンス
Zを特性インピーダンスZ0に一致させるための電動機
40aの駆動量および駆動方向を算出する。また、ドラ
イバ回路12bに位相φが入力された場合、ドライバ回
路12bにおいて位相φを0にさせるための電動機40
bの駆動量および駆動方向を算出する(ステップS
7)。
【0079】次いで、インピーダンス整合器1は、ステ
ップS7において算出された電動機40a,40bの駆
動量および駆動方向に応じ、ドライバ回路12a,12
bによって、電動機40a,40bを駆動するための駆
動信号を生成し、それぞれ電動機40a,40bに入力
する(ステップS8)。
【0080】そして、インピーダンス整合器1は、電動
機40aによって、ショートプランジャ51a,51b
を差動的に移動し、インピーダンスZを高周波電源の特
性インピーダンスZ0に一致させる制御を行う。また、
インピーダンス整合器1は、電動機40bによって、シ
ョートプランジャ51c,51dを差動的に移動し、位
相φを0にさせる制御を行う(ステップS9)。
【0081】次に、インピーダンス整合器1は、制御部
10において、インピーダンス整合処理の終了が指示さ
れたか否かの判定を行う(ステップS10)。
【0082】ステップS10において、インピーダンス
整合処理の終了が指示されていないと判定された場合、
インピーダンス整合器1は、ステップS3に移行する。
【0083】ステップS10において、インピーダンス
整合処理の終了が指示されたと判定された場合、インピ
ーダンス整合器1は、インピーダンス整合処理を終了す
る。
【0084】以上のように、本実施の形態におけるイン
ピーダンス整合器1は、インピーダンス整合の際、4つ
のE分岐導波管50a〜50dのショートプランジャ5
1a〜51dを2つの電動機40a,40bで制御す
る。
【0085】したがって、ショートプランジャ51a〜
51dの制御回路(制御部10および電動機40a,4
0b)が簡単な構造となり、装置の小型化およびコスト
ダウンを図ることができる。
【0086】また、インピーダンス整合器1は、検波ダ
イオードの出力電圧をリニアライズ(直線化)すること
によって、理想的な検波ダイオードの出力電圧に補正す
る。
【0087】したがって、簡単な近似式によって、より
高精度な補正値を得ることができるため、検波ダイオー
ドの出力電圧を補正する際に、演算部にかかる負担を軽
減することができる。
【0088】さらに、インピーダンス整合器1は、導波
管60内を伝搬するマイクロ波の電力分布から負荷のイ
ンピーダンスZおよび導波管60内を伝搬するマイクロ
波の位相φを検出し、これら2つのパラメータに基づい
て、独立した制御を行うことにより、インピーダンス整
合を行う。
【0089】したがって、インピーダンスZおよび位相
φの調整に係る制御を同時に行えるため、インピーダン
スを高速に整合させることができる。
【0090】また、本実施の形態に示したインピーダン
スZおよび位相φの算出式をより簡単にすることによっ
て、演算部にかかる処理負担を軽減することができる。
【0091】なお、本実施の形態において、検波ダイオ
ードの出力電圧をリニアライズ(直線化)する近似式、
インピーダンスZおよび位相φを算出する式として、他
の式を用いることとしてもよい。
【0092】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、1つの電
動機により、2つの短絡板を制御できるため、制御に必
要な電動機が減少され、インピーダンス整合器の制御回
路が簡単な構造となる。また、制御回路が簡単になるこ
とによって、装置が小型化でき、さらに、製造等におけ
るコストダウンを図ることができる。
【0093】請求項2記載の発明によれば、検出手段の
出力信号が、所定の方法(発明の実施の形態に記載の簡
単な近似式等)で直線化されるため、制御部の演算部
(CPU等)にかかる負担が軽減され、処理効率が向上
する。また、より高精度に直線化することができる。
【0094】請求項3記載の発明によれば、容易、か
つ、迅速に、インピーダンス整合器の制御を行うことが
できる。
【0095】請求項4記載の発明によれば、負荷のイン
ピーダンスおよびマイクロ波の位相は簡単に算出できる
ため、制御部の演算部(CPU等)にかかる負担が軽減
され、処理効率が向上する。また、インピーダンスにか
かる制御と位相にかかる制御は、独立して行うことがで
きるため、高速にインピーダンス整合を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインピーダンス整合器1の構
成を示す図である。
【図2】インピーダンス整合器1が行うインピーダンス
整合処理を示すフローチャートである。
【図3】スタブチューナの概略図である。
【図4】Eチューナの概略図である。
【図5】EHチューナの概略図である。
【符号の説明】
1 インピーダンス整合器 10 制御部 11 演算部 11a リニアライズ回路 11b インピーダンス演算回路 11c 位相演算回路 12a,12b ドライバ回路 20 センサ部 20a,20b,20c 検波ダイオード 30 増幅器 40a,40b 電動機 50a,50b,50c,50d E分岐導波管 51a,51b,51c,51d ショートプランジ
ャ 60 導波管 100 スタブチューナ 110a,110b,110c スタブ棒 120 センサ部 130a,130b,130c 電動機 200 Eチューナ 210a,210b,210c,210d E分岐導
波管 211a,211b,211c,211d ショート
プランジャ 220 センサ部 230a,230b,230c,230d 電動機 300 EHチューナ 310a E分岐導波管 310b H分岐導波管 311a,311b ショートプランジャ 320 センサ部 330a,330b 電動機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導波管を含む回路の電源と負荷のインピー
    ダンス整合を行うインピーダンス整合器において、 導波管の所定面に所定間隔で配設された複数の分岐導波
    管と、 前記分岐導波管の内部を移動し、分岐導波管内を伝搬す
    るマイクロ波を反射する短絡板と、 前記複数の分岐導波管に備えられた短絡板のうち、2つ
    を差動的に移動させる移動手段と、 を備えることを特徴とするインピーダンス整合器。
  2. 【請求項2】導波管内を伝搬するマイクロ波の電力を検
    出する検出手段と、 前記検出手段の出力信号を所定の方法で直線化し、補正
    出力信号を出力する補正手段と、 前記補正出力信号に基づいて、前記移動手段を制御する
    制御手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のインピ
    ーダンス整合器。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記補正出力信号に基づいて、前記移動手段を制御する
    際の制御量を算出する制御量算出手段と、 前記制御量とインピーダンス整合状態となる制御量の基
    準値とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記移動手段が前
    記短絡板を移動させる移動量を制御する移動制御手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項2記載のインピーダン
    ス整合器。
  4. 【請求項4】前記制御量は、負荷のインピーダンスおよ
    び導波管内を伝搬するマイクロ波の位相であることを特
    徴とする請求項3記載のインピーダンス整合器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100883834B1 (ko) 2002-05-21 2009-02-16 나가노 니혼 무센 가부시키가이샤 동축형 임피던스 정합기
US10109463B2 (en) 2015-03-12 2018-10-23 Tokyo Electron Limited Microwave automatic matcher and plasma processing apparatus
CN109585980A (zh) * 2019-01-23 2019-04-05 成都迈频科技有限公司 一种大功率微波自动匹配结
CN112582765A (zh) * 2020-12-24 2021-03-30 南京国睿微波器件有限公司 一种w波段差相移式铁氧体开关
CN116184029A (zh) * 2023-04-27 2023-05-30 季华实验室 一种阻抗检测电路、方法、阻抗匹配器及匹配调节方法

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