JP2001250844A - Icチップの実装方法 - Google Patents
Icチップの実装方法Info
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Abstract
ICチップと熱膨張係数が異なるガラス基板等に形成さ
れた回路へのICチップの実装において、均一かつ信頼
性の高い電気的接続が得られるICチップの実装方法を
提供する。 【解決手段】 ICチップ2の回路基板(ガラス基板
等)1への実装において、導電粒子3を含有するUV硬
化性樹脂3を用いてICチップ2の電極2aと回路基板
1上の配線パターン1aを電気的に接続し、かつICチ
ップ2を回路基板1に固定する。
Description
装方法に係わり、特にガラス基板上に形成された回路に
ICチップを実装する方法に関するものである。
ガラス基板上に形成された回路にICチップを直接実装
するCOG(Chip On Glass)実装方法に
おいては、例えば特開平9−101533号公報に示さ
れているように、熱硬化性の異方性導電フィルムを用い
てICチップとガラス基板上の回路との電気的接続を行
っていた。
脂を用いたICチップとガラス基板上の回路との接続方
法を説明するための工程断面図である。ICチップとガ
ラス基板上の回路との接続方法は、まず、図4(a)に
示すように、液晶パネル等を構成するガラス基板1上に
導電粒子4を含有する熱硬化性樹脂6を塗布し(熱硬化
性樹脂6がフィルム状の場合は貼り付け)、この上にI
Cチップ2をガラス基板1上の配線パターン1aにIC
チップ2上の電極2aをアライメントして搭載する。次
に、図4(b)に示すように、ICチップ2をガラス基
板1方向に加圧し、かつ熱硬化性樹脂6に150〜30
0°Cの熱を加えることにより、導電粒子4をICチッ
プ2の電極2aとガラス基板1上の配線パターン1aに
接触させて電極2aと配線パターン1aを電気的に接続
し、かつICチップ2をガラス基板1上に熱硬化性樹脂
6により固定する。
ップをガラス基板上に形成された回路に直接実装する方
法としては、熱硬化性異方性導電樹脂を用いた方法が提
案されているが、ICチップ2とガラス基板1上の配線
パターン1aの接続を行う際に200°C程度の熱と圧
力がICチップ2とガラス基板1に加えられるため、熱
膨張係数が異なる(通常、ガラス基板の方が大)ICチ
ップ2とガラス基板1では、図5に示すように、接続が
終わり常温に戻ったときの収縮がガラス基板1の方が大
きく、ガラス基板1上に形成された配線パターン1aに
ストレスが加わる。その結果、ICチップ2の電極2a
とガラス基板1の配線パターン1aの接続抵抗にばらつ
きが発生し、液晶表示装置の場合では表示ムラ等の不良
を生じさせるという問題があった。また、特開平10−
54993号公報には、UV硬化性樹脂を用いたCOG
−LSIチップのガラス基板への固定方法が提案されて
いるが、UV硬化性樹脂は導電粒子を含まず固定のみを
目的としているため、電気的接続を得るためには別の手
法が必要であり、工程数が増えるという短所を有してい
る。
るためになされたもので、回路基板上へのICチップの
実装、例えば、ICチップと熱膨張係数が異なるガラス
基板等に形成された回路へのICチップの実装におい
て、均一かつ信頼性の高い電気的接続が得られるICチ
ップの実装方法を提供することを目的とする。
一実施の形態であるICチップの実装方法を図について
説明する。図1は本発明の実施の形態1によるICチッ
プの実装方法を説明するための工程断面図である。図に
おいて、1は回路基板(本実施の形態ではガラス基
板)、1aはガラス基板1上に形成された配線パター
ン、2はICチップ、2aはICチップ2に設けられた
電極、3は導電粒子4を含有したUV硬化性樹脂であ
る。
実装方法について説明する。まず、図1(a)に示すよ
うに、ガラス基板1上に導電粒子4を含有するUV硬化
性樹脂3を塗布し(UV硬化性樹脂3がフィルム状の場
合は貼り付け)、この上にICチップ2をガラス基板1
上の配線パターン1aにICチップ2上の電極2aをア
ライメントして搭載する。次に、図1(b)に示すよう
に、ICチップ2をガラス基板1方向に加圧することに
より、導電粒子4をICチップ2の電極2aとガラス基
板1上の配線パターン1aに接触させて電極2aと配線
パターン1aを電気的に接続し、かつガラス基板1の裏
面側(ICチップ2が搭載されていない面側)からUV
光を照射することにより、UV硬化性樹脂3を硬化して
ICチップ2をガラス基板1上に固定する。
ーン1aとの電気的接続を確実に行うためには、電極2
a上に存在する導電粒子4の数が10個以上必要である
と考えられ、現在ICチップ2の電極2aの径は通常3
0〜100ミクロンであるので、導電粒子4の径は3〜
6ミクロンであることが望ましい。また、UV硬化性樹
脂3の厚みは、導電粒子4を包含しICチップ2と回路
基板1との接着強度を十分に確保できるよう、10〜3
0ミクロンであることが望ましい。
に、ICチップ2実装後のガラス基板1にはストレス等
が生じていないため、ICチップ2の電極2aとガラス
基板1上の配線パターン1a間において均一かつ信頼性
の高い電気的接続が得られる。また、図3に示すような
液晶表示素子5を構成するガラス基板1上へのICチッ
プの実装に本発明を適用することにより、ICチップ2
の各端子の接続抵抗のばらつきに起因する表示ムラが生
じない液晶表示素子を得ることができ、特に、液晶パネ
ルのパネルサイズが大きくなるほど、またICチップの
端子数が多くなるほど本発明を適用することによる効果
が顕著となる。
チップを導電粒子を含有するUV硬化性樹脂を用いて実
装することにより、従来のように実装時に加熱処理が施
されないため、ICチップと熱膨張係数が異なるガラス
基板等の回路基板へのICチップ実装においても、均一
かつ信頼性の高い電気的接続が得られるICチップの実
装方法を提供することができる。また、UV硬化性樹脂
に含まれる導電粒子の径を3〜6ミクロンとすることに
より、ICチップの電極と配線パターンとの電気的接続
を確実に行うことができる。また、UV硬化性樹脂の厚
みを10〜30ミクロンとすることにより、導電粒子を
包含しICチップと回路基板との接着強度を十分に確保
することができる。
実装方法を説明するための工程断面図である。
るための断面図である。
実装方法を装置に適用した一例を示す概略図である。
ための工程断面図である。
る。
ICチップ、2a 電極、3 UV硬化性樹脂、4
導電粒子、5 液晶表示素子、6 熱硬化性樹脂。
Claims (4)
- 【請求項1】 ICチップを実装する回路基板上に導電
粒子を含有するUV硬化性樹脂からなる膜を形成する工
程と、 上記UV硬化性樹脂膜を介して上記回路基板の配線パタ
ーンに上記ICチップの電極をアライメントして搭載す
る工程と、 上記ICチップを上記回路基板方向に加圧し、かつ上記
回路基板のICチップ実装面の裏面側からUV光を照射
する工程を含むことを特徴とするICチップの実装方
法。 - 【請求項2】 回路基板はガラス基板で構成されている
ことを特徴とする請求項1記載のICチップの実装方
法。 - 【請求項3】 UV硬化性樹脂に含まれる導電粒子の粒
径は3ミクロン〜6ミクロンであることを特徴とする請
求項1または請求項2記載のICチップの実装方法。 - 【請求項4】 UV硬化性樹脂は、液状もしくは厚みが
10ミクロン〜30ミクロンのテープ状であることを特
徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項記載のIC
チップの実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058893A JP2001250844A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | Icチップの実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058893A JP2001250844A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | Icチップの実装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001250844A true JP2001250844A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18579422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000058893A Pending JP2001250844A (ja) | 2000-03-03 | 2000-03-03 | Icチップの実装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001250844A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008198753A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 引出配線の形成方法及び走査型プローブ顕微鏡用試料の作成方法 |
-
2000
- 2000-03-03 JP JP2000058893A patent/JP2001250844A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008198753A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-08-28 | Fujitsu Ltd | 引出配線の形成方法及び走査型プローブ顕微鏡用試料の作成方法 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060802 |
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