JP2001250312A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2001250312A
JP2001250312A JP2000063251A JP2000063251A JP2001250312A JP 2001250312 A JP2001250312 A JP 2001250312A JP 2000063251 A JP2000063251 A JP 2000063251A JP 2000063251 A JP2000063251 A JP 2000063251A JP 2001250312 A JP2001250312 A JP 2001250312A
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arm
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cartridge
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JP2000063251A
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English (en)
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Kazutoshi Yamamoto
和利 山本
Jun Suzuki
潤 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 磁気ディスクに対して記録/再生が為されて
いる状態において、ディスクカートリッジのイジェクト
操作が行われた場合でも、磁気ディスクの記録データが
破壊されないようにする。 【解決手段】 ヘッド待避機構16は、イジェクトレバ
ー26のイジェクト操作により回動される第1アーム3
5、第2アーム36と、第2アームの回動端に連結され
るとともに副ガイド軸22に摺動自在に支持された待避
ブロック36とを有し、該待避ブロックは、カートリッ
ジローディング状態において待避ブロックに押圧される
キャリッジ20の被押圧部20aの移動範囲のうちの前
端よりも前方に離間した状態となっていて装填検出スイ
ッチ38をONした状態となっており、イジェクト操作
により待避ブロックが後方へ移動されるときに、待避ブ
ロックがキャリッジの被押圧部に当接する前に、上記装
填検出スイッチをOFFする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置に関する。詳しくは、磁気ディスクに対して記録/
再生が為されている状態において、ディスクカートリッ
ジのイジェクト操作が行われた場合でも、磁気ディスク
の記録データが破壊されないようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクドライブ装置は、ディスクカー
トリッジを装填するときに、磁気ディスクが磁気ヘッド
に衝突してしまうことを回避するため、ディスクカート
リッジが装填されていない状態において、磁気ヘッドを
後退位置に待避させておく必要がある。
【0003】そのため、ディスクドライブ装置にあって
は、ヘッド待避機構を設け、ディスクカートリッジのイ
ジェクト時に磁気ヘッドをディスクカートリッジと干渉
しない位置、即ち、後退位置へと移動させるようになっ
ている。
【0004】また、ディスクドライブ装置にディスクカ
ートリッジの装填が為されると、装填検出スイッチによ
りディスクカートリッジの装填を検出して、該装填検出
スイッチのONにより、磁気ヘッドの記録/再生が可能
になるようになっている。
【0005】このようなディスクドライブ装置として、
例えば、本出願人により出願された平成11年特許願第
269429号において示したものがある。
【0006】この出願の明細書に記載したディスクドラ
イブ装置によれば、イジェクト操作をすると、そのイジ
ェクトレバーの後方に配設されたヘッド待避機構によ
り、磁気ヘッドを確実に後退させることができ、これに
より、次に、ディスクカートリッジを装填しようとする
ときには、磁気ヘッドは待避位置に位置されており、デ
ィスクカートリッジ又は磁気ディスクが磁気ヘッドに干
渉することはない。
【0007】そして、ディスクカートリッジが装填され
ると、トリガーアームの回動により装填検出スイッチを
ONしてディスクカートリッジの装填を検出するように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、平成11年
特許願第第269429号で示したディスクドライブ装
置にあっては、イジェクト操作をして、磁気ヘッドを待
避位置へと移動させている間にも上記装填検出スイッチ
はON状態のままであり、磁気ヘッドによる記録/再生
が可能な状態である。
【0009】そして、磁気ヘッドへの記録/再生が為さ
れている状態において、イジェクト操作されると、磁気
ヘッドは磁気ディスク面に接触し、記録/再生をしたま
ま、アンローディング位置へと移動させられることにな
り、トラッキングサーボのかかっていない状態で磁気デ
ィスクへの記録/再生が為されることになり、磁気ディ
スクに対して誤消去、誤記録や磁気ヘッド及び磁気ディ
スクの損傷などが生じるという問題があった。
【0010】そこで、本発明は、磁気ディスクに対して
記録/再生が為されている状態において、ディスクカー
トリッジのイジェクト操作が行われた場合でも、磁気デ
ィスクの記録データが破壊されないようにすることを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明ディス
クドライブ装置は、上記した課題を解決するために、磁
気ヘッドを磁気ディスクの径方向に移送するヘッド移送
機構と、ディスクカートリッジのイジェクト操作で上記
ヘッド移送機構のキャリッジを後退させて磁気ヘッドを
アンロード状態にするヘッド待避機構と、ディスクカー
トリッジのローディングを検出するとともにカートリッ
ジローディング状態においてONとなって上記磁気ヘッ
ドによる記録/再生を可能にする装填検出スイッチとを
備えたディスクドライブ装置であって、ヘッド移送機構
は、磁気ヘッドを支持するキャリッジと、該キャリッジ
を摺動自在に支持するガイド軸と、キャリッジを駆動し
て上記磁気ヘッドを磁気ディスクの径方向に移動させる
リニアモータ部とを有し、ヘッド待避機構は、イジェク
トレバーのイジェクト操作により回動される回動アーム
と、該回動アームの回動端に連結されるとともに上記ガ
イド軸に摺動自在に支持された待避ブロックとを有し、
該待避ブロックは、カートリッジローディング状態にお
いて待避ブロックに押圧される上記キャリッジの被押圧
部の移動範囲のうちの前端よりも前方に離間した状態と
なっているとともに、上記装填検出スイッチをONした
状態となっており、イジェクト操作により待避ブロック
が後方へ移動されたときに、待避ブロックがキャリッジ
の被押圧部に当接する前に、上記装填検出スイッチをO
FFするようにしたものである。
【0012】従って、本発明ディスクドライブ装置にあ
っては、イジェクト操作がなされたときに、磁気ヘッド
が移動する前に、必ず、磁気ヘッドによる記録/再生が
OFFされるため、磁気ヘッドが待避位置へと動き始め
た状態において磁気ヘッドに通電されていることはな
く、磁気ディスクに対して誤消去、誤記録や磁気ヘッド
及び磁気ディスクの損傷などを確実に防止することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ディスクドライブ
装置の詳細を添付図面に示した実施の形態に従って説明
する。
【0014】尚、図面に示した実施の形態は、本発明デ
ィスクドライブ装置を、PCMCIA(Persona
l Computer Memory Card In
ternational Association)規
格の装着部(以下、PCカードスロットと称する。)に
着脱自在に装着されるいわゆるPCカード型のディスク
ドライブ装置に適用したものである。
【0015】例えば、図1に示すように、本発明に係る
ディスクドライブ装置1が着脱可能に装着されるノート
型パーソナルコンピュータ2は、IC(Integra
ted Circuit)メモリカードやファックスモ
デムカード等のPCMCIA規格のPCカードが着脱可
能とされるPCカードスロット3を備えている。なお、
この実施の形態におけるノート型パーソナルコンピュー
タ2が備えるPCカードスロットは、仕様がTYPEI
I(Release 2.1)とされている。尚、本発
明ディスクドライブ装置1は、ノート型パーソナルコン
ピュータ2のPCカードスロット3に用いられるものに
限られず、また、PCMCIA規格のPCカード型のも
のに限られるものではない。
【0016】図1及び図2に示すように、ディスクドラ
イブ装置1は、ノート型パーソナルコンピュータ2が備
えるPCカードスロット3内に対して装着される筐体4
と、磁気ヘッド5、5を支持するヘッド支持機構6と、
該ヘッド支持機構6を前後方向に移動させこれに支持さ
れた磁気ヘッド5、5を磁気ディスク7の径方向に直線
的に移動させるヘッド移送機構8と、磁気ディスク7に
対して上記磁気ヘッド5、5をランディング及びテイク
オフさせるためのヘッドローディング機構9と、磁気デ
ィスク7を回転駆動するためのディスク回転駆動機構1
0とを備えており(図2参照)、このようなディスクド
ライブ装置1に磁気ディスク7が回転自在に収納された
FDカートリッジ11が装填されるようになっている。
【0017】尚、各図において矢印で示す、U方向、D
方向、L方向、R方向、F方向、B方向は、それぞれ、
上方、下方、左方、右方、前方、後方を意味するものと
する。また、本明細書において示す上記方向性は便宜上
のもので、上記ディスクドライブ装置がいわゆる横置き
で使用される場合についての方向性であり、いわゆる縦
置きに使用する場合には、上記方向性はそれに伴って変
更される。
【0018】筐体4は、図2に示すように、合成樹脂材
料によって前後方向に長く矩形の枠体状に形成されたメ
カシャーシモールド部12と、やや厚肉な板金材料によ
って上記メカシャーシモールド部12の下面を覆うに設
けられたメカシャーシベース板13と、板金材料によっ
て上記メカシャーシモールド部12の上面及び左右側面
を覆うように設けられたトップカバー14とから成る。
【0019】尚、メカシャーシモールド部12とメカシ
ャーシベース板13はインサート成形により一体に形成
されているが、図面には、説明の都合上、メカシャーシ
モールド部12とメカシャーシベース板13とを別体物
のようにして示す。
【0020】また、図示は省略したが、メカシャーシベ
ース板13及びトップカバー14の表面には、保護用の
シールが貼着されるようになっている。
【0021】そして、この筐体4の外形寸法は、図1に
示すように、長さLが85mm、幅Wが54mm、高さ
Hが5mmとされており、TYPEIIのPCカードに
準拠している。
【0022】メカシャーシモールド部12の右側片のう
ち前側部分には、後述するイジェクトレバーがその前後
方向に延びるように配設されている(図3、図4参
照)。
【0023】メカシャーシベース板13は、上述のよう
にメカシャーシモールド部12にその下面を閉塞するよ
うに取着されており、その前半部分には上記ディスク回
転駆動機構10が、その後半部分には上記ヘッド支持機
構6、ヘッド移送機構8及びヘッドローディング機構9
が、上記ディスク回転駆動機構10の右方にはFDカー
トリッジ11をイジェクトするイジェクト機構15が、
該イジェクト機構15の後方であって上記ヘッド移送機
構8の右方に上記ヘッド支持機構6をFDカートリッジ
11のイジェクト時に後退させるヘッド待避機構16
が、それぞれ配設されている(図2、図3、図4参
照)。
【0024】ディスク回転駆動機構10はスピンドルモ
ータ17と該スピンドルモータ17のモータ軸に固定さ
れたディスクテーブル18とを有し、スピンドルモータ
17は上記メカシャーシベース板13の前側半分に形成
されたモータ配置孔に嵌合された状態で固定される。
【0025】ヘッド支持機構6は、上下の2つの磁気ヘ
ッド5、5(図面では一方のみ示す。)を各別に支持す
るヘッドアーム19、19(図面では一方のみ示す。)
と該ヘッドアーム19、19の後端部を支持し上記ヘッ
ド移送機構8により前後方向に移動されるキャリッジ2
0とから成る(図3、図4参照)。尚、ヘッド支持機構
6は、一対の磁気ヘッド5及びヘッドアーム19がほぼ
同じ構造で上下に配設され、上側の磁気ヘッド5と下側
の磁気ヘッド5とにより磁気ディスク7が挟まれるよう
になっている。
【0026】ヘッド移送機構8は、メカシャーシベース
板13上にこれに配設した上記ディスク回転駆動機構1
0の後方に配設され、前後方向に移動自在に支持された
キャリッジ20と、該キャリッジ20を前後方向に移動
自在に支持する主ガイド軸21及び副ガイド軸22と、
キャリッジ20を介してヘッド支持機構6に支持された
磁気ヘッド5、5を磁気ディスク7の径方向に直線的に
移動するためのリニアモータ部23とから成る(図3乃
至図7参照)。
【0027】キャリッジ20は平面で見てほぼ矩形を呈
しその左側縁の前後方向に主ガイド軸21に摺動自在に
支持される2つの軸受(図示は省略する。)が設けら
れ、また、右側縁の後端部が右方へ突出した舌片状に形
成され該部分(以下、「被押圧部」という。)20aに
副ガイド軸22に摺動自在に支持される1つの軸受(図
示は省略する。)が設けられている。この被押圧部20
aが後述する待避ブロックにより押圧される。
【0028】ヘッドローディング機構9は、上記ヘッド
支持機構6のヘッドアーム19、19の先端部に設けら
れた片持ち腕部24、24と該片持ち腕部24、24に
作用し、これらを上下方向に持ち上げるリフター25と
から成る(図3、図4参照)。
【0029】そして、ヘッドローディング時は上記ヘッ
ド移送機構8によりキャリッジ20が前方に移送され
て、リフター25上を片持ち腕部24、24が辷り落ち
て2つの磁気ヘッド5、5が近づくように偏倚して磁気
ディスク7にランディングするようになっている。磁気
ヘッド5、5が磁気ディスク7にランディングした後
は、キャリッジ20の移動に伴い磁気ディスク7の径方
向に磁気ヘッド5、5が移送されることになる。また、
ヘッドアンローディング時は上記ヘッド移送機構8によ
りキャリッジ20が後方に移送されて、片持ち腕部2
4、24がリフター25上に載置されて2つの磁気ヘッ
ド5、5が互いに離れるように偏倚して磁気ディスク7
からテイクオフするようになっている。
【0030】イジェクト機構15は、イジェクトレバー
26と、該イジェクトレバー26と一体に形成されメカ
シャーシベース板13に対してスライド自在に支持され
たスライド板27と、該スライド板27の後方に配置さ
れFDカートリッジ11をイジェクト方向(前方)に押
圧するトリガーアーム28とから成る。
【0031】上記スライド板27はねじりコイルバネ2
9により前方へ付勢されており、FDカートリッジ11
のアンロード状態では、スライド板27及びイジェクト
レバー26がそれぞれの移動範囲のうち最も前端に位置
され、イジェクトレバー26にあっては上記メカシャー
シモールド部12から前方へ突出した状態となってい
る。
【0032】また、トリガーアーム28は平面から見て
時計回り方向と反対方向に回動するように付勢されてお
り、FDカートリッジ11のアンロード時(装填されて
いない状態)では、そのアーム部28aが左右方向に対
してほぼ45度に傾斜した状態となっており(図3参
照)、FDカートリッジ11を装填したとき(ローディ
ング状態)、FDカートリッジ11により押されてトリ
ガーアーム28はその付勢手段の弾発力に抗して時計回
り方向に回動され、そのアーム部28aが左右方向に延
びる向きになるようになっている(図4参照)。
【0033】そして、スライド板27とトリガーアーム
28とは、トリガーアーム28がそのアーム部28aが
左右方向に延びる向きになったとき(図4参照)にスラ
イド板27が前方に移動してトリガーアーム28の時計
回り方向と反対方向の回動を阻止し、また、スライド板
27を後方へ移動させたときにトリガーアーム28の回
動を許容するとともにトリガーアーム28のアーム部2
8aが45度に傾斜した状態になったときにスライド板
27の前方への移動が阻止される構造になっている。か
かる構造は、上記「従来の技術」の欄で示した平成11
年特許願第第269429号で示したディスクドライブ
装置に採用したものと同じである。
【0034】尚、トリガーアーム28は、ディスクドラ
イブ装置1内にFDカートリッジ11がローディングさ
れたときにそのシャッターを開放し、アンローディング
されたときにシャッターを閉塞するようになっている。
【0035】ヘッド待避機構16は、FDカートリッジ
11のイジェクト動作に伴い、磁気ヘッド5、5を後退
させる機構であって、上記スライド板27の後端に後方
に延びるように一体に形成された腕片30と、該腕片3
0の後側側縁に形成されたラック31と、該ラック31
に噛合したピニオン32と、該ピニオン32に噛合した
ギア部33aを有するアーム付ギア33と、該アーム付
ギア33と同軸上に回動自在に設けられた第1アーム3
4と、該第1アーム34の先端に回動自在に支持された
第2アーム35と、上記ヘッド移送機構8の上記副ガイ
ド軸22に摺動自在に支持されると共に上記第2アーム
35に連結された待避ブロック36とから成る(図5乃
至図7参照)。
【0036】腕片30は、上記スライド板27の後端部
に一体に連結され、また、腕片30の左側縁の後端部に
は上記ラック31が一体に形成されている(図5乃至図
7参照)。
【0037】上記ピニオン32は上記ラック31の左方
に位置され、上記メカシャーシベース板13に立設され
た支軸により回転自在に支持されてラック31に噛合さ
れている(図5乃至図7参照)。
【0038】アーム付ギア33は、合成樹脂材料で形成
されており、上記ピニオン32の後方に位置され、上記
メカシャーシベース板13に立設された支軸により回転
自在に支持されていて、そのギア部33aがピニオン3
2に噛合されている。尚、ギア部33aの歯部は中心角
でほぼ120度の範囲で形成されており、その全周に亘
っては形成されていないが、全周に亘って形成するよう
にしても良い(図5乃至図7参照)。
【0039】また、アーム付ギア33のアーム部33b
は、ギア部33aにその歯部が形成されていない部位か
ら放射方向に延びるように一体に形成されている(図5
乃至図7参照)。
【0040】第1アーム34は、平面で見てほぼL字状
をした板金材料からなり、その一端が上記アーム付ギア
33のギア部33aと同軸上であって、かつ、その支軸
に回動自在に支持されており、アーム付ギア33の下側
に位置されている(図5乃至図7参照)。
【0041】このような第1アーム34は上記アーム付
ギア33とS字バネ37により、連結されており、一体
に回動するようになっている。
【0042】具体的には、S字バネ37は棒状のバネ材
をS字状に折り曲げて形成され、その一端が上記アーム
付ギア33のアーム部33bに形成された係止溝に嵌合
され、他端が第1アーム34に形成された折曲片に係止
されており、これにより、アーム付ギア33と第1アー
ム34とが一体化されている。
【0043】第1アーム34の回動端には水平方向に回
動する第2アーム35の一端が回動自在に支持されてお
り、該第2アーム35の他端は上記副ガイド軸22に摺
動自在に支持された待避ブロック36に回動自在に連結
されている(図5乃至図7参照)。
【0044】待避ブロック36は上記副ガイド軸22に
摺動自在に支持されており、上記キャリッジ20の前方
に位置されている。
【0045】また、待避ブロック36はその右側面の前
部が前方に行くに従い左方に偏倚する傾斜面36aに形
成されており、後述する装填検出スイッチをON−OF
Fするようになっている。
【0046】このように構成されたヘッド待避機構16
は、上記イジェクトレバー26を前後方向に移動させる
と、その腕片30が前後方向に移動し、ラック31、ピ
ニオン32を介してアーム付ギア35を回動させ、さら
に、待避ブロック36を副ガイド軸22上を前後方向に
移動させるようになっている。
【0047】また、待避ブロック36の移動範囲は上記
キャリッジ20の移動範囲よりも大きく、キャリッジ2
0がその移動範囲のうち前端に位置した状態よりも、さ
らに、前方に移動できるようになっている。
【0048】副ガイド軸22の前端部のやや右方にはF
Dカートリッジ11の装填を検出する装填検出スイッチ
38が配設されている。
【0049】装填検出スイッチ38は、いわゆるプッシ
ュスイッチで、その被操作部39が左方に突出する向き
で副ガイド軸22に近接して配置され、上記待避ブロッ
ク36がその移動範囲のうち前端に位置したときに被操
作部39が押されてONされるようになっている。
【0050】そして、装填検出スイッチ38は、ON状
態においてFDカートリッジ11の装填を検出するとと
もに、磁気ヘッド5、5による記録/再生が可能な状態
となる。磁気ヘッド5、5による記録/再生が可能な状
態とは、磁気ヘッド5、5への通電が可能な状態という
ことである。
【0051】尚、装填検出スイッチ38は上記第1アー
ム34及び第2アーム35が移動する空間の上方を覆う
ように設けられた図示しないプリント基板の下面に配設
されている。これにより、第1アーム34及び第2アー
ム35が移動するときにこれらと干渉しないようになっ
ている。
【0052】以下に、FDカートリッジ11のローディ
ング及びアンローディングの動作について説明する。
【0053】先ず、FDカートリッジ11のローディン
グ状態では、トリガーアーム28が左右方向に延びる向
きになっており、イジェクトレバー26は前方に突出し
た状態である(図4参照)。
【0054】従って、腕片30はその移動範囲のうち前
端に位置しており、ピニオン32、アーム付ギア33、
第2アーム35及び第1アーム34を介して、待避ブロ
ック36はその移動範囲のうち最も前端に位置してい
る。これにより、装填検出スイッチ38はその被操作部
39が待避ブロック36に押されて、ON状態となって
いる。そして、装填検出スイッチ38がON状態におい
ては、FDカートリッジ11が装填されていることを検
出するとともに、磁気ヘッド5、5による記録/再生が
可能な状態となっている(図5参照)。
【0055】この状態は、待避ブロック36はキャリッ
ジ20の被押圧部20aから前方へ離間して、その移動
範囲のうち最も前端に位置した状態である。かかる状態
は、キャリッジ20は上記リニアモータ部23により前
後方向に移動可能な状態であり、磁気ヘッド5、5はス
キャニング可能な状態である。尚、図4は、磁気ヘッド
5、5の移動範囲のうち最も前端に位置した状態、即
ち、磁気ディスク7の記録エリアのうち最も内周側に位
置した状態を示したものである。
【0056】次に、カートリッジローディング状態(図
4、図5参照)において、イジェクトレバー26が押し
込まれると、上記スライド板27が後方へ移動させて、
ラック31が後方に移動されることになり、ピニオン3
2が平面から見て時計回り方向と反対方向に回動させる
ことになる(図5参照)。
【0057】ピニオン32の時計回り方向と反対方向へ
の回動は、上記アーム付ギア33を時計回り方向に回動
させることになり、該アーム付ギア33の時計回り方向
の回動により第1アーム34も時計回り方向に回動され
て、第2アーム35を介して待避ブロック36を後方へ
移動させることになる(図6参照)。
【0058】待避ブロック36の後方への移動は、装填
検出スイッチ38の被操作部39への押圧を解除するこ
とになり、装填検出スイッチ38をON状態からOFF
状態にして、磁気ヘッド5、5は電気的にその通電を遮
断して記録/再生が行えない状態になる。
【0059】尚、このときのイジェクトレバー26の押
し込み量は僅かであり、最も押込んだ状態にはなっては
おらず、待避ブロック36はキャリッジ20の被押圧部
20aに接触していない状態であり、従って、磁気ヘッ
ド5、5は移動されない。
【0060】即ち、キャリッジ20がその移動範囲のう
ち最も前端に位置していても、カートリッジローディン
グ状態においてはキャリッジ20の最前端位置よりも待
避ブロック36の最前端位置の方が前方に位置している
ため、待避ブロック36がその最前端位置から後方へ移
動しても、キャリッジ20の被押圧部20aに当接する
までには所定の間隔があり、その間に待避ブロック36
の装填検出スイッチ38の被操作部39ヘの押圧が解除
されることになる。
【0061】さらに、イジェクトレバー26を押し込む
と、上述のように待避ブロック36がさらに後方へ移動
されることになり、これにより、キャリッジ20がどの
位置にあっても待避ブロック36が被押圧部20aに当
接してこれを強制的に後方へ移動させ、キャリッジ20
により前後方向への移動が為される磁気ヘッド5、5を
その移動範囲のうち最も後方へ移動させて、ヘッド待避
機構16が機能する(図7参照)。
【0062】従って、イジェクトレバー26の押し込み
により、待避ブロック36を介して磁気ヘッド5、5を
後退させることになるが、磁気ヘッド5、5が後方へ移
動されるときは、既に、装填検出スイッチ38はOFF
の状態であり、磁気ヘッド5、5への通電は遮断されて
おり、磁気ヘッド5、5が後退しながら記録/再生が為
されることはない。
【0063】また、このとき、スライド板27の後方へ
の移動は、上述のようにトリガーアーム28の時計回り
方向と反対方向の回動を許容して、これにより、FDカ
ートリッジ11が前方に押し出されることになり、イジ
ェクト機構15が機能してFDカートリッジ11のイジ
ェクトが為される。
【0064】このように、FDカートリッジ11のイジ
ェクト動作が為されると、必ず、上記ヘッド待避機構1
6が機能して磁気ヘッド5、5は後退位置へと待避する
ため、次に、FDカートリッジ11をディスクドライブ
装置1にローディングしようとしたときに、磁気ヘッド
5、5がFDカートリッジ11に衝突してしまうことは
ない。
【0065】また、上記キャリッジ20は、その移動範
囲中、最も後端に移動された状態(待避状態)にあって
は、上記第1アーム34のS字バネ37が変形され弾発
力が発生して待避ブロック36により後方へ押圧される
ようになっており、従って、ヘッド待避機構16により
後退させられたキャリッジ20がガタつくことはない
(図3、図7参照)。
【0066】次に、FDカートリッジ11のアンロード
状態において、FDカートリッジ11をディスクドライ
ブ装置1内に挿入すると、アーム部28aが左右方向に
対してほぼ45度に傾斜した状態のトリガーアーム28
は、FDカートリッジ11の前端縁により押圧されて図
示しない付勢手段の弾発力に抗して時計回り方向に回動
される。そして、そのアーム部28aが左右方向に延び
る向きになったときに、スライド板27の前方への移動
の阻止が解除されてスライド板27が前方へ移動すると
ともに、スライド板27の前方への移動によりトリガー
アーム28の時計回り方向と反対方向への回動が阻止さ
れる。
【0067】また、スライド板27の前方への移動は、
腕片30も前方へ移動させて、ピニオン32、アーム付
ギア33、第1アーム34及び第2アーム35を介して
待避ブロック36を前方へ移動させることになり、これ
により、装填検出スイッチ38をONすることになる。
このとき、待避ブロック36の前方への移動に伴いその
傾斜面36aが装填検出スイッチ38の被操作部39を
押圧することになり、装填検出スイッチ38の操作がス
ムーズに為されるようになっている。
【0068】この他、上記実施の形態において示した各
部の具体的な形状乃至構造は、本発明を実施するに当た
っての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これ
らによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【0069】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ディスクドライブ装置は、磁気ヘッドを磁気
ディスクの径方向に移送するヘッド移送機構と、ディス
クカートリッジのイジェクト操作で上記ヘッド移送機構
のキャリッジを後退させて磁気ヘッドをアンロード状態
にするヘッド待避機構と、ディスクカートリッジのロー
ディングを検出するとともにカートリッジローディング
状態においてONとなって上記磁気ヘッドによる記録/
再生を可能にする装填検出スイッチとを備えたディスク
ドライブ装置であって、ヘッド移送機構は、磁気ヘッド
を支持するキャリッジと、該キャリッジを摺動自在に支
持するガイド軸と、キャリッジを駆動して上記磁気ヘッ
ドを磁気ディスクの径方向に移動させるリニアモータ部
とを有し、ヘッド待避機構は、イジェクトレバーのイジ
ェクト操作により回動される回動アームと、該回動アー
ムの回動端に連結されるとともに上記ガイド軸に摺動自
在に支持された待避ブロックとを有し、該待避ブロック
は、カートリッジローディング状態において待避ブロッ
クに押圧される上記キャリッジの被押圧部の移動範囲の
うちの前端よりも前方に離間した状態となっているとと
もに、上記装填検出スイッチをONした状態となってお
り、イジェクト操作により待避ブロックが後方へ移動さ
れたときに、待避ブロックがキャリッジの被押圧部に当
接する前に、上記装填検出スイッチをOFFするように
したことを特徴とする。
【0070】従って、本発明ディスクドライブ装置にあ
っては、イジェクト操作がなされたときに、磁気ヘッド
が移動する前に、必ず、磁気ヘッドによる記録/再生が
OFFされるため、磁気ヘッドが待避位置へと動き始め
た状態において磁気ヘッドに通電されていることはな
く、磁気ディスクに対して誤消去、誤記録や磁気ヘッド
及び磁気ディスクの損傷などを確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図面は本発明ディスクドライブ装置をPCMC
IA規格のPCカード型のディスクドライブ装置に適用
したもので、本図は、PCカードスロットからディスク
ドライブ装置及びFDカートリッジを取り出した状態の
斜視図である。
【図2】ディスクドライブ装置を分解した状態を示す斜
視図である。
【図3】図4と共にトップカバーを外した状態の平面図
であり、本図はFDカートリッジのアンロード状態(イ
ジェクト状態)を示す。
【図4】カートリッジローディング状態を示す。
【図5】図6及び図7とともにヘッド待避機構を拡大し
て示す平面図であり、本図はFDカートリッジのローデ
ィング状態を示す。
【図6】イジェクトレバーを押し込んだ直後の状態で、
装填検出スイッチがOFFされた状態を示す。
【図7】FDカートリッジのアンロード状態(イジェク
ト状態)を示す。
【符号の説明】
1…ディスクドライブ装置、5…磁気ヘッド、7…磁気
ディスク、8…ヘッド移送機構、11…FDカートリッ
ジ(ディスクカートリッジ)、16…ヘッド待避機構、
20…キャリッジ、20a…被押圧部、21…主ガイド
軸、22…副ガイド軸、23…リニアモータ部、26…
イジェクトレバー、34…第1アーム(回動アーム)、
35…第2アーム(回動アーム)、36…待避ブロッ
ク、38…装填検出スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを磁気ディスクの径方向に移
    送するヘッド移送機構と、ディスクカートリッジのイジ
    ェクト操作で上記ヘッド移送機構のキャリッジを後退さ
    せて磁気ヘッドをアンロード状態にするヘッド待避機構
    と、ディスクカートリッジのローディングを検出すると
    ともにカートリッジローディング状態においてONとな
    って上記磁気ヘッドによる記録/再生を可能にする装填
    検出スイッチとを備えたディスクドライブ装置であっ
    て、 ヘッド移送機構は、磁気ヘッドを支持するキャリッジ
    と、該キャリッジを摺動自在に支持するガイド軸と、キ
    ャリッジを駆動して上記磁気ヘッドを磁気ディスクの径
    方向に移動させるリニアモータ部とを有し、 ヘッド待避機構は、イジェクトレバーのイジェクト操作
    により回動される回動アームと、該回動アームの回動端
    に連結されるとともに上記ガイド軸に摺動自在に支持さ
    れた待避ブロックとを有し、該待避ブロックは、カート
    リッジローディング状態において待避ブロックに押圧さ
    れる上記キャリッジの被押圧部の移動範囲のうちの前端
    よりも前方に離間した状態となっているとともに、上記
    装填検出スイッチをONした状態となっており、 イジェクト操作により待避ブロックが後方へ移動された
    ときに、待避ブロックがキャリッジの被押圧部に当接す
    る前に、上記装填検出スイッチをOFFするようにした
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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