JP2001249541A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001249541A
JP2001249541A JP2000060304A JP2000060304A JP2001249541A JP 2001249541 A JP2001249541 A JP 2001249541A JP 2000060304 A JP2000060304 A JP 2000060304A JP 2000060304 A JP2000060304 A JP 2000060304A JP 2001249541 A JP2001249541 A JP 2001249541A
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Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
Seiko Itagaki
板垣  整子
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤担持体に像形成体との当接による凹部
を生ぜず、画像欠陥の発生を防止する画像形成装置を提
供すること。 【解決手段】 像形成体に現像剤担持体を当接或いは当
接解除させる第1の当接手段を設けることを特徴とする
画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等で、像形成体の周辺に帯電手段、画像書込
手段、現像手段等を配置して画像形成を行う電子写真方
式の画像形成に用いられる現像手段を有する画像形成装
置に関し、特に現像剤に非磁性一成分現像剤が用いられ
る場合の現像手段を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より多色のカラー画像を良好に形成
する方法の一つとして、画像を必要な色と同数の像形成
体、帯電手段、現像手段等を備え、それぞれ像形成体に
形成した単色のトナー像を中間転写体(中間転写ベルト
或いは中間転写ドラム)等に重ね合わせてカラー画像と
する装置が用いらる。前記画像形成装置に用いられる現
像手段として非磁性一成分現像剤(トナー)を用いる現
像手段が採用されており、これに用いられる非磁性一成
分現像剤は種々の利点を有しているが、非磁性一成分現
像剤を担持して搬送し、像形成体(例えば電子写真用に
用いる感光体ドラム)にトナーを供給する、弾性体を用
いた現像剤担持体(現像ローラ)を設け、現像ローラを
感光体ドラムに当接(接触)して、均一にトナーを感光
体ドラムに適量塗布することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弾性体
の現像剤担持体(現像ローラ)を用いた、非磁性1成分
の接触現像では、現像剤担持体と像形成体(感光体ドラ
ム)が数十Nの当接圧力で当接されており、このため長
時間現像ローラを感光体ドラムに当接させたまま動作さ
せないと、現像ローラの当接部が凹に変形してしまう場
合がある。この当接部が画像欠陥につながるという問題
が起こる。
【0004】本発明は上記の問題点を解決し、現像剤担
持体に像形成体との当接による凹部を生ぜず、画像欠陥
の発生を防止する画像形成装置を提供することを第1の
目的とする。
【0005】また、非磁性1成分の接触現像において、
像形成体(感光体ドラム)と現像剤担持体(現像ロー
ラ)との当接圧力は、現像性を決定する重要な因子であ
るが、弾性体の現像ローラでは、そのゴム硬度が使用頻
度による耐久劣化によって低下したり、また使用環境が
高温もしくは高湿になるほど低下し、その結果、安定し
た画像を形成できなくなるという問題が起こる。
【0006】本発明は上記の問題点をも解決し、使用頻
度や環境条件に応じて、像形成体と現像剤担持体との当
接圧力を適正とし、安定した画像を形成する画像形成装
置を提供することを第2の目的とする。
【0007】また、非磁性1成分の接触現像法では、画
像形成時、現像剤担持体(現像ローラ)を像形成体(感
光体ドラム)と接触させて回転させるため、駆動むらが
発生しやすく、駆動むらにより、現像ローラと感光体ド
ラムとの当接圧力が変動し、画像に段むらが発生すると
いう問題が起こる。
【0008】本発明は上記の問題点をも解決し、画像形
成時の、現像剤担持体と像形成体との接触回転での駆動
むらによる、現像剤担持体と像形成体との当接圧力の変
動での、画像の段むらの発生を防止する画像形成装置を
提供することを第3の目的とする。
【0009】また同様に、非磁性1成分の接触現像法
は、現像剤担持体(現像ローラ)を像形成体(感光体ド
ラム)と接触させて回転させるため、駆動むらが発生し
やすいが、特に現像ローラの回転スタート時(動作開始
時)の振動が大きく、画像の段むらとなりやすい。
【0010】本発明は上記の問題点をも解決し、現像剤
担持体の回転スタート時(動作開始時)の振動を和ら
げ、動作開始時の画像の段むらの発生を防止する画像形
成装置を提供することを第4の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、潜像
を保持する像形成体と、弾性体からなる現像剤担持体上
に非磁性一成分現像剤を保持し、前記像形成体と前記非
磁性1成分現像剤とを接触させて現像する現像手段とを
有する画像形成装置において、前記像形成体に前記現像
剤担持体を当接或いは当接解除させる第1の当接手段を
設けることを特徴とする画像形成装置(第1の発明)に
よって達成される。
【0012】また、上記第2の目的は、潜像を保持する
像形成体と、弾性体からなる現像剤担持体上に非磁性一
成分現像剤を保持し、前記像形成体と前記非磁性1成分
現像剤とを接触させて現像する現像手段とを有する画像
形成装置において、前記像形成体への前記現像剤担持体
の当接圧力を可変とする第2の当接手段を設けることを
特徴とする画像形成装置(第2の発明)によって達成さ
れる。
【0013】また、上記第3の目的は、潜像を担持する
像形成体と、弾性体からなる現像剤担持体上に非磁性1
成分現像剤の薄層を保持する現像手段とを有する画像形
成装置において、前記像形成体上の現像後の現像剤の段
むらを検知する段むら検知手段を設けると共に、前記像
形成体と前記現像剤担持体の当接圧力を前記段むら検知
手段の段むらの検知レベルに応じて可変とすることを特
徴とする画像形成装置(第3の発明)、及び、潜像を担
持する像形成体と、弾性体からなる現像剤担持体上に非
磁性1成分現像剤の薄層を保持する現像手段とを有する
画像形成装置において、前記像形成体上の現像剤を中間
転写体或いは転写材上に転写する転写手段と、前記中間
転写体上或いは前記転写材上の現像剤の段むらを検知す
る段むら検知手段を設けると共に、前記像形成体と前記
現像剤担持体の当接圧力を前記段むら検知手段の段むら
の検知レベルに応じて可変とすることを特徴とする画像
形成装置(第4の発明)によって達成される。
【0014】また、上記第4の目的は、潜像を保持する
像形成体と、弾性体からなる現像剤担持体上に非磁性一
成分現像剤を保持する現像手段とを有する画像形成装置
において、前記現像剤担持体を前記像形成体に当接させ
る第3の当接手段を設けると共に、前記第3の当接手段
による前記現像剤担持体の前記像形成体への当接圧力
は、現像時の第1当接圧力と、前記第1当接圧力より弱
い非現像時の第2当接圧力よりなり、前記現像剤担持体
は前記第3の当接手段による前記第2当接圧力から回転
を開始し、その後前記第3の当接手段による前記第1当
接圧力に移行して現像を開始することを特徴とする画像
形成装置(第5の発明)、及び、潜像を保持する像形成
体と、弾性体からなる現像剤担持体上に非磁性1成分現
像剤を保持し、前記像形成体と前記非磁性1成分現像剤
とを接触させて現像する現像手段とを有する画像形成装
置において、画像形成動作開始時に、前記現像剤担持体
の回転動作を前記像形成体の回転動作よりも先に始める
と共に、画像形成動作終了時は、前記像形成体が停止し
た後、前記現像剤担持体を停止することを特徴とする画
像形成装置(第6の発明)によって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の
意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の
実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示
すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限
定するものではない。
【0016】本発明の各請求項にかかわる画像形成装置
の一実施形態の画像形成プロセス及び各機構と、画像形
成装置に用いられる現像装置とについて、図1または図
2を用いて説明する。図1は、本発明の各請求項に共通
する画像形成装置の一実施形態を示すカラー画像形成装
置の要部断面構成図であり、図2は、図1の画像形成装
置に用いられる現像装置の拡大断面構成図である。
【0017】図1において、10は各色毎の像形成体で
ある感光体ドラム、11は各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器、12は各色毎の画像書込手段である露
光光学系、13は各色毎の現像手段である現像装置、1
4aは転写ベルト、14cは各色毎の転写手段である1
次転写器、14mは転写ベルトの除電手段である除電
器、14bは転写ベルトの押圧手段である押圧弾性板、
17は定着手段である定着装置、190は各色毎の像形
成体のクリーニング手段であるクリーニング装置、19
0aは転写ベルトのクリーニング手段であるクリーニン
グ装置である。
【0018】本実施形態においては、各色毎の像形成体
である感光体ドラム10、各色毎の帯電手段であるスコ
ロトロン帯電器11、各色毎の画像書込手段である露光
光学系12及び各色毎の現像手段である現像装置13及
び像形成体のクリーニング手段であるクリーニング装置
190は、これらを1組としてイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)および黒色(K)の各色毎の画
像形成ユニット100が4組設けられ、図1の矢印にて
示す時計方向に回転される転写ベルト14aの回転方向
に対して、転写ベルト14aの下側に、形成される色と
順序に従ってY、M、C、Kの順に配置される。
【0019】各色毎の像形成体である感光体ドラム10
は、例えばアルミ材によって形成される円筒状の金属基
体の外周に、表面にオーバーコート層(保護層)を設け
た有機感光体層(OPC)を該金属基体の外周に形成し
たものであり、接地した状態で、不図示の感光体駆動モ
ータにより各色毎の感光体ドラム10が回転される。
【0020】有機感光体層は、電荷発生物質(CGM)
を主成分とする電荷発生層(CGL)と電荷輸送物質
(CTM)を主成分とする電荷輸送層(CTL)とに機
能分離された二層構成の感光体層とされる。なお有機感
光体層は、電荷発生物質(CGM)と電荷輸送物質(C
TM)を1つの層中に含有する単層構成とされてもよ
く、該単層構成又は前記二層構成の感光体層には、通常
バインダー樹脂が含有される。
【0021】各色毎の帯電手段であるスコロトロン帯電
器11は、それぞれ所定の電位に保持された制御グリッ
ドとコロナ放電電極による使用されるトナー(現像時の
トナー)と同極性(本実施形態においてはマイナス極
性)のコロナ放電とによって帯電作用(本実施形態にお
いてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム10に対し
一様な電位を与える。スコロトロン帯電器11のコロナ
放電電極としては、その他鋸歯状電極や針状電極を用い
ることも可能である。
【0022】各色毎の画像書込手段である露光光学系1
2は、感光体ドラム10上での露光位置が、前述した各
色毎のスコロトロン帯電器11に対して感光体ドラム1
0の回転方向下流側に位置するようにして感光体ドラム
10の周辺に配置される。露光光学系12は、レーザ光
源(不図示)から発光されるレーザ光を回転多面鏡(不
図示)により回転走査し、fθレンズ(不図示)、反射
ミラー(不図示)等より成り、別体の画像読み取り装置
によって読み取られメモリに記憶された各色の画像デー
タに従って感光体ドラム10の感光体層を像露光し、各
色毎の感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。
【0023】各色毎の現像手段である現像装置13は、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒
色(K)の、本実施形態においてはマイナス荷電の非磁
性一成分現像剤(トナー)をそれぞれ収容し、それぞれ
感光体ドラム10に現像時に当接(接触)し、感光体ド
ラム10の周面に対し、現像位置において感光体ドラム
10の回転方向と順方向に回転する、例えばステンレス
等の軸の周面に、硬度45°(JIS A)で抵抗10
7Ω・cmのウレタン、シリコン等のソリッドゴムで形
成され、弾性体からなる現像剤担持体である現像ローラ
131を備え、現像ローラ131に対して直流電圧の現
像バイアス電圧を印加することにより、接触の一成分反
転現像を行い、感光体ドラム10上の潜像部にトナー像
を形成する。また、現像ローラ131に当接してトナー
供給部材である供給ローラ132が設けられ、供給ロー
ラ132により現像ローラ131へのトナーの供給と回
収とが行われる。現像に用いられるトナーの電荷量は5
〜15μC/g前後が好ましい。
【0024】上記現像装置13に用いられる非磁性一成
分現像剤(トナー)としては、従来のトナーと同様の方
法で得られる球形の絶縁性のトナーを用いることができ
る。球形トナーは現像性を高め良質の画像を得る上で好
ましい。好ましいトナーは、スチレン系樹脂、ビニル系
樹脂、エチル系樹脂、ロジン変性樹脂、アクリル系樹
脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂
等の樹脂やパルミチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸ワッ
クス等の樹脂の重合剤を用い、それにカラー顔料等の着
色成分や必要に応じて帯電制御剤等を加えて、従来公知
のトナー粒子製造方法と同様の方法によって作ることが
できる平均粒径が20μm以下、好ましくは10μm以
下、特に好ましくは1〜7μmの粒子からなるものであ
る。また、必要に応じて粒子の流動性を良くするための
流動化剤や像形成体面の清浄化に役立つクリーニング剤
等が混合される。流動化剤としては、コロイダルシリ
カ、シリコンワニス、金属石鹸あるいは非イオン表面活
性剤等を用いることができ、クリーニング剤としては、
脂肪酸金属塩、有機基置換シリコンあるいはフッ素酸等
の表面活性剤等を用いることができる。
【0025】中間転写体である転写ベルト14aは体積
抵抗が1012〜1015Ω・cmの無端ベルトであり、例
えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテト
ラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、
ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導
電材料を分散した、厚さ0.1〜1.0mmの半導電性
フィルム基体の外側に、好ましくはトナーフィルミング
防止層として厚さ5〜50μmのフッ素コーティングを
行った、2層構成のシームレスベルトである。転写ベル
ト14aの基体としては、この他に、シリコンゴム或い
はウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜
2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもでき
る。転写ベルト14aは、駆動ローラ14d及び従動ロ
ーラ14eに内接して張架され、画像形成時には、不図
示の中間転写体駆動モータよりの駆動をうけて駆動ロー
ラ14dが回転され、各色毎の転写位置の上流側に配設
される押圧弾性板14bにより感光体ドラム10に転写
ベルト14aが押圧され、転写ベルト14aが図1の矢
印で示す時計方向に回転される。
【0026】各色毎の転写手段である1次転写器14c
は、好ましくはコロナ放電器により構成され、転写ベル
ト14aを挟んで各色毎の感光体ドラム10に対向して
設けられ、転写ベルト14aと各色毎の感光体ドラム1
0との間に各色毎の転写域(符号なし)を形成する。各
色毎の1次転写器14cにはトナーと反対極性(本実施
形態においてはプラス極性)の直流電圧を印加し、転写
域に転写電界を形成することにより、各色毎の感光体ド
ラム10上のトナー像を転写ベルト14a上に転写す
る。
【0027】各色毎の除電手段である除電器14mは、
好ましくはコロナ放電器により構成され、1次転写器1
4cにより帯電された転写ベルト14aを除電する。
【0028】転写ベルトの押圧手段である押圧弾性板1
4bは、ウレタン等のゴムブレードにより形成され、各
色毎の転写位置の上流側に配設され、画像形成時に転写
ベルト14aを感光体ドラム10に押圧する。
【0029】定着手段である定着装置17は、少なくと
も一方のローラの内部にヒータを有する定着ローラ17
aと圧着ローラ17bとの2本のローラで構成され、定
着ローラ17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力と
を加えることにより転写材上のトナー像を定着する。
【0030】各色毎の像形成体のクリーニング手段であ
るクリーニング装置190及び転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置190aとは同様な構造
を有し、クリーニング装置190及びクリーニング装置
190aのそれぞれに設けられるクリーニング部材であ
るクリーニングブレード191により、クリーニング装
置190は各色毎の感光体ドラム10の転写残トナー
を、またクリーニング装置190aは転写ベルト14a
の転写残トナーをそれぞれクリーニングする。
【0031】次に画像形成プロセス(画像形成工程)を
説明する。画像記録のスタートにより不図示の感光体駆
動モータの始動により、イエロー(Y)の画像形成ユニ
ット100の感光体ドラム10が図1の矢印で示す反時
計方向へ回転され、同時にYのスコロトロン帯電器11
の帯電作用によりYの感光体ドラム10に電位の付与が
開始される。
【0032】Yの感光体ドラム10は電位を付与された
あと、Yの露光光学系12によって第1の色信号すなわ
ちYの画像データに対応する電気信号による画像書込が
開始され、Yの感光体ドラム10の表面に原稿画像のY
の画像に対応する静電潜像が形成される。
【0033】前記の潜像はYの現像装置13の現像ロー
ラ131により接触の状態で反転現像されYの感光体ド
ラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が形成
される。
【0034】上記の画像形成プロセスによって像形成体
であるYの感光体ドラム10上に形成されたYのトナー
像が、Yの転写域(符号なし)において、第1の転写手
段であるYの1次転写器14cによって、転写ベルト1
4a上に転写される。
【0035】次いで転写ベルト14aは、Yのトナー像
と同期が取られ、マゼンタ(M)の画像形成ユニット1
00によりMのスコロトロン帯電器11の帯電作用によ
り電位が付与され、Mの露光光学系12によって第2の
色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号によ
る画像書込が行われ、Mの現像装置13の現像ローラ1
31による接触の反転現像によってMの感光体ドラム1
0上にMのトナー像が、Mの転写域(符号なし)におい
て、第1の転写手段であるMの1次転写器14cによっ
て、前記のYのトナー像の上からMのトナー像が重ね合
わせて形成される。
【0036】同様のプロセスにより、Y、Mの重ね合わ
せトナー像と同期が取られ、シアン(C)の画像形成ユ
ニット100によりCの感光体ドラム10上に形成され
た、第3の色信号によるCの画像データに対応するCの
トナー像が、Cの転写域(符号なし)において、第1の
転写手段であるCの1次転写器14cによって、前記の
Y、Mのトナー像の上からCのトナー像が重ね合わせて
形成され、更にY、M、Cの重ね合わせトナー像と同期
が取られ、黒色(K)の画像形成ユニット100により
Kの感光体ドラム10上に形成された、第4の色信号に
よるKの画像データに対応するKのトナー像が、Kの転
写域(符号なし)において、第1の転写手段であるKの
1次転写器14cによって、前記のY、M、Cのトナー
像の上からKのトナー像が重ね合わせて形成され、転写
ベルト14a上にY、M、C及びKの重ね合わせカラー
トナー像が形成される。
【0037】転写後の各色毎の感光体ドラム10の周面
上に残った転写残トナーは、各色毎の像形成体のクリー
ニング手段であるクリーニング装置190によりクリー
ニングされる。
【0038】転写ベルト14a上の重ね合わせカラート
ナー像形成と同期して転写材収納手段である給紙カセッ
ト(不図示)から、転写材給送手段としてのタイミング
ローラ(不図示)を経て記録紙Pが第2の転写手段であ
る2次転写器14gの転写域(符号なし)へと搬送さ
れ、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極
性)の直流電圧が印加される2次転写器14gにより、
転写ベルト14a上の重ね合わせカラートナー像が記録
紙P上に一括して転写される。
【0039】カラートナー像が転写された記録紙Pは、
鋸歯状電極板から成る分離手段である除電電極16bに
より除電され、定着装置17へと搬送され、定着ローラ
17aと圧着ローラ17bとの間で熱と圧力とを加えら
れることにより記録紙P上のトナー像が定着された後、
装置外部のトレイ(不図示)へ排出される。
【0040】転写後の転写ベルト14aの周面上に残っ
た転写残トナーは、転写ベルト14aを挟んで従動ロー
ラ14eに対向して設けられる転写ベルトのクリーニン
グ手段であるクリーニング装置190aによりクリーニ
ングされる。
【0041】上記において、転写材を中間転写体である
転写ベルト14a上を搬送させ、各色毎の画像形成ユニ
ット100により形成されたトナー像を、各色毎の第1
の転写手段により順次転写材上に転写して、転写材上に
重ね合わせカラートナー像を形成し、定着するようにし
てもよい。この際は、第2の転写手段による転写は不要
である。
【0042】図2に現像手段の詳細を示すように、各色
毎の現像手段である現像装置13は、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の、本実
施形態においてはマイナス荷電の非磁性一成分現像剤
(トナー)をそれぞれ収容し、それぞれ感光体ドラム1
0に少なくとも現像時に当接(接触)し、感光体ドラム
10の周面に対し、現像位置において感光体ドラム10
の回転方向(図2の時計方向)と順方向(図2の反時計
方向)に回転する現像ローラ131を備える。現像ロー
ラ131に当接してトナー供給部材である供給ローラ1
32が設けられ、供給ローラ132により、現像ローラ
131へのトナーの供給と、現像ローラ131からのト
ナーの回収とが行われる。供給ローラ132は、供給部
において現像ローラ131と平行に設けられ、現像ロー
ラ131と同方向(図2の反時計方向)に回転される。
【0043】現像剤担持体である現像ローラ131は、
例えばステンレス等の軸の周面に、硬度45°(JIS
A)で体積抵抗が107Ω・cmのウレタン、シリコ
ン等のソリッドゴムで形成される。現像時、現像ローラ
131に対して、使用するトナー極性と同極性(本実施
形態においてはマイナス極性)で、例えば−250V程
度の直流電圧の現像バイアス(不図示)を印加して、接
触の一成分反転現像を行い、感光体ドラム10上の潜像
部にトナー像を形成する。
【0044】トナー供給部材である供給ローラ132
は、ステンレス等の導電性芯金(符号なし)の外側(外
周面)に、ウレタン、シリコン等の発泡ゴムで発泡ゴム
層を形成して構成される。また現像時、供給ローラ13
2に対して、使用するトナー極と同極性(本実施形態に
おいてはマイナス極性)で、例えば−500V程度の直
流電圧の供給ローラバイアス(不図示)を印加する。
【0045】133は現像剤層(トナー層)の高さ及び
量を規制するため設けられた現像剤規制部材であるブレ
ードであり、例えば板状のステンレス鋼やゴム材よりな
る帯状の弾性板133aと、弾性板133aの先端部で
現像ローラ131との当接部に取り付けられ、例えばス
ポンジやウレタンゴムの発泡剤よりなる帯状の弾性体1
33bと、より構成される。ブレード133は先端を現
像ローラ131の回転方向上流に向けて配置される、い
わゆるカウンタタイプの現像剤規制部材である。なお、
ブレード133は先端を現像ローラ131の回転方向下
流に向けて配置される、いわゆるトレイルタイプの現像
剤規制部材も用いることができる。このブレード133
によって現像ローラ131上には1層又は2層程度の薄
層の現像剤層が形成される。
【0046】134は現像剤を内蔵するホッパ部で、現
像ケーシング138内に囲まれている。ホッパ部134
内部には図上で反時計方向に回転するレバー状の撹拌部
材134aがあって、現像の作動に伴い撹拌部材134
aは回動してホッパ部134内の現像剤は撹拌搬出さ
れ、現像剤の補給がなされる。
【0047】138は現像ケーシングであり、現像ケー
シング138はホッパ部134内の撹拌部材134aの
作動域に沿って形成されているが、現像ローラ131近
くでは外方に突き出した突出部138aがあって、突出
部138aにブレード133が取り付け支持されてい
る。ホッパ部134から搬出された現像剤は、現像ロー
ラ131、ブレード133、供給ローラ132の間で摩
擦帯電される。
【0048】実施形態1 本発明の請求項1にかかわる現像剤担持体の像形成体へ
の当接方法について、図3を用いて説明する。図3は、
本発明の請求項1にかかわる現像剤担持体の像形成体へ
の当接方法の説明図である。
【0049】図3によれば、現像時(画像形成時)にお
いて、弾性体からなる現像剤担持体である現像ローラ1
31が、潜像を保持する像形成体である感光体ドラム1
0に当接されて前述した非磁性一成分現像剤(トナー)
による現像が行われるが、画像形成動作の一定時間後、
例えば1時間とか、半日とか画像形成動作が行われない
場合、弾性体からなる現像ローラ131の感光体ドラム
10との当接を解除する。
【0050】軸J2を支点として回転されるカムCM1
と、カムCM1を図3の上方に引っ張るバネSP1と、
不図示の制御部を通して通電されて、バネSP1の引っ
張り力に抗してカムCM1を下方に回転させるソレノイ
ドSDとにより、感光体ドラム10へ弾性体からなる現
像ローラ131を当接或いは当接解除する第1の当接手
段が構成される。
【0051】現像時(画像形成動作時)において、現像
ローラ131の中心軸J1が、バネSP1に引っ張られ
るカムCM1により押圧されて、現像ローラ131が感
光体ドラム10に当接状態とされる。カムCM1はスト
ッパST1にて回転を規制されて停止される。
【0052】また画像形成動作の一定時間後、例えば1
時間とか、半日とかの後においては、ソレノイドSDが
通電状態とされ、ソレノイドSDの吸引力により、バネ
SP1の引っ張り力に抗してカムCM1がストッパST
2て規制される、図3に一点鎖線で示す位置まで回転さ
れ、カムCM1と当接する現像ローラ131の中心軸J
1が、これに結合されるバネSP2の引っ張り力を受け
て、現像ローラ131が一点鎖線で示す位置まで移動さ
れ、現像ローラ131が感光体ドラム10との当接解除
状態(離間状態)とされる。
【0053】上記により、像形成体との当接による現像
剤担持体の凹部の発生が防止され、画像欠陥のない高品
質の画像が形成される画像形成装置が可能となる。
【0054】実施形態2 本発明の請求項3ないし5にかかわる現像剤担持体の像
形成体への当接方法について、図4または図5を用いて
説明する。図4は、本発明の請求項3ないし5にかかわ
る現像剤担持体の像形成体への当接方法の説明図であ
り、図5は、現像剤担持体の像形成体への当接制御ブロ
ック図である。
【0055】図4によれば、駆動モータM1と、不図示
の減速器を通して駆動モータM1により駆動されるピニ
オンPNと、ピニオンPNに繋合し、受け板PLa,P
LbをガイドとしピニオンPNの回転により移動される
ラックLKと、ラックLKにより押圧される押圧バネS
Paと、押圧バネSPaと結合される押圧板PVaと、
により第2の当接手段が構成され、現像ローラ131の
中心軸J1と繋合する押圧板PVaの押圧力により、弾
性体からなる現像剤担持体である現像ローラ131が、
潜像を保持する像形成体である感光体ドラム10に当接
されて前述した非磁性一成分現像剤(トナー)による現
像が行われる。ピニオンPNの回転を受けて移動される
ラックLKの移動により、押圧板PVaの押圧力が可変
とされ、感光体ドラム10への弾性体からなる現像ロー
ラ131の当接圧力が可変とされる。
【0056】図5によれば、画像形成回数(プリント
数)に応じた当接圧力、例えば使用開始時の当接圧力を
40Nとし、5000プリントに達した時点での当接圧
力を50Nとし、10000プリントに達した時点での
当接圧力を60Nとし、15000プリントに達した時
点で現像装置13(図2参照、図5には不図示)の交換
表示を行うように、予め記憶部のROMにテーブル化し
て格納しておき、カウント手段であるカウンタCTの計
測するプリント数(カウント数)に応じて、ROMテー
ブルを参照し、制御部よりの指令により、図4にて前述
したラックLKを移動させ、現像ローラ131の当接圧
力を強くするように切り替えて、使用頻度の増加による
ゴム硬度の低下(劣化)により弾性力が硬化してゆく現
像ローラ131の当接圧力を調整する。
【0057】また、環境検知手段として、環境条件を測
定(検知)する温度センサTS1や湿度センサHS1の
少なくとも1つを設け、使用時の温度、湿度に応じた
(温度センサTS1や湿度センサHS1の測定値に応じ
た)当接圧力、例えばいわゆる一般環境条件時の当接圧
力を40Nとし、温度30°以上、若しくは湿度80%
以上の時の当接圧力を50Nとし、温度10°以下、若
しくは湿度20%以下の時の当接圧力を30Nとして、
予め記憶部のROMにテーブル化して格納しておき、環
境条件検知手段である温度センサTS1や湿度センサH
S1の少なくとも1つが測定(検知)する温度、湿度に
応じて、ROMテーブルを参照し、制御部よりの指令に
より、図4にて前述したラックLKを移動させ、現像ロ
ーラ131の当接圧力を切り替えて、使用環境条件によ
るゴム硬度の変化により弾性力が変化する現像ローラ1
31の当接圧力を調整する。
【0058】上記において、弾性体からなる現像剤担持
体の当接圧力をプリント数(使用頻度)や環境条件に応
じて段階的なものとして切り替えたが、予めROMテー
ブルに連続的な値を格納しておき、これを参照し、プリ
ント数(使用頻度)や環境条件に応じての、弾性体から
なる現像剤担持体の像形成体への当接圧力を連続的に可
変なものとするような制御としてもよい。
【0059】上記により、使用頻度や環境条件に応じ
て、像形成体と現像剤担持体との当接圧力が適正とさ
れ、高品質の安定した画像が形成される画像形成装置が
可能となる。
【0060】実施形態3 本発明の請求項6または7にかかわる現像剤担持体の像
形成体への当接方法について、図6または図7、及び実
施形態2にて前述した図4、図5を用いて説明する。図
6は、本発明の請求項6または7にかかわる現像剤担持
体の像形成体への当接方法の説明図であり、図7は、画
像形成装置における段むらレベルを示す図である。
【0061】図4にて前述したように、駆動モータM1
と、不図示の減速器を通して駆動モータM1により駆動
されるピニオンPNと、ピニオンPNに繋合し、受け板
PLa,PLbをガイドとしピニオンPNの回転により
移動されるラックLKと、ラックLKにより押圧される
押圧バネSPaと、押圧バネSPaと結合される押圧板
PVaと、により第2の当接手段が構成され、現像ロー
ラ131の中心軸J1と繋合する押圧板PVaの押圧力
により、弾性体からなる現像剤担持体である現像ローラ
131が、潜像を保持する像形成体である感光体ドラム
10に当接(押圧)されて前述した非磁性一成分現像剤
(トナー)による現像が行われる。ピニオンPNの回転
を受けて移動されるラックLKの移動により、押圧板P
Vaの押圧力が可変とされ、感光体ドラム10への弾性
体からなる現像ローラ131の当接圧力が可変とされ
る。
【0062】図6に示すように、現像装置13の現像位
置に対して、像形成体である感光体ドラム10の回転方
向下流側で、転写位置の上流側に、例えば発光器PD1
と受光器PD2とを有する段むら検知手段としてのフォ
トセンサPS1を設ける。
【0063】一般的に、画像形成頻度(プリント数)が
増すにしたがって段むらは増加する傾向にあり、段むら
チャート、例えばハーフトーン、グレイスケール等によ
る画像を形成し、段むら検知手段としてのフォトセンサ
PS1により、動作時における感光体ドラム10上の画
像の段むらレベルを測定した時の状態を図7に示すが、
図7(A)は、段むらが少ないレベル1の状態であり、
また図7(B)は、段むらが中程度のレベル2の状態で
あり、図7(C)は、段むらが著しいレベル3の状態で
ある。
【0064】駆動むらは現像ローラ131と感光体ドラ
ム10との当接圧力を弱くすると軽減する傾向がある
が、図5に示すように、動作時における、段むらレベル
に応じた弾性体からなる現像ローラ131の当接圧力、
例えば段むらがレベル1での当接圧力を50Nとし、レ
ベル2での当接圧力を40Nとし、レベル3での当接圧
力を30Nとして、予め記憶部のROMにテーブル化し
て格納しておき、例えば5000プリント毎に、ハーフ
トーン、グレイスケール等の段むらチャートによる画像
を形成して、画像形成時(動作時)における感光体ドラ
ム10上のトナー像の段むらレベルを段むら検知手段と
してのフォトセンサPS1により計測(検知)し、フォ
トセンサPS1の計測(検知)する段むらレベルに応じ
て、ROMテーブルを参照し、制御部よりの指令によ
り、図4にて前述したラックLKを移動させ、弾性体か
らなる現像ローラ131の当接圧力を弱くするように段
階的に切り替えて、使用頻度に応じて増大する駆動むら
を少なくさせる。
【0065】上記により、画像形成時の、現像剤担持体
と像形成体との接触回転での駆動むら(段むら)に応じ
ての、現像剤担持体と像形成体とが適正な当接圧力とさ
れ、画像の段むらの発生が防止されて、高品質の安定し
た画像が形成される画像形成装置が可能となる。
【0066】また図6に示すように、転写手段としての
1次転写器14cの転写位置に対して、中間転写体であ
る搬送ベルト14aの回転方向下流側に、例えば発光器
PD11と受光器PD21とを有する段むら検知手段と
してのフォトセンサPS2を設ける。
【0067】一般的に、画像形成頻度(プリント数)が
増すにしたがって段むらは増加する傾向にあり、段むら
チャート、例えばハーフトーン、グレイスケール等によ
る画像を形成し、段むら検知手段としてのフォトセンサ
PS2により、動作時における中間転写体としての搬送
ベルト14a上(或いは中間転写体としての搬送ベルト
14a上を搬送される転写材としての記録紙P上)の画
像の段むらレベルを測定した時の状態は図7にて前述し
たと同様である。
【0068】駆動むらは現像ローラ131と感光体ドラ
ム10との当接圧力を弱くすると軽減する傾向がある
が、図5に示すように、動作時における、段むらレベル
に応じた弾性体からなる現像ローラ131の当接圧力、
例えば段むらがレベル1での当接圧力を50Nとし、レ
ベル2での当接圧力を40Nとし、レベル3での当接圧
力を30Nとして、予め記憶部のROMにテーブル化し
て格納しておき、例えば5000プリント毎に、ハーフ
トーン、グレイスケール等の段むらチャートによる画像
を形成して、画像形成時(動作時)における搬送ベルト
14a或いは記録紙P上の段むらレベルを段むら検知手
段としてのフォトセンサPS2により計測(検知)し、
フォトセンサPS2の計測(検知)する段むらレベルに
応じて、ROMテーブルを参照し、制御部よりの指令に
より、図4にて前述したラックLKを移動させ、弾性体
からなる現像ローラ131の当接圧力を弱くするように
段階的に切り替えて、使用頻度に応じて増大する駆動む
らを少なくさせる。
【0069】上記により、画像形成時の、現像剤担持体
と像形成体との接触回転での駆動むら(段むら)に応じ
ての、現像剤担持体と像形成体とが適正な当接圧力とさ
れ、画像の段むらの発生が防止されて、高品質の安定し
た画像が形成される画像形成装置が可能となる。
【0070】実施形態4 本発明の請求項8ないし10にかかわる現像剤担持体の
像形成体への当接方法について、図8、及び前述した図
2、図4を用いて説明する。図8は、本発明の請求項8
にかかわる現像剤担持体の像形成体への当接方法の説明
図である。
【0071】図8によれば、現像時(画像形成時)にお
いて、弾性体からなる現像剤担持体である現像ローラ1
31が、潜像を保持する像形成体である感光体ドラム1
0に当接されて前述した非磁性一成分現像剤(トナー)
による現像が行われるが、現像ローラ131の感光体ド
ラム10への当接圧力は、現像時の第1当接圧力と、第
1当接圧力より弱い非現像時の第2当接圧力とにより行
わせる。
【0072】駆動モータM2と、駆動モータM2の回転
により軸J3を支点として回転されるカムCM2とによ
り、第1当接圧力と第2当接圧力とで感光体ドラム10
へ弾性体からなる現像ローラ131を当接(押圧)する
第3の当接手段が構成される。
【0073】現像時(画像形成動作時)において、現像
ローラ131の中心軸J1が、カムCM2のカム面CM
aにて、第1当接圧力、例えば30Nの当接圧力にて押
圧され、現像ローラ131が感光体ドラム10に押圧状
態とされる。非現像時(非画像形成時)においては、駆
動モータM2によりカムCM2が回転されて、図8に一
点鎖線で示すように、カムCM2が現像ローラ131の
中心軸J1とカム面CMbにて当接され、第1当接圧力
より弱い第2当接圧力、例えば10Nの当接圧力にて押
圧され、現像ローラ131が感光体ドラム10に押圧状
態とされる。現像ローラ131はカムCM2のカム面C
Mbによる第2当接圧力から回転を開始し、その後カム
CM2の回転によるカム面CMaによる第1当接圧力に
移行して現像を開始する。
【0074】上記により、現像剤担持体の回転スタート
時(動作開始時)の振動が和らげられ、動作開始時の画
像の段むらの発生が防止されて、高品質の安定した画像
が形成される画像形成装置が可能となる。
【0075】また冒頭にて説明したように、現像手段で
ある現像装置13は、本実施形態においては使用するト
ナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)
で、マイナス荷電を有する非磁性一成分現像剤(トナ
ー)を収容し、感光体ドラム10の周面に対し接触(当
接)して、現像位置において像形成体である感光体ドラ
ム10の回転方向(図2参照、図2の時計方向)と同方
向(図2参照、図2の反時計方向)に回転する現像剤担
持体である現像ローラ131により感光体ドラム10上
の潜像を現像するが、画像形成動作開始時においては、
図4に示す制御部を通して、不図示の感光体駆動モータ
により回転される感光体ドラム10の回転動作よりも先
に、不図示の現像ローラ駆動モータにより現像ローラ1
31の回転動作を始める。また、画像形成動作終了時
は、感光体ドラム10の回転動作が停止した後、現像ロ
ーラ131の回転を停止する。これにより、現像ローラ
131の回転スタート時(動作開始時)の振動による駆
動むらを少なくさせる。またこの際、現像ローラ131
の回転動作速度を、感光体ドラム10の回転動作速度よ
りも速く設定することが、現像ローラ131の回転スタ
ート時(動作開始時)の振動による駆動むらをより少な
くさせることで好ましい。
【0076】上記において、感光体ドラム10に感光体
駆動モータを設けて、感光体ドラム10を回転させるよ
うにしたが、転写ベルトの押圧手段である押圧弾性板1
4bの押圧により、像形成体である感光体ドラム10の
回転を中間転写体である搬送ベルト14aによる従動回
転としてもよい。
【0077】上記により、現像剤担持体の回転スタート
時(動作開始時)の振動が和らげられ、動作開始時の画
像の段むらの発生が防止されて、高品質の安定した画像
が形成される画像形成装置が可能となる。
【0078】
【発明の効果】請求項1または2によれば、像形成体と
の当接による現像剤担持体の凹部の発生が防止され、画
像欠陥のない高品質の画像が形成される画像形成装置が
可能となる。
【0079】請求項3ないし5によれば、使用頻度や環
境条件に応じて、像形成体と現像剤担持体との当接圧力
が適正とされ、高品質の安定した画像が形成される画像
形成装置が可能となる。
【0080】請求項6または7によれば、画像形成時
の、現像剤担持体と像形成体との接触回転での駆動むら
(段むら)に応じての、現像剤担持体と像形成体とが適
正な当接圧力とされ、画像の段むらの発生が防止され
て、高品質の安定した画像が形成される画像形成装置が
可能となる。
【0081】請求項8ないし10によれば、現像剤担持
体の回転スタート時(動作開始時)の振動が和らげら
れ、動作開始時の画像の段むらの発生が防止されて、高
品質の安定した画像が形成される画像形成装置が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各請求項に共通する画像形成装置の一
実施形態を示すカラー画像形成装置の要部断面構成図で
ある。
【図2】図1の画像形成装置に用いられる現像装置の拡
大断面構成図である。
【図3】図3は、本発明の請求項1にかかわる現像剤担
持体の像形成体への当接方法の説明図である。
【図4】本発明の請求項3ないし5にかかわる現像剤担
持体の像形成体への当接方法の説明図である。
【図5】現像剤担持体の像形成体への当接制御ブロック
図である。
【図6】本発明の請求項6または7にかかわる現像剤担
持体の像形成体への当接方法の説明図である。
【図7】画像形成装置における段むらレベルを示す図で
ある。
【図8】本発明の請求項8にかかわる現像剤担持体の像
形成体への当接方法の説明図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 11 スコロトロン帯電器 12 露光光学系 13 現像装置 14a 転写ベルト 131 現像ローラ 132 供給ローラ 133 ブレード 134 ホッパ部 135 除電ローラ 136 帯電ローラ 138 現像ケーシング CM1,CM2 カム CMa,CMb カム面 CT カウンタ HS1 湿度センサ LK ラック PN ピニオン PS1,PS2 フォトセンサ PVa 押圧板 M1,M2 駆動モータ SD ソレノイド SP1,SP2 バネ SPa 押圧バネ TS1 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G03G 15/01 113 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2H027 DA09 DA10 DA13 DA14 DA45 DE02 EA04 EB04 EC06 ED02 ED08 2H030 AB02 AD01 BB02 BB23 BB33 BB36 2H032 AA02 BA03 BA09 BA19 CA12 2H077 AD02 AD06 AD13 AE03 BA03 BA04 BA07 DB21 DB25 EA14 EA15 FA21 FA25 GA03 GA13 9A001 BB04 HH23 JJ35 KK42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像を保持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性一成分現像剤を保持し、前
    記像形成体と前記非磁性1成分現像剤とを接触させて現
    像する現像手段とを有する画像形成装置において、 前記像形成体に前記現像剤担持体を当接或いは当接解除
    させる第1の当接手段を設けることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体は画像形成動作の一定
    時間後に前記像形成体との当接を解除することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 潜像を保持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性一成分現像剤を保持し、前
    記像形成体と前記非磁性1成分現像剤とを接触させて現
    像する現像手段とを有する画像形成装置において、 前記像形成体への前記現像剤担持体の当接圧力を可変と
    する第2の当接手段を設けることを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 画像形成回数をカウントするカウント手
    段を設けると共に、前記カウント手段によるカウント数
    に応じて前記第2の当接手段の当接圧力を強くさせるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 使用時の温度、湿度の少なくとも1つを
    検知する環境検知手段を設けると共に、前記環境検知手
    段の検知する環境条件に応じて前記第2の当接手段の当
    接圧力を変化させることを特徴とする請求項3に記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 潜像を担持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性1成分現像剤の薄層を保持
    する現像手段とを有する画像形成装置において、 前記像形成体上の現像後の現像剤の段むらを検知する段
    むら検知手段を設けると共に、 前記像形成体と前記現像剤担持体の当接圧力を前記段む
    ら検知手段の段むらの検知レベルに応じて可変とするこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 潜像を担持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性1成分現像剤の薄層を保持
    する現像手段とを有する画像形成装置において、 前記像形成体上の現像剤を中間転写体或いは転写材上に
    転写する転写手段と、前記中間転写体上或いは前記転写
    材上の現像剤の段むらを検知する段むら検知手段を設け
    ると共に、 前記像形成体と前記現像剤担持体の当接圧力を前記段む
    ら検知手段の段むらの検知レベルに応じて可変とするこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 潜像を保持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性一成分現像剤を保持する現
    像手段とを有する画像形成装置において、 前記現像剤担持体を前記像形成体に当接させる第3の当
    接手段を設けると共に、 前記第3の当接手段による前記現像剤担持体の前記像形
    成体への当接圧力は、現像時の第1当接圧力と、前記第
    1当接圧力より弱い非現像時の第2当接圧力よりなり、 前記現像剤担持体は前記第3の当接手段による前記第2
    当接圧力から回転を開始し、その後前記第3の当接手段
    による前記第1当接圧力に移行して現像を開始すること
    を特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 潜像を保持する像形成体と、弾性体から
    なる現像剤担持体上に非磁性1成分現像剤を保持し、前
    記像形成体と前記非磁性1成分現像剤とを接触させて現
    像する現像手段とを有する画像形成装置において、 画像形成動作開始時に、前記現像剤担持体の回転動作を
    前記像形成体の回転動作よりも先に始めると共に、 画像形成動作終了時は、前記像形成体が停止した後、前
    記現像剤担持体を停止することを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤担持体の回転動作速度は、
    前記像形成体の回転動作速度よりも速いことを特徴とす
    る請求項9に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033032A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2011123448A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置および画像形成装置
JP2014010233A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Canon Inc 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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