JP2001249374A - カメラ信号処理装置及びその方法 - Google Patents
カメラ信号処理装置及びその方法Info
- Publication number
- JP2001249374A JP2001249374A JP2000058048A JP2000058048A JP2001249374A JP 2001249374 A JP2001249374 A JP 2001249374A JP 2000058048 A JP2000058048 A JP 2000058048A JP 2000058048 A JP2000058048 A JP 2000058048A JP 2001249374 A JP2001249374 A JP 2001249374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- luminance
- average value
- average
- integrated
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来は、逆光補正の際、1画面を複数に分割
し、各領域毎に、例えば中央部の被写体の輝度に合わせ
て逆光補正できるように、重みが固定的に予め設定さ
れ、この重みを考慮して逆光補正していたため、画面中
央から外れた被写体は、逆光補正できなかった。 【解決手段】 逆光補正時、1画面を複数の領域に分割
し、各領域ごとの輝度信号を積算して得た積算輝度値
を、まず積算輝度平均手段17が全分割領域、上部分割
領域及び下部分割領域毎に平均して輝度平均値を算出す
る。そして、各分割領域の積算輝度値と全領域の積算平
均値とを比較し、この輝度平均値を閾値として、抽出領
域平均手段18が輝度積算値をグループ分けし平均値を
算出する。この各グループの平均値及び前述の各積算輝
度平均値より、輝度設定手段19が被写体輝度を設定
し、この被写体輝度に基づいてアイリス制御を行う構成
である。
し、各領域毎に、例えば中央部の被写体の輝度に合わせ
て逆光補正できるように、重みが固定的に予め設定さ
れ、この重みを考慮して逆光補正していたため、画面中
央から外れた被写体は、逆光補正できなかった。 【解決手段】 逆光補正時、1画面を複数の領域に分割
し、各領域ごとの輝度信号を積算して得た積算輝度値
を、まず積算輝度平均手段17が全分割領域、上部分割
領域及び下部分割領域毎に平均して輝度平均値を算出す
る。そして、各分割領域の積算輝度値と全領域の積算平
均値とを比較し、この輝度平均値を閾値として、抽出領
域平均手段18が輝度積算値をグループ分けし平均値を
算出する。この各グループの平均値及び前述の各積算輝
度平均値より、輝度設定手段19が被写体輝度を設定
し、この被写体輝度に基づいてアイリス制御を行う構成
である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子シャッタ機
能を有する撮像素子を利用したカメラ信号処理装置及び
その方法に関する。
能を有する撮像素子を利用したカメラ信号処理装置及び
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラ構成を図6に基づいて説
明する。
明する。
【0003】1は撮像素子となるCCD、2はCCD1
上に光を結像するレンズを有する開閉可能なアイリス、
3は前処理手段、4は該前処理手段3で処理したCCD
1からの出力信号を色分離、即ち輝度信号(Y信号)と
色信号(Cr信号、Cb信号)とに分離するYC分離手
段である。
上に光を結像するレンズを有する開閉可能なアイリス、
3は前処理手段、4は該前処理手段3で処理したCCD
1からの出力信号を色分離、即ち輝度信号(Y信号)と
色信号(Cr信号、Cb信号)とに分離するYC分離手
段である。
【0004】前記前処理手段3は、CCD1で撮像した
出力信号に対して相関2重サンプル処理を行うサンプル
処理部(CDS)3aと、サンプル処理後の信号の利得
を自動的に制御する利得調整手段となる自動利得制御部
(AGC)3bと、利得制御した信号はアナログ信号な
のでディジタル信号に変換するA/D変換部3cとを有
している。
出力信号に対して相関2重サンプル処理を行うサンプル
処理部(CDS)3aと、サンプル処理後の信号の利得
を自動的に制御する利得調整手段となる自動利得制御部
(AGC)3bと、利得制御した信号はアナログ信号な
のでディジタル信号に変換するA/D変換部3cとを有
している。
【0005】5はYC分離手段4で分離されたY信号に
水平同期信号及び垂直同期信号の付加等の信号処理し
て、映像出力信号のY信号を出力するYプロセス手段、
6はYC分離手段4で分離したY信号と色信号とから映
像出力信号のRGB信号を生成するCプロセス手段であ
る。
水平同期信号及び垂直同期信号の付加等の信号処理し
て、映像出力信号のY信号を出力するYプロセス手段、
6はYC分離手段4で分離したY信号と色信号とから映
像出力信号のRGB信号を生成するCプロセス手段であ
る。
【0006】7はYプロセス手段5で付加する垂直ブラ
ンキング期間を検出する垂直ブランキング期間検出手
段、8は図4に示すように1画面を8×8(64)分割
した分割領域A乃至P毎の輝度信号の信号レベルを積算
し、輝度積算値を算出する領域積算手段、9はアイリス
設定を通常、即ち順光と逆光とに切換設定等を行う操作
手段、10は該操作手段で設定されたアイリス設定に基
づいて後述する単純平均算出手段及び加重加算平均算出
手段への接続を切り換える切換手段である。
ンキング期間を検出する垂直ブランキング期間検出手
段、8は図4に示すように1画面を8×8(64)分割
した分割領域A乃至P毎の輝度信号の信号レベルを積算
し、輝度積算値を算出する領域積算手段、9はアイリス
設定を通常、即ち順光と逆光とに切換設定等を行う操作
手段、10は該操作手段で設定されたアイリス設定に基
づいて後述する単純平均算出手段及び加重加算平均算出
手段への接続を切り換える切換手段である。
【0007】11は操作手段9でアイリス設定を通常に
設定した場合に切換手段10を介して接続し、垂直ブラ
ンキング期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出
したとき、前記領域積算手段8で算出した各分割領域A
乃至Pの輝度積算値を加算して平均し、輝度平均値を算
出する単純平均算出手段、12は操作手段9でアイリス
設定を通常に設定した場合に切換手段10を介して接続
し、垂直ブランキング期間検出手段7で垂直ブランキン
グ期間を検出したとき、前記領域積算手段8で算出した
各分割領域A乃至Pの輝度積算値を予め設定した分割領
域位置に応じた重みを考慮して全領域を加算し、平均し
て輝度平均値を算出する加重加算平均算出手段である。
設定した場合に切換手段10を介して接続し、垂直ブラ
ンキング期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出
したとき、前記領域積算手段8で算出した各分割領域A
乃至Pの輝度積算値を加算して平均し、輝度平均値を算
出する単純平均算出手段、12は操作手段9でアイリス
設定を通常に設定した場合に切換手段10を介して接続
し、垂直ブランキング期間検出手段7で垂直ブランキン
グ期間を検出したとき、前記領域積算手段8で算出した
各分割領域A乃至Pの輝度積算値を予め設定した分割領
域位置に応じた重みを考慮して全領域を加算し、平均し
て輝度平均値を算出する加重加算平均算出手段である。
【0008】13は単純平均算出手段11または加重加
算平均算出手段12で算出した輝度平均値と予め設定さ
れた目標被写体輝度(以下、単に目標値と呼ぶ)とを比
較する比較手段、14は該比較手段13での結果に応じ
て前記アイリス2を開閉制御するアイリス制御手段であ
る。
算平均算出手段12で算出した輝度平均値と予め設定さ
れた目標被写体輝度(以下、単に目標値と呼ぶ)とを比
較する比較手段、14は該比較手段13での結果に応じ
て前記アイリス2を開閉制御するアイリス制御手段であ
る。
【0009】15は前記比較手段13の比較の結果及び
後述する輝度制御手段の制御に応じてAGC3bの利得
を制御する利得制御手段、16は比較手段13の比較の
結果、まずアイリス制御手段14でアイリス2を最大ま
で開き、さらに画面映像を明るくしようとしたとき利得
制御手段15に指示してAGC3bの利得を増加させる
輝度制御手段である。
後述する輝度制御手段の制御に応じてAGC3bの利得
を制御する利得制御手段、16は比較手段13の比較の
結果、まずアイリス制御手段14でアイリス2を最大ま
で開き、さらに画面映像を明るくしようとしたとき利得
制御手段15に指示してAGC3bの利得を増加させる
輝度制御手段である。
【0010】前記利得制御手段15は、比較手段13の
比較の結果、目標値より大きければAGC3bの利得を
減少させ、また目標値より小さければ利得を増加させる
よう動作する。また、利得制御手段15は、AGC3b
の利得が最小に達し、さらに低下させようとしたとき、
輝度制御手段16に指示してアイリス2を閉じるように
動作させる。さらに、前記アイリス制御手段14は、比
較手段13の比較の結果、目標値より小さければアイリ
ス2を開く方向に動作させ、また目標値より大きければ
アイリス2を閉じる方向に動作させる。
比較の結果、目標値より大きければAGC3bの利得を
減少させ、また目標値より小さければ利得を増加させる
よう動作する。また、利得制御手段15は、AGC3b
の利得が最小に達し、さらに低下させようとしたとき、
輝度制御手段16に指示してアイリス2を閉じるように
動作させる。さらに、前記アイリス制御手段14は、比
較手段13の比較の結果、目標値より小さければアイリ
ス2を開く方向に動作させ、また目標値より大きければ
アイリス2を閉じる方向に動作させる。
【0011】なお、前記比較手段13、アイリス制御手
段14、利得制御手段15及び輝度制御手段16は、露
光制御手段を構成する。
段14、利得制御手段15及び輝度制御手段16は、露
光制御手段を構成する。
【0012】かかる動作を図7及び図8に基づいて説明
する。
する。
【0013】まず、ステップS50では垂直ブランキン
グ期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出したか
どうか判断する。検出しない場合はステップS51へ移
行し、検出した場合はステップS53へ移行する。
グ期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出したか
どうか判断する。検出しない場合はステップS51へ移
行し、検出した場合はステップS53へ移行する。
【0014】ステップS51では、Yプロセス手段5及
びCプロセス手段6から映像出力信号(Y信号及びRG
B信号)を出力する。ステップS52では領域積算手段
8で各領域のY信号レベルを積算する。その後ステップ
S50へ戻る。
びCプロセス手段6から映像出力信号(Y信号及びRG
B信号)を出力する。ステップS52では領域積算手段
8で各領域のY信号レベルを積算する。その後ステップ
S50へ戻る。
【0015】ステップS53では、垂直ブランキング期
間を検出したので、領域積算手段8で各分割領域毎に積
算した輝度積算値を平均し、輝度平均値を算出する。ス
テップS54では、操作手段9でアイリス設定が通常か
逆光かを判断する。通常設定ならステップS55へ移行
する。ステップS55では切換手段10で単純平均算出
手段11に接続する。そして、ステップS56では単純
平均算出手段11で各領域の輝度積算値を単純加算し
て、64で除算して輝度平均値を算出する。
間を検出したので、領域積算手段8で各分割領域毎に積
算した輝度積算値を平均し、輝度平均値を算出する。ス
テップS54では、操作手段9でアイリス設定が通常か
逆光かを判断する。通常設定ならステップS55へ移行
する。ステップS55では切換手段10で単純平均算出
手段11に接続する。そして、ステップS56では単純
平均算出手段11で各領域の輝度積算値を単純加算し
て、64で除算して輝度平均値を算出する。
【0016】またステップS54で逆光設定と判断した
とき、ステップS57へ移行する。ステップS57では
切換手段10で加重加算平均算出手段12に接続する。
そして、ステップS58では、加重加算平均算出手段1
2で分割領域の位置に応じて予め設定されている重み付
け定数を乗算した各領域の輝度積算値を加算して平均
し、輝度平均値を算出する。
とき、ステップS57へ移行する。ステップS57では
切換手段10で加重加算平均算出手段12に接続する。
そして、ステップS58では、加重加算平均算出手段1
2で分割領域の位置に応じて予め設定されている重み付
け定数を乗算した各領域の輝度積算値を加算して平均
し、輝度平均値を算出する。
【0017】以上ステップS56またはステップS58
を実行した後、ステップS59へ移行する。
を実行した後、ステップS59へ移行する。
【0018】ステップS59では、輝度制御手段16が
アイリス制御手段14での制御で現在アイリス2が最大
に開いているかどうか判断する。最大でないならステッ
プS60へ移行する。
アイリス制御手段14での制御で現在アイリス2が最大
に開いているかどうか判断する。最大でないならステッ
プS60へ移行する。
【0019】ステップS60では、比較手段13で目標
値より輝度平均値が小さいかどうか判断する。小さいと
判断すると、ステップS61へ移行し、アイリス制御手
段14でアイリス2を開く方向に駆動させる。また、ス
テップS60で目標値より小さくないと判断するとステ
ップS62へ移行する。
値より輝度平均値が小さいかどうか判断する。小さいと
判断すると、ステップS61へ移行し、アイリス制御手
段14でアイリス2を開く方向に駆動させる。また、ス
テップS60で目標値より小さくないと判断するとステ
ップS62へ移行する。
【0020】ステップS62では、目標値より輝度平均
値が大きいかどうか判断する。大きいと判断したとき、
ステップS63に移行し、アイリス制御手段14でアイ
リスを閉じる方向に駆動させる。また、ステップS62
で目標値より大きくないと判断したとき、目標値と輝度
平均値は等しいので、アイリス2を駆動させない。
値が大きいかどうか判断する。大きいと判断したとき、
ステップS63に移行し、アイリス制御手段14でアイ
リスを閉じる方向に駆動させる。また、ステップS62
で目標値より大きくないと判断したとき、目標値と輝度
平均値は等しいので、アイリス2を駆動させない。
【0021】また、ステップS59で、輝度制御手段1
6がアイリス2の開放最大と判断したとき、ステップS
64へ移行する。ステップS64では、比較手段13で
目標値より輝度平均値が小さいかどうか判断する。小さ
いと判断したとき、ステップS65に移行し、輝度制御
手段16からの信号と比較手段13からの比較結果とに
応じて、利得制御手段15でAGC3bの利得を増加さ
せる。
6がアイリス2の開放最大と判断したとき、ステップS
64へ移行する。ステップS64では、比較手段13で
目標値より輝度平均値が小さいかどうか判断する。小さ
いと判断したとき、ステップS65に移行し、輝度制御
手段16からの信号と比較手段13からの比較結果とに
応じて、利得制御手段15でAGC3bの利得を増加さ
せる。
【0022】さらに、ステップS64で目標値より輝度
平均値が小さくないと判断したとき、ステップS66へ
移行する。ステップS66では目標値より輝度平均値が
大きいかどうか判断する。大きいと判断すると、ステッ
プS67に移行し、AGC3bの利得が最小かどうか利
得制御手段15が判断する。利得が最小なら、これ以上
利得を減少できないので、ステップS63へ移行させ、
利得制御手段15から輝度制御手段16に指示して、ア
イリス2を閉じるように動作させる。またステップS6
7で利得が最小でないと判断したとき、ステップS68
へ移行し、利得制御手段15がAGC3bの利得を減少
させる。
平均値が小さくないと判断したとき、ステップS66へ
移行する。ステップS66では目標値より輝度平均値が
大きいかどうか判断する。大きいと判断すると、ステッ
プS67に移行し、AGC3bの利得が最小かどうか利
得制御手段15が判断する。利得が最小なら、これ以上
利得を減少できないので、ステップS63へ移行させ、
利得制御手段15から輝度制御手段16に指示して、ア
イリス2を閉じるように動作させる。またステップS6
7で利得が最小でないと判断したとき、ステップS68
へ移行し、利得制御手段15がAGC3bの利得を減少
させる。
【0023】また、ステップS66で目標値より輝度平
均値が大きくないと判断すると、目標値と輝度平均値と
が等しいので、利得制御手段15によるAGC3bの利
得の増減を行なわない。
均値が大きくないと判断すると、目標値と輝度平均値と
が等しいので、利得制御手段15によるAGC3bの利
得の増減を行なわない。
【0024】以上の動作を繰り返し行うことにより、ア
イリス制御を行うのである。
イリス制御を行うのである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】前述の動作により、図
4の映像を撮像したとき、操作手段9で通常設定の際
は、図9(a)のように太陽の輝度が高いために被写体
となる人は黒くなり、陰のようになってしまう。この状
態を改善するために、操作手段9で逆光設定を行って、
逆光補正を行う。この時の映像出力は図9(b)のよう
に背景のコントラストはなくなるが、被写体の明るさが
確保され、被写体の様子が撮影可能となる。
4の映像を撮像したとき、操作手段9で通常設定の際
は、図9(a)のように太陽の輝度が高いために被写体
となる人は黒くなり、陰のようになってしまう。この状
態を改善するために、操作手段9で逆光設定を行って、
逆光補正を行う。この時の映像出力は図9(b)のよう
に背景のコントラストはなくなるが、被写体の明るさが
確保され、被写体の様子が撮影可能となる。
【0026】しかしながら、逆光補正の際、分割領域に
付加する重みが固定されているため、画面中央から外れ
た被写体は、図9(c)のように逆光補正を行っていな
い状態と同じになり、逆光補正できないことになる。
付加する重みが固定されているため、画面中央から外れ
た被写体は、図9(c)のように逆光補正を行っていな
い状態と同じになり、逆光補正できないことになる。
【0027】この発明は、かかる課題を解決するための
ものである。
ものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明によるカメラ信
号処理装置は、撮像素子と、該撮像素子の露光量を調整
するために開閉するアイリスと、前記撮像素子からの出
力信号の利得を調整する利得調整手段と、1画面を複数
の領域に分割し、各領域ごとの輝度信号の信号レベルを
積算する領域積算手段と、該領域積算手段で積算した各
領域の信号レベルの積算値平均を輝度平均値として算出
し、また1画面の上部領域の積算値の平均を上部領域平
均値として算出し、さらに1画面の下部領域の積算値の
平均を下部領域平均値として算出する積算輝度平均手段
と、前記領域積算手段で積算した積算値を前記積算輝度
平均手段で算出した輝度平均値を基準に分類した後、前
記輝度平均値以上の積算値の平均を明部平均値として算
出し、また前記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平
均値として算出する抽出領域平均手段と、前記輝度平均
値と上部領域平均値と下部領域平均値と明部平均値と暗
部平均値とから被写体輝度を設定する輝度設定手段と、
該輝度設定手段で設定した被写体輝度と予め設定されて
いる目標被写体輝度との比較の結果に基づいて前記アイ
リスまたは前記利得調整手段を制御する露光制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
号処理装置は、撮像素子と、該撮像素子の露光量を調整
するために開閉するアイリスと、前記撮像素子からの出
力信号の利得を調整する利得調整手段と、1画面を複数
の領域に分割し、各領域ごとの輝度信号の信号レベルを
積算する領域積算手段と、該領域積算手段で積算した各
領域の信号レベルの積算値平均を輝度平均値として算出
し、また1画面の上部領域の積算値の平均を上部領域平
均値として算出し、さらに1画面の下部領域の積算値の
平均を下部領域平均値として算出する積算輝度平均手段
と、前記領域積算手段で積算した積算値を前記積算輝度
平均手段で算出した輝度平均値を基準に分類した後、前
記輝度平均値以上の積算値の平均を明部平均値として算
出し、また前記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平
均値として算出する抽出領域平均手段と、前記輝度平均
値と上部領域平均値と下部領域平均値と明部平均値と暗
部平均値とから被写体輝度を設定する輝度設定手段と、
該輝度設定手段で設定した被写体輝度と予め設定されて
いる目標被写体輝度との比較の結果に基づいて前記アイ
リスまたは前記利得調整手段を制御する露光制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0029】また、順光設定と逆光設定とを切換設定可
能な操作手段と、前記操作手段で順光設定した場合に前
記輝度平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作
手段で逆光設定とした場合に前記輝度設定手段で設定し
た被写体輝度とする輝度切換手段と、をさらに備えるこ
とを特徴とする。
能な操作手段と、前記操作手段で順光設定した場合に前
記輝度平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作
手段で逆光設定とした場合に前記輝度設定手段で設定し
た被写体輝度とする輝度切換手段と、をさらに備えるこ
とを特徴とする。
【0030】さらに、前記露光制御手段は、前記被写体
輝度が前記目標被写体輝度より大きければ前記アイリス
を閉じる方向に動作または前記利得調整手段で前記利得
を減少させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体輝度
より小さければ前記アイリスを開く方向に動作または前
記利得調整手段の前記利得を増加させることを特徴とす
る。
輝度が前記目標被写体輝度より大きければ前記アイリス
を閉じる方向に動作または前記利得調整手段で前記利得
を減少させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体輝度
より小さければ前記アイリスを開く方向に動作または前
記利得調整手段の前記利得を増加させることを特徴とす
る。
【0031】また、この発明のカメラ信号処理方法は、
撮像素子で撮像した1画面を複数の領域に分割し、各領
域ごとの輝度信号の信号レベルを積算する領域積算ステ
ップと、該領域積算ステップで積算した各領域の信号レ
ベルの積算値平均を輝度平均値として算出し、また1画
面の上部領域の積算値の平均を上部領域平均値として算
出し、さらに1画面の下部領域の積算値の平均を下部領
域平均値として算出する積算輝度平均ステップと、前記
領域積算ステップで積算した積算値を前記積算輝度平均
ステップで算出した輝度平均値を基準に分類した後、前
記輝度平均値以上の積算値の平均を明部平均値として算
出し、また前記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平
均値として算出する抽出領域平均ステップと、前記輝度
平均値と上部領域平均値と下部領域平均値と明部平均値
と暗部平均値とから被写体輝度を設定する輝度設定ステ
ップと、該輝度設定ステップで設定した被写体輝度と予
め設定された目標被写体輝度との比較の結果に基づいて
前記撮像素子の露光量を調整するアイリスまたは前記撮
像素子からの出力信号の利得を調整する利得調整手段を
制御する露光制御ステップと、を備えたことを特徴とす
る。
撮像素子で撮像した1画面を複数の領域に分割し、各領
域ごとの輝度信号の信号レベルを積算する領域積算ステ
ップと、該領域積算ステップで積算した各領域の信号レ
ベルの積算値平均を輝度平均値として算出し、また1画
面の上部領域の積算値の平均を上部領域平均値として算
出し、さらに1画面の下部領域の積算値の平均を下部領
域平均値として算出する積算輝度平均ステップと、前記
領域積算ステップで積算した積算値を前記積算輝度平均
ステップで算出した輝度平均値を基準に分類した後、前
記輝度平均値以上の積算値の平均を明部平均値として算
出し、また前記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平
均値として算出する抽出領域平均ステップと、前記輝度
平均値と上部領域平均値と下部領域平均値と明部平均値
と暗部平均値とから被写体輝度を設定する輝度設定ステ
ップと、該輝度設定ステップで設定した被写体輝度と予
め設定された目標被写体輝度との比較の結果に基づいて
前記撮像素子の露光量を調整するアイリスまたは前記撮
像素子からの出力信号の利得を調整する利得調整手段を
制御する露光制御ステップと、を備えたことを特徴とす
る。
【0032】また、操作手段で順光設定した場合に前記
輝度平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作手
段で逆光設定とした場合に前記輝度設定ステップで設定
した被写体輝度とする輝度切換ステップと、をさらに備
えることを特徴とする。
輝度平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作手
段で逆光設定とした場合に前記輝度設定ステップで設定
した被写体輝度とする輝度切換ステップと、をさらに備
えることを特徴とする。
【0033】さらに、前記露光制御ステップは、前記被
写体輝度が前記目標被写体輝度より大きければ前記アイ
リスを閉じる方向に動作または前記利得調整手段の前記
利得を減少させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体
輝度より小さければ前記アイリスを開く方向に動作また
は前記利得調整手段の前記利得を増加させることを特徴
とする。
写体輝度が前記目標被写体輝度より大きければ前記アイ
リスを閉じる方向に動作または前記利得調整手段の前記
利得を減少させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体
輝度より小さければ前記アイリスを開く方向に動作また
は前記利得調整手段の前記利得を増加させることを特徴
とする。
【0034】
【発明の実施の形態】図1において図6と同じ構成は同
じ番号を付しているので、説明を省略する。
じ番号を付しているので、説明を省略する。
【0035】17は垂直ブランキング検出手段7で垂直
ブランキングを検出したとき、領域積算手段8で積算し
た分割領域毎の輝度積算値の平均値を算出する積算輝度
平均手段である。該積算輝度平均手段17は、分割領域
すべての輝度積算値を平均した輝度平均値、1画面の上
部及び下部の領域の平均値、即ち図4の分割領域のうち
上部領域A〜Hの輝度積算値の平均として上部領域平均
値を算出し、また下部領域I〜Pの輝度積算値の平均と
して下部領域平均値を算出する。
ブランキングを検出したとき、領域積算手段8で積算し
た分割領域毎の輝度積算値の平均値を算出する積算輝度
平均手段である。該積算輝度平均手段17は、分割領域
すべての輝度積算値を平均した輝度平均値、1画面の上
部及び下部の領域の平均値、即ち図4の分割領域のうち
上部領域A〜Hの輝度積算値の平均として上部領域平均
値を算出し、また下部領域I〜Pの輝度積算値の平均と
して下部領域平均値を算出する。
【0036】18は、前記積算輝度平均手段17で算出
した輝度平均値と各分割領域の輝度積算値とを比較し、
輝度平均値より大きい値の領域と輝度平均値より小さい
領域とにグループ分け(分類)し、大きい値の領域のみ
の輝度積算値を平均した明部平均値と小さい領域のみの
輝度積算値を平均した暗部平均値とを夫々算出する抽出
領域平均手段である。
した輝度平均値と各分割領域の輝度積算値とを比較し、
輝度平均値より大きい値の領域と輝度平均値より小さい
領域とにグループ分け(分類)し、大きい値の領域のみ
の輝度積算値を平均した明部平均値と小さい領域のみの
輝度積算値を平均した暗部平均値とを夫々算出する抽出
領域平均手段である。
【0037】19は積算輝度平均手段17で算出した上
部領域平均値及び下部領域平均値と抽出領域平均手段1
8で算出した明部平均値及び暗部平均値とに基づいて、
CCD2で撮像した映像が順光、逆光及び過順光かどう
か判断し、被写体輝度を算出する輝度設定手段である。
部領域平均値及び下部領域平均値と抽出領域平均手段1
8で算出した明部平均値及び暗部平均値とに基づいて、
CCD2で撮像した映像が順光、逆光及び過順光かどう
か判断し、被写体輝度を算出する輝度設定手段である。
【0038】具体的には、まず、明部平均値と暗部平均
値との差を算出した後、この差と第1所定値とを比較
し、その結果、第1所定値以上なら逆光又は過順光と判
断し、また第1所定値以下なら順光と判断する。次に、
逆光又は順光と判断したとき、上部領域平均値と下部領
域平均値との比を算出した後、この比と第2所定値とを
比較し、その結果、第2所定値以上なら逆光と判断し、
また第2所定値以下なら過順光と判断する。そして、順
光と判断したなら、輝度平均値を被写体輝度と設定し、
また逆光と判断したなら暗部平均値を被写体輝度と設定
し、さらに過順光なら明部平均値を被写体輝度と設定す
る。
値との差を算出した後、この差と第1所定値とを比較
し、その結果、第1所定値以上なら逆光又は過順光と判
断し、また第1所定値以下なら順光と判断する。次に、
逆光又は順光と判断したとき、上部領域平均値と下部領
域平均値との比を算出した後、この比と第2所定値とを
比較し、その結果、第2所定値以上なら逆光と判断し、
また第2所定値以下なら過順光と判断する。そして、順
光と判断したなら、輝度平均値を被写体輝度と設定し、
また逆光と判断したなら暗部平均値を被写体輝度と設定
し、さらに過順光なら明部平均値を被写体輝度と設定す
る。
【0039】20は操作手段9でアイリス設定を通常に
設定している場合に被写体輝度として輝度平均値を設定
出力し、またアイリス設定を逆光に設定している場合に
前記輝度設定手段19で設定した被写体輝度を設定出力
する輝度切換手段である。
設定している場合に被写体輝度として輝度平均値を設定
出力し、またアイリス設定を逆光に設定している場合に
前記輝度設定手段19で設定した被写体輝度を設定出力
する輝度切換手段である。
【0040】該輝度切換手段20は、太陽を背にした被
写体を撮影するとき、操作手段9のアイリス設定で通常
が選択されていると、図9(c)に示すように、被写体が
黒く写ってしまう。そこで、アイリス設定を逆光にする
と、図5に示すように、背景のコントラストが小さくな
るが、被写体は明るく写るようになる。このために切り
換えるのである。
写体を撮影するとき、操作手段9のアイリス設定で通常
が選択されていると、図9(c)に示すように、被写体が
黒く写ってしまう。そこで、アイリス設定を逆光にする
と、図5に示すように、背景のコントラストが小さくな
るが、被写体は明るく写るようになる。このために切り
換えるのである。
【0041】21は輝度切換手段20から出力された被
写体輝度と目標被写体輝度(以下、単に目標値と呼ぶ)
とを比較する比較手段である。該比較手段21の目標値
は、操作手段9でアイリス設定を通常に設定したとき所
望の明るさの映像を得るためにあらかじめ設定された値
である。
写体輝度と目標被写体輝度(以下、単に目標値と呼ぶ)
とを比較する比較手段である。該比較手段21の目標値
は、操作手段9でアイリス設定を通常に設定したとき所
望の明るさの映像を得るためにあらかじめ設定された値
である。
【0042】かかる構成の動作を以下に説明する。
【0043】まずステップS1では、垂直ブランキング
期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出したかど
うか判断する。検出しない場合はステップS2へ移行す
る。
期間検出手段7で垂直ブランキング期間を検出したかど
うか判断する。検出しない場合はステップS2へ移行す
る。
【0044】ステップS2では、Yプロセス手段5及び
Cプロセス手段6から映像出力信号(Y信号及びRGB
信号)を出力する。ステップS3では領域積算手段8で
各領域のY信号レベルを積算する。その後ステップS1
へ戻る。
Cプロセス手段6から映像出力信号(Y信号及びRGB
信号)を出力する。ステップS3では領域積算手段8で
各領域のY信号レベルを積算する。その後ステップS1
へ戻る。
【0045】また、ステップS1で垂直ブランキング期
間を検出した場合、ステップS4へ移行する。ステップ
S4では、比較手段21が目標値を設定する。ステップ
S5では、領域積算手段8で積算した各分割領域の輝度
積算値から積算輝度平均手段17が輝度平均値、上部領
域平均値及び下部領域平均値を算出する。
間を検出した場合、ステップS4へ移行する。ステップ
S4では、比較手段21が目標値を設定する。ステップ
S5では、領域積算手段8で積算した各分割領域の輝度
積算値から積算輝度平均手段17が輝度平均値、上部領
域平均値及び下部領域平均値を算出する。
【0046】ステップS6では比較手段21が操作手段
9で通常設定か逆光設定かを判断する。ステップS6で
通常設定ならステップS7へ、また逆光設定ならステッ
プS8へ移行する。
9で通常設定か逆光設定かを判断する。ステップS6で
通常設定ならステップS7へ、また逆光設定ならステッ
プS8へ移行する。
【0047】ステップS7では、輝度切換手段20がス
テップS5で算出した輝度平均値を被写体輝度として設
定し、出力する。その後、後述するステップS15へ移
行する。
テップS5で算出した輝度平均値を被写体輝度として設
定し、出力する。その後、後述するステップS15へ移
行する。
【0048】ステップS8では、抽出領域平均手段18
がステップS5で算出した輝度平均値と各分割領域の輝
度積算値とを比較し、輝度平均値より大きな輝度積算値
の領域と輝度平均値より小さな輝度積算値の領域とを抽
出してグループ分けし、さらに各グループの領域数及び
明部平均値と暗部平均値とを算出する。
がステップS5で算出した輝度平均値と各分割領域の輝
度積算値とを比較し、輝度平均値より大きな輝度積算値
の領域と輝度平均値より小さな輝度積算値の領域とを抽
出してグループ分けし、さらに各グループの領域数及び
明部平均値と暗部平均値とを算出する。
【0049】ステップS9では、輝度設定手段19がス
テップS8で算出した明部平均値と暗部平均値との差を
算出する。ステップS10ではステップS9で算出した
差が第1所定値以上かどうか判断する。該ステップ10
で第1所定値以上でないと判断したときステップS7に
移行する。ステップS7では前述の通り輝度平均値を被
写体輝度に設定する。
テップS8で算出した明部平均値と暗部平均値との差を
算出する。ステップS10ではステップS9で算出した
差が第1所定値以上かどうか判断する。該ステップ10
で第1所定値以上でないと判断したときステップS7に
移行する。ステップS7では前述の通り輝度平均値を被
写体輝度に設定する。
【0050】前記ステップS10で第1所定値以上と判
断すると、ステップS11に移行する。ステップS11
では輝度設定手段19が上部領域平均値と下部領域平均
値との比を算出する。ステップS12ではステップS1
1で算出した比が第2所定値以上かどうか判断する。該
ステップS12で第2所定値以上でないと判断するとス
テップS13に移行し、また第2所定値以上と判断する
とステップS14に移行する。
断すると、ステップS11に移行する。ステップS11
では輝度設定手段19が上部領域平均値と下部領域平均
値との比を算出する。ステップS12ではステップS1
1で算出した比が第2所定値以上かどうか判断する。該
ステップS12で第2所定値以上でないと判断するとス
テップS13に移行し、また第2所定値以上と判断する
とステップS14に移行する。
【0051】ステップS13では輝度設定手段19が明
部平均値に基づいて式1により被写体輝度を算出し設定
する。
部平均値に基づいて式1により被写体輝度を算出し設定
する。
【0052】
【式1】
【0053】尚、前記式1中のX1は、ステップS5で
算出した分割領域のうち輝度平均値以上の領域個数を示
している。
算出した分割領域のうち輝度平均値以上の領域個数を示
している。
【0054】またステップS14では輝度設定手段19
が暗部平均値に基づいて式2により被写体輝度を算出し
設定する。
が暗部平均値に基づいて式2により被写体輝度を算出し
設定する。
【0055】
【式2】
【0056】尚、前記式2中のX2は、ステップS5で
算出した分割領域のうち輝度平均値以下の領域個数を示
している。
算出した分割領域のうち輝度平均値以下の領域個数を示
している。
【0057】この後、アイリス制御を行なうためにステ
ップS15へ移行する。
ップS15へ移行する。
【0058】ステップS15では、輝度制御手段16が
アイリス制御手段14での制御で現在アイリス2が最大
に開放しているかどうか判断する。最大でないならステ
ップS16へ移行する。
アイリス制御手段14での制御で現在アイリス2が最大
に開放しているかどうか判断する。最大でないならステ
ップS16へ移行する。
【0059】ステップS16では、比較手段21で目標
値より被写体輝度が小さいかどうか判断する。小さいと
判断すると、ステップS17へ移行し、アイリス制御手
段14でアイリス2を開く方向に駆動させる。また、ス
テップS16で小さくないと判断するとステップS18
へ移行する。
値より被写体輝度が小さいかどうか判断する。小さいと
判断すると、ステップS17へ移行し、アイリス制御手
段14でアイリス2を開く方向に駆動させる。また、ス
テップS16で小さくないと判断するとステップS18
へ移行する。
【0060】ステップS18では、目標値より被写体輝
度が大きいかどうか判断する。大きいと判断したとき、
ステップS19に移行し、アイリス制御手段14でアイ
リスを閉じる方向に駆動させる。また、ステップS19
で大きくないと判断したとき、目標値と被写体輝度は等
しいので、アイリス2を駆動させない。
度が大きいかどうか判断する。大きいと判断したとき、
ステップS19に移行し、アイリス制御手段14でアイ
リスを閉じる方向に駆動させる。また、ステップS19
で大きくないと判断したとき、目標値と被写体輝度は等
しいので、アイリス2を駆動させない。
【0061】また、ステップS15で、輝度制御手段1
6がアイリス2の開放最大と判断したとき、ステップS
20へ移行する。ステップS20では、比較手段13で
目標値より被写体輝度が小さいかどうか判断する。小さ
いと判断したとき、ステップS21に移行し、輝度制御
手段16からの信号と比較手段21からの比較結果とに
応じて、利得制御手段15でAGC3bの利得を増加さ
せる。
6がアイリス2の開放最大と判断したとき、ステップS
20へ移行する。ステップS20では、比較手段13で
目標値より被写体輝度が小さいかどうか判断する。小さ
いと判断したとき、ステップS21に移行し、輝度制御
手段16からの信号と比較手段21からの比較結果とに
応じて、利得制御手段15でAGC3bの利得を増加さ
せる。
【0062】さらに、ステップS20で目標値より被写
体輝度が小さくないと判断したとき、ステップS22へ
移行する。ステップS22では目標値より被写体輝度が
大きいかどうか判断する。大きいと判断すると、ステッ
プS23に移行し、利得制御手段15がAGC3bの利
得が最小に達したかどうか判断する。利得が最小ならス
テップS19に移行し、輝度制御手段16に利得制御手
段15が指示してアイリス2を閉じる方向に動作させ
る。また、ステップS23で利得が最小でないと判断し
たとき、ステップS24に移行し、利得制御手段15が
AGC3bの利得を減少させる。
体輝度が小さくないと判断したとき、ステップS22へ
移行する。ステップS22では目標値より被写体輝度が
大きいかどうか判断する。大きいと判断すると、ステッ
プS23に移行し、利得制御手段15がAGC3bの利
得が最小に達したかどうか判断する。利得が最小ならス
テップS19に移行し、輝度制御手段16に利得制御手
段15が指示してアイリス2を閉じる方向に動作させ
る。また、ステップS23で利得が最小でないと判断し
たとき、ステップS24に移行し、利得制御手段15が
AGC3bの利得を減少させる。
【0063】さらに、ステップS22で大きくないと判
断すると、目標値と被写体輝度とが等しいので、利得制
御手段15によるAGC3bの利得の増減を行なわな
い。
断すると、目標値と被写体輝度とが等しいので、利得制
御手段15によるAGC3bの利得の増減を行なわな
い。
【0064】これらステップS1乃至ステップS24の
動作を繰り返し行うことにより、逆光補正制御を行うの
である。
動作を繰り返し行うことにより、逆光補正制御を行うの
である。
【0065】以上のことより、従来では、図9(a)のよ
うに、被写体が真ん中に存在しなければ、逆光補正を行
なったとしても、得られる映像は図9(c)のように被写
体は黒くなるが、本発明のように輝度の低い値に合わせ
てアイリス制御を行なうようにしたので、図5に示すよ
うに、被写体の位置に関係なく、逆光補正が有効に働か
せることができる。
うに、被写体が真ん中に存在しなければ、逆光補正を行
なったとしても、得られる映像は図9(c)のように被写
体は黒くなるが、本発明のように輝度の低い値に合わせ
てアイリス制御を行なうようにしたので、図5に示すよ
うに、被写体の位置に関係なく、逆光補正が有効に働か
せることができる。
【0066】なお、前述の実施例において、目標被写体
輝度は、一定の所定値として説明したが、本発明はこれ
に限らず、操作手段9でのアイリス設定、即ち通常設定
と逆光設定時に該目標被写体輝度を変更してもよい。
輝度は、一定の所定値として説明したが、本発明はこれ
に限らず、操作手段9でのアイリス設定、即ち通常設定
と逆光設定時に該目標被写体輝度を変更してもよい。
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、被写体がどこに位置
していても逆光補正が可能とすることができる。
していても逆光補正が可能とすることができる。
【図1】本発明のカメラの制御ブロック図である。
【図2】本発明のカメラの動作フローチャートを示す図
である。
である。
【図3】図2に続く本発明のカメラの動作フローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図4】撮影する画像を示す図である。
【図5】本発明の逆光補正を設定したときの撮影画像を
示す図である。
示す図である。
【図6】従来のカメラの制御ブロック図である。
【図7】従来のカメラの制御フローチャートを示す図で
ある。
ある。
【図8】図7に続く従来のカメラの制御フローチャート
を示す図である。
を示す図である。
【図9】(a)は図4をアイリス設定を通常設定したとき
の撮影画像であり、また(b)は逆光補正を設定したとき
の撮影画像であり、さらに(c)は被写体が中央から外れ
た位置に存在したときの逆光補正設定時の撮影画像を示
す図である。
の撮影画像であり、また(b)は逆光補正を設定したとき
の撮影画像であり、さらに(c)は被写体が中央から外れ
た位置に存在したときの逆光補正設定時の撮影画像を示
す図である。
1 CCD 2 アイリス 3b 自動利得制御部(AGC) 8 領域積算手段 14 アイリス制御手段 15 利得制御手段 17 積算輝度平均手段 18 抽出領域平均手段 19 輝度設定手段 20 輝度切換手段 21 比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 誠司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長谷川 昭一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機ソフトウエア株式会社内 Fターム(参考) 2H002 CC21 CC23 DB02 DB14 DB15 DB19 DB25 DB30 FB28 FB30 JA07 JA08 5C022 AA00 AB04 AB12 AC42 AC52
Claims (6)
- 【請求項1】 撮像素子と、該撮像素子の露光量を調整
するために開閉するアイリスと、前記撮像素子からの出
力信号の利得を調整する利得調整手段と、1画面を複数
の領域に分割し、各領域ごとの輝度信号の信号レベルを
積算する領域積算手段と、該領域積算手段で積算した各
領域の信号レベルの積算値平均を輝度平均値として算出
し、また1画面の上部領域の積算値の平均を上部領域平
均値として算出し、さらに1画面の下部領域の積算値の
平均を下部領域平均値として算出する積算輝度平均手段
と、前記領域積算手段で積算した積算値を前記積算輝度
平均手段で算出した輝度平均値を基準に分類した後、前
記輝度平均値以上の積算値の平均を明部平均値として算
出し、また前記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平
均値として算出する抽出領域平均手段と、前記輝度平均
値と上部領域平均値と下部領域平均値と明部平均値と暗
部平均値とから被写体輝度を設定する輝度設定手段と、
該輝度設定手段で設定した被写体輝度と予め設定されて
いる目標被写体輝度との比較の結果に基づいて前記アイ
リスまたは前記利得調整手段を制御する露光制御手段
と、を備えたことを特徴とするカメラ信号処理装置。 - 【請求項2】 順光設定と逆光設定とを切換設定可能な
操作手段と、前記操作手段で順光設定した場合に前記輝
度平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作手段
で逆光設定とした場合に前記輝度設定手段で設定した被
写体輝度とする輝度切換手段と、をさらに備えることを
特徴とする請求項1に記載のカメラ信号処理装置。 - 【請求項3】 前記露光制御手段は、前記被写体輝度が
前記目標被写体輝度より大きければ前記アイリスを閉じ
る方向に動作または前記利得調整手段で前記利得を減少
させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体輝度より小
さければ前記アイリスを開く方向に動作または前記利得
調整手段の前記利得を増加させることを特徴とする請求
項1から請求項2のうちいずれか1つに記載のカメラ信
号処理装置。 - 【請求項4】 撮像素子と、該撮像素子の露光量を調整
するために開閉するアイリスと、前記撮像素子からの出
力信号の利得を調整する利得調整手段と、撮像素子で撮
像した1画面を複数の領域に分割し、各領域ごとの輝度
信号の信号レベルを積算する領域積算ステップと、該領
域積算ステップで積算した各領域の信号レベルの積算値
平均を輝度平均値として算出し、また1画面の上部領域
の積算値の平均を上部領域平均値として算出し、さらに
1画面の下部領域の積算値の平均を下部領域平均値とし
て算出する積算輝度平均ステップと、前記領域積算ステ
ップで積算した積算値を前記積算輝度平均ステップで算
出した輝度平均値を基準に分類した後、前記輝度平均値
以上の積算値の平均を明部平均値として算出し、また前
記輝度平均値以下の積算値の平均を暗部平均値として算
出する抽出領域平均ステップと、前記輝度平均値と上部
領域平均値と下部領域平均値と明部平均値と暗部平均値
とから被写体輝度を設定する輝度設定ステップと、該輝
度設定ステップで設定した被写体輝度と予め設定された
目標被写体輝度との比較の結果に基づいて前記撮像素子
の露光量を調整するアイリスまたは前記撮像素子からの
出力信号の利得を調整する利得調整手段を制御する露光
制御ステップと、を備えたことを特徴とするカメラ信号
処理方法。 - 【請求項5】 操作手段で順光設定した場合に前記輝度
平均値を被写体輝度として設定し、また前記操作手段で
逆光設定とした場合に前記輝度設定ステップで設定した
被写体輝度とする輝度切換ステップと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項4に記載のカメラ信号処理方
法。 - 【請求項6】 前記露光制御ステップは、前記被写体輝
度が前記目標被写体輝度より大きければ前記アイリスを
閉じる方向に動作または前記利得調整手段の前記利得を
減少させ、また前記被写体輝度が前記目標被写体輝度よ
り小さければ前記アイリスを開く方向に動作または前記
利得調整手段の前記利得を増加させることを特徴とする
請求項4または請求項5のうちいずれか1つに記載のカ
メラ信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058048A JP2001249374A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | カメラ信号処理装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000058048A JP2001249374A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | カメラ信号処理装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001249374A true JP2001249374A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18578699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000058048A Pending JP2001249374A (ja) | 2000-03-02 | 2000-03-02 | カメラ信号処理装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001249374A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442597B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2004-08-02 | 삼성전자주식회사 | 자동이득제어 기능을 가지는 카메라를 구비한 이동통신단말기에서 디스플레이 밝기 제어를 위한 주변 밝기판정방법과 그를 이용한 디스플레이 밝기 제어방법 |
JP2007074163A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Sony Corp | 撮像装置および撮像方法 |
JP2008124994A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び露出制御方法 |
US7864228B2 (en) | 2004-10-26 | 2011-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus for photographing desired area in image with high image quality and control method for controlling the apparatus |
CN108668088A (zh) * | 2017-04-02 | 2018-10-16 | 田雪松 | 传感成像控制方法和装置 |
CN110072050A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-30 | 苏州科达科技股份有限公司 | 曝光参数的自适应调整方法、装置及一种拍摄设备 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000058048A patent/JP2001249374A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442597B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2004-08-02 | 삼성전자주식회사 | 자동이득제어 기능을 가지는 카메라를 구비한 이동통신단말기에서 디스플레이 밝기 제어를 위한 주변 밝기판정방법과 그를 이용한 디스플레이 밝기 제어방법 |
US7864228B2 (en) | 2004-10-26 | 2011-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus for photographing desired area in image with high image quality and control method for controlling the apparatus |
JP2007074163A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Sony Corp | 撮像装置および撮像方法 |
JP2008124994A (ja) * | 2006-11-15 | 2008-05-29 | Fujifilm Corp | 撮像装置及び露出制御方法 |
US8035727B2 (en) | 2006-11-15 | 2011-10-11 | Fujifilm Corporation | Image taking device which determines whether a taken image is backlit and controls exposure and method of controlling exposure for the same |
CN108668088A (zh) * | 2017-04-02 | 2018-10-16 | 田雪松 | 传感成像控制方法和装置 |
CN110072050A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-30 | 苏州科达科技股份有限公司 | 曝光参数的自适应调整方法、装置及一种拍摄设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6570620B1 (en) | Exposure control device | |
KR101450200B1 (ko) | 이동 검출 장치, 이동 검출 방법, 촬상 장치 및 감시 시스템 | |
US8199203B2 (en) | Imaging apparatus and imaging method with face detection based on scene recognition results | |
JP2749921B2 (ja) | 撮像装置 | |
US8237854B2 (en) | Flash emission method and flash emission apparatus | |
JP3838532B2 (ja) | ホワイトバランス制御方法及び装置 | |
JP2001249374A (ja) | カメラ信号処理装置及びその方法 | |
JP5048599B2 (ja) | 撮像装置 | |
US6124891A (en) | Exposure control device | |
JP2002277922A (ja) | 自動露出制御方法、自動露出制御装置およびデジタルカメラ | |
KR100570565B1 (ko) | 줌 일체형 감시용 카메라의 자동노출제어방법 | |
JP2817820B2 (ja) | ビデオカメラ用露出制御装置 | |
JP2527592B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP2872833B2 (ja) | ビデオカメラ | |
JP2001094867A (ja) | カメラの逆光補正方法及び逆光補正装置 | |
JP3100815B2 (ja) | カメラのホワイトバランス制御方法 | |
JP4893642B2 (ja) | 自動露出制御装置 | |
JPH05183801A (ja) | 自動露光制御回路 | |
KR101427651B1 (ko) | 디지털 영상 처리 장치에서 얼굴인식 처리속도 조정 장치및 방법 | |
JP3701172B2 (ja) | カメラの露出制御方法 | |
JP2003298929A (ja) | 撮像装置 | |
KR101417807B1 (ko) | 디지털 영상 처리 장치에서 얼굴인식에 따른 포커스조정장치 및 방법 | |
JP2971477B2 (ja) | 露出制御方式 | |
KR100319863B1 (ko) | 단색 피사체 판단방법, 이를 이용한 화이트 밸런스 조정방법,그리고 이에 적합한 장치 | |
KR101417818B1 (ko) | 디지털 영상 처리기에서 장면 인식 장치 및 방법 |