JP2001247896A - ドライクリーニングの方法及びこの方法に用いるドライクリーニング洗剤 - Google Patents

ドライクリーニングの方法及びこの方法に用いるドライクリーニング洗剤

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JP2001247896A
JP2001247896A JP2000057310A JP2000057310A JP2001247896A JP 2001247896 A JP2001247896 A JP 2001247896A JP 2000057310 A JP2000057310 A JP 2000057310A JP 2000057310 A JP2000057310 A JP 2000057310A JP 2001247896 A JP2001247896 A JP 2001247896A
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JP
Japan
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dry cleaning
detergent
papaya
cleaning
fermented product
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JP2000057310A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Hanayama
一芳 花山
Mitsuko Imao
充子 今尾
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Saido KK
Original Assignee
Saido KK
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  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類の油性汚れや蛋白質汚れをきれいに落と
すドライクリーニング方法、及び洗浄液タンク内のヘド
ロの残留を減少させ、フィルタの寿命の延ばし、かつ揮
発溶剤による影響を軽減させるドライクリーニング洗剤
の提供にある。 【解決手段】 少量の界面活性剤と水とを含み、パーク
ロロエチレンを主成分とする有機溶剤に、パパイヤ発酵
製品を2〜5重量%添加してドライクリーニング洗剤と
し、ドライクリーニングに使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グの方法及びこの方法に用いるドライクリーニング洗剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドライクリーニングとは、通常の界面活
性剤を溶かした洗浄液では落ちにくい油汚等れが付着し
た衣類やあるいは水を使用すると縮むおそれのある絹、
ウールなどの衣類に対応させた洗浄(洗濯)方法であ
る。ドライクリーニング用の洗浄液は、石油係溶剤であ
るパークロロエチレン等の有機溶剤を主成分とし、若干
の水及び界面活性剤が含まれている。衣類の油性汚れは
溶剤に溶けて除去され、水溶性汚れや親水性汚れは界面
活性剤が溶け込んだ水によって除去されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ドライクリ
ーニングは、使用することによって減少した溶剤を付け
足しながら循環させて、カートリッジフィルタにより脱
酸、脱色、ゴミの除去等を行っているのであるが、フィ
ルタにより取り除けない物質がヘドロ状(スラッジ)に
なってベースタンクに残留するので、時々タンクの清掃
が必要となり煩雑である。また、フィルタが油汚れ等に
よって目詰まりし、時々交換する必要があるので交換作
業が煩雑であるのみならず費用がかかる。さらに、溶剤
に溶けていた油性汚れ等が次に洗浄する衣類に再付着し
て、汚れが落ちていないような印象を受けることなどが
ある。また、クリーニングの作業場や、仕上がった衣類
の保管場所で仕事をしていると、溶剤などの揮発した化
学物質が原因と見られる不快な気分を引き起こすことが
あるとともに、クリーニング後の衣類による手荒れも起
こることがある。
【0004】本発明は、衣類の油性汚れや蛋白質汚れを
きれいに落とすドライクリーニング方法、及び洗浄液タ
ンク内のヘドロの残留を減少させ、フィルタの寿命の延
ばし、かつ揮発溶剤による影響を軽減させるドライクリ
ーニング洗剤の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は次のような手段を採用した。請求項1に記
載のドライクリーニングの方法は、ドライクリーニング
を行うときに、ドライクリーニング洗剤に、2〜5重量
%のパパイヤ発酵製品を添加してドライクリーニングを
行うことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載のドライクリーニング洗剤
は、少量の界面活性剤と水とを含み、パークロロエチレ
ンを主成分とする有機溶剤に、パパイヤ発酵製品を2〜
5重量%添加して構成したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の実施の形態であるドライクリーニ
ングの方法は、ドライクリーニングを行うときに、ドラ
イクリーニング洗剤、すなわち少量の界面活性剤と水と
を含み、パークロロエチレンを主成分とする洗剤に、顆
粒状のパパイヤ発酵製品を2〜5重量%添加してドライ
クリーニングを行うことである。また、本発明の実施の
形態であるドライクリーニング洗剤10は、図1に示す
ように、少量の界面活性剤と水とを含み、パークロロエ
チレンを主成分とする有機溶剤(ドライクリーニング洗
剤)20に、顆粒状のパパイヤ発酵製品30を2〜5重
量%添加して構成したものである。なお、パパイヤ発酵
製品30は、有機溶剤20に溶けてしまい、これによる
有機溶剤20自体の色や匂いの変化は生じない。
【0008】添加する顆粒状パパイヤ発酵製品とは、図
2に示す工程により、本出願人が製造しているものであ
る。先ず、原料のパパイアをマッシュする。すなわち、
つぶして練り上げる。そこにブドウ糖を添加して、7〜
10日間熟成させる。熟成させた物質を濾過工程1で濾
過し、それを沈殿物と上澄み液とに分け、沈殿物にはブ
ドウ糖、イースト菌、乳酸菌を添加して10〜15日間
発酵させる。発酵させた物質を濾過工程2で濾過し、残
査を取り除いたものを、さらに濾過工程3で濾過する。
一方、濾過工程1で濾過された物質の上澄み液を再度濾
過工程4で濾過して、ブドウ糖、イースト菌、乳酸菌を
添加して発酵させる。この発酵させた物質を、濾過工程
3で得られた物質に混ぜて味噌酵素を加えて24時間培
養する。培養した後、ブドウ糖を添加し、数週間熟成し
て半乾燥品にする。これをさらに乾燥させたものが、パ
パイヤ発酵製品で、やや黄みがかった乳白色の顆粒状
で、商品名は Carica Celapi PS-501としている。
【0009】上記顆粒状パパイヤ発酵製品の成分は、大
部分すなわち製品100g中、糖質がほぼ95gで、そ
の他ナトリウム、カリウム、マグネシウム、燐、タンパ
ク質などを若干含有している。
【0010】この顆粒状パパイヤ発酵製品は、本出願人
が、健康食品として販売しているもので、すっきりした
自然の甘味を有し、虫歯の原因菌であるミュータンス菌
に利用されにくい単糖類の性質を持っていて、砂糖に比
べ歯垢や乳酸の生成が少ないことで知られている。ま
た、胃酸による影響を受けにくく、小腸、大腸へスムー
ズに到達することから、腸内ビフィズス菌を増加させ、
整腸作用を行うことがわかっている。さらに、日本脳学
会(第26回)、日本代替医療学会学術集会(第1回及
び第2回)での報告では、活性酸素の作用を抑制する効
果が報告されている。
【0011】本出願人が、このパパイヤ発酵製品を従来
から用いられているドライクリーニング洗剤に添加して
用いることを考え出した発端は、このパパイヤ発酵製品
を入浴剤として、風呂水に入れることが行われていて、
これを入れると浴槽に汚れが付きにくいことがわかった
からである。すなわち、人体から排出された油成分や蛋
白質を溶かす効能があることが判明したことによる。
【0012】そこで、一般に用いられているドライクリ
ーニング洗剤、パークロロエチレンを主成分とする洗剤
に、このパパイヤ発酵製品を2〜5重量%添加したドラ
イクリーニング洗剤(洗浄液)を作り、クリーニング業
者にドライクリーニングさせてみた。
【0013】その結果、クリーニング業者による見解
は、次の通りであった。 (1) 洗浄液は活性剤と水分のバランスが常時一定なの
で、繊維の収縮が見られない。 (2) 袖、襟、ズボンの裾の汚れが殆ど落ちていて、衣服
に付着した蛋白質を分解する効果がある。 (3) 乾燥後の静電気の発生が少ないので、埃、ゴミ、糸
くずの付着がなく、ゴミ取り作業の手間が省け生産性が
よい。 (4) 乾燥後、ハンガーに掛けて放置するが、10〜20
分後には、縫製の原型に近い状態になり、しわが少な
く、仕上げが大変楽である。 (5) 従来のドライクリーニング洗剤は、素手で使用する
と手荒れがひどかったが、この洗剤では全く手荒れがな
い。 (6) 衣類の仕上がりの風合いがよい。 (7) アイロンの滑りがよい。 (8) ファスナーの滑りがよい。 (9) 皮革製品も洗うことができる。 (10) 素材に光沢がでる。特に、ニット、シルクの仕上
がりがよい。 (11) フィルタの寿命が長く、洗剤の状態がよいので逆
汚染がない。 (12) 化学物質、蛋白質を分解するのでタンク内にスラ
ッジが溜まらない。 (13) この洗剤を用いたら、作業場で気分が悪くなるこ
とがなくなった。
【0014】また、この洗剤でドライクリーニングした
仕上げに対する一般顧客の感想は、次の通りであった。 (a) 従来のクリーニング仕上げのゴワゴワした硬さがな
く、ふわっとした仕上がりで暖かさを感じる。 (b) 変色していた硬いボタンが、光沢が出て輝いてい
る。 (c) 裏地が柔らかくなった。 (d) 表地が光っている。 (e) 糸と糸との間のゴミが取れている。 (f) 衣服が新品のように仕上がった。
【0015】このように、従来から用いられているドラ
イクリーニング用の洗剤に、パパイア発酵製品を少量添
加するだけで、大きな効果を上げることができる。な
お、原価コストに関しては、2%程のアップとなるが、
その効果から考えれば、却って全体のコストを下げるこ
とができる。なお、パパイア発酵製品の添加量をドライ
クリーニング洗剤100に対し、2〜5重量%としたの
は、あまり少ないと効果も少なく、多すぎると効果は頭
打ちなるのに対し、コストが嵩むことになるからであ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カートリッジフィルタの汚れが減少するので、交換回数
を少なくすることができるとともに、スラッジが溜まり
にくいのでタンク内の清掃回数も減少させることができ
る。また、衣類への汚れの再付着を防止することがで
き、さらに、クリーニングの作業場や、仕上がった衣類
の保管場所での作業員への溶剤による影響を軽減でき、
かつクリーニング後の衣類を触っても手荒れがおきにく
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドライクリーニング洗剤の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示すパパイア発酵製品の製造工程を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 ドライクリーニング洗剤 20 従来のドライクリーニング洗剤 30 顆粒状パパイア発酵製品
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA21 AB08 BB08 CC05 GA02 GA09 GA12 GA28 4H003 DA01 DC03 EB46 ED02 ED17 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライクリーニングを行うときに、ドラ
    イクリーニング洗剤に、2〜5重量%のパパイヤ発酵製
    品を添加してドライクリーニングを行うことを特徴とす
    るドライクリーニングの方法。
  2. 【請求項2】 少量の界面活性剤と水とを含み、パーク
    ロロエチレンを主成分とする有機溶剤に、パパイヤ発酵
    製品を2〜5重量%添加して構成したことを特徴とする
    ドライクリーニング洗剤。
JP2000057310A 2000-03-02 2000-03-02 ドライクリーニングの方法及びこの方法に用いるドライクリーニング洗剤 Pending JP2001247896A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302664A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Stefano Sala パパイアに依拠した外用美容剤または薬剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007302664A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Stefano Sala パパイアに依拠した外用美容剤または薬剤

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