JP2001247321A - レーザー光によるガラス接合方法および装置 - Google Patents

レーザー光によるガラス接合方法および装置

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JP2001247321A JP2000060039A JP2000060039A JP2001247321A JP 2001247321 A JP2001247321 A JP 2001247321A JP 2000060039 A JP2000060039 A JP 2000060039A JP 2000060039 A JP2000060039 A JP 2000060039A JP 2001247321 A JP2001247321 A JP 2001247321A
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
    • C03B23/203Uniting glass sheets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪の発生を排除して高精度な接合を可能にす
るとともに、短時間に接合力の高いガラス接合を実現す
ることのできるガラス接合方法及び装置を提供する。 【解決手段】 接合対象のガラス板6,7は、ガラスホ
ルダ5の座グリ穴に互いに密着して嵌め込まれる。レー
ザー照射装置2,3から照射されるレーザー光101,102
は、光軸を同一線上にし、ガラス板6,7の上下両側よ
りガラス板6,7の表面に焦点を合わせて照射される。
ガラス板6,7でなるガラス密着体を上下両側からレー
ザー光で加熱することにより、レーザー光の軸近傍のガ
ラスは蒸発し、ガラス板6,7には穴30が形成され
る。次に、レーザー光101及び102の焦点をガラス板6,
7の表面からずらし、穴30の壁面に照射することによ
り、該壁面のガラスを溶融させ、溶融したガラスを冷却
により固化し、ガラス板6,7を接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚又はそれ以上
のガラス板を接合するガラス接合方法およびその接合装
置に関し、特に薄く成形加工された複数の石英ガラス板
を、レーザー光で溶着して接合するガラス接合方法およ
びその接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザー光を用いて2つの金属部
品を接合する溶接技術はよく知られている。図6
(a)、(b)および(c)は、それぞれレーザー光を
用いた金属部品の溶接方法を概念的に示す断面図であ
る。図10は、レーザー溶接で用いられるレーザー照射
装置の構成を示す図である。レーザー溶接では、レーザ
ー光を被加工部品の接合部位に照射し、該照射部位を加
熱溶融して接合する。図6(a)は、金属円筒8と金属
円筒8より小径の金属円筒9とを溶接する状態を示す。
金属円筒8と金属円筒9とを所望の接合位置関係にて密
着させて、レーザー光112を溶着ポイントに照射して
溶着する。この方法は、図6(b)に示される同径の金
属円筒10,11を接合する場合においても同様であ
り、レーザー光113を接合部位に照射して溶着する。
図6(c)は、金属板12,13を接合する状態を示
す。この場合においては、両金属板を所定の接合位置関
係にて重ね合わせ、レーザー光114を溶着ポイントに
照射して溶着する。
【0003】ガラスの接合方法としては、例えば、ガラ
スのコップまたは花瓶に把手を接合する場合のように、
高温の炉にガラス材料を入れて軟化させ、他のガラスに
取り付けて整形した後に冷却するという手法が知られて
いる。
【0004】またガラス板同士の接合方法としては、図
7に示されるように、ガラス板14とガラス板15との
間に接着剤16を塗布することにより、両ガラスを接合
する方法が用いられている。その他の従来のガラス接合
方法としては、例えば特開平2−120259号公報
に、ガラス封止に際して用いられるガラス接合方法が提
案されている。この従来例においては、着色したガラス
透明体より成る光吸収剤を、接合しようとするガラス間
に介在させ、レーザー光を当該光吸収剤に照射し、該光
吸収剤を溶解させてガラスを接合する方法が採られてい
る。その光吸収剤としては、接合対象のガラスと略同じ
組成のガラス透明体に遷移金属イオンをドープすること
により着色したものが用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6を参照して説明し
たレーザー光による従来の金属溶接方法をガラスの溶接
方法に適用しようとすると、幾つかの課題を解決しなけ
ればならない。まず、ガラスはレーザー光による熱吸収
効率が低く、また熱伝導率も金属等に比較して格段に小
さいので、図8に示されるように、ガラス板17の一方
の表面に対してレーザー光115を照射する場合に、該
レーザー光115によるガラス板17に形成される溶け
込み部17aが小さく、このためにガラス板17を溶着
部として他のガラスに接合しようとするとき、接合に必
要な十分な溶着部の深さが得られない。
【0006】また、レーザー光115によるガラス板1
7の熱吸収量は、レーザー光115が照射されるガラス
板17の表面の状態にも依存している。例えば、ガラス
板17の表面が鏡面のように研磨されている場合にはレ
ーザー光の吸収量が極めて低く、表面が粗い状態または
汚れがある場合にはレーザー光を吸収し易い状態とな
る。従って、レーザー光115のパワーが同一であって
もガラス板17の表面の状態が異なる場合には、例え
ば、一方は明確に穴が開けられるのに対して、もう一方
は単に表面が薄く溶融するだけの不完全な溶融状態とな
る。このように、レーザー光115によるガラス溶接に
おいては、ガラス板17の表面における溶融度の制御が
困難である。
【0007】図6(c)に示される金属板12,13に
代えて、図9に示すようにガラス板32,33としたと
きには、レーザー光114の溶着ポイントに対する照射
により、当該溶着ポイントにおいてガラス板32,33
の溶着が可能になったとしても、ガラス板32及びガラ
ス板33には、それぞれ熱応力116および117が内
部応力として残留する。この内部応力に起因して、重ね
合わせ溶接したガラス板33が図9に示す如くに歪が生
じ、精度の高いガラス板接合の実現が困難になる。
【0008】なお、レーザー光を用いないガラス接合方
法においては、高温の炉を用いて接合する場合には、一
方のガラスの形状が軟化していて不定形であるために、
成形加工されたガラス板同士を固定する接合方法として
は適用不可能である。
【0009】また、図7を参照して説明した接着剤によ
るガラス接合方法には、次の欠点がある。
【0010】(1) 接着剤が硬化するのに時間がかかるの
で、硬化するまでの間、ガラス板相互の位置関係を保持
する治具などが必要となり、ガラスを大量に接合する際
には、その分の治具が必要となるために設備のコスト高
の要因となる。
【0011】(2) 接着剤の耐熱温度がガラスに比較して
低いので、接合されたガラス構造のの耐熱温度を高くす
ることができない。
【0012】(3) 接着剤の熱膨張係数がガラスと異なる
ので、温度条件によっては接合部位で剥離することがあ
る。
【0013】(4) 接着剤の塗布厚を調整することが困難
であるから、複数の被接合ガラスを正確な位置関係で接
合することが難しい。
【0014】更に、特開平2−120259号公報にお
いて提案されているガラス接合方法では、ガラス板を歪
みなく精度高く接合することが不可能であり、且つ光吸
収剤を必要とするという欠点がある。
【0015】本発明の目的は、上記の課題を解決し、下
記の利点を有するレーザー光によるガラス接合方法およ
び装置を提供することにある。
【0016】(1) 複数のガラス板を短時間に接合す
る。
【0017】(2) 耐熱温度の高いガラス接合構造を得
る。
【0018】(3)ガラス板が剥離し難いガラス接合構造
を得る。
【0019】(4) 複数のガラス板を正確な位置関係で
接合できる。
【0020】(5) 複数のガラス板を歪なく接合でき
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は次の手段によ
り、前述の課題を解決する。
【0022】(1)接合対象の複数のガラスを密着して
重ね合わせることにより複数ガラス密着体を形成し、該
複数ガラス密着体にビーム状のレーザー光を照射し、該
ガラスの一部分を溶融し、溶融した該ガラスを固化させ
ることにより、該接合対象の複数のガラスを接合する方
法において、前記レーザー光は、光軸を共通にして互い
に反対方向から前記複数ガラス密着体に照射され、該複
数ガラス密着体の表面又はその近傍をそれぞれ焦点とす
る第1及び第2のレーザー光でなり、前記第1及び第2
のレーザー光を前記複数ガラス密着体に同時に照射する
ことにより、前記複数ガラス密着体に前記光軸方向の穴
を開ける穴開け工程を含むことを特徴とするガラス接合
方法。
【0023】(2)前記第1及び第2のレーザー光のエ
ネルギー特性が互いに等しいことを特徴とする前記
(1)に記載のレーザー光によるガラス接合方法。
【0024】(3)前記穴開け工程で開けられた穴の壁
をなすガラスの表面に前記第1及び第2のレーザー光を
同時に照射し、該表面及びその近傍を溶融する内壁溶融
工程を含み、前記内壁溶融工程において前記内壁の表面
に照射する第1及び第2のレーザー光のエネルギー密度
は、前記該穴開け工程において形成されつつある穴の側
面に照射される前記第1及び第2のレーザー光のエネル
ギー密度より低いことを特徴とする前記(1)又は
(2)に記載のガラス接合方法。
【0025】(4)接合対象の複数のガラスを互いに密
着して重ね合わせ、該複数のガラスにおける溶着ポイン
トを1つの直線上に揃え、複数ガラス密着体を形成する
ように、該複数のガラスをガラス保持手段の所定位置に
それぞれ嵌める第1のステップと、第1及び第2のレー
ザー光をそれぞれ逆方向に出射する第1及び第2のレー
ザー照射手段の光軸を前記ガラス保持手段に嵌められた
複数ガラス密着体における前記1つの直線上に合わせる
第2のステップと、前記第1及び第2のレーザー光の焦
点を前記1つの直線と前記複数ガラス密着体の表面との
交点又はその近傍における該1つの直線上の点に合わせ
て、該第1及び第2のレーザー光を該複数ガラス密着体
に同時に照射し、該複数ガラス密着体に該1つの直線を
軸とする穴を形成する第3のステップと、前記第1及び
第2のレーザー光の焦点を前記第3のステップにおける
前記焦点からそれぞれずらせて、該第1及び第2のレー
ザー光を所定の規定時間にわたって、同時に照射し、前
記穴の内壁のガラスを溶融させる第4のステップと、前
記該第1及び第2のレーザー光の照射を停止して、前記
複数ガラス密着体を冷却させ、前記溶融ガラスを固化す
る第5のステップとを有することを特徴とするガラス接
合方法。
【0026】(5)接合対象の複数のガラスを互いに密
着して重ね合わせ、該複数のガラスにおける溶着ポイン
トを1つの直線上に揃え、複数ガラス密着体を形成する
ように、該複数のガラスをガラス保持手段の所定位置に
それぞれ嵌める第1のステップと、第1及び第2のレー
ザー光をそれぞれ逆方向に出射する第1及び第2のレー
ザー照射手段の光軸を前記ガラス保持手段に嵌められた
複数ガラス密着体における前記1つの直線上に合わせる
第2のステップと、前記第1及び第2のレーザー光の焦
点を前記1つの直線と前記複数ガラス密着体の表面との
交点又はその近傍における該1つの直線上の点に合わせ
て、該第1及び第2のレーザー光を該複数ガラス密着体
に同時に照射し、該複数ガラス密着体に該1つの直線を
軸とする穴を形成する第3のステップと、前記第1及び
第2のレーザー光の出力のパワーを前記第3のステップ
における前記パワーより低減し、該第1及び第2のレー
ザー光を規定時間にわたって、同時に照射し、前記穴の
内壁のガラスを溶融させる第4のステップと、前記該第
1及び第2のレーザー光の照射を停止して、前記複数ガ
ラス密着体を冷却させ、前記溶融ガラスを固化する第5
のステップとを有することを特徴とするガラス接合方
法。
【0027】(6)複数のガラスを密着して重ね合わせ
てなる複数ガラス密着体にレーザー光を照射し、該複数
ガラス密着体を接合するガラス接合装置において、光軸
を共通にし、互いに反対方向から前記複数ガラス密着体
に第1及び第2のレーザー光をそれぞれ照射する第1及
び第2のレーザー照射装置と、前記第1及び第2のレー
ザー照射装置による前記第1及び第2のレーザー光の焦
点並びにレーザー光のパワーを制御する接合制御手段
と、前記複数ガラス密着体を保持する手段と、前記保持
手段を搭載し、該保持手段の平面内位置を設定するX−
Yステージとを備え、前記接合制御手段は、前記X−Y
ステージを制御し、前記複数ガラス密着体における接合
ポイントを前記光軸に合わせ、また、前記接合制御手段
は、前記第1及び第2のレーザー照射装置を制御し、第
1及び第2のレーザー光の焦点を前記複数ガラス密着体
の表面又はその近傍とし、該第1及び第2のレーザー光
を前記複数ガラス密着体に同時に照射させることによ
り、前記複数ガラス密着体に前記光軸方向の穴を開け、
該穴の壁をなすガラスの表面に前記第1及び第2のレー
ザー光を同時に照射させ、該表面及びその近傍を溶融
し、前記穴の内壁を溶融する際に該内壁の表面に照射す
る第1及び第2のレーザー光のエネルギー密度は、前記
穴を開ける際に該穴の側面に照射される前記第1及び第
2のレーザー光のエネルギー密度より低いことを特徴と
するガラス接合装置。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を挙げ、
本発明を一層詳しく説明する。
【0029】図2は、本発明になるレーザー光によるガ
ラス接合装置の構成および配置関係を示す概念図であ
り、図3は図2のガラス接合装置のブロック図である。
図4は、図2のガラス接合装置に適用する本発明のガラ
ス接合方法を示す流れ図である。また、図1は、図2の
装置に図4の方法を適用して2枚のガラスを接合する手
順を示す図である。図1において、ガラス板6,7は厚
さ2mm程度の円盤状の石英ガラスであり、図にはガラ
ス板6,7の縦断面が現れているが、ガラス板6,7の
縦断面におけるハッチングは省いてある。図2では、接
合されるガラス板6,7のうちのガラス板6だけが描か
れており、図面の錯綜を避けるためにガラス板7は省略
されている。図1(b)に示すように、接合されるガラ
ス板6,7はガラスホルダ5の座グリ穴に嵌められる。
ガラスホルダ5は、ガラス板6,7の被照射軸109を
互いに一致させ、かつ両者を密着させ、両者を安定に保
持する。ここで被照射軸109は、ガラス板6,7の中
心軸と一致している。なお、図1(b)において、ガラ
ス板7の下側にある矩形の無地領域は空間である。
【0030】図2のガラス接合装置は、接合制御部1
と、レーザー照射装置2,3と、X-Yステージ4と、ガ
ラスホルダ5とを備えて構成されている。レーザー照射
装置2および3として用いられるレーザー装置は、一般
に金属用のレーザー溶接機に使用されている既存のCO
レーザー装置である。該レーザー照射装置には、レー
ザートリマやレーザーマーキング装置に用いられている
タイプのレーザー装置を、パワーを調節して転用しても
差し支えない。レーザー照射装置2及び3は全く同じ構
造及び機能を有し、出力のレーザー光101及び102
は互いに等しいエネルギー特性を有する。
【0031】一般的にCOレーザー装置は、図10に
示されるように、ポンピング装置20、完全反射鏡2
1、部分反射鏡22、レーザー媒質23、ミラー24、
集束レンズ25および集束レンズ可動手段26によりな
る。完全反射鏡21、部分反射鏡22及びレーザー媒質
23はレーザー共振器27を構成している。集束レンズ
可動手段26により集束レンズ25を可動とすることに
より、レーザー光122の焦点130を所定位置に合わ
せることができる。従って、このレーザー装置を使用す
ることにより、被接合部品であるガラスの表面に焦点を
合わせて該ガラスに穴を開けたり、焦点をずらせて広範
囲に亘りガラスを加熱することが可能である。
【0032】図2においては、レーザー照射装置2及び
3は、レーザー光101及び102をそれぞれ出射す
る。レーザー光101及び102は、光軸を同じくし、
互いに反対方向に進行する。レーザー照射装置2及び3
は、照射経路が同一線上にあるように、更にガラス板
6,7を密着してなるガラス密着体を互いに反対方向か
ら照射するように、相対向して配置されている。レーザ
ー照射装置2,3から出射されるレーザー光101及び
102の焦点の位置及びそのパワーは、図3に示される
ように、接合制御部1により出力されるレーザー光用制
御信号103及び105により制御される。
【0033】ガラスホルダ5は、X−Yステージ4に固
定されて、その表面がレーザー光101及び102に直
交するように配置されている。X-Yステージ4は、モー
ターを動力とするスライダを2軸直交させて構成されて
おり、図3に示されるように、接合制御部1より出力さ
れるX−Yステージ用制御信号107により制御され
て、ガラスホルダ5を、図2に示されるようにX,Yの
両方向に2次元的に移動させることができる。
【0034】また接合制御部1は、レーザー照射装置
2、3およびX-Yステージ4に対する制御/監視機能を
有しており、レーザー光用制御信号103および105
により、それぞれ対応するレーザー照射装置2および3
に対する電源のオンオフを含む各種制御を行う。更に、
接合制御部1は、X−Yステージ4に対してX−Yステ
ージ用制御信号107を送り、X−Yステージ4におけ
る2軸直交されたスライダを駆動するモーターを制御し
て、X−Yステージ4に設定されている接合対象のガラ
ス板6,7の溶着ポイントの位置を、レーザー光101
及び102の光軸に合致させる。これらの制御作用の実
施に伴ない、レーザー照射装置2、3およびX-Yステー
ジ4から送られてくる動作データ104、106及びX
−Yステージ動作信号108は接合制御部1へ帰還され
る。接合制御部1は、帰還された動作データ104、1
06及びX−Yステージ動作信号108により、制御信
号を更に適切に設定し、レーザー照射装置2,3及びX-
Yステージ4を安定に制御する。
【0035】次に、図4を参照し、図2の接合装置によ
るガラスの接合方法を詳しく説明する。図4は、その接
合方法の手順を示す流れ図である。また、図1(a)、
(b)、(c)、(d)及び(e)は、接合対象のガラ
ス板6および7を溶着する際の接合手順に対応して、レ
ーザー光101および102の照射状況の推移を示す図
である。図1の例では、ガラス板6及び7の被照射軸1
09上に両ガラスの溶着ポイント110及び111があ
る。
【0036】まずステップS11においては、図1(a)
のガラス板7とガラス板6を、図1(b)の断面図に示
されるように、ガラスホルダ5の上面から、ガラスホル
ダ5における座グリ穴に順に嵌める。図1(c)は、図
1(b)の被照射軸109近傍を拡大して示す図であ
る。ガラス板7は下側の座グリ穴に嵌められ、ガラス板
6は上側の座グリ穴に嵌められる。ガラスホルダ5は、
座グリ穴の内周面がガラス板6とガラス板7の外周に密
着し、ガラス板6とガラス板7とが密着するように形成
してある。そこで、ガラスホルダ5に嵌められたガラス
板6とガラス板7とは、共通の被照射軸109に一致さ
せ、従って溶着ポイント110および111を被照射軸
109に合わせ、互いに密着して重ね合わされる。ガラ
スホルダ5に嵌められたガラス板6とガラス板7とは、
前述の複数ガラス密着体に相当する。
【0037】次に、ステップS12において、X-Yステー
ジ4により、ガラスホルダ5に対して2次元の移動制御
を行い、図1(b)または図1(c)に示される溶着ポ
イント110及び111をレーザー照射装置2および3
の各レーザー光101及び102の光軸に一致させる。
ここで、ガラス板6,7の被照射軸109がレーザー光
101及び102の光軸である。
【0038】次いでステップS13においては、図1
(d)に示されるように、レーザー光101および10
2の焦点を調整して、該焦点をガラス板6および7の溶
着ポイント110及び111に合わせ、相対向するレー
ザー光101,102を同時に照射し、ガラス板6及び
7に穴30を開ける。このとき、レーザー光101およ
び102が、相対向して同時に照射されるので、穴30
はガラス板6,7の境界部分に関し対称な形となる。レ
ーザー光101,102のパワーが8watt、ガラス板
6、7の厚みが0.5mmであるとき、レーザー光10
1,102は5秒で穴30を完成させることができる。
このとき、穴30の入口開口における径は0.4mmであ
った。なお、レーザー照射装置2,3のレーザー光出射
端からガラス板6,7へ至るまでの距離は205mmであ
った。
【0039】ステップS14においては、図1(e)に
示されるように、レーザー照射装置2および3の相対向
するレーザー光101および102の焦点を、ステップ
S13において開けられた穴30を覆うように、各溶着ポ
イント110及び111よりずらせ、規定時間の間、ガ
ラス板6及び7に対して両レーザー光により同時に照射
を行い、該穴30の内壁を溶融し、溶融部40を形成す
る。このステップS14においてレーザー光101,1
02の焦点を溶着ポイント110及び111からずらす
のは、穴30の内壁をなすガラスを溶融し、且つ、これ
らのガラスに蒸発しない程度のエネルギーを与えるため
である。レーザー照射装置2,3のパワーがステップS
13で8wattであるときには、ステップS14では焦点
を溶着ポイント110及び111からずらすのである
が、焦点をずらしたときには、溶着ポイント110,1
11におけるパワーは、6〜7wattとする。このとき、
穴30の内壁は、10〜15秒のレーザー光照射で溶着
に好ましい程度に溶融する。したがって、ステップS1
4におけるレーザー光101,102により穴30の壁
面に与えられるエネルギーは、ステップS13における
レーザー光101,102により穴30の壁面に与えら
れるエネルギーより小さい。
【0040】次いで、ステップS15において、前記規定
時間の経過後に両レーザー光の照射を停止し、穴30の
壁面における溶融部40を冷却し、固化することによ
り、ガラス板6とガラス板7とを接合する。溶融部40
の厚みは0.1mm程度であり、極く薄い。しかし、この
程度の厚みでもって接合されたガラス板6とガラス板7
は、ガラス板6,7に加わる力が小さいときは、十分に
接合の目的を果たす。
【0041】上述の方法でガラス板6,7を接合すると
き、相対向する2つのレーザー光の焦点位置を調整し
て、ガラス板6,7に対する照射を制御することによ
り、ガラス板6及び7に加えられる熱エネルギーはガラ
ス板6,7の接合面に関し対称であり、該接合面と被照
射軸109との交点に関しても対称であるから、ガラス
板6,7に生じる内部応力は該交点に関し相互に釣り合
っている。したがって、上述の方法で接合されたガラス
板6,7には、ガラス板6,7の冷却後に歪を生じさせ
る内部応力は残留しない。また、上記の溶着を、他の溶
着ポイントに対してそれぞれ繰り返して行うことによ
り、接合されたガラス構造における固着力は更に増大す
る。
【0042】上述の方法では、上述のように複数のガラ
ス板を歪なく接合できるばかりではなく、接着剤で接着
するのではないから、接着剤を乾燥させる工程を要せ
ず、複数のガラス板を短時間に接合できる。また、接着
剤を用いないから、 耐熱温度が高く、ガラス板が剥離
し難いガラス接合構造が得られる。また、ガラスホルダ
5でガラス板6,7の位置合わせをするから、 複数の
ガラス板を正確な位置関係で接合できる。
【0043】また、穴開け工程では、レーザー光10
1,102による溶け込み部の深さを考慮することな
く、ガラスを蒸発させ、穴30を形成すれば足り、穴の
深さの制御も不要である。したがって、穴開け工程では
ガラス表面の状態により穴30の形成時間に差があった
としても、接合の品質に影響はない。また、内壁溶融工
程では、レーザー光101,102は穴30の表面に作
用し、該表面のガラスを溶融させるのであるが、穴30
は穴開あけ工程で形成したばかりであり、その表面には
汚れはなく、その光吸収率は一定であるから、安定した
時間で適切な深さまでガラスを溶融させることができ
る。従って、本実施の形態による方法及び装置によるガ
ラスの接合は、制御性よく行うことができる。
【0044】図5は、図2に示したガラス接合装置に適
用するガラス接合方法の別の例を示す流れ図である。図
5の方法は、図4におけるステップ14をステップ24
に変更した方法であり、ステップ11乃至13及びステ
ップ15は図4におけるステップと同じである。
【0045】図4に示されるステップS14においては、
レーザー照射装置2および3の相対向するレーザー光1
01および102の焦点を、溶着ポイント110および
111の位置よりずらして、規定時間の間、ガラス板6
および7に対する両レーザー光の同時照射を行うものと
しているが、このように各レーザー光の焦点をずらして
照射する目的は、前述したように、被接合ガラスが溶融
し、且つ蒸発しない程度の抑制されたエネルギーを与え
るためである。従って、代替手段としてはレーザー光の
焦点をずらすことなく、レーザー光自体の照射パワーを
所定レベルに低減することによっても同様の対応処置を
採ることができる。即ち、図5のガラス接合手順におい
ては、当該代替手段として、ステップS24において、
レーザー光101及び102の照射パワーを低減する手
法が適用されている。従って、図5の方法では、接合制
御部1より出力されるレーザー光用制御信号103およ
び105により制御されて、レーザー照射装置2および
3のレーザー光101および102の照射パワーが、所
定レベルに抑制される。図5の方法でも、図4の方法と
同様に、ステップS24におけるレーザー光101,1
02により穴30の壁面に与えられるエネルギーは、ス
テップS13おけるレーザー光101,102により穴
30の壁面に与えられるエネルギーより小さい。
【0046】以上に挙げた本発明の実施の形態では、接
合するガラス板は2枚であった。しかし、本発明による
装置及び方法によれば、3枚又はそれ以上の枚数のガラ
スを密着して重ね、穴開け工程および内壁溶融工程を同
様に行うことにより、接合でき、2枚を接合するときと
同様な効果を得ることができる。図1の如く2枚のガラ
ス板を接合するときには穴30は貫通穴となるが、3枚
のガラス板を接合するときには、ステップS13で開け
る穴は貫通穴である必要はない。3枚のガラス板を上下
に重ねて接合するとき、上側と下側から穴を開け、それ
ぞれの穴の底が中間のガラス板にまで至っておれば、ガ
ラス板の各接合面が穴に臨むことになり、各穴に溶融部
を形成することにより、3枚のガラス板を一体に接合で
きる。
【0047】なお、以上に実施の形態を挙げ、本発明を
具体的に説明したが、本発明がこの実施の形態に限定さ
れるものでないことは勿論である。以上の実施の形態で
は、ガラス板6,7の厚さがともに0.5mmであった。
しかし、本発明の方法によれば、両ガラス板の厚みが相
違しても、両ガラス板を歪みなく接合できる。例えば、
ガラス板6が16mmφ、0.5mm厚、ガラス7板が
φ2mm、2mm厚であるとき、ガラス板6,7を接合
した接合ガラス構造においてガラス板6,7が歪むこと
なく、その接合ガラス構造を加速度計の可動電極の部材
とし、その加速度計を機器に搭載したとき、ガラス板
6,7が剥がれたりすることはない。
【0048】上述の実施の形態では、レーザー照射装置
2及び3は全く同じ構造および機能を有し、出力のレー
ザー光101及び102は互いに等しいエネルギー特性
を有するとしたが、レーザー光101及び102のエネ
ルギー特性は必ずしも同じではなくても本発明は実施で
きる。少なくともガラスの接合面に至る深さの穴をレー
ザー光でガラス板に形成する本発明の方法では、ガラス
板の縁にレーザー光を照射する従来のガラス接合方法に
比べて、ガラスに曲げ応力を生じ難い。従って、互いに
対向して照射するレーザー光のエネルギー特性が相違し
たとしても、ガラス板を熱応力で曲げてしまうおそれは
比較的少ないのである。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、複数のガラス板を短時間に接合でき、耐熱温度が高
く、ガラス板が剥離し難いガラス接合構造を生成でき、
複数のガラス板を正確な位置関係で歪なく接合できる
ガラスの接合方法及び装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラスホルダ5に嵌められたガラスに対する溶
着手順を示す溶着ポイント近傍の部分断面図である。
【図2】本発明になるレーザー光によるガラス接合装置
を概念的に示す図である。
【図3】図2の実施の形態の装置における構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明になるガラス接合方法の一例であって、
図2の装置に適用する方法における処理の手順を示す流
れ図である。
【図5】本発明になるガラス接合方法の別の例であっ
て、図2の装置に適用する方法における処理の手順を示
す流れ図である。
【図6】レーザー光による金属の接合方法を例示する概
念図である。
【図7】接着剤によるガラス接合構造を示す断面図であ
る。
【図8】レーザー光をガラス板に照射したときに該ガラ
スの表面部に形成される溶け込み部の例を示す断面図で
ある。
【図9】レーザー光により従来の方法で2枚のガラス板
を接合するときにガラスに歪が生じる様子を概念的に示
す断面図である。
【図10】COレーザー装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 接合制御部 2,3 レーザー照射装置 4 X-Yステージ 5 ガラスホルダ 6,7,14,15,17,32,33 ガラス板 8,9,10,11 金属円筒 12,13 金属板 16 接着剤 17a 溶け込み部 20 ポンピング装置 21 完全反射鏡 22 部分反射鏡 23 レーザー媒質 24 ミラー 25 集束レンズ 26 集束レンズ可動手段 27 レーザー共振器 30 穴 40 溶融部 130 焦点 101,102,112,113,114,115,1
22 レーザー光 103,105 レーザー光用制御信号 104,106 動作データ 107 X−Yステージ用制御信号 108 X−Yステージ動作信号 109 被照射軸 110,111 溶着ポイント 116,117 熱応力 118 溶接ポイント 120 電気エネルギー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合対象の複数のガラスを密着して重ね合
    わせることにより複数ガラス密着体を形成し、該複数ガ
    ラス密着体にビーム状のレーザー光を照射し、該ガラス
    の一部分を溶融し、溶融した該ガラスを固化させること
    により、該接合対象の複数のガラスを接合する方法にお
    いて、 前記レーザー光は、光軸を共通にして互いに反対方向か
    ら前記複数ガラス密着体に照射され、該複数ガラス密着
    体の表面又はその近傍をそれぞれ焦点とする第1及び第
    2のレーザー光でなり、 前記第1及び第2のレーザー光を前記複数ガラス密着体
    に同時に照射することにより、前記複数ガラス密着体に
    前記光軸方向の穴を開ける穴開け工程を含むことを特徴
    とするガラス接合方法。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2のレーザー光のエネルギ
    ー特性が互いに等しいことを特徴とする請求項1に記載
    のレーザー光によるガラス接合方法。
  3. 【請求項3】前記穴開け工程で開けられた穴の壁をなす
    ガラスの表面に前記第1及び第2のレーザー光を同時に
    照射し、該表面及びその近傍を溶融する内壁溶融工程を
    含み、 前記内壁溶融工程において前記内壁の表面に照射する第
    1及び第2のレーザー光のエネルギー密度は、前記該穴
    開け工程において形成されつつある穴の側面に照射され
    る前記第1及び第2のレーザー光のエネルギー密度より
    低いことを特徴とする請求項1又は2に記載のガラス接
    合方法。
  4. 【請求項4】接合対象の複数のガラスを互いに密着して
    重ね合わせ、該複数のガラスにおける溶着ポイントを1
    つの直線上に揃え、複数ガラス密着体を形成するよう
    に、該複数のガラスをガラス保持手段の所定位置にそれ
    ぞれ嵌める第1のステップと、第1及び第2のレーザー
    光をそれぞれ逆方向に出射する第1及び第2のレーザー
    照射手段の光軸を前記ガラス保持手段に嵌められた複数
    ガラス密着体における前記1つの直線上に合わせる第2
    のステップと、 前記第1及び第2のレーザー光の焦点を前記1つの直線
    と前記複数ガラス密着体の表面との交点又はその近傍に
    おける該1つの直線上の点に合わせて、該第1及び第2
    のレーザー光を該複数ガラス密着体に同時に照射し、該
    複数ガラス密着体に該1つの直線を軸とする穴を形成す
    る第3のステップと、 前記第1及び第2のレーザー光の焦点を前記第3のステ
    ップにおける前記焦点からそれぞれずらして、該第1及
    び第2のレーザー光を所定の規定時間にわたって、同時
    に照射し、前記穴の内壁のガラスを溶融させる第4のス
    テップと、 前記該第1及び第2のレーザー光の照射を停止して、前
    記複数ガラス密着体を冷却させ、前記溶融ガラスを固化
    する第5のステップとを有することを特徴とするガラス
    接合方法。
  5. 【請求項5】接合対象の複数のガラスを互いに密着して
    重ね合わせ、該複数のガラスにおける溶着ポイントを1
    つの直線上に揃え、複数ガラス密着体を形成するよう
    に、該複数のガラスをガラス保持手段の所定位置にそれ
    ぞれ嵌める第1のステップと、 第1及び第2のレーザー光をそれぞれ逆方向に出射する
    第1及び第2のレーザー照射手段の光軸を前記ガラス保
    持手段に嵌められた複数ガラス密着体における前記1つ
    の直線上に合わせる第2のステップと、 前記第1及び第2のレーザー光の焦点を前記1つの直線
    と前記複数ガラス密着体の表面との交点又はその近傍に
    おける該1つの直線上の点に合わせて、該第1及び第2
    のレーザー光を該複数ガラス密着体に同時に照射し、該
    複数ガラス密着体に該1つの直線を軸とする穴を形成す
    る第3のステップと、 前記第1及び第2のレーザー光の出力のパワーを前記第
    3のステップにおける前記パワーより低減し、該第1及
    び第2のレーザー光を規定時間にわたって、同時に照射
    し、前記穴の内壁のガラスを溶融させる第4のステップ
    と、 前記該第1及び第2のレーザー光の照射を停止して、前
    記複数ガラス密着体を冷却させ、前記溶融ガラスを固化
    する第5のステップとを有することを特徴とするガラス
    接合方法。
  6. 【請求項6】複数のガラスを密着して重ね合わせてなる
    複数ガラス密着体にレーザー光を照射し、該複数ガラス
    密着体を接合するガラス接合装置において、 光軸を共通にし、互いに反対方向から前記複数ガラス密
    着体に第1及び第2のレーザー光をそれぞれ照射する第
    1及び第2のレーザー照射装置と、 前記第1及び第2のレーザー照射装置による前記第1及
    び第2のレーザー光の焦点並びにレーザー光のパワーを
    制御する接合制御手段と、 前記複数ガラス密着体を保持する手段と、 前記保持手段を搭載し、該保持手段の平面内位置を設定
    するX−Yステージとを備え、 前記接合制御手段は、前記X−Yステージを制御し、前
    記複数ガラス密着体における接合ポイントを前記光軸に
    合わせ、 また、前記接合制御手段は、前記第1及び第2のレーザ
    ー照射装置を制御し、第1及び第2のレーザー光の焦点
    を前記複数ガラス密着体の表面又はその近傍とし、該第
    1及び第2のレーザー光を前記複数ガラス密着体に同時
    に照射させることにより、前記複数ガラス密着体に前記
    光軸方向の穴を開け、該穴の壁をなすガラスの表面に前
    記第1及び第2のレーザー光を同時に照射させ、該表面
    及びその近傍を溶融し、 前記穴の内壁を溶融する際に該内壁の表面に照射する第
    1及び第2のレーザー光のエネルギー密度は、前記穴を
    開ける際に該穴の側面に照射される前記第1及び第2の
    レーザー光のエネルギー密度より低いことを特徴とする
    ガラス接合装置。
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