JP2001245919A - ふくらはぎのサポーター - Google Patents

ふくらはぎのサポーター

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JP2001245919A
JP2001245919A JP2000062147A JP2000062147A JP2001245919A JP 2001245919 A JP2001245919 A JP 2001245919A JP 2000062147 A JP2000062147 A JP 2000062147A JP 2000062147 A JP2000062147 A JP 2000062147A JP 2001245919 A JP2001245919 A JP 2001245919A
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hook
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sewn
calf
loop fastener
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Etsuro Tezuka
悦郎 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 足のふくらはぎを適度な圧力で締め付けて、
筋肉のツリやむくみを防止して疲労を軽減させる。 【構成】 対向する反対位置に上辺12と下辺13を持
ち、上辺12と下辺13の両端を結ぶように左右に配置
した二つの側辺14、15を持ち、上辺12と下辺13
の方向には伸縮しないが、14、15側辺の方向には伸
縮できる性質を持った四辺を有する布製の本体11と、
それぞれの側辺14、15の長さ方向に間隔を置いて縫
い付けられ、それぞれが側辺14、15よりも左右方向
に突出するように配置された複数の接合舌片26、2
7、28、29、30と、各接合舌片26、27、2
8、29、30の裏面に配置された面ファスナーと、本
体11の表面のそれぞれの側辺近傍であって、各接合舌
片26、27、28、29、30の間に配置された面フ
ァスナーとから成るふくらはぎのサポーター10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足のふくらはぎを
適度な圧力で締め付けて、筋肉のツリやむくみを防止し
て疲労を軽減させることができるふくらはぎのサポータ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】登山、ハイキング、ゴルフなどの運動
で、長時間にわたって歩行することが多い種類の運動で
は、足の筋肉、特にふくらはぎの筋肉に大きな負担がか
かるものである。また、一日中立ったままで仕事をする
人や営業などで外回りをする人もふくらはぎの筋肉に負
担をかけるものである。このようにふくらはぎの筋肉に
負担をかけると、筋肉がむくみ、いわゆるツルと呼ばれ
る症状が発生して疲労の原因となっていた。さらに、年
令が高くなれば筋肉が老化するため、足の疲労が激しく
なるものである。運動や歩行によるふくらはぎの筋肉の
むくみやツリを防止するためには、ふくらはぎの筋肉を
足に固定することが昔から行われていた。筋肉を固定す
ると、足を動かしても筋肉が左右に振れず、ふくらはぎ
が移動しないために疲労を軽減させることができるもの
であった。
【0003】このようなふくらはぎの筋肉のむくみやツ
リの防止のために、ゲートルが従来から用いられてい
た。このゲートルでは、細長い帯状をした延びない素材
の布地でふくらはぎ全体を包み込むようにして巻き上
げ、足が動いても筋肉が移動しないように固定すること
ができるものである。このゲートルは簡単な素材を使用
しているが、長時間の歩行でも疲労を蓄積させず、筋肉
のむくみやツリの発生の防止に大きな効果がある。しか
し、ゲートルでは帯状をした細長い布地をふくらはぎを
巻き付けて留めなければならず、熟練を必要とし、巻き
付けるために手数と時間がかかる欠点があった。
【0004】ゲートルを巻き上げる手数を省略するた
め、ゴムの素材を織り込んで伸縮性のある筒状をして靴
下状をしたふくらはぎ用のサポーターも提案されている
(例えば、特開平10年211229号公報など)。こ
の靴下状のサポーターではゴムの伸縮性によりふくらは
ぎの筋肉が動くことを防止できるが、ゴムの緊迫力が比
較的弱いために確実に筋肉を固定することができなかっ
た。また、ふくらはぎの太さは個人差があり、一つのサ
イズで誰のふくらはぎでも確実に密着させて固定できる
万能性は無かった。この靴下状のサポーターは装着する
のが簡便ではあっても、サポーターとしてふくらはぎの
筋肉を固定するには不十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の欠点に
鑑み、一方向に伸びる布本体の両側にそれぞれ互い違い
に飛び出した舌片を設け、各舌片と布本体の側辺に面フ
ァスナーを取り付けた構造をしたふくらはぎのサポータ
ーを提供するものである。このサポーターでは各舌片が
交互に噛み合い、舌片と布本体の側辺とは面ファスナー
により接合して固定される。伸長できる布本体は舌片で
適正な引っ張り力で伸ばされてふくらはぎの表面に密着
し、ふくらはぎの筋肉を強固に固定することができる。
この舌片と布本体の側辺との間隔は面ファスナーにより
調整することができるので、ふくらはぎの太さの大小に
かかわらず、必要な圧迫力を設定することができる。サ
ポーターをゲートルのようにふくはぎに固定するには、
面ファスナーにより各舌片を布本体の側辺に密着するだ
けで接合することができ、取り付けが簡易で迅速とな
る。また、サポーターの取り外しにおいても、面ファス
ナーを剥がすだけで各舌片を布本体の側辺から引き離す
ことができ、取り外しの処理が容易となるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、対向する反対位置に上辺と下辺を持ち、上辺と下辺
の両端を結ぶように左右に配置した二つの側辺を持ち、
上辺と下辺の方向には伸縮しないが、側辺の方向には伸
縮できる性質を持った四辺を有する布製の本体と、それ
ぞれの側辺の長さ方向に間隔を置いて縫い付けられ、そ
れぞれが側辺よりも左右方向に突出するように配置され
た複数の接合舌片と、各接合舌片の裏面に配置された面
ファスナーと、本体の表面のそれぞれの側辺近傍であっ
て、各接合舌片の間に配置された面ファスナーとから成
り、本体を脚に巻き付けて、一方の側辺に縫い付けた接
合舌片を他方の側辺に縫い付けた接合舌片の間に嵌め合
わせ、一方の接合舌片の面ファスナーを本体の他方の側
辺近傍に縫い付けた面ファスナーに接合させることで脚
に固定することを特徴とするふくらはぎのサポーターで
ある。
【0007】本願の請求項2の発明は、対向する反対位
置に上辺と下辺を持ち、上辺と下辺の両端を結ぶように
左右に配置した二つの側辺を持ち、上辺と下辺の方向に
は伸縮しないが、側辺の方向には伸縮できる性質を持っ
た四辺を有する布製の本体と、それぞれの側辺の長さ方
向に間隔を置いて縫い付けられ、それぞれが側辺よりも
左右方向に突出するように配置された複数の接合舌片
と、各接合舌片の裏面に配置された面ファスナーと、本
体の表面のそれぞれの側辺近傍であって、各接合舌片の
間に配置された面ファスナーと、本体の一方の側辺の上
部にその一端を縫い付けた非伸縮性の素材で形成した細
長い帯状をした押さえベルトと、押さえベルトの表面で
あって、本体に近い位置に縫い付けられた面ファスナー
と、押さえベルトの裏面であって、その先端に近い位置
に縫い付けられた面ファスナーとから成り、本体を脚に
巻き付けて、一方の側辺に縫い付けた接合舌片を他方の
側辺に縫い付けた接合舌片の間に嵌め合わせ、一方の接
合舌片の面ファスナーを本体の他方の側辺近傍に縫い付
けた面ファスナーに接合させ、押さえベルトをふくらは
ぎの上部周囲に巻き廻し、表側と裏面の面ファスナーを
接合させることで脚に固定することを特徴とするふくら
はぎのサポーターである。
【0008】本願の請求項3の発明は、対向する反対位
置に上辺と下辺を持ち、上辺と下辺の両端を結ぶように
左右に配置した二つの側辺を持ち、上辺と下辺の方向に
は伸縮しないが、側辺の方向には伸縮できる性質を持っ
た四辺を有する布製の本体と、それぞれの側辺の長さ方
向に間隔を置いて縫い付けられ、それぞれが側辺よりも
左右方向に突出するように配置された複数の接合舌片
と、各接合舌片の裏面に配置された面ファスナーと、本
体の表面のそれぞれの側辺近傍であって、各接合舌片の
間に配置された面ファスナーと、本体の中央であってそ
の上下方向に配置され、柔軟性があるが長さ方向には縮
小しない薄い板状をしたステーとから成り、本体を脚に
巻き付けて、一方の側辺に縫い付けた接合舌片を他方の
側辺に縫い付けた接合舌片の間に嵌め合わせ、一方の接
合舌片の面ファスナーを本体の他方の側辺近傍に縫い付
けた面ファスナーに接合させることで脚に固定すること
を特徴とするふくらはぎのサポーターである。
【0009】本願の請求項4の発明は、前記本体は、上
辺と下辺が直線状であって平行に配置され、左右の側辺
は中央が外側に膨らんだ円弧状であり、ビア樽状に形成
されたことを特徴とする請求項1、2および3記載のふ
くらはぎのサポーターである。
【0010】本願の請求項5の発明は、前記接合舌片に
配置された面ファスナーは左右に二分割され、側辺に近
い位置には輪状面ファスナーを配置し、先端に近い位置
には鉤状面ファスナーを配置したことを特徴とする請求
項1、2および3記載のふくらはぎのサポーターであ
る。
【0011】本願の請求項6の発明は、前記本体の側辺
近傍に配置された面ファスナーはそれぞれが帯状で左右
に三列となって構成されており、側辺に近い位置の列に
は鉤状面ファスナーを配置し、本体の中央に近い位置の
二列には輪状面ファスナーを配置したことを特徴とする
請求項1、2および3記載のふくらはぎのサポーターで
ある。
【0012】本願の請求項7の発明は、前記ステーは、
本体の中央の上部に縫い付けられていて、下端が開放し
た袋状のステー袋と、本体の中央の下部に縫い付けられ
ていて、上端が開放した袋状のステー袋とにより着脱自
在に保持されていることを特徴とする請求項3記載のふ
くらはぎのサポーターである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面により説明する。図1は本発明の一実施の形態におけ
るサポーター10の表側(ふくらはぎに取りつけた時
に、外側に露出する面)の平面形状を示すものであり、
図2はサポーター10の裏側(ふくらはぎの皮膚に密着
する面)の平面形状を示すものである。なお、この実施
の形態では右足用のサポーター10について説明してあ
るが、左足のためのサポーターではこれらの図とは左右
に反転した形状となる。
【0014】このサポーター10の主要な部分は平坦な
布製の本体11であり、この本体11の裏面がふくらは
ぎ全体を強く包み込んで筋肉を固定する機能をもってい
る。本体11は図1、図2中では上下方向には伸長しな
いが、図中で左右方向に伸長する機能を持った一方向伸
縮性のある布地を素材としている。本体11は、その上
部が直線状の上辺12であり、下部が直線状の下辺13
であり、上辺12と下辺13とは間隔を置いて平行に配
置してある。この本体11の図1中の左側(図2では左
側)は外側に湾曲した左側辺14であり、本体11の図
1中の右側は外側に湾曲した右側辺15に形成してあ
る。左側辺14と右側辺15とは、それぞれの中央が外
側に膨らみ、それぞれの上端と下端の幅が絞られた形状
をしている。本体11の下端における左側辺14と右側
辺15の幅は上端における幅よりも狭くなるように設定
してあり、上辺12、下辺13、左側辺14、右側辺1
5によってびあ樽型をしている。本体11の上端におけ
る左側辺14と右側辺15の幅(上辺12の長さ)は、
ふくらはぎの上部の外周長さとほぼ同じとなるように設
定してある。また、本体11の下端における左側辺14
と右側辺15の幅(下辺13の長さ)は、踵に近いふく
らはぎの下部の外周長さとほぼ同じとなるように設定し
てある。このような形状をした本体11では、左側辺1
4と右側辺15の端辺を接近するように巻くことで、ふ
くらはぎの外形状に近い立体形をした形状に変化させる
ことができることになる。
【0015】この本体11の図1で示す表面であって左
側辺14の上端には細長い帯状をした押さえベルト21
の一端が縫い合わせてあり、押さえベルト21は図中で
左方向に延長している。この押さえベルト21は、例え
ばナイロン製の材料で編んであり、その長さ方向に伸縮
せず、強い引っ張り力に耐えることができるものであ
る。この押さえベルト21を巻き廻すことで、本体11
の上部をふくらはぎの上部に縛ることができる。そし
て、押さえベルト21の図1における表面であって、図
中右側には鉤状面ファスナー22を縫い付けてあり、押
さえベルト21の図1における裏面であって、図中左側
の位置には輪状面ファスナー23を縫い付けてある。
【0016】次に、この本体11の左側辺14には三つ
の接合舌片26、27、28が縫い付けてあり、本体1
1の右側辺15には二つの接合舌片29、30が縫い付
けてある。これらの接合舌片26、27、28、29、
30は先端部が半円形をして、両側面がやや平行とな
り、基部は直線状となった、親指のような形状に切断さ
れた布製のものであり、各接合舌片26、27、28の
基部はそれぞれ左側辺14に間隔を置いて縫い付けられ
ていて、接合舌片29、30の基部はそれぞれ右側辺1
5に縫い付けられている。縫い付けられた状態で、接合
舌片26と27と28はそれぞれ間隔が開けられてい
て、接合舌片29と30とは間隔が開けられている。こ
のように、本体11の両側には接合舌片26、27、2
8、29、30が縫い付けられていて、接合舌片26と
27の間隔は接合舌片29の幅とほぼ同一に設定してあ
り、接合舌片27と28の間隔は接合舌片30の幅とほ
ぼ同一に設定してあり、上辺12と接合舌片29の間隔
は押さえベルト21と接合舌片26の幅の合計とほぼ同
一に設定してあり、接合舌片29と30の間隔は接合舌
片27の幅とほぼ同一に設定してあり、接合舌片30と
下辺13の間隔は接合舌片28の幅とほぼ同一に設定し
てある。
【0017】本体11の表面の各所には面ファスナーが
縫い付けてある。本体11の表面であって接合舌片26
と27の間には鉤状面ファスナー31、輪状面ファスナ
ー32、33が三列に平行となるように縫い付けてあ
り、鉤状面ファスナー31は左側辺14に近い位置にあ
り、輪状面ファスナー32、33の順に中央に向かって
配置してある。鉤状面ファスナー31と輪状面ファスナ
ー33の長さは接合舌片26と27の間隔とほぼ同一と
なるように設定してあり、輪状面ファスナー33の長さ
は輪状面ファスナー32の半分程度の長さに設定してあ
る。本体11の表面であって接合舌片27と28の間に
は鉤状面ファスナー34、輪状面ファスナー35、36
が三列に平行となるように縫い付けてあり、鉤状面ファ
スナー34は左側辺14に近い位置にあり、輪状面ファ
スナー35、36の順に中央に向かって配置してある。
鉤状面ファスナー34と輪状面ファスナー35の長さは
接合舌片27と28の間隔とほぼ同一となるように設定
してあり、輪状面ファスナー36の長さは輪状面ファス
ナー35の半分程度の長さに設定してある。
【0018】そして、本体11の表面であって接合舌片
29と上辺12との間には鉤状面ファスナー39、輪状
面ファスナー40、41が三列に平行となるように縫い
付けてあり、鉤状面ファスナー39は右側辺15に近い
位置にあり、輪状面ファスナー40、41の順に中央に
向かって配置してある。鉤状面ファスナー39と輪状面
ファスナー40の長さは接合舌片29と上辺12の間隔
よりも少し短くなるように設定してあり、輪状面ファス
ナー41の長さは輪状面ファスナー40の半分程度の長
さに設定してある。本体11の表面であって接合舌片2
9と30との間には鉤状面ファスナー42、輪状面ファ
スナー43、44が三列に平行となるように縫い付けて
あり、鉤状面ファスナー42は右側辺15に近い位置に
あり、輪状面ファスナー42、43の順に中央に向かっ
て配置してある。鉤状面ファスナー42と輪状面ファス
ナー43の長さは接合舌片29と30の間隔とほぼ同一
となるように設定してあり、輪状面ファスナー47の長
さは輪状面ファスナー46の半分程度の長さに設定して
ある。さらに、本体11の表面であって接合舌片30と
下辺13との間には鉤状面ファスナー45、輪状面ファ
スナー46、47が三列に平行となるように縫い付けて
あり、鉤状面ファスナー45は右側辺15に近い位置に
あり、輪状面ファスナー46、47の順に中央に向かっ
て配置してある。鉤状面ファスナー45と輪状面ファス
ナー46の長さは接合舌片30と下辺13の間隔とほぼ
同一となるように設定してあり、輪状面ファスナー47
の長さは輪状面ファスナー46の半分程度の長さに設定
してある。
【0019】このように本体11の左右の側面に接合舌
片26、27、28、29、30を奇数と偶数に縫い付
けることで、各接合舌片26、27、28、29、30
は総合に噛み合わせることができる。すなわち、接合舌
片26と接合舌片27の間には接合舌片29を噛み合わ
せ、接合舌片27と接合舌片28の間には接合舌片30
を噛み合わせ、接合舌片29と接合舌片30の間には接
合舌片27を噛み合わせることができる。左側辺14の
上端にある接合舌片26は接合舌片29と上辺12の間
に配置され、下端にある接合舌片28は接合舌片30と
下辺13の間に配置されることになり、人の左右の指を
組み合わせたように噛み合わせることができる。
【0020】この本体11の表面の中央であって、上辺
12に接近した位置には細い帯状をした布の両端を縫い
付け、中央をリング状にした通し輪63を形成してあ
る。本体11の表面の中央部であって、上辺12から下
辺13に渡って上下に直線状にステーカバー64が縫い
付けてある。このステーカバー64は本体11とは別の
細長い帯状の布地を使用してあり、この布地の上下と両
側を縫い付けてあり、内部には閉鎖した袋状の空間を形
成してある。そして、このステーカバー64の内部空間
には弾力性のあるプラスチックや薄肉の鋼板を素材とし
たステー65を封入してあり、ステー65はステーカバ
ー64より抜け出さないように保持されている。
【0021】図2は図1で示したサポーター10を反転
し、その裏面を示したものである。図2では、前述した
接合舌片26、27、28、29、30の裏側の状態を
詳しく説明するものである。各接合舌片26、27、2
8、29、30の裏面では二つの区域に区分され、それ
ぞれの区分には異なった性質の面ファスナーを縫い付け
てある。各接合舌片26、27、28、29、30の裏
面はほぼ同じ長さで左右に二分されていて、本体11に
近い区域(基部)には輪状面ファスナーが縫い付けてあ
り、先端の区域(先端部)には鉤状面ファスナーを縫い
付けてある。すなわち、接合舌片26の基部には輪状面
ファスナー51が、先端部には鉤状面ファスナー52が
縫い付けてあり、接合舌片27の基部には輪状面ファス
ナー53が、先端部には鉤状面ファスナー54が縫い付
けてあり、接合舌片28の基部には輪状面ファスナー5
5が、先端部には鉤状面ファスナー56が縫い付けてあ
る。同様に、接合舌片29の基部には輪状面ファスナー
57が、先端部には鉤状面ファスナー58が縫い付けて
あり、接合舌片30の基部には輪状面ファスナー59
が、先端部には鉤状面ファスナー60が縫い付けてあ
る。
【0022】次に、鉤状面ファスナー67と輪状面ファ
スナー68の構成と作用について詳しく説明する。鉤状
面ファスナー67は鉤状面ファスナー22、31、3
4、39、42、45、52、54、56、58、60
に対応するもので、輪状面ファスナー68は輪状面ファ
スナー32、33、35、36、40、41、43、4
4、46、47、51、53、55、57、59に対応
するものである。この鉤状面ファスナー67と輪状面フ
ァスナー68は一対となって機能し、両者の表面を密着
させるだけで接合し、面方向に大きな応力を持つ作用を
がある。一旦接合した鉤状面ファスナー67と輪状面フ
ァスナー68を離すには、両者のいずれかの端から剥が
すことにより全体を引き離すことができる。この一対と
なった面ファスナーは、マジックテープ(登録商標)と
も呼ばれ、一般に広く使用されている。一対となった鉤
状面ファスナー67と輪状面ファスナー68により、ふ
くらはぎに巻き付けた本体11を所定の力で伸ばしなが
ら保持させることができることになる。
【0023】鉤状面ファスナー67の平面部は布地70
であり、この布地70はやや太めの繊維で編み上げられ
た柔軟性のあるもので、布地70の表面には鉤状繊維7
1を植毛してある。鉤状繊維71はプラスチックなどの
腰の強い樹脂でJの字形に形成されていて、先端部分は
鉤のように曲げられており、直線状となった胴部分は布
地70の表面から起立するように植毛してある。鉤状繊
維71はそれ自体が弾性を持っていて、Jの字形に曲げ
られた先端部は布地70の表面に向けられている。輪状
面ファスナー68の平面部は布地73であり、この布地
73はやや太めの繊維で編み上げられた柔軟性のあるも
ので、布地73の表面にはパイル状繊維74が無数に密
集するように植毛してある。このパイル状繊維74は細
くしなやかな材質の合成繊維などを素材としており、布
地73の表面からU字形となるようにタオルのパイル地
のように植毛してある。このパイル状繊維74は鉤状繊
維71よりも外径が細く、かつ柔らかくなるように設定
してある。
【0024】この鉤状面ファスナー67と輪状面ファス
ナー68の表面を密着させ、両者を接合する原理を図4
と共に説明する。布地73を水平に配置すると、布地7
3の表面よりU字形をしたパイル状繊維74がそれぞれ
上方に起立していることになる。この状態で鉤状繊維7
1をパイル状繊維74に向けて密着させると、鉤状繊維
71のそれぞれの先端部分は起立しているパイル状繊維
74の内部空間に押し込められる。すると、多数のパイ
ル状繊維74の間に押し込まれると、各鉤状繊維71の
Jの字形に曲げられた先端部分はU字形のパイル状繊維
74と絡み合うことになる。一旦鉤状繊維71の先端部
分がパイル状繊維74と絡み合うと、それぞれの単位ご
との引っ張り耐応力は小さいが、鉤状面ファスナー67
と輪状面ファスナー68の全体としての合計した耐応力
は多くなり、両者は強固に接合することになる。このた
め、布地70と71を引っ張っても、それぞれのパイル
状繊維74に鉤状繊維71が絡み付き、全体として大き
な力を支えることができる。鉤状面ファスナー67と輪
状面ファスナー68を引き離すには、図4で示すよう
に、布地70の一端側から引き上げ、単位ごとの鉤状繊
維71をパイル状繊維74から順次引き離すようにめく
ると、その端より引き剥がすことが可能となる。このよ
うな面ファスナーの機能については従来から周知のもの
である。本発明では、鉤状面ファスナー67と輪状面フ
ァスナー68の交互に組み合わせ、それぞれの特性を利
用することで、本体11をふくらはぎに強く固定するこ
とができるように構成してある。
【0025】本実施例の作用について説明すると、図5
はサポーター10を構成するそれぞれの部材がどのよう
に接合するかを説明するものであり、図6はふくらはぎ
にサポーター10を固定した状態を示す斜視図である。
【0026】このサポーター10を脚に固定して使用す
るには、本体11の裏面(図2で示された、ステーカバ
ー64が固定していない面)を内側にして折り曲げ、本
体11の裏面の中央をふくらはぎに密着させる。そのま
ま、左側辺14と右側辺15を脛側に向けて廻し、左側
辺14と右側辺15の側面を接近させるようにして引っ
張る。本体11自体は図1、図2での左右方向に伸縮で
きる素材を用いているため、左側辺14と右側辺15を
脛側に引き寄せることで本体11が伸びて変形し、左側
辺14と右側辺15は接近する。本体11を引き伸ばし
て左側辺14と右側辺15が接近した状態のままで、接
合舌片26を反対側の本体11の表面に密着させる。同
様にして、接合舌片29、27、30、28を交互に反
対側の本体11の表面に密着させ、本体11の左右の側
面である左側辺14と右側辺15では接合舌片26、2
7、28、29、30を嵌め合わせる。
【0027】すると、輪状面ファスナー51は鉤状面フ
ァスナー39に、鉤状面ファスナー52は輪状面ファス
ナー40、41に接合し、接合舌片26は本体11に固
定される。以下、同様にして、輪状面ファスナー57は
鉤状面ファスナー31に、鉤状面ファスナー58は輪状
面ファスナー32、33に接合し、接合舌片29は本体
11に固定される。輪状面ファスナー53は鉤状面ファ
スナー42に、鉤状面ファスナー54は輪状面ファスナ
ー43、44に接合し、接合舌片27は本体11に固定
される。輪状面ファスナー59は鉤状面ファスナー34
に、鉤状面ファスナー60は輪状面ファスナー35、3
6に接合し、接合舌片30は本体11に固定される。輪
状面ファスナー55は鉤状面ファスナー45に接合し、
鉤状面ファスナー56は輪状面ファスナー46、47に
接合し、接合舌片28は本体11に固定される。つま
り、左側辺14と右側辺15のそれぞれの側面から突出
している接合舌片26、27、28と接合舌片29、3
0のそれぞれを、お互いに開いてる隙間に噛み合わせる
ようにして結合させることになる。この結合では、図4
で示した原理により、各接合舌片26、27、28、2
9、30は簡単には引き剥がせない耐応力で本体11に
固定されている。
【0028】このようにして、本体11は接合舌片2
6、27、28、29、30で左側辺14と右側辺15
が接近するように保持すると、サポーター10は図6で
示すようにふくらはぎと脛の周囲に固定される。そし
て、押さえベルト21を通し輪63に通して本体11の
上部周囲に巻き、輪状面ファスナー23を鉤状面ファス
ナー22に密着させる。この鉤状面ファスナー22と輪
状面ファスナー23も面ファスナーの原理により、両者
は接合して離れなくなる。また、ステーカバー64の内
部には縦方向には縮小しないステー65を縫い込んであ
るため、本体11が上下方向に縮むことを防止してい
る。
【0029】このように、ふくらはぎの周りに本体11
を密着して固定すると、本体11は左右方向に引っ張ら
れた状態を維持し、本体11はその伸縮力によりふくら
はぎの周りを均一な圧力で押さえ付けることになる。ふ
くらはぎの筋肉は本体11によって移動することなく押
さえられ、歩行することによる筋肉の揺れを防ぎ、疲労
が発生することを防止できる。また、長時間の立ち仕事
においても、筋肉がむくむことを防ぎ、疲労の蓄積を防
止することになる。また、押さえベルト21がふくらは
ぎの上部で環状に巻き廻されるため、脚を動かすことに
よる振動で本体11の上部が開くのを防止している。さ
らに、ステー65は長時間の脚の運動により、本体11
がまくれ上がることを防止していて、円筒形に巻かれた
本体11の表面がふくらはぎの表面に常に接触できるよ
うに維持している。
【0030】図7〜図10により、接合舌片26、2
7、28、29、30による本体11の左側辺14と右
側辺15の隙間を調整する機能について説明する。
【0031】本体11はゴム繊維を織り込んであり、図
1、図2で示す左右の方向には伸縮することができる。
ふくらはぎの太さには個人差があり、太い人と細い人が
存在する。ふくらはぎの太さに個人差があっても、本体
11の伸縮性により一つのサポーター10を共通して使
用することができる。だが、あまりにもふくらはぎが太
いとなれば、本体11が最大限に伸びてもふくらはぎの
全周に密着することができなくなり、左側辺14と右側
辺15の間には隙間が生じてしまう。このような場合で
あっても、接合舌片26、27、28、29、30では
本体11に強固に接合することができる。また、接合舌
片26、27、28、29、30が本体11に接合する
位置を変動することにより、ふくらはぎを圧迫する力を
調節することができる。左側辺14と右側辺15の間隔
を調整できるのは、接合舌片26、27、28、29、
30と本体11に縫い付けた面ファスナーの機能により
対処することできる。
【0032】図7から図10により、ふくらはぎの個人
差によるサポーター10の固定方法、および、本体11
によるふくらはぎの圧迫力の調整について説明する。図
7から図10では接合舌片26の作用について説明して
いるが、他の接合舌片27、28、29、30も同様の
作用となる。
【0033】図7、図8は、サポーター10をふくらは
ぎが細い人が使用する場合やふくらはぎを強く圧迫する
場合における左側辺14と右側辺15の間隔の調整を説
明するものである。この場合には、本体11を左右に引
っ張って伸ばし、左側辺14と右側辺15のそれぞれの
辺を密着するほどに接近させ、接合舌片26の裏面全体
を本体11の表面に密着させる。接合舌片26の下半分
に縫い付けた輪状面ファスナー51は鉤状面ファスナー
39と接合し、鉤状面ファスナー52は輪状面ファスナ
ー40と41と接合する。この接合において、鉤状面フ
ァスナー39の表面の全体は輪状面ファスナー51の表
面と密着し、輪状面ファスナー40と41の表面の全体
は鉤状面ファスナー52の表面と密着する。そして、鉤
状面ファスナー52の先頭部分は輪状面ファスナー41
よりも先の位置にあり、鉤状面ファスナー52の先頭で
は輪状面ファスナー41と接合せずに浮いている。これ
は鉤状面ファスナー52は輪状面ファスナー40と41
の長さよりも長く設定してあり、鉤状面ファスナー52
の広い面積の範囲で輪状面ファスナー40と41を接合
させるようにゆとりを持たせているためである。
【0034】図9、図10は、サポーター10をふくら
はぎが太い人が使用する場合やふくらはぎの圧迫を弱く
して使用する場合における左側辺14と右側辺15の間
隔の調整を説明するものである。ふくらはぎが太い場合
には、本体11を左右に引っ張って最大限に伸ばして
も、本体11の裏面全体が脚の周りを覆うことはできな
い。すると、引き伸ばした本体11の左右長さよりもふ
くらはぎの方が太いため、本体11の両側にある左側辺
14と右側辺15の間にはLの間隔が開くことになる。
このように間隔Lが開いたままで、接合舌片26を本体
11に密着させると、輪状面ファスナー51の一部は鉤
状面ファスナー39の一部に接合し、鉤状面ファスナー
52は輪状面ファスナー40と41に接合する。もとも
と接合舌片26の全長はゆとりを持った長さであるた
め、鉤状面ファスナー52の先頭部分は輪状面ファスナ
ー41と密着して結合することになる。つまり、鉤状面
ファスナー39全体は輪状面ファスナー51と接合しな
いが、鉤状面ファスナー52全体と輪状面ファスナー4
0、41が接合し、接合舌片26を本体11に固定する
のに十分な耐応力を発揮することができる。
【0035】接合舌片26と本体11に機能の異なる輪
状面ファスナー40、41、51と鉤状面ファスナー3
9、52を交互に配置したのは、同じ機能の面ファスナ
ーだけでそれらの一面を覆うと、簡単に引き離されるこ
とがあるからである。万一、一方の面ファスナーの接合
が外れても、他方の面ファスナーがその耐応力を補充す
ることができる効果を発生できる。また、本体11の右
側辺15から離れた位置に輪状面ファスナー40、41
を配置したのは、この輪状面ファスナー40、41では
他の繊維などに接合する機能が無いため、接合舌片26
が剥がれて輪状面ファスナー40、41が露出してズボ
ンや衣服に接触してもその繊維に絡みつくことを防止で
きるからである。
【0036】次に、図11は本発明の他の実施の形態を
示すものであり、第一の実施の形態におけるステーカバ
ー64を改良したものである。この図11では、第一の
実施の形態と同じ部材については同一の符号を付してそ
の説明を省略した。
【0037】本体11の表面の中央であって、その上半
分には直線状のステー袋76を縫い付けてある。ステー
袋76は、その長さを本体11の上下の長さの半分以下
とし、その上部は閉鎖し、その下部だけが開いた袋状に
形成してある。また、本体11の表面の中央であって、
その下半分には直線状のステー袋77を縫い付けてあ
る。ステー袋77は、その長さを本体11の上下の長さ
の半分以下とし、その下部は閉鎖し、その上部だけが開
いた袋状に形成してある。このステー袋76、77は上
下に直線状となるように配置されている。ステー78を
弾力性のあるプラスチックや金属材料で形成され、肉厚
の薄い細長い形状をしており、このステー78を曲げな
がらそれぞれの先端からステー袋76、77の開口に挿
入して保持させる。
【0038】ステー78をステー袋76、77に挿入し
た状態では、本体11はステー78によって突っ張ら
れ、本体11が上下に縮小することを防いでいる。この
ため、サポーター10を使用していて長時間の運動を続
けても、本体11が捲くれ上がることを防止できる。サ
ポーター10が汚れた場合には洗濯しなければならない
が、ステー78はステー袋76、77から取り外すこと
ができるため、ステー78を外して洗濯することができ
る。このため、洗濯機を使用しても棒状となったステー
78による支障がなく、通常の衣服のように洗濯するこ
とができ、手洗いなどの面倒を解除することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、本
体が左右に弾力を持って伸びるため、本体がふくらはぎ
に弾力をもって密着し、ふくらはぎの筋肉が移動しない
ように保持させることができる。このため、ゴルフ、登
山、ハイキングなどの長時間にわたる運動をしても筋肉
が移動するのを防止し、筋肉のツリを予防することがで
きる。長時間の立ち仕事などにおいても、筋肉を包み込
むことができ、疲労を軽減させる効果がある。このサポ
ーターでは、脚に本体を固定する際に、接合舌片の面フ
ァスナーを本体の他方に設けた面ファスナーに密着させ
ることで接合することができる。従来のように、ゲート
ルを脚に巻き付けるような作業の煩わしさが無く、迅速
かつ簡易に固定することができる。また、ゴム繊維で織
り上げた靴下型のサポーターに比べ、本体による筋肉の
締め付け力は大きく、長時間にわたって使用しても靴下
型のサポーターのようにずり落ちることがなくなる効果
もある。(請求項1)
【0040】本発明では、本体の上部には帯状をした押
さえベルトの一端を縫い付けてあり、本体を脚に固定し
たならば押さえベルトで脚を一周させ、面ファスナーで
押さえベルトを固定することができる。この押さえベル
トでは、ふくらはぎの上部の細い部分に巻き廻されるた
め、本体が脚よりずり下がることを防止して、長時間の
運動でもサポーターを最初の固定位置に保持させること
ができる。(請求項2)
【0041】さらに、本発明では、本体の中央にその長
さ方向に縮小しない板状のステーを配置してあるため、
ステーが本体の上下方向を支えることができる。このた
め、運動することによって本体が捲くれ上がることを防
止し、本体でふくらはぎの筋肉全体を常に包み込ませる
ことができる。(請求項3)
【0042】本発明では、本体は四辺を持った布地であ
るが、上辺と下辺とは直線状に裁断されていて、左右の
側辺はそれらの中央が左右に膨らんでいて、全体がビア
樽形に切断されている。このため、本体を丸めて筒状に
したとき、上下が細く、中央が太いふくらはぎの表面全
体を包み込むように変形し、ふくらはぎを均等に圧迫さ
せることができる。(請求項4)
【0043】本発明では、接合舌片に配置された面ファ
スナーは、機能の異なった二種類の鉤状面ファスナーと
輪状面ファスナーとを配置してある。これらが本体と交
互に接合することから、大きな力が加わっても一度に剥
がれることなく、強固に本体と接合舌片を固定すること
ができる。また、接合舌片の先頭部分には鉤状面ファス
ナーを配置してあり、本体に密着させるとこの鉤状面フ
ァスナーが隠れるため、ズボンなどの衣服に絡みつくこ
とがなくなる。(請求項5)
【0044】本発明では、本体の側辺近傍に配置された
面ファスナーはそれぞれが三列であり、側辺近くの一列
は鉤状面ファスナーであり、中央に近い二列は輪状面フ
ァスナーである。このため、露出しやすい中央側の輪状
面ファスナーはズボンなどと接触しても絡みつくことが
なくなる。また、三列に間隔を置いて配置してあるた
め、ふくらはちの太さによって左右の側辺の間に間隔が
生じても、いずれかの面ファスナーに接合舌片の面ファ
スナーが接合でき、間隔の調整が可能となる。(請求項
6)
【0045】さらに、本発明では、本体の中央の上下に
それぞれステー袋が縫い付けられ、それぞれのステー袋
の開口は対向させてある。このステー袋にステーを着脱
自在に保持させることができるので、洗濯などの処理に
おいてはステーを本体から取り外すことができる。(請
求項7)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態を示し、サポーターの表側を展開した平面図である。
【図2】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態を示し、サポーターの裏側を展開した平面図である。
【図3】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態に使用する面ファスナーを説明するための斜視図であ
る。
【図4】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態に使用する面ファスナーの作用の原理を説明する側面
図である。
【図5】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態を示し、脚に巻き付けるために本体を曲げた形状を示
す斜視図である。
【図6】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態を示し、脚にサポーターを巻き付けた状態を示す斜視
図である。
【図7】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態において、細いふくらはぎにサポーターを巻き付けた
場合の接合舌片の位置関係を示す斜視図である。
【図8】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態において、細いふくらはぎにサポーターを巻き付けた
場合の接合舌片の位置関係を示す側面図である。
【図9】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の形
態において、太いふくらはぎにサポーターを巻き付けた
場合の接合舌片の位置関係を示す斜視図である。
【図10】本発明のふくらはぎのサポーターの一実施の
形態において、太いふくらはぎにサポーターを巻き付け
た場合の接合舌片の位置関係を示す側面図である。
【図11】本発明のふくらはぎのサポーターの他の実施
の形態を示し、脚に巻き付けるために本体を曲げた形状
を示す斜視図である。 10 サポーター 11 本体 12 上辺 13 下辺 14 左側辺 15 右側辺 21 押さえベルト 22、39、42、45、52、54、56、58、6
7 鉤状面ファスナー 23、32、33、35、36、40、41、43、4
4、46、47、51、53、55、57、59、68
輪状面ファスナー 26、27、28、29、30 接合舌片 65、78 ステー 76、77 ステー袋

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する反対位置に上辺と下辺を持ち、
    上辺と下辺の両端を結ぶように左右に配置した二つの側
    辺を持ち、上辺と下辺の方向には伸縮しないが、側辺の
    方向には伸縮できる性質を持った四辺を有する布製の本
    体と、それぞれの側辺の長さ方向に間隔を置いて縫い付
    けられ、それぞれが側辺よりも左右方向に突出するよう
    に配置された複数の接合舌片と、各接合舌片の裏面に配
    置された面ファスナーと、本体の表面のそれぞれの側辺
    近傍であって、各接合舌片の間に配置された面ファスナ
    ーとから成り、本体を脚に巻き付けて、一方の側辺に縫
    い付けた接合舌片を他方の側辺に縫い付けた接合舌片の
    間に嵌め合わせ、一方の接合舌片の面ファスナーを本体
    の他方の側辺近傍に縫い付けた面ファスナーに接合させ
    ることで脚に固定することを特徴とするふくらはぎのサ
    ポーター。
  2. 【請求項2】 対向する反対位置に上辺と下辺を持ち、
    上辺と下辺の両端を結ぶように左右に配置した二つの側
    辺を持ち、上辺と下辺の方向には伸縮しないが、側辺の
    方向には伸縮できる性質を持った四辺を有する布製の本
    体と、それぞれの側辺の長さ方向に間隔を置いて縫い付
    けられ、それぞれが側辺よりも左右方向に突出するよう
    に配置された複数の接合舌片と、各接合舌片の裏面に配
    置された面ファスナーと、本体の表面のそれぞれの側辺
    近傍であって、各接合舌片の間に配置された面ファスナ
    ーと、本体の一方の側辺の上部にその一端を縫い付けた
    非伸縮性の素材で形成した細長い帯状をした押さえベル
    トと、押さえベルトの表面であって、本体に近い位置に
    縫い付けられた面ファスナーと、押さえベルトの裏面で
    あって、その先端に近い位置に縫い付けられた面ファス
    ナーとから成り、本体を脚に巻き付けて、一方の側辺に
    縫い付けた接合舌片を他方の側辺に縫い付けた接合舌片
    の間に嵌め合わせ、一方の接合舌片の面ファスナーを本
    体の他方の側辺近傍に縫い付けた面ファスナーに接合さ
    せ、押さえベルトをふくらはぎの上部周囲に巻き廻し、
    表側と裏面の面ファスナーを接合させることで脚に固定
    することを特徴とするふくらはぎのサポーター。
  3. 【請求項3】 対向する反対位置に上辺と下辺を持ち、
    上辺と下辺の両端を結ぶように左右に配置した二つの側
    辺を持ち、上辺と下辺の方向には伸縮しないが、側辺の
    方向には伸縮できる性質を持った四辺を有する布製の本
    体と、それぞれの側辺の長さ方向に間隔を置いて縫い付
    けられ、それぞれが側辺よりも左右方向に突出するよう
    に配置された複数の接合舌片と、各接合舌片の裏面に配
    置された面ファスナーと、本体の表面のそれぞれの側辺
    近傍であって、各接合舌片の間に配置された面ファスナ
    ーと、本体の中央であってその上下方向に配置され、柔
    軟性があるが長さ方向には縮小しない薄い板状をしたス
    テーとから成り、本体を脚に巻き付けて、一方の側辺に
    縫い付けた接合舌片を他方の側辺に縫い付けた接合舌片
    の間に嵌め合わせ、一方の接合舌片の面ファスナーを本
    体の他方の側辺近傍に縫い付けた面ファスナーに接合さ
    せることで脚に固定することを特徴とするふくらはぎの
    サポーター。
  4. 【請求項4】 前記本体は、上辺と下辺が直線状であっ
    て平行に配置され、左右の側辺は中央が外側に膨らんだ
    円弧状であり、ビア樽状に形成されたことを特徴とする
    請求項1、2および3記載のふくらはぎのサポーター。
  5. 【請求項5】 前記接合舌片に配置された面ファスナー
    は左右に二分割され、側辺に近い位置には輪状面ファス
    ナーを配置し、先端に近い位置には鉤状面ファスナーを
    配置したことを特徴とする請求項1、2および3記載の
    ふくらはぎのサポーター。
  6. 【請求項6】 前記本体の側辺近傍に配置された面ファ
    スナーはそれぞれが帯状で左右に三列となって構成され
    ており、側辺に近い位置の列には鉤状面ファスナーを配
    置し、本体の中央に近い位置の二列には輪状面ファスナ
    ーを配置したことを特徴とする請求項1、2および3記
    載のふくらはぎのサポーター。
  7. 【請求項7】 前記ステーは、本体の中央の上部に縫い
    付けられていて、下端が開放した袋状のステー袋と、本
    体の中央の下部に縫い付けられていて、上端が開放した
    袋状のステー袋とにより着脱自在に保持されていること
    を特徴とする請求項3記載のふくらはぎのサポーター。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013223687A (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 Pip Co Ltd 身体着用具
JP2016521150A (ja) * 2013-03-27 2016-07-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 圧迫装置
CN109172079A (zh) * 2018-07-11 2019-01-11 芜湖帮许来诺医疗设备科技有限公司 一种骨科恢复用穿戴装置

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