JP2001245178A - 画像信号処理装置及びその処理方法 - Google Patents
画像信号処理装置及びその処理方法Info
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Abstract
色の見えに変換処理することで、目の疲れを低減するよ
うにした画像信号処理方式を得る。 【解決手段】 「眩しく見える色の見え」を「眩しく見
えにくい色の見え」に変換する色の見え変換手段3を設
ける。この色の見え変換手段3では、輝度不均一化手段
6にて、画面上の輝度を不均一にすることで、均一輝度
の領域を減らし表面に木目(きめ)を出す。また、隣接
する領域の輝度と比較して著しく輝度が高い領域は、高
輝度領域低減手段7にて、その領域の輝度を下げて隣接
する領域との輝度の差を小さくする。
Description
びその処理方法に関し、特にディスプレイに表示すべき
画像信号を利用者であるユーザに対して見易くするため
の画像処理を行うビデオ用コントローラに使用される画
像信号処理装置及びその処理方法に関するものである。
通して表示された物体の色の見えは、光源に近いため、
まぶしく感じ、物体の距離感がつかみにくくなるので、
目が疲労しやすい。ディスプレイにはブライトネスやコ
ントラストを調整する機能があり、ディスプレイ全体の
ブライトネスやコントラストが変わるが、色の見えには
あまり変化がみられないため、ブライトネスとコントラ
ストを大幅に下げるか、まぶしさを我慢して使用する以
外に方法がない。
る従来技術の問題点を解消すべくなされたものであっ
て、その目的とするところは、眩しく見える色の見え
を、眩しく見えにくい色の見えに変換処理することで、
目の疲れを低減するようにした画像信号処理装置及びそ
の処理方法を提供することにある。
号の輝度を不均一化する輝度不均一化手段と、前記画像
信号のうち周囲の輝度よりも高輝度部分の輝度を低減す
る高輝度領域低減手段と、これ等輝度不均一化手段と高
輝度領域低減手段との出力を足し合わせて出力する出力
手段とを含むことを特徴とする画像信号処理装置が得ら
れる。
像信号の各画素の輝度情報に対して時間的に変化のない
平面的な輝度のばらつき特性を有する輝度不均一減衰フ
ィルタであることを特徴とし、また、前記高輝度領域低
減手段は、前記高輝度部分の画素を隣接する画素の輝度
の平均値に補正する輝度補正手段であることを特徴とす
る。
化する輝度不均一化ステップと、前記画像信号のうち周
囲の輝度よりも高輝度部分の輝度を低減する高輝度領域
低減ステップと、これ等輝度不均一化ステップと高輝度
領域低減ステップにより得られた出力を足し合わせて出
力する出力ステップとを含むことを特徴とする画像信号
処理方法が得られる。
記画像信号の各画素の輝度情報を、時間的に変化のない
平面的な輝度のばらつきを有する輝度不均一減衰フィル
タをとおすようにしたことを特徴とし、また、前記高輝
度領域低減ステップは、前記高輝度部分の画素を隣接す
る画素の輝度の平均値に補正するようにしたことを特徴
とする。
信号処理方式は、眩しさ防止機能付きビデオ用コントロ
ーラに適用されるものであって、このビデオ用コントロ
ーラ内部に「眩しく見える色の見え」を「眩しく見えに
くい色の見え」に変換する色の見え変換手段を設ける。
この色の見え変換手段は、画面上の輝度を不均一にする
ことで、均一輝度の領域を減らし表面に木目(きめ)を
出し、隣接する領域の輝度と比較して著しく輝度が高い
領域は、その領域の輝度を下げて隣接する領域との輝度
の差を小さくするものである。
き図面を参照しつつ説明する。図1を参照すると、処理
対象の画像1は色見え変換手段3をとおることにより
「眩しく見えにくい色の見え」の画像2に変換される。
ので、ディスプレイ上に表示された画像に距離感がなく
眩しく見えるのに対し、色の見え変換手段3による変換
後の画像2は、この色の見え変換手段3により輝度にば
らつきが与えられるために、画像に木目(きめ)が現
れ、眩しく見えにくくなる。また、領域1aは領域周辺
1bと比較して著しく輝度が高いので、眩しく見えるの
に対して、色の見え変換手段3による色の見え変換後の
領域2aは、輝度が落とされるために眩しく見えにくく
なる。
の眩しさ防止機能付きビデオ用コントローラの概略構成
が示されている。ビデオ用コントローラ9は、画像情報
バッファ4と、色の見え変換手段3と、眩しさ低減情報
バッファ8とを有する。画像情報バッファ4に蓄えられ
た画像は色の見え変換手段3において眩しく見えにくい
色の見えに変換され、眩しさ低減情報バッファ8に一時
的に格納された後、ディスプレイ装置(図示せず)に出
力される。
6と、その出力を一時的に格納する眩しさ低減情報バッ
ファ8aと、更には高輝度領域低減手段7と、その出力
を一時的に格納する眩しさ低減情報バッファ8bとを有
する。
均一化手段6において画像情報上の輝度情報に対し多少
の輝度のばらつきを与え、眩しさ低減情報バッファ8a
に一時的に格納される。この輝度不均一化手段6につい
て説明する。図3に示す様に、画像情報バッファ4の画
像情報1は、輝度不均一化手段6において画像情報上の
輝度情報に対し乱数的に多少のばらつきを与えるフィル
タ61を経由し、画像情報2′として眩しさ低減情報バ
ッファ8aに一時的に格納される。
素の輝度情報に対して、時間的に変化のない平面的な輝
度のばらつき特性を有する輝度不均一減衰フィルタ61
を設ける。例えば、画像情報バッファ4が等輝度の画面
を表す場合、この輝度不均一減衰フィルタ61を透過さ
せることで、低減情報バッファ8aには、図3に示す様
に、輝度にむらのある画像情報が得られることになる。
高輝度領域低減手段7にも送られ、周囲の輝度より著し
く高輝度領域の輝度が低減され、眩しさ低減情報バッフ
ァ8bに一時的に格納される。この高輝度領域低減手段
7は周囲の輝度より著しく高輝度の領域の輝度を低減す
るための高輝度補正回路71を有している。
りも所定閾値以上の高輝度を有する画素の輝度を補正し
て低減するようになっており、その補正方法の第一の例
としては、例えば、対象画素に隣接する画素の輝度の平
均輝度になる様に、当該対象画素を補正するものであ
る。
の第二の例としては、対象画素の輝度を所定値だけ減衰
せしめて輝度低下をなすよう補正するようにすることも
できる。この第二の例は、図4に示す様に、高輝度領域
1aが広い範囲に渡る場合に有効であるが、先の第一の
例は、高輝度領域が狭い範囲に適用できる。この補正回
路71の出力2″は眩しさ低減情報バッファ8bに一時
的に格納される。
情報バッファ8bとに格納された情報2′及び2″は、
足し合わされて眩しさ低減情報バッファ8に送られてデ
ィスプレイ装置に出力され、表示されるのである。
成は上記の通りであるが、眩しさ低減情報バッファにつ
いてさらに工夫している。色の見え変換手段3におい
て、輝度不均一化フィルタ61と高輝度補正回路71と
を作成し、これ等輝度不均一化フィルタ61と高輝度補
正回路71との両出力を足し合わせる回路を作成する。
そして、画像情報バッファ4からこれら回路を通した画
像情報を直接ディスプレイに出力することにより、図1
に示した眩しさ低減情報バッファ8a、眩しさ低減情報
バッファ8b、眩しさ低減情報バッファ8を省略するこ
とができる。
くいことである。その理由は、色の見え変換手段を設け
ることにより、ディスプレイ画面が眩しく見えず物体の
距離感がつかめるからである。
プレイ装置のブライトネスやコントラスト調節機能を明
るさ・コントラストを変えるという本来の目的のために
使用できることである。その理由は、従来の技術ではデ
ィスプレイ装置に表示された画像が眩しく見えやすいた
め、ブライトネスとコントラストを大幅に下げて、眩し
く見えにくいようにする必要があったからである。
図である。
る。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 画像信号の輝度を不均一化する輝度不均
一化手段と、前記画像信号のうち周囲の輝度よりも高輝
度部分の輝度を低減する高輝度低減手段と、これ等輝度
不均一化手段と高輝度領域低減手段との出力を足し合わ
せて出力する出力手段とを含むことを特徴とする画像信
号処理装置。 - 【請求項2】 前記輝度不均一化手段は、前記画像信号
の各画素の輝度情報に対して時間的に変化のない平面的
な輝度のばらつき特性を有する輝度不均一減衰フィルタ
であることを特徴とする請求1項記載の画像信号処理装
置。 - 【請求項3】 前記高輝度領域低減手段は、前記高輝度
部分の画素を隣接する画素の輝度の平均値に補正する輝
度補正手段であることを特徴とする請求項1または2記
載の画像信号処理装置。 - 【請求項4】 前記高輝度領域低減手段は、前記高輝度
部分の画素をより低い所定輝度に補正する輝度補正手段
であることを特徴とする請求項1または2記載の画像信
号処理装置。 - 【請求項5】 画像信号の輝度を不均一化する輝度不均
一化ステップと、前記画像信号のうち周囲の輝度よりも
高輝度部分の輝度を低減する高輝度領域低減ステップ
と、これ等輝度不均一化ステップと高輝度領域低減ステ
ップにより得られた出力を足し合わせて出力する出力ス
テップとを含むことを特徴とする画像信号処理方法。 - 【請求項6】 前記輝度不均一化ステップは、前記画像
信号の各画素の輝度情報を、時間的に変化のない平面的
な輝度のばらつきを有する輝度不均一減衰フィルタをと
おすようにしたことを特徴とする請求5項記載の画像信
号処理方法。 - 【請求項7】 前記高輝度領域低減ステップは、前記高
輝度部分の画素を隣接する画素の輝度の平均値に補正す
るようにしたことを特徴とする請求項5または6記載の
画像信号処理方法。 - 【請求項8】 前記高輝度領域低減ステップは、前記高
輝度部分の画素を隣接する画素をより低い所定輝度に補
正するようにしたことを特徴とする請求項5または6記
載の画像信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000055206A JP3596410B2 (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 画像信号処理装置及びその処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3596410B2 JP3596410B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005125179A1 (ja) * | 2004-06-22 | 2005-12-29 | Nikon Corporation | 質感を強調する画像処理装置、画像処理プログラム、電子カメラ、および画像処理方法 |
US8040387B2 (en) | 2006-02-27 | 2011-10-18 | Nikon Corporation | Image processing apparatus, image processing program, image processing method, and electronic camera for correcting texture of image |
JP2015037204A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | キヤノン株式会社 | 投影装置及びその制御方法 |
-
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- 2000-03-01 JP JP2000055206A patent/JP3596410B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2005125179A1 (ja) * | 2004-06-22 | 2008-04-17 | 株式会社ニコン | 質感を強調する画像処理装置、画像処理プログラム、電子カメラ、および画像処理方法 |
JP4595939B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2010-12-08 | 株式会社ニコン | 質感を強調する画像処理装置、画像処理プログラム、電子カメラ、および画像処理方法 |
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