JP2001244836A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JP2001244836A
JP2001244836A JP2000055989A JP2000055989A JP2001244836A JP 2001244836 A JP2001244836 A JP 2001244836A JP 2000055989 A JP2000055989 A JP 2000055989A JP 2000055989 A JP2000055989 A JP 2000055989A JP 2001244836 A JP2001244836 A JP 2001244836A
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signal
level
circuit
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frequency
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Seiichi Koike
清一 小池
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Sony Corp
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  • Television Receiver Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セット本体に負担をかけることなく、選局動
作を安定して行うことができる受信装置を提供するこ
と。 【解決手段】 例えばオートサーチ動作やプリセット動
作時といった選局動作時は、チューナ部3に設けられて
いる第1のレベル設定回路33、或いはこの第1のレベ
ル設定回路33と、IF部4に設けられている第2のレ
ベル設定回路48により、AGC回路47からRFアン
プ31にフィードバックされるRF-AGC信号の電圧レベル
を下げることでRFアンプ31の利得を下げるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばチャンネル
のオートサーチ機能やオートプリセット機能を有する受
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン受像機において
は、選局機能として、例えば受信周波数を掃引して有信
号チャンネルを検波した時に掃引を停止してチャンネル
を選局する、いわゆるオートサーチ(チャンネルサー
チ)機能や、受信周波数を掃引して有信号チャンネルの
サーチを行い、有信号チャンネルと決められた選局キー
とを対応させてメモリしておく、いわゆるオートプリセ
ット(チャンネルプリセット)機能を有していることが
知られている。
【0003】また、テレビジョン放送電波は、放送局の
送信出力や、放送局とテレビジョン受像機間の距離、テ
レビジョン受像機の周囲の環境等により受信電波の強さ
が異なる。そのため、例えばテレビジョン受像機では、
例えばチューナ部や中間周波数検波部等からなる受信装
置において、チューナ部の利得を自動的に制御して常に
一定の検波出力が得られるように制御するAGC(Auto
matic Gain Control)回路が備えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばテレ
ビジョン受像機において、上記したチャンネルサーチ機
能やチャンネルプリセット機能による選局動作を行った
場合、受信帯域内に本来希望している信号(希望波)以
外の信号(妨害波)が存在し、且つ、その妨害波のレベ
ルが希望波のレベルより大きいと、受信チャンネルとし
て妨害波を選局してしまうことがあった。特に、三次歪
みで発生した妨害波には一次成分が含まれているため、
テレビジョン受像機は、この妨害波を検波した後でもテ
レビジョン信号の同期信号成分を持つ正規の放送波であ
ると判断する。このため、例えばチャンネルプリセット
機能による選局動作を行っている時に、三次歪みで発生
した妨害波が存在すると、本来存在しない妨害波を正規
の放送波と認識してしまい、膨大なチャンネルをプリセ
ットしてしまうことがあった。
【0005】また、例えばチャンネルサーチ機能による
選局動作時において、妨害波が希望波の周波数に近いと
ころに発生すると、テレビジョン受像機のAFT(Auto
Fine Tuning:自動周波数調整)が作動して、妨害波を
希望波と誤認識して引き込んでしまい希望波を受信でき
なくなるという問題が生じることがあった。
【0006】上記したような受信帯域内に発生する妨害
波は、例えば受信装置のチューナ部に過大な受信信号が
加わることによって発生する。これは、選局動作時、例
えばチューナ部の同調が正規の受信周波数から離れてい
る時は、中間周波数検波部において検波出力が得られ
ず、チューナ部の利得はAGC回路により最大に制御さ
れる。そして、この時にチューナ部に強レベル信号や多
波の信号が入力されるとAGC回路によりチューナ部の
利得を減衰しきれずチューナ部に過大な受信信号が加わ
ることになる。この結果、受信帯域内に、受信信号の歪
みにより発生するビート成分等が妨害波となって発生す
ることによるものである。
【0007】特に、近年、テレビジョン受像機等の電子
機器においては、省エネルギー化に伴って駆動電圧の低
電圧化が推進されているが、低電圧化が進むにしたがっ
て、チューナ部の歪み特性は悪化する傾向が強くなって
きている。
【0008】そこで、従来からテレビジョン受像機の受
信装置では、選局動作時、例えばテレビジョン受像機全
体の制御を行うマイコンによってチューナ部の利得を減
衰させるようにすることが考えられる。しかしながら、
この場合は、受信装置から見れば常にその動作がテレビ
ジョン受像機側(セット側)の制御を行うマイコンに依
存したものとなるため、セット側に対してハード的及び
/又はソフト的に負担を強いる構成となることは否めな
かった。
【0009】そこで、本発明は上記したような点を鑑み
てなされたものであり、テレビジョン受像機等のセット
側に負担をかけることなく、チャンネルサーチやチャン
ネルプリセット等の選局動作を安定して行うことができ
る受信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の受信装置は、受信電波を増幅する高周波増
幅器と、入力される選局データに応じた周波数とされる
選局発振信号を出力する局部発振回路と、高周波増幅器
から出力される受信信号と、選局発振信号を混合して、
中間周波数出力を得る周波数混合器とを備えたチューナ
手段と、中間周波数出力を検波する検波回路と、検波回
路の検波出力に基づいて、高周波増幅器の利得を制御す
る利得制御信号を出力するオートゲインコントロール回
路とを備えた中間周波数検波手段とからなる受信装置に
おいて、局部発振回路から出力される、選局発振信号の
同期状態を示す同期信号に基づいて、利得制御信号のレ
ベルを所定レベルに設定することができるレベル設定手
段を設けるようにした。そして 選局動作時、第1のレ
ベル設定手段により利得制御信号を所定レベルに設定す
るようにした。
【0011】また、本発明の受信装置は、受信電波を増
幅する高周波増幅器と、入力される選局データに応じた
周波数とされる選局発振信号を出力する局部発振回路
と、高周波増幅器から出力される受信信号と、選局発振
信号を混合して、中間周波数出力を得る周波数混合器と
を備えたチューナ手段と、中間周波数出力を検波する検
波回路と、周波数混合器から所定の中間周波数出力が得
られた時に、所定の周波数とされる検波発振信号を出力
する検波発振回路と、検波回路の検波出力に基づいて、
高周波増幅器の利得を制御する利得制御信号を出力する
オートゲインコントロール回路とを備えた中間周波数検
波手段とからなる受信装置において、局部発振回路から
出力される、選局発振信号の同期状態を示す第1の同期
信号に基づいて、利得制御信号のレベルを所定レベルに
設定することができる第1のレベル設定手段をチューナ
手段に設けると共に、検波用発振回路から出力される、
検波発振信号の同期状態に示す第2の同期信号に基づい
て、利得制御信号のレベルを所定レベルに設定する第2
のレベル設定手段を上記中間周波数検波手段に設けるよ
うにした。そして、選局動作時、第1のレベル設定回路
と第2のレベル設定手段により、利得制御信号を所定レ
ベルに設定するようにした。
【0012】そして、本発明の受信装置はテレビジョン
受像機に用いることとした。
【0013】本発明によれば、例えばチャンネルサーチ
やチャンネルプリセットという選局動作を行っている時
は、チューナ手段に設けた第1のレベル設定手段、或い
はこの第1のレベル設定手段と中間周波数検波手段に設
けた第2のレベル設定手段によって、オートゲインコン
トロール回路から出力される利得制御信号を所定レベル
に設定するようにした。これにより、選局動作時、高周
波増幅器の利得を減衰させて、ビート成分等による妨害
波の発生を抑制することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の受信装置の実施の
形態について説明する。図1は本実施の形態とされる受
信装置を適用したテレビジョン受像機の主要なブロック
の構成を示した図である。この図1において、アンテナ
1で受信された放送電波は、破線で囲って示した本実施
の形態とされる受信装置2のチューナ部3に入力され
る。チューナ部3は受信された放送電波の増幅、所望チ
ャンネルの放送信号の選局を行うと共に、放送信号を所
定の中間周波数(IF)にダウンコンバートして中間周
波数検波部(以下、「IF部」という)4に出力する。
なお、チューナ部3の構成については後述する。
【0015】IF部4は、例えばチューナ部3から出力
されるIF信号に含まれる映像信号の検波を行い、その
検波出力(映像出力)を映像信号処理部5に出力する。
また、その検波結果からチューナ部3において放送電波
を増幅する際の利得(ゲイン)を制御するRF-AGC信号を
チューナ部3にフィードバックする。なお、IF部4の
構成についても後述する。
【0016】映像信号処理部5は、例えば映像信号を輝
度信号Yと色信号Cを分離するY/C分離回路、輝度信
号Yの信号処理を行う輝度信号処理回路、色信号Cの信
号処理を行う色信号処理回路等を備えて構成される。受
像管(CRT:Cathode Ray Tube)8は、映像信号処理
部5から供給されるRGB信号に応じた画像を表示する
ようにされる。同期分離回路6は、映像信号に含まれる
同期信号を分離して、偏向系ブロック7に出力する。偏
向系ブロック7は、同期分離回路6からの同期信号に基
づいて、受像管8の偏向走査を行う。制御部9は、当該
テレビジョン受像機の各部の制御を行うと共に、例えば
チャンネルサーチやチャンネルプリセット等の選局動作
をチューナ部3に実行させる時は、チューナ部3に対し
て所定の選局データを供給するようにされる。
【0017】図2は、上記図1に示した受信装置2の構
成を示したブロック図である。この図2に示すチューナ
部3は、アンテナ1からのRF入力が、高周波増幅器
(RFアンプ)31に入力される。RFアンプ31は、
アンテナ1からのRF入力を増幅して混合器(ミキサ)
32に出力する。この場合、RFアンプ31は後述する
AGC回路47からのRF-AGC信号によって、その利得が
制御されている。例えばRF-AGC信号の電圧レベルに比例
してその利得が制御されている。
【0018】ミキサ32はRFアンプ31により増幅さ
れたRF信号と、電圧制御発振器(VCO:Voltage-co
ntrolled Oscillator)35からの選局発振信号とをミ
キシングすることにより、一定の中間周波数の信号に変
換して出力する。
【0019】破線で囲って示した局部発振回路33は選
局用の発振回路であり、例えばPLL(Phase Locked L
oop)回路34、電圧制御発振器(以下、「VCO」と
いう)35、及び基準発振器36によって構成される。
PLL回路34は基準発振器35からの基準信号に基づ
いて、VCO35の出力が、制御部9(図1参照)から
の選局データに対応した周波数となるようにコントロー
ルする。またPLL回路34には、VCO35の出力が
選局データに対応した所定の周波数に同期(ロック)し
たどうかを示すロック端子が設けられており、このロッ
ク端子からロック状態を示すロック信号LOCK1 ̄を出力
する。例えばVCO35が出力が、選局データに対応し
た所定の周波数にロックしている時は、PLL回路34
のロック端子から出力されるロック信号LOCK1 ̄が「Lo
w」レベルとなる。また逆にVCO35が出力が所定の
周波数に同期していない、いわゆるアンロック状態の時
は、PLL回路34から出力されるロック信号LOCK1 ̄
が「High」レベルとなる。
【0020】第1のレベル設定回路37は、上記局部発
振回路33のロック信号LOCK1 ̄に基づいて、RFアン
プ31に供給されているRF-AGC信号の電圧レベルを所定
レベルまで下げるように構成されている。この場合、第
1のレベル設定回路37は、例えばスイッチング素子Q
1、分圧抵抗R1、ベース抵抗RB1、コンデンサC1によ
って構成され、スイッチング素子Q1のベースはベース
抵抗R1を介してPLL回路34のロック出力端子に接
続される。またスイッチング素子Q1のコレクタは分圧
抵抗R1を介してRF-AGC信号ラインに接続され、そのエ
ミッタは接地(アース)される。またスイッチング素子
Q1のベース−アース間にはコンデンサC1が設けられて
いる。
【0021】チューナ部3から出力されるIF信号は、
IF部4の検波器41及びバンドパスフィルタ(BP
F)42に供給される。検波器41は、IF信号とVC
O45からの検波発振信号とによりスイッチングするこ
とによって、IF信号に含まれる映像信号の検波を行
い、その検波出力をAGC回路47及び後段の映像信号
処理部5(図1参照)に出力するようにされる。
【0022】BPF42は、所定の中間周波数(IF)
成分の信号だけ通過させるフィルタとされる。破線で囲
って示した検波用発振回路43は、上記した局部発振回
路34と同様、PLL回路44、VCO45、及び同期
検波用の基準発振器46によって構成され、PLL回路
44はVCO45の出力が基準信号46の発振出力を基
準にして発振する。この発振出力の移相はBPF42を
通過してPLL回路44に入力されるIF成分と等しく
なるようにコントロールされる。
【0023】AGC回路47は、検波器41から出力さ
れる映像検波出力が常に一定となるように、RFアンプ
31の利得制御を行う。例えば検波器41からの検波出
力レベルが小さければ高い電圧レベルのRF-AGC信号を出
力し、検波出力レベルが大きければ低い電圧レベルのRF
-AGC信号を出力するように構成されている。
【0024】上記図2に示した本実施の形態の受信装置
2の動作を図3に示すタイミング図を参照しながら説明
する。この図3(a)にはPLL回路34からのロック
信号LOCK1 ̄の出力波形が示され、同図(b)には第1
のレベル設定回路37に設けられているスイッチング素
子Q1の動作が示され、同図(c)にはAGC回路47
から出力されるRF−AGC信号の出力波形が示されて
いる。また同図(d)には、本実施の形態との比較とし
て、従来の受信装置のAGC回路から出力されるRF−
AGC信号の出力波形が示されている。
【0025】例えばチューナ部3が受信動作状態にある
と、チューナ部3のPLL回路34はロック状態となる
ため、PLL回路34から出力されるロック信号LOCK1
 ̄は「Low」レベルとなる。この時のスイッチング素子
Q1はオフ状態とされ、AGC回路47からRFアンプ
31にフィードバックされるRF-AGC信号の電圧レベル
は、検波器41において検波された検波出力に対応した
ものとなる。
【0026】ここで、例えばチューナ部3のPLL回路
34が制御部9から新たな選局データを受け取ると、P
LL回路34のロックが外れ、チューナ部3は選局デー
タに応じた選局動作を開始する。この時、PLL回路3
4から出力されるロック信号LOCK1 ̄が、図3(b)に
示すように、「Low」レベルから「High」レベルにな
り、図3(c)に示すように、スイッチング素子Q1が
オフからオンになる。すると、RF-AGC信号の電圧レベル
は、第1のレベル設定回路37の抵抗R1によって分圧
され、RF-AGC信号の電圧レベルは、図3(d)に示すよ
うは、抵抗R1の抵抗値によって決定される所定の電圧
レベルまで低下することになる。これにより、RFアン
プ31の利得は、第1のレベル設定回路37によって決
定される所定レベルまで減衰することになる。なお、抵
抗R1の抵抗値は、強い妨害波信号に対して十分抑制
し、RFアンプ31の飽和によってIF帯域内にビート
成分が発生しないように適宜設定すればよい。
【0027】そして、VCO35の発振周波数が選局デ
ータに対応した選局チャンネルの周波数になり、正規の
テレビジョン信号が検出されたと判断されると、VCO
35の発振周波数が固定され、その周波数でPLL回路
34がロック状態になる。これにより、チューナ部3は
再び受信動作を開始する。この場合、PLL回路34か
ら出力されるロック信号LOCK1 ̄は「Low」レベルになっ
てスイッチング素子Q1がオフになる。これにより、R
Fアンプ31にフィードバックされるRF-AGC信号は、検
波器41において検波された検波出力のレベルに対応し
た電圧レベルとなり、RFアンプ31の利得は、そのA
GC動作によって適正な検波出力が得られるゲインに対
応したものとなる。
【0028】また、本実施の形態では第1のレベル設定
回路37にコンデンサC1を設けるようにしているた
め、第1のレベル設定回路37によるRF-AGC信号のレベ
ル設定期間を、図3(c)に鎖線で示したように長くす
ることができ、またコンデンサC1の容量値を可変する
ことでレベル設定期間を可変することも可能である。
【0029】これに対して、従来の例えば第1のレベル
設定回路37を備えていない受信装置では、選局動作
時、図3(d)に示すように、RFアンプ31の利得を
制御するRF-AGC信号の電圧レベルが最大になり、RF入
力として強レベルの信号や多波信号が入力されると、R
Fアンプ31やミキサ32の歪み特性によりIF帯域内
にビート成分が発生していた。
【0030】このように、本実施の形態の受信装置2で
は、チューナ部3内に第1のレベル設定回路37を設け
るといった簡単な構成で、選局動作時、第1のレベル設
定回路37により、RF-AGC信号の電圧レベルを所定レベ
ルまで下げるようにしている。従って、選局動作時、R
F入力のレベルに関係なく、RFアンプ31にフィード
バックされるRF-AGC信号の電圧レベルを所定レベルまで
下げることができるので、RFアンプ31の利得を減衰
させることができる。例えばRF入力として強レベルの
信号や多波信号が入力された場合でも、RFアンプ31
やミキサ32において発生するRF入力の歪み成分を抑
制することができる。これにより、IF帯域内に発生す
るビート成分によってPLL回路34が歪み成分にロッ
クすることなく、安定した選局動作を実現することがで
きる。
【0031】また、本実施の形態の受信装置では、チュ
ーナ部3内に第1のレベル設定回路37を設け、チュー
ナ部3内のPLL回路34から出力されるロック信号LO
CK1 ̄により、第1のレベル設定回路37の動作制御を
行うようにしている。従って、このような受信装置をテ
レビジョン受像機に適用すれば、選局動作時におけるRF
-AGC信号の電圧レベルの制御は、テレビジョン受像機の
制御部9に依存することなく、受信装置2により行うこ
とが可能になる。これにより、選局動作時、チューナ部
3において発生するビート成分等の妨害波を受信装置に
より抑制することができるため、テレビジョン受像機に
ハード的或いはソフト的な構成を設ける必要がなく、そ
れだけテレビジョン受像機側の負担を軽くすることがで
きる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態とされる
受信装置のブロック図を図4に示す。なお、図2と同一
ブロックには同一番号を付してその説明は省略する。こ
の図4に示す受信装置は、上記図2に示した受信装置と
同様、チューナ部3内に第1のレベル設定回路37を設
けると共に、IF部4内にも第2のレベル設定回路48
を設けるようにしたものとされる。この場合、第2のレ
ベル設定回路48は、上記第1のレベル設定回路37と
同様、スイッチング素子Q2、抵抗R2、ベース抵抗RB
2、コンデンサC2によって構成される。つまり、この図
4に示す受信装置は、選局動作時、第1のレベル設定回
路37と第2のレベル設定回路48によってRFアンプ
31に入力されるRF-AGC信号の電圧レベルを所定の電圧
レベルまで下げるように構成したものである。
【0033】上記図4に示した受信装置の動作を図5に
示すタイミング図を参照しながら説明する。この図5
(a)にはPLL回路34からのロック信号LOCK1 ̄の
出力波形が、同図(b)にはPLL回路44からのロッ
ク信号LOCK2 ̄の出力波形が、同図(c)にはスイッチ
ング素子Q1の動作が、同図(d)にはスイッチング素
子Q2の動作がそれぞれ示されている。また、同図
(e)にはAGC回路47から出力されるRF-AGC信号の
出力波形が示されている。
【0034】この場合、チューナ部3が受信状態にある
時は、チューナ部3のPLL回路34、及びIF部4の
PLL回路44はともにロック状態となり、PLL回路
34からのロック信号LOCK1 ̄、及びPLL回路44か
らのロック信号LOCK2 ̄はともに「Low」レベルとなる。
この時のスイッチング素子Q1,Q2はともにオフ状態と
され、AGC回路47からRFアンプ31にフィードバ
ックされるRF-AGC信号の電圧レベルは、検波器41にお
いて検波された検波出力に対応したものとなっている。
【0035】次に、例えばチューナ部3のPLL回路3
4が制御部9から新たな選局データを受け取ると、PL
L回路34のロックが外れ、チューナ部3は選局データ
に応じた選局動作を開始する。この時、PLL回路34
のロック信号LOCK1 ̄が「High」レベルになり、第1の
レベル設定回路37のスイッチング素子Q1がオンにな
る。すると、RF-AGC信号の電圧レベルは第1のレベル設
定回路37の抵抗R1によって分圧され、RF-AGC信号の
電圧レベルは、抵抗R1の抵抗値によって決定される電
圧レベルまで低下する。
【0036】PLL回路34のロック外れにともない、
ミキサ32から出力されるIF出力の周波数は、所定の
中間周波数からずれるため、IF部4のPLL回路44
のロックが外れ、PLL回路44のロック信号LOCK2 ̄
が、PLL回路34のロック信号LOCK1 ̄より少し遅れ
たタイミングで「High」レベルになり、第2のレベル設
定回路48のスイッチング素子Q2がオンになる。これ
により、RF-AGC信号は抵抗R2によってさらに分圧さ
れ、その電圧レベルはさらに低下することになる。即
ち、RF-AGC信号の電圧レベルは、第1のレベル設定回路
37の抵抗R1と、第2のレベル設定回路48の抵抗R2
によって決定される電圧レベルまで下がることになる。
【0037】次に、チューナ部3のVCO35の発振周
波数が選局データに対応した選局チャンネルの周波数に
なり、正規のテレビジョン信号が検出されたと判断され
ると、VCO35の発振周波数が固定され、その周波数
でPLL回路34がロック状態になる。これにより、チ
ューナ部3は再び受信動作を開始する。この時、PLL
回路34からのロック信号LOCK1 ̄が「High」レベルか
ら「Low」レベルになってスイッチング素子Q1がオフに
なる。この場合、RFアンプ31に入力されるRF-AGC信
号は、第2のレベル設定回路48の分圧抵抗R2のみで
分圧されることになるので、RF-AGC信号の電圧レベル
は、抵抗R1と抵抗R2によって決定される電圧レベルま
でより高い電圧レベルとなる。これにより、RFアンプ
31の利得も上がることになるが、例えばRF入力とし
て強レベルの信号や多波信号が入力された場合でもビー
ト成分等による妨害波は発生することはない。
【0038】そして、ミキサ32から出力されるIF信
号が所定の中間周波数になると、IF部4のPLL回路
44がロック状態となり、PLL回路44から出力され
るロック信号LOCK2 ̄が、PLL回路34から出力され
るロック信号LOCK1 ̄より少し遅れたタイミングで「Lo
w」レベルになり、トランジスタQ2がオフになる。これ
により、RF-AGC信号の電圧レベルは、検波器41におい
て検波された検波出力のレベルに対応した電圧レベルと
なり、RFアンプ31の利得は、AGC動作によって適
正な検波出力が得られるゲインに対応したものとなる。
【0039】なお、この場合も第1及び第2のレベル設
定回路37,48にコンデンサC1,C2を設けるように
しているため、第1及び第2のレベル設定回路37,4
8によるRF-AGC信号のレベル設定期間を、図5(e)に
鎖線で示したように長くすることができると共に、その
容量値を可変することでレベル設定期間を可変すること
も可能である。
【0040】このように第2の実施の形態とされる受信
装置では、チューナ部3内に第1のレベル設定回路37
を設け、IF部4内に第2のレベル設定回路48を設け
るようにして、選局動作時、RFアンプ31にフィード
バックされるRF-AGC信号の電圧レベルを所定レベルまで
下げることでRFアンプ31の利得を所定のレベルに設
定することができる。従って、選局動作時、例えばRF
入力として強レベルの信号や多波信号が入力された場合
でも、RFアンプ31やミキサ32において発生するR
F入力の歪み成分を確実に抑制することができる。これ
により、IF帯域内に発生するビート成分によってPL
L回路34が歪み成分にロックすることなく、例えば図
2に示した受信装置より安定した選局動作を実現するこ
とができる。
【0041】また、この場合もテレビジョン受像機側
に、選局動作時に発生するビート成分等の妨害波を抑制
するためのハード的或いはソフト的な構成を設ける必要
がないので、テレビジョン受像機側の負担を軽くするこ
とができることはいうまでもない。
【0042】なお、これまで説明した本実施の形態で
は、RFアンプ31の利得は、AGC回路47からフィ
ードバックされるRF-AGC信号の電圧レベルに比例して変
化するものとし、その場合の第1及び第2のレベル設定
回路37,48の構成及び動作につて説明したが、これ
はあくまでも一例であり、本発明としての第1及び第2
のレベル設定回路の構成及び動作は、選局動作時、RF
アンプ31の利得を減衰させるものであればよいのはい
うまでもない。例えばRFアンプ31の利得とRF-AGC信
号の電圧レベルとの関係が、RF-AGC信号の電圧レベルが
高い時、RFアンプ31の利得が減衰するような関係と
なる時は、第1及び第2のレベル設定回路37,48の
構成としてはRF-AGC信号の電圧レベルが高くなるよう構
成すればよいものである。
【0043】また、本実施の形態では、本発明の受信装
置をテレビジョン受像機に適用した場合を例に挙げて説
明したが、本発明としてはチャンネルサーチやチャンネ
ルプリセットという選局動作が実行される各種機器に適
用することが可能とされる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受信装置
は、例えばオートサーチ動作やプリセット動作時という
選局動作時において、チューナ手段に設けられている第
1のレベル設定手段により高周波増幅器の利得を下げる
ようにしている。従って、受信電波が強レベルの信号や
多波の信号という条件下においても、選局動作時にビー
ト成分をプリセットしたり、希望信号を受信できないと
いうことがなく、安定した選局動作を簡単な構成で実現
することができる。
【0045】また、チューナ手段に第1のレベル設定手
段を設けると共に、中間周波数検波手段に第2のレベル
設定手段に設けて、高周波増幅器の利得を下げるように
すれば、より確実に安定した選局動作を実現することが
できる。
【0046】また、チューナ手段に第1のレベル設定手
段を設ける、或いはチューナ手段に第1のレベル設定手
段を設けると共に、中間周波数検波手段に第2のレベル
設定手段を設けた、本発明の受信装置を例えばテレビジ
ョン受像機に適用した場合は、安定した選局動作を得る
ためのハード的或いはソフト的な構成をテレビジョン受
像機側に設ける必要がないため、それだけテレビジョン
受像機側に負担をかけることがないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態とされる受信装置が適用さ
れたテレビジョン受像機の主要な構成を示したブロック
図である。
【図2】第1の実施の形態とされる受信装置の構成を示
したブロック図である。
【図3】図2に示した受信装置の各部の動作タイミング
を示した図である。
【図4】第2の実施の形態とされる受信装置の構成を示
したブロック図である。
【図5】図4に示した受信装置の各部の動作タイミング
を示した図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 受信装置、3 チューナ部、4 I
F部、5 映像信号処理部、6 同期分離部、7 偏向
系ブロック、8 CRT、9 制御部、31RFアン
プ、32 ミキサ、33 局部発振回路、34 44
PLL回路、35 45 VCO、36 46 基準発
振器、37 第1のレベル設定回路、41 検波器、4
2 BPF、43 検波発振回路 47 AGC回路、
48 第2のレベル設定回路、
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA11 AA24 BA18 DA01 DA04 DA06 DA07 5C026 BA06 BA10 BA11 BA18 5J103 AA07 AA10 AA24 CB05 DA00 DA01 DA03 DA05 DA16 DA41 EA03 FA03 GA11 JA09 5K020 AA02 DD01 EE00 EE01 FF04 GG01 GG04 GG14 HH13 JJ01 JJ03 MM12 5K061 AA04 AA10 BB07 CC08 CC11 CC16 CC25 CC45 CC52 JJ11 JJ24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信電波を増幅する高周波増幅器と、入
    力される選局データに応じた周波数とされる選局発振信
    号を出力する局部発振回路と、上記高周波増幅器から出
    力される受信信号と、上記選局発振信号を混合して、中
    間周波数出力を得る周波数混合器とを備えたチューナ手
    段と、 上記中間周波数出力を検波する検波回路と、上記検波回
    路の検波出力に基づいて、上記高周波増幅器の利得を制
    御する利得制御信号を出力するオートゲインコントロー
    ル回路とを備えた中間周波数検波手段と、 からなる受信装置において、 上記局部発振回路から出力される、上記選局発振信号の
    同期状態を示す同期信号に基づいて、上記利得制御信号
    のレベルを所定レベルに設定することができるレベル設
    定手段を設け、 選局動作時、上記第1のレベル設定手段により上記利得
    制御信号を所定レベルに設定するようにしたことを特徴
    とする受信装置。
  2. 【請求項2】 当該受信装置は、テレビジョン受像機に
    用いられることを特徴とする請求項1に記載の受信装
    置。
  3. 【請求項3】 受信電波を増幅する高周波増幅器と、入
    力される選局データに応じた周波数とされる選局発振信
    号を出力する局部発振回路と、上記高周波増幅器から出
    力される受信信号と、上記選局発振信号を混合して、中
    間周波数出力を得る周波数混合器とを備えたチューナ手
    段と、 上記中間周波数出力を検波する検波回路と、上記周波数
    混合器から所定の中間周波数出力が得られた時に、所定
    の周波数とされる検波発振信号を出力する検波発振回路
    と、上記検波回路の検波出力に基づいて、上記高周波増
    幅器の利得を制御する利得制御信号を出力するオートゲ
    インコントロール回路とを備えた中間周波数検波手段
    と、 からなる受信装置において、 上記局部発振回路から出力される、上記選局発振信号の
    同期状態を示す第1の同期信号に基づいて、上記利得制
    御信号のレベルを所定レベルに設定することができる第
    1のレベル設定手段を上記チューナ手段に設けると共
    に、 上記検波用発振回路から出力される、上記検波発振信号
    の同期状態に示す第2の同期信号に基づいて、上記利得
    制御信号のレベルを所定レベルに設定する第2のレベル
    設定手段を上記中間周波数検波手段に設け、 選局動作時、上記第1のレベル設定回路と上記第2のレ
    ベル設定手段により、上記利得制御信号を所定レベルに
    設定するようにしたことを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 当該受信装置は、テレビジョン受像機に
    用いられることを特徴とする請求項3に記載の受信装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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