JP2001244792A - ディジタルハイパスフィルタおよびディジタルハイパスフィルタを用いたジッタ測定器 - Google Patents

ディジタルハイパスフィルタおよびディジタルハイパスフィルタを用いたジッタ測定器

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JP2001244792A JP2000053459A JP2000053459A JP2001244792A JP 2001244792 A JP2001244792 A JP 2001244792A JP 2000053459 A JP2000053459 A JP 2000053459A JP 2000053459 A JP2000053459 A JP 2000053459A JP 2001244792 A JP2001244792 A JP 2001244792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速なデバイスで高速なフィルタリング処理
が行えるようにする。 【解決手段】 入力されるデータ列x〔n〕に対して伝
達関数1/(1−α −2)で表される演算を行う
第1演算部31を、入力データと帰還データとを加算す
る加算器36と、加算器36の出力を1次遅延する遅延
器37と、遅延器37の出力に係数α を乗算し、そ
の乗算結果を帰還データとして加算器36に入力する乗
算器38とからなる2組の演算回路31b、31cと、
第1演算部31に入力されるデータ列x〔n〕をその入
力レートと等しい周期で2組の演算回路31b、31c
の加算器36に振り分けて入力するデータ振分回路31
aと、2組の演算回路の各加算器36の出力を入力レー
トと等しい周期でデータ振り分け順に選択して出力する
出力選択回路31dとによって構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルハイパ
スフィルタおよびそれを用いたジッタ測定器において、
ディジタルハイパスフィルタの処理を高速化するための
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を伝送するシステムで
は、ディジタル信号が伝送路を伝送する間に生じたジッ
タ(10Hz以上の位相揺らぎ)によって、データを正
しく受信できなくなる場合がある。
【0003】このため、ディジタル信号を伝送するシス
テムを新たに布設する場合や、メインテナンスをする際
に、そのシステムのジッタ量を測定する必要がある。
【0004】図10は、このような目的で使用されてい
る従来のジッタ測定器10の構成を示している。
【0005】このジッタ測定器10では、位相比較器1
1によって被測定信号S(ディジタル信号のクロック成
分)と分周器12の出力の位相差を検出し、その誤差信
号から第1のローパスフィルタ(LPF)13によって
ジッタ周波数以下の誤差信号を抽出し、電圧制御発振器
14へ入力している。
【0006】電圧制御発振器14の発振周波数は、第1
のローパスフィルタ13から出力される誤差信号の平均
電圧(直流分)によって被測定信号Sの周波数に対して
分周器12の分周比倍の周波数に一致するようにコント
ロールされ、その発振出力を分周器12に出力する。
【0007】一方、第1のローパスフィルタ13から出
力される誤差信号は、A/D変換器15によってディジ
タル変換され、ディジタルハイパスフィルタ(HPF)
16および第2のローパスフィルタ17に入力される。
【0008】ディジタルハイパスフィルタ16および第
2のローパスフィルタ17は、入力される誤差信号か
ら、10Hz以上から伝送ビットレート毎に規定された
帯域までのジッタ成分を抽出する。ディジタルハイパス
フィルタ16および第2のローパスフィルタ17によっ
て抽出されたジッタ成分信号はジッタ量検出器18に出
力され、そのジッタ成分信号から被測定信号Sのジッタ
量Jが検出される。
【0009】ここで、ディジタルハイパスフィルタ16
としては、一般的に次の伝達関数H(z)で表される演
算処理を行う1次のIIR型ハイパスフィルタが用いら
れている。
【0010】 H(z)=g(1−z−1)/(1−α−1) ただし、g=p/(p+1) α=(p−1)/(p+1) p=1/tan(πfc/fs) fs:サンプリング周波数 fc:低域遮断周波数
【0011】この伝達関数H(z)をもつディジタルハ
イパスフィルタ16は、図11に示すように加算器16
a、減算器16b、データを1サンプル分遅延する1次
の遅延器16cおよび2つの乗算器16d、16eによ
って構成される。
【0012】即ち、入力データ列x〔n〕と第1乗算器
16dからの帰還データとを加算器16aによって加算
し、その加算結果を遅延器16cおよび減算器16bに
入力する。
【0013】遅延器16cの出力は第1乗算器16dお
よび減算器16bに入力される。第1乗算器16dは、
遅延器16cの出力にフィルタ係数αを乗算し、その
乗算結果を帰還データとして加算器16aに出力する。
【0014】また、減算器16bは、加算器16aの出
力から遅延器16cの出力を減算し、その減算結果を第
2乗算器16eへ出力する。
【0015】第2乗算器16eは、減算器16bの出力
にフィルタ係数gを乗算し、この乗算結果y〔n〕を
このディジタルハイパスフィルタ16の演算結果として
出力する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このような構成を有す
るジッタ測定器を用いたジッタ測定に関して、近年、I
TU−T0.172の勧告で、ジッタ成分を抽出するた
めのフィルタの周波数特性が規格化された。
【0017】ところが、この規格では、ビットレートが
2488.32Mbit/S(STM−16)のときに
サンプリング周波数fsが最低でも80MHzのフィル
タリング処理が必要となり、ディジタルハイパスフィル
タ16として高速なデバイスを用いたとしても、計算量
の多い乗算器がネックとなって、容易に実現できないと
いう問題があった。
【0018】本発明は、この問題を解決して、低速なデ
バイスでも高速なフィルタリング処理が行えるディジタ
ルハイパスフィルタおよびこれを用いたジッタ測定器を
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のディジタルハイパスフィルタ
は、入力されるデータ列に対して伝達関数1/(1−A
−N)(Nは正の整数)で表される演算を行う演算部
(31)を含むディジタルハイパスフィルタにおいて、
前記演算部が、入力データと帰還データとを加算する加
算器(36)と、該加算器の出力を1次遅延する遅延器
(37)と、該遅延器の出力に係数Aを乗算し、その乗
算結果を前記帰還データとして前記加算器に入力する乗
算器(38)とからなるN組の演算回路(31b、31
c)と、該演算部に入力されるデータ列を該データ列の
入力レートと等しい周期で前記N組の演算回路の加算器
に振り分けることによって前記入力データとして前記加
算器に入力せしめるデータ振分回路(31a)と、前記
N組の演算回路の各加算器の出力を前記入力レートと等
しい周期で前記データ振り分け順に選択して出力する出
力選択回路(31d)とによって構成されている。
【0020】また、本発明の請求項2のディジタルハイ
パスフィルタは、入力されるデータ列に対し1に近い係
数Bのべき乗B(Mは整数)の乗算処理を行う乗算処
理部(80)を含むディジタルハイパスフィルタにおい
て、前記乗算処理部を、該乗算処理部に入力されるデー
タ列にB=1−Cを満たす値CのM倍を乗算する乗算器
(81)と、前記入力されるデータ列から前記乗算器の
出力を減算し、その減算結果を該乗算処理部の演算結果
として出力する減算器(82)とによって構成し、近似
計算することを特徴としている。
【0021】また、本発明の請求項3のディジタルハイ
パスフィルタを用いたジッタ測定器は、入力された被測
定信号と参照信号との位相差を誤差信号として検出し、
該誤差信号を所定のサンプリング周期でサンプリングし
てディジタル変換し、該ディジタル変換した誤差信号
を、入力されるデータ列に対して伝達関数1/(1−A
−N)(Nは正の整数)で表される演算を行う演算部
(31)を含むディジタルハイパスフィルタ(30)に
入力し、該ディジタルハイパスフィルタを通過した誤差
信号に基づいて前記被測定信号のジッタ量を検出するジ
ッタ測定器において、前記ディジタルハイパスフィルタ
の前記演算部が、入力データと帰還データとを加算する
加算器(36)と、該加算器の出力を1次遅延する遅延
器(37)と、該遅延器の出力に係数Aを乗算し、その
乗算結果を前記帰還データとして前記加算器に入力する
乗算器(38)とからなるN組の演算回路(31b、3
1c)と、該演算部に入力されるデータ列を前記サンプ
リング周期で前記N組の演算回路の加算器に振り分ける
ことによって前記入力データとして前記加算器に入力せ
しめるデータ振分回路(31a)と、前記N組の演算回
路の各加算器の出力を前記サンプリング周期で前記デー
タ振り分け順に選択して出力する出力選択回路(31
d)とによって構成されていることを特徴としている。
【0022】また、本発明の請求項4のディジタルハイ
パスフィルタを用いたジッタ測定器は、入力された被測
定信号と参照信号との位相差を誤差信号として検出し、
該誤差信号を所定のサンプリング周期でサンプリングし
てディジタル変換し、該ディジタル変換した誤差信号
を、入力されるデータ列に対し1に近い係数Bのべき乗
(Mは整数)の乗算処理を行う乗算処理部(80)
を含むディジタルハイパスフィルタに入力し、該ディジ
タルハイパスフィルタを通過した誤差信号に基づいて前
記被測定信号のジッタ量を検出するジッタ測定器におい
て、前記ディジタルハイパスフィルタの前記乗算処理部
を、該乗算処理部に入力されるデータ列にB=1−Cを
満たす値CのM倍を乗算する乗算器(81)と、前記入
力されるデータ列から前記乗算器の出力を減算し、その
減算結果を該乗算処理部の演算結果として出力する減算
器(82)とによって構成し、近似計算することを特徴
としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて、本発明の実
施形態を説明する。始めに、前記したジッタ測定器に用
いるディジタルハイパスフィルタの実施形態について説
明する。
【0024】図11の従来技術で説明したように、1次
の伝達関数H(z)で構成したディジタルハイパスフィ
ルタ16では、遅延器16cの出力にフィルタ係数α
を乗算して第1加算器16aへ帰還する部分が高速化の
障害になっている。
【0025】そこで、前記1次の伝達関数H(z)の分
母と分子に、分子と加減算符号が反対の関数(1+α
−1)を乗じて、前記1次の伝達関数H(z)を次の
2次の伝達関数H(z)′に変形してみる。
【0026】H(z)′=g(1−z−1)(1+α
−1)/(1−α −2) なお、ここで係数g、αは前記したものと等しい。
【0027】図1にこの伝達関数H(z)′を満たすデ
ィジタルハイパスフィルタ20を示す。図1は本発明に
至る着眼点を説明するための図である。
【0028】このディジタルハイパスフィルタ20は、
データ列に対して伝達関数1/(1−α −2)で
表される演算を行う第1演算部21と、データ列に対し
て伝達関数(1−z−1)で表される演算を行う第2演
算部22と、データ列に対して伝達関数(1+α
−1)で表される演算を行う第3演算部23と、データ
列に対してフィルタ係数gの乗算を行う第4演算部2
4とが直列に接続されて構成される。
【0029】ここで、第1演算部21は、加算器21
a、2つの遅延器21b、21c、乗算器21dで構成
され、この第1演算部21に入力されるデータと乗算器
21dからの帰還データとを加算器21aで加算し、そ
の加算結果に2つの遅延器21b、21cで2次の遅延
を与え、その出力を乗算器21dに入力して係数α
を乗じている。
【0030】また、第2演算部22は、減算器22a、
遅延器22bで構成され、この第2演算部22に第1演
算部21から入力されるデータから、この入力データを
遅延器22bで遅延した前データを減算器22aで減算
して出力している。
【0031】また、第3演算部23は、加算器23a、
遅延器23b、乗算器23cで構成され、この第3演算
部23に第2演算部22から入力されるデータと、この
入力データを遅延器23bで遅延した出力に乗算器23
cで係数αを乗じた結果とを加算器23aで加算して
出力している。
【0032】第4演算部24は、乗算器24aによって
構成され、第3演算部23から入力されるデータに係数
を乗算し、その乗算結果を出力している。
【0033】この図1の構造のディジタルハイパスフィ
ルタ20では、第1演算部21における係数α の乗
算処理が高速化の妨げとなる。
【0034】ところが、この第1演算部21では、加算
器21aの出力に対して2次の遅延を行っており、1次
遅延結果は用いていない。したがって、サンプリング周
波数fsでの2次の遅延を、サンプリング周波数fs/
2の1次遅延に置き換えることができる。
【0035】本発明は、この点に着目したものであり、
第1演算部21を、図2に示す実施形態のディジタルハ
イパスフィルタ30の第1演算部31(請求項に係る演
算部に該当する)のように構成することによって高速化
している。
【0036】このディジタルハイパスフィルタ30の第
1演算部31は、入力するデータ列x〔n〕をデータ振
分回路31aによってサンプリング周期で2組の演算回
路31b、31cに交互に振り分けて入力し、この入力
に対する2組の演算回路31b、31cの出力を、出力
選択回路31dによってサンプリング周期で交互に選択
して出力する。
【0037】演算回路31b、31cは同一構成であ
り、データ振分回路31aから振り分けられたデータと
帰還データとを加算する加算器36と、加算器36の出
力を1次遅延する遅延器37と、遅延器37の出力に係
数α を乗算し、その乗算結果を帰還データとして加
算器36に入力する乗算器38とによって構成されてい
る。
【0038】次に、この第1演算部31の動作を説明す
る。図3の(a)に示すように入力データ列x〔k〕、
x〔k+1〕、x〔k+2〕、…が周波数fsで順次入
力されると、データ振分回路31aによって一方の演算
回路31bには図3の(b)のように、データx
〔k〕、x〔k+2〕、x〔k+4〕、…が1つおきに
入力され、他方の演算回路31cには図3の(c)のよ
うに、データx〔k+1〕、x〔k+3〕、x〔k+
5〕、…が1つおきに入力される。
【0039】データx〔k〕を受けた演算回路31b
は、遅延器37に記憶されている前のデータq〔k−
2〕に係数α を乗じた値α ・q〔k−2〕を入
力データx〔k〕に加算して、その加算結果x〔k〕+
α ・q〔k−2〕を図3の(d)のように出力し、
以後同様に順次入力されるデータ、x〔k+2〕、x
〔k+4〕、…に対して、x〔k+2〕+α ・q
〔k〕、x〔k+4〕+α ・q〔k+2〕、…を出
力する。
【0040】一方、データx〔k+1〕を受けた演算回
路31cは、遅延器37に記憶されている前のデータq
〔k−1〕に係数α を乗じた値α ・q〔k−
1〕を入力データx〔k+1〕に加算して、その加算結
果x〔k+1〕+α ・q〔k−1〕を図3の(e)
のように出力し、以後同様に順次入力されるデータ、x
〔k+3〕、x〔k+5〕、…に対して、x〔k+3〕
+α ・q〔k+1〕、x〔k+5〕+α ・q
〔k+3〕、…を出力する。
【0041】なお、ここでは、演算回路31b、31c
の入力データに対する演算処理に必要な時間をTdとす
る。
【0042】この2つの演算回路31b、31cの出力
を受けた出力選択回路31dは、データ振分回路31a
によってデータが入力されたタイミングから少なくとも
Td時間遅れたタイミングで選択する出力を交互に切り
換える。
【0043】このため、出力選択回路31dからは図3
の(f)のように、 q〔k〕=x〔k〕+α ・q〔k−2〕、 q〔k+1〕=x〔k+1〕+α ・q〔k−1〕、 q〔k+2〕=x〔k+2〕+α ・q〔k〕、 q〔k+3〕=x〔k+3〕+α ・q〔k+1〕、 q〔k+4〕=x〔k+4〕+α ・q〔k+2〕、 q〔k+5〕=x〔k+5〕+α ・q〔k+3〕、 …… の順にデータがサンプリング周波数fsで出力される。
【0044】この第1演算部31の入力データ列に対す
る出力データ列は、前記第1演算部21と同じである
が、第1演算部31では、2つの演算回路31b、31
cの演算処理は、データが入力されてから次のデータか
ら入力されるまでの間、即ち、サンプリング周期の2倍
の時間が経過するまでに行えばよいので、サンプリング
周波数が高くても従来のデバイスで対応できる。
【0045】したがって、図4に示すジッタ測定器40
にこのディジタルハイパスフィルタ30を用いれば、従
来の2倍のサンプリング周波数でのジッタ測定が可能と
なる。
【0046】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。前記図1に示したディジタルハイパスフィルタ20
の第1演算部21では、2次の遅延を受けたデータに係
数α を乗算し、また、第3演算部23では、1次の
遅延を受けたデータに係数αを乗算している。
【0047】前記したように、 α=(p−1)/(p+1) p=1/tan(πfc/fs) であり、サンプリング周波数fsは、低域遮断周波数f
cにπを乗じた値より格段に大きいから、値pは1より
格段に大きい。
【0048】したがって、係数α、α の値は1よ
り小で且つ1に非常に近い値(例えば0.99999
9)であって、この係数を浮動小数演算する場合、実数
部の桁数が多くなり、乗算処理に時間がかかる。
【0049】本発明では、次の近似を用いることでこの
乗算処理を高速化している。即ち、α=1−βと置
換すると、βは0に非常に近い値(例えば0.000
001)であり、この値の実数部の桁数は非常に少なく
て済む。
【0050】また、 α =(1−β =1−2β+β となるが、前記したようにβは0に非常に近い値であ
るから、 1−2β≫β となり、 α ≒1−2β と近似することができる。
【0051】上記置換および近似を用いて、前記図1の
ディジタルハイパスフィルタ20の第1演算部21と第
3演算部23の乗算処理部を変形することで、図5のデ
ィジタルハイパスフィルタ50を得ることができる。
【0052】このディジタルハイパスフィルタ50の第
1演算部51は、加算器51a、2つの遅延器51b、
51c、乗算器51dおよび減算器51eによって構成
され、加算器51aの出力に遅延器51b、51cによ
って2次の遅延を与え、その遅延出力に対して乗算器5
1dで係数2βを乗算し、減算器51eによって遅延
出力から乗算結果を減じて加算器51aに帰還してい
る。
【0053】この第1演算部51は、伝達関数1/(1
−α −2)のα 部分を前記近似値(1−2β
)に置き換えて構成したものである。
【0054】また、第3演算部53は、加算器53a、
遅延器53b、乗算器53cおよび減算器53dによっ
て構成され、入力データに遅延器53bによって1次の
遅延を与え、その遅延出力に対して乗算器53cで係数
βを乗算し、減算器53dによって遅延出力から乗算
結果を減じて加算器53aに入力している。
【0055】この第3演算部53は、伝達関数(1+α
−1)のα部分を(1−β)に置き換えて構成
したものである。
【0056】このように1に近い係数α、α の乗
算処理を、0に近い係数β、2β の乗算処理に変形
したので、この第1演算部51、第3演算部53の処理
を格段に高速化でき、ディジタルハイパスフィルタ50
全体の処理速度が高くなり、このディジタルハイパスフ
ィルタ50を前記図4に示したジッタ測定器40のディ
ジタルハイパスフィルタ30の代わりに用いることがで
きる。
【0057】また、上記置換および近似を用いて、前記
図2のディジタルハイパスフィルタ30の第1演算部3
1を変形し、また、第3演算部23を図5のディジタル
ハイパスフィルタ50の第3演算部53に置き換えるこ
とで、図6のディジタルハイパスフィルタ30′を得る
ことができる。
【0058】このディジタルハイパスフィルタ30′の
第1演算部31′では、2つの演算回路31b、31c
に減算器39を追加し、遅延器37の出力を受けた乗算
器38が係数α に代わって2βの乗算を行い、減
算器39が遅延器37の出力から乗算器38の出力を減
算し、その減算結果を加算器37に帰還するように構成
している。
【0059】このように構成したディジタルハイパスフ
ィルタ30′では、第1演算部31′の処理速度をさら
に高速化でき、また第3演算部53も高速化されている
ので、このディジタルハイパスフィルタ30′を前記図
4に示したジッタ測定器40のディジタルハイパスフィ
ルタ30の代わりに用いることで、そのジッタ測定器4
0の処理速度をさらに高速化できる。
【0060】上記説明は、入力されるデータ列に対して
伝達関数1/(1−Az−2)で表される演算を行う演
算部を含むディジタルハイパスフィルタおよびこれを用
いたジッタ測定器について説明したが、本発明は、入力
されるデータ列に対してより高次の伝達関数1/(1−
Az−N)(Nは正の整数)で表される演算を行う演算
部を含むディジタルハイパスフィルタおよびこれを用い
たジッタ測定器に対して適用することができる。
【0061】即ち、伝達関数1/(1−Az−N)を実
現するための一般的な構成は、図7に示す演算部60よ
うに、加算器61の出力を遅延器62(1)〜62
(N)によってN次遅延し、その遅延出力に乗算器63
によって係数Aを乗算し、その乗算結果を加算器61に
帰還する構成となるが、これを図8に示す演算部70の
ように、入力されるデータ列をデータ振分回路71によ
ってそのサンプリング周期でN組の演算回路72(1)
〜72(N)に振り分けて入力し、そのN組の演算回路
72(1)〜72(N)の出力を、出力選択回路73に
よってデータが振り分けられた順に選択して出力するよ
うに構成する。
【0062】ここで、各演算回路72(1)〜72
(N)は同一構成で、前記ディジタルハイパスフィルタ
30の演算回路31b、31cと同様に、データ振分回
路71から振り分けられたデータと帰還データとを加算
する加算器36と、加算器36の出力を1次遅延する遅
延器37と、遅延器37の出力に係数Aを乗算し、その
乗算結果を帰還データとして加算器36に入力する乗算
器38とによって構成される。
【0063】このように構成した演算部70では、各演
算回路72(1)〜72(N)が演算部70に入力され
るデータの入力レートの1/Nの処理速度で乗算処理を
それぞれ行えばよいので、低速なデバイスでも高速な入
力レートに対応できる。
【0064】また、前記説明では、1に近いフィルタ係
数α、α の乗算処理を行う乗算処理部を含むディ
ジタルハイパスフィルタに対して前記した近似演算を用
いてその演算処理を高速化していたが、この近似演算に
よる高速化は、さらに高次の係数についても適用でき
る。
【0065】即ち、係数Bのべき乗Bの乗算処理を行
う場合で、例えばMを3とすると、前記同様に、B=1
−Cと置換したとき、 B=(1−C) =1−3C+3C−C となるが、1−3C≫3C−Cであるので、 B≒1−3C と近似できる。
【0066】同様にM=4、5、6、…に対しても、 B≒1−4C B≒1−5C B≒1−6C …… が成立する。
【0067】したがって、Bの乗算処理を行う演算回
路を図9に示す演算回路80のように、入力データに係
数MCを乗算する乗算器81と、入力データから乗算器
81の出力を減算する減算器82によって構成すること
ができ、このように構成することで、乗算の桁数を減ら
すことができ、演算速度を高くできる。
【0068】なお、この置換による乗算処理の高速化
は、前記した第4演算部24に対しても行うことが可能
である。
【0069】即ち、第4演算部24では、係数gの乗
算処理を行っているが、前記したように、g=p/
(p+1)であり、前記したように、値pは1に比べて
非常に大きいから、係数g表の値は1より小で1に非
常に近い値である。
【0070】したがって、前記同様にg=1−Cと置
換し、M=1とした演算回路80によって第4演算部2
4を置き換えることで、この乗算処理を高速化できる。
【0071】また、この置換による乗算処理の高速化は
図11で示した従来のディジタルハイパスフィルタ16
の乗算器16d、16eによる乗算処理にも適用でき
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のディジタルハイパスフィルタは、入力されるデータ列
に対して伝達関数1/(1−Az−N)(Nは正の整
数)で表される演算を行う演算部を含むディジタルハイ
パスフィルタの演算部を、入力データと帰還データとを
加算する加算器と、該加算器の出力を1次遅延する遅延
器と、該遅延器の出力に係数Aを乗算し、その乗算結果
を前記帰還データとして前記加算器に入力する乗算器と
からなるN組の演算回路と、演算部に入力されるデータ
列を該データ列の入力レートと等しい周期で前記N組の
演算回路の加算器に振り分けるデータ振分回路と、前記
N組の演算回路の各加算器の出力を前記入力レートと等
しい周期で前記データ振り分け順に選択して出力する出
力選択回路とによって構成している。
【0073】このため、各演算回路はデータの入力レー
トの1/Nの速度で演算処理を行えばよく、低速なデバ
イスで高速に入力されるデータに対するフィルタリング
処理が可能となる。
【0074】また、本発明の請求項2のディジタルハイ
パスフィルタは、入力されるデータ列に対し1に近い係
数Bのべき乗B(Mは整数)の乗算処理を行う乗算処
理部を含むディジタルハイパスフィルタの乗算処理部
を、該乗算処理部に入力されるデータ列にB=1−Cを
満たす値CのM倍を乗算する乗算器と、前記入力される
データ列から前記乗算器の出力を減算し、その減算結果
を該乗算処理部の演算結果として出力する減算器とによ
って構成して近似計算を行っている。
【0075】このため、係数の乗算処理を少ない桁数で
行うことができ、演算を高速化できる。
【0076】また、本発明の請求項3のジッタ測定器
は、入力された被測定信号と参照信号との位相差を誤差
信号として検出し、該誤差信号を所定のサンプリング周
期でサンプリングしてディジタル変換し、該ディジタル
変換した誤差信号を、入力されるデータ列に対して伝達
関数1/(1−Az−N)(Nは正の整数)で表される
演算を行う演算部を含むディジタルハイパスフィルタに
入力し、該ディジタルハイパスフィルタを通過した誤差
信号に基づいて前記被測定信号のジッタ量を検出するジ
ッタ測定器において、前記ディジタルハイパスフィルタ
の前記演算部を、入力データと帰還データとを加算する
加算器と、該加算器の出力を1次遅延する遅延器と、該
遅延器の出力に係数Aを乗算し、その乗算結果を前記帰
還データとして前記加算器に入力する乗算器とからなる
N組の演算回路と、該演算部に入力されるデータ列を前
記サンプリング周期で前記N組の演算回路の加算器に振
り分けるデータ振分回路と、前記N組の演算回路の各加
算器の出力を前記サンプリング周期で前記データ振り分
け順に選択して出力する出力選択回路とによって構成し
ている。
【0077】このため、ディジタルハイパスフィルタの
各演算回路はサンプリング周波数の1/Nの速度で演算
処理を行えばよく、低速なデバイスで高速に入力される
ジッタ信号成分に対するフィルタリング処理が可能とな
り、ジッタをその高い周波数成分まで正確に抽出でき
る。
【0078】また、本発明の請求項4のジッタ測定器
は、入力された被測定信号と参照信号との位相差を誤差
信号として検出し、該誤差信号を所定のサンプリング周
期でサンプリングしてディジタル変換し、該ディジタル
変換した誤差信号を、入力されるデータ列に対し1に近
い係数Bのべき乗B(Mは整数)の乗算処理を行う乗
算処理部を含むディジタルハイパスフィルタに入力し、
該ディジタルハイパスフィルタを通過した誤差信号に基
づいて前記被測定信号のジッタ量を検出するジッタ測定
器において、前記ディジタルハイパスフィルタの前記乗
算処理部を、該乗算処理部に入力されるデータ列にB=
1−Cを満たす値CのM倍を乗算する乗算器と、前記入
力されるデータ列から前記乗算器の出力を減算し、その
減算結果を該乗算処理部の演算結果として出力する減算
器とによって構成して近似計算を行っている。
【0079】このため、ディジタルハイパスフィルタの
乗算処理の桁数を少なくでき、低速なデバイスで高速に
入力されるジッタ信号成分に対するフィルタリング処理
が可能となり、ジッタをその高い周波数成分まで正確に
抽出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本となるディジタルハイパスフィル
タの構成を示す図
【図2】実施形態のディジタルハイパスフィルタの構成
を示す図
【図3】実施形態の動作を説明するためのタイミング図
【図4】実施形態のディジタルハイパスフィルタを用い
たジッタ測定器を示すブロック図
【図5】実施形態のディジタルハイパスフィルタの変形
例を示す図
【図6】実施形態のディジタルハイパスフィルタの変形
例を示す図
【図7】ディジタルハイパスフィルタの演算部の一部を
示す図
【図8】本発明の実施形態のディジタルハイパスフィル
タの演算部の一部を示す図
【図9】本発明の実施形態のディジタルハイパスフィル
タの演算部の一部を示す図
【図10】従来のジッタ測定器の構成を示すブロック図
【図11】従来のジッタ測定器に用いられているディジ
タルハイパスフィルタの構成を示す図
【符号の説明】
11 位相比較器 12 分周器 13 第1のローパスフィルタ 14 電圧制御発振器 15 A/D変換器 17 第2のローパスフィルタ 18 ジッタ量検出器 20、30、30′、50 ディジタルハイパスフィル
タ 21 第1演算部 22 第2演算部 22a 減算器 22b 遅延器 23 第3演算部 23a 加算器 23b 遅延器 23c 乗算器 24 第4演算部 24a 乗算器 31、31′、51 第1演算部 31a、71 データ振分回路 31b、31c、72 演算回路 31d、73 出力選択回路 36 加算器 37 遅延器 38 乗算器 39 減算器 51a 加算器 51b、51c 遅延器 51d 乗算器 51e 減算器 53a 加算器 53b 遅延器 53c 乗算器 53d 減算器 70 演算部 80 乗算処理部 81 乗算器 82 減算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるデータ列に対して伝達関数1/
    (1−Az−N)(Nは正の整数)で表される演算を行
    う演算部(31)を含むディジタルハイパスフィルタに
    おいて、 前記演算部が、 入力データと帰還データとを加算する加算器(36)
    と、該加算器の出力を1次遅延する遅延器(37)と、
    該遅延器の出力に係数Aを乗算し、その乗算結果を前記
    帰還データとして前記加算器に入力する乗算器(38)
    とからなるN組の演算回路(31b、31c)と、 該演算部に入力されるデータ列を該データ列の入力レー
    トと等しい周期で前記N組の演算回路の加算器に振り分
    けることによって前記入力データとして前記加算器に入
    力せしめるデータ振分回路(31a)と、 前記N組の演算回路の各加算器の出力を前記入力レート
    と等しい周期で前記データ振り分け順に選択して出力す
    る出力選択回路(31d)とによって構成されているこ
    とを特徴とするディジタルハイパスフィルタ。
  2. 【請求項2】入力されるデータ列に対し1に近い係数B
    のべき乗B(Mは整数)の乗算処理を行う乗算処理部
    (80)を含むディジタルハイパスフィルタにおいて、 前記乗算処理部を、 該乗算処理部に入力されるデータ列にB=1−Cを満た
    す値CのM倍を乗算する乗算器(81)と、 前記入力されるデータ列から前記乗算器の出力を減算
    し、その減算結果を該乗算処理部の演算結果として出力
    する減算器(82)とによって構成し、近似計算するこ
    とを特徴とするディジタルハイパスフィルタ。
  3. 【請求項3】入力された被測定信号と参照信号との位相
    差を誤差信号として検出し、該誤差信号を所定のサンプ
    リング周期でサンプリングしてディジタル変換し、該デ
    ィジタル変換した誤差信号を、入力されるデータ列に対
    して伝達関数1/(1−Az −N)(Nは正の整数)で
    表される演算を行う演算部(31)を含むディジタルハ
    イパスフィルタ(30)に入力し、該ディジタルハイパ
    スフィルタを通過した誤差信号に基づいて前記被測定信
    号のジッタ量を検出するジッタ測定器において、 前記ディジタルハイパスフィルタの前記演算部が、 入力データと帰還データとを加算する加算器(36)
    と、該加算器の出力を1次遅延する遅延器(37)と、
    該遅延器の出力に係数Aを乗算し、その乗算結果を前記
    帰還データとして前記加算器に入力する乗算器(38)
    とからなるN組の演算回路(31b、31c)と、 該演算部に入力されるデータ列を前記サンプリング周期
    で前記N組の演算回路の加算器に振り分けることによっ
    て前記入力データとして前記加算器に入力せしめるデー
    タ振分回路(31a)と、 前記N組の演算回路の各加算器の出力を前記サンプリン
    グ周期で前記データ振り分け順に選択して出力する出力
    選択回路(31d)とによって構成されていることを特
    徴とするディジタルハイパスフィルタを用いたジッタ測
    定器。
  4. 【請求項4】入力された被測定信号と参照信号との位相
    差を誤差信号として検出し、該誤差信号を所定のサンプ
    リング周期でサンプリングしてディジタル変換し、該デ
    ィジタル変換した誤差信号を、入力されるデータ列に対
    し1に近い係数Bのべき乗B (Mは整数)の乗算処理
    を行う乗算処理部(80)を含むディジタルハイパスフ
    ィルタに入力し、該ディジタルハイパスフィルタを通過
    した誤差信号に基づいて前記被測定信号のジッタ量を検
    出するジッタ測定器において、 前記ディジタルハイパスフィルタの前記乗算処理部を、 該乗算処理部に入力されるデータ列にB=1−Cを満た
    す値CのM倍を乗算する乗算器(81)と、 前記入力されるデータ列から前記乗算器の出力を減算
    し、その減算結果を該乗算処理部の演算結果として出力
    する減算器(82)とによって構成し、近似計算するこ
    とを特徴とするディジタルハイパスフィルタを用いたジ
    ッタ測定器。
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