JP2001244452A - 高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出方法、高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出装置及び記録媒体 - Google Patents

高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出方法、高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出装置及び記録媒体

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JP2001244452A
JP2001244452A JP2000050677A JP2000050677A JP2001244452A JP 2001244452 A JP2001244452 A JP 2001244452A JP 2000050677 A JP2000050677 A JP 2000050677A JP 2000050677 A JP2000050677 A JP 2000050677A JP 2001244452 A JP2001244452 A JP 2001244452A
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Japan
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characteristic
model
semiconductor device
measurement
conductance
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JP2000050677A
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Kohei Fujii
恒平 藤井
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実験式をDCでのI−V特性に一致させるよ
うにモデルパラメータを定めると、高周波回路の大信号
非線形回路解析精度が劣化する。 【解決手段】 高周波ネットワークアナライザ16にる
Sパラメータ測定に基づいて、測定特性演算部6は半導
体デバイスの相互コンダクタンスg,出力コンダクタ
ンスgを求めるとともに、これらを積分して測定I−
V特性を生成する。また各コンダクタンスの微分値が計
算される。一方、モデル特性演算部8はモデルパラメー
タに基づくI−V特性を生成し、そのI−V特性を微分
して各コンダクタンス及びその微分値を求める。比較演
算部10は測定特性演算部6にて得られる測定値に基づ
くI−V特性、g,g及びその微分値にモデル特性
演算部8にて算出されるそれらに対応する特性値が一致
するかを判定し、モデルパラメータ生成部12はそれら
が一致するようにパラメータフィッティングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波大信号非線
形回路設計CADシステムで使用する半導体デバイスモ
デルにおける高周波半導体モデルパラメータの抽出に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスモデルとは、実験式によ
って数値化した電流特性(電流対電圧特性:I−V特
性)と等価回路を組み合わせたものであり、一般に複数
のモデルパラメータを含んで表現される。この半導体デ
バイスモデルは例えば、SPICEに代表される半導体
非線形回路の大信号非線形回路解析に使用される。半導
体デバイスモデリングでは、通常、試作した実際のデバ
イスの特性とモデルを用いて計算した特性とが良く一致
するようにモデルパラメータのフィッティングが行われ
る。
【0003】従来この種の半導体デバイスモデリングに
おいては、カーブトレーサ又はそれに類似した測定手法
により、試作デバイスに対してI−V特性の測定を行
い、このI−V特性(測定I−V特性)と高周波半導体
デバイスモデルから計算されるI−V特性(モデルI−
V特性)とが一致するように高周波半導体デバイスモデ
ルパラメータを決定する手順が使われてきた。
【0004】例えば、測定したI−V特性を、次式に示
すように2変数の多項式にて近似する場合を考える。
【0005】
【数1】 ここで、a00,a01,a10,a11,a12,a
21,…an1,a はモデルパラメータである。従
来は次式で表す評価関数に基づいて測定I−V特性とモ
デルI−V特性との対比が行われ、この評価関数が最小
となるように、(1)式のモデルパラメータ値のセット
を抽出していた。ここで、Imeas(i)、Imod(i)
はそれぞれ、i番目の測定電流値、及びその測定条件と
同じ条件に対して実験式から得られる電流値を表す。ま
た、Nは各電流値の全データ数である。
【0006】
【数2】
【発明が解決しようとする課題】高周波半導体デバイス
は、二つ以上の電圧で制御される電流源を使って数値化
する場合が多い。図1は、トランジスタの電流モデルの
簡易図であり、DCバイアス電圧V10,V20と小信
号AC電圧v,vが存在し、これらが合成された電
圧V=V10+vが回路の任意のノード電圧であ
り、電圧V=V +vが電圧制御電流源に供給さ
れている。このときの電流特性は次式で表される二変数
のテーラー級数展開で近似できる。なお、ここで、I
=f(V10,V20)はDCバイアス電流である。
【0007】
【数3】 DCバイアス電圧V10,V20において電圧制御電流
源に供給される小信号AC電圧v,vが十分に小さ
い場合、(3)式における高次の項を無視することがで
き、更にDCバイアス電流を除くと、回路電流の微少変
化は、
【数4】 と置ける。(4)式を更に置き換えて、小信号AC電流
についての次式が得られる。
【0008】
【数5】 図1に示した電圧制御電流源に対する小信号等価回路を
図2に示す。
【0009】出力コンダクタンスgと相互コンダクタ
ンスgの周波数分散性の効果が、高周波半導体デバイ
スの高周波特性に大きな影響を与えることは良く知られ
ている。(例えば、J.M. Golio, M.G. Miller, G.N. Ma
racas, and D.A. Johnson, "Frequency-dependent elec
trical characteristics of GaAs MESFET's," IEEE Tra
ns. on Electron Devices, vol. 37, no.5, pp.1217-12
27, May 1990.に示される。)gは、DC動作に対し
てマイクロ波帯での動作の場合、最大で85%増加する
ことが、M.A. Smith, T.S. Howard, K.J.Anderson, and
A.M. Pavio, "RF nonlinear device characterization
yields improved modeling accuracy,"IEEE MTT-S Dig
est pp.381-384, 1986.に報告されている。またg
関しては5〜30%の範囲で減少することが、P.H. Lad
brooke and S. R. Blight, "Low-field low-frequency
dispersion of transconductance in GaAs MESFET's wi
thimplications for other rate-dependent anomalies,
" IEEE Trans. ElectronDevices, vol. 35, pp.257-26
7, Mar. 1988.及び、S. R. Blight, R. H. Wallis, and
H. Thomas, "Surface influence on the conductance
DLTS spectra ofGaAs MESFET's," IEEE Trans. Electro
n Devices, vol. ED-33, pp. 1447-1453,Oct. 1986.に
報告されている。これら、g,gの変化は、100
Hzから100kHzの範囲で起こることが報告されて
いる(上記J.M. Golio et al.及び、L.E. Larson, "An
improved GaAs MESFET equivalent circuit model for
analog integrated circuit applications," IEEE J. S
olid-State Circuits, vol.SC-22, pp. 567-574, Aug.
1987.参照)。g,gの周波数分散性は高周波帯に
比べると十分に低い周波数で起こるため、従来、高周波
での測定結果を直接モデリングする小信号回路解析にお
いては無視されてきた。しかし、小信号/大信号の両動
作を解析する高周波半導体デバイスモデルでは、周波数
分散性の効果を考慮したモデリング手法が必要である。
【0010】従来の手法では、ドレイン電流をカーブト
レーサ又はDC測定し、そのドレイン電流特性の測定結
果である電流IDS meas(DC)と、実験式で表
される電流IDS modとを近似的に等しいとする扱
いがなされていた。すなわち、
【数6】 と表していた。電圧制御電流源と小信号等価回路定数と
の関係は、(4)式、(5)式で示した。よってFET
が小信号動作と近似できる条件では、(6)式から、
【数7】 となる。ここで、go modは実験式で表したドレイ
ン電流から求めた出力コンダクタンス、g
o meas(DC)はDC測定から得た出力コンダク
タンスである。しかし、FETをマイクロ波帯で動作さ
せた場合の出力コンダクタンスは、上述した周波数分散
性によって、DC特性とは大きく異なり、周波数1MH
z以上にて、
【数8】 となる。相互コンダクタンスにおいても同様な関係があ
り、
【数9】 から、周波数1MHz以上にて、
【数10】 となる。
【0011】このため、DCでのI−V特性を用いて実
験式を近似し、モデルパラメータを抽出する従来手法で
は、高周波回路の大信号非線形回路解析精度が著しく劣
化するという問題が発生していた。
【0012】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、高周波半導体非線形回路の大信号非線形回
路解析が正確に実施できる高周波半導体デバイスモデル
パラメータの抽出を可能とすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高周波半導
体デバイスモデルパラメータ抽出方法は、高周波Sパラ
メータ測定に基づいて、半導体デバイスの端子間電圧と
当該端子間のコンダクタンスとの関係を測定するコンダ
クタンス測定ステップと、前記コンダクタンスを前記端
子間電圧に関して積分して、前記半導体デバイスについ
ての測定に基づく電流特性である測定I−V特性を求め
る測定I−V特性取得ステップと、半導体デバイスモデ
ルから得られる電流特性であるモデルI−V特性と前記
測定I−V特性との対比に基づいて前記半導体デバイス
モデルのモデルパラメータを定めるパラメータ決定ステ
ップとを有するものである。
【0014】本発明によれば、高周波特性に基づいて求
められたコンダクタンスを用いてI−V特性を求める。
周波数分散性を含んだコンダクタンスの値が高周波Sパ
ラメータから得られる。このコンダクタンスを端子間電
圧の複数ポイントで測定することにより、当該コンダク
タンスが端子間電圧に応じてどのように変化するかの情
報が得られる。そのコンダクタンスと端子間電圧との関
係を用いて、コンダクタンスを端子間電圧について積分
する。(4)式、(5)式に表されるように、コンダク
タンスと端子間電圧の微小変化との積は、回路電流の微
小変化の成分であり、よってコンダクタンスを端子間電
圧で積分することによってI−V特性を求めることがで
きる。ここで回路電流が複数種類の端子間電圧の関数で
ある場合には、それら各種類についての積分値の合計に
より回路電流が表される。コンダクタンスが高周波特性
を含むように測定されているため、それに基づいて求め
られた本発明の測定I−V特性も高周波特性を反映した
ものとなる。よって、この測定I−V特性にモデルI−
V特性が一致するように半導体デバイスモデルのモデル
パラメータを定めることによって、高周波特性を良好に
表現するパラメータ抽出が実現される。
【0015】別の本発明に係る高周波半導体デバイスモ
デルパラメータ抽出方法においては、前記パラメータ決
定ステップが、前記測定I−V特性及び前記モデルI−
V特性それぞれの前記端子間電圧に関する第n階微分値
(n≧1)相互の対比をも考慮して前記モデルパラメー
タを定めることを特徴とする。
【0016】(4)式、(5)式では小信号AC電圧の
高次の項が無視されていた。I−V特性を端子間電圧で
n回微分することにより、I−V特性に寄与する第n次
の項に応じた値が得られる。本発明によれば、測定I−
V特性とモデルI−V特性との第n階微分値をそれぞれ
求めて、その両者を対比し、それらの一致を図る。これ
により、単に測定I−V特性とモデルI−V特性とが一
致するという条件よりも、より高精度に高周波特性が表
現され、歪み特性の高精度な解析が可能となる。
【0017】本発明の好適な態様である高周波半導体デ
バイスモデルパラメータ抽出方法は、前記パラメータ決
定ステップが、前記測定I−V特性の第1階微分値とし
て前記コンダクタンスを用い、前記測定I−V特性の第
m階微分値(m≧2)として前記コンダクタンスの前記
端子間電圧に関する第(m−1)階微分値を用いるもの
である。コンダクタンスは、I−V特性の端子間電圧の
1次の項の係数に対応し、よって、ある端子間電圧につ
いてのコンダクタンスは当該端子間電圧でのI−V特性
の第1階微分値に相当する。ここで、測定I−V特性に
関しては、それを求めるためにコンダクタンスが得られ
ているので、これとモデルI−V特性についての第1階
微分値とを対比することができる。さらに、コンダクタ
ンスの第(m−1)階微分値はI−V特性の第m階微分
値に相当することとなるので、測定I−V特性に関して
は、コンダクタンス測定により得られた端子間電圧とコ
ンダクタンスとの関係に基づいてコンダクタンスの第
(m−1)階微分値を求め、これとモデルI−V特性に
ついての第m階微分値とを対比することができる。
【0018】他の本発明の好適な態様である高周波半導
体デバイスモデルパラメータ抽出方法は、前記コンダク
タンス測定ステップが、前記半導体デバイスのゲート−
ソース間に対応した相互コンダクタンス及び前記半導体
デバイスのドレイン−ソース間に対応した出力コンダク
タンスを測定し、前記測定I−V特性取得ステップが、
前記相互コンダクタンスをゲート−ソース間電圧に関し
て積分した値と前記出力コンダクタンスをドレイン−ソ
ース間電圧に関して積分した値とに基づいて前記測定I
−V特性を求めるものである。
【0019】別の本発明の好適な態様である高周波半導
体デバイスモデルパラメータ抽出方法は、前記パラメー
タ決定ステップが、前記測定I−V特性及び前記モデル
I−V特性相互の対比に加えて、前記測定I−V特性及
び前記モデルI−V特性それぞれの前記ゲート−ソース
間電圧に関する第n階微分値(n≧1)相互及び前記測
定I−V特性及び前記モデルI−V特性それぞれの前記
ドレイン−ソース間電圧に関する第n階微分値相互を対
比するものである。
【0020】本発明に係る高周波半導体デバイスモデル
パラメータ抽出装置は、高周波Sパラメータ測定から得
られる半導体デバイスの端子間のコンダクタンスの測定
値に基づき、前記コンダクタンスを端子間電圧に関して
積分して、前記半導体デバイスについての測定に基づく
電流特性である測定I−V特性を求める測定I−V特性
取得手段と、半導体デバイスモデルから得られる電流特
性であるモデルI−V特性と前記測定I−V特性との対
比に基づいて前記半導体デバイスモデルのモデルパラメ
ータを定めるパラメータ決定手段とを有するものであ
る。
【0021】他の本発明に係る高周波半導体デバイスモ
デルパラメータ抽出装置においては、前記パラメータ決
定手段が、前記測定I−V特性及び前記モデルI−V特
性それぞれの前記端子間電圧に関する第n階微分値(n
≧1)相互の対比をも考慮して前記モデルパラメータを
定めることを特徴とする。
【0022】本発明に係るコンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、高周波Sパラメータ測定から得られる半導
体デバイスの端子間のコンダクタンスの測定値に基づ
き、前記コンダクタンスを端子間電圧に関して積分し
て、前記半導体デバイスについての測定に基づく電流特
性である測定I−V特性を求める測定I−V特性取得モ
ジュールと、半導体デバイスモデルから得られる電流特
性であるモデルI−V特性と前記測定I−V特性との対
比に基づいて前記半導体デバイスモデルのモデルパラメ
ータを定めるパラメータ決定モジュールとを含むプログ
ラムを格納したものである。
【0023】他の本発明に係るコンピュータ読み取り可
能な記録媒体においては、前記パラメータ決定モジュー
ルが、前記測定I−V特性及び前記モデルI−V特性そ
れぞれの前記端子間電圧に関する第n階微分値(n≧
1)相互の対比をも考慮して前記モデルパラメータを定
めることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態である高
周波デバイスモデルパラメータ抽出装置について図面を
参照して説明する。
【0025】[原理]トランジスタにおける、電圧制御
電流源とこれに対応する小信号等価回路要素パラメータ
との関係は、(4)式及び(5)式で示した。ここで
(5)式に含まれるgとgは高周波ネットワークア
ナライザで測定したSパラメータから正確に抽出でき、
このSパラメータに基づく測定からg、gそれぞれ
のゲート−ソース間電圧Vgs、ドレイン−ソース間電
圧Vdsに対する依存性を得ることができる。よって、
(5)式を用いて、ドレイン電流を常微分方程式の完全
解により、
【数11】 から求めることができる。ここで、右辺第2項ではV
gsがピンチオフ電圧V以下のときgはゼロである
ことを利用して積分定数の取り扱いを容易にするため、
gsをa≪Vなるaに設定して積分を行っている。
このドレイン電流は高周波特性から求めた電流であり、
よってRF電流と称する。(11)式は、(4)式と
(5)式の関係を維持しており、高周波半導体デバイス
が持つ周波数分散性の効果を含んだ電流特性が得られ
る。このように高周波ネットワークアナライザで測定し
たSパラメータから抽出したgとgを数値積分して
得た電流特性は半導体デバイスの高周波特性が考慮され
たものとなっており、よってRFI−V特性と称するこ
とができる。従来は高周波特性を考慮しない電流特性
(DC I−V特性と称する)を測定I−V特性として
用いていたが、本実施形態に係る装置はそのDC I−
V特性に代えて、RF I−V特性を測定I−V特性と
して用い、これに実験式に基づく電流特性を一致させる
ようにモデルパラメータの調整が行われる。これによ
り、高周波特性の解析に適したモデルパラメータの抽出
が行われる。
【0026】さて、RF I−V特性は(3)式の一次
の項のみからなる(4)式又は(5)式に基づいて導出
されたものであり。よって、このRF I−V特性と
(1)式で示した実験式特性とが一致するように実験式
特性を表すモデルパラメータの抽出を行う方法では、
(1)式の一次の項しか考慮されず、高次の項の影響が
考慮されない。本装置は、この高次の項の影響をも考慮
するように構成され、歪み特性の高精度な解析が要求さ
れる大信号非線形解析のためのCADシステムにて一層
精度の良好なシミュレーション結果を与える高周波半導
体モデルパラメータの抽出を可能としている。この原理
について以下に説明する。
【0027】実際のトランジスタの応用では、小信号A
C電圧v,vを同時に供給することはまれである。
のみを供給する場合が、増幅器動作に代表されるア
クティブ動作であり、この場合、(3)式は、
【数12】 と簡略化できる。ここでVはVgsに対応する。(1
2)式における一次の項が、電圧制御相互コンダクタン
スgm1であり、gm2,gm3はそれぞれ二次、三次
の電圧制御相互コンダクタンスである。
【0028】一方、Vdsに対応するVに関してV
20=0という条件にて動作させた場合、増幅特性が無
くなり優れた制御素子としての応用が可能であり、これ
をパッシブ動作と呼ぶ。パッシブ動作ではV20=0で
あるから、gおよびその高次の項、更にDCバイアス
電流がそれぞれゼロとなり、よって(3)式は、
【数13】 と簡略化できる。(13)式における一次の項が、電圧
制御出力コンダクタンスgo1であり、go2,go3
はそれぞれ二次、三次の電圧制御出力コンダクタンスで
ある。
【0029】本装置ではSパラメータ測定に基づく以下
の3つの特性(i)〜(iii)それぞれと、実験式から
得られる対応する特性とが一致するという条件を課し
て、半導体デバイスモデルのモデルパラメータを抽出す
る。
【0030】 (i) (11)式で求めるRF I−V特性 (ii) (12)式で求める電圧制御相互コンダクタンス
及び高次の電圧制御相互コンダクタンスgmk、(k=
1,2,3,…であり、またVdsは飽和領域に設定さ
れる) (iii) (13)式で求める電圧制御出力コンダクタン
ス及び高次の電圧制御出力コンダクタンスgok、(k
=1,2,3,…であり、またVds=0に設定され
る)。測定に基づく特性とモデルが与える特性との対比
は、例えば次の式で定義する誤差単位(Error Magnitud
e Unit、以下、EMU)に基づいて評価される。本装置
はこのEMUの最小となるような実験式パラメータを探
索し抽出する。
【0031】
【数14】 ここで、Mは測定したVgsに関するバイアスポイント
数、 Nは測定したV dsに関するバイアスポイント
数、 Kは微分の次数である。
【0032】[装置構成及び動作]図3は本発明の実施
形態に係る高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出
装置の概略の構成を示すブロック図である。また図4は
本装置を用いて行われる高周波半導体デバイスモデルパ
ラメータ抽出方法を示すフロー図である。
【0033】本パラメータ抽出装置2は、演算ユニット
4に測定特性演算部6、モデル特性演算部8、比較演算
部10及びモデルパラメータ生成部12を含み、また、
モデルパラメータ等のデータを格納する記憶装置14を
有している。
【0034】パラメータ抽出装置2の使用に先だって、
高周波ネットワークアナライザ16でのSパラメータ測
定が行われる(S100)。
【0035】高周波ネットワークアナライザ16でのS
パラメータ測定の結果は、測定特性演算部6に入力され
る。この入力方法は、高周波ネットワークアナライザ1
6とパラメータ抽出装置2とを信号ケーブルで接続し、
これを用いてデータ伝送を行うという方法や、高周波ネ
ットワークアナライザ16にてフレキシブルディスク
(FD)等の記録媒体に一旦データを格納し、当該記録
媒体をパラメータ抽出装置2にて読み取るという方法、
その他、キーボード等から作業者が入力するといった各
種の方法が可能である。
【0036】測定特性演算部6は、測定I−V特性生成
部20、測定g演算部22、測定g演算部24を含
んで構成され、測定特性演算処理S105を行う。具体
的には、測定g演算部22、測定g演算部24はそ
れぞれ高周波ネットワークアナライザ16での測定結果
に基づいて、g,gのVgs,Vds依存性を求め
る。このg,gの特性は測定I−V特性生成部20
にて利用される。測定I−V特性生成部20は(11)
式に基づいて、測定g演算部22、測定g演算部2
4から得られるg,gを積分することによってRF
I−V特性を生成する。つまり、測定I−V特性生成
部20は次式を計算してIDS mea を得る。
【0037】
【数15】 測定g演算部22はまたg(≡gm1meas)の
gsによる第1階微分値に応じたgm2meas及び
第2階微分値に応じたgm3measを計算する。これ
らgm1meas,gm2meas,gm3meas
それぞれ(3)式における項v,v ,v の係
数であり、次式で表される。
【0038】
【数16】 測定g演算部24はまたg(≡go1meas)の
dsによる第1階微分値に応じたgo2meas及び
第2階微分値に応じたgo3measを計算する。これ
らgo1meas,go2meas,go3meas
それぞれ(3)式における項v,v ,v の係
数であり、次式で表される。
【0039】
【数17】 測定I−V特性生成部20、測定g演算部22、測定
演算部24にて計算されたRF I−V特性、g
及びその微分値、g及びその微分値は比較演算部10
へ出力される。
【0040】一方、モデル特性演算部8は、モデルI−
V特性生成部30、モデルg演算部32、モデルg
演算部34を含んで構成され、モデル特性演算処理S1
10を行う。具体的には、まずモデルI−V特性生成部
30がモデルパラメータ生成部12に設定されるモデル
パラメータの初期値を読み取って、当該パラメータに対
応するモデルを生成し、そのI−V特性を求める。この
モデルI−V特性を次式で表す。
【0041】
【数18】 モデルg演算部32はモデルI−V特性生成部30で
生成されたモデルI−V特性のVgsによる第1階〜第
3階微分値を計算し、これらに応じて次式で表されるg
m1mod,gm2mod,gm3modを求める。
【0042】
【数19】 これらgm1mod,gm2mod,gm3modはそ
れぞれ(3)式における項v,v ,v の係数
である。
【0043】モデルg演算部34はモデルI−V特性
生成部30で生成されたモデルI−V特性のVdsによ
る第1階〜第3階微分値を計算し、これらに応じて次式
で表されるgo1mod,go2mod,go3mod
を求める。
【0044】
【数20】 これらgo1mod,go2mod,go3modはそ
れぞれ(3)式における項v,v ,v の係数
である。
【0045】モデルI−V特性生成部30、モデルg
演算部32、モデルg演算部34にて計算されたI−
V特性、g及びその微分値、g及びその微分値は比
較演算部10へ出力される。
【0046】比較演算部10は、測定特性演算部6及び
モデル特性演算部8での計算結果を対比する。すなわ
ち、比較演算部10はモデルI−V特性とRF I−V
特性との一致度、gm1meas,gm2meas,g
m3measとgm1mod,gm2mod,g
m3modとの一致度、go1meas,g
o2meas,g o3measとgm1mod,g
m2mod,gm3modとの一致度を(14)式で表
されるEMUを例えば評価関数として用いて評価する
(S115)。
【0047】比較演算部10は、得られたEMUをモデ
ルパラメータ生成部12に通知する。モデルパラメータ
生成部12は、EMUを0と見なせると判断したとき、
すなわち測定により得られた上記(i)〜(iii)の特性
の値と、これに対応するモデルから得られる特性の値と
が一致すると判断したとき(S120)、そのモデル生
成に用いたモデルパラメータをパラメータ抽出対象であ
る半導体デバイスのパラメータとして決定し、本装置の
モデルパラメータ抽出が終了する(S125)。ちなみ
に、この判断は実際には実質的に0と見なせるEMUの
閾値を設定し、比較演算部10から得られたEMUの値
がこれを下回ったことに基づいて行われる。
【0048】一方、比較演算部10から得られたEMU
の値が、測定特性とモデル特性とが一致していると見な
すのに不十分である場合、すなわち設定されたEMUの
閾値を超えている場合には(S120)、モデルパラメ
ータ生成部12は、新たなパラメータセットを定めて
(S130)、モデル特性演算部8に与える。そして新
たに得られるモデル特性に基づいて再びEMUに基づく
評価が行われる。このように、測定特性に実質的に一致
する特性を与えるモデルパラメータが得られるまで処理
S110〜S130は反復される。
【0049】パラメータ抽出装置2は、例えばコンピュ
ータを用いて構成することができる。その場合、演算ユ
ニット4はコンピュータの中央処理装置(Central Proc
essing Unit:CPU)によって実現され、測定特性演
算部6、モデル特性演算部8、比較演算部10、モデル
パラメータ生成部12は当該CPU上で実行されるプロ
グラムとして実現される。
【0050】このCPU上で実行される高周波半導体デ
バイスモデルパラメータ抽出プログラムは、例えばFD
等の磁気記録媒体など、コンピュータによって読み取り
可能な記録媒体に格納することができる。そして、当該
記録媒体をコンピュータに接続、又は内蔵されたFDド
ライブ装置40等によって読み取り、当該プログラムを
実行させることにより、当該コンピュータを本発明に係
る高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出装置とし
て機能させることができる。
【0051】なお、上述の構成ではK=3としてI−V
特性の第3階微分値までの一致を行う構成を示したが、
さらに高次の微分値までの一致を図り、より高精度の近
似を行うことも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、従来モデルでは高
周波半導体の周波数依存性の効果を無視しており高周波
半導体モデルパラメータが不適切に抽出されてしまう問
題があるが、本発明では従来のDC I−V特性に代わ
ってRF I−V特性を新たに適用することにより、モ
デルパラメータが適切に抽出され、高精度の高周波特性
解析が可能となる効果が得られる。
【0053】また、I−V特性だけを測定とモデルとで
一致させるのではなく、さらにI−V特性の微分値の一
致を図ることにより、歪み特性を考慮した高周波半導体
モデルパラメータ抽出が可能となり、高周波半導体非線
形回路の大信号非線形回路解析を正確に行うことが可能
となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランジスタの電流モデルの簡易図である。
【図2】 図1に示した電圧制御電流源に対する小信号
等価回路図である。
【図3】 本発明の実施形態に係る高周波半導体デバイ
スモデルパラメータ抽出装置の概略の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】 本発明による高周波半導体デバイスモデルパ
ラメータ抽出方法を示すフロー図である。
【符号の説明】
2 パラメータ抽出装置、6 測定特性演算部、8 モ
デル特性演算部、10比較演算部、12 モデルパラメ
ータ生成部、16 高周波ネットワークアナライザ、2
0 測定I−V特性生成部、22 測定g演算部、2
4 測定g演算部、30 モデルI−V特性生成部、
32 モデルg演算部、34 モデルg演算部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波Sパラメータ測定に基づいて、半
    導体デバイスの端子間電圧と当該端子間のコンダクタン
    スとの関係を測定するコンダクタンス測定ステップと、 前記コンダクタンスを前記端子間電圧に関して積分し
    て、前記半導体デバイスについての測定に基づく電流特
    性である測定I−V特性を求める測定I−V特性取得ス
    テップと、 半導体デバイスモデルから得られる電流特性であるモデ
    ルI−V特性と前記測定I−V特性との対比に基づいて
    前記半導体デバイスモデルのモデルパラメータを定める
    パラメータ決定ステップと、 を有することを特徴とする高周波半導体デバイスモデル
    パラメータ抽出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波半導体デバイスモ
    デルパラメータ抽出方法において、 前記パラメータ決定ステップは、前記測定I−V特性及
    び前記モデルI−V特性それぞれの前記端子間電圧に関
    する第n階微分値(n≧1)相互の対比をも考慮して前
    記モデルパラメータを定めることを特徴とする高周波半
    導体デバイスモデルパラメータ抽出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高周波半導体デバイスモ
    デルパラメータ抽出方法において、 前記パラメータ決定ステップは、前記測定I−V特性の
    第1階微分値として前記コンダクタンスを用い、前記測
    定I−V特性の第m階微分値(m≧2)として前記コン
    ダクタンスの前記端子間電圧に関する第(m−1)階微
    分値を用いることを特徴とする高周波半導体デバイスモ
    デルパラメータ抽出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出方法にお
    いて、 前記コンダクタンス測定ステップは、前記半導体デバイ
    スのゲート−ソース間に対応した相互コンダクタンス及
    び前記半導体デバイスのドレイン−ソース間に対応した
    出力コンダクタンスを測定し、 前記測定I−V特性取得ステップは、前記相互コンダク
    タンスをゲート−ソース間電圧に関して積分した値と前
    記出力コンダクタンスをドレイン−ソース間電圧に関し
    て積分した値とに基づいて前記測定I−V特性を求める
    こと、 を特徴とする高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽
    出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の高周波半導体デバイスモデルパラメータ抽出方法にお
    いて、 前記パラメータ決定ステップは、前記測定I−V特性及
    び前記モデルI−V特性相互の対比に加えて、前記測定
    I−V特性及び前記モデルI−V特性それぞれの前記ゲ
    ート−ソース間電圧に関する第n階微分値(n≧1)相
    互及び前記測定I−V特性及び前記モデルI−V特性そ
    れぞれの前記ドレイン−ソース間電圧に関する第n階微
    分値相互を対比することを特徴とする高周波半導体デバ
    イスモデルパラメータ抽出方法。
  6. 【請求項6】 高周波Sパラメータ測定から得られる半
    導体デバイスの端子間のコンダクタンスの測定値に基づ
    き、前記コンダクタンスを端子間電圧に関して積分し
    て、前記半導体デバイスについての測定に基づく電流特
    性である測定I−V特性を求める測定I−V特性取得手
    段と、 半導体デバイスモデルから得られる電流特性であるモデ
    ルI−V特性と前記測定I−V特性との対比に基づいて
    前記半導体デバイスモデルのモデルパラメータを定める
    パラメータ決定手段と、 を有することを特徴とする高周波半導体デバイスモデル
    パラメータ抽出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の高周波半導体デバイスモ
    デルパラメータ抽出装置において、 前記パラメータ決定手段は、前記測定I−V特性及び前
    記モデルI−V特性それぞれの前記端子間電圧に関する
    第n階微分値(n≧1)相互の対比をも考慮して前記モ
    デルパラメータを定めることを特徴とする高周波半導体
    デバイスモデルパラメータ抽出装置。
  8. 【請求項8】 高周波Sパラメータ測定から得られる半
    導体デバイスの端子間のコンダクタンスの測定値に基づ
    き、前記コンダクタンスを端子間電圧に関して積分し
    て、前記半導体デバイスについての測定に基づく電流特
    性である測定I−V特性を求める測定I−V特性取得モ
    ジュールと、 半導体デバイスモデルから得られる電流特性であるモデ
    ルI−V特性と前記測定I−V特性との対比に基づいて
    前記半導体デバイスモデルのモデルパラメータを定める
    パラメータ決定モジュールと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体において、 前記パラメータ決定モジュールは、前記測定I−V特性
    及び前記モデルI−V特性それぞれの前記端子間電圧に
    関する第n階微分値(n≧1)相互の対比をも考慮して
    前記モデルパラメータを定めることを特徴とするコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104679960A (zh) * 2015-03-13 2015-06-03 上海集成电路研发中心有限公司 一种射频变容器的统计建模方法

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