JP2001243868A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2001243868A
JP2001243868A JP2000060425A JP2000060425A JP2001243868A JP 2001243868 A JP2001243868 A JP 2001243868A JP 2000060425 A JP2000060425 A JP 2000060425A JP 2000060425 A JP2000060425 A JP 2000060425A JP 2001243868 A JP2001243868 A JP 2001243868A
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謙三 中村
Shigemitsu Aoki
茂光 青木
Keiji Ikeda
恵司 池田
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/30Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature
    • H01H50/305Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature damping vibration due to functional movement of armature

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな音が発生しない継電器を提供するこ
と。 【解決手段】 複数のバネ(40)を介して基板(5
0)に取り付けられているベース(10)にコイル(2
0)のコイルボビン第1端壁(21)とコイルボビン第
2端壁(22)が取り付けられ、コイルボビン第1端壁
には接点装置(30)の第1部材(31)が取り付けら
れ、該第1部材には第2部材(32)がバネ部材(3
3)を介して揺動可能に取り付けられている。カバー
(70)の側壁(71、72)に、コイルボビン第1端
壁、第2端壁に向かう突起(71a、71b、72a、
72b)が形成されており、コイルボビン第1端壁、第
2端壁とカバーの間の隙間を縮小し、コイルボビン第1
端壁、第2端壁がカバーに衝突するまでの距離を隙間を
縮小し、衝突エネルギを小さくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコイルで接点の開閉
をおこなう継電器、特にカバーで被われた継電器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には自動化にともなって数
多くの継電器が利用されているが、自動車への搭載にと
もなう厳しい要求が課せられている。その一つに静音化
の要求がある。そこで、U字バネの上に継電器を構成す
るコイル、接点装置を載置して、接点開閉時の運動エネ
ルギを吸収し静音化をはかったものがある。ところが、
このような構成にすると、U字バネの剛性が低いため
に、低い振動数で共振を発生し、共振した時に、コイ
ル、接点装置が大きく揺れて、コイル、接点装置を被っ
ているカバーの内壁に、大きな衝突エネルギで衝突する
という問題が起きてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、カバー内壁と継電器の構成部材が大きな衝突エネル
ギで衝突しないようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、樹脂製
の端部壁を有するコイルボビンにコイル導線を巻回して
成るコイルとコイルで揺動せしめられる接点部材とが樹
脂製のカバーで被われている継電器において、コイルボ
ビンの端部壁とカバーが、基板に弾性部材を介して取り
付けられた、ベースに付設されていて、コイルボビンの
端部壁とカバーの一方、または、両方に、振動時に両者
が衝突するまでの移動距離を縮小して衝突時のエネルギ
を低減する衝突エネルギ低減手段を設けた継電器が提供
される。このように構成された継電器では振動時に、コ
イルボビンの端部壁とカバーが衝突するまでの移動距離
が小さいので、また共に樹脂製のもの同士が衝突するの
で衝突エネルギは小さい。
【0005】衝突エネルギ低減手段は、カバーに一体に
成形された突起とし、複数、弾性部材から遠い領域内に
設けることが好ましい。また、突起を長さを有して線状
に延伸せしめてカバーの補剛材の機能を有するようにす
ることもできる。カバーと基板を接着する接着材に数十
〜数百μmの径を有する粒子を混ぜることにより接着材
の偏りを防止して接着を安定的におこなうことができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1はカバーの上部壁を除去した
状態で上方から見た図であり、図2は側壁を除去した状
態で側方から見た図であり、図3は端壁を除去した状態
で端部方向から見た図である。各図を参照すると、ベー
ス10にコイル20のコイルボビン21のコルボビン第
1端壁22とコイルボビン第2端壁22’が取り付けら
れ、コイルボビン第1端壁22とコイルボビン第2端壁
22’は図示しない鉄心をブリッジするように支持して
おり、その鉄心のまわりに、一点鎖線で示されるように
コイル導線23が何重にも巻回されてコイル20を構成
している。
【0007】コイルボビン第1端壁22には接点装置3
0の第1部材31(銅合金製)が取り付けられ、第1部
材31には第2部材32(鉄製)がバネ部材33(銅合
金製)を介して揺動可能に取り付けられている。ベース
10は図2、図3に示されるように、複数のバネ40を
介して基板50に取り付けられている。このバネ40
は、点線で示す対応で基板50から下方に延伸している
端子60につながっている。
【0008】リレーもしくはリレーが搭載されているユ
ニットが外力によって振動している時、その振動数とリ
レー駆動部(バネ40より上の質量)の固有振動数が一
致する場合に共振して、振れが大きくなる。
【0009】そこで、この実施の形態では、カバー70
に複数個の突起を設けてコイルボビン第1端壁22とコ
イルボビン第2端壁22’とカバー70の隙間を減少し
て、振れが大きくなる前にカバー70に衝突せしめて大
きな衝突エネルギで衝突することを防止している。
【0010】カバー70の側壁71(図中上側)、72
(図中下側)にそれぞれ、内側に突出した突起71a、
71b、および、72a、72b、が形成されている。
突起71a、72aはコイルボビン第1端壁22とカバ
ー70の側壁71、72の隙間を縮小し、突起71b、
72bはコイルボビン第2端壁22’とカバー70の側
壁71、72の隙間を縮小している。そして、各突起は
接点装置30の金属製の第1,2,3部材(31,3
2,33)とは衝突しない。
【0011】上記のように構成することにより、突起7
1a,71b,72a,72bを形成したことにより、
コイル20を形成しているコイルボビン第1端部壁2
1、第2端部壁22が振動によりカバー70に衝突して
も、カバー70に衝突するまでの移動距離は小さく、ま
た、互いに樹脂製であるので、衝突エネルギは小さく、
衝突音が小さい。
【0012】なお、図3に明らかなように、突起71
a,71b,72a,72bは、上部壁75から下方に
延びているが途中で終焉し、ベース10までは達してい
ない。このように、すべての突起は、上側に配設されて
いるが、これは、弾性支持されたベース10に上にコイ
ル20が配設されているこの構造においては、コイル2
0は上側の方が大きく振れるからである。
【0013】また、基板50とカバー70の側壁71、
72、端壁73、74の下縁は接着材80によって接着
されているが、接着材には数十〜数百μmの粒子が混入
されている。接着材としては、熱により硬化する熱硬化
型接着材や、紫外線の照射で硬化するUV硬化型接着材
が使われる。また、接着材に混入する粒子としては、ガ
ラス、エポキシ、金属から成る粒子が使用される。この
ように、粒子を混入することにより、接着材だけでは流
動性が高過ぎて接着材厚さの不均一になるという問題の
発生を抑制し、また、接着材そのものの量を減らすこと
ができる。
【0014】
【発明の効果】本発明による継電器は、樹脂製の端部壁
を有するコイルボビンにコイル導線を巻回して成るコイ
ルとコイルで揺動せしめられる接点部材とが樹脂製のカ
バーで被われているが、コイルボビンの端部壁とカバー
が、基板に弾性部材を介して取り付けられた、ベースに
付設されていて、コイルボビンの端部壁とカバーの一
方、または、両方に、振動時に両者が衝突するまでの移
動距離を縮小して衝突時のエネルギを低減する衝突エネ
ルギ低減手段を設けられていて、振動時に、コイルボビ
ンの端部壁とが衝突するまでの移動距離が小さいので、
また共に樹脂製のもの同士が衝突するので衝突エネルギ
は小さく、その結果、衝突音も小さい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構造を、上部壁を取り除
いて( 図2のI-I 線に沿うように) 、上方から見た図で
ある。
【図2】図1のII-II 線に沿って見た図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿って見た図である。
【符号の説明】
10…ベース 20…コイル 21…コイルボビン 22…第1コイルボビン端壁 22’…第2コイルボビン端壁 30…接点装置 31…(接点装置の)第1部材 32…(接点装置の)第2部材 33…(接点装置の)バネ部材 40…バネ 50…基板 60…端子 70…カバー 71、72…側壁 71a、71b、72a,72b…突起 73、74…端部壁 75…上部壁 80…接着材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の端部壁を有するコイルボビンに
    コイル導線を巻回して成るコイルとコイルで揺動せしめ
    られる接点部材とが樹脂製のカバーで被われている継電
    器において、 コイルボビンの端部壁とカバーが、基板に弾性部材を介
    して取り付けられた、ベースに付設されていて、 コイルボビンの端部壁とカバーの一方、または、両方
    に、振動時に両者が衝突するまでの移動距離を縮小して
    衝突時のエネルギを低減する衝突エネルギ低減手段を設
    けた、ことを特徴とする継電器。
  2. 【請求項2】 衝突エネルギ低減手段は、カバーに一体
    に成形されコイルボビンの端部壁に向かって突出する樹
    脂製の突起である、ことを特徴とする請求項1に記載の
    継電器。
  3. 【請求項3】 複数の突起が設けられている、ことを特
    徴とする請求項2に記載の継電器。
  4. 【請求項4】 突起が弾性部材から遠い領域内に設けら
    れている、ことを特徴とする請求項2に記載の継電器。
  5. 【請求項5】 突起が長さを有して線状に延伸し、カバ
    ーの補剛材の機能を有する、ことを特徴とする請求項2
    に記載の継電器。
  6. 【請求項6】 カバーと基板が、数十〜数百μmの径を
    有する粒子を含む接着材で接着されている、ことを特徴
    とする請求項1に記載の継電器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007027038A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器
DE10255818B4 (de) * 2002-07-05 2007-10-11 Mitsubishi Denki K.K. Programmierbare Steuerung

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DE10255818B4 (de) * 2002-07-05 2007-10-11 Mitsubishi Denki K.K. Programmierbare Steuerung
JP2007027038A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Fujitsu Component Ltd 電磁継電器
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