JP2001243047A - 情報発信装置 - Google Patents

情報発信装置

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JP2001243047A
JP2001243047A JP2000052418A JP2000052418A JP2001243047A JP 2001243047 A JP2001243047 A JP 2001243047A JP 2000052418 A JP2000052418 A JP 2000052418A JP 2000052418 A JP2000052418 A JP 2000052418A JP 2001243047 A JP2001243047 A JP 2001243047A
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JP2000052418A
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Yasuta Sato
安太 佐藤
Michio Yoshida
三智男 吉田
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビジュアル物体が本来持っている暖かさや親し
みを損なうことなく、しかもビジュアル物体が動作を
し、さらには音声を発して各種の情報を発信することが
できる情報発信装置の提供。 【解決手段】ぬいぐるみ、ロボット等の適宜の意匠的形
態を有するとともにそれ自体が独立したビジュアルなビ
ジュアル物体1と、このビジュアル物体1の動作を制御
する動作制御情報を記憶した記憶手段3と、上記ビジュ
アル物体1を支持した状態で作動させる作動機構を有す
るとともに上記記憶手段3からの動作制御情報に基づい
て上記作動機構を制御する制御部2aを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適宜の意匠的形態
を備えたビジュアルな物体をディスプレイスタンドに支
持させるとともに、ディスプレイスタンドに設けた作動
機構や音声出力手段によって上記ビジュアル物体を動か
したり、音声を発したりさせることにより多様な情報を
発信することができる情報発信装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、商品の販売情報、観光案内情報、
イベント情報などの情報を、人形・動物などのぬいぐる
みを介して発信させようとする場合、ぬいぐるみが動い
たり、踊ったりしながら音声を発するようにすると、人
の興味や関心をひきやすいので非常に効果的である。ぬ
いぐるみの種類は多いほどよく、動作や音声も多様なも
のにして、時間帯、場所、場合に応じて適宜変化を持た
せるようにするのが好ましい。
【0003】ところで、上記ぬいぐるみなどが動いた
り、音声を発したりするためには、従来はこれらのビジ
ュアル物体の内部に、ビジュアル物体の腕、足、頭など
を動かすためのアーム、カム、ギアなどの機構部品、こ
れらを駆動するためのモータ、電池あるいはゼンマイバ
ネ等の駆動手段のほか、音声を発するための音声合成I
C、上記機構部品や駆動手段を収納又は保持するボック
ス、フレームなどをユニット化して収納し、外部にゼン
マイバネを巻き上げるための摘子や、電池をオンオフす
るためのスイッチを外部に設け、これらの摘子を回し操
作し、あるいはスイッチを押し操作して機構部品や駆動
手段を作動させてビジュアル物体の頭、胴体、手足など
を作動させるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゼンマ
イ巻き上げ用の摘子や、電池をオンオフするためのスイ
ッチが外部に露出するから不自然であるだけでなく、内
部の機構部品のユニットや電池などは重量が重い。ま
た、ぬいぐるみなどが何かのはずみで落下したときなど
に、そのショックで壊れないようにするため、これらの
部品を収納する外皮部分には硬い材料を使用していた。
このためぬいぐるみなどを手に取ったときに重く、触っ
たり、つかんだりしたときに内部のユニットの感触が金
属のように硬いから、可愛いさ、愛らしさ、親密さに欠
けるという問題がある。
【0005】また、ユニットを収納するための収納部を
設け、外皮部分の一部に開口部を形成して巻き上げ摘子
やスイッチを露出させるなど、複雑な構造となるからコ
ストも高くなる。また、品質を管理する際にもぬいぐる
みなどの内部にある機構や装置を一体いったい検品しな
ければならないので、手間や時間がかかって非常に煩わ
しいものであった。
【0006】さらに、装置内蔵の物体は一体あたりの製
造に費用がかかるので、値段も高い。このため、メーカ
ー側にとってはリスクが多く、消費者側もたくさん購入
することはできない。したがって、多様な種類のビジュ
アル物体を揃えることができない。しかも、ぬいぐるみ
などの物体はいつも同じ動きで単調であり、また機械的
な動きなのでぎごちなく、飽きがきやすいだけでなく、
小さな人形やぬいぐるみには動くための機構や装置の部
品が入りきれない。
【0007】このように、情報処理技術が発達した今日
においては、情報に関するシステムにおいても多様な可
能性が開け、また、ぬいぐるみなどのように、誰にでも
愛され、好まれる素材が種々存在するにも拘らず、上述
の理由により、音声や動作を伴った発展的システムを考
えても、その実現性には限界があった。
【0008】本発明は上記問題点を解消し、人形やぬい
ぐるみ等のビジュアルな物体とこれを動かす作動機構と
を分離して考えることにより、ビジュアル物体が本来持
っている暖かさや親しみを損なうことなく、しかもビジ
ュアル物体が動作をし、さらには音声を発して各種の情
報を発信することができ、これにより多種多様なバリエ
ーションやシステムを多角的に発展させることができる
とともに、全体のコストも従来に比べてはるかに低く抑
えることができ、可能性を無限に秘めた新規な情報発信
装置を提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る情報発信装置は、ぬいぐるみ、ロボッ
ト等の適宜の意匠的形態を有するとともにそれ自体が独
立したビジュアル物体と、この物体の動作を制御する動
作制御情報を記憶した記憶手段と、上記物体を支持した
状態で作動させる作動機構を有するとともに上記記憶手
段からの動作制御情報に基づいて上記作動機構を制御す
る制御部を備えたディスプレイスタンドとから成るとと
もに、上記記憶手段を上記ディスプレイスタンドに対し
て着脱自在としたことを特徴とする。
【0010】前記ビジュアル物体と記憶手段は互いに関
連付けられて対を成すものが複数対設けられ、ビジュア
ル物体はディスプレイスタンドに着脱されるものである
のが好ましい。
【0011】また、前記記憶手段には、前記動作制御情
報に代えて音声情報が記憶され、前記ディスプレイスタ
ンドには前記作動機構に代えて音声出力手段を備え、上
記制御部は上記記憶手段からの音声情報に基づいて上記
音声出力手段を制御するようにしてもよい。
【0012】さらに、前記記憶手段には、前記動作制御
情報とともに音声情報が記憶され、前記ディスプレイス
タンドには前記作動機構とともに音声出力手段を備え、
上記制御部は上記記憶手段からの動作制御情報と音声情
報に基づいて上記作動機構と音声出力手段を制御するよ
うにしてもよい。
【0013】前記音声情報は前記ビジュアル物体に関連
付けられているものであるのが望ましい。
【0014】また、前記ビジュアル物体は前記音声情報
に関連して着替えを行なうものであるのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る情報発信装置
を示すもので、この情報発信装置は適宜の意匠的形態を
有するビジュアルな物体1と、このビジュアル物体1を
支持して作動させたり音声を発したりする機能を有する
ディスプレイスタンド2と、ビジュアル物体1の動作や
音声を制御する情報を記憶した記憶手段3とから構成さ
れている。
【0016】ビジュアル物体1はここでは人形のぬいぐ
るみである。このぬいぐるみ1は公知のぬいぐるみであ
り、頭部1aと胴体部1bと手足部1c、1dはそれぞ
れ軟質の合成樹脂から成り、その上に洋服4が着装され
ている。頭部1aや手足部は胴体部1bに対して動くよ
うに構成されている。胴体部1bは布製の外皮の中に真
綿を充填したものでもよい。胴体部1bの内部には機構
部品は入っていない。このように、ビジュアル物体1は
それ自体が独立したものでよく、したがって、かわいさ
や愛らしさは通常のぬいぐるみ1と何ら変りがない。
【0017】ディスプレイスタンド2はぬいぐるみ1を
載置できる大きさの支持台5と、支持台5の一端から垂
直に立ち上げられた支持部材6とを備えるとともに、支
持台5上には回転体7が配置され、支持部材6の側面に
はU字形の揺動アーム8が水平に配置されている。
【0018】図2(a) に示されるように、上記回転板の
回転軸は支持台5の内部に配置された減速歯車9とモー
タ10に連結され、これによって第1の作動機構が構成
されている。また、同図(b) に示されるように、揺動ア
ーム8の中心軸の端部には側方に突出する突片11が形
成され、突片11には軸体12の上端が連結され、軸体
12の下端はクランクアーム13に連結されている。ま
た、クランクアーム13は減速歯車14を介してモータ
15に連結され、これによって第2の作動機構が構成さ
れている。さらに支持台5には音声出力手段(スピーカ
ー)16が配置されているとともに、側面には記憶手段
3に接続する接続部17が形成され、複数の選択スイッ
チ18a、18b、18c・・・を備えたスイッチ部1
8が形成されている。
【0019】支持台5の内部には、上記作動機構と音声
出力手段とを制御する制御装置Aが設けられている。制
御装置Aは、図3に示されるようにマイコンで構成され
た制御部2aと、制御部2aの入力側に接続されたスイ
ッチ部18と、出力側に音声増幅部21を介して接続さ
れた音声出力手段16及び上記作動機構のモータ駆動部
22を介して接続されたモータ10、15と、電源部2
3とから主に構成されている。
【0020】記憶手段3は通常はROMカートリッジで
構成され、ぬいぐるみ1の動作を制御する動作制御情報
と音声情報を記憶している。動作制御情報とは、上記ぬ
いぐるみ1の揺動、回転、上下動などの動作パターンデ
ータの制御情報であり、直接的には上記第1の作動機構
のモータ10と第2の作動機構のモータ15のいずれか
一方又は両方を作動させる制御情報である。
【0021】音声情報は人、動物の声や、バックグラウ
ンドミュージック、自然の音などに関する音声データに
関する情報で、この情報はぬいぐるみ1の形態や性格に
関連づけられている。上記記憶手段3にはコネクタが設
けられ、コネクタは支持台5の接続部17を介して制御
部2aに接続できるように形成されている。
【0022】なお、記憶手段3は複数のものを用意し、
制御部2aに対して着脱して交換できるようにするのが
好ましい。
【0023】上記制御部2aはスイッチ部18で選択さ
れた信号が入力されたときに、上記記憶手段3に記憶さ
れた音声データを読み取って音声出力手段16に音声信
号を出力して音声出力手段16から所定の音声を出力さ
せると同時に、上記記憶手段3に記憶された動作パター
ンに関する制御情報を読み取ってモータ10、15に対
して制御信号を出力して第1の作動機構及び第2の作動
機構の一方又は両方を作動させるようにする。
【0024】上記情報発信装置をより具体的に説明する
ため、上記記憶手段3には前記第1の作動機構のモータ
10を所定の回転角だけ交互に正逆回転させ、第2の作
動機構のモータ15は連続回転させるように制御する動
作制御情報が記憶されているものとする。また、例えば
次の音声情報が記憶されているものとする。 (1) こんにちは。ボクの洋服すてきでしょ。子供服売り
場で売ってましゅ。 (2) いらっしゃい。今日は楽しかった? 明日も来て
ね。 (3) みなさん、今日のお買い得はカシミアのセーターで
しゅよ。 (4) ランランラン・・・(コマーシャルソング) (5) ・・時からタイムサービスが始まりまーす。
【0025】前記構成において、上記記憶手段3のコネ
クタをディスプレイスタンド2の接続部に差し込み、ぬ
いぐるみ1を支持台5の上の回転体7上に載置し、胴体
部1bを揺動アーム8に保持する。この状態で、スイッ
チ部18から適宜のスイッチ、例えば上記(2) に対応す
るスイッチを選択して押圧操作すると、選択された信号
が制御部2aに出力され、制御部2aでは上記信号に基
づいて記憶手段3から所定の音声情報を読み取って音声
出力手段16から上記5つの音声のうちの1つ、「いら
っしゃい。今日は楽しかった? 明日も来てね。」を出
力させる。同時に、上記信号に基づいて第1の作動機構
と第2の作動機構のモータ10、15を作動させる。こ
れにより、第1の作動機構のモータ10が正逆回転する
ことにより足部を支持している回転板が左右方向に交互
に回転するとともに、第2の作動機構のモータ15によ
り揺動アーム8が揺動する。このため、図4に示すよう
に、ぬいぐるみ1は足1dをツイストさせ、胴体部1b
を左右に揺らす。同時に手1cも頭部1aも動くので、
自ら踊りながら声を発しているように見える。
【0026】通常は、ぬいぐるみ1と記憶手段3は互い
に関連付けられて対を成すものを複数対設ける。そし
て、ぬいぐるみ1を代える毎に記憶手段3も交換するよ
うにする。複数のぬいぐるみ1と記憶手段3を使い分け
ることによりバラエティに富んだ情報を提供することが
できる。したがって、ディスプレイスタンド2は共通と
して、ぬいぐるみ1と記憶手段3とを代えれば、全く異
なる分野の情報発信装置として利用することができる。
例えば、ぬいぐるみ1を女性の人形とし、記憶手段3に
次に示すような音声 (1) ・・・館では・・・時からイルカのショーが始まり
ますよ。 (2) ・・・について詳しくは隣のおねえさんに聞いて
ね。 (3) ・・・海岸では今夜7時から花火大会が開催されま
ーす。 (4) 本日、・・・へ行くと、抽選ですてきなプレゼント
がもらえます。急いでね。 を記憶させて観光案内所のカウンターに設置すれば、自
動的に観光情報を発信するシステムを提供することがで
きる。もちろん、銀行のカウンター、ハンバーガーショ
ップのオーダーテーブル、鉄道案内所、デパートの案内
カウンター、一般商店やコンビニの店先などにも設置で
き、応用は無限である。
【0027】スイッチは利用者が選択するのではなく、
図3に示すように、ディスプレイスタンド2には音、
光、振動、物体の接近などを検出するセンサー25とセ
ンサー25からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
る波形変換部26とを設け、センサーが上記音、光、振
動、物体の接近などを検出したときに、自動的に入力信
号を制御部2aに出力するようにし、制御部2aでは上
記音声をアトランダムにピックアップして作動機構や音
声出力手段16に出力するように命じる構成にしてもよ
い。
【0028】また、上記情報発信装置は業務用に限らな
い。家庭用として提供することも可能である。例えば、
記憶手段3に次のような音声 (1) おはようごじゃいます。ごきげんいかがでちゅか? (2) お帰りなちゃい。ごくろうさまでちゅ。 (3) ランランラン・・・(はやりの歌) (4) 元気だしてね。 (5) 今日もがんばりましょう。 を記憶させておけば、家族の玩具又はペットとして提供
することができる。
【0029】上述のように、ぬいぐるみ1自体には作動
機構や音声出力手段16を有しないが、あたかも内部に
これらの機構や手段があるように見えるので、結果的に
は内部に作動機構を備えたものと同様の動きを実現する
ことができる。
【0030】また、ぬいぐるみ1を動かす作動機構やぬ
いぐるみ1の音声発生手段はディスプレイスタンド2に
集中するシステム構成である。したがって、ぬいぐるみ
1の内部に機構部品を内装する必要がない。ぬいぐるみ
1が大きくても小さくてもかまわない。このため、組み
立てが容易であるほか、品質管理が楽になり、生産効率
が飛躍的に高まるから、コストも大幅に低減することが
できる。ぬいぐるみ1の数や種類が多ければ多いほどコ
ストメリットは大きくなるから、低コストで多様なシス
テム展開が可能となる。
【0031】また、ぬいぐるみ1は独立したものである
から、それ自体で遊ぶこともできる。
【0032】なお、このシステムにはぬいぐるみ1は1
個ではなく、複数個あるのが好ましいが、ビジュアル物
体1は、共通のものに図5に示すようないろいろな衣装
4a、4b、4cを着せ替えすることによりキャラクタ
ーを変えるようにし、キャラクターに応じて上記音声情
報を変えるようにしてもよい。
【0033】また、ビジュアル物体1はぬいぐるみに限
定されるわけではない。動物的あるいは植物的形態を有
するものであってもよい。さらには、ロボットや乗物等
でよく、要するに適宜の意匠的形態を有するビジュアル
なものであればよい。
【0034】これに関連し、ビジュアル物体1はそれ自
体は独立した存在であるが、それは情報発信装置の構成
に必要な部品を備えることを否定するものではない。例
えば、ディスプレイスタンド2の作動機構に連動するた
めの磁石やセンサーをビジュアル物体1に設けても構わ
ない。
【0035】さらに、上記発信情報システムの展開例と
しては、例えば、多数のビジュアル物体1の動作情報や
音声情報を記憶した記憶手段3をディスプレイスタンド
2の内部の制御部2aに内蔵させ、ビジュアル物体1に
設けたスイッチ手段をディスプレイスタンド2に配置し
た複数の接続部のうちの特定の接続部に接続することに
よってそのビジュアル物体1に対応して制御情報が発信
され、これに基づいて作動機構や音声出力手段16が作
動するように構成することも可能である。
【0036】また、2個以上のビジュアル物体1を1個
又はそれ以上のディスプレイスタンド2に支持し、これ
らを同時に作動させて対話しているように演出すること
もできる。
【0037】加えて、ビジュアル物体1は必ずしも立体
である必要はない。写真や映像であってもよい。例え
ば、図6のように、ディスプレイスタンド2は化粧用コ
ンパクトの形状を有し、ミラーの部分に人や動物などの
写真を貼ってこれをビジュアル物体1とし、これが音声
を発するように構成することも可能である。これに関連
し、上記情報発信装置は、音声だけを出力させる構成で
もよく、また動作のみを出力させる構成でもよい。動作
だけの場合は、情報発信を有効にするため、ディスプレ
イスタンドの後部に案内の文字や絵を書いたものを添え
るのが望ましい。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ディスプ
レイスタンド上にビジュアル物体を支持させると、体自
体には作動機構や音声出力手段を有しないにも拘らず、
あたかも内部にこれらの機構や手段があるように見える
ので、結果的には内部に作動機構を備えたものと同様の
動きを実現することができる。このように、ビジュアル
物体自体とその作動機構とを分離して考えることによ
り、ビジュアル物体が本来持っている暖かさや親しみを
損なうことなく、しかもビジュアル物体が動作をし、さ
らには音声を発して各種の情報を発信することができ、
これにより多種多様なバリエーションやシステムを多角
的に発展させることができるとともに、全体のコストも
従来に比べてはるかに低く抑えることができ、可能性を
無限に秘めた新規な情報発信装置を提供することができ
る。
【0039】また、ビジュアル物体を動かす作動機構や
ビジュアル物体の音声発生手段はディスプレイスタンド
に集中するシステム構成であるから、ビジュアル物体の
内部に機構部品を内装する必要がない。ビジュアル物体
が大きくても小さくてもかまわない。このため、組み立
てが容易であるほか、品質管理が楽になり、生産効率が
飛躍的に高まるから、コストも大幅に低減することがで
きる。ビジュアル物体の数や種類が多ければ多いほどコ
ストメリットは大きくなるから、低コストで多様なシス
テム展開が可能となる。
【0040】また、ビジュアル物体は独立したものであ
るから、それ自体で遊ぶこともできる。
【0041】さらに、上記記憶手段をディスプレイスタ
ンドに対して着脱自在としたので、様々なバリエーショ
ンが可能となる。
【0042】請求項2に係る発明によれば、ビジュアル
物体と記憶手段は互いに関連付けられて対を成すものが
複数対設けられているから、ビジュアル物体をディスプ
レイスタンドに取り付けることにより、多様なシステム
構成が可能となる。
【0043】請求項3又は請求項4に係る発明によれ
ば、音声のみ、または音声と動作によって各種の情報を
発信できるので、いろいろなビジュアル物体やディスプ
レイスタンドに応じてシステムをいろいろな用途に拡大
することができる。
【0044】請求項5に係る発明によれば、前記音声情
報は前記ビジュアル物体に関連付けられているものであ
るから、情報発信を効果的に行なうことができる。
【0045】請求項6に係る発明によれば、着替えに音
声情報が対応するので、よりビジュアル物体と発信され
る情報との関連性が深まり、消費者の興味をそそるもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報発信装置の基本構成の斜視図
【図2】(a) (b) はそれぞれ第1の作動機構と第2の作
動機構の説明図
【図3】本発明に係る情報発信装置のブロック図
【図4】情報発信装置の作動態様説明図
【図5】ビジュアル物体の着せ替え例の斜視図
【図6】情報発信装置の他の例の斜視図
【符号の説明】
1 ビジュアル物体(ぬいぐるみ) 2 ディスプレイスタンド 3 記憶手段 16 音声出力手段 2a 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 BC06 CA01 CA02 CA20 DA23 DA25 DA27 DA28 DA37 DD13 DF01 DF02 DF03 DF04 DF08 DF33 DJ06 DJ08 EB01 EB41 EB44 EC03 EC15 ED02 ED53 EF13 EF16 EF21 EF29 EF33 EH09 FA01 FB46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ぬいぐるみ、ロボット等の適宜の意匠的
    形態を有するとともにそれ自体が独立したビジュアル物
    体と、この物体の動作を制御する動作制御情報を記憶し
    た記憶手段と、上記物体を支持した状態で作動させる作
    動機構を有するとともに上記記憶手段からの動作制御情
    報に基づいて上記作動機構を制御する制御部を備えたデ
    ィスプレイスタンドとから成るとともに、上記記憶手段
    を上記ディスプレイスタンドに対して着脱自在としたこ
    とを特徴とする情報発信装置。
  2. 【請求項2】 前記ビジュアル物体と記憶手段は互いに
    関連付けられて対を成すものが複数対設けられ、ビジュ
    アル物体はディスプレイスタンドに着脱自在に取り付け
    られるものである、請求項1記載の情報発信装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段には、前記動作制御情報に
    代えて音声情報が記憶され、前記ディスプレイスタンド
    には前記作動機構に代えて音声出力手段を備え、上記制
    御部は上記記憶手段からの音声情報に基づいて上記音声
    出力手段を制御する、請求項1記載の情報発信装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段には、前記動作制御情報と
    ともに音声情報が記憶され、前記ディスプレイスタンド
    には前記作動機構とともに音声出力手段を備え、上記制
    御部は上記記憶手段からの動作制御情報と音声情報に基
    づいて上記作動機構と音声出力手段を制御する、請求項
    1記載の情報発信装置。
  5. 【請求項5】 前記音声情報は前記ビジュアル物体に関
    連付けられているものである請求項3又は4記載の情報
    発信装置。
  6. 【請求項6】 前記ビジュアル物体は前記音声情報に関
    連して着替えを行なうものである請求項3又は4に記載
    の情報発信装置。
JP2000052418A 2000-02-28 2000-02-28 情報発信装置 Pending JP2001243047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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