JP2001241785A - Co2冷媒ヒートポンプおよび融雪装置 - Google Patents

Co2冷媒ヒートポンプおよび融雪装置

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evaporator
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Takeshi Suzuki
鈴木  剛
Hajime Yuasa
肇 湯浅
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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    • F25B9/008Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CO2 を冷媒としたヒートポンプを得る。 【解決手段】 ヒートポンプ1は、圧縮機11の吐出側
に設けた凝縮器15が第1冷却部15aと第2冷却部1
5bとを直列配置した構造をなす。第1冷却部15aに
は、温度多約15℃程度の通常冷却水16が供給され
る。第2冷却部15bには、吸収冷凍機19によって冷
却された温度が5〜7℃程度の冷水が供給され、CO2
冷媒を10℃に冷却して液化して膨張弁17に供給す
る。膨張弁17を通った液体冷媒は、一部が気化して気
液分離機27に貯溜される。気液分離機27内の分離冷
媒液31は、昇圧ポンプ35によって昇圧されたのち、
蒸発器37に供給されて気化し、圧縮機11の中間段A
cに供給される。気液分離機27内の分離冷媒ガス29
は、圧縮機11の初段に吸引される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CO2 を冷媒とす
るヒートポンプおよびこのヒートポンプを用いた融雪装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下水を汲み上げて道路や屋根の
上にまいて雪を溶かしたり、あるいは、ボイラ等を焚い
て加熱した温水で雪を溶かすことが行われることは一般
的に知られている。また、地中の地熱を用いて不凍液を
暖めて熱交換器に送り、冷暖房あるいは融雪等の熱作業
を経済的に行うことも知られている(例えば、特許掲載
公報第2700998号)。
【0003】同公報によれば、冬期には、深さ150m
にも達する硬岩の地熱を不凍液により内筒、第1配管、
ポンプを介して熱交換器に送り、屋根上や路面上の雪を
溶解し、第2配管、チャンバー、内筒との隙間を通じ
て、二重管下部に導き循環させる。チャンバーが凍結の
おそれがあるときには、電熱器により加熱する。一方、
夏期には、路面上の熱を不凍液により熱交換器、第2配
管、チャンバー、内筒と外筒との隙間を通じて2重管下
部に導き、硬岩に蓄熱し、次いで内筒、第1配管、ポン
プを介して熱交換器へと循環される。
【0004】これにより、不凍液が循環するだけなの
で、地盤沈下を生じない。また、熱容量の大きい硬岩の
地下熱を利用し、蓄熱器としても使えるので効果的であ
ることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
地熱を用いて融雪を行なう場合、一般に、熱交換器とし
てヒートポンプが使用される。従来、ヒートポンプは、
冷媒(作動媒体)としてフロンが広く用いられていた。
しかしながら、フロンは、地球環境に大きな影響を与
え、地球温暖化係数の大きな物質の1つとして使用が禁
止されている。このため、アンモニアガスや二酸化炭素
(CO2 )を冷媒としたヒートポンプが注目されてい
る。
【0006】しかし、アンモニアガスを用いて道路およ
び屋根等の融雪を行う場合には、アンモニアガスが漏れ
ると周囲に大きな影響を与え、安全性に問題があり使用
することは危険である。また、冷媒としてCO2 を使用
した場合、ヒートポンプの冷媒として作動圧力が非常に
高いため、臨界点を超えてしまってヒートポンプにおけ
る凝縮器の凝縮温度が45℃以上を形成することは不可
能である。したがって、CO2 を冷媒としたヒートポン
プを単独では実現が困難でった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点に着目し、C
2 を冷媒としたヒートポンプを提供することを目的と
している。また、本発明は、エネルギー効率を向上する
ことを目的としている。さらに、本発明は、成績係数
(COP)を大きくして効率を高めることをことを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るCO2 冷媒ヒートポンプは、気体状C
2 を圧縮する圧縮機と、この圧縮機が圧縮したCO2
を冷却して液化する凝縮器と、この凝縮器が液化したC
2 に熱を与えて気化させる蒸発器とを有し、前記凝縮
器は、順次温度の低い冷却水(通常冷却水及び吸収式冷
凍機冷水)が供給される複数の冷却部が直列配置してあ
ることを特徴としている。
【0009】凝縮器の出側には、膨張弁を介して減圧さ
れた液体CO2 を昇圧して蒸発器に供給する昇圧ポンプ
を設けることができる。また、本発明に係る融雪装置
は、請求項1ないし3のいずれか1に記載のCO 2 冷媒
ヒートポンプを備え、前記蒸発器に接続されて地中の熱
を蒸発器に与える熱交換器と、前記凝縮器に接続され、
凝縮器から得た熱を輸送する融雪配管とを有することを
特徴としている。冬期に地中に蓄熱された冷熱は夏場に
ブライン循環ポンプにより、冷熱を放出する季節間の蓄
熱ヒートポンプを提供するものである。
【0010】
【作用】上記のごとく構成した本発明に係るCO2 冷媒
ヒートポンプは、圧縮機で圧縮した高温のCO2 冷媒ガ
スを、少なくとも2段階、即ち、多段階で冷却するとと
もに、後段側の冷却水の温度を順次低くしてあるため、
容易にCO2 冷媒の温度を臨界点より低い温度で液化す
ることができる。
【0011】そして、蒸発器のCO2 の流入側に昇圧ポ
ンプを設け、膨張弁により減圧した液体CO2 冷媒を昇
圧ポンプで昇圧して蒸発器に供給すると、蒸発器で気化
したCO2 が高圧となっているために圧縮機の中間段に
供給することが可能となり、圧縮効率が向上する。すな
わち、気体を昇圧するより液体を昇圧する方が容易で、
低エネルギーで行なうことができ、成績係数を向上させ
ることができる。
【0012】また、冷却部後段の冷却水として、吸収冷
凍機により冷却した水を用いると、約5℃から7℃の冷
水が得られ、CO2 を確実に液化温度まで冷却すること
ができ、高い成績係数のヒートポンプが得られる。
【0013】そして、本発明に係る融雪装置は、CO2
を冷媒としたヒートポンプを用いたことにより、地球環
境にやさしい融雪装置を実現することができるととも
に、冷媒が漏れたとしても、アンモニアガスのような危
険がなく、安全性の高く、また成績係数の優れた融雪装
置を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るCO2 冷媒
ヒートポンプおよび融雪装置の好ましい実施の形態を、
添付図面に従って詳細に説明する。図1は本発明の第1
実施形態に係るCO2 冷媒ヒートポンプの全体概念図で
あり、図2はCO2 冷媒ヒートポンプの冷凍サイクル図
(絶対圧力P−エンタルピーhの線図)である。
【0015】図1あるいは図2において、ヒートポンプ
1は、圧縮機11が電動モータ13で駆動されて気体状
のCO2 冷媒(以下、冷媒ガスという)を圧縮する。圧
縮機11は、冷媒ガスを出口における圧力で、例えば4
6at(約450.8N/cm2 )に圧縮している。圧
縮機11により圧縮された冷媒ガスは、凝縮器15で凝
縮されて膨張弁17に送られる。凝縮器15は、第1冷
却部15aおよび第2冷却部15bを直列に配置した2
段に形成されており、圧縮機11により加圧された冷媒
ガスを冷却して10℃のCO2 冷媒圧縮液(以下、冷媒
圧縮液という)にしている。
【0016】この凝縮器15の第1冷却部15aは、例
えば、先ず通常の冷却水(以下、通常冷却水という)1
6が供給され、温度約15℃の通常冷却水16より冷媒
ガスを冷却している。次に、第2冷却部15bは、吸収
冷凍機19により廃熱を利用して通常冷却水よりも低い
温度に冷却された約5℃から7℃の冷たい冷却水が供給
され、冷媒ガスを約10℃に冷却して液体CO2 にして
いる。
【0017】凝縮器15により液化された冷媒圧縮液
は、膨張弁17に送られ膨張して減圧され、一部が気化
してタンクである氣液分離器27に貯溜される。氣液分
離器27では、CO2 分離冷媒ガス29(以下、分離冷
媒ガス29という)とCO2 分離冷媒液31(以下、分
離冷媒液31という)とに分離される。氣液分離器27
は図示しないデミスタと液面制御用機器が敷設されてい
る。分離された分離冷媒ガス29は、デミスタを経由し
て戻し配管33を介して圧縮機11の初段に吸引され、
圧力が46at(約450.8N/cm2 )に再度昇圧
される。他方では、分離された分離冷媒液31は、昇圧
ポンプ35により昇圧されたのち、蒸発器37において
熱交換して気化し、第1冷媒ガス45となり、第1戻し
配管49を経て圧縮機11の中間段(Ac)に供給され
る。
【0018】蒸発器37には、ブラインが通流する管路
46、48を介して冷房装置などの負荷50が接続して
ある。そして、管路48には、ブライン循環ポンプ39
が設けてあり、蒸発器37において分離冷媒液31と熱
交換して冷却されたブラインを負荷50に供給する。
【0019】上記のごとく構成した実施形態のヒートポ
ンプ1の作用を、図2に示す冷凍サイクル図によって説
明する。図2の冷凍サイクル図は、縦軸に絶対圧力P
(at)を、横軸にエンタルピーh(kJ/kg)を示
し、図中の曲線Sは、冷媒CO 2 の蒸気線である。蒸気
線Sの頂点Stは臨界点であり、その右側の線Sgは飽
和蒸気線であり、左側の線Swは飽和液線を示す。
【0020】気液分離器27中のCO2 冷媒は、図2の
i点の状態にある。すなわち、気液分離器27内のCO
2 冷媒は、圧力14.5at(約142.1N/c
2 )、温度−30℃、エンタルピー106.5kJ/
kgの気液混合状態にある。圧縮機11は、電動モータ
13により駆動されて作動し、氣液分離器27により分
離された圧力が14.5at(約142.1N/c
2 )で、かつ、温度が−30℃の分離冷媒ガス29が
戻し配管33を経由して初段に吸引している。この吸引
された分離冷媒ガス29は、圧縮機11で図2のi−a
−bに沿って断熱圧縮され中間段に流入する。
【0021】一方、気液分離器27の分離冷媒液31
は、昇圧ポンプ37によってi−g−fの線に沿って1
4.5at(約142.1N/cm2 )から36at
(約352.8N/cm2 )に昇圧され、蒸発器37に
供給される。そして、分離冷媒液31は、蒸発器37に
おいて管路46を介して蒸発器37に流入したブライン
と熱交換し、図2のf−h−cのようにブラインに冷熱
を与えて気化し、温度0℃、エンタルピー156kJ/
kgの第1冷媒ガス45となって圧縮機11の中間段A
cに供給される。
【0022】中間段Acに供給された第1冷媒ガス45
は、b点の状態まで断熱圧縮された分離冷媒ガス29と
混合され、ba点の状態となる。この混合されたガス
は、圧縮機11によってさらにba−dのように圧力4
6at(約450.8N/cm 2 )まで圧縮され、圧縮
機11から高温冷媒となって吐出される。このときの高
温冷媒のエンタルピーは、159kJ/kgである。そ
して、圧縮機11から出た高温の冷媒ガスは、凝縮器1
5を形成している冷却部15a、15bによって図2の
d−da−eのように10℃に冷却され、凝縮されて液
化する。すなわち、高温冷媒ガスは、第1冷却部15a
において温度30℃程度の通常冷却水16によって冷却
されたのち、第2冷却部15bにおいて、温度5〜7℃
の吸収冷凍機19の冷水によって10℃、エンタルピー
106.5kJ/kgまで冷却されて液化される。液化
したCO2 は、膨張弁17を通過して断熱膨張し、図2
のe−h−iのように圧力46at(約450.8N/
cm2 )から圧力14.5at(約142.1N/cm
2 )まで減圧される。以下、前記と同様のサイクルが繰
り返される。
【0023】一方、蒸発器37において分離冷媒液31
から冷熱を受け取ったブラインは、配管48を介してブ
ライン循環ポンプ39に吸引され、冷房装置などの負荷
50に供給される。そして、ブラインは、負荷50にお
いて熱を受け取り、管路46を介して蒸発器37に輸送
し、分離冷媒液31に与える。
【0024】このように、実施の形態においては、圧縮
機11から吐出された高温のCO2冷媒を第1冷却部1
5a、第2冷却部15bを直列配置した凝縮器15によ
って冷却しているため、高温のCO2 冷媒を容易に臨界
点以下の温度に冷却して液化することができる。また、
冷媒はCO2 であるため、漏れたとしても環境破壊や危
険のなく、環境にやさしい安全なヒートポンプを実現す
ることができる。しかも、凝縮器15の後段の冷却部で
ある第2冷却部15bの冷却水として吸収冷凍機19に
よって冷却した冷水を使用しているため、CO2 を確実
に臨界温度以下に冷却して液化することができる。ま
た、実施の形態においては、蒸発器37に供給する分離
冷媒液31を昇圧ポンプ35によって昇圧し、この昇圧
された状態で気化した第1冷媒ガス45を圧縮機11の
中間段Acに供給するようにしているため、低圧のガス
を圧縮するよりも効率よく低エネルギーで圧縮すること
ができ、ヒートポンプ1の成績係数を高めることができ
る。
【0025】なお、前記実施形態においては、多段の圧
縮機11を使用した場合について説明したが、複数(例
えば2台)の圧縮機を直列に接続して使用してもよい。
また、前記実施形態においては、凝縮器15の冷却部が
2つである場合について説明したが、冷却部を3つ以上
にしてもよい。
【0026】図3は、図1に示した第1実施形態に係る
ヒートポンプを融雪装置に適用した例を示したものであ
る。図3において、融雪装置は、ヒートポンプ1を構成
している凝縮器15の第1冷却部15aに融雪器(融雪
配管)23が接続してある。第1冷却部15aに供給さ
れた不凍液などの融雪用ブラインは、凝縮器15より熱
を受けて温度が上昇し、第1融雪配管21aを経て融雪
器23に送られる。融雪器23では、地上の道路、屋根
等に積雪した雪を溶かし、融雪用ブラインの温度は低下
する。この温度が低下した融雪用ブラインは、融雪用循
環ポンプ25から第2融雪配管21bを経て再度第1冷
却部15aに供給される。上記の融雪器23は、夏場に
は冷却塔にかわり凝縮器15からの熱を放出する。
【0027】一方、蒸発器37には、循環路52、54
を介して熱交換器41が接続してある。熱交換器41
は、例えば内管42と外管44とを有する二重管構造を
なしている。熱交換器41は、地中Grに配置され、地
中の熱(約十数℃から20℃以上)を受けて、この熱を
ブラインを介して熱交換器35に輸送する。すなわち、
熱交換器41は、内管42と外管44との間の流路40
に、循環路54に設けたブライン循環ポンプ39により
送り出された、例えば不凍液からなるブライン47が流
入し、地熱により暖められたブラインが熱交換器41の
内管42、循環路52を通って蒸発器37に流入する。
これを逆に言えば、地中に冷熱が蓄積されているとも言
え、それを夏場に開放することができる。このために、
循環路52には、夏場用負荷60が配設されており、熱
交換器41から冷熱されたブライン47を受けて冷却に
使用することができる。なお、他の構成は、前記第1実
施形態と同様である。また、熱交換器は、二重管構造に
限定されず、また地熱を汲み出すものにも限定されな
い。
【0028】このように構成した融雪装置は、熱交換器
41においてブライン47が地熱を受け取って蒸発器3
7に輸送し、分離冷媒液31に地熱を与える。分離冷媒
液31は、ブライン47から地熱を受けて気化し、第1
冷媒ガス45となって圧縮機11の中間段Acに供給さ
れる。また、圧縮機11によって圧縮されて高温となっ
たCO2 冷媒は、凝縮器15の第1冷却部15aにおい
て融雪用ブラインによって冷却されたのち、第2冷却部
15bにおいて吸収冷凍機19からの冷水によって10
℃に冷却され、液化する。第1冷却部15aにおいて高
温のCO2 冷媒と熱交換した融雪用ブラインは、第1融
雪配管21aを介して融雪器23に搬送され、雪を融か
したのち第2融雪配管21bを介して第1冷却部15a
に戻される。
【0029】このように構成した実施形態においては、
環境にやさしい、安全性の高い、成績係数の大きな融雪
装置とすることができる。なお、第1冷却部15aに、
前記実施形態と同様に、温度30℃程度の通常の冷却水
供給し、蒸発器37においてブライン47に冷熱を与
え、熱交換器41を介してブライン47が輸送する冷熱
を地中Grに蓄熱するようにしている。この冷熱は夏場
用負荷60を用いて夏場に冷却として用いることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、圧縮機で圧縮した
高温のCO2 冷媒ガスを、少なくとも2段階、即ち、多
段階で冷却するとともに、後段側の冷却水の温度を順次
低くしてあるため、容易に高温のCO2 冷媒の温度を臨
界点より低い温度に冷却することができ、CO2 を確実
に液化することができる。そして、蒸発器のCO2 の流
入側に昇圧ポンプを設け、膨張弁により減圧した液体C
2 冷媒を昇圧ポンプで昇圧して蒸発器に供給すると、
蒸発器で気化したCO2 が高圧となっているために圧縮
機の中間段に供給することが可能となり、圧縮効率が向
上する。
【0031】そして、本発明に係る融雪装置は、CO2
を冷媒としたヒートポンプを用いたことにより、地球環
境にやさしい融雪装置を実現することができるととも
に、冷媒が漏れたとしても、アンモニアガスのような危
険がなく、安全性の高く、また成績係数の優れた融雪装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るCO2 冷媒ヒート
ポンプの全体概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るCO2 冷媒ヒート
ポンプの作用を説明するための冷凍サイクル図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るCO2 冷媒ヒート
ポンプを適用した融雪装置の説明図である。
【符号の説明】
1………ヒートポンプ、11………圧縮機、15………
凝縮器、15a………第1冷却部、15b………第2冷
却部、17………膨張弁、19………吸収冷凍機、23
………融雪配管(融雪器)、27………タンク(氣液分
離器)、29………CO2 分離冷媒ガス、31………C
2 分離冷媒液、35………昇圧ポンプ、37………蒸
発器、39………ブライン循環ポンプ、41………熱交
換器、49………第1戻し配管、50………負荷、60
………夏場用負荷、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体状CO2 を圧縮する圧縮機と、この
    圧縮機が圧縮したCO2 を冷却して液化する凝縮器と、
    この凝縮器が液化したCO2 に熱を与えて気化させる蒸
    発器とを有し、前記凝縮器は、順次温度の低い冷却水が
    供給される複数の冷却部が直列配置してあることを特徴
    とするするCO2 冷媒ヒートポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のCO2 冷媒ヒートポン
    プにおいて、前記凝縮器の出側には、膨張弁を介して減
    圧された液体CO2 を昇圧して前記蒸発器に供給する昇
    圧ポンプを設けたことを特徴とするCO2 冷媒ヒートポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載のCO
    2 冷媒ヒートポンプにおいて、前記冷却部の後段の冷却
    水は、吸収冷凍機により冷却してあることを特徴とする
    CO2 冷媒ヒートポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1に
    記載のCO2 冷媒ヒートポンプを備え、前記蒸発器に接
    続されて地中の熱を蒸発器に与える熱交換器と、前記凝
    縮器に接続され、凝縮器から得た熱を輸送する融雪配管
    とを有することを特徴とする融雪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006194569A (ja) * 2004-12-17 2006-07-27 Sanden Corp 冷凍システム
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