JP2001241596A - 高圧ガス充填装置における供給装置 - Google Patents

高圧ガス充填装置における供給装置

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JP2001241596A
JP2001241596A JP2000054530A JP2000054530A JP2001241596A JP 2001241596 A JP2001241596 A JP 2001241596A JP 2000054530 A JP2000054530 A JP 2000054530A JP 2000054530 A JP2000054530 A JP 2000054530A JP 2001241596 A JP2001241596 A JP 2001241596A
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pressure gas
filling
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Seiji Kawasaki
誠二 川崎
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Wako KK
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Key & Craft Kk
Wako KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業効率が向上し、装置などの簡略化の可能な
高圧ガス充填装置における供給装置を提供する。 【解決手段】 充填ステーション1の所定の位置に複数
の高圧ガスボンベ20の充填機2が配置する。この充填ス
テーション1には、前記高圧ガスボンベ20を搬送する搬
入コンベア3の終端と、搬出コンベア4の始端が位置す
る。このような高圧ガス充填装置に高圧ガスボンベ20を
把持するクランプ8とこのクランプ8に連結した回動可
能かつ伸縮可能なアーム7をそれぞれ備えた搬入用アー
ム部材5及び搬出用アーム部材6を設ける。搬入用アー
ム部材5は、搬入コンベア3の終端で高圧ガスボンベ20
を把持し充填ステーション1の所定の位置の充填機2に
該高圧ガスボンベ20を設置する一方、搬出用アーム部材
5は、高圧ガスの充填を完了した高圧ガスボンベ20を把
持し搬出コンベア4の始端まで搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の高圧ガスボ
ンベの充填機に高圧ガスボンベを供給するための高圧ガ
ス充填装置における供給装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、複数の高圧ガス
ボンベの充填機に断続的に高圧ガスボンベを供給する装
置としては、いわゆる回転充填機が一般的であった。こ
の回転充填機としては、例えば図7及び図8に示すよう
に充填ステーション41に回転テーブル42を設け、この回
転テーブル42上の外周に沿って複数台のLPガス充填機
43を設置し、この回転テーブル42の一側に搬入保持装置
45を付設した搬入コンベア44及び搬出保持装置47を付設
した搬出コンベア46を設けたものが用いられている。そ
して、この回転テーブル42の中心にはLPガス供給部48
が設けられていて、このLPガス供給部48から延びるL
Pガスライン48Aが充填機43のオートコネクターを備え
た充填ノズル50に連通している。また、この充填機43に
はロードセル51が内蔵されており、バーコードスキャナ
(図示せず)による高圧ガスボンベ52の情報に基づきそ
の容量を読み取り、これに基づきその負荷を検出するこ
とにより適正な量のLPガスの充填が可能となってい
る。そして、この各LPガス充填機43には、中央に設け
られたLPガス供給部48の上部に位置するスリップリン
グ53を介してエアー供給管54が接続しているとともに、
ロードセル51や充填機43の配線(図示せず)が集合して
おり、このスリップリング53から表示器55を備えたコン
ピュータを内蔵した管理システム56に接続している。な
お、57は、回転テーブル42の回転駆動装置であり、58
は、該回転駆動装置57による回転テーブル42の回動を補
助する車輪である。
【0003】このような回転充填機において、LPガス
充填時には、充填機43に順次高圧ガスボンベ52を供給し
て連続的に作業を行うために回転テーブル42を回転さ
せ、搬入コンベア44から各種容量の高圧ガスボンベ52を
搬入することにより、各充填機43の所定の位置に高圧ガ
スボンベ52を設置し、その重量をロードセル51で検知し
たら、昇降ヘッド49が下降して充填ノズル50から所定量
のLPガスを充填していた。そして、ロードセル51が高
圧ガスボンベ52に適合した量のガスが充填されたことを
検知したらガスの充填を停止し、昇降ヘッド49を上昇さ
せる。このような動作が、各充填機43に高圧ガスボンベ
52が搬入コンベア44より設置されてから、回転テーブル
42がほぼ一周して搬出コンベア46の場所に到達するまで
管理システム56によって制御ながら行われ、繰り返され
る。
【0004】しかしながら、このような従来の高圧ガス
充填装置における供給装置は作業効率に関して改善の余
地のあるものであり、また、装置的にも複雑なものであ
った。すなわち、従来の供給装置では、充填機43に次々
と高圧ガスボンベ52を供給するために回転テーブル42を
設け、これがほぼ一回転する間にLPガスの充填を完了
するようにしているが、容量の異なる高圧ガスボンベ52
を処理することを想定しているため、最も容量の大きな
高圧ガスボンベ52にLPガスを充填するに要する時間を
基準として回転テーブル42の回転時間等を決定してい
た。このため、小型の容量の高圧ガスボンベ52は短時間
でLPガスの充填を終了したとしても、次の高圧ガスボ
ンベ52が供給されるには、回転テーブル42が搬出コンベ
ア46の場所に到達するまで待機していなければならず、
すでにLPガスの充填を完了したLPガス充填機43はそ
の間作業をストップすることとなり、充填作業を繰り返
して行うとこの作業をストップしている時間が累積され
大きな時間的ロスとなり、作業効率において改善の余地
のあるものであった。また、従来の供給装置では、回転
テーブル42の中央にLPガスライン48A、エアー供給管
54及びロードセル51や充填機43の配線などが集中してお
り、これらに接続した充填機43が回転テーブル42ととも
に回動することになるため、そのままでは各種供給管や
配線などが混乱したりして装置自体の運転に支障をきた
すためスリップリング53などを用いる必要があり、この
ため装置自体も複雑化せざるをえなかった。さらに、回
転テーブル42の外周に沿って高圧ガスボンベ52を円周状
にしか配置できないため、充填機43の設置個数に限りが
あり、空間利用率の点においても無駄が多いという問題
点もあった。
【0005】そこで、本発明は、充填を完了した充填機
に直ちに次の高圧ガスボンベを供給することが可能であ
り、作業効率が向上し、装置などの簡略化の可能な高圧
ガス充填装置における供給装置を提供することを目的と
する。また、本発明は、空間利用率を向上させることの
可能な高圧ガス充填装置における供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の高圧
ガス充填装置における供給装置は、充填ステーションの
所定の位置に配置された複数の高圧ガスボンベの充填機
に前記充填ステーションに終端が位置した前記高圧ガス
ボンベの搬入ラインから高圧ガスボンベを搬入するとと
もに、前記充填ステーションに始端が位置した前記高圧
ガスボンの搬出ラインに充填を終えた高圧ガスボンベを
搬出するものであって、前記高圧ガスボンベを把持する
把持機構とこの把持機構に連結した回動可能かつ伸縮可
能なアームとをそれぞれ備えた搬入用アーム部材及び搬
出用アーム部材を有し、前記搬入用アーム部材は、前記
搬入ラインの終端で高圧ガスボンベを把持したら前記充
填ステーションの所定の位置の充填機に該高圧ガスボン
ベを設置する一方、前記搬出用アーム部材は、前記充填
機で充填を完了したら高圧ガスボンベを把持し搬出ライ
ンの始端まで搬送するするものである。
【0007】この請求項1の構成によれば、搬入用アー
ム部材により高圧ガスボンベを搬入ラインの終端から充
填ステーションに設置された充填機に設置し、ガスの充
填が完了したら、搬出用アーム部材により搬出ラインに
まで運び、さらに空席となった充填機に搬入用アーム部
材により高圧ガスボンベを搬入ラインの終端から充填ス
テーションに配置された充填機に設置することにより、
充填機を断続的に稼動させて高圧ガスボンベにガスを充
填することができる。この際、高圧ガスボンベの搬入・
搬出をそれぞれ搬入用アーム部材及び搬出用アーム部材
により行うので、回転テーブルを用いる必要がなく、高
圧ガスボンベの容量が異なっていたとしても個々の充填
機に影響を与えることがないため、充填を完了した充填
機に直ちに次の高圧ガスボンベを供給することが可能と
なる。また、充填機の位置は充填ステーションの所定の
場所に固定されることになるので、それぞれの配管や配
線なども位置的に固定されるため、装置の簡略化も達成
できる。さらに、充填ステーションに充填機を自由な配
列で設置することが可能となるため、限られたスペース
効率良く配置することが可能となり、空間利用率の向上
を図ることもできる。
【0008】また、請求項2記載の高圧ガス充填装置に
おける供給装置は、前記請求項1において、前記搬入用
アーム部材及び搬出用アーム部材には角度センサ及び変
位センサが設けられているとともに、前記充填機には荷
重センサが付設されており、前記搬入用アーム部材、搬
出用アーム部材、角度センサ、変位センサ及び荷重セン
サはそれぞれ制御装置に接続されていて、前記角度セン
サ、変位センサ及び荷重センサの値により前記搬入用ア
ーム部材、搬出用アーム部材の回動及び伸縮が制御可能
であるものである。
【0009】この請求項2の構成によれば、前記搬入用
アーム部材、搬出用アーム部材に設けられている角度セ
ンサ及び変位センサからのデータに基づき情報処理装置
によりそれぞれの位置を認識しておき、前記荷重センサ
の値から高圧ガスボンベが満量となったのを検知した
ら、搬出用アーム部材の位置を変位させて高圧ガスボン
ベを搬出し、続いて、この空席となった充填機に搬入用
アーム部材により空の高圧ガスボンベを設置することに
より、前述した請求項1の高圧ガスボンベの充填機への
設置→搬出→設置の動作をさらに効率良く行うことがで
きる。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の高圧ガス充填装置に
おける供給装置の第1実施例について図1ないし図4を
参照して説明する。図1乃至図3は、本発明の第1実施
例による供給装置を備えた高圧ガス充填装置を示してお
り、同図において、1は充填ステーションであり、この
充填ステーション1には、図2に示すように円弧Aに沿
って10個のLPガス充填機2が設置されており、この円
弧Aの一側には、搬入ラインたる搬入コンベア3の終端
と、搬出ラインたる搬出コンベア4の始端とがそれぞ位
置している。この円弧Aの中心部には、図2及び図3に
示すように供給装置たる搬入用アーム部材5及び搬出用
アーム部材6が上下に回動自在に設けられている。この
搬入用アーム部材5及び搬出用アーム部材6は、それぞ
れ、サーボコントロール式の伸縮自在なシリンダによる
アーム7の先端に把持機構たるクランプ8が設けられて
いるとともに角度センサ及び変位センサ(図示せず)が
内蔵されており、コンピュータなどの情報処理装置を備
えた制御装置たる管理システム10にその回転量及びアー
ム7の伸縮量が送信され、このデータを基に制御可能と
なっている。9はクランプ8の走行用の球状の車輪であ
る。なお、図3中においては、LPガス充填機2は説明
の便宜上1個のみ記載してある。
【0011】また、充填機2は、特に制限はなく、汎用
のものを用いることができるが、例えば、図4に示すよ
うなものを用いることができる。同図において、充填機
2は、制御装置11と、柱状部材12と、この柱状部材12に
昇降自在に設けられた昇降機構13に取り付けられたオー
トコネクタを備えた充填ノズル14と、高圧ガスボンベ20
の固定装置15と、回動可能な底板16と、高圧ガスボンベ
20の充填ノズル14の位置センサ(図示せず)とを備え、
この制御装置11内にはLPガス供給管(図示せず)及び
エア供給管(図示せず)に連通したLPガスライン17が
上方に向けて通過していて充填ノズル14に接続してい
る。この制御装置11には、荷重センサであるロードセル
18が設けられていて、充填機2に載置された高圧ガスボ
ンベ20の荷重を測定して前述した管理システム10にその
検出データが送信されるように接続されている。このよ
うな充填機2は、充填ステーション1の所定の場所、本
実施例においては円弧Aに沿って約30度づつの角度を
もってその位置を固定されている。このため、この充填
機2を制御するための配線(図示せず)やLPガス供給
管及びエア供給管は、そのまま床面上を這わせるか、あ
るいは床下に配管・配線路など設けてそこを通すことに
より接続させるている。
【0012】一方、搬入コンベア3には、始端側(図示
右側)よりキャップ脱着部21と、バーコードリーダ22
と、ロードセルなどの電子秤を備えた残ガスチェック装
置が付設された異常容器搬出用装置23とが順次設けられ
ている。また、搬出コンベア4には、始端側(図示左
側)よりガス漏れ検出装置25と、容器弁シール装置26
と、ロードセルなどの電子秤を備えた充填ガスチェック
装置が付設された異常容器搬出用装置27と、前述したキ
ャップ脱着部21とが順次設けられている。そして、この
キャップ脱着部21は、搬入コンベア3側のキャップ取外
装置28と、搬出コンベア4側のキャップ装着装置29と、
両者間に設けられたキャップ搬送コンベア30とから構成
されている。なお、これら各装置は、管理システム10に
それぞれの情報が伝達されこれに基づき制御可能となっ
ている。
【0013】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、充填ステーション1まで残ガス容器である高
圧ガスボンベ20を搬送する工程について説明する。残ガ
スを含んだ高圧ガスボンベ20を搬入コンベア3の始端に
設置すると、脱着部21のキャップ取外装置28により50kg
高圧ガスボンベに取り付けられたバルブ保護キャップが
取り外され、このキャップは、キャップ搬送コンベア30
により、キャップ装着装置29側に送られる。また、バル
ブ保護キャップを有しない10〜30kgの高圧ガスボンベや
サイホン容器などの場合にはここを素通りする。続い
て、バーコードリーダ22に至るが、高圧ガスボンベ20に
は所定の位置に耐圧期限、容量などのデータがバーコー
ドとして貼着されているので、これを読み取ることによ
り、耐圧期限切れ容器、バーコード未貼付容器などがチ
ャックされ、異常容器搬出用装置23においてこれら耐圧
期限切れ容器、バーコード未貼付容器など異常の検知さ
れた高圧ガスボンベ20をラインより排除するとともに、
バーコードデータとロードセルにより測定された高圧ガ
スボンベ20の実際の荷重の値とから残ガスチェック装置
により残ガス量が計算され管理システム10に送られる。
その後、高圧ガスボンベ20は搬入コンベア3の終端まで
搬送される。
【0014】そして、高圧ガスボンベ20が、搬入コンベ
ア3の終端まで搬送されてきたら、本実施例の供給装置
を構成する搬入用アーム部材5のクランプ8により高圧
ガスボンベ20を把持し続いてアーム7が収縮し、所定の
位置のLPガス充填機2まで回動したらアーム7が伸張
して底板16上に設置する。この搬入用アーム部材5の回
転量は、管理システム10にインプットされるので、その
後正確に搬入コンベア3の終端に戻って高圧ガスボンベ
20を所定の位置のLPガス充填機2に設置する動作を繰
り返す。一方、LPガス充填機2においては、高圧ガス
ボンベ20が設置されると、底板16を回動させて充填ノズ
ル14の位置センサ(図示せず)により充填ノズル14が所
定の方向となるように位置決めする。このとき、ロード
セル18による荷重が管理システム10に伝達されるととも
に、その高圧ガスボンベ20の容量などのデータに基づ
き、昇降機構13が充填ノズル14を所定量降下させる。こ
の充填ノズル14は、オートコネクターを具備しているの
で、高圧ガスボンベ20に自動的に装着して、バルブを開
成しLPガスを充填する。そして、ロードセル18による
荷重が所定の値となったら管理システム10は、LPガス
の充填を停止し、オートコネクターがバルブを閉鎖し、
昇降機構13を上昇させる。このようにしてLPガスの充
填を完了したLPガス充填機2に向かって供給装置を構
成する搬出用アーム部材6が回動し、クランプ8により
高圧ガスボンベ20を把持したら、排出コンベア4の始端
に載置する。そして、空いたLPガス充填機2に搬入用
アーム部材5から次の高圧ガスボンベ20が運ばれてく
る。このような動作が搬入用アーム部材5の位置情報
(回転量)、搬出用アーム部材6の位置情報(回転
量)、及び充填機2のロードセル18の値などの情報に基
づき、管理システム10の指示により各LPガス充填機2
において繰り返されることになる。
【0015】そして、搬出コンベア4に載置された高圧
ガスボンベ20は、ガス漏れ検出装置25においてガス漏れ
の有無を検査した後、容器弁シール装置26において容器
弁にシールし、さらに異常容器搬出用装置27においてバ
ーコードデータとロードセルにより測定された高圧ガス
ボンベ20の荷重の値とから充填量チェック装置により充
填ガス量が計算され、充填不足などの異常が検知された
ものはラインから排除される。そして、最後に脱着部21
のキャップ装着装置29によりキャップが装着されて搬出
される。
【0016】このように本実施例では、請求項1に対応
して、充填ステーション1の所定の位置に配置された複
数の高圧ガスボンベ20の充填機2に搬入コンベア3から
高圧ガスボンベ20を搬入するとともに、充填を終えた高
圧ガスボンベ20を搬出コンベア4に搬出する高圧ガス充
填装置に高圧ガスボンベ20を供給するための装置であ
り、高圧ガスボンベ20を把持するクランプ8とこのクラ
ンプ8に連結した回動可能かつ伸縮可能なアーム7とを
それぞれ備えた搬入用アーム部材5及び搬出用アーム部
材6を有するものであるので、前記搬入用アーム部材5
は、前記搬入コンベア3の終端で高圧ガスボンベ20を把
持したら前記充填ステーション1の所定の位置の充填機
2に該高圧ガスボンベ20を設置する一方、前記搬出用ア
ーム部材6は、前記充填機2で充填を完了したら高圧ガ
スボンベ20を把持し搬出コンベア4の始端まで搬送す
る。このようにして高圧ガスボンベ20へのLPガスの充
填を行う。そして、この際、LPガス充填機2は高圧ガ
スボンベ20へのLPガスの充填が完了したら、速やかに
搬出用アーム部材6により高圧ガスボンベ20が搬出さ
れ、次の高圧ガスボンベ20が供給されることになるた
め、高圧ガスボンベ20の容量の相違による充填時間の相
違に影響されることがなく、LPガス充填機2を断続的
に稼動させることができるので作業効率を向上させるこ
とができる。しかも各充填機2を充填ステーション1に
固定することができるので、管理システム10と直接接続
するだけで送受信可能であり、また、LPガス供給管及
びエア供給管も各充填機2に直接接続すればよいので、
スリップリングなどの装置を必要とせず、装置の簡略化
を図ることができるようになっている。
【0017】また、本実施例では、請求項2に対応し
て、供給装置を構成する前記搬入用アーム部材5及び搬
出用アーム部材6には角度センサ及び変位センサが設け
られているとともに、前記充填機2には荷重センサたる
ロードセル18が付設されており、前記搬入用アーム部材
5、搬出用アーム部材6、角度センサ、変位センサ及び
ロードセル18はそれぞれコンピュータなどの情報処理装
置を備えた管理システム10に接続されていて、前記角度
センサ、変位センサ及びロードセル18の値に基づいて前
記搬入用アーム部材5及び搬出用アーム部材6の回動及
び伸縮が制御可能であるので、迅速に充填機2に搬入用
アーム部材5及び搬出用アーム部材6を回送し、LPガ
スの充填量を適確に管理しながら、高圧ガスボンベ20を
迅速に搬入・搬出することができる。
【0018】特に本実施例においては、充填機2に回動
可能な底板16と充填ノズル14の位置センサとを設けてい
るので、高圧ガスボンベ20は搬入用アーム部材5により
円弧を描いて回動しながら運ばれてくることになるが、
充填ノズル14の位置を充填機2においた後合わせること
ができるので、充填機2の設置場所や角度に影響される
ことなく、LPガスの充填が可能となっている。
【0019】次に本発明の第2実施例について図5及び
図6を参照して詳細に説明する。第2実施例の高圧ガス
充填装置における供給装置は、充填ステーション1付近
の細部構成以外は、基本的に前述した第1実施例と同じ
構成を有するので、同一の構成には同一の符号を付し、
その詳細な説明を省略する。本実施例においては、矩形
の充填ステーション1内に充填機2が6列に整列して4
4台設置されており、この充填ステーション1の一側に
は、搬入コンベア3の終端と、搬出コンベア4の始端と
がそれぞ位置している。この充填ステーション1の中央
部には、供給装置たる搬入用アーム部材5及び搬出用ア
ーム部材6が上下に回動自在に設けられている。この搬
入用アーム部材5及び搬出用アーム部材6は、それぞ
れ、サーボコントロール式の伸縮自在なシリンダによる
アーム7の先端にクランプ8が設けられたものであり、
前述した第1実施例のものよりも大きく伸張及び収縮可
能となっており、これら搬入用アーム部材5及び搬出用
アーム部材6はコンピュータなどの情報処理装置を備え
た管理システム10によりその回動量及びアーム7の伸縮
量がインプットされ、制御可能となっている。
【0020】また、31は充填ステーション1の四隅に立
設された支柱であり、この支柱31には前述した充填機2
上に6列に横桟32が設けられており、この横桟32には昇
降装置33が設けられていて、この昇降装置33によりLP
ガス充填機2自体が昇降可能となっている。本実施例の
場合であっても充填機2は昇降したとしても、平面的な
位置に変動はないので、各種配線や配管などは床面、床
下もしくは横桟32に沿って敷設すればよい。なお、図6
においては、説明の便宜上、充填機2については1台の
み記載してある。
【0021】前記構成につきその作用について説明す
る。まず、充填ステーション1まで残ガス容器である高
圧ガスボンベ20を搬送する工程については、前述した第
1実施例と同じである。そして、充填ステーション1に
おいては、基本的には搬入対象もしくは搬出対象の充填
機2のみが床面上にあり、その他の充填機2は上昇した
状態となっている。そして、高圧ガスボンベ20が、搬入
コンベア3の終端まで搬送されてきたら、搬入用アーム
部材5のクランプ8により高圧ガスボンベ20を把持し
て、アーム7を回動させるとともに伸縮させ、当該LP
ガス充填機2の場所まで運んで底板16上に載置する。こ
の搬入用アーム部材5の回転量及び伸縮量は、管理シス
テム10にインプットされているので、搬入コンベア3の
終端に戻って高圧ガスボンベ20を所定の位置のLPガス
充填機2に設置する動作を繰り返す。一方、LPガス充
填機2においては、高圧ガスボンベ20が設置されると、
昇降機33により充填機2を所定の高さ、例えば、LPガ
ス充填機2の底面が床面から150cm程度の高さまで
上昇させて停止する。これは、LPガス充填機2を床面
に配置したままでは、搬入用アーム部材5及び搬出用ア
ーム部材6が遠方のLPガス充填機2(例えば2A)な
どに高圧ガスボンベ20を搬入する場合、あるいは搬出す
る場合に障害となるためである。そして、底板16を回動
させて充填ノズル14の位置センサ(図示せず)により充
填ノズル14が所定の方向となるように高圧ガスボンベ20
を位置決めする。このとき、ロードセル18による荷重が
管理システム10に伝達されるとともに、その高圧ガスボ
ンベ20の容量データに基づき、昇降機構13が充填ノズル
14を所定量降下させる。この充填ノズル14は、オートコ
ネクターを具備しているので、高圧ガスボンベ20に自動
的に装着して、バルブを開成してLPガスを充填する。
そして、ロードセル18による荷重が所定の値となったら
管理システム10はLPガスの充填を停止し、オートコネ
クターがバルブを閉鎖して、昇降機構13を上昇させる。
このようにしてLPガスの充填を完了したLPガス充填
機2は昇降装置33により床面まで降下し、これに向かっ
て搬出用アーム部材6が回動しながらアーム7が伸縮し
て近接し、クランプ8により高圧ガスボンベ20を把持し
たら、排出コンベア4の始端に載置する。そして、空い
たLPガス充填機26に搬入用アーム部材5から次の高
圧ガスボンベ20が運ばれたら、昇降装置33により上昇す
る。このような動作が搬入用アーム部材5の位置情報
(回転量及び伸縮量)、搬入用アーム部材6の位置情報
(回転量及び伸縮量)、及び充填機2のロードセル18の
値などの情報に基づく管理システム10の指示により繰り
返されることになる。そして、搬出コンベア4に載置さ
れた高圧ガスボンベ20は、前述した第1実施例の場合と
同様の工程を経て搬出される。
【0022】このように本実施例では、搬入用アーム部
材5及び搬出用アーム部材6を回動させて高圧ガスボン
ベ20を供給するものであるので、充填ステーション1の
敷地面積に充填機2を整列させ、この充填機2を位置は
固定したまま上下方向にのみ移動させて、LPガスを充
填することが可能であり、供給装置である搬入用アーム
部材5及び搬入用アーム部材6による高圧ガスボンベ20
の搬入・搬出に際して、充填機2が障害となるようなこ
とがないようになっている。このような構成を採用する
ことにより、前述した請求項1の効果に加え、さらに、
空間利用率の向上を図ることができるようになってい
る。また、充填ステーション1を確保できるスペ−スに
応じて、充填機2の配置を工夫することにより、充填ス
テーションの場所的制約を緩和することができるという
効果も奏する。
【0023】以上、本発明について添付図面を参照して
説明してきたが、本発明は基本的には充填ステーション
1に高圧ガスボンベを供給する構造に特徴を有するもの
であり上記各実施例に限定されず、本発明の思想の範囲
内において、種々の変形実施が可能である。例えば、搬
入・搬出ラインなどは適宜変更可能であり、また、充填
機2自体も種々の市販品を用いることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1の高圧ガス充填装置に
おける供給装置は、充填ステーションの所定の位置に配
置された複数の高圧ガスボンベの充填機に前記充填ステ
ーションに終端が位置した前記高圧ガスボンベの搬入ラ
インから高圧ガスボンベを搬入するとともに、前記充填
ステーションに始端が位置した前記高圧ガスボンの搬出
ラインに充填を終えた高圧ガスボンベを搬出するもので
あって、前記高圧ガスボンベを把持する把持機構とこの
把持機構に連結した回動可能かつ伸縮可能なアームとを
それぞれ備えた搬入用アーム部材及び搬出用アーム部材
を有し、前記搬入用アーム部材は、前記搬入ラインの終
端で高圧ガスボンベを把持したら前記充填ステーション
の所定の位置の充填機に該高圧ガスボンベを設置する一
方、前記搬出用アーム部材は、前記充填機で充填を完了
したら高圧ガスボンベを把持し搬出ラインの始端まで搬
送するものであるので、高圧ガスボンベへの充填を終え
た充填機に断続的に次の高圧ガスボンベを供給すること
ができるので、作業効率の向上を図ることができる。ま
た、高圧ガスボンベの搬入・搬出をそれぞれ回動可能な
搬入用アーム部材及び搬出用アーム部材により行うの
で、回転テーブルを用いる必要がなく、それぞれの配管
や配線なども位置的に固定できるので装置の簡略化も達
成できる。さらに、充填ステーションに充填機を自由な
配列で設置することが可能となるため、限られたスペー
ス効率良く配置することが可能となり、空間利用率の向
上を図ることもできる。
【0025】また、請求項2記載の高圧ガス充填装置に
おける供給装置は、前記請求項1において、前記搬入用
アーム部材及び搬出用アーム部材には角度センサ及び変
位センサが設けられているとともに、前記充填機には荷
重センサが付設されており、前記搬入用アーム部材、搬
出用アーム部材、角度センサ、変位センサ及び荷重セン
サはそれぞれ制御装置に接続されていて、前記角度セン
サ、変位センサ及び荷重センサの値により前記搬入用ア
ーム部材、搬出用アーム部材の回動及び伸縮が制御可能
であるものであるので、前述した請求項1の高圧ガスボ
ンベの充填機への設置→搬出→設置の動作を効率良く実
行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による供給装置を備えた高
圧ガス充填装置を示す平面図である。
【図2】前記第1実施例による高圧ガス充填装置の充填
ステーション付近を示す拡大平面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】充填機を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例による供給装置を備えた高
圧ガス充填装置の充填ステーション付近を示す拡大平面
図である。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】従来の高圧ガス充填装置における供給装置の充
填ステーション付近を示す拡大平面図である。
【図8】図7の縦断面図である。
【符号の説明】
1 充填ステーション 2 LPガス充填機(高圧ガスボンベの充填機) 3 搬入コンベア(搬入ライン) 4 搬出コンベア(搬出ライン) 5 搬入用アーム部材 6 搬出用アーム部材 7 アーム 8 クランプ(把持機構) 10 管理システム(制御装置) 18 ロードセル(荷重センサ) 20 高圧ガスボンベ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 誠二 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町801番地22 Fターム(参考) 3E072 AA01 CA03 DA05 GA28 3F072 AA07 AA27 GA01 GA07 GA09 GB04 GB06 GB10 GD08 GE03 GE05 GE09 GG03 KA01 KB11 KD01 KD23 KD28 KE04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填ステーションの所定の位置に配置さ
    れた複数の高圧ガスボンベの充填機に前記充填ステーシ
    ョンに終端が位置した前記高圧ガスボンベの搬入ライン
    から高圧ガスボンベを搬入するとともに、前記充填ステ
    ーションに始端が位置した前記高圧ガスボンの搬出ライ
    ンに充填を終えた高圧ガスボンベを搬出する高圧ガス充
    填装置における供給装置であって、前記高圧ガスボンベ
    を把持する把持機構とこの把持機構に連結した回動可能
    かつ伸縮可能なアームとをそれぞれ備えた搬入用アーム
    部材及び搬出用アーム部材を有し、前記搬入用アーム部
    材は、前記搬入ラインの終端で高圧ガスボンベを把持し
    たら前記充填ステーションの所定の位置の充填機に該高
    圧ガスボンベを設置する一方、前記搬出用アーム部材
    は、前記充填機で充填を完了したら高圧ガスボンベを把
    持し搬出ラインの始端まで搬送することを特徴とする高
    圧ガス充填装置における供給装置。
  2. 【請求項2】 前記搬入用アーム部材及び搬出用アーム
    部材には角度センサ及び変位センサが設けられていると
    ともに、前記充填機には荷重センサが付設されており、
    前記搬入用アーム部材、搬出用アーム部材、角度セン
    サ、変位センサ及び荷重センサはそれぞれ制御装置に接
    続されていて、前記角度センサ、変位センサ及び荷重セ
    ンサの値により前記搬入用アーム部材、搬出用アーム部
    材の回動及び伸縮が制御可能であることを特徴とする高
    圧ガス充填装置における供給装置。
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