JP2001240425A - スート除去装置 - Google Patents

スート除去装置

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JP2001240425A
JP2001240425A JP2000051717A JP2000051717A JP2001240425A JP 2001240425 A JP2001240425 A JP 2001240425A JP 2000051717 A JP2000051717 A JP 2000051717A JP 2000051717 A JP2000051717 A JP 2000051717A JP 2001240425 A JP2001240425 A JP 2001240425A
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Japan
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rod
soot
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stem
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JP2000051717A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamagishi
裕幸 山岸
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/018Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by glass deposition on a glass substrate, e.g. by inside-, modified-, plasma-, or plasma modified- chemical vapour deposition [ICVD, MCVD, PCVD, PMCVD], i.e. by thin layer coating on the inside or outside of a glass tube or on a glass rod
    • C03B37/01846Means for after-treatment or catching of worked reactant gases

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  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MCVD法による光ファイバ母材製造装置用
のスート除去装置。 【解決手段】 石英管1の内径より適宜小さい寸法のほ
ぼ平板状の掻き出し羽根6と、掻き出し羽根6に板面に
平行に延びるよう固着されるステムロッド7と、ステム
ロッド7の延びる方向に進退できるフレーム板10と、
フレーム板10に回転可能に設けられ、ステムロッド7
と同軸的に自在継手8によって連結される駆動軸9と、
駆動軸9の周りにこれに相対的に回転可能に設けられ、
外部から回転駆動できるストリング取付け板11と、掻
き出し羽根6とストリング取付け板11との間に張り渡
される掻き落としストリング13とを有するスート除去
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスート除去装置、
さらに詳しく言えば光ファイバ母材を製造するMCVD
法において使用されるスート除去装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2を参照して光ファイバ母材を製造す
るMCVD法の概略と、ここで使用されるスート除去装
置について説明する。
【0003】製品母材の一部となるべき中空の石英管1
の両端は、それぞれ旋盤のチャック5,5に支持され
て、製造工程中矢印に示すように回転される。
【0004】石英管1の原料ガス供給側1Gから、たと
えばSiCl4、GeCl4のような材料とO2ガスとを
送給しつつつ、酸水素炎バーナBを適宜の範囲でトラバ
ースさせて石英管1の内部を一様に加熱する。
【0005】これによって石英管1の内壁部に前記材料
の酸化物であるSiO2やGeO2のようなスート2
(煤)が付着堆積する。このスート2が十分堆積した
後、石英管1ごと外側から潰して(コラプス工程)加熱
し、全体を一様にガラス化させることによって目的製品
の光ファイバ母材が得られる。
【0006】上述の製造過程で、石英管1の内部の主と
して1S部分にはガラス化しないものがスート2として
付着堆積し、このため石英管1内への材料ガスの円滑な
流れが阻害される。この不都合を排除するために普通バ
ーナBの1往復ごとに1回程度、スート除去装置によっ
て石英管1内から邪魔なスート2を除去する作業がなさ
れる。
【0007】図2の右側部分に描いてあるのはこのスー
ト除去装置の従来例である。スートを掻きだす掻き出し
羽根101は4枚の板を十字状に組み合わせた形のもの
であって、これが中空のステム管102の先端に固着さ
れている。
【0008】ステム管102は、適宜の流体圧シリンダ
105のピストン104の端部に継手103を介して固
定連結され、ステム管102の軸方向に必要な進退運動
が与えられる。掻き出し羽根101やステム管102へ
のスートの付着を防ぐ目的でステム管102の中空部を
通してN2のような不活性ガスが送りこまれる。
【0009】石英管1の開口端側を含めステム管102
を覆うように、掻き出したスート2を収容するスート箱
21が設けられ、このスート箱21の側壁には、ステム
管102の進退を自由にするように小さいクリヤランス
をもって貫通孔106が穿設されている。このスート箱
21内部は前記のN2ガスを排出するために上部開口か
ら外部に吸引される。
【0010】材質的に見ると、掻き出し羽根101やス
テム管102はステンレス鋼によって形成されているの
が特徴である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスー
ト除去装置には以下に列挙される欠点がある。 平板の十字組み合わせという構造上、掻き出し羽根の
断面積は大きく、また角隅部が多く、ここにスートが付
着しやすい。 N2ガスを石英管内に送り込むのでこれが原料ガスに
混入して拡散して製品母材の品質を悪くする。 掻き出し羽根やこれを担持するステム管は流体圧シリ
ンダのピストンに固着連結されているため、流体圧シリ
ンダの進退運動に際してはそのピストンの所定の直線運
動経路に従って進退して柔軟性がなく、石英管などに曲
がりや凹凸があればこれにぶつかってこれを破損したり
する事故を招きかねない。また掻き出し羽根とステム管
の材質がステンレス鋼という金属製であるため、 金属イオンが製品の光ファイバ母材の特性を著しく悪
くする。さらに、 スートが水と反応してできる塩酸がこの除去装置の金
属部分を腐食して装置寿命が短くなる。 さらに掻き出し羽根やこれを進退させるロッド自体に
付着したスートを落とすことができない等の欠点もあ
る。この発明は以上の各欠点を改善しようとするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、石英管の内径より適宜小さい寸
法のほぼ平板状の掻き出し羽根と、前記掻き出し羽根に
板面に平行に延びるよう固着されるステムロッドと、前
記ステムロッドの延びる方向に進退できるフレーム板
と、前記フレーム板に回転可能に設けられ、前記ステム
ロッドと同軸的に自在継手によって連結される駆動軸
と、前記駆動軸の周りにこれに相対的に回転可能に設け
られ、外部から回転駆動できるストリング取付け板と、
前記掻き出し羽根と前記ストリング取付け板との間に張
り渡される少なくとも1本の掻き落としストリングとを
有するスート除去装置である。
【0013】また請求項2の発明によるその解決手段
は、特に上述のの課題を解決するものであって、前記
ステムロッド、前記掻き出し羽根および前記掻き落とし
ストリングがセラミックス材料から製作されていること
を特徴とする請求項1記載のスート除去装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
装置を説明する。掻き出し羽根6は概して薄い直方形の
平板状をなし、比較的厚い中央部は両面が互いに平行に
なり、この中央部から両端縁にかけては横断面が切頭角
錐状になるように端縁に向かって薄くなるように傾斜す
る。そして各端縁隅部は面取りされて全体として流体抵
抗が少ないようにされている。
【0015】掻き出し羽根6の比較的厚い中央部にステ
ムロッド7がその軸線方向が中央部の平行な平面に平行
に延びるように固着される。ステムロッド7は自在軸継
手8を介して駆動軸9に連結される。
【0016】駆動軸9はフレーム板10に回転自在に支
持され、フレーム板の外側に延びたその端部にはプーリ
ー溝(所望であればここにベルトをかけてモータ駆動も
できる)のついた回転円板91が固着され、その偏心位
置には手回し操作用のハンドル92が取り付けられる。
【0017】フレーム板10には流体圧シリンダ17が
取り付けられ、ステムロッド7の軸線と平行な方向に進
退駆動できる。流体圧シリンダ17としては比較的スト
ローク作動の迅速な空気圧形式のものが好ましく、また
作動速度が調整できる形式のものがよい。
【0018】駆動軸9の周りにはこれに相対的に回転可
能に回転円板11Aが設けられ、それに同軸的にストリ
ング取付け板11が固着される。
【0019】ストリング取付け板11の偏心位置から掻
き出し羽根6の適宜部分にかけて、少なくとも1本の、
この実施例では円周等分2本の掻き落としストリング1
3が張り渡される。そしてそのストリング取付け板11
側の取付け基部には引張ばね14を介在させる。
【0020】材質的には、少なくとも石英管1内に出入
する掻き出し羽根6、ステムロッド7および掻き落とし
ストリング13は、たとえばアルミナのようなセラミッ
クス材料によって製作される。特に掻き落としストリン
グ13はセラミックス材の長繊維によって製作される。
このため十分な耐熱性、耐食性を持ち、製品母材に悪影
響を与える金属イオンを遊離する心配もない。
【0021】フレーム板10には駆動軸9に平行に別の
駆動軸18が設けられ、これに同軸的に固着される駆動
プーリー12からさきに述べた回転円板11Aがベルト
駆動される。
【0022】駆動軸18のフレーム板10より外側に延
びた端部には、モータ駆動も可能なようにプーリー溝の
ついた回転円板15が同軸的に固着され、その偏心位置
には手回し操作用のハンドル16が取り付けられる。す
なわち、このハンドル16を回せば、駆動プーリー1
2、回転円板11Aを経由してストリング取付け板11
を回転駆動させることができる。
【0023】ストリング取付け板11を回転させると、
掻き落としストリング13は引張ばね14の伸びによっ
て全体の長さを伸ばしながらステムロッド7の周りに巻
きつき、また逆回しによって元に戻る。この動作によっ
て、ステムロッド7の周りに付着したスートは下方に配
設されているスート箱21内に落とされる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、(1)掻き出
し羽根は単純な平板状流線形のためスートが付着しにく
く、またその進退する方向の断面積が小さいために、掻
き出し工程において石英管内へ気圧変動の影響を与える
ことがほとんどない、(2)ステムロッドが流体圧シリ
ンダのピストン軸に対して自在軸継手によって連結され
ているため、ステムロッドは石英管内壁面の状態に対応
してピストン軸に対して自由に傾斜することができ、石
英管を損傷することがない等の利点がある。
【0025】またフレーム板の外側に位置するハンドル
92を随時回転操作することによって、(3)掻き出し
羽根自体および周辺に付着したスートを振るい落とせる
利点があり、さらにハンドル16の同様の回転操作によ
って、(4)ステムロッド7の周りに付着したスートを
落とせる利点がある。
【0026】また請求項2の発明によれば、上記利点に
加えて、(5)掻き出し羽根とそれを支持するステムロ
ッド、および掻き落としストリングがセラミックス製で
あるため、十分な耐熱性、耐食性を持ち、製品母材に悪
影響を与える金属イオンを遊離する心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す斜視図である。
【図2】従来のスート除去装置をMCVD法によって光
ファイバ母材を作る装置に使用している状態を示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 石英管 2 スート 21 スート箱 1G 石英管の原料ガス供給側 1S 石英管のスート付着堆積側 5 旋盤チャック 6,101 掻き出し羽根 7 ステムロッド 8 自在軸継手 9、18 駆動軸 B バーナ 10 フレーム板 91、11A、15 回転円板 16,92 ハンドル 11 ストリング取付け板 12 駆動プーリー 13 掻き落としストリング 14 引張ばね 17 流体圧シリンダ 102 ステム管 103 軸継手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英管(1)の内径より適宜小さい寸法
    のほぼ平板状の掻き出し羽根(6)と、前記掻き出し羽
    根(6)に板面に平行に延びるよう固着されるステムロ
    ッド(7)と、前記ステムロッド(7)の延びる方向に
    進退できるフレーム板(10)と、前記フレーム板(1
    0)に回転可能に設けられ、前記ステムロッド(7)と
    同軸的に自在継手(8)によって連結される駆動軸
    (9)と、前記駆動軸(9)の周りにこれに相対的に回
    転可能に設けられ、外部から回転駆動できるストリング
    取付け板(11)と、前記掻き出し羽根(6)と前記ス
    トリング取付け板(11)との間に張り渡される少なく
    とも1本の掻き落としストリング(13)とを有するス
    ート除去装置。
  2. 【請求項2】 前記ステムロッド(7)、前記掻き出し
    羽根(6)および前記掻き落としストリング(13)が
    セラミックス材料から製作されていることを特徴とする
    請求項1記載のスート除去装置。
JP2000051717A 2000-02-28 2000-02-28 スート除去装置 Pending JP2001240425A (ja)

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