JP2001239503A - 健康建材の製造方法 - Google Patents

健康建材の製造方法

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JP2001239503A JP2000055398A JP2000055398A JP2001239503A JP 2001239503 A JP2001239503 A JP 2001239503A JP 2000055398 A JP2000055398 A JP 2000055398A JP 2000055398 A JP2000055398 A JP 2000055398A JP 2001239503 A JP2001239503 A JP 2001239503A
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武治 甕
Toshiaki Fujii
敏章 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、部屋の空気を浄化し、人体
への悪影響を防止し、健康を維持・増進する効果が認め
られる健康建材の製造方法を提供する。 【解決手段】 合板、平行合板、集成材に塗布するため
の接着剤10へ、重量比5〜30%の石英斑岩微粉末1
1を投入し、ミキサー12を使用して均一混合し、この
混合接着剤10aをロールコーター13を使用して単板
14上に200〜300g/m2 を塗布し、10〜15K
g/cm2の圧力で加圧接着することで、健康建材を成形加
工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅、事務所、
食堂など、人が生活・仕事・食事する部屋に使用される
内装建材の製造方法に関するものである。
【0002】最近、内装材として使用されている建材か
ら刺激臭,悪臭が発生し、健康を害したり、不快を訴え
るケースが多くなり、社会的公害として問題視されてい
る。これらの問題は、主に、建材の接着に使用する接着
剤成分のホルマリンに起因するもの、内装化粧シートと
して使用される塩化ビニールシートの可塑剤および防カ
ビ・防腐剤混入接着剤の刺激臭や悪臭、塗装剤のトルエ
ン,キシレンの刺激臭に起因するものが多い。
【0003】このことは、住宅建設の際、平成12年後
半から、建材や部屋そのものの性能表示をすることが義
務づけられているところから、関係者としては、どうし
てもこの問題を解決しなければならない状況になってい
る。
【0004】本件発明は、接着剤にホルマリンを全く使
用しない、イソシアネート系のものを使用すると共に、
石英班岩石等の微石粉末を接着剤に混合して、室内の
煙,ホコリ,臭気などの有害物を吸収分解して浄化する
機能と、遠赤外線,マイナスイオンを室内に放射し、人
の血行を維持,増進させる機能とを併せ持ったもので、
公害とは逆の、健康促進を図ろうとする画期的な、社会
性の高い技術に関する。
【0005】
【従来の技術】従来、合板,平行合板,化粧合板,集成
材,パーチクルボード等の加工時に使用する接着剤は、
ホルマリン剤を混合したユリア樹脂,メラミン樹脂,フ
ェノール樹脂,レゾルシノール樹脂等の接着剤が大部分
であり、最近における刺激臭,悪臭の主原因はこれらの
接着剤が発生するホルマリン臭である。従って、関係者
は前記ホルマリン臭の発生量を低くすべく努力している
が、WHO(世界保健機構)並びに厚生省が平成9年6
月に室内基準値としたホルムアルデヒド気中濃度の0.
08ppmをクリアすることはできない現状にある。
【0006】また、インテリア材としてもっとも多く使
用されている塩化ビニルシートは、可塑剤と接着剤に包
含されている防菌,防腐剤並びにペンキや透明塗料の溶
剤として多く使用されているトルエン,キシレン等の刺
激臭,悪臭は生活上好ましくない状態にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】接着剤に遠赤外線・マ
イナスイオンを放射する麦飯石等の微粉末を混合し、建
材を加工することにより、従来の接着剤が発生した刺激
臭や不快臭を吸収すると共に、室内に浮遊している煙,
ホコリ,有害ガスを吸収・分解して、部屋を浄化し、更
にまた、石英班岩等の放射する遠赤外線・マイナスイオ
ン等が人の血行を良くし、細胞を活性化して、健康の維
持増進を図る建材の製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1及び請求項2にあっては、建材加工に当た
って使用する接着剤に遠赤外線・マイナスイオン発生・
放射する微石粉末とを適度に混合して建材として使用す
るもので、接着剤内の刺激臭や悪臭を吸収・分解すると
ともに微石粉末から遠赤外線・マイナスイオンを半永久
的に発生・放射し、人体への健康を維持し、増進するこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3及び請求項4では、下地材に化粧
単板、化粧シートを貼り合せる場合に使用する接着剤に
遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射する微石粉末を
適度に混合して貼り合せ加工し、接着剤が包含している
刺激臭、悪臭を吸収・分解するとともに、室内に、遠赤
外線・マイナスイオンを発生・放射して室内を清浄に
し、かつ、人の健康を維持・増進しようとするものであ
る。
【0010】請求項5は前記各項の建材の表面に塗料加
工する場合にあって、塗料の中の微石粉末を適度に混合
して使用することにより塗料に包含されているトルエン
・キシレン等を吸収分解して刺激臭や悪臭を除去すると
ともに微石粉末が発生放射する遠赤外線・マイナスイオ
ンによる室内の浄化並びに人の健康の維持増進を図るも
のである。
【0011】請求項6は、請求項1から請求項5につい
て接着剤もしくは塗料に混合する微石粉末の原石は、世
界各国の原石を調査し、もっとも理想的な性能、価格、
安全供給、作業性を比較検討し、石英斑岩、花嵐斑岩、
トルマリン、ゼオライトが利用可能な原石として認めら
れた。但し、合板産業やパーチクルボード産業として実
践使用する場合にあって、わが国で生産される石英斑岩
と花嵐斑岩がもっとも使用し易い原石であることを再三
の試験使用で判断されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の健康建材の製造方法
に係る実施形態について説明する。第1実施形態では、
合板、平行合板、集成材の加工の際、使用接着剤に対
し、目的に応じて接着剤重量比5〜30%の石英斑岩微
粉末を均一に混合し、ロールコーターを使用して接着加
工面へ150〜300g/m2を塗布し、合板の場合は
10〜15Kg/cm2,110〜120℃のホットプレ
スを使用して、加圧,加熱し、平行合板、集成材の場合
は、コールドプレスを使用して10〜15kg/m2
加圧し、加工する。この場合の加圧、加熱、時間等は、
接着剤のタイプ、接着材料塗着厚さ、積層枚数等によっ
て異なり、加工方法は、現行のその時々の条件で加工が
可能である。只、平行合板の場合には上面から側面もし
くは木口面を使用厚さに切断し、切断面を剥き出しにし
て利用することにより、遠赤外線・マイナスイオンの室
内への影響がきわめて効果的に作用することが判明して
いる。このようにして接着剤へ遠赤外線・マイナスイオ
ンを発生放射する微石粉末を混合した場合接着剤中の刺
激臭、悪臭を吸収、分解することが可能である。分析の
結果では、石英斑岩並びに花嵐斑岩の場合1グラム当た
り表面積が200m2 以上にもなる多孔質鉱物であり、
X線回析法による成分分析では25,000種以上の成
分構成が確認されている。更に吸着は、物理的吸着と化
学的吸着を併わせ持っており、多孔室内に補足されたさ
れた吸着有害物は、化学的吸着で不必要な有害物が選択
され、上述の二つの岩石は、極性を有しているため電気
化学的な吸着分解機能を発揮する。これには多孔物質鉱
物特有の触媒作用が化学反応を更に促進し、水質の調
整、PH調整、ミネラル溶出をする性質をもっており、
上述二種類の利用が空気の浄化に、人体への健康に寄与
する基本的な働きを推進する根源になっている。更にこ
れらの微石粉末からは半永久的に遠赤外線・マイナスイ
オンが発生・放射されるため一度施工すれば長期にわた
り効果が期待できる。
【0013】この発明による第2の実施形態は、木質細
片を接着剤で固形化するパーチクルボード・MDF(木
質繊維板)に関するものであるが、木材工業の環境上ど
うしても必要なボード工業であって今後更に発展して行
くタイプの産業であるが、利用法から価格的制約があ
り、ホルマリンを多く包含した安価な接着剤を使用せざ
るを得ない宿命にある。このホルマリン除去対策として
多孔室、かつ、多物資の極性を有し化学的吸着、分解作
用を可能とする石英斑岩、花嵐斑岩の鉱石が必要とな
る。この実施形態ではこの二つの微石粉末を接着剤に混
合使用することが公害防止の効果的な手段となる。
【0014】この発明による第3の実施形態は、合板、
平行合板、集成材、パーチクルボードの表面に上記石英
斑岩、花嵐斑岩微粉末を混合した接着剤を使用してホッ
トプレスもしくはコールドプレスを使用して現況の加工
法によって健康建材を加工するものであり、使用接着剤
の種類によっては、ホルマリン等の有害物の吸収・分解
をすると共に、空気の浄化、遠赤外線・マイナスイオン
発生放射による人体への健康にも配慮した健康建材の加
工に関するものである。
【0015】この発明による第4の実施形態には、建材
や壁、天井、床材の塗料に関するものであるが、塗料の
場合、接着剤以上に強い刺激臭、悪臭を放散する場合が
あり多孔質多物資の鉱石でかつ、極性を有する微石粉末
を塗料に混合して使用する必要性からの提案である。特
に塗装面が室内の空気の浄化、人体への健康に与える影
響はきわめて大であり、必要な配慮である。
【0016】この発明の第5の実施形態は、遠赤外線マ
イナスイオンの発生放射する微石粉末を世界各国の鉱石
の中から選びテストしたものであるが、主な鉱石はわが
国の石英斑岩と花嵐斑岩であり、残りの二つは品質、価
格の点で補助的な鉱石である。但し、大量に使用すると
か、良い鉱石が入手困難な場合などの条件下で使用可能
とした、ものである。
【0017】化粧単板の場合は、0.3〜0.5m/m程度
の薄単板を使用し、当該接着剤の石英斑岩から放射され
る遠赤外線・マイナスイオンが、薄単板を通して室内へ
影響を与え、効果を発揮するものである。また、塩化ビ
ニールシートの場合は、コールドプレスを使用して接着
し、当該接着剤内の毒性物質や可塑剤を解毒し、更には
薄いシートを通して室内へ上述の遠赤外線・マイナスイ
オンの影響を与え、効果を発揮するものである。
【0018】さらにまた、この発明による第6の実施形
態によれば、塗料に石英斑岩微粉末を投入し、ミキサー
を使って均一に混合加工し、塗料として室内に施工する
建材に塗装するか、施工後の建材に塗装するようにした
もので、上述の実施形態と同様な作用効果が期待できる
ものである。
【0019】
【実施例1】以下、本発明の実施例を図1,図2を参照
して、もっとも主要な健康建材の商品対象となる平行合
板の加工方法について説明する。
【0020】図1の平行合板の製造工程に示すように、
図1(a)に示す接着剤10に、図1(b)の石英斑岩11
の500メッシュ微粉末を図1(a)に示す接着剤10に
投入し、図1(c)に示す自動攪拌機12で均一に混合攪
拌し、次に、図1(d)に示す接着剤塗布用ロールスプレ
ッダー13を使用し石英斑岩混合の混合接着剤10a
を、図1(e)に示すように、平行合板構成単板14に均
一に塗布する。次いで、図1(e)に示す混合接着剤10
aを塗布した単板14を、図1(f)に示すように平行に
積層し、更に図1(g)に示すコールドプレス15にて加
圧接着し、図1(h)に示す健康建材用の平行合板16に
加工する。次に、第二工程として、図1(h)で加工した
平行合板16を、利用形態に応じて、図2(a)のように
平行合板16の上面から側面16aを、もしくは図2
(b)のように木口面16bを、使用厚さに切断し、床
材、壁材、天井材、あるいは家具材の健康建材として使
用する。
【0021】上記実施例をさらに具体的に説明する。サ
ザンイエローパインの厚さ3m/m、幅600m/m、長さ2
00m/mの単板14に、刺激臭や悪臭を発生するホルマ
リンを全く使用しない水性ビニルウレタン接着剤10の
10Kgに対し、愛知県産石英斑岩(後述説明参照)を5
00メッシュに加工した微粉末11を重量で20%を投
入し、上下に回転場所が移動する連続稼動の自動攪拌機
12を使用して混合した混合接着剤10aを、250g
/m2の量塗布した。尚、最上単板の表面には混合接着
剤は塗布しない。
【0022】単板14を10枚を平行に積層し、コール
ドプレス15で13Kg/cm2の加圧を30分間続け、厚
さ30m/m、幅600m/m、長さ200m/mの平行合板1
6を加工して、これを1ブロックとし、同じ平行合板ブ
ロックを10ブロック加工した後、一方のブロックの表
面に、単板14に使用したのと同じ混合接着剤10aを
300g/m2塗布し、再度コールドプレス15を使用
し、15Kg/cm2の加圧で20分間加圧し、厚さ厚さ3
00m/m、幅600m/m、長さ200m/mの平行合板16
の大ブロックを加工した。
【0023】次に、大ブロックの表面から300m/m
厚さ面に垂直に10m/mに切断し、厚さ10m/m、幅30
m/m、長さ200m/mの板材16aを加工し、300m/
mの側面を壁面材として使用した。この壁面材は、室内
に面した部分に9本の接着層が剥き出しになっており、
この接着層から石英斑岩の遠赤外線・マイナスイオンが
半永久的に発生・放射されることになり、壁面全体とし
て相当量の遠赤外線・マイナスイオン量となる。
【0024】放射される遠赤外線・マイナスイオンは、
人間の皮膚を通して4〜5cm浸透し、身体の表面の筋肉
層・血管・リンパ管等の多くの細胞に作用し、血液循環
の活性化、細胞リンパ球の活性化を促し、免疫力を高
め、人の健康維持,増進を図ることができることが認め
られている。このような内容を数値的に表現する方法と
して、全ての物質が所有している波動性を機械的に測定
することで表現されている。
【0025】本件実施例1で使用した石英斑岩は、岐阜
薬科大学―大野武男教授が研究した(要点を下記に示
す)ものであり、この内容が、健康建材に使用するのに
ふさわしいものとして微粉末加工し、実施したものであ
る。
【0026】大野教授の研究内容のポイント部分を示す
と、次の通りである。 (1) α線・磁力線の存在 α線・磁力線の存在が確認されており、これは石英斑岩
中の無色透明の放射性ジルコンが生体へ影響し、好結果
を生じているものと考えており、これが遠赤外線となっ
て放射され、血液や細胞の活性化を図るとともに、空気
中の電子を押しだし、酸素や二酸化炭素と結合し、マイ
ナスイオンを発生させ、人体の健康にプラス効果与をえ
るものと思われる。
【0027】(2) 超多孔性の鉱物 500メッシュ以上の微粉末にして電子顕微鏡で見る
と、海綿のように非常に多孔性であり、1gにおける表
面積は数百m2に達する。この多孔性が有害物を捉え、
物理的に吸着する能力を発揮するとともに、極性を持っ
ており、電気科学的吸着機能を持っている。
【0028】(3) 多物質の鉱石 石英斑岩粉末をX線解析法で成分を分析すると、25,000
種以上の成分によって構成されているとのことである。
その特徴は、珪酸を主成分として多数の成分がバランス
よく含まれている。その結果,化学的吸着で不必要な有
害物質を(物理的に吸着するばかりでなく)分解する作
用もするため、吸着物が飽和状態になりにくい性質を持
っている。
【0029】(4) クラスターの調整とPH調整 水はH2Oという単一分子がバラバラで存在しているの
ではなく、水分子の間に働く水素結合の力によって分子
集団(クラスター)を構成している。クラスターは小さ
いほど、おいしい水になる。石英斑岩は、マグネシウム
やカルシウムイオンなどとイオン交換をするばかりでな
く、遠赤外線の存在する電磁波はα線の影響によってク
ラスターの大きさを最適の状態に調整する機能を持って
いる。更に、水などのPHを調整し、緩衝する働きをす
る。
【0030】一方、全ての物質は、夫々固有の振動(原
子核の振動に起因する)をもっており、これが波動数値
として放射され測定機で測定可能であり、この波動と遠
赤外線放射とは同一である。従って、波動を測定するこ
とにより、遠赤外線によって生ずる人間の健康に与える
プラス,マイナスの内容を表現することができる。表1
と表2の数値は+20〜−20の範囲で評価し、表3の
ような効果がある。
【0031】この波動数値を専門的に研究している「波
動医学科学総合研究所」の測定値を借用すると、次の通
りである。
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表1および表2の数値は+20〜−20の
範囲で評価し、表3のような効果がある。
【表3】 数値が高ければ高いほど、人体のそれぞれの器官に対し
「癒し」の効果がある。
【0034】以上の、岐阜薬科大学―大野教授の麦飯石
の分析と波動医科学総合研究所の波動値を基準にして、
実施例3で加工した麦飯石微粉末を接着剤に混合し、加
工した建材を、「波動医科学総合研究所」で測定しても
らったのが、表4である。
【表4】 このように健康建材として加工したサザンイエローパイ
ンの壁面材は、高い健康効果のあることが測定によって
わかった。
【0035】
【実施例2】次に、図3を用いて、化粧ばり合板の工程
を示す、図3(a)の台板合板20に、前記実施例1で説
明した図1(c)の混合接着剤10aを塗布し、図3(b)
の化粧単板21を積層し、図3(c)のホットプレス22
を使用し、加圧・加熱接着し、健康建材として使用す
る。具体的には、水性ビニルウレタンに、麦飯石500
メッシュの微粉末を、重量比20%を混合した混合接着
剤10bを台板20に150g/m2を塗布し、0.30
m/mの化粧単板をホットプレス22を使用して加圧・接
着して加工した健康建材となし、この健康建材を「波動
医科学総合研究所」で測定してもらったのが、次表の数
値であり、無処理に比較して大きな効果のあることが判
明した。
【表5】
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る健康建材
の製造方法によれば、平行合板の製造過程で接着剤の中
へ遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射するの微石粉
末を適度に混合して接着加工し、当該平行合板の上面か
ら側面もしくは木口面を使用厚さに切断し、切断面の接
着層を剥き出しにして利用面としたので、平行合板の接
着剤中に微石粉末として一定量混合された石英斑岩等の
遠赤外線・マイナスイオンを放射し、人体の血行を良く
するように促し、細胞の活性化を図る効果がある。
【0037】また、石英斑岩の微粉末からは半永久的に
遠赤外線・マイナスイオンが発生・放射されるため、一
度施工すれば長期間にわたり効果が期待できると共に、
石英斑岩は、1グラム当り表面積が数百m2 にもなる多
孔質性鉱物と、2,500程度もの多物資鉱石の性質、更に
は極性とα線の存在による電気化学的な性質から、室内
の煙やホコリなど、有害物質を吸収分解し、室内を浄化
する作用を有するものである。
【0038】また、この発明は、前記平行合板もしくは
化粧ばり合板の加工に当って、使用接着剤に混合する鉱
物質の微石粉末は、石英斑岩のほかに、石英斑岩ほどで
なくとも同様な効果が期待されている花崗斑岩,ゼオラ
イト,トルマリンを利用することができる。
【0039】さらにこの発明は、平行合板もしくは合板
の表面に石英斑岩の微粉末を適度に混合した接着剤を塗
布し、化粧単板もしくは化粧紙の化粧シート等を貼り合
わせることで健康建材を加工したので、化粧単板が0.3
〜0.5%程度の薄単板を使用した場合、当該接着剤の石
英斑岩から放射される遠赤外線・マイナスイオンが、薄
単板を通して室内へ影響を与え、上述と同様の効果を発
揮するものである。
【0040】さらに、化粧シートが塩化ビニールシート
の場合は、澱粉質接着剤内の毒性物質を解毒する作用を
有し、薄いシートを通して室内へ上述の影響を与え、効
果を発揮するものである。
【0041】さらにまた、この発明は、平行合板、合板
もしくは石膏ボード等の建材の表面に、石英斑岩等の微
粉末を混合した塗料を塗装して建材としたので、上述と
同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)〜(h)は、本発明の健康建材の
製造方法を実施するための第1実施例による平行合板の
製造工程を示す工程説明図。
【図2】図2の(a),(b)は、図1の本発明の健康
建材の製造方法を実施するための第1実施例による平行
合板の製造工程を示す工程説明図。
【図3】図3の(a)〜(c)は、本発明の健康建材の
製造方法を実施するための第2実施例による平行合板の
製造工程を示す工程説明図。
【符号の説明】
10 接着剤 10a 混合接着剤 11 麦飯石 12 自動攪拌機 13 ロールスプレッダ― 14 単板 15 ゴールドプレス 16 平行合板 16a 側面 16b 木口面 20 台板 21 化粧単板 22 ホットプレス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月11日(2000.12.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 健康建材の製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅、事務所、
食堂など、人が生活・仕事・食事する部屋に使用される
内装建材の製造方法に関するものである。
【0002】最近、内装材として使用されている建材か
ら刺激臭,悪臭が発生し、健康を害したり、不快を訴え
るケースが多くなり、社会的公害として問題視されてい
る。これらの問題は、主に、建材の接着に使用する接着
剤成分のホルマリンに起因するもの、内装化粧シートと
して使用される塩化ビニールシートの可塑剤および防カ
ビ・防腐剤混入接着剤の刺激臭や悪臭、塗装剤のトルエ
ン,キシレンの刺激臭に起因するものが多い。
【0003】このことは、住宅建設の際、平成12年後
半から、建材や部屋そのものの性能表示をすることが義
務づけられているところから、関係者としては、どうし
てもこの問題を解決しなければならない状況になってい
る。
【0004】本件発明は、接着剤にホルマリンを全く使
用しない、イソシアネート系のものを使用すると共に、
石英班岩石等の微石粉末を接着剤に混合して、室内の
煙,ホコリ,臭気などの有害物を吸収分解して浄化する
機能と、遠赤外線,マイナスイオンを室内に放射し、人
の血行を維持,増進させる機能とを併せ持ったもので、
公害とは逆の、健康促進を図ろうとする画期的な、社会
性の高い技術に関する。
【0005】
【従来の技術】従来、合板,平行合板,化粧合板,集成
材,パーチクルボード等の加工時に使用する接着剤は、
ホルマリン剤を混合したユリア樹脂,メラミン樹脂,フ
ェノール樹脂,レゾルシノール樹脂等の接着剤が大部分
であり、最近における刺激臭,悪臭の主原因はこれらの
接着剤が発生するホルマリン臭である。従って、関係者
は前記ホルマリン臭の発生量を低くすべく努力している
が、WHO(世界保健機構)並びに厚生省が平成9年6
月に室内基準値としたホルムアルデヒド気中濃度の0.
08ppmをクリアすることはできない現状にある。
【0006】また、インテリア材としてもっとも多く使
用されている塩化ビニルシートは、可塑剤と接着剤に包
含されている防菌,防腐剤並びにペンキや透明塗料の溶
剤として多く使用されているトルエン,キシレン等の刺
激臭,悪臭は生活上好ましくない状態にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】接着剤に遠赤外線・マ
イナスイオンを放射する麦飯石等の微粉末を混合し、建
材を加工することにより、従来の接着剤が発生した刺激
臭や不快臭を吸収すると共に、室内に浮遊している煙,
ホコリ,有害ガスを吸収・分解して、部屋を浄化し、更
にまた、石英班岩等の放射する遠赤外線・マイナスイオ
ン等が人の血行を良くし、細胞を活性化して、健康の維
持増進を図る建材の製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1及び請求項2にあっては、建材加工に当た
って使用する接着剤に遠赤外線・マイナスイオン発生・
放射する微石粉末とを適度に混合して建材として使用す
るもので、接着剤内の刺激臭や悪臭を吸収・分解すると
ともに微石粉末から遠赤外線・マイナスイオンを半永久
的に発生・放射し、人体への健康を維持し、増進するこ
とを特徴としている。
【0009】請求項3及び請求項4では、下地材に化粧
単板、化粧シートを貼り合せる場合に使用する接着剤に
遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射する微石粉末を
適度に混合して貼り合せ加工し、接着剤が包含している
刺激臭、悪臭を吸収・分解するとともに、室内に、遠赤
外線・マイナスイオンを発生・放射して室内を清浄に
し、かつ、人の健康を維持・増進しようとするものであ
る。
【0010】請求項5は前記各項の建材の表面に塗料加
工する場合にあって、塗料の中の微石粉末を適度に混合
して使用することにより塗料に包含されているトルエン
・キシレン等を吸収分解して刺激臭や悪臭を除去すると
ともに微石粉末が発生放射する遠赤外線・マイナスイオ
ンによる室内の浄化並びに人の健康の維持増進を図るも
のである。
【0011】請求項6は、請求項1から請求項5につい
て接着剤もしくは塗料に混合する微石粉末の原石は、世
界各国の原石を調査し、もっとも理想的な性能、価格、
安全供給、作業性を比較検討し、石英斑岩、花崗斑岩、
トルマリン、ゼオライトが利用可能な原石として認めら
れた。但し、合板産業やパーチクルボード産業として実
践使用する場合にあって、わが国で生産される石英斑岩
と花崗斑岩がもっとも使用し易い原石であることを再三
の試験使用で判断されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の健康建材の製造方法
に係る実施形態について説明する。第1実施形態では、
合板、平行合板、集成材の加工の際、使用接着剤に対
し、目的に応じて接着剤重量比5〜30%の石英斑岩微
粉末を均一に混合し、ロールコーターを使用して接着加
工面へ150〜300g/m2を塗布し、合板の場合は
10〜15Kg/cm2,110〜120℃のホットプレ
スを使用して、加圧,加熱し、平行合板、集成材の場合
は、コールドプレスを使用して10〜15kg/m2
加圧し、加工する。この場合の加圧、加熱、時間等は、
接着剤のタイプ、接着材料塗着厚さ、積層枚数等によっ
て異なり、加工方法は、現行のその時々の条件で加工が
可能である。只、平行合板の場合には上面から側面もし
くは木口面を使用厚さに切断し、切断面を剥き出しにし
て利用することにより、遠赤外線・マイナスイオンの室
内への影響がきわめて効果的に作用することが判明して
いる。このようにして接着剤へ遠赤外線・マイナスイオ
ンを発生放射する微石粉末を混合した場合接着剤中の刺
激臭、悪臭を吸収、分解することが可能である。分析の
結果では、石英斑岩並びに花崗斑岩の場合1グラム当た
り表面積が200m2 以上にもなる多孔質鉱物であり、
X線回析法による成分分析では25,000種以上の成
分構成が確認されている。更に吸着は、物理的吸着と化
学的吸着を併わせ持っており、多孔室内に補足されたさ
れた吸着有害物は、化学的吸着で不必要な有害物が選択
され、上述の二つの岩石は、極性を有しているため電気
化学的な吸着分解機能を発揮する。これには多孔物質鉱
物特有の触媒作用が化学反応を更に促進し、水質の調
整、PH調整、ミネラル溶出をする性質をもっており、
上述二種類の利用が空気の浄化に、人体への健康に寄与
する基本的な働きを推進する根源になっている。更にこ
れらの微石粉末からは半永久的に遠赤外線・マイナスイ
オンが発生・放射されるため一度施工すれば長期にわた
り効果が期待できる。
【0013】この発明による第2の実施形態は、木質細
片を接着剤で固形化するパーチクルボード・MDF(木
質繊維板)に関するものであるが、木材工業の環境上ど
うしても必要なボード工業であって今後更に発展して行
くタイプの産業であるが、利用法から価格的制約があ
り、ホルマリンを多く包含した安価な接着剤を使用せざ
るを得ない宿命にある。このホルマリン除去対策として
多孔室、かつ、多物資の極性を有し化学的吸着、分解作
用を可能とする石英斑岩、花崗斑岩の鉱石が必要とな
る。この実施形態ではこの二つの微石粉末を接着剤に混
合使用することが公害防止の効果的な手段となる。
【0014】この発明による第3の実施形態は、合板、
平行合板、集成材、パーチクルボードの表面に上記石英
斑岩、花崗斑岩微粉末を混合した接着剤を使用してホッ
トプレスもしくはコールドプレスを使用して現況の加工
法によって健康建材を加工するものであり、使用接着剤
の種類によっては、ホルマリン等の有害物の吸収・分解
をすると共に、空気の浄化、遠赤外線・マイナスイオン
発生放射による人体への健康にも配慮した健康建材の加
工に関するものである。
【0015】この発明による第4の実施形態には、建材
や壁、天井、床材の塗料に関するものであるが、塗料の
場合、接着剤以上に強い刺激臭、悪臭を放散する場合が
あり多孔質多物資の鉱石でかつ、極性を有する微石粉末
を塗料に混合して使用する必要性からの提案である。特
に塗装面が室内の空気の浄化、人体への健康に与える影
響はきわめて大であり、必要な配慮である。
【0016】この発明の第5の実施形態は、遠赤外線マ
イナスイオンの発生放射する微石粉末を世界各国の鉱石
の中から選びテストしたものであるが、主な鉱石はわが
国の石英斑岩と花崗斑岩であり、残りの二つは品質、価
格の点で補助的な鉱石である。但し、大量に使用すると
か、良い鉱石が入手困難な場合などの条件下で使用可能
とした、ものである。
【0017】化粧単板の場合は、0.3〜0.5m/m程度
の薄単板を使用し、当該接着剤の石英斑岩から放射され
る遠赤外線・マイナスイオンが、薄単板を通して室内へ
影響を与え、効果を発揮するものである。また、塩化ビ
ニールシートの場合は、コールドプレスを使用して接着
し、当該接着剤内の毒性物質や可塑剤を解毒し、更には
薄いシートを通して室内へ上述の遠赤外線・マイナスイ
オンの影響を与え、効果を発揮するものである。
【0018】さらにまた、この発明による第6の実施形
態によれば、塗料に石英斑岩微粉末を投入し、ミキサー
を使って均一に混合加工し、塗料として室内に施工する
建材に塗装するか、施工後の建材に塗装するようにした
もので、上述の実施形態と同様な作用効果が期待できる
ものである。
【0019】
【実施例1】以下、本発明の実施例を図1,図2を参照
して、もっとも主要な健康建材の商品対象となる平行合
板の加工方法について説明する。
【0020】図1の平行合板の製造工程に示すように、
図1(a)に示す接着剤10に、図1(b)の石英斑岩11
の50ミクロン微粉末を図1(a)に示す接着剤10に投
入し、図1(c)に示す自動攪拌機12で均一に混合攪拌
し、次に、図1(d)に示す接着剤塗布用ロールスプレッ
ダー13を使用し石英斑岩混合の混合接着剤10aを、
図1(e)に示すように、平行合板構成単板14に均一に
塗布する。次いで、図1(e)に示す混合接着剤10aを
塗布した単板14を、図1(f)に示すように平行に積層
し、更に図1(g)に示すコールドプレス15にて加圧接
着し、図1(h)に示す健康建材用の平行合板16に加工
する。次に、第二工程として、図1(h)で加工した平行
合板16を、利用形態に応じて、図2(a)のように平行
合板16の上面から側面16aを、もしくは図2(b)の
ように木口面16bを、使用厚さに切断し、床材、壁
材、天井材、あるいは家具材の健康建材として使用す
る。
【0021】上記実施例をさらに具体的に説明する。サ
ザンイエローパインの厚さ3m/m、幅600m/m、長さ2
00m/mの単板14に、刺激臭や悪臭を発生するホルマ
リンを全く使用しない水性ビニルウレタン接着剤10の
10Kgに対し、愛知県産石英斑岩(後述説明参照)を5
0ミクロンに加工した微粉末11を重量で20%を投入
し、上下に回転場所が移動する連続稼動の自動攪拌機1
2を使用して混合した混合接着剤10aを、250g/
2の量塗布した。尚、最上単板の表面には混合接着剤
は塗布しない。
【0022】単板14を10枚を平行に積層し、コール
ドプレス15で13Kg/cm2の加圧を30分間続け、厚
さ30m/m、幅600m/m、長さ200m/mの平行合板1
6を加工して、これを1ブロックとし、同じ平行合板ブ
ロックを10ブロック加工した後、一方のブロックの表
面に、単板14に使用したのと同じ混合接着剤10aを
300g/m2塗布し、再度コールドプレス15を使用
し、15Kg/cm2の加圧で20分間加圧し、厚さ厚さ3
00m/m、幅600m/m、長さ200m/mの平行合板16
の大ブロックを加工した。
【0023】次に、大ブロックの表面から300m/m
厚さ面に垂直に10m/mに切断し、厚さ10m/m、幅30
m/m、長さ200m/mの板材16aを加工し、300m/
mの側面を壁面材として使用した。この壁面材は、室内
に面した部分に9本の接着層が剥き出しになっており、
この接着層から石英斑岩の遠赤外線・マイナスイオンが
半永久的に発生・放射されることになり、壁面全体とし
て相当量の遠赤外線・マイナスイオン量となる。
【0024】放射される遠赤外線・マイナスイオンは、
人間の皮膚を通して4〜5cm浸透し、身体の表面の筋肉
層・血管・リンパ管等の多くの細胞に作用し、血液循環
の活性化、細胞リンパ球の活性化を促し、免疫力を高
め、人の健康維持,増進を図ることができることが認め
られている。このような内容を数値的に表現する方法と
して、全ての物質が所有している波動性を機械的に測定
することで表現されている。
【0025】本件実施例1で使用した石英斑岩は、岐阜
薬科大学―大野武男教授が研究した(要点を下記に示
す)ものであり、この内容が、健康建材に使用するのに
ふさわしいものとして微粉末加工し、実施したものであ
る。
【0026】大野教授の研究内容のポイント部分を示す
と、次の通りである。 (1) α線・磁力線の存在 α線・磁力線の存在が確認されており、これは石英斑岩
中の無色透明の放射性ジルコンが生体へ影響し、好結果
を生じているものと考えており、これが遠赤外線となっ
て放射され、血液や細胞の活性化を図るとともに、空気
中の電子を押しだし、酸素や二酸化炭素と結合し、マイ
ナスイオンを発生させ、人体の健康にプラス効果与をえ
るものと思われる。
【0027】(2) 超多孔性の鉱物 500メッシュ以上の微粉末にして電子顕微鏡で見る
と、海綿のように非常に多孔性であり、1gにおける表
面積は数百m2に達する。この多孔性が有害物を捉え、
物理的に吸着する能力を発揮するとともに、極性を持っ
ており、電気科学的吸着機能を持っている。
【0028】(3) 多物質の鉱石 石英斑岩粉末をX線解析法で成分を分析すると、25,000
種以上の成分によって構成されているとのことである。
その特徴は、珪酸を主成分として多数の成分がバランス
よく含まれている。その結果,化学的吸着で不必要な有
害物質を(物理的に吸着するばかりでなく)分解する作
用もするため、吸着物が飽和状態になりにくい性質を持
っている。
【0029】(4) クラスターの調整とPH調整 水はH2Oという単一分子がバラバラで存在しているの
ではなく、水分子の間に働く水素結合の力によって分子
集団(クラスター)を構成している。クラスターは小さ
いほど、おいしい水になる。石英斑岩は、マグネシウム
やカルシウムイオンなどとイオン交換をするばかりでな
く、遠赤外線の存在する電磁波はα線の影響によってク
ラスターの大きさを最適の状態に調整する機能を持って
いる。更に、水などのPHを調整し、緩衝する働きをす
る。
【0030】一方、全ての物質は、夫々固有の振動(原
子核の振動に起因する)をもっており、これが波動数値
として放射され測定機で測定可能であり、この波動と遠
赤外線放射とは同一である。従って、波動を測定するこ
とにより、遠赤外線によって生ずる人間の健康に与える
プラス,マイナスの内容を表現することができる。表1
と表2の数値は+20〜−20の範囲で評価し、表3の
ような効果がある。
【0031】この波動数値を専門的に研究している「波
動医学科学総合研究所」の測定値を借用すると、次の通
りである。
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表1および表2の数値は+20〜−20の
範囲で評価し、表3のような効果がある。
【表3】 数値が高ければ高いほど、人体のそれぞれの器官に対し
「癒し」の効果がある。
【0034】以上の、岐阜薬科大学―大野教授の麦飯石
の分析と波動医科学総合研究所の波動値を基準にして、
実施例3で加工した麦飯石微粉末を接着剤に混合し、加
工した建材を、「波動医科学総合研究所」で測定しても
らったのが、表4である。
【表4】
【0035】
【実施例2】次に、図3を用いて化粧ばり合板の工程を
示す、図3(a)の台板合板20に、前記実施例1で説明
した図1(c)の混合接着剤10aを塗布し、図3(b)の
化粧単板21を積層し、図3(c)のホットプレス22を
使用し、加圧・加熱接着し、健康建材として使用する。
具体的には、水性ビニルウレタンに、麦飯石50ミクロ
ンの微粉末を、重量比20%を混合した混合接着剤10
bをM台板20に150g/m2を塗布して、0.30m/
mの化粧単板をホットプレス22を使用して加圧・接着
して加工した健康建材となし、無処理に比較して大きな
効果が生じた。
【表5】
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る健康建材
の製造方法によれば、平行合板及び化粧ばり合板等の製
造過程で接着剤の中へ遠赤外線・マイナスイオンを発生
・放射する石英斑岩・花崗斑岩等の微石粉末を適度に混
合して接着加工し建材は、未混入建材のものに比較し、
多くの健康面における効果のあることが判明した。。
【0037】また、石英斑岩及び花崗斑岩等の微粉末か
らは半永久的に遠赤外線・マイナスイオンが発生・放射
されるため、一度施工すれば長期間にわたり効果が期待
できると共に、石英斑岩及び花崗斑岩は、1グラム当り
表面積が数百m2 にもなる多孔質性鉱物と、2,500程度
もの多物資鉱石の性質、更には極性とα線の存在による
電気化学的な性質から、室内の煙やホコリなど、有害物
質を吸収分解し、室内を浄化する作用を有するものであ
る。
【0038】また、この発明は、前記平行合板もしくは
化粧ばり合板の加工に当って、使用接着剤に混合する鉱
物質の微石粉末は、石英斑岩・花崗斑岩のほかに、ゼオ
ライト,トルマリン等、多少効果は低くなる傾向がある
が、同様な目的で利用することが可能である。
【0039】さらにこの発明は、平行合板もしくは合板
の表面に石英斑岩の微粉末を適度に混合した接着剤を塗
布し、化粧紙の化粧シート等を貼り合わせる場合であっ
ても、当該接着剤の石英斑岩から放射される遠赤外線・
マイナスイオンが、化粧シートを通して室内へ影響を与
え、上述と同様の効果を発揮する。
【0040】さらに、化粧シートが塩化ビニールシート
の場合は、澱粉質接着剤内の毒性物質を解毒する作用を
有し、かつ薄いシートを通して室内へ上述の影響を与
え、効果を発揮するものである。
【0041】さらにまた、この発明は、平行合板、合板
もしくは石膏ボード等の建材の表面に、石英斑岩等の微
粉末を混合した塗料を塗装して建材とした場合であって
も、上述と同じ効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)〜(h)は、本発明の健康建材の
製造方法を実施するための第1実施例による平行合板の
製造工程を示す工程説明図。
【図2】図2の(a),(b)は、図1の本発明の健康
建材の製造方法を実施するための第1実施例による平行
合板の製造工程を示す工程説明図。
【図3】図3の(a)〜(c)は、本発明の健康建材の
製造方法を実施するための第2実施例による平行合板の
製造工程を示す工程説明図。
【符号の説明】 10 接着剤 10a 混合接着剤 11 麦飯石 12 自動攪拌機 13 ロールスプレッダ― 14 単板 15 ゴールドプレス 16 平行合板 16a 側面 16b 木口面 20 台板 21 化粧単板 22 ホットプレス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B27N 3/02 B27N 3/02 D E04F 13/02 E04F 13/02 A 13/08 13/08 A (72)発明者 藤井 敏章 神奈川県相模原市上鶴間3229−3 ビラ山 野210号 Fターム(参考) 2B002 AA01 AA02 AA04 AA12 AB03 BA01 BB07 BB11 BB12 DA01 DA02 DA03 2B200 AA07 BA01 BA09 BA19 BB01 BB06 BB07 CA20 DA04 EA06 EC18 EE13 EF05 EF11 FA24 FA31 2B250 AA05 AA06 CA11 DA04 EA02 EA13 FA21 FA28 FA31 FA33 FA37 HA01 2B260 AA10 AA20 BA01 BA18 BA19 CB01 CB04 CD02 CD03 CD04 DB30 DD02 EA04 EA05 EB02 EB06 EB19 EB21 2E110 AA64 AB03 AB04 AB05 BA12 DC21 GB62W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板、平行合板、集成材の加工に当っ
    て、接着剤中に遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射
    する微石粉末を混合して加工することを特徴とした健康
    建材の製造方法。
  2. 【請求項2】 パーチクルボード・MDF(木質繊維
    板)の加工に当って、接着剤中に遠赤外線・マイナスイ
    オンを発生・放射する微石粉末を混合して加工すること
    を特徴とする健康建材の製造方法。
  3. 【請求項3】 化粧単板、化粧シートを請求項1及び請
    求項2の建材上に貼り合せ加工するに当って、接着剤中
    に遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射する微石粉末
    を混合して貼り合せ加工することを特徴とした健康建材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 床、壁、天井の内装下地材に化粧単板、
    化粧シートを貼り合せ加工するに当って、接着剤中に遠
    赤外線・マイナスイオンを発生・放射する微石粉末を混
    合した接着剤を使用して貼り合せ加工することを特徴と
    した健康建材の製造方法。
  5. 【請求項5】 合板、平行合板、化粧合板片、集成材、
    パーチクルボード、石膏ボード等の表面、もしくは床、
    壁、天井などの内装下地材上に塗装加工するに当って、
    当該塗料に遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射する
    微石粉末を混合した接着剤を混合して塗装することを特
    徴とした健康建材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記接着剤、もしくは塗料中に混合する
    遠赤外線・マイナスイオンを発生・放射する微石粉末
    は、石英班岩、花崗班岩、トルマリン、ゼオライト原石
    から選択され、単独もしくは混合して形成されたものか
    らなることを特徴とする請求項1〜5記載のいずれか1
    つに記載の健康建材の製造方法。
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