JP2001238745A - 収納家具 - Google Patents

収納家具

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JP2001238745A
JP2001238745A JP2000051591A JP2000051591A JP2001238745A JP 2001238745 A JP2001238745 A JP 2001238745A JP 2000051591 A JP2000051591 A JP 2000051591A JP 2000051591 A JP2000051591 A JP 2000051591A JP 2001238745 A JP2001238745 A JP 2001238745A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納部のデッドスペースも収納スペー
スとして活用する事が出来る収納家具の開発を課題とす
る。 【解決手段】 左右一対の側板(2)と、側板(2)の下端部
に設けられ、下方に空間部(9)が形成されている底板(3)
と、側板(2)の上端並びに背面部の天板(5)及び背板(4)
と、正面開口部の収納扉(7)と、前記収納扉(7)の下部に
て前記空間部(9)の扉側前面を閉塞する幕板(6)とから構
成される収納家具(1)であって、前記側板(2)間に取り外
し可能に嵌合出来る補強板(10)が幕板(6)の内面に固着
されている事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底板の下方の空間
を収納スペースとして有効に利用する事が出来る収納家
具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に収納家具の収納扉は、開閉する
時に床面と擦れるのを防ぐため、収納扉の下端が設置場
所の床面から離れるように配設される。これに合わせて
収納家具の底板も設置場所の床面から離れるように取り
付けられている。従って、底板と床面との間に空間部が
生じ、その扉側前面を意匠上、強度上の観点より幕板が
固着される。従って、この空間部は周囲が完全に閉塞さ
れるため、デッドスペースとなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
底板を床面から離れた高い位置に配設することによって
形成される底板以下の空間部も収納スペースとして利用
する事の出来る収納家具を開発する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】「請求項1」に記載の収
納家具(1)は(a) 対向する左右一対の側板(2)と、(b) 側
板(2)の下端から所定の高さを設けて配設され、その下
方に空間部(9)が形成されている底板(3)と、(c) 側板
(2)の上端に配設された天板(5)と、(d) 背面部に配設さ
れた背板(4)と、(e) 正面開口部に配設された収納扉(7)
と、(f) 前記収納扉(7)の下部にて前記空間部(9)の扉側
前面を閉塞する幕板(6)とから構成される収納家具(1)で
あって、前記側板(2)間に取り外し可能に嵌合出来る補
強板(10)が幕板(6)の内面に固着されている事を特徴と
する。
【0005】収納家具(1)は底板(3)が床面(13)より高い
位置に配設されているため、底板(3)の下方には高さの
極く低い空間部(9)が形成される。従来この空間部(9)
は、幕板(6)にて閉塞されてデッドスペースとなってい
たが、本発明では幕板(6)が着脱可能となっているの
で、底板(3)の下部に形成される空間部(9)に収納物(12)
を収納することができ、従来は使用されていなかった空
間部(9)を有効に利用することが出来るようになった。
【0006】「請求項2」に記載の収納家具(1)は「請
求項1」に記載の収納家具(1)を限定したもので「補強
板(10)が、補強板本体(10a)の木口面に弾性体(14)が取
り付けられて構成されている」事を特徴とするもので、
補強板本体(10a)の木口部分に設けた弾性体(14)の存在
により、側板(2)の内面間距離(X)と弾性体(14)間の距離
に若干の相違があったとしても弾性体(14)の撓みによっ
てこれを吸収する事が出来且つ撓んだときの弾性力によ
り幕板(6)の取り付けがしっかりと行われ且つその着脱
が簡単に行われるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の収納家具(1)の構成につ
いて実施形態に従って説明する。実施例1は図1、図4
に示すように対向する左右一対の側板(2)と、前記側板
(2)の下端部に連設された底板(3)と、前記側板(2)の上
端に連設された天板(5)と、背面部に配設された背板(4)
と、正面開口部に蝶着された収納扉(7)と、前記収納扉
(7)の下部に配設された幕板(6)とから構成される。
【0008】前記底板(3)は、側板(2)の最下端で床面(1
3)に接して配設されておらず、床面(13)から若干高い位
置に配設され、底板(3)の下部に空間部(9)が形成され
る。この空間部(9)は側板(2)、背板(4)、床面(13)、底
板(3)並びに幕板(6)とから形成される。底板(3)の上方
の空間は、衣服その他、本来の収納スペースとして利用
される収納部(8)である。
【0009】空間部(9)の高さは例えば10センチメート
ル以下の低いもので、その扉側前面全体を閉塞する幕板
(6)が着脱可能に配設されている。幕板(6)の内面には、
補強板(10)が固着されおり、前記補強板(10)の長さは対
向する左右一対の側板(2)の内面間の距離(X)と略等し
い。従って、前記補強板(10)の長さは側板(2)の厚さ分
だけ前記幕板(6)の長さより短い。従って、幕板(6)を空
間部(9)の扉側前面に嵌め込んだ時、側板(2)の内面に補
強板(10)の端部が軽く接触して幕板(6)を扉側前面に保
持する。保持力はあまり強くないので、幕板(6)を手で
引っ張ると容易に扉側前面から外れる。
【0010】前記補強板(10)はパーティクルボード、合
板、集成材、MDF(中比重ファイバーボード)等でよ
く、また、これらの外側にプリント合板、シート等を貼
ってもよい。勿論、収納家具(1)全体を前記部材で構成
してもよく、その外側にプリント合板、シート等を貼る
事も可能である。
【0011】次に本発明の実施例2の構成を説明する
が、説明の冗長を避けるため実施例1と異なる点を中心
に説明する。実施例2は図5に示すように、幕板(6)に
取り付けられた補強板(10)の構造が実施例1と異なる。
実施例2の補強板(10)は実施例1と同様に幕板(6)より
短いが、実施例2の補強板本体(10a)の木口面には例え
ば軟質樹脂からなる弾性体(14)が配設されており、補強
板本体(10a)とその両端(勿論、一方だけでもよいが、本
明細書では両方に取り付ける場合をその代表例として説
明する。)に設けられた弾性体(14)とで補強板(10)が構
成される事になる。
【0012】この場合、補強板本体(10a)の両端に軟質
樹脂にて構成された弾性体(14)を配設するため、その長
さは側板(2)の内面間の距離(X)より若干長くなる。ここ
でいう軟質樹脂(11)とは、ウレタン樹脂、エキポシ樹
脂、アクリル樹脂、EVA樹脂等が考えられるが、軟質
樹脂(11)に限定するわけではなく、例えばゴムのような
伸縮性、復元力の高い性質を持つ弾性体(14)であれば何
でも良い。
【0013】次に本発明の作用について説明する。ま
ず、空間部(9)に収納物(12)を収納するために幕板(6)を
取り外し(図1参照)、収納物(12)を空間部(9)に入れる
(図2参照)。収納物(12)とは、季節限定で使用するため
に常時出し入れを行わないような物や、不使用時にはか
なり大きな収納スペースを必要とする物が適しており、
例えば、置き畳、ホットカーペット、スノーボードやス
キー板等のスポーツ用具等が挙げられる。そして、収納
物(12)を底板(3)の下方の空間部(9)内に収納した後、図
3に示すように、幕板(6)を空間部(9)の扉側前面に取り
付ける。
【0014】実施例1の補強板(10)の長さは側板(2)の
内面間の距離(X)と等しいため、補強板(10)が側板(2)の
内面間に正確に嵌合する。従って、幕板(6)は側板(2)の
内面に補強板(10)の木口面が当たり、その時の軽い摩擦
抵抗によって幕板(6)が扉側前面に軽く固定される。
【0015】一方、実施例2の補強板(10)の補強材本体
(10a)の両端には軟質樹脂にて構成された弾性体(14)が
配設されており、補強板本体(10a)と両弾性体(14)を加
えた長さは側板(2)の内面間の距離(X)より若干長いが、
その弾性により側板(2)の内面間に隙間なく嵌合する。
この時、側板(2)に弾接した弾性体(14)の摩擦抵抗によ
り、幕板(6)を容易に着脱できるが、床の振動程度では
外れない程度に上手く嵌まり込む。この点は弾性体(14)
を設けていない場合でも同様である。
【0016】
【発明の効果】本発明の収納家具は、従来はデッドスペ
ースとなっていた床面と底板との間に形成される前記空
間部も収納空間として有効に利用する事ができるように
なり、新たな収納スペースを確保できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る収納家具の幕板の着脱時の斜視図
【図2】本発明に係る収納家具の収納時の斜視図
【図3】本発明に係る収納家具の幕板の取り付け時の斜
視図
【図4】本発明の第1実施例の空間部の平断面図
【図5】本発明の第2実施例の空間部の平断面図
【符号の説明】
(1)…収納家具 (2)…側板 (3)…底板 (4)…背板 (5)…天板 (6)…幕板 (7)…収納扉 (8)…収納部 (9)…空間部 (10)…補強板 (X)…側板の内面間の距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊良波 淳 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 Fターム(参考) 3B069 DA02 HA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 対向する左右一対の側板と、 (b)側板の下端から所定の高さを設けて底板が配設さ
    れ、その下方に空間部が形成されている底板と、 (c) 側板の上端に配設された天板と、 (d) 背面部に配設された背板と、 (e) 正面開口部に配設された収納扉と、 (f) 前記収納扉の下部にて前記空間部の扉側前面を閉塞
    する幕板とから構成される収納家具において、 前記側板間に取り外し可能に嵌合出来る補強板が幕板の
    内面に固着されている事を特徴とする収納家具。
  2. 【請求項2】 補強板が、補強板本体の木口面に弾性体
    が取り付けられて構成されている事を特徴とする請求項
    1に記載の収納家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008272129A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Toto Ltd 幼児用流しユニット
JP2011106120A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Okamura Corp 金庫

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