JP2001237649A - 増幅装置 - Google Patents

増幅装置

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JP2001237649A
JP2001237649A JP2000052075A JP2000052075A JP2001237649A JP 2001237649 A JP2001237649 A JP 2001237649A JP 2000052075 A JP2000052075 A JP 2000052075A JP 2000052075 A JP2000052075 A JP 2000052075A JP 2001237649 A JP2001237649 A JP 2001237649A
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signal
power supply
switching
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filter
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JP2000052075A
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Joji Kasai
讓治 笠井
Teishun Hisamoto
禎俊 久本
Masaaki Inoue
征明 井上
Yoichi Kudo
洋一 工藤
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Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高品質かつ高効率な増巾装置を提供する。 【解決手段】 本装置はスイッチング電源部2、第1増
巾部4、第2増巾部5及び入力フィルタ部3から成る。
第1増巾部4は入力フィルタ部3からの入力と、クロッ
ク形成部15からのクロックを制御手段13に入力し
て、スイッチング手段9を制御して、この出力をフィル
タ10を通して基準電位として第2増巾部5の電源16
の駆動に使用する。基準電位は同時に減衰手段11を通
して比較手段12に入り、入力との比較において電源1
3のフロート制御を行なうことになる。このような状況
下で第2増巾部5は入力をフィルタ18を通して主増巾
手段17により、増巾する。この時の供給電力はスイッ
チング手段9によりスイッチされる電源手段16の出力
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪の少ない高品質
であり、かつ、電力効率が高効率である増幅装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、オーディオ、AV機器等に用
いられる増幅装置は、歪の少ない高品質を維持しなが
ら、電力効率が高効率であるものが要求されている。図
8(a)は、従来より用いられている増幅装置101を
説明するブロック図である。従来の増幅装置101は、
B級もしくはC級増幅器117と、A級増幅器104
と、高電圧電源部116と、低電圧電源部108とを備
えている。B級もしくはC級増幅器117は、高効率な
増幅器であり、高電圧電源部116および増幅装置外部
の信号源に接続されている。B級もしくはC級増幅器1
17は、高電圧電源部116からの直流電圧+Vh、−
Vh、信号源からの交流信号esにより大振幅動作を行
う。B級もしくはC級増幅器117の出力は低電圧電源
部108に入力され、低電圧電源部108を動作させ
る。A級増幅器104は、高品質な(すなわち、歪が少
ない)増幅器であり、低電圧電源部108および増幅装
置外部の信号源に接続されている。A級増幅器104
は、B級もしくはC級増幅器117からの出力によって
駆動される浮動電源となる低電圧電源部108を直流電
源とし、信号源から入力される信号を増幅し、出力端子
に接続されている負荷に出力する。図8(b)はB級も
しくはC級増幅器の出力Vb、低電圧電源部からの出力
Vb+VlおよびVb−Vl、A級増幅器の出力Voを
示す波形図である。
【0003】上記のような従来の増幅装置101におい
ては、低電圧電源部108はVbを基準電位として駆動
しているので、Vlを低く設定することができる。ま
た、B級もしくはC級増幅器117とA級増幅器104
との利得を概略等しくすることにより、図8(b)のよ
うに、B級もしくはC級増幅器117の出力Vbおよび
A級増幅器104の出力Voは概略等しくなる。したが
って、低電圧電源+Vl、−Vlは、B級もしくはC級
増幅器117の出力Vbの歪成分以上の大きさであれば
A級増幅器を十分に動作できるので、Vlの値が低いも
のを使用することができる。したがって、A級動作であ
りながら、A級増幅器より高い電力効率を得ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような増
幅装置においても、電力効率は70〜80パーセント程
度であり不十分である。さらに、同じ最大出力を有する
B級増幅器もしくはAB級増幅器と比べても、電力効率
が十分には得られないという問題がある。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、歪の少
ない高品質であり、かつ、電力効率がきわめて高効率で
ある増幅装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における増幅装置
は、トランスとスイッチング電源とを有するスイッチン
グ電源部と、信号源から印加される交流信号の所定の周
波数帯域のみを通過させる入力信号フィルタ部と、該ト
ランスからのスイッチングパルスを両波整流する第1お
よび第2の電源手段と、該第1の電源手段の出力をスイ
ッチング制御するスイッチング手段と、該スイッチング
手段の出力を所定の周波数帯域のみ通過させる第1のフ
ィルタ手段と、該第1のフィルタ手段の出力を減衰させ
る減衰手段と、該減衰手段からの信号と該入力信号フィ
ルタ部からの信号とを比較する比較手段と、該第2の電
源手段の出力によりクロックを形成するクロック形成手
段と、該比較手段からの信号と該クロック形成手段から
のクロックとに基づき該スイッチング手段を制御する制
御手段とを有する第1増幅部と、基準電位が該第1増幅
部の出力によって駆動され、該トランスからのスイッチ
ングパルスを両波整流および平滑する浮動電源となる第
3の電源手段と、該入力信号フィルタ部からの信号の所
定の周波数帯域のみを通過させる第2のフィルタ手段
と、該第3の電源手段を用いて該第2のフィルタ手段か
らの信号を増幅する主増幅手段とを有する第2増幅部と
を備える。
【0007】好ましい実施形態においては、上記第1の
フィルタ手段の高域遮断特性と上記第2のフィルタ手段
の高域遮断特性とは概略等しい。
【0008】好ましい実施形態においては、上記減衰手
段の減衰率の逆数と上記主増幅手段の利得とは概略等し
い。
【0009】好ましい実施形態においては、上記制御手
段は、上記比較手段からの信号と上記クロック形成手段
からのクロックとに基づいて上記スイッチング手段をP
WM制御する。
【0010】好ましい実施形態においては、上記制御手
段は、上記比較手段からの信号と上記クロック形成手段
からのクロックとに基づいて上記スイッチング手段をP
DM制御する。
【0011】好ましい実施形態においては、上記制御手
段はトランスを有し、上記比較手段からの信号と上記ク
ロック形成手段からのクロックとに基づいた信号により
該トランスを介して上記スイッチング手段を制御する。
【0012】以下、本発明の増幅装置の作用について説
明する。本発明の増幅装置によれば、A級もしくはAB
級増幅器を用いた第2増幅部の基準電位として、スイッ
チング手段によるスイッチングを用いた第1増幅部の出
力を使用しているので、歪の少ない高品質を維持しなが
ら、電力効率が90%程度というきわめて高い効率を得
ることができる。さらに、スイッチングパルスに同期し
たクロックによりスイッチング手段をスイッチング制御
しているので、スイッチングロスおよびノイズを低減す
ることができる。
【0013】さらに、第1のフィルタ手段の高域遮断特
性と第2のフィルタ手段の高域遮断特性とを概略等しく
することにより、電力効率の低下を防止することができ
る。第1のフィルタ手段を設けることにより、浮動電源
の高域側では主増幅手段の出力に対して位相の遅れが生
じる。位相の遅れた浮動電源を用いて主増幅手段を動作
させるには、第3の電源手段の電源電圧を高くする必要
が有り、電力効率の低下を生じさせる。しかし、第1の
フィルタ手段と高域遮断特性が概略等しい第2のフィル
タ手段を設けることにより、主増幅手段の出力について
も、高域で位相を同程度遅らすことができるからであ
る。
【0014】さらに、減衰手段の減衰率の逆数と増幅手
段の利得とを概略等しくすることにより、第1増幅部か
らの出力と主増幅手段からの出力とを概略等しくするこ
とができる。したがって、主増幅手段からの出力と概略
等しい第1増幅部からの出力を基準電位として第3の電
源手段を駆動させるので、第3の電源手段の電源電圧を
低く設定することができる。したがって、きわめて高い
電力効率を得ることができる。
【0015】さらに、制御手段をトランスを有する構造
にすることにより、スイッチング手段のスイッチング素
子を駆動させる電源を削除することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について具体的に説明するが、本発明はこれらの実施
形態には限定されない。
【0017】図1は本発明の好ましい実施形態による増
幅装置を説明するブロック図である。本発明の増幅装置
1は、スイッチング電源部2、入力信号フィルタ部3、
第1増幅部4および第2増幅部5を備えている。
【0018】スイッチング電源部2は、トランス6およ
びスイッチング電源7を有している。スイッチング電源
7は、スイッチング素子(図示せず)および直流電源
(図示せず)を有しており、スイッチング素子をオンオ
フ制御することにより、スイッチングパルスをトランス
6の1次巻線に伝送する。スイッチング素子には、任意
の適切なものが採用され得る。例えば、スイッチング素
子にはMOS電界効果トランジスタ等が用いられる。ト
ランス6は、1次巻線にはスイッチング電源7が接続さ
れており、スイッチング電源7からのスイッチングパル
スを2次巻線から出力する。
【0019】入力信号フィルタ部3は、入力された信号
の所定周波数帯域のみを通過させる。代表的には、入力
信号フィルタ部3にはローパスフィルタが用いられる。
入力信号フィルタ部3は、増幅装置外部に設けられた信
号源に接続されている。入力信号フィルタ部3は、信号
源からの信号の周波数帯域をスイッチング手段9のスイ
ッチング周波数帯域よりも、低くするために設けられて
いる(詳細は後述する)。入力信号フィルタ部3からの
信号は、後述する比較手段および第2のフィルタ手段に
入力される。
【0020】第1増幅部4は、第1の電源手段8、スイ
ッチング手段9、第1のフィルタ手段10、減衰手段1
1、比較手段12、制御手段13、第2の電源手段14
およびクロック形成手段15を有している。
【0021】第1の電源手段8は、スイッチング電源部
2に接続されており、スイッチング電源部2からスイッ
チングパルスが入力される。第1の電源手段8は、スイ
ッチング電源部2から入力されたスイッチングパルスを
両波整流して、スイッチング手段9に出力する。
【0022】スイッチング手段9は、代表的には、正の
信号を出力するスイッチング素子および負の信号を出力
するスイッチング素子を有している。スイッチング素子
としては、代表的には、MOSFETが用いられる。ス
イッチング手段9は、制御手段13により、正負いずれ
かのスイッチング素子をスイッチング電源部2からのス
イッチングパルスに同期してスイッチング制御され、第
1の電源手段8から入力された信号を出力する。スイッ
チング手段9をスイッチング電源部2からのスイッチン
グパルスに同期させてスイッチング制御することによ
り、スイッチングロスおよびスイッチングノイズを低減
することができる。スイッチング手段9のスイッチング
制御としては、例えば、PDM(パルス密度変調)もし
くはPWM(パルス幅変調)が用いられる。図2(a)
は、スイッチング手段9の出力VA(PDM波形)およ
び後述する第1のフィルタ手段10の出力VBを示す波
形図である。図2(b)は、後述する第3の電源手段か
らの出力VB+VLおよびVB−VL、ならびに後述す
る主増幅手段17の出力VOを示す波形図である。
【0023】スイッチング手段9から出力された信号V
Aは、第1のフィルタ手段10に入力される。代表的に
は、第1のフィルタ手段10には、ローパスフィルタが
用いられる。スイッチング手段9から出力された信号
は、高周波数成分を含んでおり、パルス波形を有してい
る。したがって、第1のフィルタ手段10を設けること
により、スイッチング手段9から出力された信号VAか
ら高周波数成分を除去し、信号源からの信号と概略等し
いアナログ信号にすることができる。つまり、第1のフ
ィルタ手段10からの出力信号は、図2(a)のVBに
示すような信号源からの信号と概略等しいアナログ波形
になる。第1のフィルタ手段10からの出力VBは、後
述する第3の電源手段および減衰手段11に入力され
る。
【0024】減衰手段11は、第1のフィルタ手段10
の出力VBに対して所定の減衰を行う。好ましい実施形
態においては、減衰手段11の減衰率の逆数は、後述す
る主増幅手段17の利得と概略等しい(詳細は後述す
る)。減衰手段11で減衰された信号は、比較手段12
に入力される。
【0025】比較手段12においては、一方の入力端子
に減衰手段11からの信号が入力され、他方の入力端子
に入力信号フィルタ部3からの信号が入力される。比較
手段12はコンパレーターが使用されるのが一般的であ
るが、オペアンプを用いても構成することができる。比
較手段12は、入力された2つの信号の比較を行い、比
較した信号を制御手段13に出力する。
【0026】制御手段13は、比較手段12からの信号
が入力される。制御手段13は入力された比較手段12
からの信号に基づいて、スイッチング手段9を制御す
る。したがって、制御手段13は、第1増幅部4が信号
源からの信号を正確に再現した波形で増幅できるよう、
スイッチング手段9を制御することができる。
【0027】さらに、制御手段13には、スイッチング
電源部2のスイッチングパルスに同期したクロックがク
ロック形成手段15から入力される。制御手段13は、
入力されるクロックに基づいてスイッチング手段9をス
イッチング制御する。したがって、スイッチング手段9
はスイッチング電源部2のスイッチングパルスと同期し
てスイッチングすることができる。
【0028】例えば、制御手段13はDフリップフロッ
プ等を有している。Dフリップフロップには比較手段1
2からの信号がデータとして入力され、スイッチング電
源部2のスイッチングパルスに同期したクロックでラッ
チされる。こうして、制御手段13は、スイッチング電
源部2のスイッチングパルスに同期した制御信号を出力
することができる。
【0029】制御手段13は、以上のようにしてスイッ
チング手段9を制御するが、スイッチング手段9のスイ
ッチング周波数が信号源からの信号の周波数より十分に
高くなければ、第1増幅部4の出力波形が信号源からの
信号に比例したアナログ波形を部分的にしか再現できな
い。しかし、入力信号フィルタ部3を設けることにより
信号源からの信号をスイッチング手段9のスイッチング
周波数より低くしているので、第1増幅部4は、信号源
からの信号に比例したアナログ波形を再現し増幅した信
号を出力することができる。
【0030】第2の電源手段14は、スイッチング電源
部2に接続されている。第2の電源手段14は、スイッ
チング電源部2からのスイッチングパルスを両波整流
し、クロック形成手段15へ伝送する。
【0031】クロック形成手段15は、第2の電源手段
14からの出力信号に基づき、スイッチング電源部2の
スイッチングパルスに同期したクロックを形成する。ク
ロックは、例えば、スイッチングパルスの立ち上り部分
もしくは立ち下り部分を用いたクロックが用いられる。
クロック形成手段15で形成されたクロックは制御手段
13に伝送される。
【0032】以上のように、第1増幅部においては、制
御手段13によりスイッチング手段9をスイッチング制
御し信号を増幅して出力する。スイッチング手段9の出
力は第1のフィルタ手段10で高周波成分が除去され、
第1増幅部の出力として出力される。第1増幅部4の出
力は、第3の電源手段の基準電位として用いられる。し
たがって、第3の電源手段の電源電圧は低く設定するこ
とができる。
【0033】第2増幅部5は、第3の電源手段16、主
増幅手段17および第2のフィルタ手段18を有してい
る。
【0034】第3の電源手段16は、スイッチング電源
部2に接続されている。第3の電源手段16は、スイッ
チング電源部2からのスイッチングパルスを両波整流
し、さらに、平滑して出力する。さらに、第3の電源手
段16は、第1増幅部4からの信号で駆動される浮動電
源となる。つまり、第3の電源手段16の出力は、図2
(b)に示すように、スイッチング電源部2からの信号
を両波整流および平滑した信号+VLおよび−VLに第
1増幅部4からの信号VBを付加した波形VB+VL、
VB−VLとなる。第3の電源手段16からの出力信号
は、主増幅手段17に入力される。
【0035】主増幅手段17は、所定の利得を有する増
幅器であり、代表的には高品質なA級増幅器もしくはA
B級増幅器が用いられる。主増幅手段17には、第3の
電源手段16からの信号が入力され、さらに、入力信号
フィルタ部3から第2のフィルタ手段18を介して信号
が入力されている。主増幅手段17に入力された信号は
増幅され、負荷へ出力される(図2(b)VO参照)。
【0036】好ましくは、主増幅手段17の利得は減衰
手段11の減衰率の逆数と概略等しい。主増幅手段17
の利得と減衰手段11の減衰率の逆数とを概略等しくす
ることにより、図2(b)に示すように第1のフィルタ
手段10の出力VBを主増幅手段17の出力VOと概略
等しくすることができるからである。VBとVOとの波
形が大きく異なれば、主増幅手段17を動作させVOを
出力するためには、VLの値を大きく設定しなければな
らない。したがって、VBをVOに概略等しくすること
により、第3の電源手段16の電圧VLの値を低く設定
することができるので、電力効率を高効率にすることが
できる。
【0037】第2のフィルタ手段18としては、代表的
には、ローパスフィルタが用いられる。第2のフィルタ
手段18は、入力信号フィルタ部3からの信号の所定帯
域成分のみを通過させて、主増幅手段17に伝送する。
【0038】好ましい実施形態においては、第2のフィ
ルタ手段18は、第1のフィルタ手段10と高域遮断特
性が概略等しい。第1増幅部4の出力は、第1のフィル
タ手段10の高域遮断特性のために、高域側において位
相が遅れることになる。したがって、高域側で位相の遅
れた浮動電源を用いて、主増幅手段17を動作させるた
めには、第3の電源手段の電圧VLを大きくする必要が
あり電力効率が悪化する。つまり、主増幅手段17の出
力VOと第1のフィルタ手段の出力VBとは同位相であ
ることが好ましい。本実施形態によれば、第1のフィル
タ手段10と高域遮断特性が概略等しい第2のフィルタ
手段18を主増幅手段17の入力側に設けることによ
り、主増幅手段17の出力VOについても高域側で位相
を遅らすことができ、電力効率の悪化を防止することが
できる。
【0039】以上のように、本発明の増幅装置は、制御
手段によりスイッチング手段を制御して第1の電源手段
からの信号を出力し、当該出力に対して第1のフィルタ
手段により高周波成分を除去し、その出力が第2増幅部
の浮動電源を駆動する第1増幅部を備えている。したが
って、本発明の増幅装置によれば、第3の電源手段の電
源電圧はきわめて低くできるので、歪の少ない高品質な
A級もしくはAB級動作でありながら、電力効率が90
%程度というきわめて高い電力効率を得ることができ
る。
【0040】以下、本発明の好ましい実施形態による具
体的な回路構成について図3〜図7を参照にして具体的
に説明する。本発明は、これらの回路構成に限定される
ものではない。
【0041】図3は、本発明の好ましい実施形態による
増幅装置の具体的な回路構成を示す回路図である。図4
は本発明の好ましい実施形態による増幅装置の各部分に
おける出力信号を示す波形図である。スイッチング電源
部2は高周波トランス6を有しており、高周波トランス
の1次巻線側については省略する。スイッチング電源部
2は、図4(a)に示すスイッチングパルスを出力す
る。
【0042】入力信号フィルタ部3は、抵抗R1、コン
デンサC1から構成されているローパスフィルタであ
る。抵抗R1は増幅装置外部に設けられた信号源に直列
に接続されており、コンデンサC1は一端が抵抗R1に
接続され、他端は接地されている。入力信号フィルタ部
3は、信号源からの信号の所定周波数帯域のみを通過さ
せ、図4(d)に示す信号V1を出力する。
【0043】次に、第1増幅部4について説明する。第
1の電源手段8は両波整流回路19およびゲート駆動用
電源20を有している。両波整流回路19は高周波トラ
ンス6に接続されており、高周波トランス6からの信号
を両波整流し、出力する。両波整流回路19は図4
(b)に示す信号を出力する。ゲート駆動用電源20は
ダイオードD1、コイルL1およびコンデンサC2から
構成されている正側部分と、ダイオードD2、コイルL
2およびコンデンサC3から構成されている負側部分と
を有している。正側部分では、ダイオードD1のアノー
ド側が高周波トランス6の2次巻線Xに、カソード側は
コイルL1を介して制御手段13に接続されている。コ
ンデンサC2は一端がコイルL1の出力側に接続され、
他端は接地されている。負側部分においては、ダイオー
ドD2のアノード側が高周波トランスに接続されている
こと以外は正側と同様である。ゲート駆動用電源20は
高周波トランス6からの信号を整流し、平滑して出力す
る。ゲート駆動用電源20は後述するMOS電界効果ト
ランジスタQ1、Q2のゲートを駆動させるために備え
られている。
【0044】スイッチング手段9はMOSFETである
トランジスタQ1およびQ2から構成されており、Q1
のソースおよびQ2のドレインは第1のフィルタ手段1
0に接続されている。また、Q1およびQ2のゲートに
は制御手段13が接続され、Q1のドレインおよびQ2
のソースには両波整流回路19の出力側が接続されてい
る。制御手段からの信号(図4(e)、(f)参照)に
より、Q1およびQ2がスイッチング制御され、両波整
流回路19からの信号をQ1もしくはQ2から出力す
る。本回路構成においては、スイッチング手段10によ
るPWMを用いている。スイッチング手段9の出力は、
第1のフィルタ手段10に入力される。
【0045】第1のフィルタ手段10は、コイルL3、
抵抗R2およびコンデンサC4から構成されているロー
パスフィルタである。コイルL3および抵抗R2は並列
に接続され、コイルL3および抵抗R2の一方の接続点
はトランジスタQ1のソースおよびQ2のドレインに、
他方の接続点BはコンデンサC4を介して接地されると
共に、高周波トランスの2次巻線Xの中点に接続され接
地されている。コイルL3、抵抗R2およびコンデンサ
C4の値は、第2のフィルタ手段と特性が概略等しくな
るように設定されている。
【0046】減衰手段11は、抵抗R3および抵抗R4
から構成されている。抵抗R3の一端は第1のフィルタ
手段のB点に接続され、他端は抵抗R4を介して接地さ
れている。減衰手段11の減衰率はR4/(R3+R
4)である。減衰手段11は、図4(d)に示す信号V
2を出力する。
【0047】比較手段12は、コンパレーター21から
構成されている。コンパレーター21の反転入力端子に
は減衰手段11が、非反転入力端子には入力信号フィル
タ部3が接続されている。コンパレーター21の非反転
入力端子には図4(d)に示す信号V1が入力信号フィ
ルタ部3から入力され、反転入力端子には信号V2が減
衰手段11から入力される。コンパレーター21は信号
V1およびV2の振幅値を比較することにより正もしく
は負の信号を出力する。
【0048】制御手段13は、Dフリップフロップ(以
下、D−FFとする)22、トランジスタQ3〜Q10
を有している。D−FF22のD入力端子にはコンパレ
ーター21の出力端子が接続されており、CK入力端子
にはクロック形成手段15が接続されている。D−FF
22は、図4(d)の信号V1、V2に基づく比較手段
12からの出力を、図4(c)のクロックの立ち上りで
ラッチする。D−FF22のQ出力端子からは図4
(e)に示す波形の信号が、Q’出力端子からは図4
(f)に示す波形の信号がそれぞれ出力される。D−F
F22のQ出力端子は、抵抗R5を介してトランジスタ
Q3のベースに接続されている。トランジスタQ3のエ
ミッタは接地されると共に、抵抗R6を介して抵抗R5
とトランジスタQ3のベースとの間に接続されている。
トランジスタQ3のコレクタは抵抗R7を介してトラン
ジスタQ4のベースに接続されている。トランジスタQ
4のエミッタは正側のゲート駆動用電源20に接続さ
れ、Q4のベースは抵抗R8を介して正側のゲート駆動
用電源20に接続されている。トランジスタQ4のコレ
クタはトランジスタQ5およびQ6のベースに接続され
ると共に、抵抗R9を介して負側のゲート駆動用電源2
0に接続されている。トランジスタQ5およびQ6のエ
ミッタは抵抗R10を介してトランジスタQ1のゲート
に接続されている。トランジスタQ5のコレクタは正側
のゲート駆動用電源20に、Q6のコレクタはトランジ
スタQ1のソースおよび第2のフィルタ手段10に接続
されている。トランジスタQ3、Q4はレベルシフト用
トランジスタである。つまり、エミッタをアースに接続
したQ3からエミッタをゲート駆動用電源20に接続し
たQ4に段階的にスイッチングする。Q5およびQ6は
プッシュプルを構成しておりQ5、Q6からの信号によ
りQ1をオンオフ制御する。Q1のゲートには、図4
(e)の波形の信号が入力されることになる。同様に、
Q2のゲートには、図4(f)の波形の信号が入力され
る。したがって、Q1側に入力される信号(図4
(e))がハイになると、Q1がオンして、両波整流回
路19からQ1を介して第1のフィルタ手段10に信号
が伝送される。また、Q2側に入力される信号(図4
(f))がハイになる(Q1側に入力される信号はロー
になる)と、両波整流回路19からQ2を介して第1の
フィルタ手段10に信号が伝送される。さらに、抵抗R
10とトランジスタQ1との間からは、ツェナーダイオ
ードD3、D4が接続されている。ツェナーダイオード
D3のカソードはトランジスタQ1のゲートに、ツェナ
ーダイオードD4のカソードはトランジスタQ1のソー
スに接続されている。ツェナーダイオードD3、D4は
トランジスタQ1の保護用であり、トランジスタQ1の
ゲートに過電圧が印加されてQ1が破損するのを防止す
るために備えられている。Q’出力端子は、Q出力端子
側と同様に、トランジスタQ7〜Q10、抵抗R11〜
R16、ツェナーダイオードD5、D6を介してトラン
ジスタQ2に接続される。
【0049】第2の電源手段14は、ダイオードD7お
よびD8から構成されており、両波整流回路を形成して
いる。ダイオードD7およびD8のアノードは高周波ト
ランス6の2次巻線Yに接続され、カソード側はクロッ
ク形成手段15の抵抗R17に接続されている。第2の
電源手段14は、スイッチング電源部2からの信号を両
波整流し、図4(b)に示す波形の信号を出力する。
【0050】クロック形成手段15は、インバータ2
3、抵抗R17、R18から構成されている。インバー
タ23の入力側は抵抗R17を介してダイオードD7、
D8のカソード側に接続されると共に、抵抗R18を介
して接地および高周波トランス6の2次巻線Yの中点に
接続され、接地されている。インバータ23の出力側は
D−FF22のCK入力端子に接続されている。インバ
ータ23は、入力された信号を反転し、図4(c)に示
すようなスイッチング電源部2からのスイッチングパル
スの立ち下り部分を用いたクロックを形成する。クロッ
ク形成手段15において形成されたクロックは、D−F
F22のCK入力端子に入力されラッチに用いられる。
【0051】次に、第2増幅部5について説明する。第
3の電源手段16は、両波整流回路24、コイルL4、
L5およびコンデンサC5、C6から構成されている。
両波整流回路24は、入力側に高周波トランス6の2次
巻線が接続され、出力側にコイルL4、L5が接続され
ている。コイルL4およびL5の他端は主増幅手段17
のパワーアンプ25に接続されている。コンデンサC5
およびC6の一端はE点でそれぞれ接続され、他端はコ
イルL4およびL5の出力側にそれぞれ接続されてい
る。また、E点は高周波トランス6の2次巻線Zの中点
および第1増幅部のB点と接続されている。高周波トラ
ンス6からの信号は両波整流回路24で両波整流され、
コイルL4、コンデンサC5およびコイルL5、コンデ
ンサC6により平滑される。E点はB点からの信号で駆
動されるので、第3の電源手段16からは第1増幅部4
の出力信号に、トランスからのスイッチングパルスを両
波整流および平滑した直流電圧が重畳された電圧が出力
される浮動電源となる。
【0052】主増幅手段17は、パワーアンプ25、抵
抗R19、R20から構成されている。パワーアンプ2
5の反転入力端子は抵抗R19を介して接地されると共
に、抵抗R20を介して出力側に接続されている。パワ
ーアンプ25の非反転入力端子には、第2のフィルタ手
段18のオペアンプ26の出力端子が接続されている。
主増幅手段17の利得は、(R19+R20)/R19
である。好ましくは、主増幅手段17の利得が減衰手段
の減衰率の逆数と等しくなるように、R3=R20、R
4=R19である。
【0053】第2のフィルタ手段18は、オペアンプ2
6、抵抗R21、R22、コンデンサC7、C8から構
成されているローパスフィルタである。オペアンプ26
の非反転入力端子はコンデンサC7を介して接地される
と共に、抵抗R21、R22を介して入力信号フィルタ
部3が接続されている。オペアンプ26の反転入力端子
は、出力側に接続されると共に、コンデンサC8を介し
て、抵抗R21およびR22の接続点に接続されてい
る。好ましくは、第2のフィルタ手段の特性と第1のフ
ィルタ手段の特性とが概略等しくなるように、抵抗R2
1、R22,コンデンサC7,C8の値、オペアンプ2
6の利得は選択されている。第2のフィルタ手段18か
らの信号は、パワーアンプ25の非反転入力端子に入力
される。主増幅手段17は、オペアンプ26からの信号
を増幅して、出力する。
【0054】次に制御手段13の別の回路構成について
説明する。図5は本発明の別の回路構成による制御手段
13を示す回路図である。本回路構成による制御手段1
3は、Dフリップフロップ(以下、D−FFとする)2
7、アンド回路28,29、トランジスタQ11〜Q1
4およびトランス30,31を有している。D−FF2
7のD入力端子はコンパレーター21の出力端子が接続
され、CK入力端子は、クロック形成手段15のインバ
ータ23が接続されている。D−FF27のQ出力端子
はアンド回路28の一方の入力端子に接続されている。
アンド回路28の他方の入力端子はインバータ25の入
力側に接続されている。アンド回路28の出力端子はト
ランジスタQ11およびQ12のベースに接続されてい
る。トランジスタQ11およびトランジスタQ12のエ
ミッタはコンデンサC9を介してトランス30の一次巻
線に接続されている。トランジスタQ12のコレクタは
接地されると共に、トランス30の1次巻線に接続され
ている。ダイオードD9はアノード側がトランジスタQ
12のコレクタ側に、カソード側がトランジスタQ1
1、Q12のエミッタ側に接続されている。コンデンサ
C9は直流成分をカットするため、ダイオードD9はス
イッチOFF時の慣性電流を吸収するために設けられて
いる。トランス30の2次巻線は抵抗R10およびツェ
ナーダイオードD3、D4を介してスイッチング手段9
に接続されている。D−FF27のQ’出力端子は、Q
端子側と同様にアンド回路29、トランジスタQ13,
Q14,ダイオードD10,コンデンサC10、トラン
ス31および抵抗R16を介してスイッチング手段に接
続されている。
【0055】図6は、本回路構成の制御手段の動作を説
明するための各部分における出力信号波形図である。D
−FF27のD入力端子には図6(d)に示すV11お
よびV12の差に基づいた信号が、CK入力端子には図
6(c)に示す信号が入力される。D−FF27のQ出
力端子からは図6(e)に示す信号が、Q’出力端子か
らは図6(f)に示す信号がそれぞれ出力される。アン
ド回路28には、Q出力端子からの信号V11およびス
イッチングパルスを両波整流した信号(図6(b)参
照)が入力される。アンド回路は、入力された信号の論
理積である信号(図6(g)参照)を出力する。アンド
回路28からの信号はプッシュプルを構成しているトラ
ンジスタQ11、Q12を介して、トランス30の1次
巻線に入力される。こうして、トランス30の2次巻線
からの信号によりトランジスタQ1をオンオフ制御す
る。D−FF27のQ’出力端子側も同様であり、トラ
ンス31の1次巻線に入力される信号の波形は図6
(h)になる。本実施形態においては、図6(g)、
(h)のような波形の信号を用いて、第1の電源手段8
からの信号をトランジスタQ1、Q2によりスイッチン
グ出力する。したがって、本回路構成においては、トラ
ンジスタQ1、Q2はPDMすることになる。さらに、
本回路構成においては、トランジスタQ1,Q2のゲー
ト駆動用電源として、トランス30、31を用いてい
る。したがって、トランジスタQ1、Q2のゲートを駆
動するためのゲート駆動用電源を省くことができる。
【0056】次に、第1のフィルタ手段の別の回路構成
について説明する。図7(a)は本発明の別の回路構成
による第1のフィルタ手段10を示す回路図である。本
回路構成による第1のフィルタ手段10は、ダイオード
D11、D12、コイルL6,L7およびコンデンサC
11から構成されている。ダイオードD11のカソード
側およびコイルL6の一端はトランジスタQ1のソース
に接続されている。ダイオードD11のアノード側およ
びコイルL6の他端はダイオードD12のカソード側お
よびコイルL7の一端にそれぞれ接続されると共に、コ
ンデンサC11を介して接地されている。ダイオードD
12のアノード側およびコイルL7の他端はトランジス
タQ2のドレインに接続されている。本回路構成による
第1のフィルタ手段13は、図7(b)に示す信号V7
を出力する特性を有している。本回路構成の第1のフィ
ルタ手段に制御手段からの信号VC、VC’(PDM波
形)が入力されると、第1のフィルタ手段は信号VDを
出力する。
【0057】以上、本発明の好ましい実施形態による具
体的な回路構成について説明したが、本発明はこれらの
回路構成に限定されるものではない。例えば、本実施形
態では、スイッチング手段にNchMOSFETを使用
しているが、NchおよびPchのコンプリメンタリM
OS、バイポーラトランジスタ等を使用することもでき
る。
【0058】
【発明の効果】本発明の増幅装置は、A級もしくはAB
級増幅器を用いた第2増幅部の基準電位として、スイッ
チング手段によるスイッチングを用いた第1増幅部の出
力を使用しているので、歪の少ない高品質を維持しなが
ら、電力効率が90%程度というきわめて高い効率を得
ることができる。さらに、第1のフィルタ手段と第2の
フィルタ手段との高域遮断特性を概略等しくすることに
より、主増幅手段の出力についても、浮動電源の高域側
での位相の遅れと同程度位相を遅らすことができるの
で、電力効率の低下を防止できる。さらに、減衰手段の
減衰率の逆数と増幅手段の利得とを概略等しくすること
により、第3の電源手段の電源電圧を低く設定できるの
で、きわめて高い電力効率を得ることができる。さら
に、制御手段にトランスを設けることにより、ゲート駆
動用電源を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態による増幅装置を説
明するブロック図である。
【図2】(a)は、スイッチング手段の出力VAおよび
第1のフィルタ手段の出力VBを示す波形図である。
(b)は、第3の電源手段からの出力VB+VLおよび
VB−VL、ならびに主増幅手段の出力VOを示す波形
図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態による増幅装置の具
体的な回路構成を示す回路図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態による増幅装置の各
部分における出力信号を示す波形図である。
【図5】本発明の好ましい実施形態による制御手段の別
の回路構成を示す回路図である。
【図6】図5に示す制御手段を有する増幅装置の各部分
における出力信号を示す波形図である。
【図7】(a)は本発明の好ましい実施形態による第1
のフィルタ手段の別の回路構成を示す回路図である。
(b)は(a)に示す第1のフィルタ手段の特性を示す
波形図である。
【図8】(a)は、従来より用いられている増幅装置を
説明するブロック図である。(b)はB級もしくはC級
増幅器の出力Vb、低電圧電源部からの出力Vb+Vl
およびVb−Vl、A級増幅器の出力Voを示す波形図
である。
【符号の説明】
1 増幅装置 2 スイッチング電源部 3 入力信号フィルタ部 4 第1増幅部 5 第2増幅部 6 トランス 7 スイッチング電源 8 第1の電源手段 9 スイッチング手段 10 第1のフィルタ手段 11 減衰手段 12 比較手段 13 制御手段 14 第2の電源手段 15 クロック形成手段 16 第3の電源手段 17 主増幅手段 18 第2のフィルタ手段
フロントページの続き (72)発明者 工藤 洋一 大阪府寝屋川市日新町2番1号 オンキヨ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 AA62 AA63 CA21 CA26 CA36 CA92 FA09 GN01 HA08 HA10 HA18 HA19 HA20 HA25 HA29 HA33 HA36 KA01 KA04 KA17 KA23 KA33 KA36 KA41 KA42 KA48 KA51 MA22 SA05 TA01 TA06 5J091 AA01 AA41 AA62 AA63 CA21 CA26 CA36 CA92 FA09 HA08 HA10 HA18 HA19 HA20 HA25 HA29 HA33 HA36 KA01 KA04 KA17 KA23 KA33 KA36 KA41 KA42 KA48 KA51 MA22 SA05 TA01 TA06 UW03 5J092 AA01 AA41 AA62 AA63 CA21 CA26 CA36 CA92 FA09 GR02 GR03 HA08 HA10 HA18 HA19 HA20 HA25 HA29 HA33 HA36 KA01 KA04 KA17 KA23 KA33 KA36 KA41 KA42 KA48 KA51 MA22 SA05 TA01 TA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスとスイッチング電源とを有するス
    イッチング電源部と;信号源から印加される交流信号の
    所定の周波数帯域のみを通過させる入力信号フィルタ部
    と;該トランスからのスイッチングパルスを両波整流す
    る第1および第2の電源手段と、該第1の電源手段の出
    力をスイッチング制御するスイッチング手段と、該スイ
    ッチング手段の出力を所定の周波数帯域のみ通過させる
    第1のフィルタ手段と、該第1のフィルタ手段の出力を
    減衰させる減衰手段と、該減衰手段からの信号と該入力
    信号フィルタ部からの信号とを比較する比較手段と、該
    第2の電源手段の出力によりクロックを形成するクロッ
    ク形成手段と、該比較手段からの信号と該クロック形成
    手段からのクロックとに基づき該スイッチング手段を制
    御する制御手段とを有する第1増幅部と;基準電位が該
    第1増幅部の出力によって駆動され、該トランスからの
    スイッチングパルスを両波整流および平滑する浮動電源
    となる第3の電源手段と、該入力信号フィルタ部からの
    信号の所定の周波数帯域のみを通過させる第2のフィル
    タ手段と、該第3の電源手段を用いて該第2のフィルタ
    手段からの信号を増幅する主増幅手段とを有する第2増
    幅部とを備える、増幅装置。
  2. 【請求項2】前記第1のフィルタ手段の高域遮断特性と
    前記第2のフィルタ手段の高域遮断特性とが概略等し
    い、請求項1に記載の増幅装置。
  3. 【請求項3】前記減衰手段の減衰率の逆数と前記主増幅
    手段の利得とが概略等しい、請求項1または2に記載の
    増幅装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段が、前記比較手段からの信号
    と前記クロック形成手段からのクロックとに基づいて前
    記スイッチング手段をPWM制御する、請求項1〜3の
    いずれかに記載の増幅装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段が、前記比較手段からの信号
    と前記クロック形成手段からのクロックとに基づいて前
    記スイッチング手段をPDM制御する、請求項1〜3の
    いずれかに記載の増幅装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段がトランスを有し、前記比較
    手段からの信号と前記クロック形成手段からのクロック
    とに基づいた信号により該トランスを介して前記スイッ
    チング手段を制御する、請求項1〜5のいずれかに記載
    の増幅装置。
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