JP2001236561A - カップ検出器及び検出ユニット - Google Patents

カップ検出器及び検出ユニット

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JP2001236561A
JP2001236561A JP2000042930A JP2000042930A JP2001236561A JP 2001236561 A JP2001236561 A JP 2001236561A JP 2000042930 A JP2000042930 A JP 2000042930A JP 2000042930 A JP2000042930 A JP 2000042930A JP 2001236561 A JP2001236561 A JP 2001236561A
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cup
light
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light receiving
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Shinichi Takabayashi
慎一 高林
Izumi Adachi
泉 安達
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明カップも検出可能なカップ検出器及びこ
のような用途に用いられる検出ユニットを提供する。 【解決手段】本カップ検出器によれば、透明カップCの
有無を検出する場合、第1及び第2投受光素子対の光路
A,Bは横方向に所定距離Xだけ離隔しているので、少
なくとも一方の光路はカップCの径を規定する軸からは
外れた場所に位置する。この位置に光路が位置する場
合、測定対象が液体が注入された透明カップCであると
しても、受光素子AJ(BJ)に入射する光のレベルは
基準値よりも低下する。したがって、受光素子の出力信
号を観察すれば、カップの有無を検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投受光素子を備え
た検出ユニットに関し、特に、カップ式飲料自動販売機
におけるカップ検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカップ式飲料自動販売機は、特開
平5−120552号公報、特開平5−89358号公
報及び特開平6−251229号公報等に記載されてい
る。このような自動販売機においては、カップ内に飲料
を注入した後、カップ取出口の扉を開放することで、カ
ップを取出すことができる。従来のカップ式飲料自動販
売機においては、使用されるカップは紙コップであっ
た。紙コップの両側に1対の投受光素子を設け、投光素
子から受光素子への入射光の有無を検出すれば、カップ
の有無を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カップ式飲料自動販売機においては、紙コップに代えて
透明樹脂等からなる透明カップを用いた場合、透明カッ
プは光を透過するので、カップの検出が困難となる。本
発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、透明
カップも検出可能なカップ検出器及びこのような用途に
用いられる検出ユニットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るカップ検出器は、液体が注入されたカ
ップの有無を検出するカップ検出器において、第1投光
素子及び第1受光素子からなる第1投受光素子対と、第
2投光素子及び第2受光素子からなる第2投受光素子対
とを備え、第1及び第2投受光素子対の光路を横方向に
所定距離離隔させて配置したことを特徴とする。
【0005】本カップ検出器によれば、透明カップの有
無を検出する場合、第1及び第2投受光素子対の光路は
横方向に所定距離離隔しているので、少なくとも一方の
光路はカップの径を規定する軸(直径軸とする)からは
外れた場所に位置する。カップ内に液体が入っている場
合、直径軸付近に入射した光はカップを透過するので受
光素子からは大きな出力が得られ、外れた位置に入射し
た光は散乱・屈折等によって受光素子には殆ど入射せ
ず、したがって、受光素子からは殆ど出力は得られな
い。このように、直径軸から外れた位置に光路が位置す
る場合、測定対象が液体が注入された透明カップである
としても、受光素子に入射する光のレベルは基準値より
も低下する。
【0006】また、カップの上記直径軸上に一方の光路
が位置する場合、受光素子に入射する光のレベルは基準
値以上となるが、この際には、上述のように、他方の光
路は上記直径軸から外れた場所に位置するので、カップ
が有る場合、受光素子に入射する光のうちの少なくとも
一方のレベルが基準値よりも低くなる。
【0007】一方、カップが無い場合には、受光素子に
入射する光のレベルは双方とも基準値以上となる。
【0008】したがって、受光素子の出力信号を観察す
れば、カップの有無を検出することができる。
【0009】なお、カップや注入される液体が遮光性の
材料からなる場合においても、液体の注入されたカップ
が存在すれば、上述のように受光素子に入射する光のレ
ベルは双方とも基準値よりも低くなり、カップが無けれ
ば高くなるので、このような場合であっても、受光素子
の出力信号を観察すれば、カップの有無を検出すること
ができる。
【0010】上述のように、カップが有る場合には、い
ずれか一方の入射光レベルが基準値よりも低くなるの
で、第1及び第2受光素子から出力される信号の論理和
を演算する出力処理回路を備えることとすれば、これを
電気的に観測することができる。
【0011】このようなカップ検出器は、カップ式飲料
自動販売機におけるカップ取出口に取付けられることが
好ましい。この場合、カップの有無を検出し、カップ取
出口の扉の開閉制御を行ったり、カップ内への液体の注
入確認を行う等の処理に、本発明のカップ検出器を利用
することができる。
【0012】また、上述のような用途に用いられる検出
ユニットは、2つの投光素子を2つの光出射用開口を有
するケース内に収納してなる投光ユニットと、2つの受
光素子を2つの光入射用開口を有するケース内に収納し
てなる受光ユニットと、前記2つの投光素子の駆動に同
期して前記受光素子から出力される信号の演算処理を行
う出力処理回路を備えることを特徴とする。
【0013】2つの投光素子からの光はそれぞれ光出射
用窓を介して受光ユニットに照射され、その光入射用窓
を介して2つの受光素子にそれぞれ入射するが、受光素
子からの出力信号は投光素子の駆動に同期し出力処理回
路にて演算処理され、このような検出ユニットはカップ
検出器などに利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に係るカップ検
出器について説明する。同一要素には同一符号を用いる
こととし、重複する説明は省略する。
【0015】図1はカップ式飲料自動販売機におけるカ
ップ取出口の斜視図、図2は正面図、図3は平面図であ
る。このカップ取出口EXTは、カップ載置部Mを備え
ており、カップ載置部M上にカップCが設置される。す
なわち、自動販売機内部で飲料がカップ内に注入される
と、カップ取出口EXT内に位置する左右のハンド部L
H、RHがカップCの外周を保持しつつ取出口EXTの
奥から前側へ移動し、しかる後、ハンド部LH、RHを
保持したカップCを放すことで、カップ載置部M上に飲
料入りカップCが設置される。
【0016】カップ載置部M上の空間、換言すれば飲料
入りカップCの存在する空間は左右のパネルLP,RP
の対向する表面間に位置する。パネルLP,RPの裏面
にはそれぞれ2つの受光素子AJ,BJを有する受光ユ
ニット、及び2つの投光素子AT,BTを有する投光ユ
ニットが取付けられており、これらは出力処理回路PC
に接続されている。
【0017】投光ユニットは2つの投光素子AT,BT
を2つの光出射用窓ATW,BTW(図4)を有するケ
ースRC内に収納してなり、受光ユニットは2つの受光
素子AJ,BJを2つの光入射用窓AJW,BJW(図
5)を有するケースLC内に収納してなる。飲料入りカ
ップCのパネルLP,RPには、光出射用開口部(アパ
ーチャー)ATH,BTH及び光入射用開口部(アパー
チャー)AJH,BJHが穿設されており、それぞれの
開口部には光出射用窓ATW,BTW及び光入射用窓A
JW,BJWがパネル裏面側から当接する。
【0018】アパーチャーATH,BTHは横方向に沿
って並んでおり、アパーチャーAJH,BJHも横方向
に沿って並んでいる。ここで、横方向とはカップCの高
さ方向に垂直な方向である。換言すれば、アパーチャー
ATH,BTH(AJH,BJH)は、カップ取出口E
XTの前側から奥側に向かう方向に沿って並んでいる。
なお、実際の自動販売機は水平な地上に設置されるの
で、この場合、横方向とは水平方向、縦方向とは鉛直方
向ということになる。
【0019】投光素子ATが発光すると、その光線Aは
出射窓ATWを介して、投光用のアパーチャーATHか
ら出射され、対向配置された受光用のアパーチャーAJ
H及び入射窓AJWを介して受光素子AJ内に入射す
る。同様に、投光素子BTが発光すると、その光線Bは
出射窓BTWを介して、投光用のアパーチャーBTHか
ら出射され、対向配置された受光用のアパーチャーBJ
H及び入射窓BJWを介して受光素子BJ内に入射す
る。
【0020】図4及び図5はパネルRP,LPの正面図
である。光出射用窓ATW,BTW及び光入射用窓AJ
W,BJWは、光線A,Bの波長に対して透明であっ
て、可視光に対しては不透明な材料からなる。投光素子
AT,BTは赤外光を出力する半導体発光素子(LE
D)であり、受光素子AJ,BJは赤外光を受光する半
導体受光素子(PD)である。すなわち、光線A,Bは
赤外光である。
【0021】これらの投光素子AT,BTは横方向に距
離Xだけ離隔しており、また、縦方向(高さ方向)にも
離隔している。同様に、受光素子AJ,BJも横方向に
距離Xだけ離隔しており、縦方向(高さ方向)にも投光
素子の離隔距離と同じ距離だけ離隔している。なお、横
方向の離隔距離XはカップCの最大径よりも小さく、縦
方向の離隔距離はカップCの高さよりも小さい。
【0022】また、カップCの外周は円筒形であるの
で、内部に液体が入っている場合には、カップCのレン
ズ効果によって入射光線が円筒形カップCの中心軸に垂
直な平面内で偏向される場合があるが、上記素子は縦方
向にも離隔しているので、単なる横方向の偏向のみによ
っては光線は受光素子には入射しないこととしてある。
【0023】以上、説明したように、本実施形態に係る
自動販売機用カップ取出口EXTに設けれるカップ検出
器は、液体が注入されたカップCの有無を検出するカッ
プ検出器において、第1投光素子AT及び第1受光素子
AJからなる第1投受光素子対と、第2投光素子BT及
び第2受光素子BJからなる第2投受光素子対とを備
え、第1及び第2投受光素子対の光路(光線A、光線
B)は横方向に所定距離Xだけ離隔させて配置されてい
る。このような構成の場合、以下のように光線A,Bが
照射される。
【0024】図6は、飲料入りカップCが載置部Mに配
置されている際のカップCの右側面図である。本例にお
いては、カップCの右側下部には光線Aが照射され、左
側上部には光線Bが照射されている。カップCの載置位
置によって、光線の照射位置は異なる。
【0025】図7は飲料入りカップCが載置部Mの前側
寄りに配置されている際のカップCの平面図である。同
図においては、光線Aがカップの径を規定する軸(以
下、直径軸とする)、すなわち、円筒形カップCの中心
軸と交差する軸に一致し、光線Bがこの直径軸から外れ
た位置にある場合が示されている。
【0026】図8は飲料入りカップCが載置部Mの中心
に配置されている際のカップCの平面図である。同図に
おいては、光線A及びB共にカップCの直径軸から外れ
た位置にある場合が示されている。
【0027】図9は飲料入りカップCが載置部Mの後側
寄りに配置されている際のカップCの平面図である。同
図においては、光線Bがカップの直径軸に一致し、光線
Aがこの直径軸から外れた位置にある場合が示されてい
る。
【0028】すなわち、本カップ検出器によれば、透明
カップCの有無を検出する場合、第1及び第2投受光素
子対の光路A,Bは横方向に所定距離X離隔しているの
で、少なくとも一方の光路はカップCの径を規定する軸
(直径軸)から外れた場所に位置する。カップC内に液
体が入っている場合、直径軸付近に入射した光はカップ
を透過するので受光素子からは大きな出力が得られ、外
れた位置に入射した光は散乱・屈折等によって受光素子
には殆ど入射せず、したがって、受光素子からは殆ど出
力は得られない。
【0029】このようにカップCの直径軸から外れた位
置に光路がある場合、測定対象が液体が注入された透明
カップCであるとしても、受光素子に入射する光のレベ
ルは基準値よりも低下する。図7の光線B、図8の光線
A,B、図9の光線Aがこれに相当する。
【0030】カップCの直径軸上に光路A,Bの一方が
位置する場合、受光素子AJに入射する光のレベルは基
準値以上となる。図7の光線A、図9の光線Bがこれに
相当する。しかしながら、この際には、他方の光路(図
7の光線B、図9の光線A)は直径軸から外れた場所に
位置するので、カップCが有る場合、受光素子に入射す
る光のうちの少なくとも一方のレベルが基準値よりも低
くなる。
【0031】一方、カップが無い場合には、受光素子A
J,BJに入射する光のレベルは双方とも基準値以上と
なる。
【0032】したがって、受光素子AJ、BJの出力信
号を観察すれば、カップCの有無を検出することができ
る。
【0033】なお、カップCや注入される液体が遮光性
の材料からなる場合においても、液体の注入されたカッ
プCが存在すれば、上述のように受光素子AJ,BJに
入射する光のレベルは双方とも基準値よりも低くなり、
カップCが無ければ高くなるので、このような場合であ
っても、受光素子AJ,BJの出力信号を観察すれば、
カップCの有無を検出することができる。
【0034】上述のように、カップCが有る場合には、
いずれか一方の入射光レベルが基準値よりも低くなるの
で、本例では第1及び第2受光素子AJ,BJから出力
される信号の論理和を演算する出力処理回路PCを備え
ることとし、これを電気的に観測することとした。
【0035】図10は、カップ検出器の電気回路を示す
システム構成図である。受光ユニットは、受光器AUJ
及びBUJを備えている。
【0036】受光器AUJは、LEDの駆動回路も内含
する光集積回路(ホトIC)である。すなわち、受光器
AUJは発振器OSC、発振器OSCから出力される交
流パルス信号を適当な分周比で分周して出力するタイミ
ング発生回路TIM、タイミング発生回路TIMから出
力されるパルス信号を増幅するLED駆動回路DCを備
えている。
【0037】LED駆動回路DCの出力信号(駆動信
号)は投光器AUTにおける電界効果トランジスタのゲ
ートに入力され、駆動信号の入力に応じて電源Vccか
ら投光素子ATに駆動電流が供給される。したがって、
投光素子ATはパルス駆動され発光する。これにより、
投光素子ATは上述の光線Aを出力し、光線Aは受光素
子AJに入射する。
【0038】パルス駆動された光線Aの入射に応じて受
光素子AJからはパルス電流が出力される。受光器AU
Jは受光素子AJからの出力を増幅するプリアンプPA
を備えており、プリアンプPAの出力はバッファBAを
介してコンパレータCOMPに入力される。コンパレー
タCOMPには基準電圧が入力されている。基準電圧は
ノイズレベルに設定されている。したがって、コンパレ
ータCOMPからは、ノイズレベル以上の信号が出力さ
れ、これは信号処理回路SPに入力される。
【0039】信号処理回路SPにはタイミング発生回路
TIMからの出力信号も入力されており、信号処理回路
SPはコンパレータCOMPの出力をタイミング発生回
路TIMの出力で同期検波してノイズを除去し、タイミ
ング発生回路TIMの出力から求められる設定時間内の
コンパレータ出力を積分し、これをコンパレータCOM
Pに帰還することによって信号処理回路SPに入力され
るコンパレータ出力の利得が一定となるように調整す
る。
【0040】信号処理回路SPから出力された信号は出
力回路OAを介して出力処理回路PCに入力される。な
お、各回路素子には電源Vccから定電圧回路CVを介
して一定電圧が供給されている。
【0041】受光器BUJ及び投光器BUTの構成は、
受光器AUJ及び投光器AUTの構成の構成と同一であ
り、発振器OSC’、タイミング発生回路TIM’、L
ED駆動回路DC’、プリアンプPA’、バッファB
A’、コンパレータCOMP’、信号処理回路SP’、
出力回路OA’、定電圧回路CV’を備えており、光線
Aに代えて光線Bの投受光を行う。
【0042】したがって、出力処理回路PCには、受光
素子AJ及びBJの出力信号が入力され、光線が液体W
の入ったカップCによって遮光されている場合の出力信
号をHレベル、遮光されていない場合の出力信号をLレ
ベルとし、出力処理回路PCは、これらの論理和(O
R)を演算する。
【0043】光線A又はBの少なくとも一方が遮光され
ている場合には、出力処理回路PCは「カップ有り」の
判定結果を示すHレベルを出力し、双方とも入光してい
る場合には「カップ無し」の判定結果を示すLレベルを
出力する。なお、タイミングチャートを用いて、この判
定出力について説明しておく。
【0044】図11は、図10に示したシステムにおけ
るタイミングチャートである。タイミング発生回路TI
Mは変調周波数約7.7kHzの駆動信号を出力し、パ
ルス幅は122μsec、時系列に隣接するパルス間の
間隔は8μsecである(図11(a))。投光素子
(発光素子)ATの発光タイミングは、駆動信号と同一
である(図11(b))。
【0045】光線AがカップCで遮光されない(入光し
た)場合、受光素子AJの出力は投光素子ATの発光タ
イミングと同一となり(図11(c))、その積分値は
Hレベルとなるので、これを反転させた出力回路OAの
出力はLレベルとなる(図11(e))。
【0046】光線AがカップCで遮光された場合、受光
素子AJの出力は基準値よりも低くなり(図11
(d))、その積分値はHレベルとなるので、これを反
転させた出力回路OAの出力はHレベルとなる(図11
(f))。
【0047】なお、光線Bの投受光関係は光線Aと同一
である。光線A,B上にカップCがあるかどうかに応じ
て、以下の場合が考えられる。(1)双方の光線A,B
上にカップCが有り双方の光線が遮光された場合、
(2)いずれか一方の光線A,B上にカップCが有り一
方の光線が遮光された場合、(3)いずれの光線A,B
上にもカップCが無く光線が全て入光した場合である。
【0048】「カップ有り」と判定されるのは、上記
(1)又は(2)の場合であるので、このような場合に
Hレベルが出力されるように出力処理回路PCにおいて
はOR演算を行う。すなわち、カップCが無い場合の出
力処理回路(OR回路)PCの出力はLレベルとなり
(図11(g))、カップCが有る場合の出力処理回路
PCの出力はHレベルとなる(図11(h))。
【0049】このように、本カップ検出器は、カップ式
飲料自動販売機におけるカップ取出口EXTに取付けら
れ、カップCの有無を検出する。カップ式飲料自動販売
機は、この判定結果に基づいてカップ取出口の扉(図示
せず)の開閉制御を行ったり、カップC内への液体の注
入確認を行う等の処理に利用することができる。
【0050】図12は、カップ式飲料自動販売機におけ
る制御を説明するためのフローチャートである。まず、
カップハンド機をONとして、左右のハンド部LH,R
Hを動作させ、カップCを掴む(S1,S2)。次に、
カップCに飲料を注入しながら(S3)、注入が完了し
たかどうかを判定し(S4)、注入が完了するまでステ
ップS3に戻ってカップCに飲料を注入する。注入が完
了した場合、カップハンド機のハンド部LH,RHがカ
ップ取出し空間までカップCを移動させる(S5)。な
お、上述のカップ検出器によってカップの有無が検出さ
れており(S6)、カップCの移動はカップCが有ると
判定されるまで行われ、カップCが有ると判定された場
合には、ハンド部LH,RHがカップCを放して載置部
M上に載置する。
【0051】しかる後、カップ検出器による判定結果
(センサ出力)に基づく制御が開始され、例えば図示し
ないカップ取出用の扉を開放し、利用者によってカップ
Cの取出動作が行われる(S8)。カップCの有無の判
定は引き続き行われており(S9)、カップが無いと判
定された場合に、センサ出力に基づく制御が終了する
(S10)。
【0052】以上のカップ検出器は自動販売機に適用さ
れたが、上述のようなカップ検出器は検出ユニットとし
て用いることもでき、この検出ユニットは、2つの投光
素子AT,BTを2つの光出射用窓ATW、BTWを有
するケースRC内に収納してなる投光ユニットと、2つ
の受光素子AJ,BJを2つの光入射用窓AJW,BJ
Wを有するケースLC内に収納してなる受光ユニット
と、2つの投光素子AT,BTの駆動に同期して第1及
び第2受光素子AJ,BJから出力される信号の演算処
理を行う出力処理回路PCを備えている。
【0053】2つの投光素子AT,BTからの光はそれ
ぞれ光出射用窓ATW、BTWを介して受光ユニットに
照射され、その光入射用窓AJW,BJWを介して2つ
の受光素子AJ,BJにそれぞれ入射するが、受光素子
AJ,BJからの出力信号は投光素子AT,BTの駆動
に同期し出力処理回路PCにて演算処理される。
【0054】
【発明の効果】本発明のカップ検出器によれば、透明カ
ップも検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カップ式飲料自動販売機におけるカップ取出口
の斜視図である。
【図2】カップ式飲料自動販売機におけるカップ取出口
の正面図である。
【図3】カップ式飲料自動販売機におけるカップ取出口
の平面図である。
【図4】右パネルの正面図である。
【図5】右パネルの正面図である。
【図6】m飲料入りカップCが載置部Mに配置されてい
る際のカップCの右側面図である。
【図7】飲料入りカップCが載置部Mの前側寄りに配置
されている際のカップCの平面図である。
【図8】飲料入りカップCが載置部Mの中心に配置され
ている際のカップCの平面図である。
【図9】飲料入りカップCが載置部Mの後側寄りに配置
されている際のカップCの平面図である。
【図10】カップ検出器の電気回路を示すシステム構成
図である。
【図11】図10に示したシステムにおけるタイミング
チャートである。
【図12】カップ式飲料自動販売機における制御を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
C…カップ、AT,BT…投光素子、AJ,BJ…受光素
子、PC…出力処理回路、ATW,BTW…光出射用
窓、AJW,BJW…光入射用窓。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が注入されたカップの有無を検出す
    るカップ検出器において、第1投光素子及び第1受光素
    子からなる第1投受光素子対と、第2投光素子及び第2
    受光素子からなる第2投受光素子対とを備え、前記第1
    及び第2投受光素子対の光路を横方向に所定距離離隔さ
    せて配置したことを特徴とするカップ検出器。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2受光素子から出力され
    る信号の論理和を演算する出力処理回路を備えることを
    特徴とする請求項1に記載のカップ検出器。
  3. 【請求項3】 前記カップ検出器はカップ式飲料自動販
    売機におけるカップ取出口に取付けられることを特徴と
    する請求項1に記載のカップ検出器。
  4. 【請求項4】 2つの投光素子を2つの光出射用窓を有
    するケース内に収納してなる投光ユニットと、2つの受
    光素子を2つの光入射用窓を有するケース内に収納して
    なる受光ユニットと、前記2つの投光素子の駆動に同期
    して前記受光素子から出力される信号の演算処理を行う
    出力処理回路を備えることを特徴とする検出ユニット。
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