JP2001234582A - 濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置 - Google Patents
濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 確実かつ効果的に濁水から濁子元因粒子を除
去することができる濁子元因粒子除去方法を提供する。 【解決手段】 本発明の濁水から濁子元因粒子を除去す
る方法は、赤水などの濁水を排水側溝2に集め、集水枡
2aから排水路4を介して井戸5へ流入する。井戸5に
流入した濁水は、補捉籠7のフィルタ8に流入し、フィ
ルタ8によってろ過される。濁水に含まれる濁子元因粒
子は、フィルタ8で捕捉され、堆積する。堆積した赤土
などの濁子元因粒子は、補捉籠7の吊り用フック21a
をフッキングして開口部52bから吊り上げ、補捉籠7
を交換することによって容易に取り除くことができる。
去することができる濁子元因粒子除去方法を提供する。 【解決手段】 本発明の濁水から濁子元因粒子を除去す
る方法は、赤水などの濁水を排水側溝2に集め、集水枡
2aから排水路4を介して井戸5へ流入する。井戸5に
流入した濁水は、補捉籠7のフィルタ8に流入し、フィ
ルタ8によってろ過される。濁水に含まれる濁子元因粒
子は、フィルタ8で捕捉され、堆積する。堆積した赤土
などの濁子元因粒子は、補捉籠7の吊り用フック21a
をフッキングして開口部52bから吊り上げ、補捉籠7
を交換することによって容易に取り除くことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨天などによって
発生した汚濁水や赤水などの濁水から濁子元因粒子を除
去する方法及びその装置に関する。特には、汚濁水や赤
水などの濁水から効率よく泥や赤土などの濁子元因粒子
を収集して除去することができる濁水から濁子元因粒子
を除去する方法及びその装置に関する。
発生した汚濁水や赤水などの濁水から濁子元因粒子を除
去する方法及びその装置に関する。特には、汚濁水や赤
水などの濁水から効率よく泥や赤土などの濁子元因粒子
を収集して除去することができる濁水から濁子元因粒子
を除去する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、我が国の南西諸島地区は、我
が国唯一の亜熱帯地域に属し、素晴らしい自然環境を誇
っている。しかし、1972年の沖縄返還による本土復
帰以来、振興開発計画の元で行なわれてきた大規模な開
発などにより、沖縄地区を急速に発展させていく一方
で、その自然環境に深刻な影響をもたらしている。ま
た、沖縄県などの南西地区のみならず日本各地において
も、開発による環境問題が発生している。
が国唯一の亜熱帯地域に属し、素晴らしい自然環境を誇
っている。しかし、1972年の沖縄返還による本土復
帰以来、振興開発計画の元で行なわれてきた大規模な開
発などにより、沖縄地区を急速に発展させていく一方
で、その自然環境に深刻な影響をもたらしている。ま
た、沖縄県などの南西地区のみならず日本各地において
も、開発による環境問題が発生している。
【0003】現在でも、その恵まれた自然環境を目玉
に、観光立県をテーマにしたリゾート開発や公共事業拡
大が継続されている。しかし、現在、このような開発な
どが一因となって発生する赤土などの粒子やクチャと呼
ばれる灰色の粘土など(以下、単に「赤土など」ともい
う)の流出は、日本各地の観光立県にとって、特に、沖
縄地区にとっては、重大な問題になっている。
に、観光立県をテーマにしたリゾート開発や公共事業拡
大が継続されている。しかし、現在、このような開発な
どが一因となって発生する赤土などの粒子やクチャと呼
ばれる灰色の粘土など(以下、単に「赤土など」ともい
う)の流出は、日本各地の観光立県にとって、特に、沖
縄地区にとっては、重大な問題になっている。
【0004】特に、南西諸島の生態系においては、青麗
な海、白い砂浜、サンゴ礁などが極めて重要な役割をは
たしている。このような環境において、海に流出した赤
土などは、海中への太陽光を遮り、サンゴや魚介類の成
育に悪影響を及ぼしている。また、大量の赤土などがサ
ンゴなどの上に堆積してサンゴなどを窒息状態にし、死
滅させるということもある。
な海、白い砂浜、サンゴ礁などが極めて重要な役割をは
たしている。このような環境において、海に流出した赤
土などは、海中への太陽光を遮り、サンゴや魚介類の成
育に悪影響を及ぼしている。また、大量の赤土などがサ
ンゴなどの上に堆積してサンゴなどを窒息状態にし、死
滅させるということもある。
【0005】こうした、赤土などによるサンゴの死滅
は、南西諸島の生態系を大きく狂わす要因となってい
る。例えば、漁業においては、漁獲高を激減させたばか
りでなく、赤土など流出が激しい地域では定置網やモズ
ク網を使用できないなどの被害を及ぼしている。また、
観光業においても、ビーチに流出した赤土などは、周辺
リゾートに大きな痛手を与えるばかりか、沖縄観光の目
玉であるエメラルドグリーンの海と珊棚焦を失う原因に
もなっている。また、赤土などの流出によるこのような
環境の変化は、飲み水の取水、子供達の教育、県民の野
外活動等、県民の生活レベルにおいても様々な悪影響を
与えている。
は、南西諸島の生態系を大きく狂わす要因となってい
る。例えば、漁業においては、漁獲高を激減させたばか
りでなく、赤土など流出が激しい地域では定置網やモズ
ク網を使用できないなどの被害を及ぼしている。また、
観光業においても、ビーチに流出した赤土などは、周辺
リゾートに大きな痛手を与えるばかりか、沖縄観光の目
玉であるエメラルドグリーンの海と珊棚焦を失う原因に
もなっている。また、赤土などの流出によるこのような
環境の変化は、飲み水の取水、子供達の教育、県民の野
外活動等、県民の生活レベルにおいても様々な悪影響を
与えている。
【0006】特に、1987年に行なわれた赤土濃度簡
易測定法による調査では、従来から赤土汚濁が著しいと
されていた沖縄本島中北部、久米島南部、石垣島、西表
島東部以外にも、伊平屋島、伊是名島、久米島仲里村の
奥武島のような小離島においても、赤土などの汚濁が進
行していることが明らかになった。
易測定法による調査では、従来から赤土汚濁が著しいと
されていた沖縄本島中北部、久米島南部、石垣島、西表
島東部以外にも、伊平屋島、伊是名島、久米島仲里村の
奥武島のような小離島においても、赤土などの汚濁が進
行していることが明らかになった。
【0007】このような、環境に悪影響を及ぼす赤土な
どの発生原因の大半は、開発行為による人為的要因と、
亜熱帯気候の島嶼部の「気候」、「土壌」、「陸の地
形」及び「海の地形」の自然的要因と、から考えられ
る。
どの発生原因の大半は、開発行為による人為的要因と、
亜熱帯気候の島嶼部の「気候」、「土壌」、「陸の地
形」及び「海の地形」の自然的要因と、から考えられ
る。
【0008】ここで、南西諸島地区の「気候」は、前述
のように亜熱帯気候帯に属している。このような亜熱帯
気候の地域では、雨量が多く、降雨エネルギーも強いた
め、スコールのような強い雨が降ることになる。この
「気候」特有の強い雨を受ける沖縄地区の「土壌」は、
県土の31%が、「国頭マージ」と呼ばれる赤黄色土に
覆われている。この「国頭マージ」は、土壌粒子の粘着
力が弱く、バラバラになりやすいので、雨水が浸透しに
くく、且つ沈澱しにくいなどの特徴がある。このため、
雨が降ると表流水が多くなり、この表流水による浸食を
受けて赤土などの土壌粒子が赤水となって流れ出すこと
になる。また、同様に灰色粘土(学名「ジャーガル」)
による灰色汚濁水も多量に流出している。
のように亜熱帯気候帯に属している。このような亜熱帯
気候の地域では、雨量が多く、降雨エネルギーも強いた
め、スコールのような強い雨が降ることになる。この
「気候」特有の強い雨を受ける沖縄地区の「土壌」は、
県土の31%が、「国頭マージ」と呼ばれる赤黄色土に
覆われている。この「国頭マージ」は、土壌粒子の粘着
力が弱く、バラバラになりやすいので、雨水が浸透しに
くく、且つ沈澱しにくいなどの特徴がある。このため、
雨が降ると表流水が多くなり、この表流水による浸食を
受けて赤土などの土壌粒子が赤水となって流れ出すこと
になる。また、同様に灰色粘土(学名「ジャーガル」)
による灰色汚濁水も多量に流出している。
【0009】また、南西諸島地区の「陸の地形」は山間
部から海までの距離が非常に短く、河川が短いので、浸
食を受けた赤土などは浄化されることなく、海まで流れ
込んでしまう。一方、「海の地形」は、造礁サンゴが沖
合に形成したリーフに囲まれた礁地(イノー)に代表さ
れる地形となっている。礁地は、通常、浅く波が穏やか
なため、魚貝類の成育に適し、格好の漁場やダイビング
スポットとなるが、このような場所に流れ込んだ赤土な
どは、なかなか浄化されない。
部から海までの距離が非常に短く、河川が短いので、浸
食を受けた赤土などは浄化されることなく、海まで流れ
込んでしまう。一方、「海の地形」は、造礁サンゴが沖
合に形成したリーフに囲まれた礁地(イノー)に代表さ
れる地形となっている。礁地は、通常、浅く波が穏やか
なため、魚貝類の成育に適し、格好の漁場やダイビング
スポットとなるが、このような場所に流れ込んだ赤土な
どは、なかなか浄化されない。
【0010】上述した南西諸島地区は、雨量の多い亜熱
帯地域であるが、通常の自然状態では、草木が表土を覆
い尽くしているため、赤土などの汚濁水が実際に流出す
ることは少なく、自然浄化で海洋汚濁は発生しにくい。
ところが、この自然条件下に、農地開発、リゾート開
発、キビ畑やパイン畑の農耕、土木工事などの土地改良
という「人為的要因」が加わると、上述したような問題
を引き起こすことになる。
帯地域であるが、通常の自然状態では、草木が表土を覆
い尽くしているため、赤土などの汚濁水が実際に流出す
ることは少なく、自然浄化で海洋汚濁は発生しにくい。
ところが、この自然条件下に、農地開発、リゾート開
発、キビ畑やパイン畑の農耕、土木工事などの土地改良
という「人為的要因」が加わると、上述したような問題
を引き起こすことになる。
【0011】図8は、このような汚濁水や赤水などの濁
水から濁子元因粒子を除去する従来の装置を示す図であ
る。図8(A)は、上面図を示し、図8(B)は、縦断
面図を示す。なお、図8においては、説明を簡単にする
ために、濁水を単に赤水として説明する。図8におい
て、赤水と供に流出した赤土などの濁子元因粒子を除去
するために、歩道73の下に複数の井戸75が設けられ
ている。また、歩道73の下には、複数の井戸75の下
部を通過するように、所定の大きさの粒径を有する砕石
77で砕石暗渠76が形成されている。ここで、各井戸
75の低部と砕石暗渠76の間には、所定の大きさの粒
径を有する砕石77で基礎栗石78が形成されている。
また、井戸75は、所定の隙間を有する透水性コンクリ
ートで形成されている。従って、井戸75に流れ込んだ
赤水などの濁水は、透水性コンクリートの井戸75や基
礎栗石78でろ過され、ろ過された雨水は砕石暗渠76
を通ってさらにろ過されて地中に浸透したり、海などに
流入したりする。
水から濁子元因粒子を除去する従来の装置を示す図であ
る。図8(A)は、上面図を示し、図8(B)は、縦断
面図を示す。なお、図8においては、説明を簡単にする
ために、濁水を単に赤水として説明する。図8におい
て、赤水と供に流出した赤土などの濁子元因粒子を除去
するために、歩道73の下に複数の井戸75が設けられ
ている。また、歩道73の下には、複数の井戸75の下
部を通過するように、所定の大きさの粒径を有する砕石
77で砕石暗渠76が形成されている。ここで、各井戸
75の低部と砕石暗渠76の間には、所定の大きさの粒
径を有する砕石77で基礎栗石78が形成されている。
また、井戸75は、所定の隙間を有する透水性コンクリ
ートで形成されている。従って、井戸75に流れ込んだ
赤水などの濁水は、透水性コンクリートの井戸75や基
礎栗石78でろ過され、ろ過された雨水は砕石暗渠76
を通ってさらにろ過されて地中に浸透したり、海などに
流入したりする。
【0012】すなわち、図8において、降雨などによっ
て車道71や歩道73などに流出した赤水などの濁水
は、車道71と歩道73の間に設けられている側溝72
に集められる。側溝72に集められてその下流部(図8
においては下方向)に流れる赤水などの濁水は、側溝7
2と井戸75との間に設けられている排水パイプ74を
通って、側溝72から井戸75へ流入する。
て車道71や歩道73などに流出した赤水などの濁水
は、車道71と歩道73の間に設けられている側溝72
に集められる。側溝72に集められてその下流部(図8
においては下方向)に流れる赤水などの濁水は、側溝7
2と井戸75との間に設けられている排水パイプ74を
通って、側溝72から井戸75へ流入する。
【0013】井戸75に流入した赤水は、井戸75を形
成する透水性コンクリート及び井戸75の底部を形成す
る基礎栗石78の透水性により、所定の大きさ以上の粒
径を有する赤土などの濁子元因粒子と該粒子を除かれた
薄い赤水とに分離される。すなわち、井戸75の透水性
コンクリート及び基礎栗石78の砕石77がフィルタと
なって、赤水などの濁水から所定の大きさ以上の赤土な
どの濁子元因粒子をろ過し、該所定の大きさ以上の赤土
などの濁子元因粒子を井戸75の内部に堆積させると供
に、ろ過した赤水などを砕石暗渠76に浸透させてい
る。そして、ろ過された赤水などは、砕石暗渠76を通
ってさらにろ過されて地中に浸透したり、海などに流入
したりする。
成する透水性コンクリート及び井戸75の底部を形成す
る基礎栗石78の透水性により、所定の大きさ以上の粒
径を有する赤土などの濁子元因粒子と該粒子を除かれた
薄い赤水とに分離される。すなわち、井戸75の透水性
コンクリート及び基礎栗石78の砕石77がフィルタと
なって、赤水などの濁水から所定の大きさ以上の赤土な
どの濁子元因粒子をろ過し、該所定の大きさ以上の赤土
などの濁子元因粒子を井戸75の内部に堆積させると供
に、ろ過した赤水などを砕石暗渠76に浸透させてい
る。そして、ろ過された赤水などは、砕石暗渠76を通
ってさらにろ過されて地中に浸透したり、海などに流入
したりする。
【0014】このようにして、従来の汚濁水や赤水など
の濁水から濁子元因粒子を除去する装置及び方法におい
ては、雨などで流出した赤水などの濁水を、フィルタ機
能を有する透水性の透水井戸に集め、当該透水井戸で赤
水などの濁水をろ過することによって、所定の粒径以上
の赤土などの濁子元因粒子を堆積して海などへの流出を
防止している。
の濁水から濁子元因粒子を除去する装置及び方法におい
ては、雨などで流出した赤水などの濁水を、フィルタ機
能を有する透水性の透水井戸に集め、当該透水井戸で赤
水などの濁水をろ過することによって、所定の粒径以上
の赤土などの濁子元因粒子を堆積して海などへの流出を
防止している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したような従来の汚濁水や赤水などの濁水から濁子元
因粒子を除去する装置及び方法によれば、赤土などの濁
子元因粒子を収集する井戸に大量に赤土などの濁子元因
粒子が堆積した場合、赤水などの濁水をろ過することが
できなくなり、結果的に赤水などの濁水から赤土などの
濁子元因粒子を除去することができず、そのまま海など
に赤水などの濁子元因粒子が流れ込んでしまうという問
題があった。
示したような従来の汚濁水や赤水などの濁水から濁子元
因粒子を除去する装置及び方法によれば、赤土などの濁
子元因粒子を収集する井戸に大量に赤土などの濁子元因
粒子が堆積した場合、赤水などの濁水をろ過することが
できなくなり、結果的に赤水などの濁水から赤土などの
濁子元因粒子を除去することができず、そのまま海など
に赤水などの濁子元因粒子が流れ込んでしまうという問
題があった。
【0016】また、井戸に堆積した赤土などの濁子元因
粒子を取り出すには、井戸の内部に給水して堆積した赤
土などを液状にし、その液状体を排水ポンプと排水パイ
プを用いて井戸から吸い上げて行うため、手間がかか
り、また、堆積した赤土などの濁子元因粒子を完全に取
り出すことができないため、結果的に井戸のろ過機能が
低下して充分に赤土などの濁子元因粒子を除去すること
ができないという問題があった。
粒子を取り出すには、井戸の内部に給水して堆積した赤
土などを液状にし、その液状体を排水ポンプと排水パイ
プを用いて井戸から吸い上げて行うため、手間がかか
り、また、堆積した赤土などの濁子元因粒子を完全に取
り出すことができないため、結果的に井戸のろ過機能が
低下して充分に赤土などの濁子元因粒子を除去すること
ができないという問題があった。
【0017】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、確実かつ効果的に汚濁水や赤水
などの濁水から濁子元因粒子を除去することができる濁
子元因粒子の除去方法及びその装置を提供することであ
る。
たもので、その目的は、確実かつ効果的に汚濁水や赤水
などの濁水から濁子元因粒子を除去することができる濁
子元因粒子の除去方法及びその装置を提供することであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の濁水から濁子元因粒子を除去する方法は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する方法であって、(A)所定の透
水井戸に濁水を流入させ、(B)所定の透水井戸内に設
けられた1以上のフィルタで濁水をろ過して濁水から所
定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集し、(C)収集さ
れた濁水の濁子元因粒子がフィルタに蓄積されたとき
に、該蓄積された濁水の濁子元因粒子をフィルタと供に
所定の透水井戸から取り出す、ことを特徴とする。
め、本発明の濁水から濁子元因粒子を除去する方法は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する方法であって、(A)所定の透
水井戸に濁水を流入させ、(B)所定の透水井戸内に設
けられた1以上のフィルタで濁水をろ過して濁水から所
定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集し、(C)収集さ
れた濁水の濁子元因粒子がフィルタに蓄積されたとき
に、該蓄積された濁水の濁子元因粒子をフィルタと供に
所定の透水井戸から取り出す、ことを特徴とする。
【0019】ここで、ステップ(B)は、目地の異なる
複数のフィルタを透水井戸内で当該目地の粗い順に濁水
の流入口から設け、目地の異なる複数のフィルタで濁水
を順次ろ過して各フィルタで濁水から所定の大きさ以上
の濁子元因粒子を収集する、ようにしてもよい。また
は、ステップ(B)は、所定の透水井戸内に設けられた
金網状の籠の内側に系止されている1以上のフィルタで
濁水をろ過して濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒
子を収集する、ようにしてもよい。
複数のフィルタを透水井戸内で当該目地の粗い順に濁水
の流入口から設け、目地の異なる複数のフィルタで濁水
を順次ろ過して各フィルタで濁水から所定の大きさ以上
の濁子元因粒子を収集する、ようにしてもよい。また
は、ステップ(B)は、所定の透水井戸内に設けられた
金網状の籠の内側に系止されている1以上のフィルタで
濁水をろ過して濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒
子を収集する、ようにしてもよい。
【0020】また、ステップ(C)は、収集された濁水
の濁子元因粒子がフィルタに蓄積されたときに、該蓄積
された濁水の濁子元因粒子を金網状の籠及びフィルタと
供に所定の透水井戸から取り出す、ことができるように
するとよい。さらに、ステップ(C)は、収集された濁
水の濁子元因粒子がフィルタに所定の量以上蓄積された
ときに、該濁子元因粒子を透水井戸から取り出す、よう
にしてもよく、または、ステップ(C)は、所定の期間
毎に蓄積された濁水の濁子元因粒子を透水井戸から取り
出す、ようにしてもよい。
の濁子元因粒子がフィルタに蓄積されたときに、該蓄積
された濁水の濁子元因粒子を金網状の籠及びフィルタと
供に所定の透水井戸から取り出す、ことができるように
するとよい。さらに、ステップ(C)は、収集された濁
水の濁子元因粒子がフィルタに所定の量以上蓄積された
ときに、該濁子元因粒子を透水井戸から取り出す、よう
にしてもよく、または、ステップ(C)は、所定の期間
毎に蓄積された濁水の濁子元因粒子を透水井戸から取り
出す、ようにしてもよい。
【0021】また、上記課題を解決するため、本発明の
第1の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に設けられ、濁水をろ過して
濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する1
以上のフィルタと、を備えることを特徴とする。
第1の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に設けられ、濁水をろ過して
濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する1
以上のフィルタと、を備えることを特徴とする。
【0022】また、上記課題を解決するため、本発明の
第2の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に設けられ、濁水をろ過して
濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する複
数のフィルタと、を備え、複数のフィルタは、それぞれ
目地が異なり、且つ透水井戸の流入口から順に当該目地
の粗い順に透水井戸の内部に設けられている、ことを特
徴とする。
第2の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に設けられ、濁水をろ過して
濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する複
数のフィルタと、を備え、複数のフィルタは、それぞれ
目地が異なり、且つ透水井戸の流入口から順に当該目地
の粗い順に透水井戸の内部に設けられている、ことを特
徴とする。
【0023】また、上記課題を解決するため、本発明の
第3の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に着脱可能に設けられた金網
状の籠と、金網状の籠の内部に系止され、濁水をろ過し
て濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する
1以上のフィルタと、を備えることを特徴とする。
第3の態様の濁水から濁子元因粒子を除去する装置は、
雨天などによって発生した汚濁水や赤水などの濁水から
濁子元因粒子を除去する装置であって、濁水を流入させ
る透水井戸と、透水井戸内に着脱可能に設けられた金網
状の籠と、金網状の籠の内部に系止され、濁水をろ過し
て濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する
1以上のフィルタと、を備えることを特徴とする。
【0024】ここで、上述した濁水から濁子元因粒子を
除去する装置においては、透水井戸は、透水性コンクリ
ートで形成するようにするとよい。
除去する装置においては、透水井戸は、透水性コンクリ
ートで形成するようにするとよい。
【0025】上述した、本発明の濁水から濁子元因粒子
を除去する方法及びその装置によれば、赤水などの濁水
をフィルタによってろ過し、赤土などの濁子元因粒子を
フィルタ上に堆積させるため、透水井戸内に堆積した赤
土などの濁子元因粒子をフィルタと供に除去することが
でき、赤土などの濁子元因粒子の除去機能を維持するこ
とができる。
を除去する方法及びその装置によれば、赤水などの濁水
をフィルタによってろ過し、赤土などの濁子元因粒子を
フィルタ上に堆積させるため、透水井戸内に堆積した赤
土などの濁子元因粒子をフィルタと供に除去することが
でき、赤土などの濁子元因粒子の除去機能を維持するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の汚濁水や赤水など
の濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
の濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0027】図1及び図2は、本発明の濁水から濁子元
因粒子を除去する装置の構成例を示す概略図である。図
1は、上面図を示し、図2は、縦断面図を示す。なお、
以下においては、説明を簡単にするために、濁水を主に
赤水として説明する。図1及び図2において、赤水と供
に流出した赤土などの濁子元因粒子を除去するために、
所定の間隔で歩道3の下に複数の井戸5が設けられてい
る(図1及び図2においては、1つの井戸5のみ示
す)。この井戸5は、歩道の下に掘られた底面が平面で
あり、側面が傾斜を有するすり鉢状の設置壕9に納めら
れている。そして、砕石6aで井戸5の周りを覆い、こ
れによって、井戸5を支持している。ここで、井戸5
は、所定の隙間を有する透水性コンクリートで形成され
ている。この砕石6aは、所定の大きさの粒径を有して
おり、砕石間の隙間から水が透水するようになってい
る。また、歩道3は、所定の粒径を有する砕石3bの上
に透水性コンクリート3aが敷設されて舗装されてい
る。また、歩道3の下には、複数の井戸5の下部を通過
するように、所定の大きさの粒径を有する砕石6bで砕
石暗渠10が形成されている。ここで、井戸5の低部と
砕石暗渠10の間には、所定の大きさの粒径を有する砕
石6cで基礎栗石11が形成されている。
因粒子を除去する装置の構成例を示す概略図である。図
1は、上面図を示し、図2は、縦断面図を示す。なお、
以下においては、説明を簡単にするために、濁水を主に
赤水として説明する。図1及び図2において、赤水と供
に流出した赤土などの濁子元因粒子を除去するために、
所定の間隔で歩道3の下に複数の井戸5が設けられてい
る(図1及び図2においては、1つの井戸5のみ示
す)。この井戸5は、歩道の下に掘られた底面が平面で
あり、側面が傾斜を有するすり鉢状の設置壕9に納めら
れている。そして、砕石6aで井戸5の周りを覆い、こ
れによって、井戸5を支持している。ここで、井戸5
は、所定の隙間を有する透水性コンクリートで形成され
ている。この砕石6aは、所定の大きさの粒径を有して
おり、砕石間の隙間から水が透水するようになってい
る。また、歩道3は、所定の粒径を有する砕石3bの上
に透水性コンクリート3aが敷設されて舗装されてい
る。また、歩道3の下には、複数の井戸5の下部を通過
するように、所定の大きさの粒径を有する砕石6bで砕
石暗渠10が形成されている。ここで、井戸5の低部と
砕石暗渠10の間には、所定の大きさの粒径を有する砕
石6cで基礎栗石11が形成されている。
【0028】また、車道1及び歩道2の間には、雨水な
どを集水して排水する排水側溝2が設けられている。こ
の排水側溝2には、井戸5の設置間隔と同一の間隔で、
排水側溝2の集水路よりも深い集水枡2aが設けられて
いる。この集水枡2aの歩道側側面には排水路4が接続
されており、この排水路4の他端は、井戸5に接続され
ている。ここで、集水枡2a側において、排水路4は、
その底面が集水枡2aの底面と略同じ高さで接続されて
いる。また、排水側溝2で集水された赤水などが集水枡
2aから井戸5に流れ込むように、排水路4は、井戸5
に向かって下り傾斜に敷設されている。
どを集水して排水する排水側溝2が設けられている。こ
の排水側溝2には、井戸5の設置間隔と同一の間隔で、
排水側溝2の集水路よりも深い集水枡2aが設けられて
いる。この集水枡2aの歩道側側面には排水路4が接続
されており、この排水路4の他端は、井戸5に接続され
ている。ここで、集水枡2a側において、排水路4は、
その底面が集水枡2aの底面と略同じ高さで接続されて
いる。また、排水側溝2で集水された赤水などが集水枡
2aから井戸5に流れ込むように、排水路4は、井戸5
に向かって下り傾斜に敷設されている。
【0029】また、井戸5の内部には、フィルタ装置
(ろ過装置)となる円柱形で、例えば、金網状の補捉籠
7が設けられている。この補捉籠7の上部には、吊り用
フック21aが設けられている。また、井戸5の上部に
は、補捉籠7を系止するための系止用フック12が設け
られている。この補捉籠7の吊り用フック21aと井戸
5の上部に設けられた系止用フック12とは着脱可能な
ワイヤ13で連結されており、これによって、補捉籠7
は、井戸5の上部開口から出し入れ可能なように設置さ
れている。また、補捉籠7の内部には、取外し可能な状
態で、所定の目地を有するフィルタ(ろ過袋)8が備え
付けられている。このフィルタ8の上部開口部は、排水
路4の井戸側端に圧接リング14で着脱可能に圧接され
ている。ここで、フィルタ8の内部に、目地の異なる1
以上のフィルタ(図2においては、フィルタ8a〜8c
を示す)を設けるようにしてもよい。このとき、内部フ
ィルタ8a〜8cは、フィルタ8の上部側から順に粗い
目地のものになっている。すなわち、赤水の流入口であ
る排水路4に最も近い場所に設けられたフィルタ8aの
目地が最も粗く、井戸の底部に近い場所に設けられたフ
ィルタ8cの目地が最も細かいものになっている。
(ろ過装置)となる円柱形で、例えば、金網状の補捉籠
7が設けられている。この補捉籠7の上部には、吊り用
フック21aが設けられている。また、井戸5の上部に
は、補捉籠7を系止するための系止用フック12が設け
られている。この補捉籠7の吊り用フック21aと井戸
5の上部に設けられた系止用フック12とは着脱可能な
ワイヤ13で連結されており、これによって、補捉籠7
は、井戸5の上部開口から出し入れ可能なように設置さ
れている。また、補捉籠7の内部には、取外し可能な状
態で、所定の目地を有するフィルタ(ろ過袋)8が備え
付けられている。このフィルタ8の上部開口部は、排水
路4の井戸側端に圧接リング14で着脱可能に圧接され
ている。ここで、フィルタ8の内部に、目地の異なる1
以上のフィルタ(図2においては、フィルタ8a〜8c
を示す)を設けるようにしてもよい。このとき、内部フ
ィルタ8a〜8cは、フィルタ8の上部側から順に粗い
目地のものになっている。すなわち、赤水の流入口であ
る排水路4に最も近い場所に設けられたフィルタ8aの
目地が最も粗く、井戸の底部に近い場所に設けられたフ
ィルタ8cの目地が最も細かいものになっている。
【0030】図3は、井戸5の内部に納められる補捉籠
7の実施の形態の一例を示す図である。図3において、
この補捉籠7は、上部に吊り用フック21aが形成され
たフック板21と、輪状の上板22と、輪状の底受板2
3と、円盤状の底板24と、籠目を形成する丸鋼25
と、補強材となるリング状のリング材26と、を備えて
いる。
7の実施の形態の一例を示す図である。図3において、
この補捉籠7は、上部に吊り用フック21aが形成され
たフック板21と、輪状の上板22と、輪状の底受板2
3と、円盤状の底板24と、籠目を形成する丸鋼25
と、補強材となるリング状のリング材26と、を備えて
いる。
【0031】ここで、上板22は、その輪状部22bの
内周部にリング材26と略同径の内部輪状部22aを有
し、さらに、輪状部22bには、フック板21の上部に
形成されている吊り用フック21aを突出させるための
孔22cが設けられている。
内周部にリング材26と略同径の内部輪状部22aを有
し、さらに、輪状部22bには、フック板21の上部に
形成されている吊り用フック21aを突出させるための
孔22cが設けられている。
【0032】また、底受板23は、その輪状部23bの
内周部にリング材26と略同径の内部輪状部23aを有
し、さらに、輪状部23bには、底板24と接続するた
めのネジ穴23cが設けられている。
内周部にリング材26と略同径の内部輪状部23aを有
し、さらに、輪状部23bには、底板24と接続するた
めのネジ穴23cが設けられている。
【0033】また、底板24は、輪状部24bと内円部
24dを仕切るように底受板23の内部輪状部23aよ
りも径の小さい内部輪状部24aを有ている。さらに、
輪状部24bには、底受板23と接続するためのネジ穴
24cが設けられている。また、内円部24dは、水を
地中に浸透させるための透水孔24eを有し、補強材で
ある仕切板24fで4つの部分に分割されている。
24dを仕切るように底受板23の内部輪状部23aよ
りも径の小さい内部輪状部24aを有ている。さらに、
輪状部24bには、底受板23と接続するためのネジ穴
24cが設けられている。また、内円部24dは、水を
地中に浸透させるための透水孔24eを有し、補強材で
ある仕切板24fで4つの部分に分割されている。
【0034】ここで、底受板23及び底板24は、ネジ
穴23c及びネジ穴24cを重ねてネジ止めすることに
よって接合される。
穴23c及びネジ穴24cを重ねてネジ止めすることに
よって接合される。
【0035】また、フック板21は、その上部に設けら
れている吊り用フック21aが上板22の孔22cから
突出するようにして上板22の内部輪状部22aに接合
され、また、リング材26の外周部、底受板23の内部
輪状部23a及び輪状部23bに溶接などによって接合
されている。
れている吊り用フック21aが上板22の孔22cから
突出するようにして上板22の内部輪状部22aに接合
され、また、リング材26の外周部、底受板23の内部
輪状部23a及び輪状部23bに溶接などによって接合
されている。
【0036】また、丸鋼25は、所定の間隔で上板22
内部輪状部22a、リング材26、及び底受板23の内
部輪状部23aの外周部に溶接などで接合されている。
内部輪状部22a、リング材26、及び底受板23の内
部輪状部23aの外周部に溶接などで接合されている。
【0037】また、上板22の内部輪状部22a、リン
グ材26、底受板23の内部輪状部23a、及び底板2
4の内部輪状部24aには、それぞれ所定の間隔で、フ
ィルタ8を係止するためのネジ孔27が設けられてい
る。
グ材26、底受板23の内部輪状部23a、及び底板2
4の内部輪状部24aには、それぞれ所定の間隔で、フ
ィルタ8を係止するためのネジ孔27が設けられてい
る。
【0038】図4は、補捉籠7の内部の様子を示す概略
断面図である。図4において、目地の粗さはフィルタ8
aが最も粗く、フィルタ8b、8cの順に細かくなって
いる。また、フィルタ8aの上部は、上板22の内部輪
状部22aに設けられているネジ孔27を貫通するネジ
28によって、上板22の内部輪状部22aに係止され
ている。さらに、また、フィルタ8aの下部は、リング
材26に設けられているネジ孔27を貫通するネジ28
によって、リング材26に係止されている。同様にし
て、フィルタ8b及び8cは、その上部と下部が、リン
グ材26に設けられているネジ孔27を貫通するネジ2
8によって、リング材26に係止されている。
断面図である。図4において、目地の粗さはフィルタ8
aが最も粗く、フィルタ8b、8cの順に細かくなって
いる。また、フィルタ8aの上部は、上板22の内部輪
状部22aに設けられているネジ孔27を貫通するネジ
28によって、上板22の内部輪状部22aに係止され
ている。さらに、また、フィルタ8aの下部は、リング
材26に設けられているネジ孔27を貫通するネジ28
によって、リング材26に係止されている。同様にし
て、フィルタ8b及び8cは、その上部と下部が、リン
グ材26に設けられているネジ孔27を貫通するネジ2
8によって、リング材26に係止されている。
【0039】図1〜図4に示したように、補捉籠7は、
金網状(図1及び図2)のものでも、格子状(図3及び
図4)のものでもよく、また、その材質は、金属のほ
か、プラスチック、塩化ビニール、セラミックスなどで
もよい。また、ろ過機能を有するフィルタ8は、単なる
袋状のものでもよく、当該袋状の内部に複数のフィルタ
を有するもの(図1及び図2)や、複数の分離した形状
のフィルタの組み合せ(図4)でもよい。
金網状(図1及び図2)のものでも、格子状(図3及び
図4)のものでもよく、また、その材質は、金属のほ
か、プラスチック、塩化ビニール、セラミックスなどで
もよい。また、ろ過機能を有するフィルタ8は、単なる
袋状のものでもよく、当該袋状の内部に複数のフィルタ
を有するもの(図1及び図2)や、複数の分離した形状
のフィルタの組み合せ(図4)でもよい。
【0040】図5、図6及び図7は、本発明の汚濁水や
赤水などの濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びそ
の装置に使用される井戸の構成例を示す概略図である。
ここで、図5は、井戸の全体の概略を示す図である。ま
た、図6は、井戸の胴体51と接続用のガイドピン55
の概略を示す図である。さらに、図7は、井戸の底盤5
3の概略を示す図である。
赤水などの濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びそ
の装置に使用される井戸の構成例を示す概略図である。
ここで、図5は、井戸の全体の概略を示す図である。ま
た、図6は、井戸の胴体51と接続用のガイドピン55
の概略を示す図である。さらに、図7は、井戸の底盤5
3の概略を示す図である。
【0041】ここで、図6(A)は、井戸5の胴体51
の横断面図であり、図6(B)は、上面図である。ま
た、図7(A)は、井戸5の上部52の横断面図であ
り、図7(B)は、井戸5の上部52の底面図である。
また、図7(C)は、底盤53の縦断面図であり、図7
(D)は、底盤53の上面図である。
の横断面図であり、図6(B)は、上面図である。ま
た、図7(A)は、井戸5の上部52の横断面図であ
り、図7(B)は、井戸5の上部52の底面図である。
また、図7(C)は、底盤53の縦断面図であり、図7
(D)は、底盤53の上面図である。
【0042】図5〜図7において、この井戸5は、1以
上の胴体51(図5においては、2つの胴体51a及び
51bを示す)と、井戸5の最上部に設置される上部5
2と、井戸5の底を形成する底盤53と、を備えてい
る。ここで、胴体51、上部52及び底盤53のそれぞ
れの接合面には、それぞれが固定して接合するためのガ
イド穴54が設けられており、このガイド穴54にガイ
ドピン55を挿入することによって、それぞれの部材が
接合されて固定される。また、上部52に接続される胴
体51aの内部の上端部近傍には、補捉籠7を系止する
ための系止用リング12が設けられている。この系止用
リング12は、他の胴体51bには、設ける必要はな
い。
上の胴体51(図5においては、2つの胴体51a及び
51bを示す)と、井戸5の最上部に設置される上部5
2と、井戸5の底を形成する底盤53と、を備えてい
る。ここで、胴体51、上部52及び底盤53のそれぞ
れの接合面には、それぞれが固定して接合するためのガ
イド穴54が設けられており、このガイド穴54にガイ
ドピン55を挿入することによって、それぞれの部材が
接合されて固定される。また、上部52に接続される胴
体51aの内部の上端部近傍には、補捉籠7を系止する
ための系止用リング12が設けられている。この系止用
リング12は、他の胴体51bには、設ける必要はな
い。
【0043】ガイドピン55は、その中央部の径が最も
大きく、両端部の径が最も小さい形状であり、両端部の
径は、ガイド穴54の径よりも若干小さく、中央部の径
はガイド穴54の径よりも若干大きくなっている。
大きく、両端部の径が最も小さい形状であり、両端部の
径は、ガイド穴54の径よりも若干小さく、中央部の径
はガイド穴54の径よりも若干大きくなっている。
【0044】また、井戸5の上部52の最上部には、補
捉籠7を出し入れするための開口部52bが設けられて
いる。さらに、底周辺の一部には、排水路4に接続さ
れ、赤水などを流入するための排水口52aが設けられ
ている。
捉籠7を出し入れするための開口部52bが設けられて
いる。さらに、底周辺の一部には、排水路4に接続さ
れ、赤水などを流入するための排水口52aが設けられ
ている。
【0045】次に、図1〜図7を用いて、本発明の汚濁
水や赤水などの濁水から赤土などの濁子元因粒子を除去
する方法について説明する。
水や赤水などの濁水から赤土などの濁子元因粒子を除去
する方法について説明する。
【0046】図1において、降雨などによって車道1や
歩道3などに流出した赤水などの濁水は、車道1と歩道
3の間に設けられている排水側溝2に集められる。排水
側溝2に集められてその下流部(図1においては下方
向)に流れる赤水などの濁水は、集水枡2aで攪拌され
て井戸5側に分流される。すなわち、赤水などの濁水
は、排水側溝2と井戸5との間に設けられている排水路
4を通って、排水側溝2の集水枡2aから井戸5へ流入
する。
歩道3などに流出した赤水などの濁水は、車道1と歩道
3の間に設けられている排水側溝2に集められる。排水
側溝2に集められてその下流部(図1においては下方
向)に流れる赤水などの濁水は、集水枡2aで攪拌され
て井戸5側に分流される。すなわち、赤水などの濁水
は、排水側溝2と井戸5との間に設けられている排水路
4を通って、排水側溝2の集水枡2aから井戸5へ流入
する。
【0047】井戸5に流入した赤水などの濁水は、井戸
5に設置されている補捉籠7の内部(または、補捉籠7
の内部に設けられているフィルタ8の中)に流入する。
流入した赤水などの濁水は、フィルタ8(8a〜8c)
によって順にろ過され、赤水などの濁水に含まれる赤土
などの濁子元因粒子は、その粒子径の大きなものから順
にフィルタ8a〜8cで捕捉され、各フィルタ8a〜8
c上に堆積する。このとき、井戸5の胴体51(51
a、51b)が、透水性コンクリートで形成されている
ため、一部の赤水は、井戸5の胴体51(51a、51
b)の側面でろ過されて、砕石6aへ水が浸透する。
5に設置されている補捉籠7の内部(または、補捉籠7
の内部に設けられているフィルタ8の中)に流入する。
流入した赤水などの濁水は、フィルタ8(8a〜8c)
によって順にろ過され、赤水などの濁水に含まれる赤土
などの濁子元因粒子は、その粒子径の大きなものから順
にフィルタ8a〜8cで捕捉され、各フィルタ8a〜8
c上に堆積する。このとき、井戸5の胴体51(51
a、51b)が、透水性コンクリートで形成されている
ため、一部の赤水は、井戸5の胴体51(51a、51
b)の側面でろ過されて、砕石6aへ水が浸透する。
【0048】このように、井戸5の内部に設けられた補
捉籠7のフィルタ8と井戸5を形成する透水性コンクリ
ートの透水性により、赤水などの濁水がろ過されて、所
定の大きさ以上の粒径を有する赤土などの濁子元因粒子
と該粒子を除かれた水とに分離される。
捉籠7のフィルタ8と井戸5を形成する透水性コンクリ
ートの透水性により、赤水などの濁水がろ過されて、所
定の大きさ以上の粒径を有する赤土などの濁子元因粒子
と該粒子を除かれた水とに分離される。
【0049】このように、フィルタ8によって、赤水な
どの濁水から所定の大きさ以上の赤土などの濁子元因粒
子をろ過し、該所定の大きさ以上の赤土などの濁子元因
粒子を井戸5の補捉籠7の内部(または、ろ過袋である
フィルタ8の内部)に堆積させると供に、ろ過した水を
地中に浸透させている。
どの濁水から所定の大きさ以上の赤土などの濁子元因粒
子をろ過し、該所定の大きさ以上の赤土などの濁子元因
粒子を井戸5の補捉籠7の内部(または、ろ過袋である
フィルタ8の内部)に堆積させると供に、ろ過した水を
地中に浸透させている。
【0050】そして、補捉籠7の内部のフィルタ8上や
底板24上に堆積した赤土などの濁子元因粒子は、補捉
籠7と井戸5との系止状態を解除した後、補捉籠7の吊
り用フック21aをフッキングして補捉籠7を井戸5の
開口部52bから吊り上げ、交換することによって容易
に取り除くことができる。
底板24上に堆積した赤土などの濁子元因粒子は、補捉
籠7と井戸5との系止状態を解除した後、補捉籠7の吊
り用フック21aをフッキングして補捉籠7を井戸5の
開口部52bから吊り上げ、交換することによって容易
に取り除くことができる。
【0051】以上、本発明の汚濁水や赤水などの濁水か
ら赤土などの濁子元因粒子を除去する方法及びその装置
について説明したが、上述した補捉籠7は、金属製のも
のだけでなく、プラスチックや塩化ビニールなどを用い
て作成することもできる。さらに、補捉籠7のフィルタ
8は、金属製のネットや布地、一般に流通している土木
シートなど、ろ過作用のあるものであればどのような材
質のものであってもよい。
ら赤土などの濁子元因粒子を除去する方法及びその装置
について説明したが、上述した補捉籠7は、金属製のも
のだけでなく、プラスチックや塩化ビニールなどを用い
て作成することもできる。さらに、補捉籠7のフィルタ
8は、金属製のネットや布地、一般に流通している土木
シートなど、ろ過作用のあるものであればどのような材
質のものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の汚濁水や赤水
などの濁水から赤土などの濁子元因粒子を除去する方法
及びその装置によれば、赤土などの濁子元因粒子の除去
装置である井戸の内部に、フィルタ装置(ろ過装置)と
して内部にフィルタを有する補捉籠を設け、この補捉籠
のフィルタで赤水などの濁子元因粒子をろ過することと
したので、フィルタによって効果的に赤水などの濁水か
ら赤土などの濁子元因粒子を分離して集積することがで
き、また、補捉籠を取り換えることによって、堆積した
赤土などの濁子元因粒子を容易に除去することができる
ようになった。
などの濁水から赤土などの濁子元因粒子を除去する方法
及びその装置によれば、赤土などの濁子元因粒子の除去
装置である井戸の内部に、フィルタ装置(ろ過装置)と
して内部にフィルタを有する補捉籠を設け、この補捉籠
のフィルタで赤水などの濁子元因粒子をろ過することと
したので、フィルタによって効果的に赤水などの濁水か
ら赤土などの濁子元因粒子を分離して集積することがで
き、また、補捉籠を取り換えることによって、堆積した
赤土などの濁子元因粒子を容易に除去することができる
ようになった。
【図1】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置の実施の一形態を示
す概略図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置の実施の一形態を示
す概略図である。
【図2】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置の実施の一形態を示
す概略図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置の実施の一形態を示
す概略図である。
【図3】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置の補捉籠を示す概略
図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置の補捉籠を示す概略
図である。
【図4】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置の補捉籠の内部を示
す図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置の補捉籠の内部を示
す図である。
【図5】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸を
示す概略図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸を
示す概略図である。
【図6】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸の
構成部品を示す概略図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸の
構成部品を示す概略図である。
【図7】本発明による汚濁水や赤水などの濁水から赤土
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸の
構成部品を示す概略図である。
などの濁子元因粒子を除去する装置に使用される井戸の
構成部品を示す概略図である。
【図8】従来の汚濁水や赤水などの濁水から赤土などの
濁子元因粒子を除去する装置を示す概略図である。
濁子元因粒子を除去する装置を示す概略図である。
1、71 車道 2 排水側溝 2a 集水枡 3、73 歩道 3a 透水性コンクリート 3b、6a、6b、6c 砕石 4 排水路 5、75 井戸 7 補捉籠 8、8a、8b、8c フィルタ 9 設置壕 10、76 砕石暗渠 11、78 基礎栗石 12 系止用フック 13 ワイヤ 14 圧接リング 21 フック板 21a 吊り用フック 22 上板 22a、23a、24a 内部輪状部 22b、23b、24b 輪状部 22c 孔 23 底受板 23c、24c ネジ穴 24 底板、 24d 内円部 24e 透水孔 24f 仕切板 25 丸鋼 26 リング材 27 ネジ孔 28 ネジ 51 胴体 52 上部 53 底盤 54 ガイド穴 55 ガイドピン 52a 排水口 52b 開口部 72 側溝 74 排水パイプ
Claims (10)
- 【請求項1】 雨天などによって発生した汚濁水や赤水
などの濁水から濁子元因粒子を除去する方法であって、
(A)所定の透水井戸に濁水を流入させ、(B)前記所
定の透水井戸内に設けられた1以上のフィルタで前記濁
水をろ過して前記濁水から所定の大きさ以上の濁子元因
粒子を収集し、(C)収集された前記濁水の前記濁子元
因粒子が前記フィルタに蓄積されたときに、該蓄積され
た前記濁水の前記濁子元因粒子を前記フィルタと供に前
記所定の透水井戸から取り出す、 ことを特徴とする濁水から濁子元因粒子を除去する方
法。 - 【請求項2】 前記ステップ(B)は、目地の異なる複
数のフィルタを前記透水井戸内で当該目地の粗い順に前
記濁水の流入口から設け、前記目地の異なる複数のフィ
ルタで前記濁水を順次ろ過して各フィルタで前記濁水か
ら所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する、ことを
特徴とする請求項1記載の濁水から濁子元因粒子を除去
する方法。 - 【請求項3】 前記ステップ(B)は、前記所定の透水
井戸内に設けられた金網状の籠の内側に系止されている
1以上のフィルタで前記濁水をろ過して前記濁水から所
定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する、ことを特徴
とする請求項1記載の濁水から濁子元因粒子を除去する
方法。 - 【請求項4】 前記ステップ(C)は、収集された前記
濁水の前記濁子元因粒子が前記フィルタに蓄積されたと
きに、該蓄積された前記濁水の前記濁子元因粒子を前記
金網状の籠及び前記フィルタと供に前記所定の透水井戸
から取り出す、ことを特徴とする請求項3記載の濁水か
ら濁子元因粒子を除去する方法。 - 【請求項5】 前記ステップ(C)は、収集された前記
濁水の前記濁子元因粒子が前記フィルタに所定の量以上
蓄積されたときに、該濁子元因粒子を前記透水井戸から
取り出す、ことを特徴とする請求項1乃至4記載の濁水
から濁子元因粒子を除去する方法。 - 【請求項6】 前記ステップ(C)は、所定の期間毎に
蓄積された前記濁水の前記濁子元因粒子を前記透水井戸
から取り出す、ことを特徴とする請求項1乃至4記載の
濁水から濁子元因粒子を除去する方法。 - 【請求項7】 雨天などによって発生した汚濁水や赤
水などの濁水から濁子元因粒子を除去する装置であっ
て、 前記濁水を流入させる透水井戸と、 前記透水井戸内に設けられ、前記濁水をろ過して前記濁
水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する1以
上のフィルタと、 を備えることを特徴とする濁水から濁子元因粒子を除去
する装置。 - 【請求項8】 雨天などによって発生した汚濁水や赤水
などの濁水から濁子元因粒子を除去する装置であって、 前記濁水を流入させる透水井戸と、 前記透水井戸内に設けられ、前記濁水をろ過して前記濁
水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集する複数
のフィルタと、 を備え、 前記複数のフィルタは、それぞれ目地が異なり、且つ前
記透水井戸の流入口から順に当該目地の粗い順に前記透
水井戸の内部に設けられている、 ことを特徴とする濁水から濁子元因粒子を除去する装
置。 - 【請求項9】 雨天などによって発生した汚濁水や赤水
などの濁水から濁子元因粒子を除去する装置であって、 前記濁水を流入させる透水井戸と、 前記透水井戸内に着脱可能に設けられた金網状の籠と、 前記金網状の籠の内部に系止され、前記濁水をろ過して
前記濁水から所定の大きさ以上の濁子元因粒子を収集す
る1以上のフィルタと、 を備えることを特徴とする濁水から濁子元因粒子を除去
する装置。 - 【請求項10】 前記透水井戸は、透水性コンクリート
で形成されることを特徴とする請求項7乃至9記載の濁
水から濁子元因粒子を除去する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043935A JP2001234582A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043935A JP2001234582A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234582A true JP2001234582A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=18566773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000043935A Pending JP2001234582A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 濁水から濁子元因粒子を除去する方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001234582A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255757A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Masatake Oshima | 流出抑制街渠工 |
CN102505660A (zh) * | 2011-09-28 | 2012-06-20 | 上海市城市建设设计研究院 | 河道截污收水井 |
CN106284621A (zh) * | 2016-09-21 | 2017-01-04 | 沈阳建筑大学 | 多层桥式滤水井及其高效净水系统 |
CN106284620A (zh) * | 2016-09-21 | 2017-01-04 | 沈阳建筑大学 | 正方体对角串滤水井的高效净水系统 |
JP2018119386A (ja) * | 2017-01-29 | 2018-08-02 | 株式会社オージーエイ | し渣カゴ着脱装置付バッフル |
-
2000
- 2000-02-22 JP JP2000043935A patent/JP2001234582A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008255757A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Masatake Oshima | 流出抑制街渠工 |
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CN102505660B (zh) * | 2011-09-28 | 2014-04-16 | 上海市城市建设设计研究院 | 河道截污收水井 |
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JP2018119386A (ja) * | 2017-01-29 | 2018-08-02 | 株式会社オージーエイ | し渣カゴ着脱装置付バッフル |
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