JP2001234111A - 体質顔料 - Google Patents
体質顔料Info
- Publication number
- JP2001234111A JP2001234111A JP2000105659A JP2000105659A JP2001234111A JP 2001234111 A JP2001234111 A JP 2001234111A JP 2000105659 A JP2000105659 A JP 2000105659A JP 2000105659 A JP2000105659 A JP 2000105659A JP 2001234111 A JP2001234111 A JP 2001234111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- extender
- extender pigment
- formula
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】新規な体質顔料を提供することを目的とする。
【解決手段】ハイドロタルサイト類の少なくとも１種を
成分とする体質顔料
成分とする体質顔料
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は新規な体質顔料に関す
る。
る。
【０００２】
【発明の属する技術分野】体質顔料とは屈折率が小さく
（約１．５〜１．６）、ビヒクルと混合すると透明又は
半透 明となり、着色等には殆ど関係ないが、有色顔料
と混合した場合、流動性、機械的強度等の改良、増量等
を目的として使用されている。公知の体質顔料としては
硫酸バリウム、クレー、カオリン、ホワイトカーボン、
アルミナホワイト、珪藻土、石膏、タルク、珪石粉等が
ある。
（約１．５〜１．６）、ビヒクルと混合すると透明又は
半透 明となり、着色等には殆ど関係ないが、有色顔料
と混合した場合、流動性、機械的強度等の改良、増量等
を目的として使用されている。公知の体質顔料としては
硫酸バリウム、クレー、カオリン、ホワイトカーボン、
アルミナホワイト、珪藻土、石膏、タルク、珪石粉等が
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記した公知の体質顔
料はそれぞれ特徴があり、用途に応じて適宜使い分けら
れている。（特開平６−１９１８３８）本発明者等は公
知の体質顔料に加えて新規な無毒で種々の特性を有する
体質顔料を提供することを目的とする。
料はそれぞれ特徴があり、用途に応じて適宜使い分けら
れている。（特開平６−１９１８３８）本発明者等は公
知の体質顔料に加えて新規な無毒で種々の特性を有する
体質顔料を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々研究の
結果、本発明を完成した。即ち本発明はハイドロタルサ
イト類の少なくとも一種を成分とする体質顔料である。
ハイドロタルサイト類とは一般式化１で示される化合物
である。
結果、本発明を完成した。即ち本発明はハイドロタルサ
イト類の少なくとも一種を成分とする体質顔料である。
ハイドロタルサイト類とは一般式化１で示される化合物
である。
【０００５】
【化 １】
【０００６】具体例としては化２、化３、化４、化５、
化６、で示される化合物がある。
化６、で示される化合物がある。
【０００７】
【化 ２】
【０００８】
【化 ３】
【０００９】
【化 ４】
【００１０】
【化 ５】
【００１１】
【化 ６】
【００１２】これらは特公平５−６４９９４、７−１１
５８６２、７−１１５８６３、特開平５−６５３８０、
５−６５３８１、５−７０６４９、５−７０６５０、５
−２７１５０６、１１−２２２４９４等に開示されてい
る。市販品ではアルカマイザー１、アルカマイザー２、
アルカマイザー３、アルカマイザー４、アルカマイザー
５、ＤＨＴ−４Ａ（協和化学工業（株）製）、スタビエ
ースＨＴ−１（堺化学工業（株）製）等がある。
５８６２、７−１１５８６３、特開平５−６５３８０、
５−６５３８１、５−７０６４９、５−７０６５０、５
−２７１５０６、１１−２２２４９４等に開示されてい
る。市販品ではアルカマイザー１、アルカマイザー２、
アルカマイザー３、アルカマイザー４、アルカマイザー
５、ＤＨＴ−４Ａ（協和化学工業（株）製）、スタビエ
ースＨＴ−１（堺化学工業（株）製）等がある。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明に係るハイドロタルサイト
類を主成分とする体質顔料は塗料、インキ、ゴム、紙，
セラミック、樹脂等に使用される。使用量は公知の体質
顔料のそれぞれの用途における使用量を参考に適宜決め
れば良い。又、本体質顔料の表面に超微粒子酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機粉体あるいは染料等を被覆、積層
して使用できる。公知のものとしては特開平１−１５８
０７７、特開平２−１６１６８、特開平１−２０８３２
４、特開昭５８−１４９９５８等がある。又、本体質顔
料は水とは全くなじまず、水面に浮遊するため、水系塗
料（エマルジョン塗料）等に使用する場合、水となじみ
易い化合物で表面処理するかあるいは先ず樹脂等のビヒ
クルに混合分散させた後エマルジョン化すれば良い。
又、固形顔料（例、特開平８−１７６４９０）、粉体塗
料（例、特開平８−２３９５９７）等々適用できる。
類を主成分とする体質顔料は塗料、インキ、ゴム、紙，
セラミック、樹脂等に使用される。使用量は公知の体質
顔料のそれぞれの用途における使用量を参考に適宜決め
れば良い。又、本体質顔料の表面に超微粒子酸化チタ
ン、酸化亜鉛等の無機粉体あるいは染料等を被覆、積層
して使用できる。公知のものとしては特開平１−１５８
０７７、特開平２−１６１６８、特開平１−２０８３２
４、特開昭５８−１４９９５８等がある。又、本体質顔
料は水とは全くなじまず、水面に浮遊するため、水系塗
料（エマルジョン塗料）等に使用する場合、水となじみ
易い化合物で表面処理するかあるいは先ず樹脂等のビヒ
クルに混合分散させた後エマルジョン化すれば良い。
又、固形顔料（例、特開平８−１７６４９０）、粉体塗
料（例、特開平８−２３９５９７）等々適用できる。
【００１４】
【実施例】以下実施例を挙げ本発明を具体的に説明す
る。
る。
【００１５】
【実施例１】三井化学（株）製の石油樹脂ハイレッツＲ
−７４０Ｘ（Ｃ５系、軟化点９４℃、溶融粘度１５０Ｍ
ＰＡＳ（メカ゛ハ゜スカルセコント゛）ａｔ２００℃、
色相Ｇ−ＮＯ４．５、酸価ｍｇＫＯＨ／ｇ ３．２、Ｇ
ＰＣ Ｍｗ（重量平均分子量）２９００）１００重量部
にハイドロタルサイト（堺化学工業（株）製スタビエー
スＨＴ−１、化６表示比表面積（ＢＥＴ）９ｍ２／ｇ、
眞比重２．１、屈折率１．５、結晶水脱離開始温度約１
９０℃）を０部，０．５部，１部，２部，３部，５部そ
れぞれ添加し、２００℃に加熱し、充分混合した後、ガ
ラス上に塗布（約３ｍｍ厚）し、冷却してヒビ割れた状
態を観察した。結果は表１に示す。
−７４０Ｘ（Ｃ５系、軟化点９４℃、溶融粘度１５０Ｍ
ＰＡＳ（メカ゛ハ゜スカルセコント゛）ａｔ２００℃、
色相Ｇ−ＮＯ４．５、酸価ｍｇＫＯＨ／ｇ ３．２、Ｇ
ＰＣ Ｍｗ（重量平均分子量）２９００）１００重量部
にハイドロタルサイト（堺化学工業（株）製スタビエー
スＨＴ−１、化６表示比表面積（ＢＥＴ）９ｍ２／ｇ、
眞比重２．１、屈折率１．５、結晶水脱離開始温度約１
９０℃）を０部，０．５部，１部，２部，３部，５部そ
れぞれ添加し、２００℃に加熱し、充分混合した後、ガ
ラス上に塗布（約３ｍｍ厚）し、冷却してヒビ割れた状
態を観察した。結果は表１に示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】表１から判る如くハイドロタルサイトを加
えることにより石油樹脂の脆さが改良されている。
えることにより石油樹脂の脆さが改良されている。
【００１８】
【実施例２】従来ＦＲＰと発泡ポリスチレン板を接着す
るのにエポキシ樹脂１００重量部に、炭カル５〜３０部
混合したものに硬化剤（エチレンジアミン等）を加え使
用している。炭酸カルシウムに代えて実施例１と同じハ
イドロタルサイトを使用し，エポキシ当量１９０の旭電
化工業（株）製アデカレジンＥＰ−４１００の１００重
量部にハイドロタルサイト５重量部、エチレンジアミン
１５重量部を加え充分混合し、ＦＲＰ板とポリスチレン
板を接着した。炭酸カルシウムを使用したものに較べ、
接着剤混合物のキメが細かく、ムラの少ない良好な接着
効果が得られた。
るのにエポキシ樹脂１００重量部に、炭カル５〜３０部
混合したものに硬化剤（エチレンジアミン等）を加え使
用している。炭酸カルシウムに代えて実施例１と同じハ
イドロタルサイトを使用し，エポキシ当量１９０の旭電
化工業（株）製アデカレジンＥＰ−４１００の１００重
量部にハイドロタルサイト５重量部、エチレンジアミン
１５重量部を加え充分混合し、ＦＲＰ板とポリスチレン
板を接着した。炭酸カルシウムを使用したものに較べ、
接着剤混合物のキメが細かく、ムラの少ない良好な接着
効果が得られた。
【００１９】
【発明の効果】本発明は新規な体質顔料として有用であ
り、例えば石油樹脂に添加した場合、樹脂の脆さを改善
し、又接着剤に使用した場合良好な接着効果が得られる
等の効果がある。
り、例えば石油樹脂に添加した場合、樹脂の脆さを改善
し、又接着剤に使用した場合良好な接着効果が得られる
等の効果がある。
Claims (1)
- 【請求項１】ハイドロタルサイト類の少なくとも１種を
成分とする体質顔料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000105659A JP2001234111A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 体質顔料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000105659A JP2001234111A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 体質顔料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001234111A true JP2001234111A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18618961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000105659A Pending JP2001234111A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 体質顔料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001234111A (ja) |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000105659A patent/JP2001234111A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100564264B1 (ko) | 폴리알콕시실옥산 화합물, 그의 제조방법 및 그를 함유하는 피복 조성물 | |
| JP4260454B2 (ja) | アルミニウム顔料 | |
| US10125281B2 (en) | 1K waterborne dry-erase coating composition | |
| KR20160096711A (ko) | 인산칼슘을 함유하는 이산화티탄 복합 안료 및 이의 제조 방법 | |
| EP3290482A1 (en) | Particulates having high total solar reflectance | |
| US4036655A (en) | Inorganic composition | |
| US10450478B1 (en) | Epoxy resin, aqueous dispersion and water-borne epoxy coating composition comprising the same | |
| JP6458535B2 (ja) | 抗菌性無機有機複合膜を有する基材 | |
| CN107365548B (zh) | 一种环氧地坪漆及其制备方法 | |
| US20170298250A1 (en) | Liquid coating compositions, processes for production thereof and use thereof | |
| KR101858336B1 (ko) | 광휘성 도료 조성물, 광휘성 수지막, 및 적층 도막 | |
| US7563316B2 (en) | Method for producing a colored sand composition, and composition thereof | |
| JP2000178540A (ja) | 無機物質用帯電防止処理剤 | |
| JP2020059824A (ja) | 塗料組成物 | |
| KR20170094028A (ko) | 건축 마감재 부착용 접착제 및 이의 제조방법 | |
| CN106752318A (zh) | 应用于ito基材上的印刷油墨 | |
| US6849673B2 (en) | Film forming coating composition containing surface treated barium sulfate, and methods of use | |
| JP2001234111A (ja) | 体質顔料 | |
| KR101600819B1 (ko) | 물유리를 포함하는 하이브리드 접착제 및 이의 제조방법 | |
| US12012524B2 (en) | Silane treated anhydrous kaolin and other minerals | |
| CN110423495A (zh) | 一种双组分无机地坪涂料 | |
| KR100649424B1 (ko) | 수성 유/무기 복합 도료의 제조 방법 | |
| KR101817967B1 (ko) | 물유리계 유무기 하이브리드 접착제 및 이의 제조방법 | |
| JPS646235B2 (ja) | ||
| CN106752329A (zh) | 一种白色油墨组合物 |