JP2001233707A - 新規な補骨脂の使用方法 - Google Patents
新規な補骨脂の使用方法Info
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
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Abstract
または抗MRSA剤。 【解決手段】補骨脂とその抽出物およびバクチオールを
有効成分とする、安全なレジオネラ菌抑制方法及び/又
はMRSA抑制方法、レジオネラ菌抑制及び/又はMR
SA抑制剤、レジオネラ菌抑制剤及び/又はMRSA抑
制剤配合組成物
Description
ある補骨脂及び/又は補骨脂から分離される成分である
バクチオールを、レジオネラ菌又はMRSAが繁殖する
可能性のある環境で使用する各種製品に配合することに
よる、それらの病原性細菌の繁殖を防止する補骨脂の使
用方法及び、補骨脂とその抽出物およびバクチオール
の、レジオネラ菌抑制作用および/又はMRSA抑制作
用に関し、更に、補骨脂及び/又はバクチオールを配合
する組成物に関する。
で開催された在郷軍人会で集団発生した、在郷軍人病の
病原菌として分離された。この菌が惹起するレジオネラ
肺炎は適切な抗生剤の治療をしないと致死率15%以上と
いう恐ろしいものであり、中には抗生物質(β-ラクタ
ム系抗生物質の一部)に対する耐性を持つ菌も存在する
事がわかっている。レジオネラ菌は水系、土壌など自然
界に広く分布するブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌であ
り、肺炎を主徴とする細菌感染症を惹起する。近年、レ
ジオネラ菌が24時間風呂、温泉地の循環浴水等から多量
に検出されることが報告され、浴湯での感染症としてお
それられている。さらに、浴湯だけでなく、エアコンの
循環水、空調用冷却塔、床暖房等の循環水、台所、トイ
レ、池や沼等において検出される可能性も指摘されてお
り、実際にオランダで温噴水の循環系統で繁殖したもの
が飛沫で感染し、レジオネラ菌に集団感染したケースが
報告されている。このようなレジオネラ症の流行に対
し、厚生省は、平成11年4月1日施行の「感染症の予防及
び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則(厚
生省令第99号)」において、レジオネラ症を四類感染症
に指定し、これらの患者を診断した医師に対し、患者の
年齢・性別等を保健所経由で、都道府県知事に届け出る
義務を課して、レジオネラ症の感染予防対策を進めてい
る。又、それ以外にも、1994年3月に厚生省監修の「レ
ジオネラ症防止指針」が(財)ビル管理センターにより
発行されたり、1996年9月に厚生省生活衛生局長より各
都道府県知事および政令市市長に対し冷却塔などの衛生
確保に関する通知が発信され、レジオネラに関する知識
の普及・啓発に努めるとともに、冷却塔の維持管理や給
湯の維持管理、加湿設備の維持管理を適切に行なうよう
病院等に指導することを求めている。これらの状況から
もわかるとおり、レジオネラ菌による感染は、温泉や24
時間風呂だけでなく、生活環境関連水系全般でのレジオ
ネラ感染の可能性が苦慮されている。
る院内感染菌として問題視されている。MRSAは、メ
チシリンに代表されるβ-ラクタム系などの各種抗生物
質に耐性を示す黄色ブドウ球菌(メチシリン耐性黄色ブ
ドウ球菌,methicillin-resistant Staphylococcus aure
us,MRSA)であり、現在、世界中に蔓延し、大きな医療問
題にまで発展している。その理由として、MRSAが、
メチシリン、クロキサシリン、オキサシリン、ジクロキ
サシリンなどの耐性ブドウ球菌用ペニシリンに耐性を示
すのみならず、第一、第二、第三世代と呼ばれるほとん
どすべてのセファム系抗生物質にも耐性を示すことによ
る。MRSAは健康な人は感染しないが、免疫力の弱っ
た人や乳幼児や老人は感染しやすく、一度感染すると治
療が非常に困難である。従って、多くの人が接触するよ
うな場所での除菌が重要視されている。
に密着しており、抗菌剤として使用するためには、まず
人体および環境等への安全性を有しており、さらに継続
的に使用した時にもその安全性が検証されたものでなけ
れば、実用に供することが出来ない。従って、これらの
菌に対して強い抗菌作用を有し、かつ、人体または環境
等にやさしい抗菌剤の開発が求められている。
る抗菌作用を有する様々なものが報告されているが、生
活環境の周辺に存在する水系で実際に使用することが可
能な抗菌性および安全性を持った抗菌剤の報告はまれで
ある。例えば、抗菌効果をうたった入浴剤は数種類市場
に存在するが、特にレジオネラ菌またはMRSAに対す
る抗菌作用を有したものは存在しない。
物質又は高濃度の塩素が有効であると言われている。し
かし、抗生物質は日常的に使用することは耐性菌の出現
や副作用の点で好ましくない。又、生活環境周辺の水系
には多量の水が存在するため、これらの場所で抗生物質
を使用するためには、大量に使用する必要があり、環境
および人体への悪影響も予想され、さらにコスト的にも
高いものとなる。それに対し、水道水の消毒には塩素が
用いられているが、塩素は人体にも好ましいものではな
く、さらに配管等の腐蝕も問題となる。従って、抗生物
質又は高濃度の塩素を生活環境周辺の水系で使用するこ
とは問題がある。
となっているものであり、抗生物質では効果が得られな
い場合がある。
ジオネラ菌抑制またはMRSA抑制の目的で、生活環境
周辺の水系で使用したとしても問題は解決せず、さらに
使用すること自体困難である。このような状況にあって
レジオネラ菌とMRSAの生活環境周辺の水系での感染
を予防することが望まれており、日常的に使用しても副
作用がなく、大量使用が可能である抗菌剤および抗菌活
性を有する組成物が望まれている。
する抗菌効果を有するものが存在することが報告されて
おり、MRSAまたはレジオネラ菌に対する抗菌作用が
報告されたものある。例えば、生薬抽出物中に、抗レジ
オネラ作用を有するもの(特許公開平成11年第434
42号)、抗MRSA作用をもつもの(特許公開平成6
年第312933号)が報告されているが、抗菌効果を
発現させるためにはある程度の配合量を必要としてお
り、不充分であった。
安全性が高い各種生薬およびその抽出物並びに生薬から
分離精製した成分について、MRSAとレジオネラ菌に
対して抗菌効果を有するかどうかのスクリーニングを行
った。その結果、生薬補骨脂(オランダビユ [Psoralea
corlifolia]の種実)においてレジオネラ菌およびMR
SAに対する抗菌効果が認められることを見いだし、本
発明を完成するに至ったものである。
たは抗MRSA配合組成物は生活環境水系で使用するこ
とにより、その抗菌作用は低濃度においても充分な抗菌
作用を有することが必要である。例えば、浴湯添加剤
や、種々の循環水の抗菌剤では、多量の水の存在下で使
用するものであり、浴室又はトイレで使用する製品は、
これら抗菌剤を大量に配合することは、製品成型のし易
さ、コスト面等において問題となる。
生薬では、これらの用途において充分使用可能な濃度範
囲で抗レジオネラ菌および/または抗MRSA効果を有
するものはほとんど見いだされていなかったが、本発明
の補骨脂及び/又はバクチオールは、レジオネラ菌およ
びMRSAに対し2μg/mLまたは4μg/mLといった低濃度
で菌を死滅させる効果が認められ、これは、現実的に、
浴湯添加剤その他の本願記載の使用方法において使用す
る場合に、実際に配合可能な量の範囲内であり、実用化
が可能である。
は、特に浴湯添加剤として配合可能な量において、浴槽
と同じ温湿度条件で充分に抗菌作用を発揮する事が判明
しており、浴槽および皮膚に対して優れた清浄作用を持
つものである。本発明の補骨脂及び/又はバクチオール
は、抗菌剤として単独で用いられるばかりでなく浴湯お
よび循環水添加剤、洗浄剤等に配合することが出来る。
浴湯添加剤としては、浴用剤、浴湯清浄剤などが挙げら
れ、循環水添加剤としては、噴水用、冷却水用などが挙
げられ、洗浄剤としては、身体用、頭髪用、洗顔用、浴
槽用、浴室用、食器用、調理器具(まな板など)用、手
洗い用、洗濯槽用、床洗い用、トイレ用などが挙げられ
る。
される成分を、目的とする効能、効果に応じて適宜選択
して配合すればよい。使用できる成分を以下に示す。
ム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カルシウム、
硫酸アルミニウム、ポリリン酸ナトリウム、塩化アンモ
ニウム、硫酸鉄、リン酸ナトリウム、硫酸マグネシウ
ム、チオ硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ
炭酸ナトリウム、硫化ナトリウム、ホウ砂、酸化カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、塩化カリウム、臭化カリウ
ム、次亜硫酸ナトリウム等
酸等
酸、酒石酸、ピロリドンカルボン酸、サリチル酸等
ツ、カノコソウ、ケイガイ、コウボク、センキュウ、ト
ウキ、ショウキョウ末、ニンジン、ケイヒ、シャクヤ
ク、ハッカ葉、オウゴン、サンシシ、ブクリョウ、ドク
カツ、ショウブ、ガイヨウ、マツブサ、ビャクシ、ジュ
ウヤク、樟脳、サフラン、オウバク、チンピ、ウイキョ
ウ、カン皮末、カミツレ、メリッサ、ローズマリー、マ
ロニエ、アルニカ等
油、大豆油、流動パラフィン、白色パラフィン、ローズ
ヒップオイル等
レンジ油、パイン油、テレビン油、ベルガモット油、菖
蒲油等 合成香料 ゲラニオール、シトロネロール、フェニルエチルアルコ
ール、ベンジルアセテート等
青色1号、赤色213号、橙色205号、黄色202号
の(1)、緑色201号、緑色204号、青色201号
等の厚生省令タール色素別表IおよびIIの色素、クロ
ロフィル、リボフラビン、アンナット、カンタキサンチ
ン、クロシン、コチニール、べにばな、アントラキノン
等の食品添加剤として認められる天然色素
ングリコール、ソルビトール等
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリン
酸ジエタノールアミド、ポリエチレングリコールモノス
テアレート等
酸ナトリウム、カルボキシセルロースナトリウム、卵黄
末、いり糖、雲母末、脱脂粉乳、デキストリン、ポリビ
ニルピロリドン等
に配合される成分を、目的とする効能、効果に応じて適
宜選択して配合すればよい。使用できる成分を以下に示
す。
酸塩、長鎖アルキル(C8〜22)スルホン酸塩等 (b)サルフェート系 長鎖モノアルキル(C8〜22)硫酸エステル塩、ポリオ
キシエチレン(1〜6モル)長鎖アルキル(C8〜22)
エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(1〜6
モル)アルキル(C8〜22)フェニルエーテル硫酸エス
テル塩等 (c)ホスフェート系 長鎖モノアルキル、ジアルキルまたはセスキアルキル
(C8〜22)リン酸塩、ポリオキシエチレン(1〜6モ
ル)モノアルキル、ジアルキルまたはセスアルキル(C
8〜22)リン酸塩等 (d)カルボキシレート系 炭素数6〜24の飽和および/または炭素数6〜24不飽和
脂肪酸塩等 上記各アニオン界面活性剤の対イオンは、アルカリ金属
イオン、アルカリ土類イオン、アルカノールアミンイオ
ン、アンモニウムイオン等である。 カチオン界面活性剤 アルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキル
ジメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルアン
モニウムクロリド等 ノニオン界面活性剤 ポリオキシエチレン(1〜20モル)長鎖アルキル(C8
〜22)エーテル、ポリオキシエチレン(1〜20モル)ア
ルキル(C8〜22)フェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロックポリマー等 両性界面活性剤;アルキルアミドベタイン型界面活性
剤、イミダゾリン型界面活性剤等 非イオン界面活性剤;脂肪酸アルカノールアマイド、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、アルキルアミンオ
キシド等
油、高級アルコール、ラノリン等 水溶性高分子化合物(アニオン性、非イオン性、カチオ
ン性、両性等);キレート剤防腐剤;殺菌剤;pH調整
剤;酸化防止剤;色素;香料;動植物由来の天然エキス
等
使用方法では、補骨脂及び/又はバクチオールをポリマ
ー等に練り込んだ後、成型することにより抗菌力を有す
る製品を製造すること、並びに給水器、空調機、加湿器
等のフィルターをコーティングする事により除菌効果を
持たせた製品を作ることもできる。
可能な環境で使用される各種製品の具体的な例として
は、24時間風呂や循環器付きの浴槽、浴室で使用される
壁材、空調機、水が循環する装置(クーリングタワー、
床暖房等)、便座、便器などのトイレ用品、ペット用
品、洗濯槽、加湿器、給湯器、高分子吸収体含有製品、
容器、給水器(冷却水、カップ式自販機等)、などが挙
げられる。
使用方法および補骨脂及び/又はバクチオールを配合す
る組成物では、補骨脂及び/又はバクチオールの配合量
は、浴用剤、浴湯清浄剤および添加剤等であれば浴湯等
の水における濃度で、1μg/mL以上特に好ましくは5μg
/mL以上配合することが望ましい。ポリマー等に練り込
んだ後、成型することにより抗菌力を有する製品(プラ
スチック製品、繊維、衣類等)に配合する場合等には、
製品中の重量比で5%以上配合するとコスト的に合わなく
なる為、0.001〜5%配合することが好ましく、特
に好ましくは0.01〜1%配合することが望ましい。
ものを配合してもよく、あるいは生薬を通常行なわれる
方法で粉末化または細片化したものを用いてもよい。さ
らに、補骨脂を水あるいはアルコール、アセトン等の有
機溶媒またはそれらの混合液を用いて、生薬を通常行な
われる方法で抽出することにより得られる補骨脂抽出物
を使用してもよく、その抽出物から通常行なわれる方法
で分離精製して得られるバクチオールを配合してもよ
い。補骨脂抽出物は、抽出液そのものでも効果がある
が、抽出液を、減圧、加温等の通常行なわれる方法によ
り濃縮したもの、あるいは乾燥させた粉末、さらにそれ
らを固形物としたものであってもよくその状態は限定さ
れない。
ールを、レジオネラ菌及び/又はMRSA抑制剤として
使用する方法を示す。
タノール水溶液を加えて、2時間加熱還流抽出を行なっ
た。得られた抽出液を、濾過し、濾液中のエタノールを
減圧留去後凍結乾燥し、補骨脂抽出物を作製した。
骨脂抽出物5.0gを、展開溶媒として、ベンゼン:酢
酸エチル=95:5を用いて、シリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(直径6cm、長さ60cm)を行ない、溶出分
画を得た。各溶出分画について順に薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒:ベンゼン:酢酸エチル=95:5)を
行ない、最初に単一スポット(Rf=0.46)が現れた溶出
分画から同一スポットのみが現れている分画を合わせて
減圧留去し、バクチオールを0.42g得た。
示す。 レジオネラ菌およびにMRSAに対する抗菌活性の測定
試験 1.レジオネラ菌への抗菌活性測定試験 レジオネラ菌に対する抗菌活性は、日本化学療法学会の
定めた方法に準じて、106CFU/mLに菌液を調製後、液体
希釈法によって測定し、最小発育阻止濃度(MIC;Minimu
m Inhibitory Concentration)を調査した。先の補骨脂
抽出物を水に溶解し、希釈した抽出物液にレジオネラ菌
液を混合し、その後培地に塗布した。培地にはWYOα寒
天培地(栄研化学社)を用いて好気的条件下37℃で、5
日間培養し抗菌活性を確認した。その結果、補骨脂抽出
物のレジオネラ菌に対する最小発育阻止濃度は0.032mg/
mLであった。
た方法に準じて、106CFU/mLに菌液を調製後、寒天平板
希釈法によって測定し、最小発育阻止濃度(MIC;Minimu
m Inhibitory Concentration)を調査した。先の補骨脂
抽出物を培地に溶解し、培地としてTrypticase Soy Aga
r(Becton Dickinson社)を用いてMRSA菌液を培地
に塗布し、37℃で一晩培養後、菌の育成の有無で抗菌活
性を確認した。その結果、補骨脂抽出物のMRSAに対
する最小発育阻止濃度は0.040mg/mLであった。
試験 補骨脂抽出物を設定濃度で溶解し、滅菌した補骨脂抽出
物水溶液を調製した。ここに菌の最終濃度が1×103CFU
/mLとなるように菌浮遊液を加え、42℃の恒温槽で培養
した。0,10,30,60,120分後、50μLずつ採取してWYO
α寒天培地(栄研化学)にコンラージ棒を用いて広げ、
各時間における菌数を確認した。測定の結果、補骨脂の
レジオネラ菌に対する効果は、2μg/mLの濃度で2時間
後に全ての菌を死滅させるものであった。さらに、1μg
/mLの濃度でも菌数を約100分の1にする事が確認され
た。上記の試験結果から、補骨脂抽出エキスはレジオネ
ラ菌の発育を阻害することが可能であり、レジオネラ菌
の感染源の除菌に補骨脂抽出物を用いることが有効であ
るといえる。
性の測定試験 補骨脂抽出物を設定濃度で溶解し、滅菌した補骨脂抽出
物水溶液を調製した。ここに菌の最終濃度が1×103CFU
/mLとなるように菌浮遊液を加え、42℃の恒温槽で培養
した。0,10,30,60,120分後、50μLずつを採取し、Trypt
icase Soy Agar(Becton dickinson社製)にコンラージ
棒を用いて広げ、各時間における菌数を確認した。その
結果、補骨脂は4μg/mLの濃度で2時間後に全ての菌を
死滅させるものであった。上記の試験結果から、補骨脂
抽出物はMRSAの発育を阻害することが可能であり、
MRSAの感染源の除菌に補骨脂抽出物を用いることが
有効であるといえる。
組成物として、各種洗浄剤、浴用剤、清浄剤を実施例と
して示す。ただし、本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。
性が高く生活環境への適用が可能な、補骨脂及び/又は
バクチオールを有効成分とする、安全なレジオネラ菌抑
制方法及び/又はMRSA抑制方法、レジオネラ菌抑制
及び/又はMRSA抑制剤、レジオネラ菌抑制剤及び/
又はMRSA抑制剤配合組成物が提供される。
Claims (6)
- 【請求項1】補骨脂及び/又補骨脂から分離される成分
である式1記載のバクチオール(bakuchiol)をレジオ
ネラ菌抑制及び/又はMRSA抑制の目的で各種製品に
配合することを特徴とする補骨脂の使用方法。 【化1】 - 【請求項2】レジオネラ菌及び/又はMRSAが繁殖可
能な環境で使用する各種製品に、補骨脂及び/又はバク
チオールを配合することを特徴とする補骨脂の使用方
法。 - 【請求項3】補骨脂及び/又はバクチオールを配合する
ことを特徴とする浴湯または循環水添加剤組成物 - 【請求項4】補骨脂及び/又はバクチオールを配合する
ことを特徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項5】補骨脂及び/又はバクチオールをレジオネ
ラ菌抑制剤及び/又はMRSA抑制剤として使用する請
求項3または請求項4記載の組成物。 - 【請求項6】配合する補骨脂が、補骨脂抽出物であるこ
とを特徴とする請求項1〜5記載の補骨脂配合組成物又
は補骨脂の使用方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000044770A JP3840868B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 新規な補骨脂の使用方法 |
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JP2001233707A true JP2001233707A (ja) | 2001-08-28 |
JP3840868B2 JP3840868B2 (ja) | 2006-11-01 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9193935B2 (en) | 2010-12-23 | 2015-11-24 | Givaudan S.A. | Compounds capable of releasing fragrant compounds |
-
2000
- 2000-02-22 JP JP2000044770A patent/JP3840868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9193935B2 (en) | 2010-12-23 | 2015-11-24 | Givaudan S.A. | Compounds capable of releasing fragrant compounds |
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