JP2001233283A - 二重船殼タンカーのバラストタンク内油分検知方法 - Google Patents

二重船殼タンカーのバラストタンク内油分検知方法

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JP2001233283A
JP2001233283A JP2000048558A JP2000048558A JP2001233283A JP 2001233283 A JP2001233283 A JP 2001233283A JP 2000048558 A JP2000048558 A JP 2000048558A JP 2000048558 A JP2000048558 A JP 2000048558A JP 2001233283 A JP2001233283 A JP 2001233283A
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ballast tank
ballast
oil content
detecting method
manhole
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Akira Uraki
昭 浦木
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重船殼タンカーのバラストタンク内に漏洩
した油分を、バラスト張水時に、簡便、かつ、安全に検
知する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 バラスト張水時にバラストタンク内の油
分を検知するため、バラストタンクのマンホールの蓋
に、該マンホールより小径のハッチ装置を設け、該ハッ
チ装置に開閉蓋を取付け、該開閉蓋を開けて、ハッチよ
り紐付きの容器をバラストタンク内に挿入し、バラスト
水の表面液を掬い上げ、上甲板上で手近に目視して油分
を検知するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重船殼タンカー
のバラストタンク内の油分を検知する方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】二重船殼タンカーのバラストタンクは、
カーゴタンクとインナーハルによって区画されている。
このため、インナーハルにクラックが生じると、カーゴ
タンクよりバラストタンク内に油分が漏洩し、バラスト
水に混入することがある。油分が混入したバラスト水を
排出すると、海洋汚染の問題が生じることとなる。
【0003】従来、バラストタンク内の油分を検知する
ために、バラストタンク内に油分検知装置を備えている
が、該油分検知装置は、バラストタンク内に漏出した油
分が気化したガス濃度を検知するものであった。従っ
て、満載航海時、即ち、バラストタンクが空の状態のと
きには有効な装置ではあるが、バラストタンクにバラス
トを張水しているときには、その機能を充分に発揮でき
ないものであった。
【0004】このため、バラストを張水しているとき
は、乗組員が上甲板のマンホールを開けて、バラストタ
ンク内を覗き込み、液面の油分を目視確認している。し
かし、マンホールは多数のボルトによって上甲板に止め
られているし、相当の重量物であるから、このマンホー
ルを開ける作業は、多くの時間と労力を要するものであ
った。
【0005】また、マンホールには柵等が設置されてい
ないため、開け放していると、上甲板を通行する乗組員
がバラストタンク内に転落する危険性もあった。このた
め、安全にして簡便な方法によるバラストタンク内の油
分検知方法の実現が要望されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、二重
船殼タンカーのバラストタンク内に漏洩した油分を、バ
ラスト張水時に、簡便、かつ、安全に検知する方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、バラスト張水
時にバラストタンク内の油分を検知するため、バラスト
タンクのマンホールの蓋に、該マンホールより小径のハ
ッチ装置を設け、該ハッチ装置に開閉蓋を取付け、該開
閉蓋を開けて、ハッチより紐付きの容器をバラストタン
ク内に挿入し、バラスト水の表面液を掬い上げ、上甲板
上で手近かに目視して油分を検知するようにした。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図に沿って、本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明全体の概要を示す
図、図2は要部の拡大断面図である。1は船体、2は上
甲板、3はカーゴタンク、4はバラストタンクである。
5はバラストタンク4のマンホールの蓋であって、上甲
板2にボルト止めされている。
【0009】6は、マンホールより小径で、マンホール
の蓋5に形成されたハッチ装置であり、マンホールの蓋
5に開けられた穴に挿入され、該マンホールの蓋5に一
体的に固定された円筒形のパイプ7と、該パイプ7に被
せられ、水密に緊締される開閉蓋8とより構成されてい
る。
【0010】従って、開閉蓋8を開けると、バラストタ
ンク4内はマンホールとハッチ装置6を通して上甲板2
上に通じることになる。油分を検知するには、開閉蓋8
を開け、紐附きの容器9をハッチ装置6から、バラスト
タンク4内に挿入し、バラスト水の表面液を掬い上げ
る。そして、容器9で掬い上げたバラスト水を上甲板上
で目視確認して、油分の混入を検知する。
【0011】なお、船舶の上甲板のマンホール蓋にハッ
チ装置を設けることは、例えば、バラストタンク内を洗
浄する際、折畳み式自動洗浄機を挿入するのに使用され
た実績があるものである。開閉蓋の構成等については、
種々の方式が採用され得る。また、上述のごとく、船舶
のバラストタンクには必ず設けられているマンホールの
蓋にハッチ装置を形成し、該ハッチ装置を使用するの
で、マンホールの蓋をハッチ装置を有する蓋に取り替え
ることによって既存船にも適用できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、バラストタンク内の油
分を検知するのに、マンホールの蓋に設けたハッチ装置
の開閉蓋を開けるだけでよく、マンホールの蓋自体を開
ける必要がないので、極めて簡便に、かつ、安全に検知
することができる。また、バラスト水の上面液を容器で
掬い上げて、上甲板上で検知するので確実な検知が可能
となった。
【0013】このように、バラスト張水時にバラストタ
ンク内の油分を容易に検知できるようになったので、イ
ンナーハルのクラックを確実に検知できるし、バラスト
排水による海洋汚染の問題に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明全体の概要を示す図。
【図2】要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1 船体 2 上甲板 3 カーゴタンク 4 バラスト
タンク 5 マンホールの蓋 6 ハッチ装
置 7 パイプ 8 開閉蓋 9 容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バラスト張水時にバラストタンク内の油分
    を検知する方法であって、バラストタンクのマンホール
    の蓋に、該マンホールより小径のハッチ装置を設け、該
    ハッチ装置に開閉蓋を取付け、該開閉蓋を開けて、ハッ
    チより紐付きの容器をバラストタンク内に挿入し、バラ
    ストの表面液を掬い上げ、甲板上で油分を検知すること
    を特徴とする二重船殼タンカーのバラストタンク内油分
    検知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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