JP2001232473A - プラズマアーク作業を行うための方法並びにユニット - Google Patents

プラズマアーク作業を行うための方法並びにユニット

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JP2001232473A JP2001039698A JP2001039698A JP2001232473A JP 2001232473 A JP2001232473 A JP 2001232473A JP 2001039698 A JP2001039698 A JP 2001039698A JP 2001039698 A JP2001039698 A JP 2001039698A JP 2001232473 A JP2001232473 A JP 2001232473A
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oxygen
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plasma
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Regis Augeraud
レジ・オージュロー
Serge Suzon
セルジュ・スゾン
Michel Delzenne
ミシェル・デルゼンヌ
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LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
Lincoln Electric Co France SA
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La Soudure Autogene Francaise
Air Liquide SA
LAir Liquide SA pour lEtude et lExploitation des Procedes Georges Claude
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Abstract

(57)【要約】 プラズマトーチに、電流と、酸素と窒素を含む混合ガ
スとが供給され、電流による混合ガスのイオン化によっ
て得られるプラズマジェット(10)が、プラズマトー
チを用いて、届けられる、ワークピースを、アーク作業
を行う、特にプラズマ切断するための方法とユニットで
ある。混合ガスの酸素と窒素との濃度が、50%以下で
ある。混合ガスは、混合ガスがトーチ内に導入される直
前に、所定量の窒素もしくは、場合によっては、酸素を
加えることによって得られる。窒素もしくは酸素の量
は、ワークピースの厚さ、所望の作業量並びに/もしく
は電流の強度によって、決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化ガスと窒素と
の混合ガスが供給されるプラズマトーチを使用し、混合
ガスの一方のガスに対する他方のガスの量が、ワークピ
ースの形成材料の厚さ並びに/もしくは等級と、所望の
作業速度と、電流の強度とから選択された、少なくとも
1つのパラメータに従って決定される、プラズマアーク
処理に関する。
【0002】
【従来の技術】金属もしくは非金属材料に対する、切
断,溶接、マーキング、スプレー作業、もしくは他の熱
処理作業で使用され得るプラズマアークトーチは、ハフ
ニウム、タングステンもしくはジルコニウムで一般的に
形成された円筒形状のインサートを支持し,銅もしくは
銅合金で形成された電極を通常は、有する。この電極に
より、トーチに送られるガスをイオン化させるように機
能する電気アークが形成される。即ち、プラズマガスと
呼ばれている、所定流量の圧縮ガスが、電極とノズルと
の間に導かれ、このノズルのオリフィスを通ってワーク
ピースに向かって流れ出る。
【0003】前記電極は、プラズマジェットを射出する
ために、前記オリフィスの上方で中心付け、また、この
オリフィスは、ノズル内でこれと同軸的に位置され、ダ
イアフラム構造体を形成している。プラズマ切断作業の
特別な場合には、プラズマ切断装置もしくはシステム
は、プラズマトーチと、電源と、電気アーク点火システ
ムと、1もしくは複数の流体源とを一般的には有する。
前記流体源は、特に、プラズマガス、可能であればシー
ル用ガスまたは後で射出される流体、及びトーチを冷却
するための流体、一般的には蒸留水用である。
【0004】このようなトーチもしくはユニットは、さ
らなる詳述のために参照される以下の文献にすでに開示
されているので、当業者には既に良く知られている。こ
れら文献は、EP−A−599709,EP−A−87
2300,EP−A−801882,EP−A−941
018,EP−A−144267,EP−A−4108
75,EP−A−772957,EP−A−90260
6,EP−A−810052,EP−A−84592
9,EP−A−790756,EP−A−19661
2,WO−A−89/11941,US−A−4,52
1,666,US−A−4,059,743,US−A
−4,163,891,並びにUS−A−5,591,
357である。
【0005】既知のように、プラズマアークは、切断さ
れる材料を溶融し、ワークピースに対してトーチが移動
された後に形成される切溝から溶融材を排出させるため
に、プラズマの熱並びに動的効果を使用している。さら
に、プラズマ切断において、使用されるプラズマガス、
即ち、混合ガスは、切断される材料の性質に応じて同じ
ではない。かくして、非酸化ガス、例えば、窒素ガス
が、ステンレス鋼もしくは軽合金に対して、一般的に使
用されており、また、酸化ガス、例えば、酸素ガスもし
くは空気が、構造用鋼を切断するためには好ましい。構
造用鋼の場合には、圧縮空気が、単純なエアーコンプレ
ッサーがトーチを形成するのに充分であり、このため
に、ガスボトルを設置する必要がないので、酸素ガスを
使用するよりも取り扱いが簡単な効果がある。しかし、
切断用ガスとして空気を使用した場合には、酸素ガスを
使用して得られる切断面よりも品質が悪い切断面とな
る。即ち、切断面にフラッシュや条線が発生する。この
ために、酸素ガスが一般的に好ましい。さらに、窒素ガ
スが約30%の比率の窒素ガスと酸素ガスとの混合ガス
をプラズマガスとして使用することにより、純粋の酸素
ガスを使用する場合よりも約20%だけ、切断速度を早
くすることができる。そして、2重の流れとして使用さ
れる上記比率の窒素ガスと酸素ガスとの混合ガスは、あ
る場合には,切断面の粗さを小さくさせることができ
る。
【0006】しかし、前記窒素ガスと酸素ガスとの混合
ガスは、通常は、事前に混合される。即ち、使用される
前にガスボトルのような適当なコンテナーに充填するた
めに、選定された比率に従って製造される。そして、こ
のコンテナーは、作業場所に、即ち切断が行われる所に
運搬される。
【0007】しかし,このようなタイプの窒素ガスと酸
素ガスとの混合ガスは、事前に混合され、ガスボトルに
詰められていなければならないことは、問題がある。
【0008】即ち、窒素ガスと酸素ガスとの混合ガス
が、幾つかの異なる切断への適用もしくは状況に応じさ
せるために、酸素ガス中の窒素ガスの含有量を変えて使
用されなければならない場合には、所望の混合比率の多
種類のガスボトルを、即ち、窒素ガスの含有比率が異な
る窒素ガスと酸素ガスとの混合ガスを、貯蔵する必要が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このために、種々の状
況に適した夫々異なる組成のガスボトルを大量に貯蔵し
なければならず、多くのボトルの移動と取り扱い作業と
が発生し、かくして、必要となる。このような状況のも
とで、特別な混合ガスの不足を防ぐために、各ボトルを
貯蔵並びに取り扱うために厳しい処置と、貯蔵状態の正
確なモニターとをすることが必要である。しかし、この
管理は、ときには、難しく、比較的高い設備投資とラン
ニングコストとが必要である。
【0010】かくして、本発明の目的は、異なる比率の
窒素と酸素との混合ガスを容易に使用することを可能に
しながら、ボトルの貯蔵と移動との問題を解決すること
である。言い換えれば、本発明の目的は、多様なアーク
作業の状況、特に様々な製品を切断する状況に適するよ
うに、含有量に変化をつけた酸素/窒素の混合物を使用
し、同時に、速度と、切断面のフラッシュ並びに/もし
くは粗さとの面で、切断作業を改良もしくは維持しなが
ら、プラズマアーク作業を行うための方法、一般には、
窒素/酸素を含む混合ガスを用いる、プラズマアーク作
業を行うための方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明は、構
造用鋼で形成された少なくとも1つのワークピースにプ
ラズマアーク作業を行うための方法に関し、この方法
で、(a)プラズマトーチには、電流と、酸素及び窒素
を含む混合ガスとが供給され、(b)電流によって、酸
素及び窒素を含む前記混合ガスの少なくとも一部を、イ
オン化させる事で得られるプラズマジェットが、前記プ
ラズマトーチを使用して運ばれ、酸素及び窒素を含む前
記混合ガスの窒素の濃度が、体積比で0%より大きくか
つ体積比で50%未満であり、前記混合ガスは、所定量
の窒素を、酸素を含む酸化ガスに付加することによっ
て、得られ、また、この窒素の付加は、酸素及び窒素を
含む混合ガスが前記トーチ内に導入される直前に、実行
され、窒素の所定量は、ワークピースの厚さ、ワークピ
ースを形成する構造用鋼の等級、所望の作業速度、電流
の強度から選択された少なくとも1つのパラメータに従
って、決められる。
【0012】いわゆる“構造用”鋼は、the Com
ite Europeen deNormalisat
ion(European Standardizat
ion Committee)により、EN1002
5、EN10113−2、EN10113−3、EN1
0137−3以下参照の規格を満たす、非合金鋼、低合
金鋼もしくは高合金鋼に属するとして、規定されてい
る。
【0013】他の態様に係われば、また、本発明は、ス
テンレス鋼で形成された少なくとも1つのワークピース
にプラズマアーク作業を行うための方法に関し、この方
法で、(a)プラズマトーチには、電流と、酸素及び窒
素を含む混合ガスとが提供され、(b)電流によって、
酸素及び窒素を含む前記混合ガスの少なくとも一部を、
イオン化させることで得られるプラズマジェットが、プ
ラズマトーチを用いて運ばれ、酸素及び窒素を含む前記
混合ガスの酸素の濃度は、体積比で0%より大きくかつ
体積比で25%未満で、前記混合ガスは、窒素内に酸素
を含む所定量の酸化ガスもしくは酸素を付加することに
よって得られ、また、この酸素の付加は、酸素及び窒素
を含む混合ガスが前記トーチ内に導入される直前に実行
され、酸素を含む酸化ガスもしくは酸素の所定量は、ワ
ークピースの厚さ、ワークピースを形成するステンレス
鋼の等級、所望の作業量、電流の強度から選択された少
なくとも1つのパラメータに従って、決定される。
【0014】“ステンレス”鋼と呼ばれる鋼は、the
Comite Europeende Normal
isation(Europian Standard
ization Committee)に従って、少な
くとも11%のクロムを含む合金鋼の仲間に属する。
【0015】場合によって、本発明の方法は、1もしく
はそれ以上の次の特性を有し得る。
【0016】プラズマアーク作業を行うための方法は、
プラズマ切断もしくはプラズママーキング、好ましくは
プラズマ切断処理である。
【0017】ワークピースの形成材料の等級は、構造用
鋼とステンレス鋼とから選択される。
【0018】ワークピースを構成する材料は、ペイン
ト、亜鉛(zinc)、アルミニウムもしくは他の保護コーテ
ィングのような表面コーティングを含む、もしくは含ま
ないことが可能である。
【0019】この方法は、実行される作業に適合された
もしくは適合可能である混合プラズマガスを使用する。
【0020】酸素及び窒素を含む混合ガス内の窒素の濃
度が、構造用鋼に作業を行う場合、体積比で10%乃至
40%、好ましくは体積比で20%乃至40%である。
【0021】酸素及び窒素を含む混合ガスの酸素の濃度
が、ステンレス鋼に作業を行う場合、体積比で1%乃至
22%、好ましくは体積比で5%乃至20%である。
【0022】酸化ガスは、乾燥され、圧縮によって発生
しやすい油分を奪われている、酸素もしくは圧縮空気、
好ましくは酸素である。
【0023】ガスの付加は、少なくとも1つのガスミキ
サー、好ましくは、付加されるガスの含有量を制御もし
くは調節するための手段を有するガスミキサー内で実行
される。
【0024】ガスの付加される量が、ワークピースの厚
さ、材料の等級、所望の作業速度、電流の強度から選択
された少なくとも1つのパラメータによって決定され
る。
【0025】ワークピースの厚さは、0,4mm乃至2
0mmで、好ましくは0.5mm乃至12mmである。
【0026】所望される作業速度は、0,5m/分乃至
10m/分で、好ましくは1m/分乃至5m/分であ
る。
【0027】電流の強度は、10A乃至150Aで、好
ましくは15A乃至120Aである。
【0028】また、本発明は、少なくとも1つのワーク
ピースにプラズマアーク作業を行うための、特に、上述
されたような方法を実施可能なユニットに関し、このユ
ニットは、支持フレームに固定され、少なくとも1つの
移動軸に沿って移動可能な、少なくとも1つのプラズマ
トーチと、前記トーチに接続された、少なくとも1つの
電流ジェネレータと、少なくとも1つの酸素を含む酸化
ガス源と、少なくとも1つの窒素源と、少なくとも1つ
の前記酸化ガス源によって、酸素を含む酸化ガスが、少
なくとも1つの前記窒素源によって窒素が、供給される
少なくとも1つのガスミキサーとを具備し、このガスミ
キサーは、酸素を含む酸化ガス並びに/もしくは窒素の
濃度を制御もしくは調節するための手段を有して、前記
混合ガスの窒素の濃度が、体積比で0%より大きくかつ
50%未満、もしくは、前記混合ガス内の酸素の濃度
が、体積比で0%より大きくかつ25%未満の、酸素及
び窒素を含む前記混合ガスを得ることができ、そして、
酸素もしくは窒素の量は、ワークピースの厚さ、ワーク
ピースの形成材料の等級、所望の作業速度、電流の強度
から選択された少なくとも1つのパラメータに従って決
定される。
【0029】ガスミキサーは、酸素を含む酸化ガス源、
窒素源、前記トーチの間に配置される。混合ガスの流速
並びに/もしくは流圧を制御する手段は、ミキサーの出
口と、トーチの入口との間に配置される。本発明の効果
により、純粋なもしくはほぼ純粋なガスから、酸素もし
くは圧縮空気のような酸化ガスに混合される窒素の量、
もしくは、窒素に混合される酸素もしくは圧縮空気のよ
うな酸化ガスの量を調整もしくは制御するための手段を
使用することによって、プラズマ切断装置において、実
行される作業もしくは特別な使用状況に合わせて制御さ
れた、窒素/酸素の混合ガスの各構成物の含有量を保証
することが可能である。各施行の形式に合わせてガスを
構成する含有物を正確に制御することにより、生産性並
びに/もしくは品質の基準に係わって、プラズマ切断作
業の効率を上げることが可能になる。酸素内の窒素含有
物もしくは窒素内の酸素含有物は、板の厚さ、電流の強
度、切断される材料の等級、切断速度などのような幾つ
かのパラメータに従って、外部の制御装置により自動的
に制御される。
【0030】
【発明の実施の形態】本明細書に添付された図1は、板
11の切断作業中に見られる、複式フロー形式のプラズ
マトーチの駆動部の動作を、概略的に示している。プラ
ズマトーチは、電極1を有し、これにおいて、電気アー
クが、トーチに送られるガス、即ち所定流量の圧縮プラ
ズマガスをイオン化させる役目を果し、このガスは、電
極1とノズル2との間に配置されたプラズマチャンバ3
に送られて流れ、定着する。プラズマジェット10は、
ノズル2内に形成されたオリフィスを介して、切断され
る板11に向かって、プラズマチャンバ3から吐出され
る。電極1は、ノズル2内に同軸的に位置付けられたプ
ラズマジェット突き出し(ejection)オリフィスの上方
で中心付けられ、絞りオリフィスを形成する。
【0031】プラズマトーチには、ノズル2と電極1と
の間に主要なアークが当たるようにする電気アーク点火
システム6に接続された電流源5により、電流が流され
ている。また、図1は、トーチが複式フロー形式で、即
ち、ノズル2の周囲にスリーブを形成する、第2の外周
(peripheral)ノズル4を有することと、シール用ガス
が、これが、ノズル2の端部と板11の上面部との間に
位置する空間の領域に達するまで、ノズル内の空間7を
通って流れることとを、示している。ノズル2は、冷却
チャンバ8を循環する、蒸留水のようなクーラントによ
って冷却される。
【0032】図2は、プラズマ切断ユニットを前方から
見て概略的に示し、このプラズマ切断ユニットは、上述
して説明し、図1に示されているように動作する、概略
的に示された少なくとも1つのプラズマ切断トーチ21
を有し、このプラズマ切断トーチは、これがワークピー
ス11即ち切断される板に対する運動を行うための、少
なくとも1つの電動シャフト22に固定されている。
【0033】図2のユニットの上面図である図3に見ら
れるように、プラズマ切断トーチ21は、電流ジェネレ
ータ24に接続されている。また、ユニットは、電流ジ
ェネレータ24とトーチ21と移動シャフトとの間の、
接続手段、分散手段、情報交換手段を有している。酸素
のような、酸化ガスの供給源25、もしくは圧縮空気コ
ンプレッサー26及び窒素供給源27は、トーチ21に
切断ガスが供給されるようにする。前記ガス源25,2
6,27とプラズマ切断トーチとの間に、一方で、酸化
ガスと窒素とを受け、もう一方で、所望される混合の割
合の、即ち、本発明に係わって含有量が制御された酸素
と窒素とを有する、プラズマガス混合物を前記トーチに
運ぶ、ガスミキサー28がある。
【0034】ミキサー28には、例えば窒素の含有量を
制御もしくは調節するなどの、ガス中の別のガスの含有
量を制御するための手段が設けられている。
【0035】好ましくは、例えば膨張バルブもしくは質
量流量レギュレータのような、流速並びに/もしくは流
圧を制御するための付加的な手段29が、ミキサー28
の出口とトーチ21との間に挿入されている。更に、こ
のようなユニットは、トーチ21を冷却するための手段
30、作業の循環を管理するための手段、少なくとも1
つの前記移動シャフトの運動を計画どおりに行わせ、管
理するための手段31を有する。
【0036】このようなユニットを使用することで、例
えば酸素内の窒素など、ガス中の別のガスの含有量が、
制御され、生産性の面(切断速度を上昇させる)で、並
びに/もしくは切断面の品質の面(フラッシュ、粗さも
しくは傾斜を減少させる)で、切断作業を最適化でき
る。このように、鋼もしくは切断される材料の等級、並
びに/もしくはこの厚さによって、厳密に0%乃至50
%の含有量に制御された窒素を有する酸素もしくは、用
途によって、0%より大きくかつ20%未満の含有量に
制御された酸素を有する窒素が、使用される。
【0037】本発明の処理の効果を証明するために、測
定が、DIN2310の規格に従って成され、この結果
が、図4、図5、図6に示されている。比較は、様々な
窒素/酸素の混合濃度に従って、切断速度、粗さ、垂直
面からの切断面の最大偏位の点から、なされた。
【0038】一例として、本発明に係われば、酸素内に
30%の比率で窒素を有する混合物は、傾斜を増加させ
ることなく、切断速度を上昇させるか、もしくは一定の
速度を維持しながら,傾斜を減少させるか、いずれかを
可能にする。同様に、板の厚さによるが、酸素内の窒素
の存在は、切断面のフラッシュもしくは粗さを減少可能
にする。
【0039】
【表1】 ミキサーが、含有量の制御された様々な種類の混合ガス
を、純粋なガスもしくは圧縮ガスから形成可能にする、
本発明に係わるプラズマ切断処理は、手動もしくは自動
の、所定の形式のプラズマ切断ユニットによって使用さ
れ得、材料の等級に係わって、生産性並びに/もしくは
品質の面で、切断作業を最適化できる。
【0040】言うまでもなく、本発明は、プラズマ切断
トーチに関して、上述されてきたが、本発明の応用例
は、切断トーチのみに限定されず、全体的もしくは部分
的に、マーキングトーチ、溶接トーチ、スプレートーチ
に関し、一般的には、金属もしくは非金属製品の熱処理
のための所定のトーチに関する。
【0041】更に、本発明は、構造用鋼を切断する際
の、比較的高い速度及び比較的高い生産性を実現させ、
また、ステンレス鋼切断の比較的高い品質、即ち、実質
的にフラッシュもしくは傾斜のない切り口を生じさせる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、板11の切断作業中に見られる、複式
フロー形式のプラズマトーチの駆動部の動作を、概略的
に示している。
【図2】図2は、プラズマ切断ユニットを前方から見て
概略的に示している。
【図3】図3は、図2のユニットの上面図である。
【図4】図4は、本発明の処理の効果を証明するため
に、DIN2310の規格に従って成された測定の結果
を示している。
【図5】図5は、本発明の処理の効果を証明するため
に、DIN2310の規格に従って成された測定の結果
を示している。
【図6】図6は、本発明の処理の効果を証明するため
に、DIN2310の規格に従って成された測定の結果
を示している。
【符号の説明】
1・・・電極、2・・・ノズル、21・・・プラズマ切
断トーチ、22・・・電動シャフト、24・・・電流ジ
ェネレータ、28・・・ガスミキサー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598099419 ラ・スーデュール・オトジェーヌ・フラン セーズ LA SOUDURE AUTOGENE FRANCAISE フランス国、75321 パリ・セデクス 07、 カイ・ドルセイ 75 (72)発明者 レジ・オージュロー フランス国、95300 ポントワーズ、リ ュ・ロベール・シュマンヌ、11 (72)発明者 セルジュ・スゾン フランス国、95300 ポントワーズ、ブー ルバール・ドゥ・ルーロップ、22 (72)発明者 ミシェル・デルゼンヌ フランス国、95130 フランコンビル、レ ジダーンス・コリーヌ・サン−マルク、3

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造用鋼で形成された少なくとも1つの
    ワークピースにプラズマアーク作業を行うための方法で
    あって、 (a)プラズマトーチには、電流と、酸素及び窒素を含
    む混合ガスとが供給され、 (b)電流によって、酸素及び窒素を含む前記混合ガス
    の少なくとも一部を、イオン化させる事で得られるプラ
    ズマジェットが、前記プラズマトーチを使用して運ば
    れ、 酸素及び窒素を含む前記混合ガス内の窒素の濃度が、体
    積比で0%より高くかつ体積比で50%未満であり、 前記混合ガスは、所定量の窒素を、酸素を含む酸化ガス
    に付加することによって、得られ、また、この窒素の付
    加は、酸素及び窒素を含む混合ガスが前記トーチ内に導
    入される直前に、実行され、そして、 前記窒素の所定量は、ワークピースの厚さ、ワークピー
    スを形成する構造用鋼の等級、所望の作業速度、電流の
    強度から選択された少なくとも1つのパラメータに従っ
    て、決められる、方法。
  2. 【請求項2】 ステンレス鋼で形成された、少なくとも
    1つのワークピースにプラズマアーク作業を行うための
    方法であって、 (a)プラズマトーチには、電流と、酸素及び窒素を含
    む混合ガスとが提供され、 (b)電流によって、酸素及び窒素を含む前記混合ガス
    の少なくとも一部を、イオン化させることで得られるプ
    ラズマジェットが、プラズマトーチを用いて運ばれ、 酸素及び窒素を含む前記混合ガスの酸素の濃度が、体積
    比で0%より高くかつ体積比で25%未満で、 前記混合ガスは、窒素内に酸素を含む所定量の酸化ガス
    もしくは酸素を付加することによって得られ、また、こ
    の酸素の付加は、酸素及び窒素を含む混合ガスが前記ト
    ーチ内に導入される直前に実行され、そして、 前記酸素を含む酸化ガスもしくは酸素の所定量は、ワー
    クピースの厚さ、ワークピースを形成するステンレス鋼
    の等級、所望の作業量、電流の強度から選択された少な
    くとも1つのパラメータに従って、決められる、方法。
  3. 【請求項3】 プラズマアーク作業を行うための方法
    は、プラズマ切断もしくはプラズママーキング、好まし
    くはプラズマ切断処理である、請求項1もしくは2の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記酸素及び窒素を含む混合ガス中の窒
    素の濃度が、体積比で10%乃至40%、好ましくは体
    積比で20%乃至40%である、請求項1乃至3のいず
    れか1の方法。
  5. 【請求項5】 前記酸素及び窒素を含む混合ガス内の酸
    素の濃度が、体積比で1%乃至22%、好ましくは体積
    比で5%乃至20%である、請求項2もしくは3の方
    法。
  6. 【請求項6】 前記酸化ガスは、乾燥され、圧縮によっ
    て発生しやすい油分を奪われている、酸素もしくは圧縮
    空気、好ましくは酸素である請求項1乃至5のいずれか
    1の方法。
  7. 【請求項7】 前記ガスの付加は、少なくとも1つのガ
    スミキサー、好ましくは、付加されるガスの含有量を制
    御もしくは調節するための手段を有するガスミキサー内
    で実行される、請求項1乃至6のいずれか1の方法。
  8. 【請求項8】 前記ガスの付加される量は、ワークピー
    スの厚さ、材料の等級、所望の作業速度、電流の強度か
    ら選択された少なくとも1つのパラメータによって決定
    される、請求項1乃至7のいずれか1の方法。
  9. 【請求項9】 前記ワークピースの厚さは、0,4mm
    乃至20mmで、所望される作業速度は、0,5m/分
    乃至10m/分で、電流の強度は、10A乃至150A
    で、並びに/もしくは、ワークピースの形成材料の等級
    は、304Lもしくは316Lのステンレス鋼から選択
    された、請求項1乃至8のいずれか1の方法。
  10. 【請求項10】 特に、請求項1乃至9のいずれか1の
    方法を実施可能な、少なくとも1つのワークピースにプ
    ラズマアーク作業を行うためのユニットであり、 支持フレームに取着され、少なくとも1つの移動軸に沿
    って移動可能な、少なくとも1つのプラズマトーチ(2
    1)と、 前記トーチ(21)に接続された、少なくとも1つの電
    流ジェネレータ(24)と、 少なくとも1つの酸素を含む酸化ガス源(25,26)
    と、 少なくとも1つの窒素源(27)と、 少なくとも1つの前記酸化ガス源(25,26)によっ
    て、酸素を含む酸化ガスが、少なくとも1つの前記窒素
    源(27)によって窒素が、供給される少なくとも1つ
    のガスミキサー(28)とを具備し、このガスミキサー
    (28)は、酸素を含む酸化ガス並びに/もしくは窒素
    の濃度を制御もしくは調節するための手段を有して、前
    記混合ガス内の窒素の濃度は、体積比で0%より大きく
    かつ50%未満、もしくは、前記混合ガスの酸素の濃度
    は、体積比で0%より大きくかつ25%未満の、酸素及
    び窒素を含む前記混合ガスを得ることができ、そして、
    酸素もしくは窒素の量は、ワークピースの厚さ、ワーク
    ピースの形成材料の等級、所望の作業速度、電流の強度
    から選択された少なくとも1つのパラメータに従って決
    定される、ユニット。
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