JP2001230796A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JP2001230796A
JP2001230796A JP2000038514A JP2000038514A JP2001230796A JP 2001230796 A JP2001230796 A JP 2001230796A JP 2000038514 A JP2000038514 A JP 2000038514A JP 2000038514 A JP2000038514 A JP 2000038514A JP 2001230796 A JP2001230796 A JP 2001230796A
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Hisashi Koga
久志 古賀
Akira Jinzaki
明 陣崎
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理的に独立な第1ネットワークと第2ネッ
トワークとを論理的に一つのネットワークとしてデータ
の転送を実現するデータ通信システムを提供する。 【解決手段】 送信側中継手段110は、第1ネットワ
ークから第2ネットワークに伝送すべき転送単位を抽出
する抽出手段111と、抽出された転送単位に含まれる
制御情報に所定の操作を適用する変形手段112と、中
継用の転送単位を受信側中継手段120を宛先とするパ
ケットに整形する整形手段113と、各パケットを中継
ネットワークに送出する第1送出手段114とを備えて
おり、受信側中継手段120は、受信したパケットから
中継用の転送単位を分離する分離手段121と、中継用
の転送単位から第2ネットワークに適合する転送単位を
再形成する形成手段122と、得られた転送単位を第2
ネットワークに送出する第2送出手段123とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ高度な機
能を有する複数のネットワーク間の通信を別のネットワ
ークを経由して実現するデータ通信システムに関するも
のである。パーソナルコンピュータや各種の周辺機器の
高機能化・低価格化が進むにつれて、小規模のオフィス
や家庭においても、マルチメディアデータを高速に転送
可能なネットワークシステムに対する需要が高まってき
ている。例えば、米国電気電子学会(IEEE)による
規格であるIEEE1394規格に従って接続可能なディジタル
ビデオカメラやIEEE1394インタフェースを持つパーソナ
ルコンピュータが、一般の利用者にとっても次第に身近
なものとなっている。これに伴って、このようなネット
ワークシステム相互を接続し、様々なサービスを提供す
るための技術が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数のローカルエリアネットワ
ークそれぞれにルータやゲートウェイを備え、このルー
タまたはゲートウェイをインターネットに接続すれば、
ローカルネットワーク相互の物理的な距離にかかわら
ず、インターネットを経由してローカルネットワーク相
互の通信を実現することができる。
【0003】図20に、ゲートウェイを用いて複数のロ
ーカルエリアネットワークを接続したデータ通信システ
ムの構成例を示す。図20に示したデータ通信システム
において、第1LAN、第2LANおよび第3LANに
接続されたパーソナルコンピュータ(PC)401a、
401b、401cおよびゲートウェイ402a、40
2b、402cは、例えば、IPプロトコルなどのネッ
トワーク層の通信プロトコルに従って接続されている。
【0004】このように、ゲートウェイおよびインター
ネットによって中継される端末間のネットワーク層の通
信プロトコルが統一されていれば、第1LAN、第2L
ANおよび第3LANにおいて採用されているデータリ
ンク層の通信プロトコルにかかわらず、パーソナルコン
ピュータ401a、401b、401c相互の通信を実
現することができる。
【0005】一方、ディジタルビデオカメラなどのオー
ディオ・ヴィジュアル機器およびパーソナルコンピュー
タを接続する高速インタフェース規格として、IEEE1394
規格が注目されている。このIEEE1394規格は、物理層お
よびデータリンク層を中心に規格化された高速シリアル
バス標準であり、一定周期で所定の転送単位を連続的に
転送する機能(同期転送モード)と、ディジタルビデオ
カメラなどの機器を制御するために随時に制御コマンド
を転送する機能(非同期転送モード)とを規定してい
る。
【0006】IEEE1394規格では、図21(a)に示すよ
うに、1周期(125μs)内にn個の同期転送用チャネ
ルとともに非同期転送パケット転送用の時間が共存して
いる。同期転送モードでデータの転送を行う場合に、送
信側のノードは、バス管理ノードにアイソクロナス・チ
ャネルを要求し、これに応じて、バス管理ノードによ
り、伝送速度に応じた同期転送用チャネルが割り当てら
れ、また、アイソクロナス・チャネルを識別するチャネ
ルIDが与えられる。
【0007】同期転送モードによって、特に、音声を伴
った動画データをリアルタイムで転送する場合には、送
信側ノードは、上述したチャネルIDを含む同期ヘッダ
に加えて、CIP(Common Isochronous Packet)ヘッダ
を転送データに付加して、図21(b)に示すアイソクロ
ナスパケットを形成し、割り当てられたアイソクロナス
チャネルに送出し、受信側のノードは、アイソクロナス
パケットに含まれるチャネルIDに基づいて、受信対象
のパケットを判別し、転送データを受信する。
【0008】また、CIPヘッダは、16ビットのタイ
ムスタンプフィールドを備えており、例えば、ディジタ
ルビデオデータを転送する際に、送信側ノードは、ビデ
オデータの1フレームを構成する一連のパケットの一つ
に送信時刻を示すタイムスタンプを書き込み、受信側ノ
ードでは、このタイムスタンプに基づいて、タイミング
調整を行っている。
【0009】このように、IEEE1394規格の同期転送モー
ドでは、同期ヘッダに含まれるチャネルIDによって個
々の通信を識別し、また、CIPヘッダ内のタイムスタ
ンプに基づくタイミング調整を行うことにより、受信側
ノードの数にかかわらず、同期を保ちつつデータの転送
を行うことができる。一方、非同期転送モードでは、送
信側ノードは、バスの使用権を獲得した後、送信ノード
および受信ノードをそれぞれ示すノードIDを含む非同
期ヘッダを転送データに付加してアシンクロナスパケッ
ト(図21(c)参照)を形成し、バスに送出する。
【0010】これに対して、受信側ノードは、ヘッダに
含まれる受信ノードIDに基づいて、自分宛てのパケッ
トを受け取り、所定の時間内に応答パケット(図21
(a)において、符号「ack」を付して示す)をバスに送
出する。このように、IEEE1394非同期転送モードでは、
非同期ヘッダに含まれる発信元ID(source ID)および
宛先ID(distination ID)の組み合わせによって個々
の通信を識別し、また、受信ノードが所定の応答パケッ
トを返すことにより、転送データを含んだパケットの到
達を確認している。
【0011】さて、上述したIEEE1394規格に対応するロ
ーカルバスによってそれぞれ接続された第1のネットワ
ークと同様の第2のネットワークとを、他の形式の第3
のネットワークを介して接続し、上述したIEEE1394パケ
ットの授受を実現するデータ通信システムとして、慶應
義塾大学政策・メディア研究科および同大学環境情報学
部によって提案されたデータ通信システムがある(「フ
レーム排他技術を用いたインターネットDV転送技術」
杉浦一徳 他著、電子情報通信学会 信学技報TECHNICA
L REPORT OF IEICE.CPSY99-33(1999-05) PP77-81)。
【0012】このデータ通信システムは、図22に示す
ように、IEEE1394規格に対応する第1ネットワークとイ
ンターネットとの間の中継を行うゲートウェイ410
と、同様の第2ネットワークとインターネットとの間の
中継を行うゲートウェイ420とを備えている。図22
において、ディジタルビデオカメラ403によって第1
ネットワークに送出されたIEEE1394パケットは、IEEE13
94アダプタ411を介してディジタルビデオ送信部(D
V送信部)412に渡される。
【0013】このディジタルビデオ送信部412によ
り、フレーム間引き処理が行われるとともに、送出対象
となったIEEE1394パケットに、図23に示すように、I
Pヘッダ、UDP(User Datagram Protocol)ヘッダおよ
びアプリケーションヘッダからなるヘッダ情報が付加さ
れ、IPカプセル化されたパケットがインターネットア
ダプタ413を介してインターネットに送出される。
【0014】このようにしてIPカプセル化されたパケ
ットは、インターネットアダプタ413を介してディジ
タルビデオ受信部(DV受信部)421に渡され、この
ディジタルビデオ受信部421によって脱カプセル化さ
れた後、IEEE1394アダプタ411を介して第2ネットワ
ークに送出される。このようにして、例えば、第1ネッ
トワークに接続されたディジタルビデオカメラ403に
よって撮影された映像および音声を、インターネットを
経由して第2ネットワークに渡し、この第2ネットワー
クに接続されたディジタルビデオデッキ404によって
記録/再生することが可能となる。
【0015】このデータ通信システムにおいては、ディ
ジタルビデオ送信部412によるカプセル化処理におい
て、フレーム間引きなどに関する情報を示す調整パラメ
ータとシーケンス番号とを含むアプリケーションヘッダ
を付加し、ディジタルビデオ受信部421における脱カ
プセル化処理において、このアプリケーションヘッダ内
の情報に従って、IEEE1394パケットストリームを復元し
ている。
【0016】なお、このデータ通信システムにおけるフ
レーム間引き処理およびIEEE1394パケットストリームの
復元処理に関する詳細については、上述した文献を参照
されたい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、既存
のルータは、中継するネットワークのデータリンク層以
下のプロトコルにかかわらず接続することを前提として
構成されているため、個々のネットワークにおいてデー
タリンク層以下の機能相互で授受される情報は利用して
いなかった。
【0018】しかしながら、単純に個々のネットワーク
において転送されるパケットを、データリンク層以下の
機能にかかわる情報も含めてカプセル化しただけでは、
このデータリンク層の情報を利用することはできない。
なぜなら、データリンク層の情報は、個々のネットワー
クに固有の情報であるため、送信ノードと受信ノードと
が一つのネットワークに属していることを前提としお
り、送信ノードと受信ノードがそれぞれ別のネットワー
クに属していることを想定していないからである。
【0019】例えば、IEEE1394規格では、新しいノード
の追加などに伴ってバスリセットが発生し、その都度、
所定の手順に従ってネットワークに属する各ノードにノ
ードIDが与えられる。このとき、各ノードに与えられ
るノードIDが、バスリセット前と同一である保証はな
い。また、このバスリセットに伴って、アイソクロナス
チャネルIDも変更されてしまう可能性がある。
【0020】また、送信ノードと受信ノードとが別のネ
ットワークに属している場合には、同期転送モードにお
いて、送信側のネットワークにおける時刻を示すタイム
スタンプをCIPヘッダに書き込んで受信ノードに渡し
たとしても、受信側では、このタイムスタンプをそのま
ま用いてタイミング調整を行うことはできない。また一
方、IEEE1394規格は、受信ノードが所定のケーブル長の
範囲内に存在することを前提としているため、アシンク
ロナスパケットに対して、応答パケットが返されるまで
の許容時間が非常に短い。
【0021】このため、他のネットワークに属する受信
ノードが、実際にアシンクロナスパケットを受け取って
から応答パケットを送信したのでは、非同期転送モード
における送達確認を正常に完了させることができない。
本発明は、送信ノードを含む第1ネットワークおよび受
信ノードを含む第2ネットワークに固有の情報を利用し
て、物理的な位置関係にかかわらず、第1ネットワーク
と第2ネットワークとを論理的に一つのネットワークと
してデータの転送を実現するデータ通信システムを提供
することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1に、請求項1乃至請
求項7の発明の原理ブロック図を示す。請求項1の発明
は、物理的に独立した複数の独立ネットワークのいずれ
かである第1ネットワークにおいて転送される所定の形
式の転送単位を、第1ネットワークに対応して設けた送
信側中継手段110と、別の中継ネットワークと、他の
独立ネットワークの少なくとも一つである第2ネットワ
ークに対応して設けられた受信側中継手段120とによ
って中継するデータ通信システムにおいて、送信側中継
手段110は、第2ネットワークに伝送すべき転送単位
を抽出する抽出手段111と、抽出された転送単位に含
まれる制御情報に所定の操作を適用し、中継用の転送単
位を形成する変形手段112と、中継用の転送単位を中
継ネットワークにおける伝送手順に従う形式を備え、第
2ネットワークに対応して備えられた受信側中継手段1
20を宛先とするパケットに整形する整形手段113
と、整形手段113によって整形された各パケットを中
継ネットワークに送出する第1送出手段114とを備え
た構成であり、受信側中継手段120は、中継ネットワ
ークを介して受け取ったパケットを分解して、中継用の
転送単位を分離する分離手段121と、分離手段121
によって得られた中継用の転送単位に所定の操作を適用
し、第2ネットワークにおける伝送処理に適合する制御
情報を含んだ転送単位を再形成する形成手段122と、
形成手段122によって形成された転送単位を第2ネッ
トワークに送出する第2送出手段123とを備えた構成
であることを特徴とする。
【0023】請求項1の発明は、送信側中継手段110
において、抽出手段111から転送単位を受け取って、
変形手段112および整形手段113が動作することに
より、所望の情報を制御情報として含んだ中継用の転送
単位を中継ネットワークに適合するパケットにカプセル
化し、第1送出手段114を介して中継ネットワーク送
出することができる。
【0024】一方、受信側中継手段120において、上
述したようにしてカプセル化されたパケットの受信に応
じて、分離手段121および形成手段122が動作する
ことにより、第2ネットワークに適合する制御情報を含
んだ転送単位を再形成し、第2送出手段123を介して
第2ネットワークに送出することができる。このように
して、第1ネットワーク側の制御情報を利用して、第2
ネットワークが固有に備えている機能を制御するために
必要な制御情報を形成することができるので、第1ネッ
トワークと第2ネットワークとの物理的な位置関係にか
かわらず、各ネットワークの固有の機能を含めて、論理
的に一つのネットワークとしてデータを転送することが
可能となる。
【0025】請求項2の発明は、請求項1に記載のデー
タ通信システムにおいて、送信側中継手段110に備え
られた変形手段112は、各転送単位に含まれる制御情
報の少なくとも一部を書き換えて、中継用の転送単位と
して出力する第1書換手段131を備えた構成であるこ
とを特徴とする。請求項2の発明は、変形手段112に
備えられた第1書換手段131が、制御情報の少なくと
も一部を適切な情報に書き換えることにより、受信側中
継手段120に備えられた形成手段122による操作を
簡易化することができる。
【0026】請求項3の発明は、請求項2に記載のデー
タ通信システムにおいて、第1ネットワークおよび第2
ネットワークにおいて転送される各転送単位は、転送動
作の同期を維持するために必要な時刻情報を制御情報の
一部として含んだ構成であり、第1書換手段131は、
各転送単位に含まれる時刻情報を第2ネットワークにお
ける転送処理の際に無視される無効なデータに置き換え
る構成であることを特徴とする。
【0027】請求項3の発明は、変形手段112に備え
られた第1書換手段131が、制御情報に含まれる時刻
情報を無効な情報に書き換えておくことにより、受信側
中継手段120に備えられた形成手段122は、所望の
転送単位に適切な時刻情報を組み込むことができる。請
求項4の発明は、請求項1に記載のデータ通信システム
において、受信側中継手段120に備えられた形成手段
122は、各中継用の転送単位に含まれる制御情報の少
なくとも一部を第2ネットワークに適合する情報に書き
換えて、第2ネットワークに送出すべき転送単位として
出力する第2書換手段141を備えた構成であることを
特徴とする。
【0028】請求項4の発明は、形成手段122に備え
られた第2書換手段141が、中継用転送単位に含まれ
た制御情報の少なくとも一部を適切な情報に書き換える
ことにより、第1ネットワークにおける制御情報の内容
にかかわらず、確実に、第2ネットワークにおいて有効
な制御情報を形成することができる。請求項5の発明
は、請求項4に記載のデータ通信システムにおいて、第
1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送さ
れる各転送単位は、転送動作の同期を維持するために必
要な時刻情報を制御情報の一部として含んだ構成であ
り、第2書換手段141は、制御情報に含まれる送信時
刻を示す情報を自装置側のネットワークにおいて有効な
時刻情報で置換する構成であることを特徴とする。
【0029】請求項5の発明は、形成手段122に備え
られた第2書換手段141の動作により、第2ネットワ
ークにおいて有効な時刻情報を含んだ制御情報を得るこ
とができるので、第1ネットワークとは独立した時刻を
基準として、転送動作の同期を維持することができる。
請求項6の発明は、請求項4に記載のデータ通信システ
ムにおいて、第1ネットワークおよび第2ネットワーク
において転送される各転送単位は、その伝送経路を示す
チャネル識別情報を制御情報の一部として含んだ構成で
あり、形成手段122は、中継ネットワークを経由して
第1ネットワークに属するノードと第2ネットワークに
属するノードとの間で行われる各通信に、第1ネットワ
ーク側において割り当てられたチャネル識別情報と第2
ネットワークにおいて割り当てられたチャネル識別情報
との対応関係を示す対応情報を保持する保持手段142
を備えた構成であり、第2書換手段141は、対応情報
に基づいて、中継用の転送単位に含まれるチャネル識別
情報を書き換える構成であることを特徴とする。
【0030】請求項6の発明は、形成手段122に備え
られた保持手段142に対応情報を保持しておき、この
対応情報に基づいて、第2書換手段141が動作するこ
とにより、第1ネットワークにおけるチャネル番号と第
2ネットワークにおけるチャネル番号とを独立に管理す
ることができる。請求項7の発明は、請求項1に記載の
データ通信システムにおいて、第1ネットワークおよび
第2ネットワークにおいて転送される各転送単位は、そ
の伝送経路ごとに所定の固定情報を制御情報の一部とし
て含んだ構成であり、送信側中継手段110に備えられ
た変形手段112は、固定情報を削除して、中継用の転
送単位として出力する削除手段132を備えた構成であ
り、受信側中継手段120の形成手段122は、中継用
の転送単位それぞれに対応する制御情報の一部として固
定情報を付加し、第2ネットワークに送出すべき転送単
位として出力する付加手段143を備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0031】請求項7の発明は、変形手段112に備え
られた削除手段132の動作により、転送単位に含まれ
る固定的な情報が削除されるので、第1送出手段114
によって中継ネットワークに送出されるデータ量を削減
することができる。
【0032】一方、固定的な情報が排除された転送単位
の入力に応じて、形成手段122に備えられた付加手段
143が動作することにより、送信側中継手段110に
おいて排除された固定的な情報を付加し、第2ネットワ
ークにおける適正な形式の転送単位を再形成することが
できる。図2に、請求項8乃至請求項11のデータ通信
システムの原理ブロック図を示す。
【0033】請求項8の発明は、請求項1に記載のデー
タ通信システムにおいて、第1ネットワークおよび第2
ネットワークにおいて転送される一連の転送単位は、転
送すべき情報を含んだ有効転送単位と転送すべき情報を
含まない空転送単位とから形成されており、送信側中継
手段110の整形手段113は、転送すべき情報を含む
有効転送単位を中継ネットワークに送出すべき送出対象
として選択する第1選択手段133と、送出対象として
選択された転送単位を中継ネットワークに適合するパケ
ットに変換する変換手段134とを備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0034】請求項8の発明は、整形手段113に備え
られた第1選択手段133と変換手段134との動作に
より、有効転送単位のみをカプセル化して、第1送出手
段114による送出処理に供することができるから、中
継ネットワークに送出するデータ量を全体として削減可
能である。請求項9の発明は、請求項8に記載のデータ
通信システムにおいて、受信側中継手段120の第2送
出手段123は、送出対象として受け取った転送単位を
第2ネットワークに送信する送信手段144と、形成手
段122から受け取った一連の転送単位列に、所定の規
則に従って、転送すべき情報を含まない空転送単位を挿
入し、送出対象の転送単位列として送信手段144に入
力する挿入手段145とを備えた構成であることを特徴
とする。
【0035】請求項9の発明は、第2送出手段123に
備えられた挿入手段145の動作により、空転送単位が
所定の規則に従って出現する一連の転送単位列を再形成
して、送信手段144を介して第2ネットワークに送出
することができる。これにより、適切なタイミングで空
転送単位を挿入した転送単位列を再形成することがで
き、第2ネットワーク側における同期転送動作のタイミ
ング調整を行うことが可能となる。
【0036】請求項10の発明は、請求項1に記載のデ
ータ通信システムにおいて、第1ネットワークおよび第
2ネットワークにおいて転送される一連の転送単位は、
転送すべき情報を含んだ有効転送単位と転送すべき情報
を含まない空転送単位とから形成されており、送信側中
継手段110の整形手段113は、選択指示の入力に応
じて、全ての転送単位あるいは転送すべき情報を含む有
効転送単位を送出対象として選択する第2選択手段13
5と、送出対象として選択された転送単位を中継ネット
ワークに適合するパケットに変換する変換手段134と
を備えた構成であることを特徴とする。
【0037】請求項10の発明は、選択指示の入力に応
じて、整形手段113に備えられた第2選択手段135
が動作することにより、必要に応じて、全ての転送単位
あるいは有効転送単位を送出対象として変換手段134
に入力することができる。請求項11の発明は、請求項
1に記載のデータ通信システムにおいて、送信側中継手
段110の整形手段113は、第1ネットワークにおけ
る転送単位が満たすべき条件に基づいて、適正な転送単
位を判別し、中継ネットワークに送出すべき送出対象と
して選択する第3選択手段135と、送出対象として選
択された転送単位を中継ネットワークに適合するパケッ
トに変換する変換手段134とを備えた構成であること
を特徴とする。
【0038】請求項11の発明は、第3選択手段136
および変換手段134の動作により、所定の条件を満た
す適正な転送単位のみを選択的にカプセル化し、第1送
出手段114を介して中継ネットワークに送出すること
ができる。図3に、請求項12乃至請求項14のデータ
通信システムの原理ブロック図を示す。
【0039】請求項12の発明は、請求項1に記載のデ
ータ通信システムにおいて、第1ネットワークおよび第
2ネットワークは、所定の操作を契機として、ネットワ
ークに属するノードから所定の手順でルートノードを決
定し、このルートノードがネットワーク内での伝送管理
を行う構成であり、送信側中継手段110および受信側
中継手段120は、所定の操作に応じて、自装置がルー
トノードとされたか否かを判定する判定手段115と、
判定手段115により、自装置がルートノードである旨
の判定結果が得られた場合に、所定の操作を実行するリ
セット手段116とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0040】請求項12の発明は、所定の操作に応じ
て、判定手段115およびリセット手段116が動作す
ることにより、送信側中継手段110および受信側中継
手段120がルートノードとなることを回避することが
できる。請求項13の発明は、請求項1に記載のデータ
通信システムにおいて、第1ネットワークは、ネットワ
ークに属する各ノードから別のノードに宛てて随時に送
出される非同期転送単位について、所定の応答用転送単
位によって送達確認を行う構成であり、送信側中継手段
110は、抽出手段111によって抽出された非同期転
送単位に対応して、所定の応答用転送単位に相当する転
送単位を、非同期転送単位の発信元ノードに宛てて返信
する返信代行手段117とを備えた構成であることを特
徴とする。
【0041】請求項13の発明は、送信側中継手段11
0に備えられた返信代行手段117の動作により、第2
ネットワークに属するノードに代わって、所定の応答用
転送単位を非同期転送単位の発信元に返すことができる
ので、第2ネットワークとの物理的の距離および中継ネ
ットワークを経由したことによる伝送遅延にかかわら
ず、第1ネットワークにおける送達確認動作を正常に完
了させることができる。
【0042】請求項14の発明は、請求項1に記載のデ
ータ通信システムにおいて、複数の独立ネットワークの
それぞれは、所定の操作を契機として、ネットワークに
属する各ノードにノード番号を割り当てる構成であり、
送信側中継手段110は、第1ネットワークに属する各
ノードについて、そのノードに固有な識別情報および不
変な仮想ノード番号と、第1ネットワークにおいて割り
当てられたノード番号との対応関係を保持する第1番号
保持手段118と、所定の操作に応じて、第1ネットワ
ークにおいて各ノードに割り当てられたノード番号を収
集し、第1ノード番号保持手段118の内容を更新する
第1番号更新手段119とを備え、変形手段112は、
抽出手段111によって抽出された転送単位に送信元を
示す情報として含まれているノード番号を、第1番号保
持手段118に保持された対応する仮想ノード番号によ
って置換する構成であり、受信側中継手段120は、第
2ネットワークに属する各ノードについて、そのノード
に固有な識別情報および不変な仮想ノード番号と、第2
ネットワークにおいて割り当てられたノード番号との対
応関係を保持する第2番号保持手段124と、所定の操
作に応じて、第2ネットワークにおいて各ノードに割り
当てられたノード番号を収集し、第2ノード番号保持手
段124の内容を更新する第2番号更新手段125とを
備え、形成手段122は、中継用の転送単位に宛先を示
す情報として含まれている仮想ノード番号を、第2番号
保持手段124に保持された対応するノード番号によっ
て置換する構成であることを特徴とする。
【0043】請求項14の発明は、送信側中継手段11
0に備えられた第1番号更新手段119および受信側中
継手段120に備えられた第2番号更新手段125の動
作により、所定の操作に応じて、第1ネットワークおよ
び第2ネットワークに属する各ノードに新たなノード番
号が割り当てられるごとに、それぞれ第1番号保持手段
118および第2番号保持手段124の内容が更新さ
れ、変形手段112および形成手段122による処理に
供される。
【0044】したがって、仮想ノード番号を利用して第
2ネットワークに属する宛先を指定すれば、受信側中継
手段120に備えられた形成手段122において行われ
る置換処理により、上述した仮想ノード番号が該当する
ノードに第2ネットワークにおいて割り当てられたノー
ド番号に確実に置換されるので、第2ネットワークにお
けるノード番号の変更にかかわらず、確実に宛先のノー
ドに転送単位を送達することができる。
【0045】また、このとき、送信側中継手段110に
備えられた変形手段112において、送信元を示すノー
ド番号を仮想ノード番号に置換しておくことにより、第
1ネットワークにおけるノード番号の変更にかかわら
ず、送信側の第1ネットワークに属する送信元のノード
に関する正しい情報を、受信側の第2ネットワークに属
する宛先のノードに伝達することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。図4に、本発明のデ
ータ通信システムの実施形態を示す。図4において、中
継装置210sおよび中継装置210rは、図21に示
したIEEE1394アダプタ411に相当するIEEE1394アダプ
タ211をそれぞれ備えており、このIEEE1394アダプタ
211を介して、それぞれ第1ネットワークを構成する
シリアルバスあるいは第2ネットワークを構成するシリ
アルバスに接続されている。
【0047】以下、中継装置210sと中継装置210
rを総称する際には、単に中継装置210と称する。こ
の中継装置210において、送信パケット編集部212
は、IEEE1394アダプタ211から受け取ったIEEE1394パ
ケットに含まれる制御情報を後述するようにして編集
し、中継用パケットを形成する機能を備えている。
【0048】また、図4において、カプセル形成部21
3は、送信パケット編集部212によって形成された中
継用パケットを受け取り、この中継用パケットをIPプ
ロトコルあるいはUDP/IPプロトコルに従ってカプ
セル化する機能を備えており、このようにして得られた
IPパケット(またはUDP/IPパケット)がインター
ネットアダプタ413によってインターネットに送出さ
れる。
【0049】ここで、カプセル形成部213は、中継対
象のIEEE1394パケットが同期転送モードのパケットであ
る場合は、中継用パケットをUDPプロトコルに従って
カプセル化し、非同期転送モードのパケットである場合
はTCPプロトコルに従ってカプセル化すればよい。一
方、図4に示した中継装置210において、カプセル分
解部221は、インターネットアダプタ413から受け
取ったIPパケットを分解して、中継用パケットを分離
する機能を備えている。
【0050】また、図4に示した受信パケット編集部2
22は、カプセル分解部221によって分離された中継
用パケットに含まれる制御情報を後述するようにして編
集し、第2ネットワークにおける転送に適合するIEEE13
94パケットを再形成する機能を備えており、再形成され
たIEEE1394パケットは、IEEE1394アダプタ211を介し
て第2ネットワークに送出される。
【0051】図5に、IEEE1394パケットの中継動作を説
明する図を示す。図5に示したIEEE1394アダプタ211
において、インタフェース(I/F)制御部214は、
フィルタ情報保持部215に保持されたフィルタ情報に
基づいて、IEEE1394インタフェース(I/F)216の
動作を制御し、接続されたシリアルバスを介して伝送さ
れているIEEE1394パケットの中から自装置宛てのIEEE13
94パケットに加えて、中継対象となるIEEE1394パケット
を抽出する機能を備えている。
【0052】例えば、自装置を示すノードIDおよび自
装置が必要とするチャネルIDに加えて、第2ネットワ
ークに属するノードの一つであるディジタルビデオデッ
キ(図4参照)404bを示すノードIDおよびこのデ
ィジタルビデオデッキ404bが受信しようとするアイ
ソクロナスチャネルを示すチャネルIDを含むフィルタ
情報を予め作成し、これをフィルタ情報保持部215に
格納しておけばよい。
【0053】また、図5に示した送信パケット編集部2
12において、制御情報編集部217は、IEEE1394アダ
プタ211から受け取ったIEEE1394パケットの指定され
たフィールドについて、編集指示に応じた編集処理を行
う機能を備えており、また、送信側制御部218は、入
力されたIEEE1394パケットの内容に応じて、必要な編集
処理を指示する編集指示を作成し、制御情報編集部21
7に入力する機能を備えている。
【0054】この制御情報編集部217による編集結果
として得られる中継用パケットは、カプセル形成部21
3によってカプセル化され、IPパケット(またはUD
P/IPパケット)として受信側の中継装置220に渡
される。なお、図5においては、インターネットとの間
のインタフェースについては省略した。
【0055】一方、図5に示した受信パケット編集部2
22において、同期情報作成部223は、受信側制御部
224からの指示に応じて動作し、第2ネットワークに
適合する同期パケットが制御情報として含むべき情報要
素を作成し、受信側制御部224に返す機能を備えてい
る。この同期情報作成部223において、チャネルID
読出部225は、受信側制御部224からの指示で指定
されたチャネルIDに基づいて、チャネルIDテーブル
226(後述する)から該当する受信側のチャネルID
を読み出す機能を備えており、また、タイムスタンプ作
成部228は、受信側制御部224からの指示に応じ
て、後述するようにして、第2ネットワークにおいて有
効な時刻を示すタイムスタンプを作成する機能を備えて
いる。
【0056】このチャネルID読出部225によって得
られたチャネルIDおよびタイムスタンプ作成部228
によって得られたタイムスタンプは、それぞれ同期パケ
ットが制御情報として含むべき情報要素として受信側制
御部224に渡されている。また、図5において、チャ
ネルID収集部227は、中継装置210s、210r
によって中継される通信に、第2ネットワーク側で割り
当てられたアイソクロナスチャネルを示すチャネルID
を必要に応じて収集し、チャネルIDテーブル226の
内容を更新する機能を備えている。
【0057】なお、上述した各部と請求項1乃至請求項
6で述べた各手段との対応関係は、以下の通りである。
図5に示したインタフェース制御部214およびフィル
タ情報保持部215は、請求項1で述べた抽出手段11
1に相当するものである。また、図4に示した送信パケ
ット編集部212、カプセル形成部213およびインタ
ーネットアダプタ413は、請求項1で述べた変形手段
112、整形手段113および第1送出手段114のそ
れぞれに相当するものである。
【0058】一方、図4に示したインターネットアダプ
タ413およびカプセル分解部221は、請求項1で述
べた分離手段121に相当するものである。また、図4
に示した受信パケット編集部222およびIEEE1394アダ
プタ211は、請求項1で述べた形成手段122および
第2送出手段123のそれぞれに相当するものである。
【0059】また、請求項2および請求項3で述べた第
1書換手段131の機能は、図5に示した制御情報編集
部217が送信側制御部218からの指示に応じて後述
する編集処理を行うことによって実現される。一方、図
5に示した同期情報作成部223、受信側制御部224
および制御情報編集部217は、請求項4で述べた第2
書換手段141に相当するものであり、特に、同期情報
作成部223に備えられたタイムスタンプ作成部228
によって得られたタイムスタンプを用いて、受信側制御
部224および制御情報編集部217が動作することに
より、請求項5で述べた第2書換手段141の機能が果
たされる。
【0060】また、図5に示したチャネルIDテーブル
226は、請求項6で述べた保持手段142に相当する
ものであり、チャネルID読出部225および制御情報
編集部217が、受信側制御部224からの指示に応じ
て動作することにより、請求項6で述べた第2書換手段
141の機能が果たされる。
【0061】次に、図4および図5を参照して、第1ネ
ットワークを構成するシリアルバスを転送されるIEEE13
94アイソクロナスパケット(以下、同期パケットと称す
る)を、第2ネットワークに中継する動作を説明する。
また、図6に、同期パケットの変形処理および再形成処
理を説明する図を示す。図5に示したフィルタ情報保持
部215に保持されたフィルタ情報に基づいて、インタ
フェース制御部214がIEEE1394インタフェース216
の動作を制御することにより、該当するアイソクロナス
チャネルの同期パケットが抽出され、送信パケット編集
部212に渡される。
【0062】例えば、中継対象の通信に第1ネットワー
クにおいてチャネルID「S1」で示されるアイソクロナ
スチャネルが割り当てられており、送信側のノードによ
って、1フレームの先頭から3番目の同期パケットに有
効なタイムスタンプが付されている場合は、図6(a)
に示すように、各同期パケットを構成する同期ヘッダの
該当するフィールドの値として、上述したチャネルID
「S1」を含んでおり、また、各フレームの3番目の同期
パケットは、CIPヘッダのタイムスタンプフィールド
の値として、上述した有効な値「TS1」を含んでいる。
【0063】このとき、制御情報編集部217は、送信
側制御部218からの指示に応じて、同期パケットに含
まれるCIPヘッダの中のタイムスタンプフィールドの
内容を、タイムスタンプとして無効な所定の値(例え
ば、16進数「FFFF」で表される値)を用いて書き換
えればよい。これにより、IEEE1394アダプタ211から
受け取った同期パケットに含まれるタイムスタンプが有
効であるか否かにかかわらず、上述したアイソクロナス
チャネルにおいて転送される全ての同期パケットに含ま
れるタイムスタンプフィールドの内容が無効な値に置換
される(図6(b)参照)。
【0064】次いで、この無効な値をタイムスタンプと
して含んだ一連の中継用の同期パケットに、カプセル形
成部213によって、送信側の中継装置210sを示す
ネットワークアドレスを発信元とし、受信側の中継装置
210rを示すネットワークアドレスを宛先として指定
するUDPヘッダが付加され、UDP/IPパケットと
してインターネットに送出される。
【0065】この一連のUDP/IPパケットをインタ
ーネットアダプタ413を介して受け取ったときに、カ
プセル分解部221は、各UDP/IPパケットからU
DPヘッダを除去し、得られた中継用の同期パケットを
受信パケット編集部222に渡せばよい。これに応じ
て、受信側制御部224は、例えば、受け取った同期パ
ケットに含まれるディジタルビデオデータの先頭の3バ
イトで示される値に基づいて、各同期パケットがディジ
タルビデオデータにおけるフレームの先頭であるか否か
を判定し、この判定結果に応じて、制御情報編集部21
7に書換対象となるフィールドを指示する。
【0066】該当する同期パケットがフレームの先頭で
ある場合に、受信側制御部224は、同期ヘッダに含ま
れるチャネルIDフィールドとともにCIPヘッダに含
まれるタイムスタンプフィールドの書き換えを制御情報
編集部217に指示するとともに、同期情報作成部22
3に備えられたチャネルID読出部225およびタイム
スタンプ作成部228に、それぞれ該当する情報要素の
作成を指示すればよい。
【0067】ここで、図4に示した二つの中継装置21
0によって、第1ネットワークに属するディジタルビデ
オカメラ403aと第2ネットワークに属するディジタ
ルビデオデッキ404bとの間のデータ通信を中継する
場合は、図7(a)に示すように、第1ネットワークに
おいて、ディジタルビデオカメラ403aに割り当てら
れたアイソクロナスチャネルを示すチャネルID(図に
おいて、符号S1を付して示す)に対応して、第2ネッ
トワーク側の中継装置210がこの通信のために獲得し
たアイソクロナスチャネルを示すチャネルID(図にお
いて、符号R1を付して示す)をチャネルIDテーブル
227に保持しておけばよい。
【0068】この場合は、チャネルID読出部225
は、受信側制御部224から中継用パケットに含まれて
いる送信側のチャネルIDを受け取り、このチャネルI
Dに対応する受信側のチャネルIDをチャネルIDテー
ブル226から検索することにより、第2ネットワーク
にて起動する同期パケットが制御情報として含むべき情
報要素を得ることができる。
【0069】また、チャネルID収集部227は、中継
装置220が、インターネット経由の同期パケットの中
継を開始するため、およびバスリセットに伴って中継を
再開するために、第2ネットワークにおけるアイソクロ
ナスチャネルを獲得したときに、IEEE1394アダプタ21
1から該当するチャネルIDを受け取り、中継対象の同
期パケットに含まれているチャネルIDに対応して、チ
ャネルIDテーブル226に格納すればよい。
【0070】一方、タイムスタンプ作成部228は、受
信側制御部224からの指示に応じて、例えば、IEEE13
94アダプタ211から第2ネットワークにおける基準と
なる時刻を示す基準時刻情報を受け取り、この基準時刻
情報に所定の時間に相当する定数を加えて得られる値
を、該当する同期パケットが第2ネットワーク側のシリ
アルバスに出力されるタイミングを示すタイムスタンプ
として、受信側制御部224に渡せばよい。
【0071】これに応じて受信側制御部224は、上述
した受信側のチャネルIDとこのタイムスタンプとを、
それぞれチャネルIDフィールドおよびタイムスタンプ
フィールドについての編集情報として制御情報編集部2
17に入力すればよい。一方、フレームの先頭以外の同
期パケットが入力された場合には、受信側制御部224
は、チャネルID読出部225から得られるチャネルI
Dを制御情報編集部217に入力し、チャネルIDフィ
ールドのみを書き換えればよい。
【0072】このように、受信側制御部224による指
示に応じて、同期情報作成部223、および制御情報編
集部217が動作することにより、図6(c)に示すよう
に、インターネットを経由して中継された各同期パケッ
トのチャネルIDフィールドとフレームの先頭の同期パ
ケットに含まれるタイムスタンプとを、それぞれチャネ
ルID「R1」およびタイムスタンプ「TS2」に置き換え
ることができる。
【0073】このようにして得られた同期パケットは、
第2ネットワークに属するノードによってシリアルバス
に出力するものと同等である。すなわち、上述した中継
装置210を備えたデータ通信システムにより、第1ネ
ットワークと第2ネットワークとにおいて、アイソクロ
ナスチャネルおよびシステムクロックをそれぞれ独立に
管理しながら、この二つのネットワークがあたかも一つ
のネットワークであるのと同様に、IEEE1394同期モード
に従うパケットの転送を実現することができる。
【0074】このように、チャネルIDの管理を送信側
と受信側とで独立としたことにより、送信側となる第1
ネットワークにおいても受信側となる第2ネットワーク
においても、ネットワーク内部の通信であるか否かにか
かわらず、自由にチャネルIDを付与することが可能と
なり、チャネルIDの管理を簡易化することができる。
また、例えば、受信側の第2ネットワークにおいて発生
したバスリセットに伴う受信側のチャネルIDが変更さ
れた場合においても、送信側に影響を与えることなく通
信を維持することができる。
【0075】もちろん、同様にして、図4に示した第2
ネットワークに属するディジタルビデオカメラ403b
によってシリアルバスに出力された同期パケットを、第
1ネットワークに属するディジタルビデオデッキ404
aに転送することも可能である。なお、図8に示すよう
に、それぞれ中継装置210を備えた3つ以上のネット
ワークがインターネットを経由して相互にデータ通信を
行うシステムも考えられる。
【0076】この場合には、受信パケット編集部222
(図5参照)に備えられたチャネルIDテーブル225
に、図7(b)に示すように、送信側のチャネルIDと送
信側の中継装置に与えられたネットワークアドレス(図
7において、符号「N1」、「N2」を付して示す)との
組み合わせに対応して、受信側におけるチャネルIDを
保持しておき、同期情報作成部223は、例えば、カプ
セル分解部221から送信側の中継装置のネットワーク
アドレスを受け取り、このネットワークアドレスと中継
用パケットに含まれたチャネルIDとに基づいてチャネ
ルIDテーブル225を検索し、得られたチャネルID
を用いて編集情報を作成すればよい。
【0077】また、送信パケット編集部212において
タイムスタンプを無効な値に書き換える代わりに、受信
パケット編集部222において、フレームの先頭のパケ
ットに含まれるタイムスタンプフィールドを有効な値で
書き換えるとともに、他のパケットのタイムスタンプフ
ィールドを無効な値に書き換えてもよい。このようにし
て、第1ネットワークにおいて転送される一連のパケッ
トにおいて、有効なタイムスタンプが付加された同期パ
ケットのフレームにおける位置にかかわらず、受信側の
中継装置210rにおいて、フレームの先頭パケットに
付加されたタイムスタンプのみが有効な値を持つ一連の
同期パケットを再形成することにより、第2ネットワー
クに属する受信側のノードが誤動作することを防ぐこと
ができる。
【0078】また、本発明データ通信システムは、上述
したようなIEEE1394同期モードでデータの転送を行うネ
ットワーク相互をインターネットを経由して接続する場
合に限らず、所定の形式のパケットをチャネルIDに相
当する情報によって特定可能な伝送経路を用いて転送す
るネットワーク相互を、別のネットワークを経由して接
続するデータ通信システム一般に適用することができ
る。
【0079】次に、IEEE1394同期モードにおける同期パ
ケットの転送動作のように、一定の形式のパケットを連
続的にしかも大量に中継する場合について、中継装置お
よびインターネットによって中継される情報量を全体と
して削減するための技術について説明する。
【0080】図9に、請求項7乃至請求項11の発明を
適用したデータ通信システムの主要部の構成を示す。図
9に示した送信パケット編集部212において、中継対
象判別部231は、条件保持部232に保持された判別
条件に従って、第2ネットワークに中継すべき同期パケ
ットを判別する機能を備えており、この中継対象判別部
231によって中継対象とされた同期パケットは、制御
情報編集部217に入力されている。
【0081】また、廃棄判定部233は、後述するアド
レス情報に基づいて、同期パケットに含まれている同期
ヘッダを省略可能か否かを判定する機能を備えており、
この判定結果は、送信側制御部218に入力されてい
る。また、図9に示したカプセル形成部213におい
て、ヘッダ付加部234は、アドレス管理テーブル23
5に保持されたアドレス情報に基づいて、適切なUDP
ヘッダを作成し、送信パケット編集部212から受け取
った同期パケットに付加し、UDP/IPパケットを形
成する機能を備えている。
【0082】一方、図9に示した受信パケット編集部2
22において、ヘッダ復元部236は、カプセル分解部
221から送信元の中継装置210sを示すネットワー
クアドレスを受け取り、このネットワークアドレスに基
づいて、後述するようにして同期ヘッダを復元する機能
を備えている。また、このヘッダ復元部236によって
復元された同期ヘッダは、受信側制御部223に入力さ
れている。
【0083】また、図9において、空パケット挿入部2
37は、IEEE1394同期モードの規格で定められた形式の
エンプティパケットを作成し、所定の規則に従って、制
御情報編集部217による編集処理が完了した一連の同
期パケットの列に挿入する機能を備えており、このよう
にしてエンプティパケットも含めて再形成された一連の
同期パケットが、IEEE1394アダプタ211によるシリア
ルバスに出力される。
【0084】ここで、図9においては、このカプセル形
成部213によって形成されたUDP/IPパケットが
辿る伝送経路については、図4と同等であるため図示を
省略した。なお、図9に示した各部と請求項7乃至請求
項11で述べた各手段との対応関係を以下に示す。
【0085】請求項7で述べた削除手段132の機能
は、図9に示した送信側制御部218が、廃棄判定部2
33による判定結果に応じて、後述するようにして、制
御情報編集部217の動作を制御することによって果た
される。また、図9に示したヘッダ復元部236、制御
情報編集部217および受信側制御部223は、請求項
7で述べた付加手段143に相当するものである。
【0086】一方、図9に示した中継対象判別部231
および条件保持部232は、請求項8で述べた第1選択
手段133あるいは請求項10で述べた第2選択手段1
34および請求項11で述べた第3選択手段135に相
当するものであり、空パケット挿入部237は、請求項
9で述べた挿入手段145に相当するものである。以
下、図9に示した各部により、同期パケットに含まれる
冗長な情報を省略するとともに、不正なパケットの送出
を防止する動作を説明する。
【0087】図10に、同期パケットの中継動作を説明
する図を示す。図11に、送信パケット編集動作を表す
流れ図を示し、また、図12に、受信パケット編集動作
を表す流れ図を示す。例えば、送信元のノードが、15
個の同期パケットを送出するごとに、一つのエンプティ
パケットを送出する場合は、図10(a)に示すような
同期パケット列がIEEE1394アダプタ211を介して、送
信パケット編集部212の中継対象判別部231に入力
される(図11に示したステップ301)。
【0088】ここで、図10において、符号P1〜P1
5で示すような転送すべきビデオデータを含む有効な同
期パケットと、エンプティパケットとは、それぞれに付
加された同期ヘッダ(図において塗りつぶしを付して示
した)に含まれるデータ長情報によって判断できる。ま
た、図20に示したように、有効な転送情報を含んだ同
期パケットのデータ長は固定であるから、入力された同
期パケットのデータ長を適正な同期パケットのデータ長
と比較することによって、その同期パケットが正常か否
かを判定することができる。
【0089】したがって、例えば、条件保持部232
に、エンプティパケットを特定するための条件として、
データ長が8バイトである旨の第1条件を保持してお
き、更に、不正なパケットを特定するための条件とし
て、データ長が250バイトを越えている旨の第2条件
を保持しておけばよい。この場合に、中継対象判別部2
31は、まず、入力された同期パケットに付加された同
期ヘッダに含まれるデータ長と上述した第1条件を照合
し、該当する場合に、エンプティパケットであるとして
ステップ302の肯定判定とし、送信パケット編集処理
を終了する。
【0090】一方、ステップ302の否定判定の場合
に、中継対象判別部231は、次いで、入力された同期
パケットのデータ長と上述した第2条件とを照合し、該
当する場合に、不正なパケットであるとしてステップ3
03の肯定判定として、送信パケット編集処理を終了す
る。このステップ303の否定判定の場合に、中継対象
判別部231は、入力された同期パケットを中継対象と
して制御情報編集部217に入力し、これに応じて、中
継用パケットの形成動作が開始される。
【0091】このとき、まず、廃棄判定部233は、送
信側制御部218から中継対象とされた同期パケットの
同期ヘッダに含まれるチャネルIDを受け取り、このチ
ャネルIDに基づいて、受信側において、一意に通信を
特定可能か否かを判定する(ステップ304)。
【0092】ここで、同期パケットに付加された同期ヘ
ッダは、図20に示したように、データ長や同期コード
などのように固定的な情報からなっており、チャネルI
Dのみが通信ごとに異なっている。その一方、宛先とな
る中継装置210rに中継されるアイソクロナスチャネ
ルが単一であれば、送信元の中継装置210sを示すネ
ットワークアドレスによって、中継対象の通信を一意に
特定することが可能であるから、送信側のチャネルID
を受信側に通知する必要はない。
【0093】特に、上述したように、受信側の中継装置
210rに備えられた受信パケット編集部222によっ
て、各同期パケットに付加された同期ヘッダの内容の書
き換えを行う場合には、送信側において同期ヘッダをつ
けておくことには、書き換え対象のフィールドを確保し
ておくこと以外の意味はないので、同期ヘッダを省略す
ることが可能である。
【0094】したがって、ステップ304の肯定判定の
場合に、制御情報編集部217は、送信側制御部218
からの指示に応じて同期パケットに付加された同期ヘッ
ダを廃棄し(ステップ305)、次いで、タイムスタンプ
フィールドの書き換えなど、CIPヘッダに対する編集
処理を行い(ステップ306)、得られた中継用パケット
をカプセル形成部213に送出すればよい(ステップ3
07)。
【0095】この場合は、図10(b)に示すように、所
定のデータ長を持つデータ本体にCIPヘッダのみが付
加された形式の中継用パケット列がカプセル形成部21
3に入力され、それぞれUDP/IPパケットにカプセ
ル化されてインターネットに送出される。このようにし
て、エンプティパケットとともに、省略可能な同期ヘッ
ダを中継対象の情報から排除することにより、受信側へ
中継する実質的な情報を失うことなく、インターネット
を経由して中継される情報量を全体として削減すること
ができる。
【0096】また、所定のデータ長を超える不正な同期
パケットを中継対象の情報から排除することにより、不
正なパケットの入力によって、受信側の第2ネットワー
クに属する各ノードが誤動作することを防ぐことができ
る。一方、同一の中継装置210rに複数のアイソクロ
ナスチャネルの通信を中継する場合は、送信元の中継装
置210sのネットワークアドレスのみでは、受信側で
通信を一意に特定することはできないので、ステップ3
04の否定判定となり、同期ヘッダをそのまま残して、
ステップ306に進めばよい。
【0097】次に、上述したようにして、省略可能な情
報を排除して得られた中継用パケット列から、IEEE1394
同期モードに適合する形式の同期パケット列を再形成す
る方法について説明する。図12に示すように、受信側
制御部224は、中継用パケットの入力に応じて、ま
ず、この中継用パケットに同期ヘッダが含まれているか
否かを判定する(ステップ311,312)。
【0098】このとき、受信側制御部224は、例え
ば、中継用パケットの先頭の2バイトが同期パケットの
データ長を示しているか否かに基づいて、同期ヘッダの
有無を判定すればよい。また一方、このとき、ヘッダ復
元部236は、カプセル分解部221から送信元のネッ
トワークアドレスを受け取り、このネットワークアドレ
スと同期情報作成部223に備えられたチャネルIDテ
ーブル225(図5および図7参照)とに基づいて、受信
側において有効なチャネルIDを含んだ同期ヘッダを復
元する。
【0099】この場合は、データ通信システムによって
通信の中継を行うネットワークの数にかかわらず、図7
(b)に示したように、各通信を送信元のネットワークア
ドレスおよび送信チャネルの組で特定し、それぞれに対
応して、受信側で有効なチャネルIDを保持しておき、
ヘッダ復元部236は、送信元のネットワークアドレス
に基づいて、このチャネルIDテーブル225から該当
する受信側のチャネルIDを検索し、このチャネルID
と固定の情報とから同期ヘッダを復元して、受信側制御
部224に渡せばよい。
【0100】図10(b)に示したように、同期ヘッダが
省略された中継用パケットが入力され、ステップ312
の否定判定となった際に、制御情報編集部217が、受
信側制御部224からの指示とともにヘッダ復元部23
6によって得られた同期ヘッダを受け取り、この同期ヘ
ッダを中継用パケットに付加するとともに、タイムスタ
ンプの書き換えなどのCIPヘッダに対する編集処理を
行うことにより(ステップ313、314)、図10(c)
に示すように、IEEE1394規格に従った同期パケットを形
成することができる。
【0101】一方、ステップ312の肯定判定の場合
に、制御情報編集部217は、受信側制御部224から
の指示に応じて、中継用パケットに含まれる同期ヘッダ
について、チャネルIDの書き換えなどの編集処理を行
い(ステップ315)、その後、ステップ314に進め
ばよい。このようにして形成された同期パケットをIEEE
1394アダプタ211を介してシリアルバスに出力した後
に(ステップ316)、空パケット挿入部237は、送出
済みの同期パケットの数に基づいてエンプティパケット
を挿入すべきか否かを判定する(ステップ317)。
【0102】このとき、空パケット挿入部237は、例
えば、フレームの先頭からi番目の同期パケットを送出
した後、およびその後j個の同期パケットを送出するご
とに挿入タイミングが到来したと判定し(ステップ31
7の肯定判定)、エンプティパケットを出力し(ステップ
318)、その後、処理を終了すればよい。一方、ステ
ップ317の否定判定の場合は、そのまま処理を終了す
ればよい。
【0103】これにより、送信元のノードがエンプティ
パケットを出力したタイミングにかかわらず(図10
(a)参照)、図10(d)に示すように、受信側の第2ネ
ットワークにおいて都合のよいタイミング(例えば、1
6番目の同期パケットに続くタイミング)でエンプティ
パケットを挿入することが可能となり、第2ネットワー
クに属するノードが出力する同期パケット列と同等の同
期パケット列を形成して、シリアルバスに出力すること
ができる。
【0104】この場合は、受信側の中継装置210rに
備えられた空パケット挿入部237により、自由にエン
プティパケットの挿入タイミングを決定できるので、例
えば、空パケット挿入部237により、フレームの区切
りにかかわらず、k個の同期パケットを送出するごとに
エンプティパケットを挿入してもよい。なお、図9に示
した中継対象判別部231に、請求項10で述べた選択
指示を入力し、この選択指示に応じて、中継対象判別部
231が、上述した第1条件に基づく判別動作を行う構
成としてもよい。
【0105】この場合は、例えば、第1条件を無視する
旨の選択指示に応じて中継対象判別部231が動作する
ことにより、送信側のノードが出力したエンプティパケ
ットがデータ部を備えた同期パケットとともに中継対象
として判別され、インターネットを介して中継される。
このように、選択指示に応じて、エンプティパケットを
中継対象に含めるか否かを選択可能とすることにより、
インターネットにおけるトラフィックに応じて、中継対
象の情報量を調整することができる。
【0106】次に、物理的に離れた複数のネットワーク
相互で、IEEE1394非同期通信に相当するパケットの転送
を実現する方法について説明する。図13に、請求項1
2ないし請求項14のデータ通信システムの実施形態の
主要構成を示す。図13に示したIEEE1394アダプタ21
1において、応答形成部241は、返信指示に応じて、
所定の形式の応答パケットを形成し、IEEE1394インタフ
ェース216を介してシリアルバスに出力する機能を備
えている。
【0107】また、図13に示した中継装置210sに
おいて、パケット振分部242は、入力される非同期パ
ケットの宛先を判別し、パケット処理部243あるいは
送信パケット編集部244に振り分けるとともに、送信
パケット編集部244に振り分けた非同期パケットに対
応する返信指示を上述した応答形成部241に入力する
機能を備えている。
【0108】この送信パケット編集部244は、ノード
IDテーブル245sに保持されたノード情報(後述す
る)に基づいて、パケット振分部242から受け取った
非同期パケットに含まれる発信元ノードIDおよび宛先
ノードIDを後述するようにして書き換えて、中継用パ
ケットを形成する機能を備えており、この中継用パケッ
トは、カプセル形成部213に入力されている。
【0109】また、図13に示した2つの中継装置21
0s、210rにおいて、ノード情報収集部246は、
後述するようにして、自装置が接続されているネットワ
ークに属する全てのノードに関するノード情報を収集
し、それぞれ対応するノードIDテーブル245に格納
する機能を備えている。一方、図13に示した中継装置
210rにおいて、受信パケット編集部247は、カプ
セル分解部221から中継用パケットを受け取り、ノー
ドIDテーブル245rに保持されたノード情報に基づ
いて、この中継用パケットに含まれる発信元ノードID
および宛先ノードIDを後述するようにして書き換え
て、第2ネットワークに適合する非同期パケットを形成
する機能を備えている。
【0110】また、図13において、ルート判定部24
8は、ノード情報収集部246によって収集されたノー
ド情報に基づいて、自装置(例えば、中継装置210
r)がルートノードとなっているか否かを判定する機能
を備えており、また、リセット信号送出部249は、ル
ートノードである旨の判定結果に応じて、IEEE1394アダ
プタ211を介して、所定のリセット信号をシリアルバ
スに出力する機能を備えている。
【0111】図14に、送信パケット編集部および受信
パケット編集部の詳細構成を示す図を示す。図14に示
した送信パケット編集部244において、仮想ID読出
部251は、送信側制御部218からの指示に応じて、
ノードIDテーブル245sから適切な仮想ID(後述
する)を読み出して、送信側制御部218に返す機能を
備えており、この仮想IDは、送信側制御部218を介
して制御情報編集部217に渡され、非同期パケットの
編集処理に供されている。
【0112】同様に、図14に示した受信パケット編集
部247において、ノードID読出部252は、受信側
制御部224からの指示に応じて、ノードIDテーブル
245rから適切なノードIDを読み出して、受信側制
御部224に返す機能を備えており、このノードID
は、受信側制御部224を介して制御情報編集部217
に渡され、中継用パケットの編集処理に供されている。
【0113】以下に、図13および図14に示した各部
と請求項12乃至請求項14で述べた各手段との対応関
係を示す。図13に示したノード情報収集部246およ
びルート判定部248は、請求項12で述べた判定手段
115に相当するものであり、リセット信号送出部24
9およびIEEE1394アダプタ211は、リセット手段11
6に相当するものである。
【0114】また、図13に示したパケット振分部24
2および応答形成部241は、請求項13で述べた返信
代行手段117に相当するものである。更に、図13に
示したノードIDテーブル245は、請求項14で述べ
た番号保持手段125に相当するものであり、ノード情
報収集部246は、番号更新手段126に相当するもの
である。
【0115】また、送信側制御部218からの指示に応
じて、仮想ID読出部251および制御情報編集部21
7が動作することにより、請求項14で述べた変形手段
112の機能が果たされている。同様に、受信側制御部
224からの指示に応じて、ノードID読出部252お
よび制御情報編集部217が動作することにより、請求
項14で述べた形成手段122の機能が果たされてい
る。
【0116】なお、図13および図14においては、中
継装置210sの受信機能にかかわる各部および中継装
置210rの送信機能にかかわる各部を省略して示して
いる。次に、第1ネットワークに属するノード(例え
ば、図4に示したディジタルビデオカメラ403)か
ら、第2ネットワークに属するノード(例えば、図4に
示したディジタルビデオデッキ404)への非同期パケ
ットを中継する場合を例にとって、その動作を説明す
る。
【0117】非同期パケットを複数のネットワーク相互
に中継するためには、通信に参加するノードを絶対的に
識別するための情報と、各ノードが属するネットワーク
においてそのノードを識別するための情報との対応関係
を管理する必要がある。なぜなら、各ネットワークにお
いて、ネットワークに属する各ノードを識別するために
用いられるノードIDは、バスリセットの発生に応じて
変更される場合があるからである。
【0118】ここで、非同期パケットに含まれている非
同期ヘッダにおいて、宛先を示す宛先フィールドおよび
送信元を示す送信元フィールドは、該当するノードが属
するネットワークを示すバスIDフィールドとそのネッ
トワークにおいて与えられたノードIDフィールドとか
ら構成されており、バスIDは、当然ながらバスリセッ
トの発生にかかわらず固定である。
【0119】したがって、各ネットワークにおいて、図
15(a)に示すように、各ノードにバスリセットにかか
わらず固定の値を持つ仮想ID(図において、符号Sn1
〜Sn14を付して示す)を予め与えておき、複数のネッ
トワーク相互で非同期パケットを中継する際に、この仮
想IDをノードIDの代わりに用いて送信元および宛先
を示せば、各ネットワークにおけるバスリセットの発生
にかかわらず、確実に宛先および送信元を特定する情報
を伝達することができる。
【0120】また、この場合に、各ノードに固有の識別
情報であるシリアル番号と仮想IDとの組み合わせによ
って各ノードを特定し、各ネットワークに属する中継装
置210に備えたノードIDテーブル245に、自装置
側のネットワークに属する各ノードについて、ネットワ
ークにおいて割り当てられたノードID(図15(a)に
おいて括弧つき数字で示した)との対応関係を保持して
おけば、それぞれのネットワークに属する各ノードを絶
対的に識別する情報と、そのネットワークにおいて各ノ
ードを識別する情報との対応関係を管理することができ
る(図15(b)、(c)参照)。
【0121】また、この場合に、図13に示した中継装
置210sに備えられたIEEE1394アダプタ211のフィ
ルタ情報として、自装置を示す宛先情報とともに、第2
ネットワークに属する各ノードを示す宛先情報をフィル
タ情報保持部215に保持しておけばよい。このフィル
タ情報に基づいて、インタフェース制御部214がIEEE
1394インタフェース216の動作を制御することによ
り、自装置宛ての非同期パケットとともに、第2ネット
ワークに属する各ノードを宛先とする非同期パケットを
受け取って、パケット振分部242に渡すことができ
る。
【0122】次に、上述した仮想IDを用いて、非同期
パケットを中継する動作を具体的に説明する。図16お
よび図17に、非同期パケットの中継動作を説明する図
を示す。例えば、第1ネットワークに属するノード(図
16において、送信ノードとして示す)によって、第2
ネットワークに属するノードを宛先としてシリアルバス
に出力された非同期パケットは、中継装置210sに備
えられたIEEE1394インタフェース216を介してパケッ
ト振分部242に入力される。
【0123】このとき、送信ノードは、図17(a)に示
すように、宛先フィールドに、第2ネットワークを示す
バスID「B2」とともに該当するノードに与えられた
仮想ID「Vr2」を指定し、また、自身を示す送信元フ
ィールドに、第1ネットワークを示すバスID「B1」と
ともにノードID「1」を指定すればよい。
【0124】このとき、パケット振分部242は、非同
期パケットに付加された宛先を示す宛先フィールドに示
された情報に基づいて、非同期パケットの振分先を判断
する。上述したように、第2ネットワークを示すバスI
Dを含む宛先フィールドを持つ非同期パケットが入力さ
れた場合に、パケット振分部242は、他のネットワー
クに中継すべきパケットであると判断して、送信パケッ
ト編集部212に送るとともに、応答形成部241に返
信指示を入力する(図16参照)。
【0125】この返信指示に応じて、応答形成部241
は、宛先フィールドで指定されたノードを発信元とし、
正式の応答パケットをしかる後に返す旨の「ack-pending
」パケットを形成し、応答パケットとしてIEEE1394アダ
プタ211を介してシリアルバスに送出すればよい(図
16参照)。このようにして、本来の宛先ノードに代わ
って、非同期パケットの中継処理を担当した中継装置2
10sが応答パケットの返信を代行することが可能であ
る。
【0126】当然ながら、上述した応答パケットの返信
を代行するために要する時間は、中継装置210sを宛
先とする非同期パケットに対する応答パケットを出力す
る場合と同等であるから、送信ノードが非同期パケット
をシリアルバスに出力してから、規定の時間内に応答パ
ケットをシリアルバスに出力することができ、非同期パ
ケットの送信動作を正常に完了させることが可能であ
る。
【0127】一方、上述した非同期パケットは、図16
に示すように、送信パケット編集部244によって、中
継用パケットに変形され、更にカプセル形成部213に
よってIPパケットに整形されて、インターネットアダ
プタ413(図13参照)を介してインターネットに送出
される。このとき、送信パケット編集部244に備えら
れた仮想ID読出部251は、送信側制御部218から
の指示に応じて、発信元フィールドに指定されたノード
ID「1」に基づいて、ノードIDテーブル245sから
該当する仮想ID「Vs2」を読み出して(図15(c)参
照)、送信側制御部218に返せばよい。
【0128】また、このとき、制御情報編集部217
は、送信側制御部218からの指示に応じて、上述した
仮想IDを用いて、非同期パケットの発信元フィールド
に含まれるノードID(図17(b)において斜線を付し
て示す)を置換すればよい。このようにして、仮想ID
によって宛先および発信元が示された中継用パケットが
形成され、この中継用パケットの入力に応じて、カプセ
ル形成部213は、自装置のネットワークアドレスを発
信元とし、第2ネットワークに接続された中継装置21
0rのネットワークアドレスを宛先とするIPヘッダを
付加してIPパケットを形成し、インターネットアダプ
タ413を介してインターネットに送出すればよい。
【0129】このIPパケットは、図16に示すよう
に、中継装置210rのインターネットアダプタ413
によって受信された後、カプセル分解部221によるヘ
ッダ除去処理により、上述した中継用パケットに戻さ
れ、受信パケット編集部247に入力される。このと
き、図15に示したノードID読出部252は、受信側
制御部224から宛先フィールドに示された仮想IDを
受け取り、この仮想IDに応じて、ノードIDテーブル
245rから第2ネットワークにおいて正当なノードI
Dを読み出して受信側制御部224に返せばよい。
【0130】次いで、制御情報編集部217が、受信側
制御部224からの指示に応じて、これらのノードID
を用いて、中継用パケットの宛先フィールドに含まれる
ノードID(図17(b)において斜線を付して示す)を置
き換えることにより、図17(c)に示すように、第2ネ
ットワークにおいて正当なノードID(例えば、ノード
番号1)で示されるノードを宛先とする非同期パケット
に変換される。
【0131】このようにして、仮想IDによって宛先お
よび発信元が示された中継用パケットを、第2ネットワ
ークに属するノードによって作成された非同期パケット
と同等な非同期パケットに変換し、IEEE1394アダプタ2
11を介してシリアルバスに出力することができる。こ
れにより、物理的に独立した第1ネットワークと第2ネ
ットワークとを仮想的な一つのネットワークとして、そ
れぞれのネットワークに属する2つのノード相互におい
て、非同期パケットの授受を実現することができる。
【0132】これにより、物理的な距離にかかわらず、
IEEE1394規格で用意された機能制御手順(function con
trol protocol:FCP)に従って、適切な命令および応
答を授受することが可能となり、例えば、第1ネットワ
ークに接続された機器から、第2ネットワークに接続さ
れた機器の動作を制御することができる。ここで、上述
した本発明のデータ通信システムにおいては、中継用パ
ケットにおいて、宛先ノードIDおよび発信元ノードI
Dが仮想IDによって表されており、第1ネットワーク
および第2ネットワーク双方において、それぞれ個々の
ネットワークにおいて正当なノードIDとの間の変換が
行われる。
【0133】したがって、宛先となるノードが属するネ
ットワークにおけるバスリセットの発生にかかわらず、
確実に目的とするノードに非同期パケットを送達するこ
とが可能である。また、このように中継装置210にお
いては、非同期パケットの宛先および発信元を仮想ID
によって管理する場合は、通信に参加するネットワーク
それぞれにおいて、仮想IDとそのネットワークにおけ
るノードIDとの対応関係を管理すれば十分であるか
ら、後述するように、ノードIDテーブルの管理処理が
極めて簡易である。
【0134】次に、バスリセットの発生に応じて、ノー
ドIDテーブルを管理する方法について、第2ネットワ
ークに接続された中継装置210rを例にとって説明す
る。図18に、バスリセットに対応する動作を表す流れ
図を示す。また、図19に、バスリセット発生時の動作
を説明する図を示す。
【0135】図13に示したノード情報収集部246
は、IEEE1394アダプタ211に備えられたI/F制御部
214からのリセット通知(図19参照)に応じて、バ
スリセットの発生を検出し(図18のステップ32
1)、まず、自装置に新たに与えられたノード番号を調
べる(ステップ322、図19参照)。このとき、ルー
ト判定部248は、ノード情報収集部246から上述し
たノード番号を受け取り(図19参照)、このノード番
号がルートノードを示す番号であるか否かを判定する
(ステップ323)。
【0136】ステップ323の肯定判定の場合に、図1
3に示したリセット信号送出部249は、IEEE1394アダ
プタ211に備えられたI/F制御部214にバスリセ
ットの出力を指示し、これに応じて、インタフェース制
御部214がIEEE1394インタフェース216の動作を制
御することにより、シリアルバスにリセット信号が出力
され、バスがリセットされる(ステップ324)。
【0137】このようにして、中継装置210にルート
ノードが割り当てられたときに、自らバスリセットを発
生させて、ルートノード割り当て動作の再試行を促すこ
とにより、中継装置210がルートノードとなることを
確実に回避することができる。ここで、現在市販されて
いる大半のIEEE1394アダプタは、IEEE1394規格の仕様書
によって示されたルートノードとして果たすべき機能を
実装していない。その一方、市販のディジタルビデオカ
メラやディジタルビデオデッキは、仕様書で定められた
機能をほぼ確実に実装している。
【0138】したがって、上述したようにして、中継装
置210がルートノードとなることを回避し、他のノー
ドにルートノードを確実に担当させる技術を適用するこ
とにより、市販のIEEE1394アダプタをそのまま利用して
中継装置210を実現することを可能とし、しかも、正
常な同期転送を保証することができる。また、上述した
ようにしてバスリセットが発生したときに、ノード情報
収集部246は、ノード情報収集動作を中止し、新たに
発生したバスリセットに応じて、ノード情報収集動作を
改めて開始すればよい。
【0139】一方、ステップ323の否定判定の場合
に、ノード情報収集部246は、そのままノード情報の
収集動作を続け、第2ネットワークに属する全てのノー
ドに関するノード情報の収集を行う(ステップ32
5)。このとき、ノード情報収集部246は、例えば、
図19に示すように、第2ネットワークに属する自装置
以外の全てのノードにシリアル番号読み出し要求パケッ
ト(図においては、シリアル番号要求として示した)を
送出し、これらに対する応答パケット(図においては、
シリアル番号通知として示した)によって通知されたシ
リアル番号とともに、ヘッダに含まれている発信元ノー
ドIDを抽出すればよい。
【0140】次に、ノード情報収集部246は、各ノー
ドから通知されたシリアル番号に基づいて、ノードID
テーブル245の該当するエントリを検索し、発信元ノ
ードIDから抽出したノード番号を新たなノードIDと
して保持することにより、ノードIDテーブル245の
内容を更新し(ステップ326)、処理を終了すればよ
い。
【0141】第1ネットワーク側の中継装置210sに
備えられたノード情報収集部246によるノード情報の
収集動作も同様である。このように、バスリセットが発
生するごとに、ノード情報収集部246が、上述した簡
単な処理を実行することにより、各ネットワークに属す
るノードと仮想IDとの対応関係を示すノード情報を常
に最新の状態に保つことができる。
【0142】ところで、新規のノードの追加によってバ
スリセットが発生した場合には、通知されたシリアル番
号に対応するエントリは存在しない。この場合に、ノー
ド情報収集246は、通知されたシリアル番号で特定さ
れるノードに新規の仮想IDを割り当てて、ノードID
テーブル245に新規のエントリを作成し、発信元ノー
ドIDから抽出したノード番号を対応するノードIDと
して格納すればよい。
【0143】また、このとき、上述したシリアル番号と
仮想IDとの組を含む適切な形式のIPパケットを形成
し、インターネットアダプタ413を介して他の中継装
置210を宛先として送出すれば、各ネットワークに追
加されたノードに関するノード情報を、各ネットワーク
に接続された中継装置210相互で共有することができ
る。
【0144】なお、物理的に独立した3つ以上のネット
ワークにそれぞれ中継装置210を接続し、これらのネ
ットワークに属する全てのノードにそれぞれ一意の仮想
IDを割り当てれば、同様にして、これらのネットワー
クを仮想的に一つのネットワークとして、物理的なネッ
トワークの境界にかかわらず、非同期パケットの授受を
実現することができる。
【0145】また、上述したIEEE1394規格に従うネット
ワークに限らず、ノードIDによって宛先および発信元
を特定してデータグラムを授受するネットワークであれ
ば、本発明のデータ通信システムを適用することができ
る。また、各中継装置が中継に用いるネットワークは、
インターネットに限らず、データグラム方式のネットワ
ークであればよい。
【0146】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、物理的に独立した複数の独立ネットワークを
中継ネットワークを介して接続し、上述した複数の独立
ネットワークの一つである第1ネットワークにおいて転
送される転送単位に含まれる制御情報に必要な操作を施
した上で、他の独立ネットワークの一つである第2ネッ
トワークに送出することができるので、第1ネットワー
クおよび第2ネットワークにおいて制御情報が果たす役
割を考慮しつつ、これらの独立ネットワークを仮想的に
一つのネットワークとして転送単位の伝送を実現するこ
とができる。
【0147】また、請求項2の発明を適用し、送信側中
継手段において、第1ネットワークにおける転送単位に
含まれる制御情報の一部を書き換えることにより、例え
ば、第1ネットワークにおいてのみ有効な制御情報を排
除して中継用の転送単位を形成することが可能となり、
第2ネットワーク側の受信側中継手段において、制御情
報を変換する処理を支援することができる。
【0148】特に、請求項3の発明を適用すれば、一連
の転送単位に含まれている時刻情報を全て排除すること
ができるので、受信側中継手段においては、第1ネット
ワークにおける時刻情報を意識することなく、所望のタ
イミングで時刻情報を付加することができるので、制御
情報の変換処理を容易とすることができる。また、請求
項4の発明を適用し、受信側中継手段において、中継用
の転送単位に含まれる制御情報を第2ネットワークに適
合する制御情報に書き換えることにより、中継用の転送
単位を第2ネットワークに属するノードによって送出さ
れた転送単位と同等のものに変換することが可能であ
る。
【0149】例えば、請求項5の発明を適用すれば、受
信側中継手段において、第2ネットワークにおいて正当
な時刻情報を含んだ転送単位を形成することが可能とな
り、第1ネットワークと第2ネットワークとにおける時
刻の差異にかかわらず、第1ネットワークにおいて転送
される転送単位を、その転送動作の同期を保ちつつ第2
ネットワークに送出することができる。
【0150】また、請求項6の発明によれば、受信側中
継手段において、制御情報に含まれているチャネル識別
情報を変換することができるので、第1ネットワークと
第2ネットワークとにおいて、それぞれ独立にチャネル
識別情報を管理することが可能となり、第1ネットワー
クおよび第2ネットワークの双方において、通信チャネ
ルを共通に管理する場合に比べて、管理処理に要する負
担を大幅に軽減することができる。
【0151】一方、請求項7の発明によれば、例えば、
IEEE1394規格の同期パケットに含まれる同期ヘッダのよ
うな固定情報が制御情報に含まれている場合に、この固
定情報を送信側中継手段において排除し、受信側中継手
段において再び挿入することができるので、中継ネット
ワークにおいて伝送される実質的な情報量を削減するこ
とが可能である。
【0152】同様に、請求項8の発明によれば、例え
ば、IEEE1394規格による同期転送モードにおいて規定さ
れたエンプティパケットのような空転送単位を排除し
て、有効転送単位のみを中継ネットワークを介して第2
ネットワークに伝送することにより、中継ネットワーク
において伝送される実質的な情報量を削減することがで
きる。
【0153】また、請求項9の発明によれば、上述した
ようにして、送信側中継手段において排除された空転送
単位を受信側中継手段において再び挿入し、第1ネット
ワークにおいて転送される転送単位の系列と同等の転送
単位の系列を再構成して、第2ネットワークに送出する
ことができる。一方、請求項10の発明によれば、選択
指示に応じて第2選択手段が動作することにより、空転
送単位を中継ネットワークに送出するか否かを選択する
ことができるので、例えば、中継ネットワークのトラフ
ィックなどに応じて、中継ネットワークに送出する情報
量を制御することができる。
【0154】また一方、請求項11の発明によれば、第
3選択手段の動作により、例えば、データ長が所定の範
囲を超えている不正な転送単位を中継対象から排除する
ことができるので、受信側の処理負担を軽減するととも
に、中継ネットワークによって伝送される情報量の無用
な増大を防ぐことができる。上述した請求項7乃至請求
項11の発明は、特に、IEEE1394同期転送モードに規定
された同期パケットを中継する場合のように、所定の構
造を持つ膨大な数の転送単位を中継する場合に有効であ
る。
【0155】また、請求項12の発明によれば、ルート
ノードとなることを確実に回避することができるので、
送信側中継手段および受信側中継手段にルートノードに
必要とされる機能を実装することを不要とし、送信側中
継手段および受信側中継手段を構成するハードウェアお
よびソフトウェアの量を削減することができる。一方、
請求項13の発明によれば、返信代行手段の動作によっ
て、応答用転送単位を確実に所定の時間内に発信元に返
して転送動作を完了させることができるので、宛先ノー
ドとの間の物理的な距離にかかわらず、例えば、IEEE13
94非同期モードで規定された非同期パケットの伝送を実
現することができる。
【0156】更に、請求項14の発明によれば、仮想ノ
ードIDおよび各ノードに固有の識別情報とに基づい
て、宛先ノードを絶対的に識別することが可能であるの
で、個々の独立ネットワークにおけるノードIDの変化
にかかわらず、確実に宛先ノードに転送単位を送達する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至請求項7のデータ通信システムの
原理ブロック図である。
【図2】請求項8乃至請求項11のデータ通信システム
の原理ブロック図である。
【図3】請求項12乃至請求項14のデータ通信システ
ムの原理ブロック図である。
【図4】本発明のデータ通信システムの実施形態を示す
図である。
【図5】同期パケットの中継動作を説明する図である。
【図6】同期パケットの変形処理および再形成処理を説
明する図である。
【図7】チャネルIDテーブルを説明する図である。
【図8】本発明のデータ通信システムの別実施形態を示
す図である。
【図9】請求項7乃至請求項9のデータ通信システムの
主要構成を示す図である。
【図10】同期パケットの中継動作を説明する図であ
る。
【図11】送信パケット編集動作を表す流れ図である。
【図12】受信パケット編集動作を表す流れ図である。
【図13】請求項12乃至請求項14の発明システムの
主要構成を示す図である。
【図14】送信パケット編集部および受信パケット編集
部の詳細構成を示す図である。
【図15】ノードIDテーブルを説明する図である。
【図16】非同期パケットの中継動作を説明する図であ
る。
【図17】非同期パケットの中継動作を説明する図であ
る。
【図18】バスリセットに対応する動作を表す流れ図で
ある。
【図19】バスリセット発生時の動作を説明する図であ
る。
【図20】複数のLANを接続したデータ通信システム
の構成例を示す図である。
【図21】IEEE規格インタフェースを説明する図で
ある。
【図22】動画通信実験に用いられたシステム構成を示
す図 である。
【図23】DVデータをUDPを用いて伝送する際のフ
ォーマットを説明する図である。
【符号の説明】
110 送信側中継手段 111 抽出手段 112 変形手段 113 整形手段 114 第1送出手段 115 判定手段 116 リセット手段 117 返信代行手段 118 第1番号保持手段 119 第1番号更新手段 120 受信側中継手段 121 分離手段 122 形成手段 123 第2送出手段 124 第2番号保持手段 125 第2番号更新手段 131 第1書換手段 132 削除手段 133 第1選択手段 134 変換手段 135 第2選択手段 136 第3選択手段 141 第2書換手段 142 保持手段 143 付加手段 144 送信手段 145 挿入手段 210 中継装置 211、411 IEEE1394アダプタ 212、244 送信パケット編集部 213 カプセル形成部 214 インタフェース(I/F)制御部 215 フィルタ情報保持部 216 IEEE1394インタフェース(I/F) 217 制御情報編集部 218 送信側制御部 221 カプセル分解部 222、247 受信パケット編集部 223 同期情報作成部 224 受信側制御部 225 チャネルID読出部 226 チャネルIDテーブル 227 チャネルID収集部 228 タイムスタンプ作成部 231 中継対象判別部 232 条件保持部 233 廃棄判定部 234 ヘッダ付加部 235 アドレス管理テーブル 236 ヘッダ復元部 237 空パケット挿入部 241 応答形成部 242 パケット振分部 243 パケット処理部 245 ノードIDテーブル 246 ノード情報収集部 248 ルート判定部 249 リセット信号送出部 251 仮想ID読出部 252 ノードID読出部 401 パーソナルコンピュータ(PC) 402 ゲートウェイ 403 ディジタルビデオカメラ 404 ディジタルビデオデッキ 410 ゲートウェイ 412 DV送信部 413 インターネットアダプタ 421 DV受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B077 AA15 NN02 5K030 GA11 HB06 HB15 HB21 HC01 HD07 JA05 5K033 AA05 BA15 CC01 DA05 DA13 9A001 BB04 CC06 CC08 EE02 JJ12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理的に独立した複数の独立ネットワー
    クのいずれかである第1ネットワークにおいて転送され
    る所定の形式の転送単位を、前記第1ネットワークに対
    応して設けた送信側中継手段と、別の中継ネットワーク
    と、他の独立ネットワークの少なくとも一つである第2
    ネットワークに対応して設けられた受信側中継手段とに
    よって中継するデータ通信システムにおいて、 前記送信側中継手段は、 前記第2ネットワークに伝送すべき転送単位を抽出する
    抽出手段と、 抽出された転送単位に含まれる制御情報に所定の操作を
    適用し、中継用の転送単位を形成する変形手段と、 前記中継用の転送単位を前記中継ネットワークにおける
    伝送手順に従う形式を備え、前記第2ネットワークに対
    応して備えられた受信側中継手段を宛先とするパケット
    に整形する整形手段と、 前記整形手段によって整形された各パケットを前記中継
    ネットワークに送出する第1送出手段とを備えた構成で
    あり、 前記受信側中継手段は、 前記中継ネットワークを介して受け取ったパケットを分
    解して、前記中継用の転送単位を分離する分離手段と、 前記分離手段によって得られた中継用の転送単位に所定
    の操作を適用し、前記第2ネットワークにおける伝送処
    理に適合する制御情報を含んだ転送単位を再形成する形
    成手段と、 前記形成手段によって形成された転送単位を前記第2ネ
    ットワークに送出する第2送出手段とを備えた構成であ
    ることを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 送信側中継手段に備えられた変形手段は、各転送単位に
    含まれる制御情報の少なくとも一部を書き換えて、中継
    用の転送単位として出力する第1書換手段を備えた構成
    であることを特徴とするデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ通信システムに
    おいて、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される各転送単位は、転送動作の同期を維持するために
    必要な時刻情報を制御情報の一部として含んだ構成であ
    り、 第1書換手段は、各転送単位に含まれる時刻情報を第2
    ネットワークにおける転送処理の際に無視される無効な
    データに置き換える構成であることを特徴とするデータ
    通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 受信側中継手段に備えられた形成手段は、各中継用の転
    送単位に含まれる制御情報の少なくとも一部を第2ネッ
    トワークに適合する情報に書き換えて、前記第2ネット
    ワークに送出すべき転送単位として出力する第2書換手
    段を備えた構成であることを特徴とするデータ通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のデータ通信システムに
    おいて、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される各転送単位は、転送動作の同期を維持するために
    必要な時刻情報を制御情報の一部として含んだ構成であ
    り、 第2書換手段は、制御情報に含まれる送信時刻を示す情
    報を自装置側のネットワークにおいて有効な時刻情報で
    置換する構成であることを特徴とするデータ通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のデータ通信システムに
    おいて、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される各転送単位は、その伝送経路を示すチャネル識別
    情報を制御情報の一部として含んだ構成であり、 形成手段は、 中継ネットワークを経由して前記第1ネットワークに属
    するノードと前記第2ネットワークに属するノードとの
    間で行われる各通信に、前記第1ネットワーク側におい
    て割り当てられたチャネル識別情報と第2ネットワーク
    において割り当てられたチャネル識別情報との対応関係
    を示す対応情報を保持する保持手段を備えた構成であ
    り、 第2書換手段は、前記対応情報に基づいて、中継用の転
    送単位に含まれるチャネル識別情報を書き換える構成で
    あることを特徴とするデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される各転送単位は、その伝送経路ごとに所定の固定情
    報を制御情報の一部として含んだ構成であり、 送信側中継手段に備えられた変形手段は、前記固定情報
    を削除して、中継用の転送単位として出力する削除手段
    を備えた構成であり、 受信側中継手段の形成手段は、中継用の転送単位それぞ
    れに対応する制御情報の一部として前記固定情報を付加
    し、前記第2ネットワークに送出すべき転送単位として
    出力する付加手段を備えた構成であることを特徴とする
    データ通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のデータ通信システムに
    おいて、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される一連の転送単位は、転送すべき情報を含んだ有効
    転送単位と転送すべき情報を含まない空転送単位とから
    形成されており、 送信側中継手段の整形手段は、 転送すべき情報を含む有効転送単位を中継ネットワーク
    に送出すべき送出対象として選択する第1選択手段と、 送出対象として選択された転送単位を中継ネットワーク
    に適合するパケットに変換する変換手段とを備えた構成
    であることを特徴とするデータ通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデータ通信システムに
    おいて、 受信側中継手段の第2送出手段は、 送出対象として受け取った転送単位を第2ネットワーク
    に送信する送信手段と、 形成手段から受け取った一連の転送単位列に、所定の規
    則に従って、転送すべき情報を含まない空転送単位を挿
    入し、送出対象の転送単位列として前記送信手段に入力
    する挿入手段とを備えた構成であることを特徴とするデ
    ータ通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のデータ通信システム
    において、 第1ネットワークおよび第2ネットワークにおいて転送
    される一連の転送単位は、転送すべき情報を含んだ有効
    転送単位と転送すべき情報を含まない空転送単位とから
    形成されており、 送信側中継手段の整形手段は、 選択指示の入力に応じて、全ての転送単位あるいは転送
    すべき情報を含む有効転送単位を送出対象として選択す
    る第2選択手段と、 送出対象として選択された転送単位を中継ネットワーク
    に適合するパケットに変換する変換手段とを備えた構成
    であることを特徴とするデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のデータ通信システム
    において、 送信側中継手段の整形手段は、 第1ネットワークにおける転送単位が満たすべき条件に
    基づいて、適正な転送単位を判別し、中継ネットワーク
    に送出すべき送出対象として選択する第3選択手段と、 送出対象として選択された転送単位を中継ネットワーク
    に適合するパケットに変換する変換手段とを備えた構成
    であることを特徴とするデータ通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載のデータ通信システム
    において、 第1ネットワークおよび第2ネットワークは、所定の操
    作を契機として、ネットワークに属するノードから所定
    の手順でルートノードを決定し、このルートノードがネ
    ットワーク内での伝送管理を行う構成であり、 送信側中継手段および受信側中継手段は、 前記所定の操作に応じて、自装置がルートノードとされ
    たか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により、自装置がルートノードである旨の
    判定結果が得られた場合に、前記所定の操作を実行する
    リセット手段とを備えた構成であることを特徴とするデ
    ータ通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のデータ通信システム
    において、 第1ネットワークは、ネットワークに属する各ノードか
    ら別のノードに宛てて随時に送出される非同期転送単位
    について、所定の応答用転送単位によって送達確認を行
    う構成であり、 送信側中継手段は、 抽出手段によって抽出された非同期転送単位に対応し
    て、前記所定の応答用転送単位に相当する転送単位を、
    前記非同期転送単位の発信元ノードに宛てて返信する返
    信代行手段とを備えた構成であることを特徴とするデー
    タ通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載のデータ通信システム
    において、 複数の独立ネットワークのそれぞれは、所定の操作を契
    機として、ネットワークに属する各ノードにノード番号
    を割り当てる構成であり、 送信側中継手段は、 第1ネットワークに属する各ノードについて、そのノー
    ドに固有な識別情報および不変な仮想ノード番号と、第
    1ネットワークにおいて割り当てられたノード番号との
    対応関係を保持する第1番号保持手段と、 前記所定の操作に応じて、前記第1ネットワークにおい
    て各ノードに割り当てられたノード番号を収集し、前記
    第1ノード番号保持手段の内容を更新する第1番号更新
    手段とを備え、 変形手段は、抽出手段によって抽出された転送単位に送
    信元を示す情報として含まれているノード番号を、前記
    第1番号保持手段に保持された対応する仮想ノード番号
    によって置換する構成であり、 受信側中継手段は、 第2ネットワークに属する各ノードについて、そのノー
    ドに固有な識別情報および不変な仮想ノード番号と、第
    2ネットワークにおいて割り当てられたノード番号との
    対応関係を保持する第2番号保持手段と、 前記所定の操作に応じて、前記第2ネットワークにおい
    て各ノードに割り当てられたノード番号を収集し、前記
    第2ノード番号保持手段の内容を更新する第2番号更新
    手段とを備え、 形成手段は、中継用の転送単位に宛先を示す情報として
    含まれている前記仮想ノード番号を、前記第2番号保持
    手段に保持された対応するノード番号によって置換する
    構成であることを特徴とするデータ通信システム。
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EP01300661A EP1120947A3 (en) 2000-01-25 2001-01-25 Data communications system
EP04009282A EP1445911A1 (en) 2000-01-25 2001-01-25 Data communications system
EP04009283A EP1445912A1 (en) 2000-01-25 2001-01-25 Communicating in a network using plural routes
EP04009281A EP1455502A1 (en) 2000-01-25 2001-01-25 Data communications system
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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