JP2001230324A - 遅延調整用ライブラリ及びそれを使用した遅延調整方法 - Google Patents
遅延調整用ライブラリ及びそれを使用した遅延調整方法Info
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Abstract
再配置配線せず、且つ遅延セルと接続される他のセル及
び配線の遅延値に影響を与えることなく短時間で正確に
遅延調整することができる遅延調整用セルライブラリ及
びこれを使用した遅延調整方法を提供する。 【解決手段】 遅延調整用セルライブラリは、素子のみ
からなるトランジスタセルと、配線のみからなる配線セ
ルとからなり、これらを組み合わせて遅延調整用セルが
生成する。トランジスタセルは入出力端子の間に、遅延
調整領するための複数の第3基本セル60が配置され、
入力端子及び出力端子と3基本セルとの間には夫々第1
基本セル40及び第2基本セル50が配置されている。
配線セルは、トランジスタセルの入出力端子と基本セル
との間、基本セル同士、及び第3基本セル60の内部の
複数種の配線パタンからなり、配線セルを変更すること
により、遅延調整用セルの遅延調整をする。
Description
動レイアウト処理後に生じるタイミングエラーを調整す
るための遅延調整用セルライブラリ及びそれを使用した
遅延調整方法に関し、特に、再配置配線をすることなく
セルの置換によってタイミングエラーを調整する遅延調
整用セルライブラリ及びそれを使用した遅延調整方法に
関する。
向上を目的とし、大規模化高速化の要求が日ごとに高ま
っている。中でもクロック等のスキューを中心としたタ
イミングのズレは誤動作、性能劣化及び設計時間の増加
等を招く原因となるため、クロック調整の精度向上が要
求されている。従って、レイアウト設計後にタイミング
のズレが生じた場合においても、その後の修正が簡単
に、また短時間で可能なセルの置換等による遅延調整方
式が必要となっている。
ルの再配置配線をすることなく、遅延値の修正を行う技
術が複数開示されている。先ず、セルのサイズ及び端子
位置が全く同じセルを置き換えることにより、タイミン
グ調整を図った遅延素子が特開平4−288717号公
報に開示されている(従来例1)。図13(a)及び
(b)は、従来例1の遅延素子の遅延調整前後を示す上
面図である。図13(a)に示すように、入力ドライバ
1001から出力ドライバ1002までの間に、インバ
ータ1101、1102を配置し、これらのインバータ
1101、1102との間に、単位遅延t1を持つ基本
ブロック1201乃至1203を直列に配置して遅延素
子を構成する。また、これらの基本ブロック1201乃
至1203とは別に、単位遅延t2を持つ基本ブロック
1301を用意する。基本ブロック1201乃至120
3と、1301とは夫々置き換えても遅延素子を構成で
きるようブロック寸法及び端子位置を考慮したレイアウ
トパターンを持つ。
遅延素子を使用してタイミング調整を行った論理回路で
配置及び配線を行った後、シミュレーションによりタイ
ミングのずれが生じた場合、複数の基本ブロック120
1乃至1203で構成された図13(a)に示す遅延素
子の一部、例えば基本ブロック1202を、図13
(b)に示すように、基本ブロック1202とは異なる
単位遅延をもつ基本ブロック1301で置き換えること
により、配置配線後に生じるタイミングのズレを補正し
た遅延素子とし、タイミング調整を行う。
配置配線することなく、セルの置換のみでクロックスキ
ューを低減する方法が開示されている(従来例2)。従
来例2に記載の技術においては、レイアウトデータ上で
外形寸法、ピン配置及び入力容量がすべて等しく配線と
コンタクト(スルーホール)の有無により駆動能力のみ
異なる複数のクロックドライバをセルライブラリとして
有している。
載のクロックドライバの等価回路を示す回路図である。
図14(a)乃至(d)に示すように、入力2001を
共通とする4つのインバータ2101乃至2104を有
し、このインバータ2101乃至2104の出力のう
ち、図14(a)に示すように、4つ全てのインバータ
2101乃至2104の出力がスルーホールを介して出
力2002に接続され、図14(b)では、3つのイン
バータ2101乃至2103の出力、図14(c)で
は、2つのインバータ2101及び2102の出力、図
14(d)では、インバータ2104の出力がスルーホ
ールを介して出力2002に接続されている。このよう
に、配線及びコンタクトの有無により、図14(a)乃
至(d)に示す4種類のドライブ能力及び遅延値を得る
ことができる。従来例2の技術では、まず仮セルを使用
し、自動配置及び配線を実行する。次に、配置された仮
クロックドライバの全ノードに対して用意された全ての
セルを配置した場合の出力遅延値をレイアウトデータと
セルの遅延情報とから遅延値算出ツールで算出し、遅延
検証を行った後、ECO(Engineering Change Order)
処理によって最適な遅延値になるセルに置き換えること
によりクロックスキューを低減している。
は、回路のレイアウト後において、遅延セルの遅延値変
更の容易化を図った半導体集積回路装置が開示されてい
る(従来例3)。従来例3の半導体集積回路装置におい
ては、構造上は金属配線工程のみが異なり、各遅延セル
が異なる遅延値を有するよう形成された遅延セル群を使
用し、回路のレイアウト後の遅延セルの遅延値を遅延セ
ルの置き換えのみで変更する。
は、クロック線の信号伝播のタイミングを調整し、レイ
アウト対回路の検証を可能にする半導体集積回路の設計
方法が開示されている(従来例4)。従来例4に記載の
技術においては、信号伝播遅延時間又は負荷容量は異な
り、接続端子の配置位置は同一で配線のみからなる遅延
セルのセルライブラリを用意し、遅延セルを配置し、配
置配線を行った後、必要に応じてその遅延セルを所望の
信号伝播遅延時間を有する遅延セルに置き換えるもので
ある。この遅延セルの配置によって回路図上の回路は変
更されず、従って、正確なレイアウト対回路の検証をす
ることができる。
報には、再レイアウト処理時のセル間の配線長の変動に
よる影響を低減し、設計工数の削減を図った論理回路最
適化処理方法が開示されている(従来例5)。従来例5
に記載の技術においては、論理回路を生成し、レイアウ
ト処理した後、論理回路の遅延時間を計算してタイミン
グ検証を行い、タイミングエラーが起きた場合は、動作
速度又は駆動速度が異なるセルに置き換えると共に、置
き換えに伴うセル間の配線容量及び配線抵抗の変更を補
正し、この補正を基に論理回路の最適化を行っている。
は、セル変更に起因する配線遅延時間の変化を小さく押
さえて、短い処理時間で確実に要求仕様を満たすための
レイアウト設計方法が開示されている(従来例5)。従
来例5に記載の技術においては、セルの並び方の方向で
ある横幅、及び端子位置が同一で、並び方の方向と直交
する方向である縦幅が異なるセルであって、理論が等価
で且つ要求仕様を満たす駆動能力を有する変更対象セル
を使用してセルを変更する。
1の技術においては、置き換えるセルが同じ形状なの
で、再配置、配線することなく遅延を調整することが可
能だが、その置き換えるためのセルの位置及び個数の判
断が困難である。これは、遅延素子を構成する各基本ブ
ロックの遅延は保証されているが、組み合わされた遅延
素子全体の遅延値はその組み合わせにより異なり、どの
位置のセルをいくつ置き換えるかによって遅延素子の遅
延は変わるためである。従って、置き換えた後、再遅延
検証(シミュレーション)が必要になる。更に、そのシ
ミュレーションでタイミングがあわない場合は、再度置
き換えが必要となるという問題点がある。
ターンのみが異なるセルにより遅延値及びドライブ能力
を変更させることが可能だが、各々のセルが、トランジ
スタと配線情報を有しているので、種類が増すとライブ
ラリ全体のデータ量が極めて膨大になってしまう。ま
た、セルの置き換えをECO処理によって行っている
が、ECO処理ではレイアウト中、又はレイアウト終了
後にネットリストの一部に変更が生じた場合に、ネット
リストが変更された部分に対応するレイアウトデータの
みを変更し、セル位置及び配線等のそれ以外のデータは
動かさないため、一度配置されたセルを消し、新しいセ
ルに置き換えることになる。これにより、意図しない場
所に配置(誤配置)されてしまう可能性があるという問
題点がある。
みの遅延セルの置き換えにより遅延変更を行うが、遅延
セルを置く場合、そのセルが正しく置かれたかは保証さ
れていないという問題点がある。
延の調整を、バッファ等の能動素子は使用せず配線のみ
で行っているため、遅延時間が長いものを構成する場
合、当然、配線長が長くなり、環境、例えば温度等の変
化等により、遅延時間が所望の遅延時間から大きく変化
してズレてしまう。また、配線長が長くなると信号伝搬
(波形)になまりが生じ、誤動作を起こしやすいという
問題点がある。
ウト後遅延のズレが生じた場合、それを補正する為複数
回の回路再合成により、最適化するため、回路の最適化
に時間がかかるという問題点がある。
最適化を行う為にレイアウト上、セルの上下方向に必
ず、配線のみの領域を設けなくてはいけない。この為、
上下のセル同士を接して配置することが不可能であると
いう問題点がある。
のであって、自動配置配線後に生じたタイミングのズレ
を再配置配線せず、且つ遅延セルと接続される他のセル
及び配線の遅延値に影響を与えることなく短時間で正確
に遅延調整することができる遅延調整用セルライブラリ
及び遅延調整方法を提供することを目的とする。
セルライブラリは、素子のみから構成される基本セル
と、複数の基本セルを有するトランジスタセルと、前記
基本セル内の前記素子同士及び前記基本セル同士を接続
する複数種の配線パターンを有する配線セル群と、を有
することを特徴とする。
ら所望の遅延値を生成する配線パターンを有する配線セ
ルを選択すれば、配線セルの変更をするだけで、遅延調
整用セルの遅延値が調整できる。更に、この遅延値の調
整は、基本セル内の配線パターンと、基板セル間の配線
パターンとを変更することができるため、本発明の遅延
値の種類と同様な数の遅延値を有する従来の遅延調整用
のセルライブラリと比較すると著しく情報量を低減する
ことができる。
力端子と、前記入力端子に接続され所定位置に形成され
た第1の基本セルと、前記出力端子に接続され所定位置
に形成された第2の基本セルと、前記第1の基本セルと
第2の基本セルとの間に形成された複数の第3の基本セ
ルと、を有し、前記配線セル群は前記入力端子と前記第
1の基本セルとを接続する第1の配線と、前記第2の基
本セルと前記出力端子とを接続する第2の配線と、前記
第1の基本セル、前記第3の基本セル及び前記第2の基
本セルを接続する第3の配線と、前記第3の基本セル内
の前記素子間を接続する第4の配線とを有し、前記第3
の配線及び第4の配線の配線パターンを複数種有するこ
とができる。これにより、入力端子及び出力端子から第
3の基本セルまでの配線には、夫々必ず第1の基本セル
及び第2の基本セルを介しているため、配線セル群の中
のどの配線セルを使用した場合にも、遅延調整用セルの
遅延値が保証され、遅延調整用セルに接続される他のセ
ル及び配線の遅延に影響を与えることがない。
ンバータを有してもよい。これにより、例えば2段2列
に配置されるインバータの構成が同一である場合、配線
セルの配線パターンの違いにより、4種類の遅延値を生
成することができる。
の第1のインバータの第1導電型拡散層上に形成される
ゲート電極、前記1段2列目の第2のインバータの第2
導電型拡散層上に形成されるゲート電極、2段1列目の
第3のインバータの第1導電型拡散層上に形成されるゲ
ート電極、及び前記2段2列目の第4のインバータの第
2導電型拡散層上に形成されるゲート電極のゲート長が
夫々前記1段1列の前記第1のインバータの第2導電型
拡散層上に形成されるゲート電極、前記1段2列の前記
第2のインバータの第1導電型拡散層上に形成されるゲ
ート電極、前記2段1列の前記第3のインバータの第2
導電型拡散層上に形成されるゲート電極、及び前記2段
2列の前記第4のインバータの第1導電型拡散層上に形
成されるゲート電極のゲート長より長いものであっても
よい。これにより、例えば、Lowを入力してLowを
出力する場合、1段目のインバータのNチャネルトラン
ジスタのゲート長を長くし、2段目のインバータのPチ
ャネルトランジスタのチャネル長を長くし、これらのイ
ンバータ同士を直列に接続した場合に、遅延時間を長く
することができる。また、基本セルの入力時である立ち
上がり、又は基本セルの出力時である立ち下がりのみ遅
延を付けることができる。
至4のいずれか1項に記載の遅延調整用セルのライブラ
リを用意しておき、前記トランジスタセルのセルサイズ
の外枠、前記トランジスタセルの入出力端子、初期遅延
値、及び前記配線セルを重ねて配置することを許可する
配線セル配置許可領域の情報を有する自動レイアウト用
遅延セルを使用して論理回路の自動レイアウトにより前
記自動レイアウト用遅延セルを配置し、配線する工程
と、前記自動レイアウト後の前記論理回路の遅延検証を
する工程と、前記遅延検証結果から求まる前記自動レイ
アウト用遅延セルの遅延値を生成する配線セルを前記遅
延調整用ライブラリの前記配線セル群から選択する工程
と、前記自動レイアウト用遅延セルの座標を抽出する工
程と、前記自動レイアウト用遅延セルの前記配線セル配
置許可領域に前記配線セルを配置する工程と、を有する
ことを特徴とする。
み合わされて所望の遅延値を生成することができる配線
セルは自動レイアウト用遅延セル上にのみ重ねて配置す
ることができると共に、自動レイアウト用遅延セルの座
標を抽出し、その自動レイアウト用遅延セル上に配置す
るため、配線セルを誤配置することがない。また、配線
セルの配線パターンの違いで複数種の遅延値を生成する
ことができ、遅延の調整は配線パターンを選択するのみ
で行うことができる。
配置が許可されると共に、配線セルで使用する配線層1
層のみにおいて、配線セル以外の配線を禁止することが
できる。これにより、配線セルの配線パターンで使用さ
れる配線層1層のみにおいて、配線が禁止されるため、
自動レイアウトで引かれる他の配線には一切影響するこ
とがない。
記遅延調整用セルの遅延値の最小単位をtとすると、前
記遅延値はt乃至ntであり、前記自動レイアウト用配
線セルの前記遅延値をtとすることができる。
調整方法について、添付の図面を参照して具体的に説明
する。図1は、本発明の第1の実施例の遅延調整用セル
のレイアウトパターンを示す上面図である。図1に示す
ように、本実施例の遅延調整用セル1においては、入力
端子10と、出力端子20とが形成され、この間に、遅
延値を調整する遅延調整領域30を有している。そし
て、入力端子10と遅延調整領域30との間に第1基本
トランジスタセル(以下、第1基本セルという。)40
が配置され、遅延調整領域30と出力端子20との間に
第2基本トランジスタセル(第2基本セル)50が配置
されている。遅延調整領域30には、内部に1以上のト
ランジスタを有する第3トランジスタセル(第3基本セ
ル)60が複数個配置されている。そして、遅延調整
は、遅延調整領域30における複数個の第3基本セル6
0間の配線方法、及び基本セル60内部のトランジスタ
の配線方法を適切に変更することにより、所望の遅延値
を生成する遅延調整用セルとすることができる。このよ
うに構成された遅延調整用セルの遅延値は、遅延調整領
域の配線方法により、例えば最小単位をtとすると、t
乃至nt(nは自然数)の遅延値を得ることができる。
本セル間の配線の違いによる異なる遅延値の合成方法に
ついて説明する。図2(a)及び(b)は本実施例の遅
延調整用セルの等価回路の例を示す回路図である。図2
(a)に示すように、遅延調整用セル101において
は、入力端子110及び出力端子120との間に第1及
び第2基本セルのインバータ140、150が配置さ
れ、インバータ140とインバータ150との間の遅延
調整領域130に配置される複数個の第3基本セルが全
て直列に接続されている。即ち、入力端子110側に配
置される基本セル160aの入力と、インバータ140
とが接続され、出力端子120側に配置される基本セル
160bの出力とインバータ150の入力とが接続さ
れ、こうして、遅延調整用セル100は遅延調整領域1
30に配置される複数個の第3基本セル160を使用し
て実現可能な最大の遅延値を得ている。
ことができ、例えば、図2(a)に示す遅延調整用セル
100が有する遅延値以下の遅延値を生成する遅延調整
用セル102においては、図2(a)で第3基本セル1
60bの入力に接続される配線を、図2(b)に示すよ
うに、第3基本セル160bの入力ではなく、インバー
タ150の入力に接続する。このように、遅延調整領域
130において、第3基本セルのうち、出力を引き出す
位置を適当な位置に変更することによって、遅延値を調
整することができる。なお、如何なる遅延値を生成する
場合であっても、遅延調整用セル100と接続する他の
セルの遅延値及び配線形状に影響を及ぼさないように、
遅延調整用セル100の入力端子110及び出力端子1
20の位置は同一とし、遅延調整領域130の入力及び
出力は全て夫々基本トランジスタセルのインバータ14
0、150を介して行う。
の距離及びインバータ150と出力端子120との間の
距離が相異すると、遅延調整領域130に配置されてい
る第3基本セルの出力をそのまま遅延調整用セル101
又は102の出力として出す場合、又は複数の第3基本
セルのうち、遅延調整領域130の端部ではなく、途中
の第3基本セルの入力に第2基本セルの出力を接続する
場合等において、入力端子110と遅延調整領域130
との間、又は遅延調整領域130と出力端子120との
間の配線長さが異なるものとなり、遅延調整用セルに接
続される他のセル、及びこれらを接続する配線の遅延に
影響を与える。図2(a)及び図2(b)において、例
えばインバータ150を介さずに出力端子120に配線
すると、図2(a)と図2(b)とでは配線長さが異な
り、遅延調整用セルの遅延値の変更により、遅延調整用
セルの周囲の遅延に影響を与え、遅延調整後に再び遅延
検証が必要となってしまうが、本実施例においては、イ
ンバータ140及び150を介して夫々入力及び出力を
行うため、遅延調整前後で遅延調整セルの周囲の遅延に
影響を及ぼさない。
整用セルライブラリについて説明する。図3は、本実施
例の遅延調整用セルライブラリのトランジスタセルのレ
イアウトを示す上面図、図4は、トランジスタセルを構
成する基本セルのレイアウトを示す上面図、図6は、遅
延調整用ライブラリの配線セル群の1例を示す上面図で
ある。本発明の遅延調整用ライブラリは、図4に示す素
子のみからなる基本セル及び入出力端子を有する図3に
示すトランジスタセルと、図6に示すトランジスタセル
の複数種の配線パターンを有する配線セル群と、を有
し、これらを組み合わせて遅延調整用セルが生成され
る。
る。図3に示すように、本実施例のトランジスタセル2
00においては、入力端子210と出力端子220とを
有し、この間の遅延調整領域に配置される複数の第3基
本セル260が配置されている。また、入力端子210
及び出力端子220と遅延調整領域との間には、夫々第
1基本セル240及び第2基本セル250が配置されて
いる。これらは全て素子のみであって、基本セル間及び
入出力端子と基本セルとの間等には配線が設けられてい
ない。
3基本セル260のレイアウトの1例を示す図である。
また、図5は、図4に示す基本セル260の等価回路を
示す回路図である。複数個の基本セル260のうち、図
4に示すのは、図5に示すように、基本セル260の入
力端子401と出力端子402との間に配置された2段
のインバータ461及び462から構成される遅延回路
である。図4に示すように、基本セル300において
は、上部及び下部に夫々電源配線307及びグランド配
線308を有し、これに夫々接続するコンタクト30
9、310を介して、Pチャネルトランジスタ305及
びNチャネルトランジスタ306が形成されている。P
チャネルトランジスタ305及びNチャネルトランジス
タ306は、両側部が夫々1段目及び2段目のドレイン
領域、中央部が1段目及び2段目の共通のソース領域と
なっており、ドレイン領域は、各側部で夫々2つの領域
に分割されている。そして、入力端子側のPチャネルト
ランジスタ305の側部に形成された1段目のインバー
タ461の2つのドレイン領域と、ソース領域との間に
1段目のインバータ461のゲート301a、301b
が形成され、ソース領域と、Pチャネルトランジスタの
出力端子側の側部に形成された2段目のインバータ46
2のドレイン領域との間に2段目のインバータ462の
2つのゲート301c、301dが形成されている。ま
た、ゲート301a乃至301dには、夫々配線と接続
するコンタクト304a乃至304dが形成されてい
る。Nチャネルトランジスタ306も同様に、両側部が
夫々2つずつのドレイン領域となり、その間が1段目及
び2段目の共通のソース領域となり、更に入力端子側の
ドレイン領域とソース領域との間及びソース領域と出力
端子側のドレイン領域との間には、夫々ゲート301
e、301f及びゲート301g、301hが形成さ
れ、更に、これらのゲート301e乃至301hには、
配線と接続するコンタクト304e乃至304fが夫々
形成されている。このように、レイアウト上、Pチャネ
ルトランジスタ305及びNチャネルトランジスタ30
6の夫々1段目及び2段目ゲートを夫々2分割すること
により、1段に2列のインバータを構成している。但
し、基本セル300は、ドレインとゲートとの接続配線
等の配線パターンは形成されていない。また、Pチャネ
ルトランジスタ305、Nチャネルトランジスタ306
の全てのドレイン領域には、各インバータの出力となる
コンタクト303が形成されている。
ウト300において、図4に示すように、1つのトラン
ジスタのゲートを分割してレイアウトすることにより、
1つの第3基本セル300を使用して複数の遅延値を実
現することができる。従って、少ないデータ量により、
豊富な遅延調整用ライブラリを形成することが可能とな
る。
たように、本発明では、トランジスタセルの複数の配線
方法を示す配線データからなる配線セル群のうち、いず
れか1つをトランジスタセルに重ね合わせて遅延調整用
セルが構成される。
タセル間を接続する配線を有している。即ち、配線セル
500の配線パターン501は、図6に示すように、ト
ランジスタセルの入力端子510と第1の基本セルとの
間、出力端子520と第2基本セルとの間、及び第1乃
至第3基本セル間の接続をする。一方、配線セル500
の配線パターン502は、図4に示す第3基本セル30
0内のドレイン領域及びゲートに形成されたコンタクト
同士の接続配線等、基本セル300に形成されている素
子間を接続する。
至k個配置されているものとし、例えば図4に示す第3
基本セル300は、k−1番目に配置される第3基本セ
ルとすると、配線501は、第1基本セルが配置される
領域540、1乃至k個の第3基本セルが配置される領
域及び第2基本セルが配置される領域550においては
配線パターンが形成されていない。そして、配線501
は、これらの基本セルが全て直列となるような配線パタ
ーンとなっている。また、これらの基本セルが配置され
る領域には、基本セル内の配線をする配線502が形成
されている。なお、図6においては、k−1番目の第3
基本セル560b内の配線502のみを示している。
において、基本セル560bの入力と、1段目のPチャ
ネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタのゲート
とを接続する配線、1段目のインバータのコンタクトと
2段目のインバータのゲートとを接続する配線及び2段
目のPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジス
タのドレインコンタクトと基本セルの出力とを接続する
配線を有し、1段目の2つのインバータ及び2段目の2
つのインバータが夫々並列となるように構成されてい
る。
図6に示す配線セルとを組み合わせた場合の基本セルを
示すレイアウト図である。また、図8(a)乃至(d)
は、図4に示すトランジスタセルに複数の配線セルを組
み合わせた場合の等価回路を示す図である。図7に示す
ように、トランジスタセルと配線セルとを組み合わせる
ことにより、この基本セルでは、図8(a)に示す回路
構成となる。そして、図4に示すように、第3基本セル
が2段2列のインバータから構成されるため、図8
(a)乃至(d)に示すように、1つの第3基本セルに
おいて、4つの遅延値を得ることが可能となる。例え
ば、図8(a)に示す第3基本セル600aは、基本セ
ルの入力端子601に1段目の2つのインバータ61
1、612が並列され、これと2段目の2つのインバー
タ621、622が基本セルの出力端子602に並列さ
れ、これらの並列されたインバータ同士が直列されたも
のである。また、図8(b)に示す第3基本セル600
bは、1段目の2つのトランジスタのうち、一方のイン
バータ611と、2段目の2つのインバータのうち1方
のインバータ621とのみを使用し、これらが入力端子
601と出力端子602との間で直列されたもの、図8
(c)に示す第3基本セル600cは、1段目のインバ
ータのうち一方のインバータ611と、2段目の並列さ
れた2つのインバータ621、622とが直列に接続さ
れたもの、図8(d)に示す第3基本セル600dは、
1段目の2つのインバータ611、612を並列し、こ
れと2段目のインバータのうち一方のインバータ621
とが直列に接続されたものである。
域の第3基本セル60の途中で出力を引き出すことによ
り遅延を調整するのに加え、図8に示すように、1つの
基本セルにおいて配線パターンを変えることにより、更
に複数種の遅延値を得ることができる。
回路の配置配線を行った後、これらの論理回路の遅延調
整を、本発明の遅延調整方法に従って行うものである。
そこで、次に、自動レイアウト処理時に使用する自動レ
イアウト用遅延セルについて説明する。この自動レイア
ウ用遅延セルは、実デバイスで使用される遅延調整用セ
ルの代わりに、自動レイアウト時に使用されるセルであ
る。
を示す模式図である。本実施例の自動レイアウト用遅延
セル800においては、図3に示すトランジスタセルの
入力端子情報810、出力端子情報820、及び外枠情
報870を有すると共に、この自動レイアウト用遅延セ
ルが配置配線された場合に有する遅延値を遅延情報とし
て有している。遅延情報として有する遅延値は、遅延調
整用セルライブラリの中で最小となる遅延値tとする。
更に、自動配線用遅延セル800は、図5に示す配線セ
ルがこの上に配置されること(オーバーラップするこ
と)を許可する配線セル配置許可領域830を有する。
この配線セル配置許可領域830は、配線セルを形成す
るために使用する1層の配線層についてのみ配線を禁止
する配線禁止情報も同時に有しているこの自動レイアウ
ト用遅延セル800を使用することにより、配置配線
後、タイミングのズレが生じた場合、このズレに応じて
適切な遅延時間を生成する配線セルをセル群から選択
し、自動レイアウト用遅延セル800が配置されている
上に重ねて配置し、適切な遅延調整用セルを形成するこ
とができる。
延セルの周囲に配置配線されている他のセル及び遅延調
整用セルと他のセルとの間を接続する配線に影響を与え
ることなく、即ち、遅延調整前後で遅延調整セルの周囲
の遅延に影響を与えることなく、選択した配線セルを自
動レイアウト用遅延セル上に配置するだけで遅延を調整
することを可能にする。そして、配線セル配置許可領域
830の配線セル配置許可及び配線禁止情報により、自
動レイアウト用遅延セルのみに配線セルが配置されるた
め、誤配置されることがないと共に配線セルの配線パタ
ーンで使用されている配線層には、この配線セル配置許
可領域830においては他の配線が禁止されるため、自
動レイアウトで引かれる他の配線に影響しない。
明する。図10は本実施例の遅延調整方法を示すフロー
チャートである。先ず、自動レイアウト用遅延セル90
1が有する遅延値tで回路合成を行う(ステップS
1)。次いで、自動レイアウト用遅延セル901を使用
し、自動レイアウトにより配置、配線を行う(ステップ
S2)。そして、配置、配線後の遅延データ902を使
用し、遅延検証を行う(ステップS3)。この遅延検証
によって回路のタイミングにズレが生じた場合、そのズ
レに応じた遅延値を生成する配線セルを遅延調整用ライ
ブラリの配線セル群から選択する。例えば、部分的に現
在の遅延、即ち遅延値tに対して、遅延検証により、実
際は(n/2)tの遅延が必要であった場合、トランジ
スタセルとの組み合わせで遅延調整領域にて(n/2)
tの遅延が規定されている配線セルを選択する。これに
より、この自動レイアウト用遅延セルが配置される領域
のパスには、(n/2)tの遅延付加が保証され、他の
部分とのタイミングを補正することができる。このよう
に、最適遅延値になる配線セルを選択する(ステップS
4)。次に、自動レイアウト用遅延セル901の座標を
抽出し、この座標に選択した配線セルを重ねて配置し、
アートワークデータ903を出力する。
理で使用した自動レイアウト用遅延セルは実レイアウト
パターンに差し替える。即ち、実デバイスでは、自動レ
イアウト用遅延セルはトランジスタセルに置き換わる。
従って、自動レイアウト用遅延セル上に配線セルをオー
バーラップして配置するが、実レイアウトパターンでは
トランジスタセルのトランジスタが配線セルにより最適
な遅延値になるように接続される。
ブラリがトランジスタのみから成るセルとそのトランジ
スタを各遅延値となるよう接続した配線セルで構成さ
れ、配線セルを変更することにより遅延値を変更するも
のであるが、遅延調整用セルライブラリの遅延調整用セ
ルサイズ、入出力端子の位置は全く同じものなので、配
線パターンのみの変更、即ち配線セル変更するのみで所
望の遅延値を生成することができる。そして、トランジ
スタセルと配線セルとを組み合わせてできた遅延調整用
セルは、入力端子位置が固定され、遅延調整領域の第3
基本セルに入力及び第3基本セルから出力する配線は、
夫々第1基本セル及び第2基本セルを介しているため、
遅延調整用セルに接続される遅延調整用セルの周囲のセ
ル及び配線に影響を及ぼさず、遅延調整用セルの遅延値
は保証されている。従って、遅延調整後に回路の再配
置、再配線及び再遅延検証の必要がない。
のインバータを、1つのトランジスタのゲートを分割し
たレイアウトにすることにより、豊富な遅延値を生成す
ることができると共に、トランジスタセルに対して、ト
ランジスタ間の配線の引き出し位置と、基本セル内の配
線パターンと、を組み合わせている。基本トランジスタ
内の配線パターンの変更のみでなく、トランジスタを使
用することにより、大きな遅延値に対応でき、遅延のバ
リエーションを増やすことができる。このような豊富な
遅延値を生成する遅延調整用セルライブラリは、複数の
配線パターン情報からなる配線セル群を有していればよ
く、トランジスタの位置情報と配線情報とを共に有する
セルライブラリと比較して、データ量が少ない。また、
遅延検証後に必要な遅延の分、配線セル群の中から最適
な配線セルを選択し、置き換えるため回路の遅延調整は
1回のみでよく、また、遅延値の変更には、遅延調整用
セルをまるごと置き換えるのではなく、配線セルのみ変
更するので、1配線パターンのみの変更でよい。
セルと配線セルの組み合わせにより構成できる遅延値の
範囲内で、タイミングのずれを再配置、配線、セル置換
後の再遅延検証することなく的確に補正することが可能
である。従って、例えば周波数が100MHzの動作
で、例えば50万トランジスタ規模のデータを扱う場
合、約10%のTAT(Turn Around Time)を削減する
ことができる。
ルのうち、自動レイアウト用遅延セルは、配線セルのオ
ーバーラップを許可すると共に、配線セル以外は、配線
を禁止する情報を有している。従って、他のセルはオー
バーラップを許可していないので、配線セルを他のセル
の上に誤配置することがなく、配線セルが変更になった
場合でも自動レイアウトで配線された他の配線には影響
しない。
証しているので、従来例1のような遅延調整後の再遅延
検証が不要である。遅延値を変更する場合、従来例1で
はセルを置き換えるので、全レイアウト層の変更が必要
だが、本発明においては配線セルが配置される1配線層
のみの変更で対処することができる。
第2の実施例においては、第1の実施例とは別のレイア
ウトの第3基本セルを使用する。図11は本実施例の基
本セルのレイアウトを示す図、図12はその回路を示す
回路図である。なお、図11に示す第2の実施例におい
て、図4に示す第1の実施例と同一の構成要素には同一
の符号を付してその詳細な説明は省略する。
700においては、1段目及び2段目のインバータは、
夫々Pチャネルトランジスタ305及びNチャネルトラ
ンジスタ306の分割された2つのゲートのうち、一方
のゲート長が長く形成されており、1段目及び2段目の
2つのインバータは、夫々Pチャネルトランジスタより
Nチャンネルトランジスタのゲート長が長いものとNチ
ャネルトランジスタよりPチャンネルトランジスタのゲ
ート長が長くものとから構成されている。
すように、基本セルの出力端子701と1段目のインバ
ータのうちNチャネルトランジスタのゲート長が長いイ
ンバータ762との接続、インバータ762と2段目の
インバータのうちPチャネルトランジスタのゲート長が
長いインバータ763との接続、及びインバータ763
と基本セルの出力端子702との接続をする配線パター
ンを有する配線セルと組み合わせると、Highの入力
からHighの出力をする場合の遅延時間をより長くす
ることができる。また、基本セル700と、図12
(b)に示すように、基本セルの出力端子701と1段
目のインバータのうちPチャネルトランジスタのゲート
長が長いインバータ761との接続、インバータ761
と2段目のインバータのうちNチャネルトランジスタの
ゲート長が長いインバータ764との接続、及びインバ
ータ764と基本セルの出力端子702との接続をする
配線パターンを有する配線セルと組み合わせると、Lo
wの入力からLowの出力をする場合の遅延時間をより
長くすることができる。
と、図12(b)に示す基本セルの出力とでは、ドライ
ブ能力が異なるが、本発明においては、上述したよう
に、トランジスタセルの入出力には、第1基本セル又は
第2基本セルを介しているため、配線方法を変更して遅
延調整しても、即ち第3基本セルのドライブ能力を変更
しても、遅延調整後にこの遅延調整セルの周囲の遅延に
影響することはない。
0は、立ち上がりのみ又は立ち下がりのみ遅延をつけ、
その逆は遅延値を必要としない場合等に好適に使用する
ことができる。
ら構成されるトランジスタセルと、このトランジスタセ
ルを各遅延値になるよう接続した配線パターンから成る
配線セル群と、で構成される遅延調整用セルライブラリ
において、更にトランジスタセルを構成する基本セルの
レイアウト方法により、基本セル内で複数の遅延値を実
現することができるため、更に豊富な遅延値を生成する
ことができる。また、このような豊富な遅延値情報はト
ランジスタセルと配線セル群との組み合わせからなるた
め、少ないデータ量でよい。従って、トランジスタセル
と配線セルとを組み合わせない場合と比較して約半分程
度のデータ量を低減することができ、高速動作に対応す
ることができる。
は、遅延調整用ライブラリは、所定位置に形成された入
出力端子及び基本セルからなるトランジスタセルと、配
線セル群と、からなり、これらを組み合わせて遅延値を
生成するため、少ないデータ量で豊富な遅延値を生成す
ることができると共に、この遅延調整セルライブラリを
使用すれば、自動配置配線後に生じたタイミングのズレ
を配線セルを置換するだけで調整することができる。ま
た、遅延調整後に、再配置配線を必要とせず、遅延調整
用セルと接続される遅延調整用セルの周囲のセル及び配
線の遅延に影響を与えることなく短時間で正確に遅延調
整することができる
アウトパターンを示す図である。
回路を示す回路図である。
トランジスタセルのレイアウトパターンを示す図であ
る。
レイアウトパターンの1例を示す図である。
路図である。
ンの一例を示す模式的上面図である。
線セルとを組み合わせた場合の基本セルを示すレイアウ
ト図である。
セルに複数の配線セルを組み合わせた場合の等価回路を
示す回路図である。
である。
フローチャートである。
トを示す図である。
回路図である。
回路を示す回路図である。
1、810;入力端子 20、120、220、402、520、602、70
2、820;出力端子 30、130;遅延調整領域 40、140、240;第1基本セル 50、150、250;第2基本セル 60、160a、160b、260;第3基本セル 200;トランジスタセル 401、402、611、612、621、622、7
61、762、763、764;インバータ 501、502;配線
Claims (7)
- 【請求項1】 素子のみから構成される基本セルと、複
数の基本セルを有するトランジスタセルと、前記基本セ
ル内の前記素子同士及び前記基本セル同士を接続する複
数種の配線パターンを有する配線セル群と、を有するこ
とを特徴とする遅延調整用セルライブラリ。 - 【請求項2】 前記トランジスタセルは、入力端子及び
出力端子と、前記入力端子に接続され所定位置に形成さ
れた第1の基本セルと、前記出力端子に接続され所定位
置に形成された第2の基本セルと、前記第1の基本セル
と第2の基本セルとの間に形成された複数の第3の基本
セルと、を有し、前記配線セル群は前記入力端子と前記
第1の基本セルとを接続する第1の配線と、前記第2の
基本セルと前記出力端子とを接続する第2の配線と、前
記第1の基本セル、前記第3の基本セル及び前記第2の
基本セルを接続する第3の配線と、前記第3の基本セル
内の前記素子間を接続する第4の配線とを有し、前記第
3の配線及び第4の配線の配線パターンを複数種有する
ことを特徴とする請求項1に記載の遅延調整用セルライ
ブラリ。 - 【請求項3】 前記第3の基本セルは2段2列のインバ
ータを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の
遅延調整用セルライブラリ。 - 【請求項4】 前記第3の基本セルは、1段1列目の第
1のインバータの第1導電型拡散層上に形成されるゲー
ト電極、前記1段2列目の第2のインバータの第2導電
型拡散層上に形成されるゲート電極、2段1列目の第3
のインバータの第1導電型拡散層上に形成されるゲート
電極、及び前記2段2列目の第4のインバータの第2導
電型拡散層上に形成されるゲート電極のゲート長が夫々
前記1段1列の前記第1のインバータの第2導電型拡散
層上に形成されるゲート電極、前記1段2列の前記第2
のインバータの第1導電型拡散層上に形成されるゲート
電極、前記2段1列の前記第3のインバータの第2導電
型拡散層上に形成されるゲート電極、及び前記2段2列
の前記第4のインバータの第1導電型拡散層上に形成さ
れるゲート電極のゲート長より長いことを特徴とする請
求項3に記載の遅延調整用セルライブラリ。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
遅延調整用セルのライブラリを用意しておき、前記トラ
ンジスタセルのセルサイズの外枠、前記トランジスタセ
ルの入出力端子、初期遅延値、及び前記配線セルを重ね
て配置することを許可する配線セル配置許可領域の情報
を有する自動レイアウト用遅延セルを使用して論理回路
の自動レイアウトにより前記自動レイアウト用遅延セル
を配置し、配線する工程と、前記自動レイアウト後の前
記論理回路の遅延検証をする工程と、前記遅延検証結果
から求まる前記自動レイアウト用遅延セルの遅延値を生
成する配線セルを前記遅延調整用ライブラリの前記配線
セル群から選択する工程と、前記自動レイアウト用遅延
セルの座標を抽出する工程と、前記自動レイアウト用遅
延セルの前記配線セル配置許可領域に前記配線セルを配
置する工程と、を有することを特徴とする遅延調整方
法。 - 【請求項6】 前記配線セル配置許可領域は、配線セル
の配置が許可されると共に、配線セルで使用する配線層
1層のみにおいて、配線セル以外の配線を禁止すること
を特徴とする請求項5に記載の遅延調整方法。 - 【請求項7】 前記遅延調整用セルライブラリの前記遅
延調整用セルの遅延値の最小単位をtとすると、前記遅
延値はt乃至ntであり、前記自動レイアウト用配線セ
ルの前記遅延値がtであることを特徴とする請求項5又
は6に記載の遅延調整方法。
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JP2000036612A JP3465885B2 (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | 遅延調整用ライブラリ及びそれを使用した遅延調整方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001230324A true JP2001230324A (ja) | 2001-08-24 |
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ID=18560639
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010129843A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路におけるセルデータ生成方法、及び、半導体集積回路の設計方法 |
-
2000
- 2000-02-15 JP JP2000036612A patent/JP3465885B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010129843A (ja) * | 2008-11-28 | 2010-06-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路におけるセルデータ生成方法、及び、半導体集積回路の設計方法 |
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