JP2001230123A - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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JP2001230123A
JP2001230123A JP2000039518A JP2000039518A JP2001230123A JP 2001230123 A JP2001230123 A JP 2001230123A JP 2000039518 A JP2000039518 A JP 2000039518A JP 2000039518 A JP2000039518 A JP 2000039518A JP 2001230123 A JP2001230123 A JP 2001230123A
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JP
Japan
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ferrite core
terminal block
inductance element
core
mounting
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Application number
JP2000039518A
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English (en)
Inventor
Isogo Konno
五十五 今野
Takeshi Okada
武 岡田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時変化や温度変化に対して実装基板の振動
レベルの変化を抑制し、実装基板の振動に起因した信頼
性低下を防止するとともに、実装基板からの異常音(う
なり音)の発生を防止したインダクタンス素子を提供す
ることを目的としている。 【解決手段】 柱状のフェライトコア1と、このフェラ
イトコア1の外周表面に巻回した巻線2と、フェライト
コアを上方に載置した端子台3と、この端子台3に植設
するとともに、巻線2と電気的接続をした端子4とを備
え、端子台3に非接触させるとともに、フェライトコア
1の軸方向が実装面に対して垂直になるように、フェラ
イトコア1を端子台3の上方に中空状に載置させる載置
手段を設け、フェライトコア1と端子台3との対向間に
空隙部5を設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種民生機器等に
用いるインダクタンス素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のインダクタンス素子につい
て図面を参照しながら説明する。
【0003】図4は従来のインダクタンス素子の実装基
板への実装時における断面図、図5は同インダクタンス
素子の動作時における実装基板の温度変化に対する振動
レベルを示す温度変化−振動レベル特性図、図6は同イ
ンダクタンス素子の動作時における実装基板の経時変化
に対する振動レベルを示す経時変化−振動レベル特性図
である。
【0004】図4において、従来のインダクタンス素子
は、柱状のフェライトコア21と、このフェライトコア
21の下面に取り付けた永久磁石22と、フェライトコ
ア21の外周表面に巻回した巻線23と、フェライトコ
ア21を上方に載置した端子台24と、この端子台24
に植設するとともに、巻線23と電気的接続をした端子
25とを備えており、端子25を実装基板に挿入して実
装している。
【0005】また、フェライトコア21の軸方向が実装
面に対して垂直になるように、フェライトコア21を端
子台24の上方に載置させる載置手段を設けており、こ
の載置手段は、フェライトコア21および端子台24を
位置決め支持するゴム等の弾性体26を設けて、この弾
性体26をフェライトコア21の下面に取り付けた永久
磁石22と端子台24との間に配置し、載置させる手段
としている。フェライトコア21、永久磁石22、弾性
体26、端子台24は、各々接着剤等で互いに接着して
いる。
【0006】このとき、一般的な使用状態におけるイン
ダクタンス素子の動作時には、交流電流がインダクタン
ス素子の巻線へ通電されるが、この際、インダクタンス
素子には自歪振動が生じ、この自歪振動によって実装基
板が振動する。
【0007】この自歪振動に伴う実装基板の振動につい
ては、インダクタンス素子の動作時における実装基板の
温度変化に対する振動レベルを示す温度変化−振動レベ
ル特性図が図5に示すようになり、インダクタンス素子
の動作時における実装基板の経時変化に対する振動レベ
ルを示す経時変化−振動レベル特性図が図6に示すよう
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、インダクタン
ス素子の動作時、自歪振動によって実装基板が振動する
が、この自歪振動は、巻線23の巻回方向であるフェラ
イトコア21の軸方向に対して、フェライトコア21を
形成するフェライトコア粒子が、巻線23への通電状態
(交流電流に伴う巻線への電流方向が反転する状態)に
合わせて、伸縮することにより発生する。
【0009】上記従来の構成では、図5、図6に示すよ
うに、経時変化や温度変化に対して実装基板の振動レベ
ルが大きく変化し、実装基板の振動に起因して、インダ
クタンス素子の実装不良が生じ信頼性が低下したり、実
装基板から異常音(うなり音)が生じたりするという問
題点を有していた。
【0010】本発明は上記問題点を解決し、経時変化や
温度変化に対して実装基板の振動レベルの変化を抑制
し、実装基板の振動に起因した信頼性低下を防止すると
ともに、実装基板からの異常音(うなり音)の発生を防
止したインダクタンス素子を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、永久磁石を介して軸方向に連接配置した複
数の柱状のフェライトコアと、前記各フェライトコアの
外周表面に巻回した巻線と、前記フェライトコアを上方
に載置した端子台と、前記端子台に植設するとともに、
前記巻線と電気的接続をした端子とを備え、前記端子台
に非接触させるとともに、前記フェライトコアの軸方向
が実装面に対して垂直になるように、前記フェライトコ
アを前記端子台の上方に中空状に載置させる載置手段を
設け、前記フェライトコアと前記端子台との対向間に空
隙部を設けた構成である。
【0012】上記構成により、自歪振動が生じても、フ
ェライトコアを端子台の上方に中空状に載置して、フェ
ライトコアと端子台との対向間に空隙部を設けているの
で、フェライトコアの自歪が直接的に端子台に伝わら
ず、実装基板の振動レベルを抑制することができる。
【0013】また、フェライトコアと端子台との対向間
には、温度変化や経時変化によって特性が大きく変化す
る物質を介在させていないので、温度変化や経時変化に
対しても、実装基板の振動レベルを抑制することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
永久磁石を介して軸方向に連接配置した複数の柱状のフ
ェライトコアと、前記各フェライトコアの外周表面に巻
回した巻線と、前記フェライトコアを上方に載置した端
子台と、前記端子台に植設するとともに、前記巻線と電
気的接続をした端子とを備え、前記端子台に非接触させ
るとともに、前記フェライトコアの軸方向が実装面に対
して垂直になるように、前記フェライトコアを前記端子
台の上方に中空状に載置させる載置手段を設け、前記フ
ェライトコアと前記端子台との対向間に空隙部を設けた
構成である。
【0015】上記構成により、自歪振動が生じても、フ
ェライトコアを端子台の上方に中空状に載置して、フェ
ライトコアと端子台との対向間に空隙部を設けているの
で、フェライトコアの自歪が直接的に端子台に伝わら
ず、実装基板の振動レベルを抑制することができる。
【0016】また、フェライトコアと端子台との対向間
には、温度変化や経時変化によって特性が大きく変化す
る物質を介在させていないので、温度変化や経時変化に
対しても、実装基板の振動レベルを抑制することができ
る。
【0017】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の発明において、載置手段は、フェライトコアおよ
び端子台を位置決め支持する支持体を設け、前記支持体
を前記永久磁石の外周表面部に接続するとともに、前記
端子台に接続して、載置させる手段とした構成である。
【0018】上記構成により、端子台に非接触させると
ともに、フェライトコアの軸方向が実装面に対して垂直
になるように、フェライトコアを端子台の上方に中空状
に載置させることができる。
【0019】本発明の請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明において、支持体の形状を逆L字形状とし、
前記支持体の一端を永久磁石の外周表面部に、前記フェ
ライトコアの軸方向に対して垂直に接続するとともに、
前記支持体の他端を端子台に、前記フェライトコアの軸
方向に対して平行に接続した構成である。
【0020】上記構成により、フェライトコアの自歪振
動は、ほとんど端子台に伝わらず、実装基板の振動レベ
ルをより抑制することができる。
【0021】(実施の形態)以下、本発明の一実施の形
態におけるインダクタンス素子について、図面を参照し
ながら説明する。
【0022】図1は本発明の一実施の形態におけるイン
ダクタンス素子の断面図、図2は同インダクタンス素子
の動作時における実装基板の温度変化に対する振動レベ
ルを示す温度変化−振動レベル特性図、図3は同インダ
クタンス素子の動作時における実装基板の経時変化に対
する振動レベルを示す経時変化−振動レベル特性図であ
る。
【0023】図1において、本発明の第1の実施の形態
におけるインダクタンス素子は、柱状のフェライトコア
1と、このフェライトコア1の外周表面に巻回した巻線
2と、フェライトコア1を上方に載置した端子台3と、
この端子台3に植設するとともに、巻線2と電気的接続
をした端子4とを備えている。
【0024】また、端子台3に非接触させるとともに、
フェライトコア1の軸方向が実装面に対して垂直になる
ように、フェライトコア1を端子台3の上方に中空状に
載置させる載置手段を設け、フェライトコア1と端子台
3との対向間に空隙部5を設けている。
【0025】さらに、永久磁石9を介して2つのフェラ
イトコア1を軸方向に連接配置し、載置手段は、フェラ
イトコア1および端子台3を位置決め支持する支持体8
を設け、この支持体8を永久磁石9の外周表面部に接続
するとともに、端子台3に接続して、載置させる手段と
している。
【0026】そして、支持体8の形状を逆L字形状と
し、この支持体8の一端を永久磁石9の外周表面部に、
フェライトコア1の軸方向に対して垂直に接続するとと
もに、支持体8の他端を端子台3に、フェライトコア1
の軸方向に対して平行に接続している。
【0027】このとき、自歪振動に伴う実装基板の振動
については、インダクタンス素子の動作時における実装
基板の温度変化に対する振動レベルを示す温度変化−振
動レベル特性図が図2に示すようになり、インダクタン
ス素子の動作時における実装基板の経時変化に対する振
動レベルを示す経時変化−振動レベル特性図が図3に示
すようになる。
【0028】この自歪振動に伴う実装基板の振動の測定
は、例えば、測定用の平板にインダクタンス素子を実装
し、加速度センサを用いて測定すればよい。
【0029】上記インダクタンス素子について、その動
作を説明する。
【0030】上記構成により、自歪振動が生じても、フ
ェライトコア1を端子台3の上方に中空状に載置して、
フェライトコア1と端子台3との対向間に空隙部5を設
けているので、フェライトコア1の自歪が直接的に端子
台3に伝わらず、実装基板の振動レベルを抑制すること
ができるとともに、フェライトコア1を両端に鍔6を有
したドラム状コアとしても、端子台3に非接触させると
ともに、フェライトコア1の軸方向が実装面に対して垂
直になるように、フェライトコア1を端子台3の上方に
中空状に載置させることができる。
【0031】また、フェライトコア1と端子台3との対
向間には、温度変化や経時変化によって特性が大きく変
化する物質を介在させていないので、温度変化や経時変
化に対しても、実装基板の振動レベルを抑制することが
できる。
【0032】さらに、永久磁石9を介して2つのフェラ
イトコア1を軸方向に連接配置しても、端子台3に非接
触させるとともに、フェライトコア1の軸方向が実装面
に対して垂直になるように、フェライトコア1を端子台
3の上方に中空状に載置させることができる。
【0033】そして、支持体8の形状を逆L字形状と
し、この支持体8の一端を永久磁石9の外周表面部に、
フェライトコア1の軸方向に対して垂直に接続するとと
もに、支持体8の他端を端子台3に、フェライトコア1
の軸方向に対して平行に接続しているので、フェライト
コア1の自歪振動は、ほとんど端子台3に伝わらず、実
装基板の振動レベルをより一層抑制することができる。
【0034】このように、本発明の一実施の形態によれ
ば、フェライトコアの自歪が直接的に端子台に伝わら
ず、実装基板の振動レベルを抑制することができるとと
もに、温度変化や経時変化に対しても、実装基板の振動
レベルを抑制することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自歪振動
が生じても、フェライトコアを端子台の上方に中空状に
載置して、フェライトコアと端子台との対向間に空隙部
を設けているので、フェライトコアの自歪が直接的に端
子台に伝わらず、実装基板の振動レベルを抑制すること
ができる。
【0036】また、フェライトコアと端子台との対向間
には、温度変化や経時変化によって特性が大きく変化す
る物質を介在させていないので、温度変化や経時変化に
対しても、実装基板の振動レベルを抑制することができ
る。
【0037】この結果、経時変化や温度変化に対して実
装基板の振動レベルの変化を抑制し、実装基板の振動に
起因した信頼性低下を防止するとともに、実装基板から
の異常音(うなり音)の発生を防止したインダクタンス
素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるインダクタンス
素子の断面図
【図2】同インダクタンス素子の動作時における実装基
板の温度変化に対する振動レベルを示す温度変化−振動
レベル特性図
【図3】同インダクタンス素子の動作時における実装基
板の経時変化に対する振動レベルを示す経時変化−振動
レベル特性図
【図4】従来のインダクタンス素子の断面図
【図5】同インダクタンス素子の動作時における実装基
板の経時変化に対する振動レベルを示す温度変化−振動
レベル特性図
【図6】同インダクタンス素子の動作時における実装基
板の経時変化に対する振動レベルを示す経時変化−振動
レベル特性図
【符号の説明】
1 フェライトコア 2 巻線 3 端子台 4 端子 5 空隙部 6 鍔 8 支持体 9 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E043 FA07 5E058 AA14 AA15 AA24 AA25 AA27 5E070 AA01 AB01 AB10 BA03 BB05 DB02 DB06 DB10 EA08 EB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石を介して軸方向に連接配置した
    複数の柱状のフェライトコアと、前記各フェライトコア
    の外周表面に巻回した巻線と、前記フェライトコアを上
    方に載置した端子台と、前記端子台に植設するととも
    に、前記巻線と電気的接続をした端子とを備え、前記端
    子台に非接触させるとともに、前記フェライトコアの軸
    方向が実装面に対して垂直になるように、前記フェライ
    トコアを前記端子台の上方に中空状に載置させる載置手
    段を設け、前記フェライトコアと前記端子台との対向間
    に空隙部を設けたインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 載置手段は、フェライトコアおよび端子
    台を位置決め支持する支持体を設け、前記支持体を前記
    永久磁石の外周表面部に接続するとともに、前記端子台
    に接続して、載置させる手段とした請求項1記載のイン
    ダクタンス素子。
  3. 【請求項3】 支持体の形状を逆L字形状とし、前記支
    持体の一端を永久磁石の外周表面部に、前記フェライト
    コアの軸方向に対して垂直に接続するとともに、前記支
    持体の他端を端子台に、前記フェライトコアの軸方向に
    対して平行に接続した請求項2記載のインダクタンス素
    子。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309