JP2001228262A - 気象予測支援装置 - Google Patents

気象予測支援装置

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JP2001228262A
JP2001228262A JP2000040121A JP2000040121A JP2001228262A JP 2001228262 A JP2001228262 A JP 2001228262A JP 2000040121 A JP2000040121 A JP 2000040121A JP 2000040121 A JP2000040121 A JP 2000040121A JP 2001228262 A JP2001228262 A JP 2001228262A
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JP2000040121A
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Atsuo Ozaki
敦夫 尾崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の気象予測支援装置は、各種の情報を予
測して表示するだけであり、利用者の経験による予測結
果のばらつきを効果的に削減することができないなどの
課題があった。 【解決手段】 予測した雲の移動経路情報に基づいて過
去の雲の情報を検索し、その検索した雲を現在の気象情
報の画像に重ねて表示するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は気象レーダを始め
とする気象観測装置により観測された現在の気象情報に
基づいて将来の気象情報を予測する気象予測支援装置に
係り、特に、従来にない高度に融合した気象情報を迅速
に提示することができる気象予測支援装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】気象レーダを始めとする気象観測装置に
より観測された現在の気象情報に基づいて将来の気象情
報を正確に予測するためには利用者の経験や勘によると
ころが大きく、利用者毎に予測結果が異なるのが一般的
である。そして、このような利用者毎の予測結果のばら
つきなどを少なくしようと利用者の経験による部分を補
うための気象予測支援装置が従来にも多数提案されてい
る。
【0003】図10は特開平3−175394号公報に
開示された従来の気象予測支援装置の構成を示す構成図
である。図において、51はアンテナ、52は受信部、
53は外部記憶装置、54は画像表示部、55は操作
部、56は雲指定位置プロット部、57はデータ格納
部、58は雲行予測設定計算部、59は予測雲位置プロ
ット部である。
【0004】次に動作について説明する。アンテナ51
を介して受信部52で受信された気象情報は外部記憶装
置53に記憶され、この記憶内容に基づいて画像表示部
54に現在の気象情報などが表示される。利用者は操作
部55を操作して雲の重心などの特異点を指定し、これ
は雲指定位置プロット部56を介してデータ格納部57
に格納される。雲行予測設定計算部58は雲指定位置プ
ロット部56やデータ格納部57の出力に応じて将来の
雲の特異点の移動位置を予測し、予測雲位置プロット部
59はこれを外部記憶装置53に記憶させ、画像表示部
54は現在の気象情報にこの予測位置を重ねて表示す
る。
【0005】図11は特開平10−227871号公報
に開示された従来の他の気象予測支援装置の構成を示す
構成図である。図において、60は画像入力部、61は
画像蓄積部、62は画像処理部、63は移流・拡散方程
式演算部、64は予測部、65は出力部である。
【0006】次に動作について説明する。画像入力部6
0から入力された雨域のレーダ画像は画像蓄積部61に
蓄積される。画像処理部62、移流・拡散方程式演算部
63および予測部64は、連続する2つ以上のレーダ画
像に基づいて将来の降水域を予測し、出力部65はこの
予測降水域を出力する。
【0007】そして、利用者はこれらの雲の予測移動経
路や予測降水域などに関する情報を利用して、将来の気
象を予測することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の気象予測支援装
置は以上のように構成されているので、気象予測におい
てある程度の効果はあるものの、予測された各種の情報
が単なるデータとして提供されるだけなのでこのデータ
をどのように判断するのかという点においてやはり利用
者の経験の差による予測結果のばらつきが生じ、これら
利用者の経験や勘による予測結果のばらつきを効果的に
削減することができるようにはならないなどの課題があ
った。
【0009】また、演算処理により上述した降水域など
の各種の情報を得るような装置では多大な演算時間が必
要であり、しかも、そのように多大な時間をかけた割に
はその結果が必ずしも予測信頼性が高くなるものでもな
いなどの課題もある。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、予測された各種の情報のみを
用いるのではなく、それに基づいて更に過去の気象情報
から所望のものを抽出し、これを現在の気象情報と重ね
合わせて表示することで、従来にない高度に融合した気
象情報を迅速に提示することができ、しかも、利用者の
経験による予測結果のばらつきを効果的に削減すること
ができる気象予測支援装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る気象予測
支援装置は、現在の気象情報における雲の移動経路情報
を生成する移動経路生成手段と、それぞれに雲の移動経
路情報が対応付けられた多数の過去の気象情報を記憶す
る記憶手段と、移動経路生成手段で生成した雲の移動経
路情報と記憶手段に記憶されている多数の過去の雲の移
動経路情報とを比較し、それら移動経路情報同士の一致
の程度に基づいて過去の気象情報を検索し、所定の条件
を満たす過去の気象情報から現在の雲の位置よりも経時
的に後となる雲の移動経路における気象情報を抽出し、
更にこれを将来の気象予測情報として出力する検索抽出
手段と、当該将来の気象予測情報を上記現在の気象情報
に基づく天気図上に重ねて表示する表示手段とを備える
ものである。
【0012】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成手段が過去の雲の移動経路情報に基づいて将来
の雲の移動経路を予測し、検索抽出手段がこの将来の雲
の移動経路情報を用いて比較を行うものである。
【0013】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成手段が雲の移動経路情報として現在の雲の位置
における特異点情報と将来の雲の予測位置における特異
点情報とを含む情報を生成し、検索抽出手段が少なくと
もこの2つの特異点と過去の雲の移動経路とを比較し
て、各特異点と移動経路との距離の総和が小さいものを
検索抽出するものである。
【0014】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成手段が雲の移動経路情報として少なくとも現
在、過去、未来に対応する3つ以上の特異点に関する情
報を生成し、検索抽出手段がこの雲の移動経路情報を用
いて比較を行うものである。
【0015】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成手段が各特異点情報として平面的な二次元空間
上の座標あるいは立体的な三次元空間上の座標を生成
し、記憶手段が過去の雲の移動経路情報として平面的な
二次元空間上の座標あるいは立体的な三次元空間上の座
標を記憶し、検索抽出手段がこれら座標同士を上記二次
元空間上あるいは三次元空間上にて比較するものであ
る。
【0016】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成に係る雲のエコー強度および/またはエコー形
状を測定するエコー測定手段を設け、記憶手段が雲のエ
コー強度および/またはエコー形状を移動経路情報とと
もにそれぞれの過去の気象情報に対応付けて記憶し、検
索抽出手段が移動経路情報同士の一致の程度並びにエコ
ー強度および/またはエコー形状同士の一致の程度に基
づいて過去の気象情報を検索抽出するものである。
【0017】この発明に係る気象予測支援装置は、移動
経路生成手段が異なるアルゴリズムに基づく並列処理に
て将来の雲の移動経路を予測するものである。
【0018】この発明に係る気象予測支援装置は、検索
抽出手段が複数の過去の気象情報を検索抽出し、表示手
段がこの複数の過去の気象情報を同時に表示するもので
ある。
【0019】この発明に係る気象予測支援装置は、表示
手段が一致の程度が高いものから順番に複数個ずつ同時
に表示するものである。
【0020】この発明に係る気象予測支援装置は、検索
抽出手段が並列処理にて過去の気象情報の検索抽出を行
うものである。
【0021】この発明に係る気象予測支援装置は、検索
抽出手段が、移動経路生成手段で生成した雲の移動経路
の高度帯、現在の季節や時期、気象を予測する高度帯や
地域あるいは移動経路生成手段で生成した雲の移動経路
における地形に基づいて、記憶手段に記憶されている多
数の過去の気象情報を絞り込んだ上で比較を行うもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態
1による気象予測支援装置の構成要素およびデータフロ
ーを示す説明図である。図において、1は現在の気象情
報における雲の移動経路情報が三次元座標系データとし
て記憶されている生データ記憶手段、2はこの生データ
を二次元座標系データに加工するデータ処理部、3はこ
の二次元座標系データを記憶する二次元データ記憶手
段、4はこの二次元座標系データにおける雲の現在の特
異点の座標および将来の特異点の座標を演算する移動予
測処理部、5は過去の雲に関する情報を雲の移動経路情
報(座標)と対応付けて多数記憶し、その二次元座標系
データおよび三次元座標系データを出力する過去事例記
憶部、6は現在の雲の各特異点の座標と各過去の雲の移
動経路との距離の総和が最も小さくなる過去の気象情報
を抽出し、更にこの過去の気象情報から現在の雲の位置
よりも経時的に後となる雲の移動経路における気象情報
を抽出して気象予測情報として出力する検索抽出部、7
は二次元データ記憶手段3に記憶されている現在の気象
情報の二次元座標系データに、当該抽出された雲の移動
経路における気象情報を重ねて表示する表示部である。
【0023】なお、過去事例記憶部5において、8はそ
れぞれ各過去の雲の情報の三次元座標系データを記憶す
る事例用三次元データ記憶手段、9は各三次元座標系デ
ータを二次元座標系データに加工する事例用データ処理
部、10はこの二次元座標系データを記憶する事例用二
次元データ記憶手段である。
【0024】また、11は二次元データ記憶手段3に記
憶されている二次元座標系データのイメージ、12は当
該二次元座標系データのイメージ内における雲のイメー
ジ、13は移動予測処理部4における二次元座標系デー
タのイメージ、14は当該二次元座標系データのイメー
ジにおける現在の特異点の座標から将来の特異点の座標
に向かう予測移動方向ベクトル、15は表示部7の表示
イメージ、16は検索抽出された雲のイメージである。
【0025】次に動作について説明する。データ処理部
2は生データ記憶手段1に記憶されている現在の雲の生
データを二次元座標系データに加工し、これを二次元デ
ータ記憶手段3に記憶させる。移動予測処理部4は、こ
の二次元座標系データにおける雲の現在の特異点の座標
および将来の特異点の座標を演算し、検索抽出部6は、
現在の雲の各特異点の座標と各過去の気象情報に雲の移
動経路との距離の総和が最も小さくなる過去の気象情報
を抽出し、更にこの過去の気象情報から現在の雲の位置
よりも経時的に後となる雲の移動経路における気象情報
を抽出して気象予測情報として出力し、表示部7は二次
元データ記憶手段3に記憶されている現在の気象情報の
二次元座標系データに、当該抽出された雲の移動経路に
おける気象情報を重ねて表示する。
【0026】なお、上記特異点としては例えば雲の重心
点などを用いれば良く、また、この演算にあっても例え
ば過去の雲の移動経路が直線ならば将来もまっすぐに進
むなどのように過去の雲の移動経路情報に基づいて将来
の雲の移動経路を予測すればよい。
【0027】次に二次元データにおいて抽出検索する処
理について詳しく説明する。現時点の雲の特異点の座標
を(x(0),y(0))、予測した将来の雲の特異点
の座標を(x(1),y(1))とすると、検索抽出部
6は、まず過去事例記憶部5から座標(x(0),y
(0))を通過した雲を検索し、更に座標(x(0),
y(0))の通過時刻より後の時刻において座標(x
(1),y(1))を通過したものに絞り込む。そし
て、この処理によって雲が特定できた場合には当該雲の
座標(x(1),y(1))における二次元分布イメー
ジを表示部7に出力する。表示部7は当該将来の雲の分
布イメージ、現在の雲の分布と座標(x(0),y
(0))から座標(x(1),y(1))に向かうベク
トルとを重ねて表示する。
【0028】なお、上記絞込みにおいて各座標を通過す
る雲が得られない場合には、例えば下記式1や下記式2
の演算を行い、この値が最も小さいものを選択抽出す
る。但し、(x’(0),y’(0))および(x’
(1),y’(1))はそれぞれ過去事例記憶部5に記
憶されている雲の特異点の座標である。
【0029】
【数1】
【数2】
【0030】以上のように、過去の雲の特異点の座標と
現在の雲の特異点の座標同士を比較し、最も座標の差が
小さい雲の当該現在の位置よりも経時的に後となる雲の
移動経路における分布イメージを抽出し、更にこの分布
イメージと現在の雲の分布イメージとを重ね合わせて表
示するようにしたので、単に将来の雲の特異点の移動経
路などを表示する場合に比べて格段に多くの情報を1つ
の画面に関連付けて表示することができる。
【0031】特に、この将来の雲の位置および分布イメ
ージを生成するにあたって、過去の雲に関する情報を蓄
積し、これを特異点同士の比較に基づいて検索抽出する
ようにしたので、従来のように雲の形状を物理的な計算
式に基づいて演算する場合に比べて格段に早く且つ現実
的な雲の分布イメージを得ることができる。
【0032】従って、従来よりも格段に早く現実的な将
来の雲の分布イメージを現在の雲の情報などと関連付け
て得ることができるので、これに基づいて従来よりも容
易に将来の気象を正確に予測することが可能となる効果
がある。
【0033】なお、この実施の形態1では、二次元座標
データ上で特異点情報を生成し、二次元座標データ上で
検索抽出し、更に、二次元座標データを用いて表示する
ようにしているが、これらの処理において全てあるいは
いずれかを三次元座標データを用いるようにしてもよ
い。例えば、航空管制などの高度方向の気象情報を必要
とする場合などにおいては、三次元座標データを用いて
表示するようにすればよい。
【0034】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、17は雲の現在
の特異点や将来の特異点の座標とともに過去の1乃至複
数の特異点の座標を演算する移動予測処理部、18はこ
の3つ以上の各特異点の座標と各過去の雲の移動経路と
の距離の総和が最も小さくなる過去の気象情報を抽出
し、更にこの過去の気象情報から現在の雲の位置よりも
経時的に後となる雲の移動経路における気象情報を抽出
して気象予測情報として出力する検索抽出部、19はそ
れぞれ当該過去の特異点である。これ以外の構成は実施
の形態1と同様であり説明を省略する。
【0035】次に動作について説明する。移動予測処理
部17は雲の現在の特異点や将来の特異点の座標ととも
に過去の1乃至複数の特異点の座標を演算し、検索抽出
部18はこの3つ以上の各特異点の座標と各過去の雲の
移動経路との距離の総和が最も小さくなる過去の気象情
報を抽出し、更にこの過去の気象情報から現在の雲の位
置よりも経時的に後となる雲の移動経路における気象情
報を抽出して気象予測情報として出力する。これ以外の
動作は実施の形態1と同様であり説明を省略する。
【0036】そして、このように雲の現在の特異点や将
来の特異点などとともに過去の特異点についても検索条
件に加味することにより、移動経路が現在の雲とより一
致する過去の雲を検索抽出し、それを関連付けて表示す
ることができるので、より確からしい実際の雲の分布イ
メージを得ることができる効果がある。
【0037】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、20はそれぞれ
各過去の雲の情報の三次元座標系データとともに落雷情
報を記憶する事例用三次元データ記憶手段、21は表示
された落雷発生位置である。
【0038】そして、表示部7は、検索抽出部18にて
抽出された雲の移動経路における気象情報や、二次元デ
ータ記憶手段3に記憶されている現在の気象情報の二次
元座標系データとともに上記落雷情報に基づいて落雷発
生位置を表示する。これ以外の構成および動作は実施の
形態2と同様であり説明を省略する。
【0039】このように落雷情報などの雲に関する付加
情報をも事例用三次元データ記憶手段20に同時に記憶
させておくことにより、従来よりも情報量の多い気象予
測を容易に行うことができる効果がある。
【0040】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、22は各特異点
の座標と各過去の雲の移動経路との距離の総和が所定の
値以下の過去の気象情報を抽出し、更にそれぞれの過去
の気象情報から現在の雲の位置よりも経時的に後となる
雲の移動経路における気象情報を抽出してそれぞれの気
象予測情報として出力する検索抽出部、23は二次元デ
ータ記憶手段3に記憶されている現在の気象情報の二次
元座標系データに当該抽出されたそれぞれの雲の移動経
路における気象情報を重ねた複数の表示イメージを生成
し、これを上記総和が小さいものから順番に表示する表
示部、24は各表示イメージである。
【0041】なお、上記移動経路との距離の総和の値は
例えば下記式3に基づいて得ることができる。但し、
(x(−1),y(−1))および(x’(−1),
y’(−1))はそれぞれ過去の特異点の座標である。
【0042】
【数3】
【0043】そして、このような構成であれば、検索抽
出部22は複数の過去の気象情報について現在の雲の位
置よりも経時的に後となる雲の移動経路における気象情
報を抽出してそれぞれの気象予測情報として出力し、表
示部23は類似度の高いものから順番に関連付けて表示
することができる。これ以外の構成および動作は実施の
形態3と同様であり説明を省略する。
【0044】従って、複数の過去の事例について比較検
討をすることができるので、単に1つの事例に基づいて
将来の天気を予測する場合よりも予測の確からしさを向
上させることができる効果がある。
【0045】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、25は移動経路
生成に係る雲のエコー強度およびエコー形状を測定する
エコー測定部、26はそれぞれ雲のエコー強度およびエ
コー形状を移動経路情報とともに記憶する事例用三次元
データ記憶手段、27は実施の形態4の移動経路の比較
とともにこのエコー強度および/またはエコー形状の比
較を行い、これらが共に所定の条件以上に類似する複数
の過去の気象情報を抽出し、更にそれぞれの過去の気象
情報から現在の雲の位置よりも経時的に後となる雲の移
動経路における気象情報を抽出してそれぞれの気象予測
情報として出力する検索抽出部、28は二次元データ記
憶手段3に記憶されている現在の気象情報の二次元座標
系データに当該抽出されたそれぞれの雲の移動経路にお
ける気象情報を重ねた複数の表示イメージを生成し、こ
れを上記総和が小さいものから順番に複数個ずつ表示す
る表示部である。
【0046】図6はこの発明の実施の形態5による表示
の表示画面の一例を示す説明図である。図において、2
9は表示画面、30は一方の表示イメージ、31は他方
の表示イメージ、32は現在の雲(台風の雲)のイメー
ジ、33は一方の表示イメージにおける将来の雲(台風
の雲)のイメージ、34は他方の表示イメージにおける
将来の雲(台風の雲)のイメージである。
【0047】そして、このような構成であれば、エコー
測定部25が、移動経路生成に係る雲のエコー強度およ
びエコー形状を測定し、検索抽出部27がこのエコー情
報を加味して類似する複数の過去の気象情報を抽出して
それぞれの気象予測情報を出力し、表示部28はこれを
上記総和が小さいものから順番に複数個ずつ表示する。
これにより1つずつ表示する場合に比べて複数の気象予
測情報同士の比較が容易になる。これ以外の構成および
動作は実施の形態4と同様であり説明を省略する。
【0048】従って、雲のエコー強度および/またはエ
コー形状同士の一致の程度を加味して過去の気象情報を
検索抽出するので、例えば台風の勢力などをも加味して
類似度を判定することができるので、単に移動経路の類
似度のみに基づいて検索抽出する場合に比べてより確か
らしいデータへの絞込みを効率良く行うことができる効
果がある。
【0049】なお、二次元座標データにおいて雲のエコ
ー形状のみを加味して1つの過去の気象情報を抽出する
場合には、例えば、過去の事例の二次元座標データから
座標(x(0),y(0))を通過した雲を検索抽出
し、その抽出された雲に対して「T(0)=M(0)+
S(0):但し、M(0)は面積の類似度の値、S
(0)は形状の類似度の値」を計算し、このT(0)が
小さいものの中から後に座標(x(1),y(1))を
通過した雲を更に検索抽出して「T(1)=M(1)+
S(1)」を計算し、このT(1)が最も小さいものを
抽出すれば良い。また、面積の類似度M(x)は下記式
4、形状の類似度S(x)は下記式5で求めることがで
きる。
【0050】M(x)=|{(対象とする雲の面積)−
(過去事例より検出された雲の面積)}/(対象とする
雲の面積)| ・・・式4 S(x)=(対象とする雲と過去事例の雲とを特異点を
中心に重ね合わせた時の重なっている部分の面積)/
(対象とする雲と過去事例の雲とのうちのいずれか大き
いほうの面積) ・・・式5
【0051】また、二次元座標データにおいて雲のエコ
ー強度のみを加味して1つの過去の気象情報を抽出する
場合には、例えば、過去の事例の二次元座標データから
座標(x(0),y(0))を通過した雲を検索抽出
し、その抽出された雲に対して「E(0)=|{(対象
とする雲のエコー強度値)−(過去事例の雲のエコー強
度値)}/(対象とする雲のエコー強度値)|」を計算
し、このE(0)が小さいものの中から後に座標(x
(1),y(1))を通過した雲を更に検索抽出してE
(1)を計算し、このE(1)が最も小さいものを抽出
すれば良い。
【0052】更に、二次元座標データにおいて雲のエコ
ー強度およびエコー形状を共に加味して1つの過去の気
象情報を抽出する場合には、例えば、過去の事例の二次
元座標データから座標(x(0),y(0))を通過し
た雲を検索抽出し、その抽出された雲に対して「U
(0)=T(0)+E(0)」を計算し、このU(0)
が小さいものの中から後に座標(x(1),y(1))
を通過した雲を更に検索抽出してU(1)を計算し、こ
のU(1)が最も小さいものを抽出すれば良い。
【0053】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、35はそれぞれ
現在の雲の特異点情報やエコー情報に基づいて過去の事
例に対して検索抽出処理を行い、その結果としての過去
の気象情報を抽出する検索エンジン、36はこれら複数
の検索エンジン35,・・・,35に対して上記現在の
雲の特異点情報やエコー情報とともに各検索エンジン3
5で検索すべき雲の分類情報を出力し、更に各検索エン
ジン35が抽出した過去の気象情報同士を比較して最終
的な気象予測情報を出力する検索管理手段である。
【0054】なお、上記雲の分類情報としては例えば、
過去事例の雲の発生した時間帯、過去事例の雲の移動経
路の高度帯、過去事例の雲の季節や時期、地域あるいは
過去事例の雲の移動経路における地形などの情報を利用
することができる。これ以外の構成および動作は実施の
形態5と同様であり説明を省略する。
【0055】そして、このように複数の検索エンジン3
5,・・・,35を設けると共にそれぞれに雲の分類情
報を提供して並列処理とすることにより、単一の検索エ
ンジンを用いて検索した場合に比べて格段に高速に検索
を行うことができる効果がある。
【0056】実施の形態7.図8はこの発明の実施の形
態7による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、37,38,3
9はそれぞれ互いに異なる移動予測処理により雲の将来
の特異点の座標を演算する移動予測処理部、40,4
1,42は各移動予測処理部37,38,39から出力
された互いに異なる複数の特異点情報に基づいて互いに
異なる判断基準に基づいて過去の気象情報を抽出し、更
にこの過去の気象情報から現在の雲の位置よりも経時的
に後となる雲の移動経路における気象情報を抽出して気
象予測情報として出力する検索抽出部、43はこの複数
の検索抽出部40,41,42から出力された気象予測
情報を使用者の設定などに応じて切り替えて表示部28
へ出力する表示管理部である。
【0057】また、44,45,46はそれぞれ各移動
予測処理部37,38,39における二次元座標系デー
タのイメージ、47,48,49はそれぞれ各二次元座
標系データのイメージにおける現在の特異点の座標から
将来の特異点の座標に向かう予測移動方向ベクトルであ
る。
【0058】そして、このような構成であれば、各移動
予測処理部37,38,39がそれぞれに互いに異なる
移動予測処理により雲の将来の特異点の座標を演算し、
更に各検索抽出部40,41,42が互いに異なる判断
基準に基づいて過去の気象情報を抽出する。従って、表
示管理部43は、各検索抽出部40,41,42から出
力された複数の異なる気象予測情報を切り替えて出力
し、表示部28はこれを表示する。これ以外の構成およ
び動作は実施の形態6と同様であり説明を省略する。
【0059】そして、このような構成であれば、利用者
はそれぞれの目的にあった検索による気象予測情報を表
示部28に表示させて利用することができる。
【0060】実施の形態8.図9はこの発明の実施の形
態8による気象予測支援装置の構成要素およびデータフ
ローを示す説明図である。図において、50は現在の気
象情報の特徴に基づいて検索対象の過去の雲を予め絞り
込んだ上で、実施の形態5における過去の気象情報の抽
出処理を実施する検索抽出部である。
【0061】そして、この現在の気象情報の特徴として
利用できる情報としては、例えば、現在の雲の移動経路
の高度帯、現在の季節や時期、気象を予測する高度帯や
地域あるいは移動予測処理部で生成した雲の移動経路に
おける地形などに関する情報がある。これ以外の構成お
よび動作は実施の形態5と同様であり説明を省略する。
【0062】なお、これら現在の気象情報の特徴に基づ
いて絞り込むアルゴリズムは、基本的には移動経路など
による検索抽出と同様のアルゴリズムで良いが、例えば
現在の季節や時期、気象を予測する高度帯や地域などに
ついて検索抽出する場合には、厳密に一致しない場合が
ほとんどであるのでこの条件などを比較的緩く設定する
ようにしたほうが良い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、現在
の気象情報における雲の移動経路情報を生成する移動経
路生成手段と、それぞれに雲の移動経路情報が対応付け
られた多数の過去の気象情報を記憶する記憶手段と、移
動経路生成手段で生成した雲の移動経路情報と記憶手段
に記憶されている多数の過去の雲の移動経路情報とを比
較し、それら移動経路情報同士の一致の程度に基づいて
過去の気象情報を検索し、所定の条件を満たす過去の気
象情報から現在の雲の位置よりも経時的に後となる雲の
移動経路における気象情報を抽出し、更にこれを将来の
気象予測情報として出力する検索抽出手段と、当該将来
の気象予測情報を上記現在の気象情報に基づく天気図上
に重ねて表示する表示手段とを備えるので、予測された
雲の移動経路情報に基づいて更に過去の雲の移動経路情
報から一致の程度の高いものを抽出し、これらを現在の
気象情報に基づく天気図上に重ねて表示するので、従来
にない高度に融合した(関連付けられた)気象情報を提
示することができる効果がある。
【0064】しかも、予測された雲の移動経路情報に基
づいて将来の雲の分布イメージを演算するのではなく、
過去の雲の移動経路情報から一致の程度の高いものを抽
出してこれを利用しているので、従来のように雲の形状
を物理的な計算式に基づいて演算する場合に比べて格段
に早く且つ現実的な雲の分布イメージを得ることができ
る効果もある。
【0065】その結果、従来よりも格段に早く現実的な
将来の雲の分布イメージを現在の雲の情報などと関連付
けて得ることができるので、これに基づいて従来よりも
容易に将来の気象を正確に予測することが可能となる効
果がある。
【0066】この発明によれば、移動経路生成手段が過
去の雲の移動経路情報に基づいて将来の雲の移動経路を
予測し、検索抽出手段がこの将来の雲の移動経路情報を
用いて比較を行うので、予測した移動経路自体は現在の
雲の移動経路情報に基づくものとすることができ、予測
の確からしさを向上させることができる効果がある。そ
して、このような処理は例えば、移動経路生成手段が雲
の移動経路情報として現在の雲の位置における特異点情
報と将来の雲の予測位置における特異点情報とを含む情
報を生成し、検索抽出手段が少なくともこの2つの特異
点と過去の雲の移動経路とを比較して、各特異点と移動
経路との距離の総和が小さいものを検索抽出するように
すればよい。
【0067】また、移動経路生成手段が雲の移動経路情
報として少なくとも現在、過去、未来に対応する3つ以
上の特異点に関する情報を生成し、検索抽出手段がこの
雲の移動経路情報を用いて比較を行うようにすれば、予
測の確からしさを更に向上させることができる効果があ
る。
【0068】なお、このような発明において、移動経路
生成手段が各特異点情報として平面的な二次元空間上の
座標あるいは立体的な三次元空間上の座標を生成して
も、記憶手段が過去の雲の移動経路情報として平面的な
二次元空間上の座標あるいは立体的な三次元空間上の座
標を記憶しても、検索抽出手段がこれら座標同士を上記
二次元空間上あるいは三次元空間上にて比較してもよ
い。
【0069】この発明によれば、移動経路生成に係る雲
のエコー強度および/またはエコー形状を測定するエコ
ー測定手段を設け、記憶手段が雲のエコー強度および/
またはエコー形状を移動経路情報とともにそれぞれの過
去の気象情報に対応付けて記憶し、検索抽出手段が移動
経路情報同士の一致の程度並びにエコー強度および/ま
たはエコー形状同士の一致の程度に基づいて過去の気象
情報を検索抽出するので、雲のエコー強度および/また
はエコー形状同士の一致の程度を加味して過去の気象情
報を検索抽出するので、例えば台風の勢力などをも加味
して類似度を判定することができ、単に移動経路の類似
度のみに基づいて検索抽出する場合に比べてより確から
しいデータへの絞込みを効率良く行うことができる効果
がある。
【0070】この発明によれば、移動経路生成手段が異
なるアルゴリズムに基づく並列処理にて将来の雲の移動
経路を予測するので、異なるアルゴリズムに基づく複数
の雲の予測移動経路を得ることができ、利用者はこれを
適宜選択して利用することができる効果がある。
【0071】この発明によれば、検索抽出手段が複数の
過去の気象情報を検索抽出し、表示手段がこの複数の過
去の気象情報を同時に表示するので、利用者は同一表示
画面において過去の気象情報同士を比較することがで
き、容易に比較判断することができる効果がある。
【0072】この発明によれば、表示手段が一致の程度
が高いものから順番に複数個ずつ同時に表示するので、
利用者は一致度の高い過去の気象情報から順番に効率良
く参照することができる効果がある。
【0073】この発明によれば、検索抽出手段が並列処
理にて過去の気象情報の検索抽出を行うので、検索処理
時間を短縮させることができ、検索結果の確からしさを
低下させることなくその分更に高速に現実的な雲の分布
イメージを得ることができる効果がある。
【0074】この発明によれば、検索抽出手段が、移動
経路生成手段で生成した雲の移動経路の高度帯、現在の
季節や時期、気象を予測する高度帯や地域あるいは移動
経路生成手段で生成した雲の移動経路における地形に基
づいて、記憶手段に記憶されている多数の過去の気象情
報を絞り込んだ上で比較を行うので、検索処理時間を短
縮させることができ、検索結果の確からしさを低下させ
ることなくその分更に高速に現実的な雲の分布イメージ
を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態2による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態3による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態4による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態5による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態5による表示の表示画
面の一例を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態7による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態8による気象予測支援
装置の構成要素およびデータフローを示す説明図であ
る。
【図10】 従来の気象予測支援装置の構成を示す構成
図である。
【図11】 従来の他の気象予測支援装置の構成を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 生データ記憶手段、2 データ処理部、3 二次元
データ記憶手段、4移動予測処理部(移動経路生成手
段)、5 過去事例記憶部(記憶手段)、6検索抽出部
(検索抽出手段)、7 表示部(表示手段)、8 事例
用三次元データ記憶手段、9 事例用データ処理部、1
0 事例用二次元データ記憶手段、11 二次元座標系
データのイメージ、12 雲のイメージ、13 二次元
座標系データのイメージ、14 予測移動方向ベクト
ル、15 表示イメージ、16雲のイメージ、17 移
動予測処理部(移動経路生成手段)、18 検索抽出部
(検索抽出手段)、19 過去の特異点、20 事例用
三次元データ記憶手段、21 落雷発生位置、22 検
索抽出部(検索抽出手段)、23 表示部(表示手
段)、24 表示イメージ、25 エコー測定部(エコ
ー測定手段)、26事例用三次元データ記憶手段、27
検索抽出部(検索抽出手段)、28 表示部(表示手
段)、29 表示画面、30 一方の表示イメージ、3
1 他方の表示イメージ、32 現在の雲(台風の雲)
のイメージ、33 将来の雲(台風の雲)のイメージ、
34 将来の雲(台風の雲)のイメージ、35 検索エ
ンジン、36 検索管理手段、37,38,39 移動
予測処理部(移動経路生成手段)、40,41,42
検索抽出部(検索抽出手段)、43 表示管理部(表示
手段)、44,45,46 二次元座標系データのイメ
ージ、47,48,49予測移動方向ベクトル、50
検索抽出部(検索抽出手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の気象情報における雲の移動経路情
    報を生成する移動経路生成手段と、 それぞれに雲の移動経路情報が対応付けられた多数の過
    去の気象情報を記憶する記憶手段と、 移動経路生成手段で生成した雲の移動経路情報と記憶手
    段に記憶されている多数の過去の雲の移動経路情報とを
    比較し、それら移動経路情報同士の一致の程度に基づい
    て過去の気象情報を検索し、所定の条件を満たす過去の
    気象情報から現在の雲の位置よりも経時的に後となる雲
    の移動経路における気象情報を抽出し、更にこれを将来
    の気象予測情報として出力する検索抽出手段と、 当該将来の気象予測情報を上記現在の気象情報に基づく
    天気図上に重ねて表示する表示手段とを備える気象予測
    支援装置。
  2. 【請求項2】 移動経路生成手段は過去の雲の移動経路
    情報に基づいて将来の雲の移動経路を予測し、検索抽出
    手段はこの将来の雲の移動経路情報を用いて比較を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の気象予測支援装置。
  3. 【請求項3】 移動経路生成手段は雲の移動経路情報と
    して現在の雲の位置における特異点情報と将来の雲の予
    測位置における特異点情報とを含む情報を生成し、検索
    抽出手段は少なくともこの2つの特異点と過去の雲の移
    動経路とを比較して、各特異点と移動経路との距離の総
    和が小さいものを検索抽出することを特徴とする請求項
    2記載の気象予測支援装置。
  4. 【請求項4】 移動経路生成手段は雲の移動経路情報と
    して少なくとも現在、過去、未来に対応する3つ以上の
    特異点に関する情報を生成し、検索抽出手段はこの雲の
    移動経路情報を用いて比較を行うことを特徴とする請求
    項3記載の気象予測支援装置。
  5. 【請求項5】 移動経路生成手段は各特異点情報として
    平面的な二次元空間上の座標あるいは立体的な三次元空
    間上の座標を生成し、記憶手段は過去の雲の移動経路情
    報として平面的な二次元空間上の座標あるいは立体的な
    三次元空間上の座標を記憶し、検索抽出手段はこれら座
    標同士を上記二次元空間上あるいは三次元空間上にて比
    較することを特徴とする請求項3または請求項4記載の
    気象予測支援装置。
  6. 【請求項6】 移動経路生成に係る雲のエコー強度およ
    び/またはエコー形状を測定するエコー測定手段を設
    け、記憶手段は雲のエコー強度および/またはエコー形
    状を移動経路情報とともにそれぞれの過去の気象情報に
    対応付けて記憶し、検索抽出手段は移動経路情報同士の
    一致の程度並びにエコー強度および/またはエコー形状
    同士の一致の程度に基づいて過去の気象情報を検索抽出
    することを特徴とする請求項1記載の気象予測支援装
    置。
  7. 【請求項7】 移動経路生成手段は異なるアルゴリズム
    に基づく並列処理にて将来の雲の移動経路を予測するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか
    1項記載の気象予測支援装置。
  8. 【請求項8】 検索抽出手段は複数の過去の気象情報を
    検索抽出し、表示手段はこの複数の過去の気象情報を同
    時に表示することを特徴とする請求項1から請求項6の
    うちのいずれか1項記載の気象予測支援装置。
  9. 【請求項9】 表示手段は一致の程度が高いものから順
    番に複数個ずつ同時に表示することを特徴とする請求項
    8記載の気象予測支援装置。
  10. 【請求項10】 検索抽出手段は並列処理にて過去の気
    象情報の検索抽出を行うことを特徴とする請求項1から
    請求項6のうちのいずれか1項記載の気象予測支援装
    置。
  11. 【請求項11】 検索抽出手段は、移動経路生成手段で
    生成した雲の移動経路の高度帯、現在の季節や時期、気
    象を予測する高度帯や地域あるいは移動経路生成手段で
    生成した雲の移動経路における地形に基づいて、記憶手
    段に記憶されている多数の過去の気象情報を絞り込んだ
    上で比較を行うことを特徴とする請求項1から請求項6
    のうちのいずれか1項記載の気象予測支援装置。
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